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虹彩竜と歩むもの/第29話:銀河 作:光芒





「“銀河眼の光子竜”……あれが、世界で遊希さんだけが持つモンスター……」

 黒くくすんだ身体のそのドラゴンは周囲の光を取り込んでは自らの身体を青く美しく光らせる。そしてソリッドビジョンながらまるで本当に生きているかのように動くその鋭い瞳の奥には、広大な宇宙で力強く渦巻く銀河が輝いていた。
 これが世界でただ一人―――天都 遊希だけが持つモンスター・銀河眼の光子竜。まさかここで本物を拝めるとは思っていなかった遊大は思わず息を飲んだ。


※銀河眼の光子竜(ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン)
効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
(1):このカードは自分フィールドの攻撃力2000以上のモンスター2体をリリースして手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが相手モンスターと戦闘を行うバトルステップに、その相手モンスター1体を対象として発動できる。その相手モンスターとフィールドのこのカードを除外する。この効果で除外したモンスターはバトルフェイズ終了時にフィールドに戻り、この効果でXモンスターを除外した場合、このカードの攻撃力は、そのXモンスターを除外した時のX素材の数×500アップする。


 この銀河眼の光子竜はかつて遊希が幼少の時に遊希の元に突然現れたカードである。そのため去年遊希がI2社にカードの情報を提供するまでは文字通り世界に1枚しか存在しないカードであった。
 今となっては銀河眼の光子竜をはじめとした【ギャラクシー】のカードたちは一部がカードとなって流通し、銀河戦士や銀河の魔導師などのカードはその効果から愛用者は多い。それでもそのギャラクシーたちの頂点に位置するこの銀河眼の光子竜をはじめとした【ギャラクシーアイズ】のカードは世界で遊希だけが持つカードとなっているのだ。

「まさか光子竜を墓地に送っていたとはね……何度見てもその輝きには目を奪われるわ」
「それはどうも。でもまだバトルフェイズは終わっていない。銀河眼の光子竜で水竜星-ビシキを攻撃。“破滅のフォトン・ストリーム”!」

銀河眼の光子竜 ATK3000 VS 水竜星-ビシキ DEF2000

 迸る光の奔流が亀のように殻にこもったビシキを甲羅ごと粉砕する。それでも綾香にダメージを与えるにまでは至らなかった。それどころかこの攻撃によって一気に二体の竜星の効果が発動する。

「破壊されて墓地に送られたビシキの効果、そして墓地のリフンの効果を発動!」


チェーン2(綾香):光竜星-リフン
チェーン1(綾香):水竜星-ビシキ


「チェーン2のリフンの効果で自身を特殊召喚! そしてチェーン1のビシキの効果でデッキから“炎竜星-シュンゲイ”を攻撃表示で特殊召喚するわ!」


※炎竜星-シュンゲイ
効果モンスター
星4/炎属性/幻竜族/攻1900/守0
「炎竜星-シュンゲイ」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。デッキから「炎竜星-シュンゲイ」以外の「竜星」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに発動できる。自分フィールドの「竜星」モンスターのみをS素材としてS召喚する。
(3):このカードをS素材としたSモンスターは、攻撃力・守備力が500アップする。


「シュンゲイにリフン……隙が無いわね。バトルフェイズを終了。メインフェイズ2に移るわ。私はレベル8の銀河眼の光子竜と巨神竜フェルグラントでオーバーレイ! 2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築! エクシーズ召喚!“神たる竜の力を宿す騎士よ、聖なる加護の下に全てを断ち切れ!”現れなさい!“神竜騎士フェルグラント”!」


※神竜騎士フェルグラント
エクシーズ・効果モンスター
ランク8/光属性/戦士族/攻2800/守1800
ランク8モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
このターン、選択したモンスターの効果は無効になり、このカード以外のカードの効果を受けない。この効果は相手ターンでも発動できる。


「メインフェイズ2を終えてエンドフェイズに移行するわ。このエンドフェイズに竜の霊廟の効果で墓地に送った太古の白石の効果を発動!」


※太古の白石
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/ドラゴン族/攻600/守500
「太古の白石」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。デッキから「ブルーアイズ」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「ブルーアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。


「デッキからブルーアイズモンスター1体を特殊召喚するわ。特殊召喚するのはブルーアイズとしても扱う“白き霊龍”よ」

 ブルーアイズこと【青眼の白龍】のデッキは世界において海馬コーポレーションとのスポンサー契約が認められたデュエリストだけがデッキを持つことを許されており、日本ではアカデミアセントラル校の校長である星乃 竜司だけが【青眼】のデッキの使用を許されている。
 しかし、それはあくまでも【青眼】のデッキに限られた話であり、カードにおいては“青眼の白龍”およびその進化形である“青眼の究極竜”や“青眼の光龍”、“青眼の精霊龍”、“ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン”といった特別なカードに限った話である。姿形こそ青眼の白龍に酷似しているが別物と言っていい白き霊龍はレアカードでこそあるものの、他の青眼たちとは異なり、一般流通しているカードなのだ。


※白き霊龍
効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
このカードはルール上「ブルーアイズ」カードとしても扱う。
(1):このカードは手札・墓地に存在する限り、通常モンスターとして扱う。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを除外する。
(3):相手フィールドにモンスターが存在する場合、このカードをリリースして発動できる。手札から「青眼の白龍」1体を特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。


「特殊召喚に成功した白き霊龍の効果。あんたのフィールドの魔法・罠カード1枚……竜星の具象化を対象として発動。竜星の具象化を除外する。これで本当にターンエンドよ」
「……隙が無いのはあんたも一緒じゃない」


綾香 LP:8000 手札:2枚
デッキ:35 モンスター:2(炎竜星-シュンゲイ、光竜星-リフン)魔法・罠:1(補給部隊)墓地:3 除外:1 Pゾーン:青/赤 エクストラ:15(0)
遊希 LP:8000 手札:1枚
デッキ:30 モンスター:2(神竜騎士フェルグラント ORU:2、白き霊龍)魔法・罠:0 墓地:7 除外:1 Pゾーン:青/赤 エクストラ:14(0)


☆TURN03


「私のターン、ドロー!」

 綾香のこのデッキにおけるキーカード。その1つが竜星の具象化である。このカードがフィールドに存在する限り、モンスターが破壊される度に竜星モンスター1体をデッキから特殊召喚できるのだ。
 竜星の共通効果でデッキから別の竜星を特殊召喚できるため、その効果と合わせれば本来なら1→1の等価交換が1→2とアドバンテージになるのだから、そのシナジーは一目瞭然と言っていい。竜星の効果と竜星の具象化の効果でアドバンテージを稼ぎ、大型のシンクロモンスターに繋げる。これが綾香の常套戦術なのだ。
 しかし、それが初見の相手ならともかく、今回のデュエルの相手は他ならぬ遊希である。綾香にとってアカデミアで最初にできた親友でありライバル。寝食を共にする仲である以上、綾香が何を狙っているかなどは手に取るようにわかるのだ。
 そのため遊希はどのデッキにおいても綾香の得意とする戦術を潰してくるカードを入れるようにしている。今彼女が使っている【ギャラクシー】と【巨神竜】の混合デッキによるその解答の一つが白き霊龍なのだ。

「竜星の具象化は除去されたけど、まだ手がない訳じゃないわ。私は手札から水竜星-ビシキを召喚!」
「シュンゲイ、ビシキ、リフン。これでレベルの合計は7……」
「じゃあもう何をシンクロ召喚するかはわかったわね! 私はレベル4の炎竜星-シュンゲイとレベル2の水竜星-ビシキに、レベル1のチューナーモンスター、光竜星-リフンをチューニング!“天空に輝く星々の光、今その力を集わせ邪なる闇の竜を呼び覚ませ!”シンクロ召喚! 降臨せよ“邪竜星-ガイザー”!!」


※邪竜星-ガイザー
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/幻竜族/攻2600/守2100
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「邪竜星-ガイザー」の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは相手の効果の対象にならない。
(2):自分フィールドの「竜星」モンスター1体と相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
(3):自分フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。デッキから幻竜族モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。


「自身の効果で特殊召喚されたリフンはゲームから除外される。そして炎竜星-シュンゲイと水竜星-ビシキをシンクロ素材にしたこのカードは罠カードの効果を受けず、攻守が500ポイントアップするわ!」

邪竜星-ガイザー ATK2600/DEF2100→ATK3100/DEF2600

「ガイザーは自身の効果で相手の効果の対象にならない。さらにこのカードが破壊されて墓地に送られた時、デッキから幻竜族1体を守備表示で特殊召喚できるわ」
「攻撃力でフェルグラントを上回りつつ、さらにフェルグラントの無効効果も受け付けない……厄介ね」
「バトルよ! 邪竜星-ガイザーで神竜騎士フェルグラントを攻撃!“竜星滅殺波”!」

邪竜星-ガイザー ATK3100 VS 神竜騎士フェルグラント ATK2800

遊希 LP8000→7700

「まさかこんなにあっさり倒されてしまうとは……」
「まあそういうものでしょデュエルって。バトルフェイズを終了してメインフェイズ2に移行するわ。ガイザー自身と白き霊龍を対象にガイザーの効果を発動! 対象のカードを破壊する!」
「罠耐性持ちで攻撃力3100のガイザーを自壊? 勿体ないことするのね」
「下手にレベル8の白き霊龍を残してランク8のエクシーズ召喚に繋げられたら困るしね。でも効果で破壊されたガイザーと補給部隊の効果が発動」


チェーン2(綾香):補給部隊
チェーン1(綾香):邪竜星-ガイザー


「補給部隊の効果で1枚ドロー、そしてガイザーの効果でデッキから2体目のシュンゲイを守備表示で特殊召喚。そして手札から魔法カード“竜星の輝跡”を発動するわ!」


※竜星の輝跡
通常魔法
「竜星の輝跡」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の墓地の「竜星」モンスター3体を対象として発動できる。そのモンスター3体をデッキに戻してシャッフルする。その後、自分はデッキから2枚ドローする。


「墓地のガイザー、1体目のシュンゲイ、ビシキの3体をデッキに戻してシャッフル。そして2枚ドローするわ」
「ガイザーの効果で私のモンスターを除去しつつ、竜星の輝跡の発動条件を満たし、シンクロ召喚で失った手札を補給部隊および竜星の輝跡で補う。ねえ……本当にあなた綾香なの? 朝起きたら竜司さんと中身が入れ替わったりとかしてない?」

 遊希は思わず綾香のプレイングを褒め称える。もちろん綾香のデュエルタクティクスを素晴らしい、と思っているのだが遊希のその言葉は何処か含みのあるものとなっていた。もちろんこれも遊希の意図するところである。

「……なんだろう、凄く馬鹿にされてるような気がするんだけど」
「あら、気のせいよ」
「気のせいか、そうよね。まあいいわ、あんた全力でボコるから。ボコって高海君の前で泣かしてあげるんだからぁ! カードを1枚セットしてターンエンドよ!!」


綾香 LP:8000 手札:3枚
デッキ:32 モンスター:1(炎竜星-シュンゲイ)魔法・罠:2(補給部隊)墓地:4 除外:2 Pゾーン:青/赤 エクストラ:15(0)
遊希 LP:7700 手札:1枚
デッキ:30 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:11 除外:1 Pゾーン:青/赤 エクストラ:14(0)


「遊希サンも綾香サンも楽しそうデスネ!」
「まあ、あの二人のデュエルはこうなるわよね!」
「しかし先が読めないデュエルですね……いったいどうなるのでしょうか……」
(……あれ、喧嘩しているようにしか見えないんだけど。それとも俺がおかしいのかなぁ……)

 これについて遊大は後に知ることになるのだが、天都 遊希という少女はあまり口数が多い方ではない。しかし、心を許した相手には結構軽口を叩くのだという。デュエルの最中とはいえ、このような軽口を気軽に叩いてみせるところに遊希の綾香に対する信頼が見て取れるのであった。


☆TURN04


(さて、挑発も兼ねて敢えて軽口を叩いてみたけど……ボードアドバンテージもハンドアドバンテージも明らかに綾香の方が有利。このままではさすがにまずいわね)
「私のターン、ドロー! 私は手札の銀河戦士の効果を発動!」

 ドローしたカードは3枚目の銀河戦士。遊希にとってはまさに九死に一生を得る、といったドローであった。

「手札の光属性モンスター“アークブレイブドラゴン”を墓地に送ってこのカードを守備表示で特殊召喚するわ」
「3体目の銀河戦士……でもこれで銀河戦士が全てデッキから無くなったことになるから、もうランク5のエクシーズ召喚はできないわよ!」
「そうね。ランク5のエクシーズ召喚はできない。でもこれならどうかしら?
銀河戦士の特殊召喚に成功した時、デッキからギャラクシーモンスター1体を手札に加えるわ。手札に加えるのは“銀河騎士”。そして自分フィールド上にギャラクシーモンスターが存在する場合、銀河騎士はリリースなしで召喚できるわ」


※銀河騎士(ギャラクシー・ナイト)
効果モンスター
星8/光属性/戦士族/攻2800/守2600
自分フィールド上に「フォトン」または「ギャラクシー」と名のついたモンスターが存在する場合、このカードはリリースなしで召喚できる。
この方法で召喚に成功した時、このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで1000ポイントダウンし、自分の墓地の「銀河眼の光子竜」1体を選択して表側守備表示で特殊召喚する。


「銀河騎士が自身の効果で召喚に成功した時、このカードの攻撃力はエンドフェイズまで1000ポイントダウンする」

銀河騎士 ATK2800→1800

「さらに墓地の銀河眼の光子竜1体を表側守備表示で特殊召喚するわ!」
「これでレベル8のモンスターが2体……」
「私はレベル8の銀河眼の光子竜と銀河騎士でオーバーレイ! 2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築! エクシーズ召喚!“闇に輝く銀河よ。託されし想いに応え我が未来を切り拓く新たなる力となれ!!” 降誕せよ!“銀河眼の光波竜(ギャラクシーアイズ・サイファー・ドラゴン)”!!」


※銀河眼の光波竜(ギャラクシーアイズ・サイファー・ドラゴン)
エクシーズ・効果モンスター
ランク8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
レベル8モンスター×2
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。この効果でコントロールを得たモンスターの効果は無効化され、攻撃力は3000になり、カード名を「銀河眼の光波竜」として扱う。この効果の発動後、ターン終了時までこのカード以外の自分のモンスターは直接攻撃できない。 


「オーバーレイユニットを1つ取り除き、銀河眼の光波竜の効果を発動! 相手フィールドの表側表示モンスター1体のコントロールを得る! シュンゲイのコントロールを貰うわ!“サイファー・プロジェクション”!!」

炎竜星-シュンゲイ ATK1900→銀河眼の光波竜 ATK3000

「そんな、シュンゲイが……」
「この効果でコントロールを得たモンスターの効果は無効化され、攻撃力は3000となる。そしてカード名を銀河眼の光波竜として扱うわ。まあこの効果を発動したターン、光波竜の私のモンスターは直接攻撃はできないけど、どっちみち守備表示だから関係ないわね」
「っ……」
「バトルよ! 銀河眼の光波竜でダイレクトアタック!“殲滅のサイファー・ストリーム”!!」

銀河眼の光波竜 ATK3000

綾香 LP8000→5000

「きゃああっ!」
「バトルフェイズを終了。メインフェイズ2に移るけど、手札はないしこのままエンドフェイズ。エンドフェイズに光波竜の効果でコントロールを得たモンスターは元の持ち主のところに戻るわ。これでターンエンドよ」


綾香 LP:5000 手札:3枚
デッキ:32 モンスター:1(炎竜星-シュンゲイ)魔法・罠:2(補給部隊)墓地:4 除外:2 Pゾーン:青/赤 エクストラ:15(0)
遊希 LP:7700 手札:0枚
デッキ:28 モンスター:2(銀河眼の光波竜 ORU:1、銀河戦士)魔法・罠:0 墓地:13 除外:1 Pゾーン:青/赤 エクストラ:13(0)


☆TURN05


「私のターン、ドロー!」
「このスタンバイフェイズ時に前のターンに墓地に送られたアークブレイブドラゴンの効果を発動するわ」


※アークブレイブドラゴン
効果モンスター
星7/光属性/ドラゴン族/攻2400/守2000
(1):このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。相手フィールドの表側表示の魔法・罠カードを全て除外し、このカードの攻撃力・守備力は、この効果で除外したカードの数×200アップする。
(2):このカードが墓地へ送られた次のターンのスタンバイフェイズに、「アークブレイブドラゴン」以外の自分の墓地のレベル7・8のドラゴン族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。


「アークブレイブドラゴンが墓地へ送られた次のターンのスタンバイフェイズにアークブレイブドラゴン以外の墓地のレベル7か8のドラゴン族モンスター1体を特殊召喚することができるわ。私は巨神竜フェルグラントを特殊召喚!」
「フェルグラント……あっ!」
「気づいたようね。竜星は破壊されなければ仲間を呼ぶことはできない。巨神竜フェルグラントが墓地から特殊召喚に成功したことで、フェルグラントの効果が発動! 綾香のフィールドのシュンゲイをゲームから除外し、このカードの攻守をシュンゲイのレベル×100アップさせる!」

巨神竜フェルグラント ATK2800/DEF2800→ATK3200/DEF3200

「っ……!!」

 綾香は思わず苦虫を噛み潰したような顔をした。綾香の残りライフは5000であり、攻撃力3000を上回る光波竜とフェルグラントの攻撃をもろに受けてしまえばすぐに消し飛んでしまう数値である。
 竜星を盾にすることで耐え忍ぶこともできなくはないが、フェルグラントに戦闘破壊を許してしまえば墓地から続けざまにドラゴン族モンスターが蘇るため、いずれは力負けするのが明白であった。前のターンまでは拮抗していた勝負もわずか1ターンでここまで大きく動く。それがデュエルの恐ろしいところである。
 しかし、逆を返せばこの1ターンでのプレイング次第で綾香が逆に遊希を追い詰めることもできなくはない。それがあるのがデュエルの恐ろしいところであり、また面白いところでもあるのだ。




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ター坊
白き霊龍、お前安物だったのか!?←無礼
銀河眼の光子竜で大暴れして欲しかったですが、本領発揮はエクシーズ相手にした時ですからね…シンクロの綾香なら仕方ない。ポンポン出てくるヘビー級ドラゴン軍団を綾香は捌き切れるのか?
それと遊大くん、あれは喧嘩は喧嘩でもカップルの痴話喧嘩みたいなもんやと思うよ? (2017-04-10 14:55)
光芒
ター坊さん
白き霊龍は青眼の白龍らに比べるとレアリティは下がりますが、決して安物ではないですね。銀河眼>>>>オッドアイズ>>白き霊龍、といった感じでしょうか。

>銀河眼の光子竜で大暴れして欲しかったですが、本領発揮はエクシーズ相手にした時ですからね…シンクロの綾香なら仕方ない。ポンポン出てくるヘビー級ドラゴン軍団を綾香は捌き切れるのか?
前作みたいに精霊であったら光子竜のまま、というのもあったでしょうね。ただ相手がやはりシンクロ一色の綾香というのもありますので……攻めの遊希と守りの綾香。まあ劇中でも書いてある通り、攻めと守りが目まぐるしく入れ替わるのがデュエルなので。

>それと遊大くん、あれは喧嘩は喧嘩でもカップルの痴話喧嘩みたいなもんやと思うよ?
それがまだわからない遊大くんなのです。まあ年齢=彼女いない歴のピュアな少年なので(殴
(2017-04-11 11:11)

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2 第74話:反攻 69 1 2017-11-22 -

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