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第二話:あの世へGo straight! 作:粉玉采
「死期…俺の死期だって?」
「…ええ、このデュエルはいよいよ終局よ。あなたの死によってね!」
罰ゲームを宣告するかのように男を指差す希。その様子を見てゲラゲラ笑う者がいた。そう、他でもないアデスである。
『あーはっはっはぁ!!お前結構ノリノリじゃねーか!』
「言って見たかったのよ、こういうの。手札のこのカードは、自分フィールド上の攻撃力2000以上のトークンを含む『死竜団』モンスターを二体リリースして、手札から特殊召喚できる!」
「攻撃力2000以上って…そいつら攻撃力2000以上あるのか!?」
「ええ。両方とも2000よ。ネクロカリバーとブラックダガーをリリース!」
命令を受けた戦士達が飛び上がり不気味な黒い空間を作り出す。戦士達の姿が消えていくと同時に、暗黒空間の中には希が付けているものと同じ仮面が浮かび上がっていた。
「闇の死神よ、暗黒の竜となりて、生命の光を冥府へ誘え!『死竜団 ゴーストレイト』!」
現れたのは、竜。だが、顔も鱗も尻尾も真っ黒で、あたりが暗い今はその場にいるのかいないのかわかりにくい。幸い仮面の目の部分が赤く光っているため、なんとか男は視認できるようだが。
死竜団 ゴーストレイト
ATK0
「って、攻撃力0?」
「残念、このモンスターは特殊な能力をもう二つ持ってるの。一つはこのモンスターとの戦闘で発生したダメージを相手に与える能力。そして、もう一つは相手に攻撃を強制させる能力!」
「な、なんだって!?」
死竜団 ゴーストレイト※オリカ
星8/闇属性/ドラゴン族/効果/ATK0/DEF2500
(1)このカードは自分フィールドの攻撃力2000以上の『死竜団』モンスター2体をリリースして手札から特殊召喚できる。
(2)このモンスターとの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける。
(3)このモンスターがフィールド上に存在する限り、相手モンスターは攻撃可能な場合には攻撃しなければならない。
『ククク…見たかよあの顔?この効果に対して打つ手ナシって顔してるぜ?』
「そのようね、ターンエンド!」
「おっ、俺のターン!」
(このカードは『キラー・ホエール2号』!たしかあのモンスターには戦闘破壊耐性は無い!ならこいつを召喚して2号→X号という順番で攻撃すれば勝てる!)
「俺は手札から『キラー・ホエール2号』を特殊召喚!こいつは場に『キラー・ホエール』Xモンスターが存在する時、手札から特殊召喚できる!」
キラー・ホエール2号
ATK1800
「さあ、バトルだ!『キラー・ホエール2号』で『死竜団 ゴーストレイト』に攻撃!」
勝った。ダメージは受けるがあの厄介なモンスターは破壊できる。そのあとX号で攻撃すれば、相手のライフはゼロだ。男は勝利を確信した。その時。
「フフッ…」
希が笑った。まるで本当に男の死期を本当に予期していたかのような。そんな笑みだった。
「罠カード、『死竜団の意地』発動…!このターン、自分フィールドの『死竜団』モンスターは、戦闘で破壊されない!」
「なっ…!?」
死竜団の意地 ※オリカ
通常罠
(1)このカードを発動したターン、自分フィールド上の『死竜団』モンスターは戦闘では破壊されない。
キラー・ホエール2号はゴーストレイトに勢いよく噛み付く。だがゴーストレイトはすぐに元の暗黒空間のような姿になり、キラー・ホエール2号を飲み込んでしまった。
すぐに暗黒空間が元のドラゴンの姿になったが、その足元には生気を失ったキラー・ホエール2号が横たわっていた。
男 LP4000→2200
「そ、そんな…」
「ゴーストレイトの弱点は戦闘破壊耐性が無いこと…そんなこと使い手の私が気づいて無いと思った?」
『ま、他にもあるんだけどな、こいつの弱点。』
「で、でもこのままX号で攻撃してもライフは残る…!」
確かに効果を発動せずゴーストレイトを攻撃すればダメージは受けるがライフが切れる訳では無い。
だがそれも、希は対策していた。
「もう一枚の罠カード、『勇気か蛮勇か』発動!相手フィールド上のモンスター一体の攻撃力を1000ポイントアップさせる!」
勇気か蛮勇か ※オリカ
通常罠
(1)相手フィールド上のモンスター一体を選択して発動できる。そのモンスターの攻撃力を1000ポイントアップさせる。
「これでキラー・ホエールX号を選択!その攻撃力は2500!」
「あっ…あああ……!!」
キラー・ホエールX号
ATK1500→2500
「Go straight」
まっすぐ進め。という意味の英語を呟く希。
「あの世へと…『まっすぐ進め』……!!」
仮面の目が赤く光る。
「いっ、嫌だっ!やめろキラー・ホエールX号!命令だっ!やめろっ!まだ死にたくない!」
『ようこそ…!死者の世界へ…!!』
キラー・ホエールX号は命令を無視し、ゴーストレイトに噛み付く。そしてキラー・ホエール2号と同じように生気を抜かれる。
勝敗は決した。
「うわぁああ〜!!」
男 LP2200→0
ライフがゼロになりその場にうつ伏せで倒れこむ男。本当に死んでしまったのだろうか。しかし、男はすぐに立ち上がると。
「俺…間違ってたぜ!ナンパなんかやってモテるはずない!自分で努力しなければ!」
先ほどと性格が180度変わったかのような発言をし、男は走り去ってしまった。
『これで悪人としてのアイツは死んだな…』
「ええ。でも人は間違いを繰り返す生き物、でしょ?」
『よく、ご存知で。』
「またやらかしたら裁くまでよ。」
『本音は?』
「あれくらいだったら、またやらかしてくれた方が暇潰しになりそう。」
『だろうと思ったぜ。ま、俺も同感だけどな。』
「……」
先ほど絡まれていた女の子は
その場にへたり込んでしまったまま動かない。
(そういえばこの子デュエル中も黙ったままだったわね…)
このまま放っておくのも寝覚めが悪い。そう思った希は女の子に話しかけてみることにした。
「ねえ、だいじょぶ?」
希が話しかけると、
「ばり…」
「ばり?せんべいでも噛んだの?」
「ばりかっこよかー!!(訳:すごいかっこいいー!!)」
「!?」
『!?』
予想外の返答が帰ってきた。
「ちゃがちゃが!今んどげんやったと!?マントのバサーッっち出て!デュエルディスクのキュピーンっち出て!あげなん見たこつなかか!(訳:ねえねえ!今のどうやったの!?マントがバサーッと出て!デュエルディスクがキュピーンと出て!あんなの見たことないよ!)」
「えっ、ちょ」
「いっちあんモンスター達もかっこよかったか!特にあんでっかいドラゴン!うちも使っちのごたぁ!(訳:あとあのモンスター達もかっこよかったよ!特にあのでっかいドラゴン!私も使ってみたい!)」
「あ、あの…」
あまりの出来事に流石の希もタジタジになってしまっている。
『アッハッハッハ!!まさか方言娘とはなぁ!お前がそんなに戸惑ったのはいつぶりダァ!?』
(ちょっ、笑ってないで助けなさいよ!?これどうしろっていうのよ!?)
「あんだのよかならうちにデュエル教えて?ついでにあんマジックも!(訳:あなたがいいなら私にデュエル教えて?ついでにあのマジックも!)」
(あーもう!誰かなんとかしてー!!)
五分後。
「ご、ごめんなさい…私福岡から来たから興奮すると方言が出ちゃうの…」
標準語になると一気にしおらしくなっているように見える。
「はあ…それで?どこか行きたいところあるんじゃないの?」
「ええっ?どうしてわかったんですか?」
「地図片手に持って散歩する人なんてこの辺にいないわ。よっぽどの秘境なら別かもしれないけどね。」
「す、すごいです…!」
『フッ、それほどでもねえ。』
(あんたに言ってない。)
「じゃっ、じゃああの!デュエルアカデミア華札校の場所って知りませんか!?私、この春から通うので!」
華札校。希も通う学校だ。
「華札校なら私も入学するんだ。場所は知ってるから案内してあげる。」
「えっ、本当ですか!?でしたら私たち同級生ですね!」
「そう…なるわね。」
そう希が言った瞬間、女の子が跳ねて喜ぶ。
「じゃあじゃあ!私たち今からお友達ですね!私、城梅 真矢(じょうばい まや)って言います!」
「私は遊原 希。あなたと友達か…楽しそうね。」
「ふわぁ〜!!ありがとうございます〜!あんだ、ぶちよか人なしけんしゅね!(訳:あなた、とってもいい人なんですね!)」
「ちょっ、方言出てる出てる…」
笑い合う二人の少女。その様子を見ながらアデスは思った。
『生きている人間っていうのはこんなにも楽しそうなんだな。』
死神は死者の所へ赴き魂を冥界へと連れて行く。すなわち、基本的に人間の死の瞬間にしか立ち会わないのだ。それゆえ、アデスは15年前、希の命を助けたあの日まで人間の悲しい部分しか見れなかった。
『何度だって思うけどさぁ…俺、死神やめてよかったぜ。』
「…ええ、このデュエルはいよいよ終局よ。あなたの死によってね!」
罰ゲームを宣告するかのように男を指差す希。その様子を見てゲラゲラ笑う者がいた。そう、他でもないアデスである。
『あーはっはっはぁ!!お前結構ノリノリじゃねーか!』
「言って見たかったのよ、こういうの。手札のこのカードは、自分フィールド上の攻撃力2000以上のトークンを含む『死竜団』モンスターを二体リリースして、手札から特殊召喚できる!」
「攻撃力2000以上って…そいつら攻撃力2000以上あるのか!?」
「ええ。両方とも2000よ。ネクロカリバーとブラックダガーをリリース!」
命令を受けた戦士達が飛び上がり不気味な黒い空間を作り出す。戦士達の姿が消えていくと同時に、暗黒空間の中には希が付けているものと同じ仮面が浮かび上がっていた。
「闇の死神よ、暗黒の竜となりて、生命の光を冥府へ誘え!『死竜団 ゴーストレイト』!」
現れたのは、竜。だが、顔も鱗も尻尾も真っ黒で、あたりが暗い今はその場にいるのかいないのかわかりにくい。幸い仮面の目の部分が赤く光っているため、なんとか男は視認できるようだが。
死竜団 ゴーストレイト
ATK0
「って、攻撃力0?」
「残念、このモンスターは特殊な能力をもう二つ持ってるの。一つはこのモンスターとの戦闘で発生したダメージを相手に与える能力。そして、もう一つは相手に攻撃を強制させる能力!」
「な、なんだって!?」
死竜団 ゴーストレイト※オリカ
星8/闇属性/ドラゴン族/効果/ATK0/DEF2500
(1)このカードは自分フィールドの攻撃力2000以上の『死竜団』モンスター2体をリリースして手札から特殊召喚できる。
(2)このモンスターとの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける。
(3)このモンスターがフィールド上に存在する限り、相手モンスターは攻撃可能な場合には攻撃しなければならない。
『ククク…見たかよあの顔?この効果に対して打つ手ナシって顔してるぜ?』
「そのようね、ターンエンド!」
「おっ、俺のターン!」
(このカードは『キラー・ホエール2号』!たしかあのモンスターには戦闘破壊耐性は無い!ならこいつを召喚して2号→X号という順番で攻撃すれば勝てる!)
「俺は手札から『キラー・ホエール2号』を特殊召喚!こいつは場に『キラー・ホエール』Xモンスターが存在する時、手札から特殊召喚できる!」
キラー・ホエール2号
ATK1800
「さあ、バトルだ!『キラー・ホエール2号』で『死竜団 ゴーストレイト』に攻撃!」
勝った。ダメージは受けるがあの厄介なモンスターは破壊できる。そのあとX号で攻撃すれば、相手のライフはゼロだ。男は勝利を確信した。その時。
「フフッ…」
希が笑った。まるで本当に男の死期を本当に予期していたかのような。そんな笑みだった。
「罠カード、『死竜団の意地』発動…!このターン、自分フィールドの『死竜団』モンスターは、戦闘で破壊されない!」
「なっ…!?」
死竜団の意地 ※オリカ
通常罠
(1)このカードを発動したターン、自分フィールド上の『死竜団』モンスターは戦闘では破壊されない。
キラー・ホエール2号はゴーストレイトに勢いよく噛み付く。だがゴーストレイトはすぐに元の暗黒空間のような姿になり、キラー・ホエール2号を飲み込んでしまった。
すぐに暗黒空間が元のドラゴンの姿になったが、その足元には生気を失ったキラー・ホエール2号が横たわっていた。
男 LP4000→2200
「そ、そんな…」
「ゴーストレイトの弱点は戦闘破壊耐性が無いこと…そんなこと使い手の私が気づいて無いと思った?」
『ま、他にもあるんだけどな、こいつの弱点。』
「で、でもこのままX号で攻撃してもライフは残る…!」
確かに効果を発動せずゴーストレイトを攻撃すればダメージは受けるがライフが切れる訳では無い。
だがそれも、希は対策していた。
「もう一枚の罠カード、『勇気か蛮勇か』発動!相手フィールド上のモンスター一体の攻撃力を1000ポイントアップさせる!」
勇気か蛮勇か ※オリカ
通常罠
(1)相手フィールド上のモンスター一体を選択して発動できる。そのモンスターの攻撃力を1000ポイントアップさせる。
「これでキラー・ホエールX号を選択!その攻撃力は2500!」
「あっ…あああ……!!」
キラー・ホエールX号
ATK1500→2500
「Go straight」
まっすぐ進め。という意味の英語を呟く希。
「あの世へと…『まっすぐ進め』……!!」
仮面の目が赤く光る。
「いっ、嫌だっ!やめろキラー・ホエールX号!命令だっ!やめろっ!まだ死にたくない!」
『ようこそ…!死者の世界へ…!!』
キラー・ホエールX号は命令を無視し、ゴーストレイトに噛み付く。そしてキラー・ホエール2号と同じように生気を抜かれる。
勝敗は決した。
「うわぁああ〜!!」
男 LP2200→0
ライフがゼロになりその場にうつ伏せで倒れこむ男。本当に死んでしまったのだろうか。しかし、男はすぐに立ち上がると。
「俺…間違ってたぜ!ナンパなんかやってモテるはずない!自分で努力しなければ!」
先ほどと性格が180度変わったかのような発言をし、男は走り去ってしまった。
『これで悪人としてのアイツは死んだな…』
「ええ。でも人は間違いを繰り返す生き物、でしょ?」
『よく、ご存知で。』
「またやらかしたら裁くまでよ。」
『本音は?』
「あれくらいだったら、またやらかしてくれた方が暇潰しになりそう。」
『だろうと思ったぜ。ま、俺も同感だけどな。』
「……」
先ほど絡まれていた女の子は
その場にへたり込んでしまったまま動かない。
(そういえばこの子デュエル中も黙ったままだったわね…)
このまま放っておくのも寝覚めが悪い。そう思った希は女の子に話しかけてみることにした。
「ねえ、だいじょぶ?」
希が話しかけると、
「ばり…」
「ばり?せんべいでも噛んだの?」
「ばりかっこよかー!!(訳:すごいかっこいいー!!)」
「!?」
『!?』
予想外の返答が帰ってきた。
「ちゃがちゃが!今んどげんやったと!?マントのバサーッっち出て!デュエルディスクのキュピーンっち出て!あげなん見たこつなかか!(訳:ねえねえ!今のどうやったの!?マントがバサーッと出て!デュエルディスクがキュピーンと出て!あんなの見たことないよ!)」
「えっ、ちょ」
「いっちあんモンスター達もかっこよかったか!特にあんでっかいドラゴン!うちも使っちのごたぁ!(訳:あとあのモンスター達もかっこよかったよ!特にあのでっかいドラゴン!私も使ってみたい!)」
「あ、あの…」
あまりの出来事に流石の希もタジタジになってしまっている。
『アッハッハッハ!!まさか方言娘とはなぁ!お前がそんなに戸惑ったのはいつぶりダァ!?』
(ちょっ、笑ってないで助けなさいよ!?これどうしろっていうのよ!?)
「あんだのよかならうちにデュエル教えて?ついでにあんマジックも!(訳:あなたがいいなら私にデュエル教えて?ついでにあのマジックも!)」
(あーもう!誰かなんとかしてー!!)
五分後。
「ご、ごめんなさい…私福岡から来たから興奮すると方言が出ちゃうの…」
標準語になると一気にしおらしくなっているように見える。
「はあ…それで?どこか行きたいところあるんじゃないの?」
「ええっ?どうしてわかったんですか?」
「地図片手に持って散歩する人なんてこの辺にいないわ。よっぽどの秘境なら別かもしれないけどね。」
「す、すごいです…!」
『フッ、それほどでもねえ。』
(あんたに言ってない。)
「じゃっ、じゃああの!デュエルアカデミア華札校の場所って知りませんか!?私、この春から通うので!」
華札校。希も通う学校だ。
「華札校なら私も入学するんだ。場所は知ってるから案内してあげる。」
「えっ、本当ですか!?でしたら私たち同級生ですね!」
「そう…なるわね。」
そう希が言った瞬間、女の子が跳ねて喜ぶ。
「じゃあじゃあ!私たち今からお友達ですね!私、城梅 真矢(じょうばい まや)って言います!」
「私は遊原 希。あなたと友達か…楽しそうね。」
「ふわぁ〜!!ありがとうございます〜!あんだ、ぶちよか人なしけんしゅね!(訳:あなた、とってもいい人なんですね!)」
「ちょっ、方言出てる出てる…」
笑い合う二人の少女。その様子を見ながらアデスは思った。
『生きている人間っていうのはこんなにも楽しそうなんだな。』
死神は死者の所へ赴き魂を冥界へと連れて行く。すなわち、基本的に人間の死の瞬間にしか立ち会わないのだ。それゆえ、アデスは15年前、希の命を助けたあの日まで人間の悲しい部分しか見れなかった。
『何度だって思うけどさぁ…俺、死神やめてよかったぜ。』
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イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
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70 | 序章 | 624 | 0 | 2017-03-31 | - | |
103 | 第一話:元死神と女の子 | 1386 | 4 | 2017-04-01 | - | |
76 | 第二話:あの世へGo straight! | 790 | 5 | 2017-04-02 | - | |
66 | 第三話:波乱の入学デュエル | 747 | 4 | 2017-04-03 | - | |
90 | 第四話:バスタイムは決闘の中で | 758 | 2 | 2017-04-05 | - | |
94 | 第五話:歯車の天使 | 751 | 3 | 2017-04-08 | - | |
134 | 設定集 | 674 | 0 | 2017-04-10 | - | |
107 | 第六話:ランチタイムの襲撃者 | 635 | 3 | 2017-04-12 | - | |
132 | 第七話:芸術の剣 | 859 | 3 | 2017-04-14 | - | |
173 | 番外編:私は執事セバスチャン | 722 | 3 | 2017-04-15 | - | |
113 | 懲りずに番外編:みなさんありがとう! | 758 | 3 | 2017-04-16 | - | |
101 | 質問返答のお時間 | 703 | 0 | 2017-04-24 | - | |
102 | 第八話:陰謀 | 708 | 2 | 2017-04-24 | - | |
82 | 第九話:希の大会前夜 | 680 | 2 | 2017-04-26 | - | |
115 | 第十話:遊原塔子 | 757 | 2 | 2017-04-29 | - | |
125 | 第十一話:死神姫と愉快な蛇 | 754 | 3 | 2017-05-15 | - | |
110 | 第十二話:漫画家騒動!? | 912 | 3 | 2017-05-18 | - | |
116 | 第十三話:eye scream | 847 | 1 | 2017-06-01 | - | |
110 | お久しぶりです&謝罪 | 1396 | 2 | 2017-08-02 | - |
更新情報 - NEW -
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- 04/23 16:16 SS 第十話・2
Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。
希ちゃん達は自分達の好きな様にやっているつもりでも、それで結果的に悪人も含めた多くの人が救われているのは、素晴らしい事ですね!
興奮して方言が出ちゃった真矢ちゃんと、方言にあわあわ
粉玉采さんがお書きになられている遊戯王GHOST・Rという作品は、今までになかった斬新さがありまして、とてもハマりました!無理なさらずに更新頑張って下さい!応援しております!
興奮して方言が出ちゃった真矢ちゃんと、方言にあわあわしていた希ちゃんに癒されました!やはり女の子同士の絡みは最高ですね!
(2017-04-02 12:25)
本当に相手を消すのではなく、相手の悪の心だけを消しているのが、とても痺れました!
希ちゃん達は自分達の好きな様にやっているつもりでも、それで結果的に悪人も含めた多くの人が救われているのは、素晴らしい事ですね!
興奮して方言が出ちゃった真矢ちゃんと、方言にあわあわしていた希ちゃんが可愛らしくて癒されました!やはり女の子同士の絡みは最高ですね!
アデスの独白も、アデスの優しさが繊細に表現されていまして、とても好感が持てました!本人も幸せそうなのが良いですね!
粉玉采さんがお書きになられている遊戯王GHOST・Rという作品は、今までになかった斬新さがありまして、とてもハマりました!
次回も楽しみにしております!無理なさらずにご執筆頑張って下さい!応援しております!
ちなみに、真矢ちゃんへのパイタッチはありますか? (2017-04-02 12:59)
魔法少女(?)もの、新しいですね!!遊戯王は不可思議な存在が主人公に引っ付く(ATM、ユベル、赤き龍、アストラル)パターンはあっても主人公自体が不可思議な存在というのは珍しいですからね。設定から面白い切り口だと思います。
キャラもクールそうな希を始め、斜に構えたアデス、方言娘の真矢と他の作品では見られないようなものが見れ、今後の新キャラ・ストーリーが楽しみです。
(2017-04-02 16:43)
良い感じの相棒感。今後の展開がどうなるのか気になるところです。楽しみにしております。 (2017-04-03 00:18)
私のSSは他の方のSSではあまり見られない要素をたくさん詰め込んだので反発されないかなと不安でしたが、好評のようで何よりです!
さてさて次回はアカデミア入学式の予定。プロデュエリスト養成の為の学校に集まって来るデュエリストはどれも只者じゃなく…!?
お楽しみに! (2017-04-03 14:34)