Arc7 バトルロイヤルその1　作：こんにゃく

遊矢「…」

ユート『どうした遊矢』

遊矢「いいや少し気になることがあってな」

ユート『突然の内容変更か』

遊矢「ああ、街中のバトルロイヤル…リアルソリッドビジョンをここまで使用し街中にいる人々を待避させてまで行っている訳だがここまで大規模の事を昨日今日で突然始めるとはな」

ユート『確かこの大会を仕切るのはLEOコーポレーションの赤馬…多額の資金があるのならば突然の実装も可能か』

遊矢「だがやるメリットはなんだ？突然やるものではないぞ？」

ユート『…』

遊矢「とりあえず俺達はこの大会に望むことが第1の目標だ、やるしかない」

ユート『…そうだな』

ユート(隼もこのバトルロイヤルに参加している…きっと何らかの形で接してくるだろう)

遊矢「…それにしても火山エリア…熱さを感じるな」

ユート『実際はそうではないんだろう？』

遊矢「質量はあるが流石に溶岩を熱くしてしまったら危険だからな見た目だけだが…見た目に訴えてくると言うのがここまでとはな」

ユート『！遊矢…誰か来るぞ』

遊矢「ん？」

デニス「どうも、初めまして…榊遊矢」

遊矢「…」

ユート『…誰だコイツは』

デニス「いやぁ！1回戦そして2回戦のデュエル！見てたよ！！素晴らしい！！」

遊矢「は、はぁ…どうも」

デニス「ふふん♪」ﾎﾟﾝｯ

デニスが手を捻りながら前に付き出すと既に花束を持っていた

デニス「僕の名前はデニス…デニス・マックフィールド…エンタメデュエリストを目指しているんだ」

遊矢「エンタメ…」

デニス「君は何を目指す？」

遊矢「ふ…俺もまたエンタメデュエリストを目指しているよ」

デニス「WAO！それは奇遇だね！！…僕…君とずっとデュエルがしたいと思っていたんだ」

遊矢「…」

デニス「受けてたってくれるかい？」

遊矢「挑まれたデュエルはいかなる者だろうと受けてたつのが俺のモットーだ…望むところだ！」

デニス「grayt！いいね！！それじゃあ…始めようか」

遊矢・デニス「デュエル！！」
LP4000

…


セレナ「始まったようだな」

零児「…ああ…どうした？」

セレナ「お前はよくジッとしていられるな、私は無理だぞ」

零児「…君は本能で生きているな」

セレナ「当たり前だ…映像を見る限りでは黒咲一人で大丈夫なのか？」

零児「それに関しては私にも考えが…」

セレナ「よし、私も柊柚子を守ってやろう」

零児「まて」

セレナ「ここに居ても退屈だ！よし！そうしよう！！」ﾊﾞﾋｭｰﾝ

零児「君もまた守られるべき対象で…」

セレナ「ふん！自分の身くらい自分で守れる！！バカにするな！！」ﾊﾞｼｭｰﾝ

零児「…行ってしまったか…全くこれでは元も子もないな…中島、映せる監視カメラの映像を増やせ」

…

ニコ『おっと！！火山エリアにて榊 遊矢選手とLDSの留学生デュエリストデニス・マックフィールド選手のデュエルが始まったぁ！！』

洋子「あらぁ！ミッチーとおんなじ位のイケメンよぉ！！」

しびれ「遊矢兄ちゃんが一番最初にデュエルするんだ！！」

アユ「楽しみぃ！」

デニス「僕のターンから行かせてもらうよ！僕のターン！」
手札5

デニス「ふふ、僕はモンスターを裏側守備表示で召喚しカードを1枚セットしてターンエンド」
手札3


《裏側守備表示》
攻？/守？


遊矢「…」

ユート『…遊矢』

遊矢「分かってるよ、伏せカードに裏側守備表示か…」

デニス「さぁ、遊矢…君のエンタメとやらを見せてくれ」

遊矢「…分かった、良いだろう俺のターン！」
手札6

遊矢「俺は手札からスケール1の《虹竜の魔術師》とスケール8の《竜穴の魔術師》でペンデュラムスケールをセッティング！」


《虹竜の魔術師》
レベル7/闇属性/魔法使い族/スケール1
攻撃力2500/守備力2000


《竜穴の魔術師》
レベル7/水属性/魔法使い族/スケール8
攻撃力900/守備力2700


遊矢「そして虹竜の魔術師のペンデュラム効果発動！『１ターンに1度、自分フィールドに「オッドアイズ」モンスターが存在せず相手フィールドにのみモンスターが存在する時、デッキから「オッドアイズ」カードを１枚手札に加える！』俺は！《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》を手札に加える！！」
手札5

遊矢「そして！セッティング済みのペンデュラムスケールでペンデュラム召喚！現れよ！レベル7！オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン！」


《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》
レベル7/闇属性/ドラゴン族/スケール4
攻2500/守2000


デニス「WAO…これがペンデュラム召喚…いいね♪」

遊矢「さらに手札から《天空の虹彩》を発動！！『フィールドの表側表示のカードを破壊しデッキから「オッドアイズ」カード1枚を手札に加える！』俺は虹竜の魔術師を破壊しデッキから《オッドアイズ・アドベント》を手札に加える！」

遊矢「そしてオッドアイズ・アドベントを発動！『フィールドのオッドアイズをリリースすることで儀式召喚を行う！』その青き眼は重し、その堅き鱗は岩石の如く、重力さえもその力とする重厚の竜！！ここに降臨せよ！儀式召喚！！レベル7！《オッドアイズ・グラビティ・ドラゴン》！！！」


《オッドアイズ・グラビティ・ドラゴン》
レベル7/地属性/ドラゴン族/儀式
攻撃力2800/守備力2500


デニス「そのモンスターは…」

遊矢「グラビティ・ドラゴンが『特殊召喚に成功した時、相手フィールドのマジック、トラップカードを全て手札に戻す！』」

ﾋﾞｭｵｫｫｯ!!

デニス「っ！」

遊矢「そして俺はまだ通常召喚を行っていない…俺は手札から《EM(エンタメイト) ドクロバットジョーカー》を召喚！そしてその効果を発動！『ドクロバットジョーカーが召喚に成功した時、デッキから「ＥＭドクロバット・ジョーカー」以外の「ＥＭ」モンスター、 「魔術師」Ｐモンスター、「オッドアイズ」モンスターの内、いずれか１体を手札に加える！』俺は《慧眼の魔術師》を手札に加える！！」
手札2


《EMドクロバットジョーカー》
レベル4/闇属性/魔法使い族/スケール8
攻1800/守100


デニス「おっと…これはちょっと不味いかな」

遊矢「バトルだ！ドクロバットジョーカーで裏側守備表示のモンスターを攻撃！！」

ｽﾞｷﾞｬｧﾝｯ!!

デニス「はっはっはっ！だけどねぇ僕のフィールドで破壊されたモンスター…それを今から君に紹介するよ！」

遊矢「何？」

デニス「裏側守備表示だったのはコイツさ！現れろ！《Eｍ(エンタメイジ) プライド・スタッフ》！！」


《Eｍ プライド・スタッフ》
レベル4/闇属性/魔法使い族
攻1000/守1500⬅


しびれ「エンタ…メイジ？」

タツヤ「遊矢兄ちゃんのエンタメイトと似た名前だね」

デニス「プライド・スタッフは『１ターンに1度、戦闘、効果で破壊された時、僕自身に500ポイントのダメージを与えることで墓地から特殊召喚できるモンスター』だけど僕は手札の《Eｍ(エンタメイジ) フレイム・イーター》の効果により『僕にダメージを与える魔法・罠・モンスターの効果が発動した時このカードを手札から特殊召喚し、その効果で自分が受けるダメージを０にする！』」



《Eｍフレイム・イーター》
レベル4/炎属性/魔法使い族
攻1200/守1600⬅


ﾎﾟﾝｯ!

フレイム・イーターがダメージである炎を食いながら出現しそして口から花を撒き散らす

デニス「あっはは♪」

遊矢「この感じ…まるで…」

ユート『どうした遊矢？』

遊矢「…父さんのデュエルのようだ」

ユート『何？』

デニス「さぁまだグラビティ・ドラゴンの攻撃が残ってるんじゃないの？」

遊矢「…言われなくても…グラビティ・ドラゴンでプライド・スタッフを攻撃！！」


グラビティ・ドラゴン
攻撃力2800

⬇

プライド・スタッフ
守備力1500


ｷﾞｭｫﾝｯ!!

デニス「っ！！」

遊矢「俺はこれでターンエンド」
手札2

デニス「やるね…そのモンスター1回戦目の沢渡戦の時に出したモンスターだよね？」

遊矢「ああ」

デニス「あのデュエル…いやあの時だけじゃない君の真剣勝負というの名のエンタメ…素晴らしかったよ」

遊矢「…どうも」

デニス「僕は思ったんだ…そこに「僕のエンタメ」を加えたらどんな化学反応を起こすのかってね…」

遊矢「君のエンタメ…なら見せてもらおうか」

デニス「…ああ、しっかりと目に焼き付けてくれよ…Lets Go！！僕のターン！！」
手札4

デニス「僕は手札から《Eｍ(エンタメイジ) ダメージ・ジャグラー》を召喚！」


《Eｍ ダメージ・ジャグラー》
レベル4/光属性/魔法使い族
攻1600/守1200


デニス「ここからが僕のエンタメさ…」ﾊﾟﾁﾝｯ

ﾎﾞﾝｯ

デニスが指を鳴らすと一瞬でステッキが現れそれを器用に扱う

デニス「僕はレベル4のダメージ・ジャグラーとフレイム・イーターでオーバレイ！the show must go on！(ショー マスト ゴー オン！)天空の奇術師よ 華やかに舞台を駆け巡れ！エクシーズ召喚！現れろ！ランク4！《Ｅｍ(エンタメイジ)トラピーズ・マジシャン》！」


《Eｍ トラピーズ・マジシャン》
ランク4/光属性/魔法使い族/エクシーズ
攻2500/守2000


ﾋﾞｭｱｯ!!

デニスがトラピーズ・マジシャンと共に空を駆けていく

修三「なんという体の動き…そして演出…まるであれは…」

デニス「ここからが僕のエンタメの見せ所だよねぇ！僕は永続魔法《トラピーズ・サーカス》発動！！」

遊矢「…永続魔法…さっきの伏せカードはブラフだったか」

ユート『彼は君のデュエルを見ていたと言っていた…成る程、よく対策している』

遊矢「だが…グラビティ・ドラゴンの効果発動！『このカードがフィールドに存在する限り相手は500ポイントライフを支払わなければ効果を発動出来ない！』」

デニス「へぇトラピーズ・マジシャンには『このカードの攻撃力以下の効果ダメージを無効にする効果があるけど…払うか』…なら仕方ない！」

デニス「僕は500ライフを支払い！発動する！！このカードは『フィールドにトラピーズ・マジシャンが存在する場合１ターンに1度デッキから「Eｍ」モンスター１体を特殊召喚する！』現れよ！《Eｍ(エンタメイジ)スティルツ・シューター》！」
LP4000➡3500


《Eｍスティルツ・シューター》
レベル6/地属性/魔法使い族
攻2200/守 0


デニス「ここでプライド・スタッフの効果を発動するよー『墓地のこのカードを除外することでフィールドの「Eｍ」モンスター１体を対象として発動する！そのモンスターの攻撃力をエンドフェイズ時まで1000ポイントアップする！』スティルツ・シューターの攻撃力を1000上げる！」
LP3500➡3000


スティルツ・シューター
攻撃力2200➡3200


ユート『攻撃力を上回られた…！』

デニス「さぁ見せようかトラピーズ…僕達のショーを！トラピーズ・マジシャンの効果発動！『オーバレイユニットを１つ使いこのカード以外のフィールドの表側攻撃表示モンスター１体を対象として発動できる。 このターンそのモンスターは２回攻撃できる！』対象は勿論スティルツ・シューター！」
LP3000➡2500

遊矢「っ！！」

ユート『不味いっ！！』

デニス「いくよぉ！！スティルツ・シューターでドクロバットジョーカーを攻撃！！」

ｶﾞｯ!!


スティルツ・シューター
攻撃力3200

⬇

ドクロバットジョーカー
攻撃力1800


遊矢「うぐっ！」ｽﾞｻｧｯ!
LP4000➡2600

デニス「次だ！スティルツ・シューター！！グラビティ・ドラゴンを攻撃！！」


スティルツ・シューター
攻撃力3200

⬇

グラビティ・ドラゴン
攻撃力2800


ﾄﾞｶﾞｯ

遊矢「っ」
LP2600➡2200

ユート『っ！遊矢！！つ、強いぞ…！』

遊矢「ふ…ふふ…ああ、強いな！！」ﾆﾔｯ

デニス「！楽しんでもらえて光栄だよ！それじゃあ！最後だ！トラピーズ・マジシャン！！遊矢にダイレクトアタック！！」

デニスがトラピーズに飛び乗り共に蹴りを浴びせようとする

デニス「楽しいショーはこれで終わりだ！！」

遊矢「いいや…お楽しみは…これからだ！！」

デニス「！」

遊矢「手札の《EM(エンタメイト) ダメージ・ガードナー》の効果発動！！『相手のダイレクトアタック時にこのカードを守備表示で特殊召喚しそしてその守備力は攻撃してきたモンスターと同じになる！！』」


《EMダメージ・ガードナー》
レベル4/地属性/戦士族/スケール1
攻0/守0➡2500


デニス「なんだって！！？」

ﾊﾞｷｨ!!

デニス「防がれ…たっ！！」

遊矢「まだ、楽しいショーは終わらせない」

デニス「…いいね！この瞬間トラピーズ・マジシャンで『選択したモンスターは破壊される』からスティルツ・シューター…お疲れ様」

デニス「僕はカードを1枚セットしてターンエンド…さてショーが終わらなかったんだ…今度は遊矢が楽しませてくれるんだろう？」
手札1

遊矢「ああ、思う存分楽しんでくれよ…デニス！！俺のターン！」
手札2

遊矢「俺は手札のスケール5の慧眼の魔術師をセット！そしてペンデュラム効果を発動し『このカードを破壊しデッキから「魔術師」ペンデュラムモンスター１体をセットする！』俺はデッキからスケール1《星読みの魔術師》をセット！！」


《慧眼の魔術師》
レベル4/闇属性/魔法使い族/スケール5
攻1500/守1500


《星読みの魔術師》
レベル5/闇属性/魔法使い族/スケール1
攻1200/守2400


遊矢「これでふたたびレベル2から7のモンスターが同時に召喚可能となった！ペンデュラム召喚！！現れよ！！エクストラデッキから！レベル4！！慧眼の魔術師！レベル7！！虹竜の魔術師！！オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン！！」

デニス「おっと！それを待っていたよ遊矢！！」

遊矢「何！？」

デニス「僕はトラップカード《エンタメイジ・ダメージアンプッシュ》発動！！『僕のフィールドに「Eｍ」モンスターが存在する時相手がモンスターを特殊召喚した時、特殊召喚したモンスターの数だけ相手に500ポイントのダメージを与える！！』遊矢！君のフィールドにモンスターは4体…よって2000！！」

しびれ「えぇ！！？」

修三「ペンデュラム召喚を利用した…ダメージの量！！」

デニス「それだけじゃない！！僕は墓地のスティルツ・シューターの効果により『相手にダメージを与える魔法・罠・モンスター効果が発動した時、 墓地のこのカードを除外して発動できる。 相手に2000ダメージを与える事ができる！！』さぁ！綺麗な花火を打ち上げよう！！」

遊矢「ああ、そうするとしようか！！」

ﾊﾟｧﾝｯ!!

花火が打ち上がるしかしそれは遊矢の方からだった

デニス「何っ！？」

しびれ「遊矢兄ちゃんに…」

アユ「ダメージが…」

タツヤ「無い！！」

遊矢「EM(エンタメイト) ダメージ・ガードナーの効果さ『このカードが表側表示で存在する時、このカードの守備力以下の数値の効果ダメージを無効にする！！』」

デニス「な、なんだって！？」

遊矢「トラピーズ・マジシャンの攻撃力と同じ2500になったダメージ・ガードナーの守備力以下のダメージを俺は受けない」

デニス「は、ははしてやられたね…」

遊矢「俺は！レベル4の慧眼の魔術師とダメージ・ガードナーでオーバレイ！漆黒の闇より愚鈍なる力に抗う反逆の牙今降臨せよ！！エクシーズ召喚！！現れよ！！ランク4！《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》！！」


《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》
ランク4/闇属性/ドラゴン族/エクシーズ
攻2500/守2000


遊矢「ダーク・リベリオンの効果発動！『オーバレイユニットを２つ使い相手フィールドのモンスター1体の攻撃力を半分にしその数値分ダーク・リベリオンの攻撃力をアップする！！』トリーズン・ディスチャージ！！」


トラピーズ・マジシャン
攻撃力2500➡1250


ダーク・リベリオン
攻撃力2500➡3750


デニス「くっ！だけどねぇまだ僕だって終わらないよ！永続魔法トラピーズ・サーカスの更なる効果を発動する！『自分フィールドの「Eｍトラピーズ・マジシャン」がモンスター効果の対象となった時、効果を発動したモンスターを破壊する！そして表側表示のこのカードを破壊することでこのターン「Eｍ」モンスターは戦闘で破壊されず戦闘により発生するダメージを半分にする！』」

ﾊﾟｧﾝｯ!!

トラピーズ・マジシャンが放つクラッカーによりダーク・リベリオンが破壊される

デニス「付け焼き刃だけどね…まぁこのターンくらいは凌いで見せるさ」

遊矢「いいやこのターンで終わらせるさ！！エンタメショーも大詰め！！行くぞ！！オッドアイズ！！」ﾊﾞｯ

ユート『遊矢！？』

遊矢がオッドアイズに飛び乗ると縦横無尽にフィールドを駆け回る

遊矢「デニスが皆を喜ばせる魅せるデュエルをするならば俺もそれに答えよう！！行け！オッドアイズ！！螺旋のストライク・バースト！！」


オッドアイズ
攻撃力2500

⬇

トラピーズ・マジシャン
攻撃力1250


デニス「だけどトラピーズ・マジシャンは破壊されないし僕に対する戦闘ダメージは半分だ！」

遊矢「いいや…俺は虹竜の魔術師の効果発動！『１ターンに1度自分フィールドのペンデュラムモンスター１体を選択し！そのモンスターが与える戦闘ダメージを2倍にする！！』」

デニス「なんだってっ！？…いやだけど！！僕のライフはまだっ！！」

遊矢「更に！オッドアイズの効果発動！！『このカードが戦闘で与えるダメージは2倍となる！！』よってデニス！君に与えるダメージは4倍！！！」

しびれ「えーと4倍ダメージだけど半分にされるからぁ？？？」

タツヤ「2500のダメージだよ！！」

遊矢「行け！！オッドアイズ！！！」

ｽﾞｷﾞﾔｫｧﾝｯ!!

デニス「うわぁぁぁっ！！？」ﾄﾞｻｯ
LP2500➡0

デニス「あいたぁ！」ﾄﾞﾃｯ

遊矢「ふ…俺の勝ちだな」

デニス「まさか…君がこんなデュエルが出来るなんてね意外だったよ」

遊矢「相手によってはこうやって対応を変えていく…それでこそ俺の目指すエンタメさ」

デニス「成る程ね…君はまさにエンターテイナーだ」

遊矢「ありがとう、所で君のデュエル…」

デニス「…ああ、これ？見たことあるでしょ？そう…君のお父さん…榊遊勝のデュエルだ」

遊矢「…君は父さんを知っているのか？」

デニス「まぁね、それはまた今度話すとしようか」

遊矢「…」

デニス「楽しかったよ遊矢！また今度やる時は負けないからね～！！」ﾊﾞｯ

遊矢「…」

ユート『行かせていいのか？』

遊矢「別に今すぐに知りたい情報ではないからな…今は大会に集中だ」

ユート『やれやれ、君は真面目というかなんというか』

遊矢「誉め言葉として受け取っておく…それにしてもデニス…か」

ユート『…気に入ったのか？』

遊矢「父さんを知っているだけじゃない…父さんのデュエルを模してはいたがあそこには確かに彼のデュエルがあった…彼のデュエルとなっていた」

ユート『ある意味で君の目標と同じだな』

遊矢「ああ、父さんを越える…デニスはある意味でそれを体現したデュエリストだ…いい学びになった」

ユート『…ふっ…それは良いことだ』

遊矢「…さて俺達もそろそろ行きましょうかね」

ユート『ああ』

…

黒咲「柊…柚子」ｼﾞｯ

柚子「行って！ブルーム・エンプレス！！」

オルガ「きゃぁぁっ！！」
LP0

権現坂「スサノーO！！一刀両断！！」

ハリル「勉強になりまーす！！」
LP0

ｽﾞｶﾞｧｧﾝｯ!!

権現坂「うむ、中々良かったぞ柚子」

柚子「ありがとう権現坂！」

黒咲「…この調子ならばあの男がいる…安全であろう…」ｽｯ

黒咲「それよりも…榊…遊矢…」

柚子「権現坂はこの後どうする？それとも私とデュエルする！？」

権現坂「それもまた一興…いずれ遊矢やお前とはデュエルする事になるからな」

柚子「よぉし…私だって負けないんだからね！！」

権現坂「うむ！心してかかってくるといい！！」

…

黒咲「監視映像ではこの辺だったはずだが…む」

遊矢「！」

ユート『…隼』

黒咲「榊…遊矢」

遊矢「黒咲…隼…」

黒咲「会いたかったぞ榊遊矢」

遊矢「俺もだよ黒咲」

黒咲「…聞きたいことがある」

遊矢「ユートの事か？」

黒咲「話が早くて済む…ユートを何処へやった…お前以外に原因が考えられない」

遊矢「…ユートが…俺の中にいると言ったら信じるか？」

黒咲「何？」

遊矢「…」

黒咲「信じがたい話だな」

遊矢「…だろうな」

黒咲「ユートは俺の親友だ、その親友が居なくなりあの現場に居たのはお前ともう一人…融合の手先…その少ない情報の中でお前を信じろと言うのは無理がある」

遊矢「俺も無理に信じろとは言わない、お前に罵倒されても疑われても無理はない」

黒咲「…」

「アサルトスラッシュでダイレクトアタック」

黒咲「！！」ﾊﾞｯ

遊矢「！」ﾊﾞｯ

「アサルトスラッシュは攻撃を無効に出来る」

「石ころが何かいってるぜ」

黒咲「コイツらは…」

遊矢「黒咲とデュエルした塾の…仲間か」

黒咲「っ！！」ｼｭﾊﾞｯ!!

「逃がすか！！」ﾊﾞｯ

遊矢「…黒咲を徹底的に痛め付けるつもりか…！」ﾊﾞｯ

ユート『っ！遊矢！！あれを！！』

遊矢「なんだ？」

ユート『奴等は…！！』

「ん？なんだお前たち…俺達の邪魔を…！！」

「はいはーい、君達邪魔だから退いてね」

「なんだと！！？」

遊矢「…素良」

素良「久し振りだね遊矢…それに黒咲」

黒咲「…貴様」

ｽﾞｶﾞｧｧﾝｯ!!

「ひぃぃっ！！」

ユート『奴等はオベリスクフォース…何故この次元に』

オベリスクフォースA「弱すぎるぜこの次元の奴等…」

オベリスクフォースB「俺等が出てくる必要なかったんじゃねぇのか？」ﾋﾟｶｧｰｯ

遊矢「成る程、アカデミアか…素良、何をしに来た…まさか俺達の次元まで人々をカードにする気ではないよな？」

素良「まさか…僕の目的は２つ…1つは黒咲そしてユートのエクシーズの残党にリベンジを果たすこと…そしてもう1つはセレナの奪還さ」

遊矢「セレナ…？」

黒咲(やはり来たか)

素良「ま、遊矢が知ってるわけないよねぇ…まずはそこにいる黒咲…僕と戦え…あの時僕は本気じゃ無かったんだ…僕が本気を出せば君なんか…」

黒咲「良いだろう、相手になってやる」

ユート『隼！！』

素良「へぇ…物分かりがいいじゃん…今度こそカードにして上げるよ」

黒咲「…榊遊矢、ユートの事は後で問いただす…そしてもう１つ…頼みたいことがある」

遊矢「頼みたいことだと？」

黒咲「…不本意だがお前の実力はこの大会で見てきた、その実力…俺に手を貸せ」

遊矢「…良いだろう、乗ってやる」

黒咲「…ふ」

素良「オベリスクフォース…君達は遊矢を…ただし舐めてかからないでよ…遊矢はさっきのへっぽこな奴等と違って…強いよ」

オベリスクフォースA「…へぇ、この次元にはそんな強いやつがいるのか」

オベリスクフォースB「油断大敵って奴か」

オベリスクフォースC「某も感じる…奴からはとてつもないオーラを感じるのでござる」

遊矢「素良は任せる…だが…」

黒咲「分かっている…あの時のような攻撃はしない」

遊矢「！」

ユート『…隼…お前…』

黒咲「分かったらさっさと行け！！」

遊矢「…ふ…ああ！」ﾊﾞｯ

素良「さぁ来いよ黒咲…僕がぶっ飛ばしてやるからさ」

黒咲「…」

遊矢「3対1か…」

ユート『遊矢気を付けろ…奴等は強いぞ』

オベリスクフォースA「紫雲院があれほどの事を言うんだ、気を引き閉めるぞ」

オベリスクフォースB「ああ」

オベリスクフォースC「行くぞ！」

遊矢・オベリスクフォース・素良・黒咲「デュエル！！」

…

ニコ『あ、あれ！？』

ﾋﾞｰｰｯ!!

アユ「映像が映らなくなっちゃった」

しびれ「どーしてぇ！？」

ニコ『た、ただ今原因を調べておりますので今しばらくお待ちください！！』

アユ「柚子お姉ちゃんの方も映ってないよ！？どうして！？」

修三「一体何が起こっているんだ！！？」

…

零児「ついにやって来たか」

中島「社長…黒咲、榊遊矢が遺跡エリアにてアカデミアと交戦」

零児「柊柚子およびセレナは？」

中島「セレナ、火山エリアにて姿を確認。柊柚子は権現坂昇と交戦中いずれもアカデミアと接触していません」

零児「だがアカデミアの数がこの程度な訳がない…余談は許さないか…中島…「例のデュエリスト」を投入し周囲の警戒を最高レベルに上げろ」

中島「はっ！」

…


素良「それじゃあ…本気で行く為の下準備をしようか！！僕のターン！！」
手札5

素良「僕は手札の《ファーニマル・ベア》の効果発動！『手札のこのカードを墓地へ送りデッキから「トイポッド」をフィールドにセットする！』だけどそれだけで終わりな訳ないよね僕はそのまま《トイポッド》を発動！」


《ファーニマル・ベア》
レベル3/地属性/天使族
攻1200/守 800


素良「そしてトイポッドの効果により『僕は手札を1枚捨てて1枚ドローできる…ドローしたカードが「ファーニマル」モンスターの場合手札に加えそれ以外なら墓地へ送る』僕は手札の《ファーニマル・ウィング》を墓地へ送り1枚ドローする！！」
手札4

素良「僕がドローしたカードは《ファーニマル・オウル》よって手札に加える事ができそして墓地のファーニマル・ウィングの効果を発動する！『自分フィールドに「トイポット」が存在する場合、墓地のこのカードを除外し、 自分の墓地の「ファーニマル」モンスター１体を対象として発動できる！ そのモンスターを除外し、自分はデッキから１枚ドローする！！その後、自分フィールドの「トイポット」１枚を選んで墓地へ送りデッキから更に！1枚ドローする！！』」
手札6

素良「まだだ！墓地へ送られたトイポッドの効果！『デッキから「エッジインプ・シザー」１体または 「ファーニマル」モンスター１体を手札に加える！！』僕が加えるのは《ファーニマル・ドッグ》！」
手札7

素良「まだ僕は通常召喚を行ってない…だから僕は手札のファーニマル・オウルを召喚！そして効果により『召喚、特殊召喚に成功した時デッキから「融合」カード1枚を手札に加える！』」
手札7


《ファーニマル・オウル》
レベル2/地属性/天使族
攻1000/守1000


素良「そして加えたら融合を発動！！フィールドのファーニマル・オウルそして手札の《エッジインプ・チェーン》を融合する！！蓮獄の眼を持つ鳥よ、全てを縛り上げる鎖と混じりて現れ出ちゃえ！すべてを封じる鎖のケダモノ！《デストーイ・チェーン・シープ》！」


《デストーイ・チェーン・シープ》
レベル5/闇属性/悪魔族/融合
攻2000/守2000


素良「そして素材となり墓地に送られたエッジインプ・チェーンの効果により僕はデッキから「デストーイ」カードを手札に加える事ができるから《魔玩具融合(デストーイ・フュージョン)》を手札に加える…僕はこれでターンエンド、まっ先行はこんなもんでいいかな」
手札5（デストーイ・フュージョン、ファーニマル・ドッグ）

素良「来なよ黒咲…返り討ちにしてやるからさ」

黒咲「…」

素良「どうしたの？来ないの？」

黒咲「俺は今まで怒りに囚われていた」

素良「…また自分語り？もうそういうのいいから」

黒咲「セレナのお陰で俺は落ち着きを取り戻した」

素良「セレナ…ちっ…既に黒咲と接触しているのか…いや…好都合…君を倒してセレナの居場所を聞き出してやる」

黒咲「俺はアカデミアを倒すそれは変わらない…だが紫雲院素良、貴様も変わったはずだ」

素良「…何？」

黒咲「俺がセレナと出会ったように貴様も柊柚子と…そして榊遊矢と出会い変わったはずだ…だからこそ貴様は柊柚子に融合を教えたのだろう」

素良「っ…そ、それは…」

黒咲「セレナは自分の行いではないがアカデミアを代表して俺に謝ってきた…紫雲院素良…お前はどうだ」

素良「ぼ、僕が謝る…？はっ！！そんな事っ！！！」

黒咲「貴様がここに来たと言うことは少なからずここも戦場になるぞ」

素良「っ」

黒咲「この意味が貴様なら分かるだろう…この俺が貴様に考える時間をくれてやる！！俺のターン！！」
手札6

黒咲「俺は手札から《RR(レイド・ラプターズ) バニシング・レイニイアス》を召喚！そしてバニシング・レイニアスが『召喚、特殊召喚に成功した時、手札から「RR」モンスター１体を特殊召喚する！』現れよ！！《RR(レイド・ラプターズ) トリビュート・レイニアス》！」


《RR バニシング・レイニアス》
レベル4/闇属性/鳥獣族
攻1300/守1600


《RR トリビュート・レイニアス》
レベル4/闇属性/鳥獣族
攻1800/守 400


黒咲「トリビュート・レイニアスが『召喚、特殊召喚に成功した時、デッキから「RR」カード1枚を墓地へ送る！』俺は《RR(レイド・ラプターズ)レデイネス》を墓地へ送る！！そして！！レベル4のバニシング・レイニアスとトリビュート・レイニアスでオーバレイ！！冥府の猛禽よ、闇の眼力で真実をあばき、鋭き鉤爪で栄光をもぎ取れ！エクシーズ召喚！飛来せよ！ランク4！《RR(レイド・ラプターズ)フォース・ストリクス》！」


《RR フォース・ストリクス》
ランク4/闇属性/鳥獣族/エクシーズ
攻 100/守2000


黒咲「フォース・ストリクスの効果発動！『オーバレイユニットを１つ使い、デッキからレベル4、闇属性、鳥獣族モンスター１体を手札に加える！』俺は《シンキング・レイニアス》を手札に加える！」
手札5

黒咲「俺はシンキング・レイニアスの効果により『フィールドにエクシーズモンスターが存在する時手札から特殊召喚し』更に手札の《RR(レイド・ラプターズ) ネスト》を発動！これにより『フィールドに2体以上「RR」モンスターが存在する時デッキから「RR」モンスター１体を手札に加える事ができる、俺は《RR(レイド・ラプターズ) ファジー・レイニアス》を加え『自分フィールドに「RR」が存在する時手札のファジー・レイニアスは特殊召喚可能！！』現れよ！！ファジー・レイニアス！！」


《RR ファジー・レイニアス》
レベル4/闇属性/鳥獣族
攻 500/守1500


《RRシンギング・レイニアス》
レベル4/闇属性/鳥獣族
攻 100/守 100


素良「相変わらず次から次へと…！」

黒咲「俺はレベル4のファジー・レイニアスとシンギング・レイニアスでオーバレイ！！逆境の隼よ、その立ち向かう意志を継ぎ、いかなる困難をも打ち砕け！！エクシーズ召喚！！ランク4！！《RR(レイド・ラプターズ) コンフロント・ファルコン》！！」


《RRコンフロント・ファルコン》
ランク4/闇属性/鳥獣族/エクシーズ
攻2000/守0


黒咲「コンフロント・ファルコンは自分フィールドにエクシーズモンスターが存在する時のみエクストラデッキから特殊召喚できるモンスター…そして『その攻撃力は自分フィールドのエクシーズモンスターの数だけ300ポイントアップする！！』」


コンフロント・ファルコン
攻撃力2000➡2600


黒咲「バトルだ！！コンフロント・ファルコンでデストーイ・チェーン・シープを攻撃！！ストイック・ブラスト！！」

ｷﾞｭｨｨﾝｯ!!


コンフロント・ファルコン
攻撃力2600

⬇

デストーイ・チェーン・シープ
攻撃力2000


素良「くっ！！でもっ！！デストーイ・チェーン・シープが破壊された時！『墓地から攻撃力を800ポイントアップして復活する事ができる！！』」
LP4000➡3400


デストーイ・チェーン・シープ
攻撃力2000➡2800


黒咲「だが蘇生する効果は１ターンに1度のみだろう、ならば2度破壊すればいい！！俺はコンフロント・ファルコンの効果発動！！『このカードが相手モンスターを破壊した時！オーバレイユニットを２つ取り除きこのモンスターを素材としてランクの１つ高い「RR」モンスターをエクストラデッキから重ねてエクシーズ召喚する！！』」

素良「なにぃ！？」

黒咲「獰猛なるハヤブサよ、激戦を切り抜けしその翼翻し 寄せ来る敵を打ち破れ！ランクアップ・エクシーズ・チェンジ！現れろ！ランク５！《RR(レイド・ラプターズ)ブレイズ・ファルコン》！！」


《RR ブレイズ・ファルコン》
ランク5/闇属性/鳥獣族/エクシーズ
攻1000/守2000


黒咲「ファジー・レイニアスが『墓地へ送られた時、デッキからファジー・レイニアスを手札に加える事ができる』…そしてブレイズ・ファルコンは『エクシーズ素材を持っている時！相手にダイレクトアタックが可能！！』行け！！ブレイズ・ファルコン！！」
手札4

ﾊﾞｼｭﾊﾞｼｭｯ!!

素良「くっそ…！！」
LP3400➡2400

黒咲「そして『相手にダメージを与えた時！相手フィールドのモンスター１体を破壊する！！』破壊するのはデストーイ・チェーン・シープ！」

ｽﾞｷﾞｧｧｧﾝｯ!!

黒咲「これでソイツは復活できん」

素良「く…！！」

黒咲「俺はカードを3枚セットしてターンエンド」
手札1（ファジー・レイニアス）

素良「また…やってくれるじゃん…！！」

黒咲「貴様は分かっているのだろう、ここが戦場になるという意味が…柊柚子や榊遊矢が巻き込まれると言うことを！！」

素良「だ、だから何？別に僕は…！！」

黒咲「そうか…なら俺は榊遊矢をカードにする」

素良「な！？なんだと！！？」

黒咲「奴はあの日…貴様とユートがデュエルをした日…その日以来ユートが姿を消した…あの場に居たのは強制送還されたお前以外に榊遊矢しかいない…ならば奴が何かした…俺は奴に復讐する！！貴様を倒した後！！榊遊矢をカードにする！！」

素良「っ！！さ、させない！！」

黒咲「なら俺を止めてみろ！！！紫雲院素良！！！」

素良「っ黒…咲ぃ！！！」

…


遊矢「…」

オベリスクフォースA「このデュエルは変則デュエルだ俺達は３人で相手する代わりにお前のライフを３人分の12000にする」

遊矢「…良いだろう」
LP4000➡12000

オベリスクフォースB「最後にターンが回ってくる奴以外は全て先行扱い…ドローも攻撃も出来ない…分かったな」

遊矢「…理解した」

オベリスクフォースA「ま、一捻りしてやるか」

オベリスクフォースB「当たり前だ、一瞬で終わらせてやるよ」

オベリスクフォースC「おんしら…自分で油断せぬと言ったことを忘れたか」

オベリスクフォースA「わーってるよ…ほら先行はやるよ…榊遊矢だっけか？」

遊矢「…俺のターン！！」
手札5

ユート『奴等め…俺達を完全に舐めきっている…！！あの時と同じように！！』

遊矢「…落ち着けユート、手を抜くなど言語道断だが今はそれどころではない、逆に好機だろう…こちらは遠慮は要らないのだからな」

ユート『っ！！』

遊矢「俺は手札からスケール5の《慧眼の魔術師》とスケール8の《EM(エンタメイト) オッドアイズ・ドラゴン》をセッティング！！」


《慧眼の魔術師》
レベル4/光属性/魔法使い族/スケール5
攻1500/守1500


《EMオッドアイズ・ドラゴン》
レベル4/光属性/ドラゴン族スケール8
攻 1250/守 1000


遊矢「そして慧眼の魔術師の効果を発動、『もう片方の自分のＰゾーンに 「魔術師」カードまたは「ＥＭ」カードが存在する場合に発動できる。 このカードを破壊し、デッキから「慧眼の魔術師」以外の 「魔術師」Ｐモンスター１体を選び、自分のＰゾーンに置く』俺は《竜脈の魔術師》をセット！！」


《竜脈の魔術師》
レベル4/地属性/魔法使い族/スケール1
攻1800/守 900


遊矢「これでレベル2から7のモンスターが同時に召喚可能となった…ペンデュラム召喚！現れよ！レベル7！！《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》！！同じくレベル7！《竜穴の魔術師》！！」


《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》
レベル7/闇属性/ドラゴン族/スケール4
攻2500/守2000


《竜穴の魔術師》
レベル7/水属性/魔法使い族/スケール8
攻 900/守2700


オベリスクフォースC「ほう、それがペンデュラム召喚…素良殿の言っていた通りだな」

オベリスクフォースA「は、どうでもいいぜ…結局倒しちまうんだからよ」

遊矢「そして俺はレベル7のオッドアイズと竜穴の魔術師でオーバレイ！！凍える風を吹かし、生命の呼吸さえも白く、絶対零度の眼を持つ竜よ、今ここに現れよ！！エクシーズ召喚！！ランク7！！《オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》！！」


《オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》
ランク7/水属性/ドラゴン族/エクシーズ
攻2800/守2500


オベリスクフォースA「ほう…エクシーズまで…」

遊矢「俺はこれでターンエンド」
手札1

オベリスクフォースA「さっさと終わらせてぇところだが…俺のターン！！」
手札5

オベリスクフォースA「俺は手札から《古代の機械猟犬(アンティークギア・ハウンド・ドッグ)》を召喚！」


《古代の機械猟犬》
レベル3地属性/機械族
攻1000/守1000


オベリスクフォースA「コイツが『召喚、特殊召喚に成功した時相手に600ポイントのダメージを与える』」

ﾎﾞｼｭｯ

遊矢「っ」
LP12000➡11400

オベリスクフォースA「そして俺は《融合》発動、手札のハウンド・ドッグとフィールドのハウンド・ドッグを素材として融合を行う、古の魂を受け継ぐ機械仕掛けの猟犬達よ現れよ！！融合召喚！《古代の機械双頭猟犬(アンティークギア・ダブルバイト・ハウンド・ドッグ)》！」


《古代の機械双頭猟犬》
レベル5/地属性/機械族/融合
攻 1400/守 1000


オベリスクフォースA「ま、攻撃出来ないんじゃ意味がねぇからな俺はカードを1枚セットしてターンエンド」
手札1

オベリスクフォースB「それじゃあ俺のターンだな…俺のターン！」
手札5

オベリスクフォースB「俺も古代の機械猟犬(アンティークギア・ハウンド・ドッグ)を召喚！そして600ポイントのダメージだ！！」

遊矢「ぐぅっ！！」
LP11400➡10800

ユート『くっ！ちまちまとっ！！』

オベリスクフォースB「そして俺も融合発動！フィールドのダブルバイト・ハウンド・ドッグとハウンド・ドッグを融合する！！融合召喚！！現れよ！！《古代の機械三頭猟犬(アンティークギア・トリプルバイト・ハウンド・ドッグ)》！！」


《古代の機械三頭猟犬》
レベル7/地属性/機械族/融合
攻 1800/守 1000


ユート『同じ手を使うとは…！』

遊矢「どうやら奴等のデッキは全て同じ調整がなされているらしいな」

オベリスクフォースB「俺はカードを2枚セットしてターンエンド…任せましたぜ精鋭部隊部隊長さん」
手札1

オベリスクフォースC改め部隊長「うむ、では節操のターン！！」
手札6

遊矢「…アイツだけ他の奴等とは違うな」

部隊長「節操も同じくハウンド・ドッグを召喚し600ポイントのダメージを与える」

遊矢「っ流石に３連続はキツイな…！」
LP10800➡10200

部隊長「そしてハウンド・ドッグの効果を発動！『１ターンに1度、手札、フィールドより決められた「アンティークギア」モンスターを墓地へ送り、それを使用した融合召喚を行う！』節操はハウンド・ドッグそしてトリプルバイト・ハウンド・ドッグを融合！！現れいでよ！《古代の機械究極猟犬(アンティークギア・アルティメットハウンド・ドッグ)》！！」


《古代の機械究極猟犬》
レベル9/地属性/機械族/融合
攻 2800/守 2000


ユート『最上級融合モンスター…っ！！』

部隊長「アルティメットハウンドドッグが『融合召喚に成功した時、相手のライフを半分にする効果を発動する！』」

ユート『なんだと！？』

部隊長「くらいたまえ！」

ボシュウッ！！

遊矢「ぐぁぁぁっ！！？」
LＰ10400→5100

部隊長「まだ終わりではないぞ！アルティメットハウンドドッグ！アブソリュート・ドラゴンを攻撃せよ！」


アルティメットハウンドドッグ
攻撃力2800

↓

アブソリュート・ドラゴン
攻撃力2800

遊矢「ぐっ…攻撃力は互角…何かあるっ！！俺はアブソリュート・ドラゴンの効果発動！『相手または自分のモンスターの攻撃宣言時、オーバレイユニットを1つ使い！それを無効にし墓地またはエクストラデッキに表側表示の「オッドアイズ」モンスター1体を特殊召喚する！！』現れよ！オッドアイズ！！」


オッドアイズ
攻撃力2500


部隊長「残念だがアルティメットハウンドドッグは『1ターンに3回の攻撃が可能！！』」

ユート『なんだと！？これじゃあ止める事が出来ない！！』

部隊長「続けて攻撃！！」

バキンッ！

遊矢「っ！だが破壊されたアブソリュート・ドラゴンの効果発動！『エクストラデッキの「オッドアイズ」モンスター1体を特殊召喚する！』現れよ！！《オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン》！」


《オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン》
レベル7/風属性/ドラゴン族/融合
攻2500/守2000

部隊長「拙僧の狙いはそこではない！！」

オベリスクフォースA「トラップ発動！
《古代の機械再生（アンティーク・ギア・リバース）》！『自分フィールドの「古代の機械」モンスター1体がフィールドを離れた時、そのモンスターを特殊召喚する』」


アルティメットハウンドドッグ
攻撃力2800


オベリスクフォースB「そしてここで俺は永続トラップを２枚…《古代の機械閃光弾アンティーク・ギアスパークショット》と《古代の機械増幅器アンティーク・ギアブースター》を発動！『これによりスパークショットの効果で自分フィールドにモンスターが存在しない時フィールドに「古代の機械」モンスターが特殊召喚された時相手に特殊召喚されたモンスターの攻撃力の半分のダメージを与え、そしてブースターの効果によりその効果ダメージの2倍のダメージを与える！』」

ユート『っ！初めからこのコンボを狙っていたのか！！？』

オベリスクフォースB「くらいな！！」

ズバンッ

遊矢「ぐぁぁっ！！」ブワッ！
LＰ5100→2300

ユート『遊矢！！』

遊矢「問題は…ない…っ」

部隊長「…そして特殊召喚された事によりアルティメットハウンドドッグの攻撃回数は元に戻り再び３回の攻撃が可能…お主に耐えられるかな」

遊矢「っ」

…


素良「僕は…！！僕は君を倒しに来たんだっ！柚子達は関係ないね！僕のターン！」
手札6

素良「僕は手札から《ファーニマル・ドッグ》召喚！そして『ファーニマル・ドッグが召喚、特殊召喚に成功した時、デッキから「ファーニマル」または「エッジインプ・シザー」を手札に加える事が出来る』僕は《エッジインプシザー》を手札に加えそして融合発動！！」


《ファーニマル・ドッグ》
レベル4/地属性/天使族
攻1700/守1000


素良「フィールドのファーニマル・ドッグに手札のエッジインプ・シザーを融合する！融合召喚！！全てを引き裂く密林の魔獣！！《デストーイ・シザー・タイガー》！！」


《デストーイ・シザー・タイガー》
レベル6/闇属性/悪魔族/融合
攻1900/守1200


素良「デストーイ・シザー・タイガーが『融合召喚に成功した時、相手フィールドのカードを融合素材の数だけ破壊する！』」

黒咲「カウンタートラップ《RR（レイド・ラプターズ）ショット・ダウン》！『自分フィールドに「RR」モンスターが存在する時、相手モンスターの効果の発動を無効にする！！』」

素良「知ってたさ！！だから本命はこっちじゃない！！僕は手札の《エッジインプ・シザークロウ》の効果発動！『フィールドの「デストーイ」または「ファーニマル」モンスター1体を破壊しこのカードを手札から特殊召喚する！』更に手札の魔玩具融合を発動！！これでフィールドのエッジインプ・シザークロウと墓地のデストーイ・チェーン・シープを除外し融合召喚を行う！！」


《エッジインプ・シザークロウ》
レベル8/闇属性/悪魔族
攻2500/守2000


素良「融合召喚！現われ出ちゃえ！！全ての者に牙向く魔境の猛獣！！《デストーイ・サーベル・タイガー》！！」

素良「エッジインプ・シザークロウが『フィールドで融合素材となってフィールドを離れた時、僕の墓地の「エッジインプ・シザー」と「ファーニマル」モンスターをそれぞれ1体ずつ除外しそれを素材とした「デストーイ」融合モンスターをエクストラデッキから融合召喚する！』僕はエッジインプ・シザーとファーニマルドッグを素材に融合！！」

素良「その比類なき牙で全てを喰らえ！融合召喚！！全ての獣を噛み殺す獣！《デストーイ・シザー・ウルフ》！！」


《デストーイ・シザー・ウルフ》
レベル6/闇属性/悪魔族/融合
攻2000/守1500


素良「お楽しみはこれからだよ黒咲！！デストーイ・サーベル・タイガーは『融合召喚に成功した時、墓地の「デストーイ」モンスター1体を特殊召喚する効果がある…』現れろ！デストーイ・シザー・タイガー！！」


シザー・タイガー
攻撃力1900

素良「デストーイ・シザー・タイガーにはフィールドを破壊する効果の他にも『フィールドの「ファーニマル」、「デストーイ」モンスターの数だけ攻撃力を300ポイントアップさせる効果がある』それにデストーイ・サーベル・タイガーにも『「ファーニマル」、『デストーイ』モンスターの数だけ攻撃力を400上げる効果がある！！』よって！合計で2100ポイント！僕のモンスターの攻撃力はアップする！！」


シザー・タイガー
攻撃力1900→4000

サーベル・タイガー
攻撃力2400→4500

シザー・ウルフ
攻撃力2000→4100

素良「これで終わりだ黒咲！！もう僕は君なんかに負けたりしない！！シザー・タイガー！！ブレイズ・ファルコンを切り裂いちゃえ！！」


シザー・タイガー
攻撃力4000

↓

ブレイズ・ファルコン
攻撃力1000

素良「はっ！シザー・ウルフは『素材にした数だけこのターンに攻撃する事が可能なんだ』攻撃力4000超えのモンスターの４回攻撃に君は耐えられない！！耐えられるはずがない！！」

ズガガァォンッ！！

素良「やった！！勝った…っ！！」

黒咲「そうはいかない！！俺は墓地のトラップ《RR（レイド・ラプターズ）レディネス》の効果発動！！」

素良「墓地のトラップっ！？いつの間…」

…

黒咲『トリビュート・レイニアスの効果により…』

…

素良「あの…時か…！！」

黒咲「『墓地に「RR」カードが存在する時、このカードを除外する事でこのターンに俺が受けるダメージを全て0にする』」

ガガガッ！！

黒咲「お前の攻撃は…俺には届かない」

素良「くっそ…！！！」

黒咲「そしてこの瞬間セットしていた速攻魔法《RUM（ランクアップマジック） ラプターズ・フォース》発動！『このターンに破壊された「RR」エクシーズモンスター1体を特殊召喚しランクの1つ高いエクシーズモンスターを重ねてエクシーズ召喚する！！』誇り高きハヤブサよ。英雄の血潮に染まる翼翻し 革命の道を突き進め！ランクアップ・エクシーズ・チェンジ！現れろ！ランク６！《ＲＲレヴォリューション・ファルコン》！」


《RR レヴォリューション・ファルコン》
ランク6/闇属性/鳥獣族/エクシーズ
攻2000/守3000


素良「っ！！」

黒咲「…」

素良「僕はカードを１枚セットしてターンエンド」
手札0

黒咲「この次元にお前達アカデミアが進行すればお前の知り合いである柊柚子そして榊遊矢…それだけではいそれに連なる人々が犠牲になり巻き込まれる…お前は分かっているはずだ」

素良「ぼ、僕は…」

黒咲「アカデミアにいるから…命令だからと現実から目を背けるな！！紫雲院素良！！自分がどうしたいのかは自分の…己の言葉で考えろ！！」

素良「僕は…」

…

洋子『素良、もっとばんばん食いな』

修造『熱血だぁぁ！！』

アユ『素良！』

柚子『素良！！』

権現坂『うむ、素良』

遊矢『ふ…素良』

…

黒咲「己の思いを見つけ出せ…俺のターン！！」
手札2

黒咲「バトルだ！！レヴォリューション・ファルコンの効果発動！！『オーバレイユニットを1つ使いこのターンレヴォリューション・ファルコンは特殊召喚された相手モンスター全てに攻撃出来る！そしてそのモンスターの攻撃力、守備力は0となる！！』」

素良「僕は…僕は！！柚子や遊矢を巻き込みたくない！！柚子や遊矢は僕の…僕の初めての「友達 」なんだ！！！アカデミアではできなかった…大切な…！！！」

黒咲「…ふ…行け！！レヴォリューション・ファルコン！！」

素良「だからって…負けられない！！トラップ発動！！《デストーイ・コーティング》！！『相手が「デストーイ」または「ファーニマル」モンスターに対して発動するモンスター効果の発動を無効にしてそのモンスターを破壊する！！』」

黒咲「トラップ発動！！《ラプターズ・ガスト》！『フィールドに「RR」カードが存在する時、マジック、トラップが発動した時！その発動を無効にして破壊する！！』」

素良「なんだと！！？」

黒咲「レヴォリューション・ファルコン！！皆の思いと意志を継ぎ攻撃せよ！！レヴォリューショナル・エアレイド！！」


レヴォリューション・ファルコン
攻撃力2000

↓

サーベル・タイガー
攻撃力4500→0

シザー・タイガー
攻撃力3900→0

シザー・ウルフ
攻撃力4000→0

素良「うっ…」ペタン
LＰ2400→0

黒咲「…」

素良「また…負けちゃったか…」

黒咲「だがお前は自分の言葉を発した…柚子や遊矢を守りたいと」

素良「…僕を許せるの？」

黒咲「許す許さないではない…「話」は出来た…後はお前の行動次第だ」

素良「黒咲…」

ズガァァァンッ！！

素良・黒咲「！？」

素良「な、なんだ！？」

黒咲「この方角は榊…遊矢…」

素良「一体何が…」

…

部隊長「行け！！アルティメットハウンドドッグ！！オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを攻撃！！」


アルティメットハウンドドッグ
攻撃力3000

↓

オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン
攻撃力2500


遊矢「ぐぅっ！！」
LＰ2300→1700

部隊長「まだまだだ！続けてボルテックス・ドラゴンを攻撃！！この瞬間！速攻魔法《古代の機械旋風（アンティークギア・ガスト）》発動！『自分フィールドの「古代の機械」モンスターが相手モンスターを破壊した時、相手フィールドのマジック、トラップカードを2枚まで破壊し破壊した数だけ500ポイントのダメージを与える！！』」

バキンッ！

遊矢「っ！」
LＰ1700→700

部隊長「主のペンデュラムモンスターとやらはペンデュラムカードが有る限り復活すると聞いた…そうはさせんぞ！！」

ユート『封じられた…のか…！！』

部隊長「これで最後！！アルティメットハウンドドッグ！！直接攻撃をするのだ！！」

ユート『だが…そうは…』

遊矢「いかない！！手札の《EM（エンタメイト）ダメージ・ガードナー》の効果発動！『相手の直接攻撃宣言時、このカードを特殊召喚し、その守備力は相手モンスター1体の攻撃力と同じになる！！』」

部隊長「なぬ！？」

遊矢「現れろ！ダメージ・ガードナー！！」


《EMダメージ・ガードナー》
レベル4/地属性/戦士族/スケール1
攻0/守0→3000


部隊長「…拙僧はこれでターンエンド」
手札4

遊矢「くっ…はぁ…はぁ…」ガクッ

ユート『遊矢！』

オベリスクフォースA「はっ！なんだよ期待してたのに大したことねぇな」

オベリスクフォースB「全くだぜ、こんなのエクシーズ次元の奴らとかわらねぇぜ」

部隊長「やめんか！奴は拙僧達の猛攻を耐え忍んだのだ評価せねば…」

オベリスクフォースA「だとしてもやる事は変わりませんよさっさと「カード」にしてしまいましょう」

オベリスクフォースB「エクシーズ次元の奴らの様にね」

遊矢「な…」

ユート『なんだと…？』

遊矢「ユート…落ちつ…」

ユート『貴様達の好きになどさせない！！！』ドンッ！！

遊矢「うぉぉぉっ！！」

オベリスクフォースA、B「！？なんだぁ！？」

遊矢「俺のターン！！」
手札1

遊矢「俺は《ペンデュラム・コール》発動！！『デッキから名前の異なった「魔術師」ペンデュラムモンスター2体を手札に加える！！』俺は《相克の魔術師》と《相生の魔術師》を手札に加える！！」

遊矢「そして俺はスケール3の《相克の魔術師》とスケール8の《相生の魔術師》でペンデュラムスケールをセッティング！！これでレベル4から7のモンスターが同時に召喚可能！！現れよ！！我が僕のモンスター達よ！！」


《相克の魔術師》
レベル7/闇属性/魔法使い族/スケール3
攻2500/守 500

《相生の魔術師》
レベル4/光属性/魔法使い族/8
攻 500/守1500


遊矢「現れよ！！レベル4！慧眼の魔術師！！EMオッドアイズ・ドラゴン！！レベル7！オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン！！」


慧眼の魔術師
攻撃力1500


EMオッドアイズ・ドラゴン
攻撃力1500

オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン
攻撃力2500


遊矢「俺はペンデュラム召喚に成功したEMオッドアイズ・ドラゴンの効果発動『フィールドのモンスター1体を選択しそのモンスターのレベルを自分フィールドの「オッドアイズ」モンスターのレベルと同じ数値とする』俺は貴様のフィールドのアルティメットハウンド・ドッグをオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンと同じ7にする」


アルティメットハウンド・ドッグ
レベル9→7

遊矢「そして…レベル4のオッドアイズ・ドラゴンと慧眼の魔術師でオーバレイ！！」

遊矢・ユート『漆黒の闇より愚鈍なる力に抗う反逆の牙、今降臨せよ！！エクシーズ召喚！ランク4！《ダークリベリオン・エクシーズ・ドラゴン》！！』


《ダークリベリオン・エクシーズ・ドラゴン》
ランク4/闇属性/ドラゴン族/エクシーズ
攻2500/守2000


遊矢「そして相克の魔術師のペンデュラム効果発動！『1ターンに1度、エクシーズモンスター1体にランク分のレベルを与える！』」

部隊長「ランクをレベルに！？」


ダークリベリオン
ランク4→レベル4


ユート・遊矢『相生の魔術師のペンデュラム効果発動1ターンに1度レベル5以上のモンスター1体を選択し、それ以外のモンスター1体を選択したモンスターのレベルと同じにする…俺はオッドアイズのレベルとダークリベリオンのレベルを揃える！』


ダークリベリオン
レベル4→7


オベリスクフォースA「一体…何を…？」

遊矢・ユート『俺はレベル7のオッドアイズとレベル7のダークリベリオンでオーバレイ！！二色の眼の龍よ！その黒き逆鱗を震わせ、刃向かう敵を殲滅せよ！エクシーズ召喚！いでよ、ランク７！怒りの眼輝けし龍！《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》！」


《覇王黒竜 オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》
ランク7/闇属性/ドラゴン族/エクシーズ/スケール4
攻3000/守2500


出現すると同時に爆風が吹き荒れる

オベリスクフォースA・B「うわっ！？」

部隊長「なんという…禍々しい…力…！！」

遊矢「オッドアイズ・リベリオン・ドラゴンが『エクシーズモンスターを素材としてエクシーズ召喚に成功した時、相手フィールドのレベル7以下のモンスター全てを破壊し破壊したモンスターの数だけ1000ポイントのダメージを与える！！』」

部隊長「っ！アルティメットハウンドドッグのレベルを下げたのはこの為か！！」

バギャンっ！！

オベリスクフォースA・B・部隊長「ぐぅぅ！！」
LＰ4000→3000


部隊長「だが…まだ我々は…」

遊矢「この効果を発動したターン『このカードは３回攻撃出来る…』貴様達に希望など無い！！」

オベリスクフォースA「ひ、ひぃぃ！」

オベリスクフォースB「な、なんだと！？」

遊矢「全ての敵を殲滅せよ！！オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン！！反旗の逆鱗！！ストライク・ディスオベイ！！」

ズガガガッ！！

オベリスクフォースA・B・部隊長「ぐぁぁぁっ！！ 」
LＰ3000→0

ドサッ

遊矢「…」ゴゴゴッ

素良「遊矢！？」

黒咲「なんだ…あの竜は…！！」

遊矢「…ふん」

…

続く


次回


「バトルロイヤルその2」


熱血素良塾！！


素良「はいはーい、皆！僕が今回は紹介していくよ！！」

素良「今回のオリジナルカードはこれ！」

《Em（エンタメイジ） プライド・スタッフ》
レベル4/闇属性/魔法使い族
攻1000/守1500

①フィールドのこのカードが破壊され墓地へ送られた時、自分のライフに500ダメージを与える事で墓地のこのカードを特殊召喚する。「Emプライド・スタッフ」のこの効果は1ターンに1度しか発動出来ない。②墓地のこのカードを除外しフィールドの「Eｍ」モンスター１体を対象として発動する。そのモンスターの攻撃力をエンドフェイズ時まで1000アップする


《トラピーズ・サーカス》
永続魔法
①自分フィールドに「Emトラピーズ・マジシャン」が存在する時、1ターンに1度デッキから「Em」モンスター1体を特殊召喚できる。②自分フィールドの「Eｍトラピーズ・マジシャン」がモンスター効果の対象となった時、効果を発動したモンスターを破壊しその後表側表示のこのカードを破壊することでこのターン「Eｍ」モンスターは戦闘で破壊されず戦闘により発生するダメージを半分にする。


《EM（エンタメイト） ダメージ・ガードナー》
レベル4/地属性/戦士族/スケール1
攻0/守0

【Ｐ効果】
①このカードがPゾーンに存在する限り効果によるダメージはお互いに受ける。

【モンスター効果】
①相手の直接攻撃宣言時、手札のこのカードを守備表示で特殊召喚する。このカードの守備力は相手モンスター1体の攻撃力の数値と同じになる。②このカードがフィールドで表側表示で存在する限りこのカードの守備力以下の効果によるダメージは全て0となる。


《EMオッドアイズ・ドラゴン》
レベル4/光属性/ドラゴン族/スケール8
攻 1250/守 1000

【Ｐ効果】
1ターンに1度、自分フィールドのモンスター1体のレベルを7にする。この効果を使用したターン自分はエクストラデッキから「オッドアイズ」モンスター以外のモンスターを特殊召喚できない。

【モンスター効果】
このカードがＰ召喚に成功した時、フィールドのモンスター1体を選択しそのモンスターのレベルを自分フィールドの「オッドアイズ」モンスターのレベルと同じ数値とする。

《RRコンフロント・ファルコン》
ランク4/闇属性/鳥獣族/エクシーズ
攻2000/守0

レベル４モンスター×2
このカードはフィールドに「RR」Xモンスターが存在する時エクストラデッキからX召喚できる。
①このカードの攻撃力は表側表示の「RR」モンスターの数×300アップする。②このカードが相手モンスターを破壊した時X素材を２つ取り除き、このカードを素材としたランクの1つ高い「RR」Xモンスター1体を重ねてX召喚扱いでエクストラデッキから特殊召喚する。


《エッジインプ・シザークロウ》
レベル8/闇属性/悪魔族
攻2500/守2000

このカードはルール上「エッジインプ・シザー」として扱う。
①フィールドの「デストーイ」、「ファーニマル」、「エッジインプ」のいずれかのモンスター1体をリリースする事で手札のこのカードは特殊召喚できる。②このカードが融合素材としてフィールドから離れた時、墓地に存在する「エッジインプ・シザー」1体と「ファーニマル」モンスター1体を除外しそのモンスターを素材とした「デストーイ」融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚扱いで特殊召喚する。


《古代の機械旋風（アンティークギア・ガスト）》
速攻魔法
①自分フィールドの「古代の機械」モンスターが相手モンスターを破壊した時、相手フィールドの魔法、罠カードを2枚まで対象にして発動する、そのカードを破壊し相手に破壊したカードの数×500ダメージを与える。


素良「ほい、こんな感じだね、デニスには効果モンスタープライド・スタッフと永続魔法トラピーズ・サーカス。プライドはそのまま意味でスタッフもそのままだね」

素良「トラピーズ・サーカスはトラピーズ・マジシャンを軸に回すデニスならではのカードにしたかったらしいんだ、アクションカードが無いからこういうカードも多少わね？」

素良「遊矢はどちらもEM！ダメージ・ガードナーは実質のアクションマジック「回避」だね、もしかしたらこのSSではマイフェイバリットカードになるかも」

素良「EMオッドアイズ・ドラゴンはオッドアイズでありEMでもあるあのカテゴリだね、レベル変動させる効果が主だよ！Ｐ効果もモンスター効果も実質レベル7にする効果だけどＰ効果は若干縛りがあるね、それでも便利だけど」

素良「そして黒咲のランク4、ブレイド・バーナー・ファルコンやライズ・ファルコンよりは使いやすいけど、召喚条件がやや厳しい、それに制圧力も高い訳じゃない、攻撃力も出した時点では2600…それでもランクアップマジック無しでランクアップ出来るのは良いのかな？微妙？そしてコンフロントは立ち向かうって意味だね」

素良「そして僕のオリジナル！エッジインプ・シザークロウ！墓地にモンスターが居ないと効果が発動出来ないという点、更には最上級だしフィールドから出ないと効果が発動出来ないという部分も妙に重い」

素良「まぁ微妙だよね」

素良「さぁさぁ！SS本編ここから結構展開が変わっていくよ！全く異なった対戦カードも勿論ある！どうなっていくのか…作者も分からない」

素良「それではこの辺でバイバーイ」

続け