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虹彩竜と歩むもの/第18話:激励 作:光芒





「そ、それは災難だったわね……」

 遊大と学食で出会った遊希は、彼の向かいの席に座ると学食に常備されているドリンクディスペンサーから出た暖かいほうじ茶を啜る。
 思い立ったが吉日、とばかりに行動した遊大であったがその決意は悉く悪い方向へと働いた。何せとても言動が不審な上級生に勧誘されたりもすれば、何故か身の危機を感じたりもしたし、林檎本人は知らなかったとはいえ、中学時代の黒歴史まで想起させられたりもしたのだから。
 話を聞いた遊希は拓哉や碧といったそれらの人物の言動に心当たりがあったのか、最初は苦笑いをしながら聞いていたが、徐々に気の毒さから笑みが消えていき、最終的にはまるで自分も同じ目に遭ったかのようにうんうん、と共感を感じたかのように頷いていた。

「でも何かをしたいと思って行動したことはいいと思うわ」
「そう言って貰えると救われる気がします。ところで遊希さん部活は入っていないんですか?」
「私は何処にも所属していないわ。まあ部活動が活発になり始めたのが去年からだったからね」

 遊希が入学した当初から部活というもの自体は存在していたが、今ほど力を入れて取り組んでいたわけではなく、新入生に対する勧誘も比較的大人しめであった。
 しかし、デュエル以外のもので得た経験がやがてデュエルに繋がるという意見からアカデミア側が部活動に積極的に力を入れるようになり、それが今のアカデミアへと至るのである。

「そもそも私はデュエルが第一だし。私の学年はそういう人が多かったわ」
「そうですか……」
「ねえ、高海君。あなたは何故部活に入ろうと思い始めたの?」

 遊希の突然の問いに遊大は思わず「えっ」と聞き返した。遊希から見た遊大の顔は実に思い悩んでいる顔をしており、比較的関わりの深い遊大が辛そうにしているのを見るのは遊希にとっては何故か居た堪れなかったのである。

「あの……俺は……」
「やりたいことは見つからない。でも、何かをやらなければならないと思っている。まあ、そんなところ?」
「……お恥ずかしながら」
「そう、でも恥ずかしがることなんてないわ。一年生なのにあなたは自分のことを懸命に考えている。そこに気付けるだけあなたは立派なのよ? だから堂々と胸を張りなさい」
「ありがとう、ございます……」

 俯いていた遊大の目は何処か潤んでいたように見えた。励ますつもりが泣かせてしまってどうするのか、と遊希は自分の失策を心中で嘆く。

「ねえ、高海君。このあと時間ある?」
「この後……ですか?」
「ちょっと付き合ってほしいの」
「俺は大丈夫ですが……」
「なら行きましょう」

 遊希に半ば強制的に連れられる形で学食を後にする遊大。遊希に言われるがまま歩く遊大は普段自分たち一年生が立ち入らない三年生用のエリアに立ち入っていることに気付いた。
 沈黙が続く中、何処に連れていかれるのだろう、と思いながら遊大は話題作りも兼ねて気になっていたことを遊希に聞くことにした。それはいつもと違う彼女の風貌についてだった。天都 遊希と言えば長い黒髪にキラリと輝く瞳が特徴的な美少女である。そんな美少女がその瞳を眼鏡で隠し、歩くたびに揺れる黒髪をツインテールで纏めているのだから気にもなる。

「あの、遊希さん」
「何?」
「今日のその格好はどうしたんですか? 何か嫌なことでもあったんですか?」

 立ち止まって振り返った遊希は妙に真剣な顔をしていた。

「……あの、私ってデュエル委員じゃない」
「は、はい」
「これまで生きてきて委員って類のものを務めるのはこれが初めてなの。ほら委員って優等生の子が務めるポジションで、皆のお手本になるようなものじゃない? だから……少し真面目なそうな恰好をしていれば箔が付くかな、って思ったの。ちなみにこの眼鏡は伊達メガネよ」
「もしかして遊希さん……意外と形から入るタイプですか?」
「何よ、悪い?」

 遊大は「いいえ」と何処か上の空な返事しか返すことができなかった。ここで「頭でも打ったんですか?」などとは口が裂けても言えない。もしそんなことを口走れば……遊大は想像することもできなかった。











「戻ったわ」

 遊希が遊大を連れていったのは生徒会室であった。生徒会室は他の教室よりもだいぶ広く設計されており、校舎の最上階に位置することもあってテニスコート大のバルコニーまであるなどまさに選ばれた者だけが入れる部屋であると言えた。
 そして、そんな生徒会室では4人の女子生徒が待っていた。生徒会長である詩織、副会長である綾香、書記・会計である千夏、そして留学生委員長を担当するエヴァの4人である。詩織と千夏は各部活から計上された予算書に目を通しており、片や綾香とエヴァはカードを広げてはデッキ改造に精を出しているようだった。

「遊希サン。お帰りなさいデス!」
「おかえりー、何処行ってたの?」
「ちょっとね。あ、入っていいわよ」

 失礼します、と一言断りを入れて遊大が生徒会室に入る。男子学生が入るというだけならともかく、その男子学生をあの天都 遊希が連れてきた、という事実に4人は一斉に目を丸くした。

「あなたは……」
「ご無沙汰しています。月宮先輩」
「何? 詩織知り合い?」
「ほら、入学式の時に遊希さんと……」

 詩織の説明を受けて綾香と千夏が席を立ち、遊大の下へと駆け寄る。綾香と千夏は上と下からそれぞれ遊大の身体をじっと見つめてはまるで獲物を狙う猛獣が如く遊大をその眼で品定めする。
 年上の女子二人に取り囲まれた遊大が仄かに頬を赤らめる中、彼を視認した綾香と千夏は何も言わず目を見合わせると、同じタイミングで大きく頷いた。

「なるほど……この子が遊希の彼氏なのね!」
「ええっ!?」

 綾香の口から出た「彼氏」という単語に遊大は目を白黒させる。そしてその単語に椅子に座ってきょとん、としていたエヴァまでもが食いついた。

「そうなんデスカ!? 遊希サン! 私とお揃いデスネ!」
「まさか年下を引っ掛けるとは……済ました顔して案外やり手なのねあんた!」
「いや違うから。要らぬ誤解を招かないで貰える?」

 戸惑って口ごもる遊大に対し、遊希はきっぱりと綾香・千夏・エヴァら三人の言い分を否定する。ここで変な噂でも立ってしまえば遊希は元よりまだ入学して二週間程度の遊大に悪影響を及ぼす可能性がある。
 遊希のこの判断は当然後輩である遊大のことを思いやってのことなのだが、完全否定されたということは遊大にはある意味ショックなことでもあった。最も遊大自身も何故そう断言されてショックに思えるのかはまだわかってはいなかったのだが。

「今日彼に来てもらったのはちょっと試したいことがあったの。前々から話していたあの事についてよ」
「あの事……まさか……」

 何かを言いかけた詩織を遊希は口元に手を当てて制する。遊大は遊希の言った「あの事」に心当たりはなかった。仮に「あの事」がオッドアイズ・レイジング・ドラゴンを指すのであれば、所持者である遊大はもちろん、そのカードの存在を知っている詩織にも制することなどしないはずなのだから。

「ねえ高海君、今から私とデュエルをしてもらえないかしら?」
「えっ? 俺とですか……でも俺は……」
「デッキとディスクは持っているわね。なに、深い意味はないわ。ただあなたが落ち込んでいるようだったから気晴らしも兼ねてね。デュエリストなんだから沈んだ気持ちを払うにはデュエルが一番よ」

 遊希は常に3つのデッキを持ち歩いているが、今回のデュエルで使うのは【星龍皇】でも【壊獣サイバー】でもない別のデッキであった。なんでもそのデッキは比較的新しいカードで構築されたデッキであり、デッキを組んだ遊希自身もそのデッキの理想的な構築を未だに見定められずにいた。
 デュエル委員の仕事の一つとして、遊希には常にカードのことを学び、知った上で新しく製造されたカードの活用法を広く他の学生たちに伝え広めるという使命があった。言うなれば今回のデュエルにはデュエル委員の仕事と落ち込んでいた遊大を励ますという意味合いが含まれていたのである。

「とまあ、純粋にあなたを助けたいだけじゃないんだけど。それでも良ければ私とデュエルをしてくれない?」
「……わかりました。遊希さんとのデュエル、どんなことがきっかけでも俺は持てる力のすべてをぶつけます!」
「いい返事ね。じゃあ外に出ましょう」

 生徒会室の窓から出ることのできるバルコニーはデュエルスペースに行かずとも、ここでデュエルができるという利点があった。生徒会役員たちはいわばこの学校の象徴であるため、常にデュエルでは学生たちのトップに立っていなければいけない。彼女たちは生徒会役員として相応しくあるため、日夜ここで互いの腕を競い合うのである。
 4月の暖かさと肌寒さが入り混じった春風が吹く中、遊希と遊大は対峙した。デュエルディスクのスイッチを入れ、互いのディスクをリンクさせる。接続しあったコンピューター同士によってこのデュエルの先攻後攻の決定権が遊希に与えられた。

「あら、私が決めるのね。そうね、じゃあ今回は先攻を貰おうかしら」
「では俺は後攻ですね。行きます!」

 例え相手のデッキがどのようなものであろうとも、自分を気に掛けてくれた憧れの存在である遊希のためにも。遊大はこのデュエルに全力で臨むと誓った。

「「デュエル!!」」


遊希 LP8000 手札5枚
デッキ:35 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 Pゾーン青/赤 除外:0 エクストラデッキ:15(0)
遊大 LP8000 手札5枚
デッキ:35 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 Pゾーン青/赤 除外:0 エクストラデッキ:15(0)


☆TURN01


「私の先攻よ。さて……」

 先攻はドローすることができない。しかし、遊希は初手の5枚の手札を見て思わず苦笑いを浮かべた。

(この手札……ちょっと彼には意地悪なものかな? まあいいわ。ちょっと彼の腕を試させてもらおう)
「私は手札からフィールド魔法“ドラゴニックD(ダイヤグラム)”を発動」


※ドラゴニックD
フィールド魔法
(1):フィールドの「真竜」モンスターの攻撃力・守備力は300アップする。
(2):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、アドバンス召喚した「真竜」モンスターはそれぞれ1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない。
(3):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。このカード以外の自分の手札・フィールドのカード1枚を選んで破壊し、デッキから「真竜」カード1枚を手札に加える。


「ドラゴニックD……【真竜】デッキですか」
「そう。これが私の一番新しいデッキよ」

 遊希がこのデュエルで用いる【真竜】は幻竜族のモンスターで統一されたデッキである。しかし、一口に真竜と言ってもそのデッキは2パターン存在する。
 1つはフリーチェーンの除去効果を持つ“真竜剣皇マスターP”を主軸に添えたアドバンス召喚型のデッキであり、永続魔法・罠カードをリリースすることでアドバンス召喚のできる真竜たちを展開していくデッキである。
 そしてもう1つはレベル9の真竜皇モンスターをドラゴニックDや破壊することで発動する効果でアドバンテージを稼いで特殊召喚し、高い制圧力を持つ“真竜皇V.F.D(ザ・ビースト)”のエクシーズ召喚を狙うタイプのデッキである。
 属するモンスターが全て上級以上のモンスターであり、手札事故の確率も高いデッキであるのだが、2つのデッキタイプに共通することがある。それはどちらのデッキにおいても今遊希が発動したフィールド魔法・ドラゴニックDの存在が必要不可欠であるということであった。

「ドラゴニックDの効果を発動。私は手札の“真竜皇ババルストスF(フューラー)”を破壊し、デッキから“真竜皇リトスアジムD(ディザスター)”を手札に加えるわ」
(バハルストスにリトスアジム……遊希さんの【真竜】はエクシーズ型か……)


※真竜皇バハルストスF
効果モンスター
星9/水属性/幻竜族/攻1800/守3000
「真竜皇バハルストスF」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。このカード以外の手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、水属性モンスターを含むモンスター2体を破壊し、このカードを手札から特殊召喚し、水属性モンスター2体を破壊した場合、相手のフィールド・墓地から魔法・罠カードを2枚まで選んで除外できる。
(2):このカードが効果で破壊された場合に発動できる。デッキから水属性以外の幻竜族モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。


※真竜皇リトスアジムD
効果モンスター
星9/地属性/幻竜族/攻2500/守2300
「真竜皇リトスアジムD」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。このカード以外の手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、地属性モンスターを含むモンスター2体を破壊し、このカードを手札から特殊召喚し、地属性モンスター2体を破壊した場合、相手のエクストラデッキを確認してその中からモンスターを3種類まで選んで除外できる。
(2):このカードが効果で破壊された場合に発動できる。自分の墓地から地属性以外の幻竜族モンスター1体を選んで特殊召喚する。


「カードの効果で破壊されたバハルストスFの効果を発動。デッキから水属性以外の幻竜族1体を守備表示で特殊召喚するわ。来なさい、“真竜鳳マリアムネ”」


※真竜鳳マリアムネ
効果モンスター
星9/風属性/幻竜族/攻2700/守2100
「真竜凰マリアムネ」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。このカード以外の手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、風属性モンスターを含むモンスター2体を破壊し、このカードを手札から特殊召喚し、風属性モンスター2体を破壊した場合、相手のデッキの上からカードを4枚除外できる。
(2):このカードが効果で破壊された場合に発動できる。デッキから風属性以外の幻竜族モンスター1体を手札に加える。


「ドラゴニックDの効果でマリアムネの攻守は300ずつ上昇する」

真竜鳳マリアムネ ATK2700/DEF2100→ATK3000/DEF2400

「それでも守備力は2400。最上級モンスターにしては心もとない数値です」
「バハルストスならともかく他の真竜はやや守備に関しては心許ないのよね。まあしょうがないことなんだけど」

 遊希の狙いは間違いなくレベル9のモンスター2体でエクシーズ召喚ができる真竜皇 V.F.Dのエクシーズ召喚であろう。しかし、レベル9のモンスターを他のカードの補助なしで2体並べるというのはまず不可能な話だ。
 遊希の残っている手札4枚のうち1枚がリトスアジムDであることは確実として、残り3枚の中の2枚がモンスター、そしてその2枚のうちが最低1枚が地属性のモンスターでなければならない、というのは中々難しい条件である。

「そうね……じゃあ私はこのモンスターを召喚するわ。来なさい“魂喰(たまぐ)いオヴィラプター”」

 しかし、その難しい条件をも容易く達成してみせるのが天都 遊希というデュエリストである。そんな彼女のフィールドに現れたのは、灰色のくすんだ身体をまるで人魂を彷彿させる青白い炎で覆った蜥蜴のようなモンスターだった。


※魂喰いオヴィラプター
効果モンスター
星4/闇属性/恐竜族/攻1800/守500
「魂喰いオヴィラプター」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから恐竜族モンスター1体を選び、手札に加えるか墓地へ送る。
(2):このカード以外のフィールドのレベル4以下の恐竜族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。その後、自分の墓地から恐竜族モンスター1体を選んで守備表示で特殊召喚する。


「恐竜族!?」
「召喚に成功した魂喰いオヴィラプターの効果を発動。デッキから恐竜族モンスター1体を選び、それを手札に加えるか墓地に送る。私はデッキから“ベビケラサウルス”を手札に加えるわ」
「ベビケラサウルスの属性は……確か……」
「そう。私は手札の地属性モンスター、ベビケラサウルスと手札の真竜鳳マリアムネを破壊し、真竜皇リトスアジムDの効果を発動するわ。このカードを手札から特殊召喚する! そしてカードの効果で破壊されたマリアムネとベビケラサウルスの効果を発動!」

真竜皇リトスアジムD ATK2500/DEF2300→ATK2800/DEF2600

※ベビケラサウルス
効果モンスター
星2/地属性/恐竜族/攻500/守500
(1):このカードが効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動する。デッキからレベル4以下の恐竜族モンスター1体を特殊召喚する。


チェーン2(遊希):真竜鳳マリアムネ
チェーン1(遊希):ベビケラサウルス


「チェーン2のマリアムネの効果で私はデッキから2枚目のバハルストスFを手札に加え、チェーン1のベビケラサウルスの効果でデッキからレベル4の恐竜族モンスター“幻創のミセラサウルス”を特殊召喚するわ」


※幻創のミセラサウルス
効果モンスター
星4/炎属性/恐竜族/攻1800/守1000
「幻創のミセラサウルス」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズにこのカードを手札から墓地へ送って発動できる。そのメインフェイズの間、自分フィールドの恐竜族モンスターは相手が発動した効果を受けない。
(2):自分の墓地からこのカードを含む恐竜族モンスターを任意の数だけ除外して発動できる。除外したモンスターの数と同じレベルの恐竜族モンスター1体をデッキから特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される。


「そうか、ベビケラサウルスは効果で破壊されることでレベル4以下の恐竜族1体を特殊召喚できる……効果で能動的に破壊できる【真竜皇】との相性は悪くない……」
「よく気づいたわね。さて、これで私のフィールドには2体のレベル9モンスターとレベル4モンスターが揃った。私はレベル4の魂喰いオヴィラプターと幻創のミセラサウルスでオーバーレイ! 2体の恐竜族モンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築! エクシーズ召喚!“太古の恐竜は進化を遂げる。灼熱の風と共に翼を以て天空へと舞い上がれ!”現れなさい!“エヴォルカイザー・ラギア”!」


※エヴォルカイザー・ラギア
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/炎属性/ドラゴン族/攻2400/守2000
恐竜族レベル4モンスター×2
(1):このカードのX素材を2つ取り除き、以下の効果を発動できる。
●魔法・罠カードが発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。
●自分または相手がモンスターを召喚・特殊召喚する際に発動できる。それを無効にし、そのモンスターを破壊する。


「そしてレベル9の真竜鳳マリアムネと真竜皇リトスアジムDでオーバーレイ! 2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築! エクシーズ召喚!!“三つの境界を支配する者たちよ、今漆黒の獣となりて終末の世界にその咆哮を響かせよ!!” 誘うは破滅、目覚めよ!“真竜皇V.F.D”!!」


※真竜皇V.F.D(ザ・ビースト)
エクシーズ・効果モンスター
ランク9/闇属性/幻竜族/攻3000/守3000
レベル9モンスター×2体以上
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、属性を1つ宣言して発動できる。
ターン終了時まで、フィールドの表側表示モンスターは宣言した属性になり、宣言した属性の相手モンスターは効果を発動できず、攻撃もできない。この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分の手札の「真竜」モンスターの効果で破壊するモンスターを相手フィールドからも選ぶ事ができる。

真竜皇V.F.D ATK3000/DEF3000→ATK3300/DEF3300

「っ……! 先攻でV.F.Dとエヴォルカイザー・ラギア……!?」
「私はカードを1枚セットしてターンエンド。さあ高海君、あなたはこの状況を前にしてどうするか……私に見せて頂戴」


遊希 LP8000 手札1枚
デッキ:30 モンスター:2(真竜皇V.F.D ORU:2、エヴォルカイザー・ラギア ORU:2)魔法・罠:2(ドラゴニックD)墓地:3 Pゾーン青/赤 除外:0 エクストラデッキ:13(0)
遊大 LP8000 手札5枚
デッキ:35 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 Pゾーン青/赤 除外:0 エクストラデッキ:15(0)


 遊希にとっては激励のつもりで始めたデュエルであったが、激励されるはずの遊大にとっては早くも彼女のこのデッキが自身の前に大きな壁として立ちはだかっていた。






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ター坊
激励(ドS)
まさか形に入るためのコスプレ(?)とは。これがきっかけで遊希の七変化が見れればなぁ。遊大は彼氏と間違われ、呆然としてましたが案外内心悪い気はしてない?
そして激励の名の元に始まった後輩いじm…もとい、デュエル。真竜がここまで回る…というか恐竜と混ざるんですね。どこをどうしたら閃くのか。 (2017-02-28 08:25)
カズ
激励とは何だったのかと言わんばかりに、相変わらず容赦ない遊希さん流石です。ここまで真竜を使いこなすなんて私にはムリです(断言)。
遊大くんも少しは恋心というものを勉強してみてはどうでしょう。きっとショックになった原因が分かるはずですよ。 (2017-02-28 18:17)
光芒
ター坊さん
コスプレならぬ遊希七変化ですか……キョンの好みに合わせて髪型を変えてきたハルヒを思い出しますね(古い
遊大に関しては、彼自身まだ恋愛という経験はないので戸惑っている感じです。まあ憧れの人の彼氏に間違われることには悪い気はしないと思います。

>真竜がここまで回る…というか恐竜と混ざるんですね。どこをどうしたら閃くのか。
【真竜】と新規ストラク恐竜族のシナジーは前々から言われており、実際これで入賞している人もいますからね。ちなみに自分もデッキレシピを投稿しようと思ったらこのサイトでも何名かの方が既に投稿されていました;

カズさん
これが彼女なりの激励、というやつなんでしょうね(ドS感
まあデュエリストですから……という一言で片付いてしまう世界怖い。

>遊大くんも少しは恋心というものを勉強してみてはどうでしょう。きっとショックになった原因が分かるはずですよ。
まだまだ彼は青いですから。ただいずれその辺りにも成長がみられるとは思いますよ。

(2017-03-01 06:43)
から揚げ
真竜の破壊効果とベビケラザウルスの効果を巧みに組み合わせて、一ターンからラギアとザ・ビーストを並べるとは、非常に素晴らしいタクティクスですね!

組み合わせ次第で強力な戦術を編み出せる所が遊戯王の醍醐味ですよね!

遊大がどのようにこの布陣を突破するのか、とても楽しみです!

これほどの完成度で、まだまだ未完成と思っているとは、遊希の強さの秘訣は現状に満足せずに研鑽を続ける所にあるのかもしれませんね。 (2017-03-01 08:11)
光芒
から揚げさん
そうですね、ルールこそ変わってしまいますが、カードの組み合わせ次第ではこれまで出来なかったことや思いつかなかった意外なコンボが発掘されたりするのがゲームの面白いところだと思います。

>これほどの完成度で、まだまだ未完成と思っているとは、遊希の強さの秘訣は現状に満足せずに研鑽を続ける所にあるのかもしれませんね。
遊戯王において「パーフェクト」とは「その者の限界」という意味でもあるので、現状に満足せずに強さを求め続けるからこそ遊希が強い、というのは本当のことですね。この世界のデュエリストは誰もが強さには貪欲です。
(2017-03-03 17:06)

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12 第53話:自信 275 5 2017-07-20 -
38 第54話:克服 279 4 2017-07-24 -
16 第55話:猛攻 285 6 2017-08-02 -
16 第56話:障壁 205 3 2017-08-08 -
9 第57話:意地 184 3 2017-08-13 -
11 第58話:提案 281 3 2017-08-17 -
12 第59話:来訪 254 3 2017-08-27 -
19 第60話:交錯 256 3 2017-09-04 -
15 第61話:諜報 216 3 2017-09-11 -
68 遊大たちが10月制限について語るそうです 354 5 2017-09-14 -
15 第62話:暴露 200 2 2017-09-21 -
17 第63話:決意 245 4 2017-09-25 -
9 第64話:結束 230 4 2017-10-02 -
11 第65話:渇望 374 3 2017-10-07 -
14 第66話:証明 194 4 2017-10-13 -
12 第67話:空想 185 2 2017-10-16 -
11 第68話:魔鎖 198 2 2017-10-23 -
9 第69話:喝采 153 2 2017-10-27 -
10 第70話:胸愛 205 3 2017-11-01 -
13 第71話:点火 188 4 2017-11-07 -
7 第72話:誘惑 135 3 2017-11-15 -
14 第73話:憤怒 158 5 2017-11-18 -
11 第74話:反攻 128 2 2017-11-22 -
3 第75話:夢追 154 2 2017-11-27 -
5 第76話:剣閃 108 2 2017-12-02 -
3 第77話:膠着 72 2 2017-12-09 -
2 遊大たちが1月制限について語るようです 48 0 2017-12-11 -

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