第106話　死の玩具　作：くちなし

☆★☆★

ルカナと変わったハルヒは、コースを疾走、いや、、「爆走」していた。

ハ「覚悟なさいっ！私のデッキで捻り潰してあげるわっ！この天才ゲームメーカーの私がねっ！」

自分で言う事か。一体その自信は何処から湧き出てくるのか教えてくれ。教えた奴は救世主として讃えてやる。

ヒ「⋯⋯」

フィールド
ルカナ➡ハルヒ
？？？
？？？

ヒロト　LP1900　手札6
ギミック・パペットージャイアント・キラー　ATK1500
Kozmo-フォアランナー　ATK2800


2人「決闘！！」　(ハルヒLP4000 VS ヒロトLP1900)

Turn32　TPハルヒ　手札5→6

「私が今日から使う新デッキの実験台になれるのを感謝しなさいっ！( ｀ー´)ｴｯﾍﾝ」

さてと、ハルヒのターンから始めるこの決闘。、SDA団団長こと早柿ハルヒは「捻り潰す」と言っても、どうやって
　この盤面を引っ繰り返すのか。いや、「ごった返す」の方が正しいか。
少し時を遡る。

ーーー回想始
(この時間は、咲がデュエル中の時である。)
咲「音梨さんも頑張ってるね」
無「そうですね。早柿さんは、何としても優勝したいみたいですから」
咲「アイツの事だからな。何が何でも勝つつもりだ。例え、Dホイールに細工してクラッシュさせてでもな」
無「いや、それは無いと思いますよ」
咲「まあ、そんなことしたら、反則だしな、、」
無「そうではなくてですね、、」
咲「、、、？」
無「早柿さんは、新デッキを組んできたみたいです。」
咲「アイツ、新デッキの実験台に相手チームを使う気かよ、、」
無「フフ、、でも、かなり強い、と仰っていましたよ。確か 死の玩具 と言っていた様な、、」
咲「ハルヒの言う事だから、相当強いんだな。期待しないで待っている事にする」

ーーー回想終

ハルヒ曰く、今日から使う新デッキ(=死の玩具)とはいかなものか、、

「私は手札のファーニマル・ベアを捨て、効果発動！


『ファーニマル・ベア』　地属性、天使族、☆3、効果モンスター　(要約)
「ファーニマル・ベア」の①②の効果は１ターンに１度、何れか１つのみ使用できる。
②手札のこのカードを墓地へ送って発動できる。デッキから「トイポット」１枚を自分の魔法＆罠ゾーンにセットする。
②このカードをリリースし、自分の墓地の「融合」１枚を対象として、そのカードを手札に加える事が出来る。


「トイポッドをセット、そのまま発動して、その効果を使うわ！」


『トイポット』　永続魔法　(要約)
①１ターンに１度、手札を１枚捨てて発動できる。自分はデッキから１枚ドローし、お互いに確認する。確認した
カードが「ファーニマル」モンスターだった場合、手札からモンスター１体を特殊召喚できる。違った場合、その
ドローしたカードを捨てる。
②このカードが墓地へ送られた時に発動できる。デッキから「エッジインプ・シザー」１体又は「ファーニマル」
モンスター１体を手札に加える。


「手札のファーニマル・ウィングを捨て、ドロー！」

デッキトップ、、そのモンスターは、、

「引いたのは、ファーニマル・キャットよ！トイポットの効果で特殊召喚！！」

ファーニマル・キャット　ATK700

「そして、墓地のファーニマル・ウィングの効果を使うわ！」


『ファーニマル・ウィング』　光属性、天使族、☆1、効果モンスター　(要約)
「ファーニマル・ウィング」の効果は１ターンに１度しか使用できない。
①自分フィールドに「トイポット」が存在する場合、墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「ファーニマル」
モンスター１体を対象として発動できる。そのモンスターを除外し、自分はデッキから１枚ドローする。その後、
以下の効果を適用できる。
●自分フィールドの「トイポット」１枚を選んで墓地へ送り、自分はデッキから１枚ドローする。


「効果で、墓地のファーニマル・ベアと一緒に除外し1枚ドロー、場のトイポットを墓地に送って、+1枚ドロー！」

「、、！(この引き、、行けるかもしれないわ、、！」
引いた2枚のカードを見てそう思い、さらに、墓地に送られたトイポットの効果で、デッキからエッジイップ・シザー
を手札に加えるハルヒ。


咲「成程、ファーニマルか。」
無「融合モンスターが全部 デストーイ なので『死の玩具』と言うわけですか」
咲「融合は手札消費が大きいのに、よくこんなに回せるものだな」


ヒ「ドロー加速か、、」

「魔法カード魔玩具補綴、発動！」


『魔玩具補綴』　通常魔法　(要約)
「魔玩具補綴」は1ターンに1枚しか発動できない。
①：デッキから「融合」1枚と「エッジイップ」モンスター1体を手札に加える。


「私は融合1枚と、エッジイップ・チェーンを手札に加えるわ」

ヒ「融合、、！」


《フィールド》
ハルヒ　LP4000　手札9
？？？
？？？


★☆★☆

その頃、咲夜達。

《フィールド》
咲夜　LP2600　手札0　除外1
クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン　ATK3000
スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン　ATK2800
閃光の魔術師　ATK2000
常闇の魔術師　DEF2000
調律の魔術師　DEF0

レイ　LP2900　手札3　除外1
氷結界の龍 トリシューラ　ATK2800

白桃　LP4200　手札1　除外3
竜脈の魔術師　DEF900
伏せカード1枚

サイヤ　LP6000　手札5
冥界濁龍ドラゴキュートスATK3000


スターダストを破壊された白桃は、ドラゴキュートスの衝撃で、激痛を受けていた。

咲「白桃！」
桃「来ないでっ！まだ、、決闘中よ、、！」

「僕はターンエンド」


Turn10　TP 咲夜　LP2600　手札0➡1

「僕のターン！！(相手のドラゴキュートスはきっと禍々しい効果を持っている、、その前に対処しないと、、」

レ「さあ、早く来なよ！」

「僕は☆4の閃光の魔術師と常闇の魔術師でオーバーレイ！！」


≪黒き龍よ、、反逆の咆哮と共に闇を払え、、、！！≫

『X召喚！来いっ！ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン！！』

ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン　ATK2500

「ダーク・リベリオンの効果発動！」


『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』　闇属性、ドラゴン族、★4、X効果モンスター　(要約)
レベル4モンスター×2
①このカードのＸ素材を２つ取り除き、相手フィールドの表側表示モンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力を半分にし、その数値分このカードの攻撃力をアップする。


「対象はドラゴキュートス！」

冥界濁龍ドラゴキュートス　ATK4000➡2000
ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン　ATK2500➡ATK4500

「ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン、効果発動！」

『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』　闇属性、ドラゴン族、★4、X効果モンスター　(要約)
レベル4モンスター×2
①このカードのＸ素材を２つ取り除き、相手フィールドの表側表示モンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力を半分にし、その数値分このカードの攻撃力をアップする。


「対象はドラゴキュートス！」

冥界濁龍ドラゴキュートス　ATK4000➡2000
ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン　ATK2500➡ATK4500


第107話へ続く