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第7話:デュエリスト・ゼロ 作:青き眼の凡人
「ハロー!!ナイトドミノー!!本日これより、ナイトドミノカップ開催だー!!この大会の実況はこの俺、飛車鳥 黄手(ひしゃとり おうて)!!そして解説は元プロデュエリストのチェック=ディスカバーがお送りするぜー!!」
「どうも皆さん、こんにちは。解説担当のチェック=ディスカバーです。」
「さーて、チェックさん!本日はこれ以上にない晴れ模様!そして観客の盛り上がりよう!参加するデュエリストにとってこれほどいい舞台はないでしょう!!」
「そうですねー。やっぱり大会というものはこんな大勢の人がいてナンボだと思いますよー。」
「5年ぶりの大会に関わらずこんな大勢の観客がいるのは、やはり彼らのおかげでしょうか?」
「そうですね、かの大企業、海馬コーポレーション特設チーム、キングダムクラッシャーズ!これ目当てで来ているって人も多いでしょう!」
「さあ!!さあさあさあ!ここで観客、リスナーの皆!この大会のルールを説明しよう!」
「まず、この大会は基本団体戦だ!そして人数は最低五人必要っ!一人じゃ何もできないぜ!」
「そして、試合の流れを説明しよう!まずお互いのチームが一番手をデュエルコートに出す!そしてその一番手同士でデュエルをする!デュエルが終わったらお互いのチームから今度は二番手を出してデュエルをする!基本これの繰り返し!」
「そして先に三勝したチームが勝ちだ!いいか?三勝だ!どっちかのチームが三勝すればそれ以上試合は行わない!もったいない気もするが、時間の都合上、仕方ないんだ!許してくれ!」
「LPは4000!それ以外はマスタールール3を参照してくれっ!」
「会場にいる皆さんのデュエルディスクにデータを転送しております。マスタールール3の確認、進行中のデュエルの状況…例えば墓地なんかはそちらを参考にしてくださいね。」
「さあ!長ったらしい説明はもういいだろう!!一回戦は!チームダークロード VS チームロイヤルフォース!!」
「いきなりじゃない!よーし、張り切っていかなきゃ!」
「アルフレッド、一番手は誰を出す?」
「それはお嬢様が決めることだ。さて、どうなさいます?」
アルフレッドがユーリに意見を仰ぐ。チーム名の時といい、こういう時のユーリは頼りになる。
「そうですね…ゴードン、お願いできますか?」
「お、俺ですか?」
「ええ、私ゴードンのデュエルを見たことがありませんもの。」
至極単純な理由であった。勝つためでは無く、只ゴードンのデュエルが見たい。たったそれだけだった。
「ダメですか?」
ユーリは首を傾げる。
「…まったく、そう来たら断れるわけがありませんな。いいでしょう!不肖ゴードン、参る!」
「さあー、お互いのチームの選手が入場して来ました!チームダークロードの一番手はあの名家、アリストクラシー家の料理長ゴードンです!」
「続いて貴人連合チームのロイヤルフォースの一番手はブレイズ家のご令嬢、フレインのようです。」
「よろしくな、お嬢ちゃん。」
「…フン、ダークロードですって?センスのかけらも無い名前ね。」
「…なんだと?」
「サッサと始めましょ?薄汚い闇人さん。デュエルモード!」
「口の悪いお嬢様だな。うちのがよっぽど教育が行き届いてるぜ…デュエルモード。」
「それでは!!お互いの準備も整ったことだし!デュエル開始イイ!!」
飛車鳥が高らかに開始の宣言をする。すると二人のデュエルディスクに「FREIN」の文字が表示された。
フレイン
LP4000 手札5枚 デッキ35枚
ゴードン
LP4000 手札5枚 デッキ35枚
「では先攻は私ですわね。私は手札から『ブレイズサモナー』を召喚!」
ブレイズサモナー
ATK1500
「『ブレイズサモナー』が召喚に成功した時、手札からレベル4以下の『ブレイズ』モンスターを特殊召喚します!『ブレイズヒーラー』を特殊召喚!」
ブレイズヒーラー
ATK1200
「さらに!自分フィールド上に『ブレイズ』モンスターが二体以上存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できます!『ブレイズアーミー』!」
ブレイズアーミー
ATK1600
ブレイズサモナー
レベル3/火属性/炎族/攻1500/守0
(1)このカードが召喚に成功した時に発動できる。手札からレベル4以下の『ブレイズ』モンスターを特殊召喚する。
ブレイズヒーラー
レベル1/火属性/炎族/チューナー/攻500/守0
(1)このカードが墓地に存在し、自分フィールド上に『ブレイズ』シンクロモンスターが存在する時に墓地から除外して発動できる。このターンのエンドフェイズ時まで、自分は戦闘及びカードの効果によってダメージを受ける代わりに、その数値分だけライフポイントを回復する。
ブレイズアーミー
レベル4/火属性/炎族/攻1600/守0
(1)自分フィールド上に『ブレイズ』モンスターが二体以上存在する時、このカードは手札から特殊召喚できる。
「…さあ、闇人のあなたでは滅多にお目にかかれない召喚を見せてあげますわ!」
「いちいちアタマにくる言い方をするなぁ」
「私は!レベル4の『ブレイズアーミー』とレベル3の『ブレイズサモナー』に、レベル1の『ブレイズヒーラー』をチューニング!!」
「闇に燃え上がる炎よ!希望を砕く兵器となって君臨せよ!」
シンクロ召喚!
「いでよ!『ブレイズフォースキャノン』!」
ブレイズフォースキャノン
ATK0
「…攻撃力0か、何か効果があるな?」
「あら、闇人のくせにデュエルの学はありますのね。このカードは1ターンに一度、相手の手札を任意の数だけ捨てることができますのよ。ただし、捨てる枚数×600のダメージを受ける羽目になりますが…」
「墓地の『ブレイズヒーラー』を除外して効果発動!このターン、私はダメージを受ける代わりにその数値分だけライフを回復しますわ!さあ、『ブレイズフォースキャノン』の効果を堪能しなさい!5枚を捨てさせ、私は3000ライフを回復しますわ!」
「ッ!!なんつー効果だよ…」
フレイン
LP4000→7000
ブレイズフォースキャノン
レベル8/火属性/炎族/攻0/守0
チューナー以外の『ブレイズ』モンスター二体+『ブレイズ』モンスター
このカードは守備表示で召喚・特殊召喚できず、表示形式を変更できない。
(1)1ターンに一度、相手の手札を任意の数だけ捨てる。その後、捨てた数×600ポイントのダメージを受ける。
「卑怯だぞー!」
「これが貴人のやり方かよー!!」
「金に物を言わせやがってー!」
あまりのカードパワーに観客席からブーイングが上がる。
「か、観客の皆!落ち着いてくれ!ルールとマナーを守るんだっ!」
「おーっほっほっほ!なんとでも言いなさいな!金に物を言わせようが、デュエルは勝った方が正義なのよ!」
「まっ、闇人のあなたにはわからないでしょうけどね!おーっほっほっほ!」
フレインが高笑いをあげる。
すると、
「……さっきからうるせえな…闇人闇人ってよぉ…!」
「な?」
「こっちが下手に出ればつけあがりやがって…!さすがにもうキレたぜ…」
そのゴードンの目にはもはや優しい料理長の面影は残っていない。そこにあるのは何度も修羅場をくぐってきたかのような鋭い眼光があった。
「な…なによ?文句があるなら次のターンで何かしてみなさいよ!ま、『手札0』から動く事なんて不可能だろうけどね!ターンエンド!」
観客席ではまだ騒ぎが収まらない。
「くそ〜ムカつくなあの貴人!金さえ積めばいいってもんじゃないだろ!」
「……お、おい、それよりデュエルディスクで墓地を確認してみろよ…」
「ああ?そんなの『ブレイズアーミー』と『ブレイズサモナー』だろ?確認するまでもねぇって…」
「そうじゃなくて!あのゴードンっていう闇人だよ!」
「何があるってんだよ…おい、マジか?」
「あれ?観客席のブーイングが収まってきましたねチェックさん?」
「…ええ、どうやら我々はとんでもない瞬間に立ち会ってしまったようです。」
「と、言いますと?」
「ゴードンの墓地を確認してください。」
「どれどれ…これって!?」
ゴードンの墓地のカードは、
『インフェルニティ・ジェネラル』
『インフェルニティ・デーモン』
『インフェルニティ・ネクロマンサー』
『インフェルニティ・リベンジャー』
『インフェルニティ・ブレイク』
である。
「『インフェルニティ』って…!!」
「あの伝説のチームインフィニティのメンバーの一人、」
「無手札に愛されたデュエリスト・ゼロしか扱えないって話だろ!?」
「そ、それじゃああそこにいるのは…」
観客がざわめく。
「あーあ、以外と早くバレちまったな。」
「ま、まさかあなたは!」
「そうさ」
「俺がチームインフィニティのメンバー、デュエリスト・ゼロさ。」
ゴードンがその言葉を口にした瞬間、会場が一気に沸き立つ。
「すげえ!デュエリスト・ゼロだ!」
「本物だ!」
「引退したままじゃなかったのかよ!?」
「会場が盛り上がって来ましたね、チェックさん!」
「それもそうでしょう。何せナイトドミノカップ五連覇を達成したあのチームインフィニティのメンバーがまた戻ってきたのですから。」
「今日は最高の一日になりそうだ!」
「さあって、これまで俺たち闇人を散々バカにしてくれた礼だ…タダじゃすまさねーぜ?トップデーモンを見せてやる。」
「は、ハンッ!どうせハッタリなのでしょう?そんな都合良く欲しいカードが引ける訳ありませんわ!」
「俺のターン!ドロー!!」
(引くな!引くな!引くな!引くな!引くな!)
「何を引いたんでしょうか?」
「さあ…」
(お願い!引かないで!)
「ハッハッハ…」
ゴードンは少し笑ってから引いたカードを見せつける。引いたカードは、
『インフェルニティ・デーモン』
「そ ん な 都 合 よ く … な ん だ っ て ?」
「あっ…あああ…」
「『インフェルニティ・デーモン』を特殊召喚!こいつの効果で『インフェルニティ・ガン』を手札に加える!」
「『インフェルニティ・ガン』発動!手札ゼロの時にフィールドから墓地に送り、『インフェルニティ・ネクロマンサー』と『インフェルニティ・リベンジャー』を墓地から特殊召喚!」
「…そういや言ってたな?闇人の俺が滅多にお目にかかれないシンクロ召喚って。」
「え…ええ。」
「そいつを今から見せてやるよ!レベル4の『インフェルニティ・デーモン』とレベル3の『インフェルニティ・ネクロマンサー』にレベル1の『インフェルニティ・リベンジャー』をチューニング!」
「地獄の死神怒りし時、百眼の龍は現れる!舞い降りろ闇よ!」
シンクロ召喚!!
「『ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン』!」
ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン
ATK3000
「さらに墓地のジェネラルの効果発動!このカードを除外し、墓地からネクロマンサーとリベンジャーを特殊召喚!」
「ネクロマンサー効果!墓地からデーモンを特殊召喚!」
「デーモンの効果発動!デッキから『インフェルニティ・ミラージュ』を手札に加える!」
手札ゼロ、そして墓地にインフェルニティがいれば爆発的にコンボを展開する。それがインフェルニティの恐ろしさだ。そのコンボの内容を誰もが固唾を飲んで見守る。たった一人、ユーリを除いて。
(あんなデッキを使うんですね。デュエルする時が楽しみです。)
「レベル4の『インフェルニティ・デーモン』とレベル3の『インフェルニティ・ネクロマンサー』にレベル1の『インフェルニティ・リベンジャー』をチューニング!」
「その龍の炎は煉獄すら生温い!死神の真の恐怖、ここに味わえ!」
シンクロ召喚!
「こい!『煉獄龍 オーガドラグーン』!」
煉獄龍 オーガドラグーン
ATK3000
「出たアーー!!かつてゼロが愛用した煉獄三龍の一体!」
「本当にすごい!何がすごいって、彼はまだ『通常召喚を残している』!」
「『インフェルニティ・ミラージュ』を召喚!そして効果発動!こいつを墓地に送って、墓地からデーモンとネクロマンサーを特殊召喚!」
「ネクロマンサーの効果!墓地からリベンジャーを特殊召喚!」
「さあ、仕上げだ!レベル4の『インフェルニティ・デーモン』とレベル3の『インフェルニティ・ネクロマンサー』に、レベル1の『インフェルニティ・リベンジャー』をチューニング!」
「ゼロから始まりゼロに終わる魂よ、ここに交わりて死神の龍を目覚めさせろ!」
シンクロ召喚!
「『インフェルニティ・デス・ドラゴン』!」
インフェルニティ・デス・ドラゴン
ATK3000
「随分待たせちまったな?さあ、バトルだ!まずはワンハンドレッドで『ブレイズフォースキャノン』に攻撃!」
「くううー!!」
フレイン
LP7000→4000
「続いて、『煉獄龍 オーガドラグーン』でダイレクトアタック!」
フレイン
LP4000→1000
「最後だ!『インフェルニティ・デス・ドラゴン』でダイレクトアタック!」
「こ…こんなバカなことが…あってたまるかですわ〜!!」
フレイン
LP1000→0
「勝者!チームダークロードのゴードン!」
「いやあ、素晴らしい!まさかのワンターンキルです!」
「それでは、お互いのチームの二番手は準備をしてくれっ!」
---次回予告
麟「二番手はあたいね!頑張ってくるわ!」
アマンダ「頑張ってくださいね麟ちゃん!」
アルフレッド「さて。教えた事が活きるといいが。」
ゴードン「あの嬢ちゃんなら大丈夫さ、信じてやれ。」
次回、麟出陣!機械竜の進撃
麟「出番よ、機械究極竜!」
「どうも皆さん、こんにちは。解説担当のチェック=ディスカバーです。」
「さーて、チェックさん!本日はこれ以上にない晴れ模様!そして観客の盛り上がりよう!参加するデュエリストにとってこれほどいい舞台はないでしょう!!」
「そうですねー。やっぱり大会というものはこんな大勢の人がいてナンボだと思いますよー。」
「5年ぶりの大会に関わらずこんな大勢の観客がいるのは、やはり彼らのおかげでしょうか?」
「そうですね、かの大企業、海馬コーポレーション特設チーム、キングダムクラッシャーズ!これ目当てで来ているって人も多いでしょう!」
「さあ!!さあさあさあ!ここで観客、リスナーの皆!この大会のルールを説明しよう!」
「まず、この大会は基本団体戦だ!そして人数は最低五人必要っ!一人じゃ何もできないぜ!」
「そして、試合の流れを説明しよう!まずお互いのチームが一番手をデュエルコートに出す!そしてその一番手同士でデュエルをする!デュエルが終わったらお互いのチームから今度は二番手を出してデュエルをする!基本これの繰り返し!」
「そして先に三勝したチームが勝ちだ!いいか?三勝だ!どっちかのチームが三勝すればそれ以上試合は行わない!もったいない気もするが、時間の都合上、仕方ないんだ!許してくれ!」
「LPは4000!それ以外はマスタールール3を参照してくれっ!」
「会場にいる皆さんのデュエルディスクにデータを転送しております。マスタールール3の確認、進行中のデュエルの状況…例えば墓地なんかはそちらを参考にしてくださいね。」
「さあ!長ったらしい説明はもういいだろう!!一回戦は!チームダークロード VS チームロイヤルフォース!!」
「いきなりじゃない!よーし、張り切っていかなきゃ!」
「アルフレッド、一番手は誰を出す?」
「それはお嬢様が決めることだ。さて、どうなさいます?」
アルフレッドがユーリに意見を仰ぐ。チーム名の時といい、こういう時のユーリは頼りになる。
「そうですね…ゴードン、お願いできますか?」
「お、俺ですか?」
「ええ、私ゴードンのデュエルを見たことがありませんもの。」
至極単純な理由であった。勝つためでは無く、只ゴードンのデュエルが見たい。たったそれだけだった。
「ダメですか?」
ユーリは首を傾げる。
「…まったく、そう来たら断れるわけがありませんな。いいでしょう!不肖ゴードン、参る!」
「さあー、お互いのチームの選手が入場して来ました!チームダークロードの一番手はあの名家、アリストクラシー家の料理長ゴードンです!」
「続いて貴人連合チームのロイヤルフォースの一番手はブレイズ家のご令嬢、フレインのようです。」
「よろしくな、お嬢ちゃん。」
「…フン、ダークロードですって?センスのかけらも無い名前ね。」
「…なんだと?」
「サッサと始めましょ?薄汚い闇人さん。デュエルモード!」
「口の悪いお嬢様だな。うちのがよっぽど教育が行き届いてるぜ…デュエルモード。」
「それでは!!お互いの準備も整ったことだし!デュエル開始イイ!!」
飛車鳥が高らかに開始の宣言をする。すると二人のデュエルディスクに「FREIN」の文字が表示された。
フレイン
LP4000 手札5枚 デッキ35枚
ゴードン
LP4000 手札5枚 デッキ35枚
「では先攻は私ですわね。私は手札から『ブレイズサモナー』を召喚!」
ブレイズサモナー
ATK1500
「『ブレイズサモナー』が召喚に成功した時、手札からレベル4以下の『ブレイズ』モンスターを特殊召喚します!『ブレイズヒーラー』を特殊召喚!」
ブレイズヒーラー
ATK1200
「さらに!自分フィールド上に『ブレイズ』モンスターが二体以上存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できます!『ブレイズアーミー』!」
ブレイズアーミー
ATK1600
ブレイズサモナー
レベル3/火属性/炎族/攻1500/守0
(1)このカードが召喚に成功した時に発動できる。手札からレベル4以下の『ブレイズ』モンスターを特殊召喚する。
ブレイズヒーラー
レベル1/火属性/炎族/チューナー/攻500/守0
(1)このカードが墓地に存在し、自分フィールド上に『ブレイズ』シンクロモンスターが存在する時に墓地から除外して発動できる。このターンのエンドフェイズ時まで、自分は戦闘及びカードの効果によってダメージを受ける代わりに、その数値分だけライフポイントを回復する。
ブレイズアーミー
レベル4/火属性/炎族/攻1600/守0
(1)自分フィールド上に『ブレイズ』モンスターが二体以上存在する時、このカードは手札から特殊召喚できる。
「…さあ、闇人のあなたでは滅多にお目にかかれない召喚を見せてあげますわ!」
「いちいちアタマにくる言い方をするなぁ」
「私は!レベル4の『ブレイズアーミー』とレベル3の『ブレイズサモナー』に、レベル1の『ブレイズヒーラー』をチューニング!!」
「闇に燃え上がる炎よ!希望を砕く兵器となって君臨せよ!」
シンクロ召喚!
「いでよ!『ブレイズフォースキャノン』!」
ブレイズフォースキャノン
ATK0
「…攻撃力0か、何か効果があるな?」
「あら、闇人のくせにデュエルの学はありますのね。このカードは1ターンに一度、相手の手札を任意の数だけ捨てることができますのよ。ただし、捨てる枚数×600のダメージを受ける羽目になりますが…」
「墓地の『ブレイズヒーラー』を除外して効果発動!このターン、私はダメージを受ける代わりにその数値分だけライフを回復しますわ!さあ、『ブレイズフォースキャノン』の効果を堪能しなさい!5枚を捨てさせ、私は3000ライフを回復しますわ!」
「ッ!!なんつー効果だよ…」
フレイン
LP4000→7000
ブレイズフォースキャノン
レベル8/火属性/炎族/攻0/守0
チューナー以外の『ブレイズ』モンスター二体+『ブレイズ』モンスター
このカードは守備表示で召喚・特殊召喚できず、表示形式を変更できない。
(1)1ターンに一度、相手の手札を任意の数だけ捨てる。その後、捨てた数×600ポイントのダメージを受ける。
「卑怯だぞー!」
「これが貴人のやり方かよー!!」
「金に物を言わせやがってー!」
あまりのカードパワーに観客席からブーイングが上がる。
「か、観客の皆!落ち着いてくれ!ルールとマナーを守るんだっ!」
「おーっほっほっほ!なんとでも言いなさいな!金に物を言わせようが、デュエルは勝った方が正義なのよ!」
「まっ、闇人のあなたにはわからないでしょうけどね!おーっほっほっほ!」
フレインが高笑いをあげる。
すると、
「……さっきからうるせえな…闇人闇人ってよぉ…!」
「な?」
「こっちが下手に出ればつけあがりやがって…!さすがにもうキレたぜ…」
そのゴードンの目にはもはや優しい料理長の面影は残っていない。そこにあるのは何度も修羅場をくぐってきたかのような鋭い眼光があった。
「な…なによ?文句があるなら次のターンで何かしてみなさいよ!ま、『手札0』から動く事なんて不可能だろうけどね!ターンエンド!」
観客席ではまだ騒ぎが収まらない。
「くそ〜ムカつくなあの貴人!金さえ積めばいいってもんじゃないだろ!」
「……お、おい、それよりデュエルディスクで墓地を確認してみろよ…」
「ああ?そんなの『ブレイズアーミー』と『ブレイズサモナー』だろ?確認するまでもねぇって…」
「そうじゃなくて!あのゴードンっていう闇人だよ!」
「何があるってんだよ…おい、マジか?」
「あれ?観客席のブーイングが収まってきましたねチェックさん?」
「…ええ、どうやら我々はとんでもない瞬間に立ち会ってしまったようです。」
「と、言いますと?」
「ゴードンの墓地を確認してください。」
「どれどれ…これって!?」
ゴードンの墓地のカードは、
『インフェルニティ・ジェネラル』
『インフェルニティ・デーモン』
『インフェルニティ・ネクロマンサー』
『インフェルニティ・リベンジャー』
『インフェルニティ・ブレイク』
である。
「『インフェルニティ』って…!!」
「あの伝説のチームインフィニティのメンバーの一人、」
「無手札に愛されたデュエリスト・ゼロしか扱えないって話だろ!?」
「そ、それじゃああそこにいるのは…」
観客がざわめく。
「あーあ、以外と早くバレちまったな。」
「ま、まさかあなたは!」
「そうさ」
「俺がチームインフィニティのメンバー、デュエリスト・ゼロさ。」
ゴードンがその言葉を口にした瞬間、会場が一気に沸き立つ。
「すげえ!デュエリスト・ゼロだ!」
「本物だ!」
「引退したままじゃなかったのかよ!?」
「会場が盛り上がって来ましたね、チェックさん!」
「それもそうでしょう。何せナイトドミノカップ五連覇を達成したあのチームインフィニティのメンバーがまた戻ってきたのですから。」
「今日は最高の一日になりそうだ!」
「さあって、これまで俺たち闇人を散々バカにしてくれた礼だ…タダじゃすまさねーぜ?トップデーモンを見せてやる。」
「は、ハンッ!どうせハッタリなのでしょう?そんな都合良く欲しいカードが引ける訳ありませんわ!」
「俺のターン!ドロー!!」
(引くな!引くな!引くな!引くな!引くな!)
「何を引いたんでしょうか?」
「さあ…」
(お願い!引かないで!)
「ハッハッハ…」
ゴードンは少し笑ってから引いたカードを見せつける。引いたカードは、
『インフェルニティ・デーモン』
「そ ん な 都 合 よ く … な ん だ っ て ?」
「あっ…あああ…」
「『インフェルニティ・デーモン』を特殊召喚!こいつの効果で『インフェルニティ・ガン』を手札に加える!」
「『インフェルニティ・ガン』発動!手札ゼロの時にフィールドから墓地に送り、『インフェルニティ・ネクロマンサー』と『インフェルニティ・リベンジャー』を墓地から特殊召喚!」
「…そういや言ってたな?闇人の俺が滅多にお目にかかれないシンクロ召喚って。」
「え…ええ。」
「そいつを今から見せてやるよ!レベル4の『インフェルニティ・デーモン』とレベル3の『インフェルニティ・ネクロマンサー』にレベル1の『インフェルニティ・リベンジャー』をチューニング!」
「地獄の死神怒りし時、百眼の龍は現れる!舞い降りろ闇よ!」
シンクロ召喚!!
「『ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン』!」
ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン
ATK3000
「さらに墓地のジェネラルの効果発動!このカードを除外し、墓地からネクロマンサーとリベンジャーを特殊召喚!」
「ネクロマンサー効果!墓地からデーモンを特殊召喚!」
「デーモンの効果発動!デッキから『インフェルニティ・ミラージュ』を手札に加える!」
手札ゼロ、そして墓地にインフェルニティがいれば爆発的にコンボを展開する。それがインフェルニティの恐ろしさだ。そのコンボの内容を誰もが固唾を飲んで見守る。たった一人、ユーリを除いて。
(あんなデッキを使うんですね。デュエルする時が楽しみです。)
「レベル4の『インフェルニティ・デーモン』とレベル3の『インフェルニティ・ネクロマンサー』にレベル1の『インフェルニティ・リベンジャー』をチューニング!」
「その龍の炎は煉獄すら生温い!死神の真の恐怖、ここに味わえ!」
シンクロ召喚!
「こい!『煉獄龍 オーガドラグーン』!」
煉獄龍 オーガドラグーン
ATK3000
「出たアーー!!かつてゼロが愛用した煉獄三龍の一体!」
「本当にすごい!何がすごいって、彼はまだ『通常召喚を残している』!」
「『インフェルニティ・ミラージュ』を召喚!そして効果発動!こいつを墓地に送って、墓地からデーモンとネクロマンサーを特殊召喚!」
「ネクロマンサーの効果!墓地からリベンジャーを特殊召喚!」
「さあ、仕上げだ!レベル4の『インフェルニティ・デーモン』とレベル3の『インフェルニティ・ネクロマンサー』に、レベル1の『インフェルニティ・リベンジャー』をチューニング!」
「ゼロから始まりゼロに終わる魂よ、ここに交わりて死神の龍を目覚めさせろ!」
シンクロ召喚!
「『インフェルニティ・デス・ドラゴン』!」
インフェルニティ・デス・ドラゴン
ATK3000
「随分待たせちまったな?さあ、バトルだ!まずはワンハンドレッドで『ブレイズフォースキャノン』に攻撃!」
「くううー!!」
フレイン
LP7000→4000
「続いて、『煉獄龍 オーガドラグーン』でダイレクトアタック!」
フレイン
LP4000→1000
「最後だ!『インフェルニティ・デス・ドラゴン』でダイレクトアタック!」
「こ…こんなバカなことが…あってたまるかですわ〜!!」
フレイン
LP1000→0
「勝者!チームダークロードのゴードン!」
「いやあ、素晴らしい!まさかのワンターンキルです!」
「それでは、お互いのチームの二番手は準備をしてくれっ!」
---次回予告
麟「二番手はあたいね!頑張ってくるわ!」
アマンダ「頑張ってくださいね麟ちゃん!」
アルフレッド「さて。教えた事が活きるといいが。」
ゴードン「あの嬢ちゃんなら大丈夫さ、信じてやれ。」
次回、麟出陣!機械竜の進撃
麟「出番よ、機械究極竜!」
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64 | 第10話:化け皮剥がし | 579 | 6 | 2016-11-30 | - | |
28 | 第11話:王宮破壊者 | 519 | 2 | 2016-12-01 | - | |
65 | 第12話:星々の剣戟 | 581 | 4 | 2016-12-03 | - | |
49 | 番外編:キングダムクラッシャーズ | 542 | 2 | 2016-12-06 | - | |
54 | 第13話:雨竜天征 | 572 | 2 | 2016-12-07 | - | |
34 | 第14話:天の怒り | 545 | 4 | 2016-12-09 | - | |
49 | 第15話:黄泉帰る鴉 | 661 | 7 | 2016-12-13 | - | |
72 | 第16話:要塞VS要塞 | 549 | 3 | 2016-12-18 | - | |
50 | 第17話:煉獄のデュエル | 493 | 5 | 2016-12-21 | - | |
12 | 番外編: 突然の告知 | 330 | 2 | 2016-12-22 | - | |
51 | 特別編:銀世界の光翼 | 490 | 2 | 2016-12-26 | - | |
30 | 特別編2:執事とメイドとお嬢様 | 426 | 2 | 2016-12-30 | - | |
53 | 第18話:決勝戦開幕 | 525 | 2 | 2017-01-01 | - | |
53 | 第19話:最終機械竜VS無限機械竜 | 567 | 3 | 2017-01-08 | - | |
61 | 第20話:プレア=スターナイト | 633 | 4 | 2017-01-19 | - | |
19 | 本当にごめんなさい | 457 | 7 | 2017-01-26 | - | |
57 | 第21話:ACT2に抗え | 376 | 4 | 2017-01-30 | - | |
62 | 番外編:闇人と貴人の由来 | 431 | 2 | 2017-02-02 | - | |
101 | 第22話:闘神 | 601 | 3 | 2017-02-09 | - | |
111 | 第23話:魔王再臨 | 609 | 3 | 2017-02-13 | - | |
48 | 第24話:魔王を止めろ | 413 | 1 | 2017-02-17 | - | |
60 | もういい。 | 483 | 0 | 2017-02-18 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/03/23 新商品 QUARTER CENTURY CHRONICLE side:PRIDE カードリスト 追加。
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- 04/19 17:24 評価 9点 《古代の機械箱》「当初は実質ギアギア新規の扱いをされてたのだが…
- 04/19 17:16 SS 第十話・1
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- 04/19 12:18 評価 9点 《浮幽さくら》「EXにしか効力がないものの相手ターンにも使える《…
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- 04/19 11:36 評価 1点 《進化の奇跡》「通常召喚したエヴォルドも切り札のエヴォルカイザ…
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- 04/19 10:54 評価 6点 《エヴォルダー・ディプロドクス》「バック除去担当。 強制効果で…
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- 04/19 10:41 評価 5点 《エヴォルダー・ケラト》「次ターン用のエヴォルドサーチを狙える…
- 04/19 10:36 評価 8点 《強制進化》「《エヴォルド・フォリス》からセットできる魔法。 …
- 04/19 10:28 評価 7点 《エヴォルド・ナハシュ》「《エヴォルド・フォリス》や《強制進化…
- 04/19 10:21 評価 5点 《エヴォルド・カシネリア》「戦闘破壊することでエヴォルカイザー…
- 04/19 10:18 評価 5点 《エヴォルド・ウェストロ》「単独でエヴォルダーを展開出来るエヴ…
- 04/19 10:14 評価 2点 《パワプロ・レディ三姉妹》「一応通常モンスターにしてはステータ…
- 04/19 10:09 評価 8点 《エヴォルド・フォリス》「手札・墓地に他のエヴォルドがいるなら…
- 04/19 10:07 評価 5点 《アビス・ウォリアー》「総合評価:ドローロックや再利用に繋がる…
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ほとんどのデッキなら詰んでいるであろう状況を逆に利用して鮮やかに勝利を収めたゴードンがとっても格好良かったです!
余談ですがゴードンのデッキは名前的に、グラットン・ゴードン・ダ・イーザを組み合わせたデッキと思ってました!(小並感)
(2016-11-27 11:39)
コメントありがとうございます。
今回の話は『カードパワー頼りなデュエルをする貴人』と『決してカードパワーだけには頼らない磨きあげられたタクティクスを持つ闇人』の対決をテーマにしてみました。そのため、フレインの使うカードパワーを高くしました。(インフェルニティもカードパワー高くね?とは思いましたが…)
グラットン・ゴードン・ダ・イーザ!そういうのもあるのか!完全に頭になかったです。 (2016-11-27 13:17)