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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第166話:終わりの始まり

第166話:終わりの始まり 作:光芒




『銀河竜を駆る少女』   最終章










「んっ……んん……」

 目を覚まし、伸びをした少女は枕元の横に目覚まし代わりに置いてあるスマートフォンの画面を見た。目覚ましを午前6時にセットしていたのだが、時刻はその1時間前である午前5時を指していた。真面目な少女は早寝早起きを常に心がけているが、目覚まし時計より早く起きることは流石に稀なことであった。

「なんでこんなに……もう一度寝ちゃおうかな……」

 もう1時間だけ寝なおそうか、と思った少女であったが、本来の生真面目さが働いて一度目が覚めてしまった以上そう眠れなどしなかった。
 ただ眠れない理由は決してそれだけではなかった。布団を被って寝ようとしてもどうにも眠れない。起きてから胸騒ぎが物凄いのだ。訳のわからない胸騒ぎに不安を覚えた少女はベッドから降りては2階の自室を出て1階へと降りて行く。居間の電気は消えたままになっており、まだ両親は眠っているようである。
 両親より早起きしたことなどそうないため、どうすればいいかわからない少女は取り敢えずもう届いているであろう新聞の朝刊を取りに行くことにした。少女の家ではまず一家の大黒柱である父が朝刊を最初に読むという暗黙のルールが出来上がっていた。朝刊を取りに行って机の上に置いておけば父に褒められるだろう、と思った少女は少しウキウキしながら外に出た。

「えっ……」

 少女こと白幡 結衣(しろはた ゆい)は言葉を失った。東の空に朝日が昇るであろう朝の5時という時間にも関わらず、空はまるでこの世の終わりが如く真っ暗だったのだから。





「……いま……12月……だよね?」

 ぴっかぴかのランドセルを背負い、母親に元気よく「いってきます!」と言って玄関を出た諏訪部 歩美(すわべ あゆみ)は呆然と空を見上げていた。
 12月ということもあって風邪などひかないように厚着をして外に出たのだが、外はまるで真夏のように暑く、空には12月という季節には似合わない日差しがギラリと大地を照らしていたのである。

「おかあさーん! おかあさーん!!」

 慌てた様子で歩美は家へと戻っていった。居間のテレビでは焦った様子でアナウンサーが日本を含む世界各地で異常気象が発生していることを伝えていた。





「あれって……オーロラってやつ?」

 12月の京都はとにかく冷え込む。京都府には京都盆地があり、盆地とは夏は暑く、冬は寒くなりやすい。生まれてからずっとそんな京都で過ごしてきた星崎 美夏(ほしざき みか)にとって冬の寒さなどすっかり慣れっこと言ってもいい。
 しかし、だからといって昼間であるにも関わらず日本という国の空に発生することなどまずあり得ないであろうオーロラが観測できるとは思ってもみなかった。オーロラはアラスカなど北の大地でよく観測できるものであり、オーロラを見に行こう、というツアーが冬には組まれるほどだ。
 高い金を払わないとまず見ることなどできないものを日本の京都で見れることはお得なのかもしれないが、そんな呑気なことを考える余裕など今の彼女にはなかった。

「なんか……嫌な予感しかしないんだけど」

 そう言って美夏はスマートフォンを取り出しては親友へと電話をかけるのであった。この不安な気持ちを少しでも和らげるために。





「もしもし、凛ちゃん? 僕だけど……」
『心くん!? 聞いて!聞いて! ボクの地元が……凄いことになってるの!』

 電話をかけた一 心(にのまえ こころ)の耳には電話の向こうから一人称が「ボク」の変わった少女、早川 凛(はやかわ りん)の声が響き渡った。この2人は夏にデュエルアカデミア・ジャパン主催で開かれたイベントで出会って親友となり、今は恋人として離れながらも互いに想い合う日々を過ごしている。

『天気が10分もしないうちにころころと変わって……夏みたいな日差しが降り注いだと思ったら雪が降ったり……』
「僕のところもだよ。凄い風と雪で学校の外に出ることもできないんだ……」
『心くん……ボク、怖いよ……』
「大丈夫。大丈夫だからね、凛ちゃん」

 電話口で涙声になる凛。正直なことを言ってしまえば天変地異と言わんばかりの気象に心も不安だった。それでも恋人が不安がっている以上、自分が気丈に振る舞わなければならない。この世に男性として生を受けた者として。





「お父様! 牛舎と豚舎の鍵はかけ終わりました!」

 異常気象は日本に限った話ではない。日本より遠く離れたヨーロッパを代表する国であるフランスでも同じ現象に見舞われていた。フランス国内で名の知れたベアトリス・オルレアンの一家が経営する農場であっても。
 日本より国土の面積が広いフランスにおいては北部では嵐のような風雨が降り注ぎ、南部では大雪が降り、東部では12月なのに猛暑日に見舞われ、西部では太陽の日差しがまったく照らさない闇夜となっていた。フランスの政府およびテレビ局は大混乱であり、街に繰り出したレポーターがパニックに陥る首都・パリの街を走り回っている。

「ベアトリス、早く家に入るんだ!」
「ですが、このままでは花畑の花が……」
「お前の無事がなによりも優先される! 花が気になる気持ちもわかるが……堪えてくれ」
「はい……」

 暴風雨に濡れた身体を拭きながらベアトリスは窓から外を眺める。自然を愛する彼女であったが、今の人間の力ではこのような異常気象に対抗できる力などないことなど誰よりも知っていた。

(……いったい……何が起きようとしているのでしょうか……皆さんは、大丈夫でしょうか……)

 遠く離れたフランスの地から、少女は極東の島国の友人の無事をただただ、願っていた。






















「何を……言っているの……」

 遊希は声を震わせながら振り返った。遊望は仰向けに倒れたまま虚ろな目で星が瞬く空を見上げていた。

「遊望、嘘は嘘でもついていいレベルの嘘とついちゃいけないレベルの嘘があるわ。今の嘘は紛れもなく後者よ?」
「私は嘘などついていませんよ、お姉さま。私たちの生まれ育った世界……人間の世界は……滅びる。精霊界を守るために」
「……馬鹿馬鹿しい。光子竜、帰るわよ!」
「遊希……」

 デュエルに敗れて気でも触れてしまったのだろう。遊希は自分にそう言い聞かせて光子竜を呼びつけようとした。しかし、当の光子竜がそれに応じようとしなかった。ただ俯いて首を横に振るだけの彼を見て、遊希の顔から血の気がさーっと引いていく。光子竜は時空竜によって精霊界を追放される時に精霊界にいた当時の記憶を封印されていた。
 しかし、遊希の力によって彼の中に眠っていたNo.としての力が目覚め、光子竜皇として覚醒したことがきっかけで彼は精霊界にいた時の記憶を取り戻すことができた。そしてそれは光子竜が何故精霊界を追放されることになったのか。その原因を思い出したということでもある。

「遊希、私がお前のところに来た理由だが」
「な、なによ突然……」
「私がお前のところに来た理由。それは、精霊皇に人間界を滅ぼすということを反対し続けたからなんだ」

 遊希は言葉を失った。そして同時にあることを思い出していた。それは遊望によって洗脳されて操り人形となってしまった綾香とのデュエルの最中のことである。
 あのデュエルによって遊希は銀河眼の光子竜を超銀河眼の光子龍に進化させることで勝利をもぎ取った。超光子龍を覚醒させるにあたって彼女の脳裏に流れた光景、それが光子竜が精霊皇や七星将軍に対して陳情を行っていた最中の出来事だったのである。

「あっ……あああ……」
「遊……希……? どうしたの?」

 全てを理解した遊希がその場に力なく崩れ落ちる。彼女のそんな様子を見て綾香とエヴァが遊希の傍に駆け寄ってきた。状況をいまいち飲み込めずにいる2人に遊希は今自分が知らされたことをわかるように説明する自信など毛頭なかった。

「光子竜……すべてを……思い出したのか」

 そんな最中、傷が少し癒えたのか時空竜がカードから精霊の姿に戻る。七星将軍の1体だった彼も当事者の一角である。しかし、同じ七星将軍でも時空竜のように平静なものもいればそうでないものもいる。現時点において時空竜と同じ七星将軍に位置づけられるラグナ・ゼロは動揺を隠せなかった。

「光子竜様! 時空竜様! どういうことですか!! 私は……何も知らされていません」
「そうだな、お前はあの時あの場にはいなかったな。それはDark Knightの意向だ」
「お兄様が……?」
「Dark Knightは当時まだ七星将軍となったばかりのお前を混乱させたくなかったのだろう。お前は光子竜と仲が良かった、故に光子竜が処刑されるとなれば精霊皇や七星将軍に反旗を翻す恐れもあった。故にDark Knightが敢えてお前をその場にいさせなかったのだ。お前を守るためにな」
「っ……」
「ちょっと待ってよ。精霊界を守るために人間界を滅ぼす!? なんでそんなことをする必要があるのさ!」
「精霊界に……何が起きているの……?」

 精霊界を守るために人間界を滅ぼす。事実を知らないスカーライトとスターダストは何故そうする必要があるのかを知りたかった。自分たちは精霊ではあるが、生まれたのは人間界である。そのため精霊界以上に人間界に思い入れがあるのだ。

「……それは今からもう10年以上前のことだ」











「精霊皇、天領域と魔領域ですが両者の代表が会談を行い友好関係を結んでいく方向で一致したとのことです」
「そうか。これで2つの領域が手を取り合ってくれると良いのだがな」

 Dark Knightの報告に玉座の精霊皇はほっと安堵した様子を見せた。天使族からなる天領域と悪魔族からなる魔領域は隣接しながらも長らく交流がなく、周囲からはいつ争いを始めるのか現状を危惧する声が相次いでいた。
 実際は天使と悪魔という相反する種族から意味もなく敬遠しあっていただけであったため、精霊皇や七星将軍の執り成しもあって今回の会談に繋がったのだが。

「はい。例え姿形が異なろうとも友好関係を結ぶことは不可能ではありません。現に精霊皇と我々七星将軍がそうであるように」
「そうだな。ん……?」

 精霊皇の皇城が少し揺れた。最近精霊界には地震が多発していた。

「……最近地震が多いな」
「機領域や岩領域の精霊たちが各自調査を行っていますが、震源は多岐にわたっています。原因は未だ不明です」
「精霊界全体で地震が起きているということか。不吉だな」
「はい……杞憂に終わってくれることを願うばかりです」

 それからしばらくしてその不安が杞憂では終わらないことを精霊皇は知らされることとなった。

「……精霊界が壊れかけているだと? どういうことだ」
「今のはあくまで比喩表現だよ。精霊界のあちこちで自然災害が起きてんだが、この世界自体が俺ら精霊の持つ力に耐えられなくなっているようだぜ」

 調査を主導していた仮面魔導師 シャイニングによると、精霊界全土で地震や異常気象などの自然災害が発生している原因は他ならぬ精霊たちにあるという。この世界において精霊たちの生誕については精霊皇ら統治者たちもはっきりとわかっていない。一定の周期でたくさんの精霊が生まれてはこの世界で平穏に暮らしている。力の強い精霊も、そうでない精霊も。
 ただ、いくら力が弱い精霊であったとしても精霊であることには変わりないため、その場に存在するだけで大地や海に影響を及ぼしていた。その力が限界を迎えつつあり、このまま精霊が増え続ければいずれこの世界が精霊たちの力に耐えきれず自壊してしまう、という可能性があることがわかったのだ。ここ数日多発している地震はその予兆である可能性が極めて高いということの前触れであった。

「なんということだ……精霊たちが増えれば増えるほどこの世界が壊れていくとは……」
「だが、対処方法がないわけじゃあない。1つ、それはこの世界から精霊を間引くことだ」
「間引く……? 精霊の数を減らせというのか!?」
「一番手っ取り早いといえば早いが、そんなやり方あんたが好まないことなんてよーくわかってる。そこで……俺に時間をくれ。方策は立っているんだ」

 シャイニングの案はこの精霊界で行き場を失って燻っているエネルギーを特殊な装置を使って他の世界へと飛ばすというものであった。
 精霊界が許容できる精霊エネルギーを装置を使ってこの精霊界以外の世界に放出することで、精霊界の崩壊を防ぐことができるのである。ただそれはあくまで計算上の問題であり、それが実現するかどうかは確証が持てなかった。また、精霊皇はシャイニングのこの献策で1つだけ腑に落ちないことがあった。

「シャイニング、他の世界にエネルギーを飛ばすということはわかった。だが、そのエネルギーが飛ばされた先の世界はどうなる?」

 精霊界を壊してしまうほどのエネルギー。飛ばした先の世界がもし精霊界より脆い世界であったのならば。

「精霊皇。あんたは今俺たちが一番にすべきことは何かわかっているだろうな?」
「……精霊界を……この世界を守る……」
「あんたは俺みたいなクズとは違って聖人だ。気に病むのはわかるけどよ……堪えてくれや」

 事が事であるため、このことは精霊皇とラグナ・ゼロを除いた6体の七星将軍の間だけの重要機密とされた。しかし、その機密を嗅ぎ付けた者がいた。それが奇しくも銀河眼の光子竜だったのである。

「皇よ。精霊界に崩壊の危機が迫っているという事実を何故貴方と七星将軍だけで隠されていたのか!」
「光子竜、貴様精霊皇に向かってなんという口の利き方を……その身を弁えろ!」
「弁えろだと? ふざけるな! この広大な精霊界が滅ぶかもしれないという時に皇城のみで問題解決に当たろうとしているその姿勢に納得がいかん。何故他のNo.や我ら精霊たちにも一つ下知を頂けないのか!」
「すまない……光子竜。だが、我々にはもうこの手段しか残されていないのだ」
「っ……!!」

 光子竜は納得することなどできなかった。彼は1体で何日も精霊皇の説得にあたっていた。彼は精霊界のためだけに他の世界を滅ぼすということを是とすることがどうしても首を縦に触れなかったのである。
 やがて光子竜は精霊皇に対する反逆罪の罪に問われ、拘束・処刑されることとなる。しかし、それはあくまで対外的な処置であり、本当は記憶を抹消した上での永久追放という処分であった。そしてそれを独断で行ったのが光子竜がNo.就任を誰よりも喜んだ時空竜だったのはまさに皮肉としか言えない結末であった。











「追放された私は何の因果か、1人の人間の身体に精霊として宿っていた。それが……お前だ、遊希」
「光子竜……」
「私が判るのはここまでだ。あとはお前の口から聞こうか、時空竜よ」
「ああ……光子竜がいなくなってからの私は……生ける屍と言っていいものだっただろうな」

 No.として、七星将軍の職務を全うした時空竜であったが、無二の親友であった光子竜を自らの手で罰したことは彼の精神を大きく傷つけた。
 光子竜がいなくなった後の時空竜は傍から見ればNo.としての任務を全うしていたが、その分心はボロボロであった。時空竜は度々竜領域の統治という責務をドラッグルーオンたちに任せると彼は宛てもなく様々な世界を彷徨っていた。そんな時に時空竜は偶然訪れた世界で今まさに消えていこうとしている1つの命に出会ったのである。

「私は偶然訪れた人間界で……雪の中今にも尽きて消えようとしている1つの命に出会った」

 それが誰を指しているかはこの場にいる誰もがわかっていた。

「私は……光子竜に酷い仕打ちをした自分を自分で許したかったのか。それとも……今となってはどうだったのかもわからないが、死んだ遊望の魂を救い上げて精霊界へと連れて帰った。天都 遊望という1人の人間を転生させることで償いとしたかった」

 くすんだ眼から機械的な身体に涙が伝う。そんな時空竜の身体に遊望が優しく触れた。彼女の顔からは遊希や綾香とのデュエルの時に見せていた鬼気迫る表情は消え、穏やかな少女の微笑みに戻っていた。

「……あなたがどのような理由で私を助けてくれたのは気にしていません。むしろ感謝していますよ」
「遊望……」
「さて、お姉さま。今更何を言っても犯した罪の弁明にはなりません。ですが……私は―――」





―――お姉さまを救いたかった。他の何を失っても……―――





















 精霊として転生した遊望は人間界とは色々と勝手の違う精霊界でも特にこれといった問題なく過ごすことができていた。他のドラゴンたちは遊望を時空竜が人間界から連れ去ってきたのでは、と訝しんでいたが、生前は明るく天真爛漫だった彼女はすぐに周りの精霊たちに受け入れられた。
 一方で彼女と共に暮らすようになってから、光子竜の一件で精神的に傷ついていた時空竜が少しずつ昔の彼に戻っていったことが彼に仕えるドラゴンたちの警戒心を解いたと言ってよかった。
 ただ、そんな平穏無事な生活が続いたのは短かった。シャイニングの研究開発によって、着実に精霊界で暴走しつつあるエネルギーを転送する装置が作り上げられていく中、そのエネルギーの行き先の1つが人間界であることを遊望が知ってしまったのだ。



「時空竜……どういうこと? 人間の世界が……お姉さまや私が生まれ育った世界が消えてしまうって……」



 どこで聞いてしまったのかはもう問題ではない。時空竜は遊望が聞いた話は事実だということを説明した。当然遊望はその計画に断固反対の姿勢を見せた。
 光子竜が反対する以上に彼女が反対する気持ちもわかる。しかし、ここで反対の意思を鮮明にすれば遊望までもが罰せられてしまうかもしれない。それだけはなんとしても避けたかった。
 それから遊望と時空竜はひたすら人間界を滅ぼさせないようにするための手段を求め精霊界中を駆け巡った。竜領域のみならず他の領域にも足を運んでは精霊皇や他の七星将軍、他のNo.ら有力な精霊に悟られることのないように。
 しかし、彼らの頑張りは全て無駄に終わってしまった。シャイニングが精霊界から他の世界にエネルギーを転移するという手段しか見つけられなかったのと同じように、遊望と時空竜だけではこの大きすぎる問題を解決することなどできなかったのだ。

「そんな……私は……私は……っ!!」
「遊望……」
「……時空竜。聞きたいことがあります」

 絶望による精神の摩耗と身体の疲弊によって、遊望が持っていた精霊界にやってきた当初の明るさや天真爛漫さはとうに失われてしまっていた。

「……人間はどうすれば精霊になれるのでしょうか?」
「……何故そんなことを聞く?」
「いいから。教えてください!!」
「遊望!? まさか、お前……」
「私は……もうあの人の悲しみ、苦しむ顔を見たくない。お姉さまだけは……お姉さまの命だけは絶対に守りたい……」





―――できることならば人間界の人々全員を救いたかった―――





―――しかし、そのようなことなどできるわけがないことは遊望自身がわかっていた。だからこそ、彼女は決意した―――






―――実の姉である天都 遊希だけでも。精霊界に連れてきて迫り来る滅びの未来から救おうと―――





















「まさか、あなた……そのために……?」
「はい……私は、精霊界で青眼たちを無理やりカードに変え、I2社と海馬コーポレーションからカードとデュエルディスクを強奪し……綾香さんやエヴァさん、多くの人を傷つけた。お姉さまを……助けるために……!!」

 沈黙の中、遊望の独白は続いた。遊希を救いたい、遊希に死んで欲しくない。そんな遊望の純粋な想いが彼女自身を暴走させてしまった。
 しかし、その暴走は結果的に悲劇へと繋がりつつあることを遊望だけは知っていた。天都 遊望という1つの命の終わりという悲劇に。






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カズ
最終章に入り、遊望から明かされた衝撃の真実。彼女が引き起こした今回の事件は、「いかなる犠牲を払ってでも大切な人を守りたかった」から...。なんとも言えませんが、一刻も早く人間界を救わなければ大変なことに。 (2016-11-04 06:33)
白金 将
これはキツイ……姉妹愛もここまでくると心苦しくなってしまいますね(´・ω・`)
徐々に終わりに向かいつつある世界ですが、果たして遊希たちに出来ることはなんなんでしょうかね。いかにも遊戯王っぽい終盤でwkwkであります。 (2016-11-04 07:59)
ター坊
遊望のやったことはやり方が手荒いものの、姉を守りたかったという特に不思議ではなかった純粋な想いだったんですね。なんか敵としてもう憎めないな。
それと募集キャラの登場は地味に嬉しい。果たして滅茶苦茶な天候の世界を救えるのか?
(2016-11-04 11:03)
Ales(from SP)
あの、何で拙作第三部のプロットをご存知なのでしょうか……?そのオーロラ、犯人は親友だと思うんですけど。
それはさておき、天変地異(カードじゃない方)が起こると一気に終末感が漂いますね。増えすぎた精霊の為に人間界を滅亡させる……していることはコンキスタドールな感じですが、被侵略者サイドというのが緊張するところ。人間界に平和は訪れるのでしょうか。 (2016-11-04 13:41)
青き眼の凡人
大切な姉を守る為に多くの人を傷つける…ユベルを思いだす。

世界中が異常気象!?でも大丈夫だ!きっと人間界と精霊界両方を救う方法がある!


…あるよね? (2016-11-04 15:14)
ドクダミ2号
遂に最終章ですか………。遊望の願いは結局自分を暴走に導き挙げ句の果てに人間界の崩壊を招こうとしてるとは………。救おうとして壊すとは……なんたる皮肉か。
それにしても合宿メンバーが出てくるシーンはやはりというかなんというか、なんかほっこりするところありますね。そんな事言ってる場合じゃないんですけど。 (2016-11-04 19:14)
光芒
こんなにコメントが来たのが久々でびっくり。
長くなってしまうので2つに分けて返させて頂きますね。
ちなみに冒頭登場した募集キャラ(結衣、歩美、美夏、凛、心、ベアトリス)の6人は遊希たちが精霊界に行っている間人間界で何が起きているのか、ということを説明する役割で再登場です。

カズさん
遊望が遊希のことを想い過ぎた結果……という形ですね。冷静に考えれば他にやりようはいくらでもあったと思うのですが、人間焦れば焦るほど悪い方にしか考えることができなくなってしまうものです(実体験)
人間の世界をどう救うか、ということが最終章のキーとなります。

白金 将さん
様々な姉妹の描かれ方がありますが、この2人は仲が良すぎたことがきっかけでこうなってしまったというのはありますね。だからといって仲が悪いのもアレですが。
世界の危機、というのはいかにも遊戯王ならではの終盤ですね。カードゲーム原作の作品なのに何故遊戯王はいつもこうなるのか。

ター坊さん
やり方さえ変に過激でなければもっと丸く収まったかもしれない、という。ただ彼女の取った手段こそ悪いですが、遊望の真意が伝わったのであれば書き手冥利に尽きるというものです。

>それと募集キャラの登場は地味に嬉しい。
一応予告させては貰いました(はずですが)
本編中での彼女たちの出番はこれで最後……の予定です。ただ本編終了後に募集キャラを登場する外伝は書く予定です。
例えば……高校生になった歩美ちゃんとか(ネタバレ

(2016-11-04 23:56)
光芒
コメント返しその2

Alesさん
>あの、何で拙作第三部のプロットをご存知なのでしょうか……?
もしかしてまずい表現などありましたでしょうか? 場合によっては修正させていただきますが……

遊戯王に限った話ではないですが、天変地異が起き始めると終末感が増しますよね。現時点では装置はまだ始動していないですが、人間界にも影響が出始めているあたり、残された時間は決して長くはありません。

>増えすぎた精霊の為に人間界を滅亡させる……していることはコンキスタドールな感じですが、被侵略者サイドというのが緊張するところ。
侵略やヨーロッパ人による南米の植民地とかとはまた異なるものですね。
精霊皇たちが取ろうとしている手段ですが、ポケモンORASのエピソードデルタに近いものがあると思います(迫り来る超巨大隕石を次元転送装置で他の世界に転送して世界の破滅を守ろうとする、的な)
ただそう考えると遊希たちが某ヒ○ナみたくなってしまうような、想像力が足りないよ。

わかりにくいネタで例えてすいません;

青き眼の凡人さん
遊望の行動は確かにユベルに近いですね。あちらも十代を守るために他者を傷つけまくっていましたし……(コメントされるまでユベルの存在を忘れていたなんて言えない)

>世界中が異常気象!?でも大丈夫だ!きっと人間界と精霊界両方を救う方法がある!
>…あるよね?
そこは?をつけちゃいけないところだと思うのですが;
どちらにせよ遊希たちは必然的にその手段を模索することになるでしょうね。

ドクダミ2号さん
>遊望の願いは結局自分を暴走に導き挙げ句の果てに人間界の崩壊を招こうとしてるとは………。救おうとして壊すとは……なんたる皮肉か。

前半はそうですが、後半部は微妙に異なっています。遊望の「遊希を助けたい」という願いは彼女を暴走させてしまいましたが、人間界の崩壊は遊望は招いていませんね。

人間界が滅びるかもしれない→人間界を滅ぼさずに精霊界を救う方法を探す→見つからない→人間みんなを助けたいけど無理→せめて遊希だけでも助けたい
というのが遊望の思考です。わかりづらくて申し訳ありませんorz

合宿メンバーはみんな個性のあるキャラなのでどこかで再登場させたかったです。ただこんな形で再登場させることになるとは募集当時は思ってもみませんでした。 (2016-11-05 00:09)
から揚げ
なんだ!遊望っていい奴じゃん!(手のひらリバース)やり方が性急だったとは言え、2人の過去の事を考えると強く責められませんね。これは、遊望も仲間に加わって、罪滅ぼしも兼ねて人間界を守るという責任を果たさないといけないですね!(無茶振り) (2016-11-05 18:17)

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61 第42話:開闢の戦士VS狂い咲く植物 1401 3 2015-11-10 -
96 第43話:植物の恐ろしさ 1342 3 2015-11-14 -
116 第44話:最後の最後まで 1615 4 2015-11-17 -
102 第45話:シンクロVSエクシーズ! 1551 3 2015-11-20 -
92 第46話:娘たちの意地 1428 3 2015-11-25 -
104 第47話:乗り越えるべき存在 1386 3 2015-11-28 -
115 第48話:不格好な絆 1559 3 2015-12-01 -
134 第49話:束の間の休息 1608 2 2015-12-05 -
110 第50話:誇りを賭けた戦い 1504 5 2015-12-08 -
37 第51話:昔からの相棒 1416 3 2015-12-11 -
114 第52話:超戦士降臨 1559 4 2015-12-15 -
62 第53話:綾瀬の正体 1504 2 2015-12-19 -
49 第54話:精霊と精霊 1334 4 2015-12-22 -
70 第55話:真剣勝負 1292 2 2015-12-25 -
40 第56話:反攻の遊希 1249 2 2015-12-27 -
104 第57話:満身創痍のふたり 1336 3 2015-12-30 -
122 第58話:幻惑、水の銀河眼 1571 3 2016-01-04 -
102 第59話:未知の敵 1546 4 2016-01-07 -
67 第60話:猛攻! スピードロイド 1453 2 2016-01-10 -
94 第61話:親友 1465 5 2016-01-12 -
65 第62話:死闘の果てに 1502 6 2016-01-15 -
87 第63話:二人の少女、そしてライバル 1413 2 2016-01-18 -
50 第64話:激突! 青眼VS真紅眼! 1403 3 2016-01-21 -
106 第65話:光の導き 1311 2 2016-01-24 -
103 第66話:立ち上がる時 1344 4 2016-01-27 -
85 第67話:不滅の戦士! 幻影騎士団 1407 2 2016-01-30 -
121 第68話:不可解なこと 1447 2 2016-02-02 -
77 第69話:千夏との誓い 1294 3 2016-02-05 -
69 第70話:あの日、あの時 1368 4 2016-02-08 -
122 第71話:黒幕との接触 1563 3 2016-02-10 -
136 第72話:決別の時 1638 3 2016-02-12 -
100 第73話:思いを一つに 1376 3 2016-02-15 -
97 第74話:邪なる同調 1447 2 2016-02-17 -
43 第75話:精霊の奇跡 1375 4 2016-02-19 -
108 第76話:星天の再会 1380 2 2016-02-22 -
111 第77話:ペンデュラムの脅威! 1429 4 2016-02-24 -
116 第78話:渾身のドロー 1611 2 2016-02-26 -
98 1万アクセス突破記念企画開催! 1838 0 2016-02-26 -
49 第79話:覇王黒竜の目覚め 1385 4 2016-02-28 -
42 第80話:進化する銀河龍 1469 2 2016-03-01 -
129 第81話:変わらぬ友情 1445 7 2016-03-03 -
104 第82話:集う決闘者 1680 6 2016-03-04 -
131 第83話:小さくたって決闘者 1691 7 2016-03-05 -
95 第84話:決意を秘めた決闘者 1422 9 2016-03-07 -
71 第85話:歩み始めた決闘者 1506 13 2016-03-08 -
112 第86話:真意を告げた決闘者 1560 7 2016-03-09 -
102 第87話:ポンコツ揃いな決闘者 1586 7 2016-03-10 -
58 第88話:とにかく可愛い決闘者・1 1479 10 2016-03-11 -
90 第89話:とにかく可愛い決闘者・2 1526 8 2016-03-13 -
87 第90話:五人五色な決闘者 1428 6 2016-03-14 -
122 遊希たちが4月改訂を語るようです 1454 8 2016-03-16 -
69 第91話:夕刻迎えし決闘者 1366 6 2016-03-16 -
86 第92話:解き放たれた決闘者 1606 6 2016-03-18 -
68 第93話:秘密を打ち明けた決闘者 1727 7 2016-03-20 -
62 第94話:一計案じる決闘者 1250 8 2016-03-22 -
74 第95話:絆深める決闘者 1431 10 2016-03-23 -
71 第96話:矛を交える決闘者・1 1376 9 2016-03-25 -
113 第97話:矛を交える決闘者・2 1307 6 2016-03-27 -
109 第98話:矛を交える決闘者・3 1402 7 2016-03-29 -
69 第99話:矛を交える決闘者・4 1385 7 2016-03-31 -
82 第100話:熱戦の決闘者・1 1362 6 2016-04-02 -
116 第101話:熱戦の決闘者・2 1400 10 2016-04-05 -
76 第102話:熱戦の決闘者・3 1415 11 2016-04-07 -
68 第103話:熱戦の決闘者・4 1367 6 2016-04-09 -
101 第104話:熱戦の決闘者・5 1496 6 2016-04-11 -
93 第105話:熱戦の決闘者・6 1435 6 2016-04-13 -
57 第106話:決戦に臨む決闘者・1 1368 6 2016-04-15 -
115 第107話:決戦に臨む決闘者・2 1438 11 2016-04-18 -
70 第108話:別れの時を迎える決闘者 1430 10 2016-04-20 -
65 番外編前編について遊希たちが語るようです 1464 6 2016-04-21 -
95 第109話:2通の手紙 1548 11 2016-04-23 -
92 第110話:青き眼のアトラクション 1474 6 2016-04-25 -
120 第111話:新時代のデュエル 1418 6 2016-04-27 -
79 第112話:ドラグーン 1337 6 2016-05-01 -
103 第113話:アクセラレーション! 1413 7 2016-05-03 -
105 第114話:熱気溢れしサーキット 1228 6 2016-05-06 -
126 第115話:新たなるブラックフェザー 1282 5 2016-05-10 -
128 第116話:疾走の果てに 1488 7 2016-05-12 -
47 第117話:ノンストップ・ガールズ 1510 6 2016-05-14 -
66 第118話:夏の終わり 1435 9 2016-05-16 -
111 第119話:謎の美少女 1490 4 2016-05-19 -
79 第120話:真・究極 1348 8 2016-05-21 -
54 第121話:遊希の動揺、遊望の微笑 1318 4 2016-05-23 -
56 第122話:聖夜の悲劇 1278 6 2016-05-25 -
50 30000アクセス記念企画を少々。 1206 5 2016-05-27 -
72 第123話:姉として 1324 3 2016-05-29 -
62 第124話:対峙する竜と龍 1362 3 2016-06-01 -
54 第125話:顕現せし遊望の精霊 1400 5 2016-06-03 -
54 第126話:No.(ナンバーズ) 1416 4 2016-06-06 -
101 第127話:届かぬ言葉 1402 7 2016-06-08 -
68 30000アクセス記念企画 1604 4 2016-06-10 -
59 第128話:白紙のカード 1340 6 2016-06-14 -
114 第129話:青空の下で 1227 3 2016-06-17 -
123 第130話:白いドラゴンとの邂逅 1496 4 2016-06-20 -
64 第131話:試練のデュエル 1332 4 2016-06-23 -
59 第132話:第四の精霊 1257 5 2016-06-26 -
105 第133話:舞い降りる閃珖竜 1385 4 2016-06-29 -
59 第134話:親友に託された力 1241 3 2016-07-02 -
95 第135話:涙の誓い 1310 4 2016-07-06 -
95 第136話:次元転送装置 1268 3 2016-07-09 -
90 第137話:新たなる竜星 1423 5 2016-07-12 -
53 第138話:綾香の忘れたもの 1240 4 2016-07-15 -
128 第139話:決闘者たちの選択 1214 5 2016-07-19 -
98 第140話:2人の真意 1276 7 2016-07-24 -
62 第141話:精霊界への旅立ち 1312 4 2016-07-28 -
57 第142話:黒き魔術師と弟子 1251 3 2016-08-02 -
115 第143話:七星将軍の襲撃 1312 3 2016-08-05 -
86 精霊界 登場キャラクター(9/14更新) 1333 0 2016-08-07 -
64 第144話:英雄と炎拳・1 1222 5 2016-08-10 -
67 第145話:英雄と炎拳・2 1194 4 2016-08-14 -
60 第146話:騎士王の覚醒 1206 6 2016-08-17 -
72 第147話:竜姫神と岩の合成獣・1 1271 3 2016-08-21 -
67 第148話:竜姫神と岩の合成獣・2 1247 2 2016-08-23 -
45 第149話:過去への鎮魂歌 1289 7 2016-08-26 -
85 50000アクセス記念企画~短編集・1~ 1321 3 2016-08-28 -
81 第150話:機械の身体に宿る心 1128 0 2016-08-31 -
52 第151話:空を超えて 1101 0 2016-09-03 -
112 第152話:竜と機械の大会戦 1181 0 2016-09-08 -
54 第153話:竜領域のナンバーズ 1201 0 2016-09-13 -
78 50000アクセス記念企画~短編集・2~ 1452 7 2016-09-17 -
102 遊希たちが10月改訂を語るようです 1281 4 2016-09-19 -
77 第154話:望まぬ戦い 1160 2 2016-09-23 -
63 第155話:正しさと過ち 1143 4 2016-09-27 -
54 第156話:少女の決意 1257 2 2016-10-01 -
115 第157話:遊希に起きた異変 1336 4 2016-10-05 -
109 第158話:未知なるデッキ 玻星光 1274 3 2016-10-08 -
108 第159話:玻璃の如く純粋に 1276 2 2016-10-12 -
105 第160話:限界を超えて 1247 3 2016-10-15 -
127 第161話:決戦 1256 3 2016-10-18 -
94 第162話:精神の成長 1226 2 2016-10-21 -
46 第163話:聖なる珖放つ神の竜 1254 4 2016-10-24 -
39 第164話:絆が紡いだ道 1355 6 2016-10-27 -
65 第165話:戦いの終わり 1320 4 2016-10-30 -
57 番外編 Trick or Treat 1193 5 2016-10-31 -
105 第166話:終わりの始まり 1377 9 2016-11-04 -
106 第167話:最期のワガママ 1432 4 2016-11-07 -
117 第168話:声なき再会の誓い 1308 4 2016-11-10 -
87 番外編:11月11日 1189 5 2016-11-11 -
68 第169話:七皇激突 1140 3 2016-11-15 -
47 第170話:怒りに生まれし竜 1117 3 2016-11-17 -
128 第171話:紅き新星竜 1409 5 2016-11-19 -
76 第172話:未来を賭けた戦い・1 1309 4 2016-11-22 -
115 第173話:未来を賭けた戦い・2 1216 3 2016-11-24 -
125 第174話:未来を賭けた戦い・3 1213 4 2016-11-28 -
132 第175話:神の目覚め(修正済) 1221 5 2016-11-30 -
147 第176話:ゴッド・ナンバーズ 1564 5 2016-12-02 -
97 第177話:次元を越える想い 1445 4 2016-12-05 -
137 第178話:天地創造の龍 1439 3 2016-12-07 -
102 第179話:希望への道 1346 3 2016-12-09 -
133 第180話:別れの時 1263 4 2016-12-11 -
103 第181話:少女たちの帰還 1204 5 2016-12-13 -
57 遊希たちが1月改訂を語るようです 1157 7 2016-12-15 -
121 第182話:バースデイ 1404 3 2016-12-17 -
94 第183話:星龍皇覚醒・1 1228 3 2016-12-19 -
102 第184話:星龍皇覚醒・2 1200 4 2016-12-21 -
80 第185話:星龍皇覚醒・3 1115 4 2016-12-22 -
95 番外編:一番のプレゼント 1204 5 2016-12-25 -
116 第186話:星龍皇覚醒・4(修正済) 1310 3 2016-12-26 -
97 星龍皇 設定・カード紹介 1294 0 2016-12-29 -
61 第187話:星龍皇覚醒・5 1208 4 2016-12-30 -
99 番外編:新年 1213 4 2017-01-01 -
74 第188話:星龍皇覚醒・6 1077 2 2017-01-04 -
114 第189話:星龍皇覚醒・7 1201 3 2017-01-07 -
56 第190話:神星龍皇と課せられた運命 1391 3 2017-01-09 -
125 エピローグ:未来 1655 10 2017-01-13 -
91 番外編:2月3日 1156 4 2017-02-03 -
89 番外編:愛と友情のチョコレート 1028 4 2017-02-14 -
77 番外編:桃(色)の節句 1078 4 2017-03-04 -
125 感謝とお知らせ 1248 2 2017-05-04 -
78 番外編:Gift 1105 2 2017-12-25 -
140 ゴブリンと青眼(ブルーアイズ) 1083 2 2018-01-14 -
112 アフターストーリー:星乃 綾香編・1 1740 2 2018-05-24 -
83 アフターストーリー:星乃 綾香編・2 983 2 2018-05-28 -
95 アフターストーリー:星乃 綾香編・3 908 2 2018-05-30 -
120 アフターストーリー:星乃 綾香編・4 1021 2 2018-06-03 -
112 アフターストーリー:星乃 綾香編・5 1069 4 2018-06-06 -
52 アフターストーリー:陽川 千夏編・1 829 2 2018-08-14 -
62 アフターストーリー:陽川 千夏編・2 826 3 2018-08-20 -
102 アフターストーリー:陽川 千夏編・3 859 3 2018-08-23 -
62 アフターストーリー:陽川 千夏編・4 819 2 2018-08-25 -
35 アフターストーリー:陽川 千夏編・5 759 3 2018-08-30 -
62 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・1 901 2 2018-09-01 -
203 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・2 1013 3 2018-09-07 -
92 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・3 733 0 2018-09-09 -
58 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・4 837 3 2018-09-12 -
117 番外編:願う幸福 1413 2 2018-12-25 -

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