第九話　ゼルナイトの星戦士、降臨！　作：くちなし

・ジャック戦。ジャックの1ターンキルを耐えたクルトは、クルトのターンで、ジャックの魔法を全破壊し、手札抹殺で手札チェンジをした。それに対しジャックはX召喚で対抗した。
・ジャック　手札1　モンスター2　魔法0　墓地9　LP10500
・クルト　手札0　モンスター0　魔法1『星戦停戦』伏せ2　墓地12　LP1000

「このリバースは、外したら死、当たったら奇跡を呼ぶ⋯！」

「何⋯！？」

「クルトは何をしようとしているの！？」

「僕のターン！リバースオープン！『星獄と星空の境目！』この効果は⋯デッキトップのカードの名前を言い当てるカード⋯そのカードが当たったら、そのモンスターは召喚条件を無視して特殊召喚される。しかし、もし外れたら⋯」

「外れたら、僕のLPを半分にし、その数値分ジャックのLPを回復させたうえ、その数値分のダメージを受けてゲームエンドだ⋯」

「⋯！」
「そんなのムチャよ！」
イリアが叫ぶ。そこをルカナが差し止め、こう言った。
「クルトは覚悟を決めて賭けに出たんだ⋯腹を括ってんだよ⋯だから、クルトを信じるのなら、黙って祈ってやれよ⋯巫女さんでしょ？」
その言葉を聞くとイリアは黙ってうなずいた。

「僕が宣言するのは『ゼルナイトの星戦神』！！」

「⋯」
一同、固唾を呑む。

「オー—ー—ー―ープン！」
クルトはそのカードを掲げた。そのカードは眩い光に輝き、クルトはニコッと笑って見せた。そう、そのカードは紛れもなくあのカードだったのだ！

「ま⋯まさか⋯！」

「ウソ⋯！」
「や⋯やりやがった⋯！」
「クルトにぃちゃんすごい！」
イリア、ルカナは唖然とし、子供ら4人も驚いていた。

「星戦士の真の頂点に立つ星神よ！眩き光を纏いここに降臨せよ！ゼルナイトの星戦神召喚！！！！」(星神士族☆10　攻/守？/？)

「さらに、『星獄と星空の境目』のもう1つの効果を発動！さっきの効果でモンスターを特殊召喚成功時、墓地の『星戦士』を2体まで特殊召喚できる！来い！『星戦士アリエス』(戦士族☆3チューナー攻/守1500/2000)・『星戦士タウラス』(光属性★4攻/守2000/1500)！！」

「さらに『アリエス』の効果で墓地の『星戦士ジェミニ』(戦士族☆2攻/守1000/1500)を特殊召喚！」

「僕は☆4の『タウラス』に☆3の『アリエス』をチューニング！！」
「子牛と子羊合わさりし時、優しさと強さを併せ持つ猛者となる！シンクロ召喚！現れよ、聖戦士ぺテルギウス！」(戦士族☆7攻/守2800/2800)

「すごい！1ターンでモンスターを大量展開した上にS召喚までした！」
周りは驚いている。

「さらに、『星戦士の交換』のもう1つの効果発動！場の『星戦士をリリースし、場の1体のモンスターの攻撃力をリリースしたモンスターの攻撃力の数値分上げる！僕は『ぺテルギウス』をリリースし、『ゼルナイトの星戦神』の攻撃力を2800アップさせる、さらに、『ぺテルギウス』の効果発動！墓地に送られた時、さいころを1回振り、出た目の数×2800攻撃力を上げる！」

「何だと！」

「さあ、運命のダイスロールだ！」


第十話へ続く