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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第9話 タッグ決闘!決めろΩカウンター

第9話 タッグ決闘!決めろΩカウンター 作:ユフリ

前回までのあらすじ
チームメイトの最後の一人を集めるため、学園長代理の妹である鳳翼の待つ『電脳世界』に乗り込んだ隼人達。
隼人、斎門、アポロンチーム対翼の変則タッグデュエルが始まった。


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翼「ルールの説明を致しますわ!貴殿方のLPは4000ポイント、そしてワタクシのLPは3倍の12000ポイント」LP12000


翼「ワタクシからターンをはじめ、最初のターンは皆さん攻撃できません」


隼人「うん、わかった!」LP4000


斎門「あいよ!」LP4000


アポロン『フン・・・』LP4000



翼「それでは参りますわ。ワタクシのターン、ドロー!」


翼「ワタクシは手札からフィールド魔法《羅扇門》発動!!」


斎門「……きたか、そのフィールド魔法!」(※斎門は以前翼に挑んで負けています。)

翼の背後に巨大な門が出現した。扉の隙間から激しい風が吹きたてている。



《羅扇門》(初登場)
フィールド魔法
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
自分が風属性モンスターの召喚・特殊召喚に成功した時に
相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。
②:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
手札から「羅扇」モンスター1体を特殊召喚する。
③:このカードがフィールドから墓地に送られたターンのエンドフェイズに
自分の墓地の「羅扇」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。




翼「羅扇門の効果。1ターンに1度手札より羅扇モンスター1体を特殊召喚できます。この効果により《羅扇獣ドラシエル》を特殊召喚!」Lv4 ATK1400

羅扇門の扉が開いていくと、激しい風とともにドラゴンの姿をしたモンスターが体毛をなびかせながら現れた。



《羅扇獣ドラシエル》(初登場)
星4/風属性/ドラゴン族/攻1400/守 600
「羅扇獣ドラシエル」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚に成功した場合、
またはこのカードが「羅扇」カードの効果で特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「羅扇獣ドラシエル」以外の「羅扇」モンスター1体を手札に加える。




翼「そして、ドラシエルのモンスター効果。このカードが羅扇と名のついたカードの効果で特殊召喚された時、デッキから羅扇モンスター1体を手札に加えることができます!私が手札に加えるのはチューナーモンスター、《羅扇舞妓》。そして、この子を特殊召喚致しますわ」Lv1 ATK500



《羅扇舞妓》(初登場)
星1/風属性/魔法使い族/チューナー/攻 500/守 600
「羅扇舞妓」の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:自分・相手のメインフェイズにこのカードを手札から捨て、
自分フィールドの風属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
その後、この効果で手札に戻したモンスターを手札から自分フィールドに特殊召喚する。
②:このカードが墓地に存在する場合、
自分スタンバイフェイズに自分フィールドの風属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻し、このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。



風を自由に操る魔法使いの舞妓は、ドラシエルとのコンビネーションで華麗に空を飛んだ。観客もその演舞に見とれていた。そして、隼人たちも。



隼人「おぉ~……すげぇ!モンスターが踊ってるぜ!」


七海(き…きれい……)



翼「お言葉痛み入りますわ。ワタクシは、レベル4のドラシエルに、レベル1の羅扇舞妓をチューニング!駆け巡る風と共にいざ行かん、栄光の果てまで!シンクロ召喚!《羅扇獣ペガシス》!」Lv5 DEF1200

白い翼と銀の角を持つ馬型のモンスターだ。



《羅扇獣ペガシス》(初登場)
星5/風属性/獣族/シンクロ/攻2100/守1200
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
①:このカードが「羅扇」モンスターを素材としてS召喚した場合、
またはこのカードが「羅扇」カードの効果で特殊召喚した場合、
フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの表示形式を変更し、自分はデッキから1枚ドローする。
②:このカードが戦闘または相手の効果で破壊され墓地に送られた場合、
自分の墓地のレベル3以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。



翼「ペガシスの効果発動!この子がシンクロ召喚した時、フィールドのモンスター1体の表示形式を変更する!ペガシス自身を選択致しますわ!」

ペガシス:DEF1200→ATK2100


翼「そして、その効果によりワタクシは1枚ドロー!……これで、ターンエンドですわ」




翼 手5 LP12000
□ □ ペガシス □ □
□ □ □ □ □
フィールド:《羅扇門》

アポロン 手5 LP4000
□ □ □ □ □
□ □ □ □ □

斎門 手5 LP4000
□ □ □ □ □
□ □ □ □ □

隼人 手5 LP4000
□ □ □ □ □
□ □ □ □ □




アポロン『…ボクのターンだな。ドロー』


アポロン『ボクは《灼熱の魔導士》を攻撃表示で召喚』Lv4 ATK1700

赤い瞳と赤い髪に赤い装束をした魔法使いだ。手には杖を持ち、その先端には炎が燃えている。



《灼熱の魔導師》(初登場)
星4/光属性/魔法使い族/攻1700/守 200
①:このカードの召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから炎族のチューナー1体を手札に加える。




アポロン『このカードが召喚に成功した時、デッキから炎族のチューナー1体を手札に加える。ボクが加えるのは《サンシャイン・アブソーバー》。このカードは、手札から墓地に送ることで相手に500ポイントのダメージを与える』

サンシャイン・アブソーバーが、まるで太陽のような火の玉となり、翼に襲いかかった。


《サンシャイン・アブソーバー》(初登場)
星2/光属性/炎族/チューナー/攻 500/守 500
①:自分フィールドに光属性モンスターが存在する場合、手札のこのカードを墓地に送って発動できる。
相手に500ダメージを与える。
②:このカードを素材としてS召喚した光属性モンスターの攻撃力は500アップする。



翼「きゃっ!……やってくれますわね!」LP12000→11500


アポロン『ボクはこれでターンエンド』




翼 手5 LP11500
□ □ ペガシス □ □
□ □ □ □ □
フィールド:《羅扇門》

アポロン 手5 LP4000
□ □ 灼熱の魔導士 □ □
□ □ □ □ □

斎門 手5 LP4000
□ □ □ □ □
□ □ □ □ □

隼人 手5 LP4000
□ □ □ □ □
□ □ □ □ □




斎門「ワシのターン、ドロー!」


斎門「……ワシは《響雷魔-アルジュール》を召喚。ターンエンド」Lv3 ATK1200

霊体に雷が流れた精霊。



《響雷魔(エコープラズマ)-アルジュール》(登場:6話、7話)
星3/風属性/雷族/攻1200/守 500
①:このカードが戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。
手札から「エコープラズマ」モンスター1体を守備表示で特殊召喚し、
その元々の数値分、このカードの攻撃力・守備力をダメージステップ終了時までアップする。
②:1ターンに1度、このカードがモンスターゾーンに存在し、
このカード以外の自分フィールドのモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時、その自分のモンスターをリリースして発動できる。
デッキから「エコープラズマ」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
その後、このカードをチューナーとして扱い、このカードを含む自分フィールドのモンスターを素材としてS召喚を行う事ができる。




翼 手5 LP11500
□ □ ペガシス □ □
□ □ □ □ □
フィールド:《羅扇門》

アポロン 手5 LP4000
□ □ 灼熱の魔導士 □ □
□ □ □ □ □

斎門 手5 LP4000
□ □ アルジュール □ □
□ □ □ □ □

隼人 手5 LP4000
□ □ □ □ □
□ □ □ □ □




隼人「俺のターン、ドロオオォォォ!!」


隼人「俺のモンスターは《オメガテイル・ドラゴン》攻撃表示!!」Lv4 ATK400

ずっしりとした体格と、先端に大きなおもりのついた太い尾を持つ青いドラゴン。



《オメガテイル・ドラゴン》(登場:4話)
星4/水属性/ドラゴン族/攻 400/守2000
①:このカードの召喚に成功した時に発動する。
このカードを守備表示にする。
②:このカードは1ターンに1度だけ、戦闘では破壊されない。
③:1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの表示形式を変更する。




隼人「オメガテイル・ドラゴンは召喚に成功した時、守備表示になる」

オメガテイル:ATK400→DEF2000


隼人「俺はカードを2枚伏せてターンエンド!」




翼 手5 LP11500
□ □ ペガシス □ □
□ □ □ □ □
フィールド:《羅扇門》

アポロン 手5 LP4000
□ □ 灼熱の魔導士 □ □
□ □ □ □ □

斎門 手5 LP4000
□ □ アルジュール □ □
□ □ □ □ □

隼人 手3 LP4000
□ □ オメガテイル □ □
□ ■ □ ■ □




翼「ワタクシのターン、ドロー!」


隼人「…おっと、待った!永続罠《極竜の守護陣》を発動!このカードの存在により、俺の場のドラゴン族モンスターはあんたのカード効果の対象にならなくなったぜ!」

龍が描かれた結界の魔方陣でオメガテイル・ドラゴンを守った。



翼「…いいカード、ですわね。ですが…!羅扇門の効果発動!現れなさい、《羅扇獣ストーム》!」Lv3 ATK1000

吹きすさぶ風そのものが可視化されたような霊体のモンスター。



《羅扇獣ストーム》(初登場)
星3/風属性/雷族/攻1000/守 800
①:モンスターゾーンのこのカードをリリースし、
手札を1枚捨て、
「羅扇獣ストーム」以外の自分の墓地の「羅扇獣」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。




翼「ストームの効果!この子を生け贄に捧げ、さらに手札を1枚捨てることで、墓地の羅扇モンスター1体を特殊召喚できますわ!墓地より特殊召喚、《羅扇獣ドラシエル》!」Lv4 ATK1400

ストームが風となって弾けると、その内からドラシエルが出現した。


翼「ドラシエルの効果により、デッキからチューナーモンスター《羅扇芸妓》を手札に加えます!そして羅扇芸妓を召喚致します!」Lv3 ATK800

羅扇舞妓と同じく、美しい和風の女性だ。



《羅扇芸妓》(初登場)
星3/風属性/魔法使い族/チューナー/攻 800/守 900
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
手札から「羅扇」モンスター1体を特殊召喚する。



翼「この子の召喚に成功した時、手札から羅扇モンスターを1体、特殊召喚できます!よって、《羅扇獣エルドラゴ》を特殊召喚」Lv5 ATK2300

荒々しい体毛をしたドラゴン。周囲にも荒々しい風を吹かせている。



《羅扇獣エルドラゴ》(初登場)
星5/風属性/幻竜族/2300/1500
「羅扇獣エルドラゴ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚に成功した場合、
またはこのカードが「羅扇」カードの効果で特殊召喚した場合に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。




翼「エルドラゴの効果により、ワタクシはデッキから1枚ドロー。そして、ワタクシはレベル4のドラシエルにレベル3の羅扇芸妓をチューニング!燃え尽きるまで行かん、希望の果てまで!シンクロ召喚!《羅扇獣ソルブレイズ》!」Lv7 ATK2500

あたりに熱風を吹かせる炎の鳥だ。



《羅扇獣ソルブレイズ》(初登場)
星7/風属性/炎族/シンクロ/攻2500/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
①:このカードが「羅扇」モンスターを素材としてS召喚した場合、
またはこのカードが「羅扇」カードの効果で特殊召喚した場合、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻し、自分はデッキから1枚ドローする。
②:このカードが戦闘または相手の効果で破壊され墓地に送られた場合、
自分の墓地のレベル5以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。




翼のフィールド
《羅扇獣ソルブレイズ》ATK2500
《羅扇獣ペガシス》ATK2100
《羅扇獣エルドラゴ》ATK2300

炎を操るソルブレイズが、ペガシスとエルドラゴの美しい翼をさらに輝かしいものにした。さらに彼らにとって激しい追い風が吹いているからだろうか、3体のモンスターは異様な威圧感を放っていた。



隼人「あっという間に攻撃力2000以上のモンスターが3体…なんという展開力だ…!!」


アポロン『なんてやつだ……!!』



しかし、一番怯えていたのは、斎門であった。かつて翼に1度挑んだことのある斎門は、羅扇獣の恐ろしさを嫌なほどに覚えていた。


斎門(なんてことや……!奴め、ワシから潰しに来とる!)





翼「素晴らしいでしょう?我が美しき羅扇獣たちは。……さて、ソルブレイズのモンスター効果。この子のシンクロ召喚に成功した時、相手フィールドのカード1枚を手札に戻す。……斎門さん、あなたの場のアルジュールを手札に戻していただきますわ!」


斎門「やはり……」

ソルブレイズが羽をほんの一振りさせただけで激しい熱風が周囲を巻き上げ、アルジュールもろとも吹き飛ばしてしまった。


アポロン『しまった……!』


隼人「斎門さんの場ががら空きに……!!」


翼「ソルブレイズの効果により、更にデッキから1枚ドロー。そして、バトル!ペガシスで斎門さんに攻撃!」

ペガシスの角から烈風を放つ攻撃!


斎門「くそっ………!」LP4000→1900


アポロン『斎門宏美!貴様、何もできないのか……!!』


斎門「おあいにくさま。悔しいけど、ワシはここまでみたいや………すまん……」


翼「まず一人目ですわ!エルドラゴで斎門さんに攻撃!!」

同じく、口から烈風を放った。


隼人「……そうはさせねぇ!!」


翼「!?」


隼人「罠カード《Ωカウンター・スリング》発動だ!!オメガテイル・ドラゴンに装備する!そして、翼さんは、Ωカウンター・スリングのついたモンスターしか攻撃できない!」



《Ωカウンター・スリング》(初登場)
通常罠
①:自分フィールドのドラゴン族モンスター1体を対象として発動できる。
このカードは発動後装備カードとなり、そのドラゴン族モンスターにこのカードを装備する。
②:装備モンスターは守備表示になり、相手は装備モンスター以外の自分フィールドのモンスターを攻撃対象に選択できない。
③:装備モンスターが相手モンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時に発動する。
その相手モンスターの守備力を0にする。




オメガテイル・ドラゴンが斎門とエルドラゴの間に割り込む形となった。


翼「…なるほど。それでは、オメガテイル・ドラゴンに攻撃対象を変更いたします!」

エルドラゴは烈風を続けるが、オメガテイル・ドラゴンは耐え続ける。エルドラゴが疲れて攻撃をやめたが、その重たい体を5mも後退させていた。



隼人「オメガテイル・ドラゴンは1ターンに1度、戦闘では破壊されないぜ!!そして、Ωカウンター・スリングの更なる効果!装備モンスターとバトルを行った相手モンスターの守備力を0にする!」

オメガテイル・ドラゴンはエルドラゴが疲れた一瞬の隙を見逃さなかった。2mもなかった尾を、掃除機の電源コードのごとく内に収納していた分を伸ばすと、10mもの長さになり、それを体を曲げての大きなスリング・カウンター!鉄球へのモーメント一点集中だ!エルドラゴは咄嗟にかわそうとしたが、完全回避には及ばず、尾の先端のΩの字を模した鉄球に足を砕かれ、苦し悶える。



エルドラゴ:DEF1500→0


翼「ソルブレイズでもう一度、オメガテイル・ドラゴンに攻撃!!」

今度は熱風による攻撃だ。勢いはさほどでもないが、それ以上に熱がある。オメガテイル・ドラゴンが攻撃を受けるにつれ、次第に体の表面温度は上がり、融け始めた。しかしオメガテイル・ドラゴンは恐ろしいまでの忍耐力を発揮した。彼は動かなくなったが、耐え続けた。ソルブレイズは彼が力尽きたと思ったか、攻撃を止めたが、オメガテイルは最後の力で反撃を食らわせた。



隼人「オメガテイルは破壊されちまうが……カウンター・スリングの効果で守備力は0になる!」

ソルブレイズ:DEF2000→0


隼人「よっしゃぁ、凌ぎきったぜ!」


斎門「せ、瀬戸川くん……迷惑かけたな」


隼人「へーきへーき!これからチーム組むんだから、助け合いは当たり前だろ?」


斎門「この恩は、必ずどこかで返すで」


翼(………)


翼「カードを3枚伏せて、ターンエンドですわ!」




翼 手2 LP11500
□ エルドラゴ ペガシス ソルブレイズ □
□ ■ ■ ■ □
フィールド:《羅扇門》

アポロン 手5 LP4000
□ □ 灼熱の魔導士 □ □
□ □ □ □ □

斎門 手6 LP1900
□ □ □ □ □
□ □ □ □ □

隼人 手3 LP4000
□ □ □ □ □
□ 守護陣 □ □ □




アポロン『……ボクのターン』


アポロン(さっきは斎門宏美が狙われたが……ボクも狙われていたら危なかった……一瞬で勝負がつくかもしれない………だけど)


アポロン『ボクは《サンライズ・ウォリアー》を召喚!』Lv2 ATK1000



《サンライズ・ウォリアー》(登場:7話)
星2/光属性/炎族/攻1000/守 800
①:このカードの召喚に成功した時、
自分の墓地のレベル4以下の炎族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効になる。




アポロン『その効果により、墓地のチューナーモンスター《サンシャイン・アブソーバー》を特殊召喚!』Lv2 ATK500


アポロン『ボクはレベル2のサンライズ・ウォリアーとレベル4の灼熱の魔導士に、レベル2のサンシャイン・アブソーバーをチューニング!超克せんとする勇気の翼に太陽の恵みを与えん!シンクロ召喚!羽ばたけ、《バーンサック・ファルコン》!』Lv8 ATK2500


《バーンサック・ファルコン》(登場:7話)
星8/光属性/炎族/シンクロ/攻2500/守2000
炎族チューナー+チューナー以外の光属性モンスター1体以上
①:このカードがこのカードより高い攻撃力を持つ
相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。
このカードの攻撃力を倍にする。
この効果を発動したダメージステップ終了時、
このカードの効果は無効になり、攻撃力は0になる。




アポロン『サンシャイン・アブソーバーを素材とした光属性シンクロモンスターは、攻撃力が500アップする!』

バーンサック・ファルコン:ATK2500→3000


アポロン(隼人が守備力を0にしたのは、何か意味があるのかもしれない…ここは)


アポロン『バーンサック・ファルコンで、ペガシスに攻撃!〈武勇炎撃-ブレイブ・ストライク〉!!』


翼「ペガシスは破壊されますわ……ですが、ここでペガシスの効果発動!」LP11500→10600


翼「墓地のレベル3以下のモンスターを特殊召喚いたします!お出でなさい、《羅扇獣ストーム》!」Lv3 DEF800


アポロン(くっ……ストームには自身をリリースして手札を1枚捨てることで墓地の羅扇獣を復活させる効果がある……これでペガシスも復活してしまう。これで進展は特になし、か……ならば)


アポロン『ボクはカードを2枚伏せてターンエンド……あとは頼んだぞ、瀬戸川隼人!………それと、斎門宏美!』




翼 手2 LP10600
□ エルドラゴ ストーム ソルブレイズ □
□ ■ ■ ■ □
フィールド:《羅扇門》

アポロン 手3 LP4000
□ □ バーンサックF □ □
□ ■ □ ■ □

斎門 手6 LP1900
□ □ □ □ □
□ □ □ □ □

隼人 手3 LP4000
□ □ □ □ □
□ 守護陣 □ □ □




斎門「おう!言われんでもやったるわ!ワシのターン、ドロー!」


斎門「瀬戸川くんのカード、無駄にはせえへんで!《響雷魔-アルジュール》召喚や!」Lv3 ATK1200


斎門「バトル!アルジュールでエルドラゴに攻撃!」


翼「……響雷魔の効果は大方知っておりますことよ」


斎門「おう、アルジュールの効果やで!コイツがバトルを行う時、手札から響雷魔1体を守備表示で特殊召喚し、その攻守を加算する!来い、《響雷魔-バーシャル》!」Lv3 DEF600

アルジュール:ATK1200→2200 DEF500→1100



《響雷魔-バーシャル》(初登場)
星3/風属性/雷族/攻1000/守600
①:自分フィールドの「エコープラズマ」モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。
その相手モンスターの攻撃力と守備力を逆にする。




翼「……エルドラゴの方が、攻撃力が上ですが」

エルドラゴ:ATK2300


斎門「バーシャルの効果発動や!俺の響雷魔とバトルを行う相手モンスターの攻守を入れ換えることができる!…そして!」


隼人「Ωカウンター・スリングによって、エルドラゴの守備力は0になっている!」


エルドラゴ:ATK2300→0 DEF0→2300


翼「痛っ…!」LP10600→8300


斎門「響雷魔モンスターがバトルで相手モンスターを破壊したこの瞬間!手札から《響雷魔-メンゼルス》を特殊召喚できる!そしてメンゼルスでストームに攻撃!」Lv4 ATK1500


翼「相変わらず恐ろしい攻撃力ですわね」


斎門「まだまだや!アルジュールの効果発動!自分の他の響雷魔モンスターがバトルで相手モンスターを破壊した時、そのモンスターをリリースすることでデッキから新たな響雷魔モンスターを1体、特殊召喚できる!俺はメンゼルスをリリース!そしてデッキより《響雷魔-ジェノス》を特殊召喚!」Lv4 ATK1900


《響雷魔-ジェノス》(登場:6話、7話)
星4/風属性/雷族/攻1900/守0
①:このカードが除外された場合、「響雷魔-ジェノス」以外の除外されている
自分の「エコープラズマ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
②:自分エンドフェイズに発動する。
このカードを守備表示にする。




斎門「さらに、そのモンスターをチューナーとして、バトル中にシンクロ召喚を行える!俺はレベル3のアルジュールとレベル3のバーシャルに、チューナーとなったレベル4のジェノスをチューニング!!雷の鬼神よ、溢れる闘士を今こそ呼び覚ませ!シンクロ召喚!出でよ、《響雷魔神-ヴィトルグラッチ》ィ!!」Lv10 ATK3500



《響雷魔神-ヴィトルグラッチ》(登場:7話)
星10/風属性/雷族/シンクロ/攻3500/守2800
雷族チューナー+チューナー以外の雷族モンスター2体以上
①:このカードが戦闘を行う場合、相手はダメージステップ終了時まで
魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。
②:自分LPが相手LPより少ない場合、このカードが戦闘を行うダメージステップ開始時に、
レベルの合計が10以下になるように自分の墓地の「エコープラズマ」モンスターを
任意の数だけ除外して発動できる。
このカードの攻撃力・守備力はダメージステップ終了時まで、除外したモンスターの元々の数値の合計分アップする。




翼「……真打ち登場、ですわね」


斎門「バトルは続いとる!ヴィトルグラッチでソルブレイズに攻撃!!そして、ヴィトルグラッチの効果発動!墓地の響雷魔を、レベルの合計が10以下になるように除外して、その攻守を全て加算する!俺が除外するのは、レベル4のジェノス、レベル3のアルジュール、レベル3のバーシャル!」

ジェノス:ATK1900/DEF0
アルジュール:ATK1200/DEF500
バーシャル:ATK1000/DEF600


ヴィトルグラッチ:ATK3500→7600/DEF2800→3900


斎門「そして、除外されたジェノスの効果により、アルジュールを手札に戻す!」


翼「……やはり、貴殿が一番恐ろしいですわ」


斎門「〈豪剛雷撃-マキシマム・ザ・ライトニング〉ッ!!!」


翼「きゃっ!!」LP8300→3200


翼「ソルブレイズにもペガシスと同様、破壊された時の効果がありますが……」


斎門「ヴィトルグラッチの効果により、コイツのバトル中あんさんはカード効果を使えない!俺はこれでターンエンド!!」


アポロン(……斎門宏美、1ターンで7400ものLPを削ってしまったぞ……恐ろしい奴だ)




翼 手2 LP3200
□ □ □ □ □
□ ■ ■ ■ □
フィールド:《羅扇門》

アポロン 手3 LP4000
□ □ バーンサックF □ □
□ ■ □ ■ □

斎門 手5 LP1900
□ □ ヴィトルグラッチ □ □
□ □ □ □ □

隼人 手3 LP4000
□ □ □ □ □
□ 守護陣 □ □ □




隼人「俺のターン……ドロー!!」


隼人「俺は《デルタアックス・ドラゴン》を攻撃表示!」Lv4 ATK1800



《デルタアックス・ドラゴン》(登場:2話、4話)
星4/風属性/ドラゴン族/攻1800/守 600
①:このカードの召喚に成功した時に発動できる。
手札からレベル4以下のドラゴン族モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できない。
②:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動する。
自分はデッキから1枚ドローする。




隼人「デルタアックス・ドラゴンが召喚に成功した時、手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚できる!《マイステラー・ドラゴン》を攻撃表示!」Lv4 ATK400



《マイステラー・ドラゴン》(登場:6話)
星4/光属性/ドラゴン族/攻 400/守1700
①:1ターンに1度、自分の墓地のドラゴン族の通常モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
その後、自分の手札を1枚捨てる。
この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できない。




翼「レベル4のモンスターが2体・・・」


斎門「おっしゃ、あのカードが来るで!」(※前話参照)


隼人「いくぜ!初めてのエクシーズ召喚!俺はレベル4のデルタアックス・ドラゴンとマイステラー・ドラゴンでオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!熱き心持つ騎士よ、ドラゴンの織り成す風と共に行こう!ランク4、《ロード・ドラグーン》!!」R4 ATK1800

銀の甲冑に赤いマントをした竜騎士。



《ロード・ドラグーン》(初登場)
★4/炎属性/ドラゴン族/エクシーズ/攻1800/守1600
レベル4モンスター×2
①:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
手札からドラゴン族モンスター1体をリリース無しで召喚する。



隼人(決まったぜ……)


隼人「俺は、ロード・ドラグーンのモンスター効果発動!オーバーレイユニットを1つ使い、手札からドラゴン族モンスター1体をリリース無しで召喚する!たぎる血潮煌めかせ、力の翼もて飛翔せよ!《エクスプロード・ポーラー・ドラゴン》降臨!!」Lv8 ATK2800



《エクスプロード・ポーラー・ドラゴン》(登場:3話、5話、6話)
星8/炎属性/ドラゴン族/攻2800/守2500
このカードは特殊召喚できない。
このカードは自分フィールドのドラゴン族モンスター2体または「ポーラー・ドラゴン」モンスター1体をリリースした場合にのみ召喚できる。
①:このカードの攻撃力・守備力は、自分の墓地のドラゴン族モンスターの数×300アップする。
②:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地に送った時に発動する。その相手モンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。




隼人「エクスプロード・ポーラー・ドラゴンの攻撃力・守備力は、俺の墓地のドラゴン族モンスターの数×300ポイントアップするぜ!俺の墓地のドラゴン族モンスターは2体!よって600ポイントアップ!」

エクスプロード:ATK2800→3400/DEF2500→3100


隼人「いくぜ!エクスプロード・ポーラー・ドラゴンで翼さんにダイレクトアタック!〈灼熱のブレイズ・バスター〉!!」


斎門「これが通れば、鳳翼のLP3200ポイントが尽きて俺らの勝利や!」




翼「フフ……」


隼人「……!?」



翼「……貴殿方を見込んでこのカードを伏せておいて正解でしたわ。ワタクシを追い込んでくれると信じておりました。罠発動!《羅扇奥義-鳳凰の陣》!!」


斎門「しまった、そのカードは……!!」


アポロン『………?』


隼人「……なんだってんだよ?」


ゴゴゴゴゴゴ……


隼人「…うわっ!!」




TO BE CONTINUED...


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次回「鳳翼編その③」


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カード効果は最後にまとめるのがいいか挿入するのがいいか悩む……。
表現の仕方はいろいろと模索中です。
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ユフリ
やっぱり、ちょっと見にくいっすなぁ。
次回からは最後にまとめるのに戻そうか、そっちのが作りやすいし。 (2016-10-16 01:43)

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