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第31話 Dランド:遊乃&葵√その2 作:白金 将
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遊乃 8000 手札0枚 クリスタルウィング攻 綿毛トークン守 2伏せ
相手 8000 手札5枚 六武の門(0)
― ― ― ― ― ― ― ―
「六武衆……!」
「続いて俺は〈六武衆の結束〉を発動。そして手札の〈紫炎の狼煙〉を発動! デッキから〈真六武衆-カゲキ〉を手札に加える!」
実際に戦ったことは無かったが、遊乃は六武衆が非常に強力なデッキの一角であることを知っていた。今でこそインフレの波に飲まれて中堅止まりであるが、その爆発力は中堅以上。近頃の制限解除があったため、その全ての力が解放されたのだ。
「そして俺は手札からカゲキを通常召喚、門に2つ、結束に1つ武士道カウンターを乗せ、カゲキの効果を発動! 手札から〈六武衆の影武者〉を守備表示で特殊召喚する!」
「私は〈クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン〉の効果を発動、カゲキの効果を無効にして破壊します!」
「俺は手札から〈禁じられた聖衣〉を発動! 対象はカゲキ!」
「くっ……」
― ― ― ― ― ― ― ―
六武の門 (制限解除おめでとう!)
永続魔法
「六武衆」と名のついたモンスターが召喚・特殊召喚される度に、このカードに武士道カウンターを2つ置く。自分フィールド上の武士道カウンターを任意の個数取り除く事で、以下の効果を適用する。
●2つ:フィールド上に表側表示で存在する「六武衆」または「紫炎」と名のついた効果モンスター1体の攻撃力は、このターンのエンドフェイズ時まで500ポイントアップする。
●4つ:自分のデッキ・墓地から「六武衆」と名のついたモンスター1体を手札に加える。
●6つ:自分の墓地に存在する「紫炎」と名のついた効果モンスター1体を特殊召喚する。
― ― ― ― ― ― ― ―
― ― ― ― ― ― ― ―
真六武衆-カゲキ
効果モンスター
星3/風属性/戦士族/攻 200/守2000
このカードが召喚に成功した時、手札からレベル4以下の「六武衆」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する事ができる。
自分フィールド上に「真六武衆-カゲキ」以外の「六武衆」と名のついたモンスターが表側表示で存在する限り、このカードの攻撃力は1500ポイントアップする。
― ― ― ― ― ― ― ―
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六武衆の影武者
チューナー(効果モンスター)
星2/地属性/戦士族/攻 400/守1800
自分フィールド上に表側表示で存在する「六武衆」と名のついたモンスター1体が魔法・罠・効果モンスターの効果の対象になった時、その効果の対象をフィールド上に表側表示で存在するこのカードに移し替える事ができる。
― ― ― ― ― ― ― ―
カゲキの効果で場に影武者が特殊召喚され、六武の門のカウンターが4つ、結束のカウンターが2つへ増える。遊乃の場に残された2枚の伏せの他に妨害札のような物はない。
「俺は〈六武の門〉の武士道カウンターを2つ、〈六武衆の結束〉の武士道カウンターを2つ取り除いて〈六武の門〉の効果発動! デッキから〈真六武衆-キザン〉を手札に加える。そして場のカゲキを影武者にチューニング! シンクロ召喚!」
二人の武者が光となって空へ伸びて行ったかと思えば、それは一つへ収束し、まばゆいばかりの光の中に一人の武者が現れる。それは六武の棟梁。それは六武の力の象徴。
「歴戦の武者よ、その魂一つに合わせ名を遺す支配者となれ! シンクロ召喚! 現れろ、レベル5、〈真六武衆-シエン〉!」
― ― ― ― ― ― ― ―
真六武衆-シエン
シンクロ・効果モンスター
星5/闇属性/戦士族/攻2500/守1400
戦士族チューナー+チューナー以外の「六武衆」と名のついたモンスター1体以上
1ターンに1度、相手が魔法・罠カードを発動した時に発動する事ができる。その発動を無効にし破壊する。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊される場合、代わりにこのカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する「六武衆」と名のついたモンスター1体を破壊する事ができる。
― ― ― ― ― ― ― ―
シエンは六武の棟梁だ。例に漏れず門と結束にカウンターが乗り、それぞれ4つと1つ、という状況になった。そして、相手の手札には、他の六武衆が存在するときに特殊召喚可能な〈真六武衆-キザン〉がいる。
遊乃が汗をかいているのは、既にクリスタルウィングの効果を発動してしまったからだ。2枚の伏せカードがあるとはいえ、六武の猛攻を止めるには心もとない。そして、この程度で六武が止まる訳がない。
「俺のフィールドに他の六武がいるため、手札からキザンを特殊召喚! そして、門から2つ、結束から2つ武士道カウンターを取り除いて〈六武の門〉の効果発動! デッキから2枚目のキザンを手札に加える! そしてそれを特殊召喚!」
「くっ……」
「更に門から武士道カウンターを4つ取り除いて門の効果発動! デッキから3枚目のキザンを手札に加え、そして、それを手札から特殊召喚!」
相手フィールドにはシエンと3体のキザン。そして、カウンターが4つ乗った〈六武の門〉とカウンターが2つ乗った〈六武衆の結束〉がある。実にまずい状況であった。
「俺は2体のキザンでオーバーレイネットワークを構築! エクシーズ召喚! 現れろ、ランク4、〈フレシアの蠱惑魔〉!」
「フレシア……!?」
「俺はフレシアのオーバーレイユニットを1つ使って効果発動! デッキから〈狡猾な落とし穴〉を墓地へ落とし、その効果を発動する! 選択するのはクリスタルウィングと綿毛トークンだ!」
遊乃のフィールドが荒らされてしまうが、伏せの2枚を発動する気配はない。シエンの存在もあるため、タイミングを間違えてしまえば二度と立ち上がれなくなってしまう。
(今は我慢しないと……)
「俺は門から武士道カウンターを4つ取り除いてデッキから〈六武衆の師範〉を手札に加える! そしてそれを特殊召喚! さらに〈六武衆の結束〉の効果発動! このカードを墓地へ送り、デッキからカードを2枚ドローする! そしてバトルだ! シエン、師範、キザンでダイレクトアタック!」
― ― ― ― ― ― ― ―
六武衆の結束
永続魔法
「六武衆」と名のついたモンスターが召喚・特殊召喚される度に、このカードに武士道カウンターを1つ置く(最大2つまで)。
また、武士道カウンターが乗っているこのカードを墓地へ送る事で、このカードに乗っていた武士道カウンターの数だけデッキからカードをドローする。
― ― ― ― ― ― ― ―
― ― ― ― ― ― ― ―
六武衆の師範
効果モンスター
星5/地属性/戦士族/攻2100/守 800
自分フィールド上に「六武衆」と名のついたモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
このカードが相手のカードの効果によって破壊された時、自分の墓地の「六武衆」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える。
「六武衆の師範」は自分フィールド上に1枚しか表側表示で存在できない。
― ― ― ― ― ― ― ―
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遊乃 8000 → 5500 → 3400 → 1300
相手 8000
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「俺は3枚伏せてターンを終える」
「やっと回って来た……ドロー!」
遊乃はドローしたカードを見た後、フィールドの様子をもう一度確認した。
彼女の手札は先ほど引いた1枚のみ、フィールドには伏せカードが2枚のみ。モンスターはいない。一方、相手は手札こそない物の、フィールドには魔法・罠を1度だけ無効化できるシエンとキザン、師範が並び、極め付けではあと1回能力を使うことのできる〈フレシアの蠱惑魔〉が守備表示で立っている。
(確か墓地には〈ブレイクスルー・スキル〉が落ちてたから……でもフレシアかシエンのどっちかにしか使えない……あ、でも伏せていたカードを使えば)
遊乃は基本的に力押しが苦手である。相手の展開を妨害しながらもうまく立ち回るのが得意な彼女にとって、一度劣勢になった状況を立て直すのは非常に困難を極めることであった。アルストロメリアの仕事ではないにしろ、デュエルをするとしたらやはり勝って終わりたい。そんな遊乃の感情が彼女の頭に正解を導き出す。
「私は墓地の〈ブレイクスルー・スキル〉の効果を発動します! 相手フィールドの〈真六武衆-シエン〉の効果をエンドフェイズまで無効にします!」
「っ……」
「とりあえずはこれで……私は手札から〈光の援軍〉を発動します!」
相手の伏せが動く気配はない。一枚でも途中で反応するカードがあれば遊乃の考えていることは音を立てて崩れ落ちるが、今の彼女にはそうならない謎の自信があった。
そして墓地へ落ちたのは〈ライトロード・ビースト ウォルフ〉〈ソーラー・エクスチェンジ〉〈グローアップ・バルブ〉の3枚。最高の落ちだ。
「私はデッキから〈ライトロード・アサシン ライデン〉を手札に加えます。そして、墓地へ落ちたウォルフの効果を発動! 墓地から特殊召喚します!」
「運が味方に付いたな……」
「そんな物手繰り寄せて見せます! 私は手札からライデンを通常召喚です!」
「俺はフレシアのオーバーレイユニットを1つ取り除いて効果発動! デッキから〈奈落の落とし穴〉を墓地へ送って効果を発動する!」
遊乃の顔色が変わった。
「この時を待っていました! 私はオーバーレイユニットがなくなった〈フレシアの蠱惑魔〉を対象に伏せていた〈デモンズ・チェーン〉を発動します!」
「……そうか、この時を」
「オーバーレイユニットのないフレシアは罠の効果の対象になります! これでライデンは除外させません! そして、ライデンの効果発動!」
遊乃のデッキから落とされたのは〈超電磁タートル〉〈フレムベル・ヘルドッグ〉の2枚。全てが彼女を中心に回り始めていた。
「私はウォルフをライデンにチューニング! シンクロ召喚! お願いします、レベル8、〈レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカ―ライト〉! そしてスカ―ライトの効果を発動します!」
スカ―ライトの放つ熱気によって六武衆たちが破壊されていく。相手は何も表情を崩さずにそれを見守っていた。勝負に手慣れている顔だ。遊乃と同年代であるが、彼女と同等の勝負強さ、そして勝負へのリスペクトを持っている。
「バトルフェイズ! 私はスカ―ライトでダイレクトアタック! さらに伏せていた〈リビングデッドの呼び声〉を発動して墓地から〈ライトロード・アーク ミカエル〉を蘇生させ、ミカエルでもダイレクトアタック!」
「……厄介なのが来たか」
「メインフェイズ2でミカエルの効果発動! ライフを1000払って、その伏せカードを除外します!」
除外された伏せカードは〈六武衆の理〉。この状況では発動しようのないカードだ。
「エンドフェイズ時、ミカエルの効果発動。墓地から落ちたのは……〈ラヴァルのマグマ砲兵〉〈増援〉〈ブレイクスルー・スキル〉〈ライトロードの裁き〉です。そして落ちた裁きの効果でデッキから〈裁きの龍〉を手札に加え、ターンを終了します」
何とか立て直した遊乃であったが、ライフにはもう余裕が残されていない。それは相手も同じではあるが、迂闊なことをするとゲームが終わってしまうことが、お互いの間に張り詰めた空気を生んでいた。
― ― ― ― ― ― ― ―
遊乃 1300 → 300
相手 6500 → 3500 → 900
― ― ― ― ― ― ― ―
遊乃の場にはスカ―ライトとアークミカエル、どちらも攻撃表示で伏せカードも手札もない。一方、相手は2枚の伏せカードのみ。先程の遊乃のターンで相手は何も発動してこなかった。
お互いに追い詰められている中、相手は無言でドローをする。そして、覚悟を決める。
「伏せていた〈究極・背水の陣〉を発動し、墓地から〈真六武衆-キザン〉〈真六武衆-カゲキ〉〈六武衆の影武者〉〈真六武衆-シエン〉〈六武衆の師範〉を特殊召喚する!」
「一度に五体のモンスターを特殊召喚……!」
「……その代わり、俺のライフは100になる」
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究極・背水の陣
通常罠
ライフポイントを100ポイントになるように払って発動できる。自分の墓地の「六武衆」と名のついたモンスターを可能な限り特殊召喚する。(同名カードは1枚まで。ただし、フィールド上に存在する同名カードは特殊召喚できない。)
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― ― ― ― ― ― ― ―
遊乃 300
相手 900 → 100
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「俺はカゲキを影武者にチューニングし、2体目のシエンをシンクロ召喚! そして伏せていた〈増援〉を発動! デッキから俺は――〈六武衆-ヤリザ〉を手札に加える!」
「ヤリザ!?」
「そしてヤリザを通常召喚! バトルフェイズだ! 俺の場に他に『六武衆』と名のついたモンスターが存在する時、ヤリザは相手へダイレクトアタックをすることが出来る!」
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六武衆-ヤリザ
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻1000/守 500
自分フィールド上に「六武衆-ヤリザ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが存在する場合、このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊される場合、代わりにこのカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する「六武衆」と名のついたモンスター1体を破壊できる。
― ― ― ― ― ― ― ―
「わ、私は墓地の〈超電磁タートル〉を除外してバトルフェイズを終了させます!」
「チッ……惜しかったなぁ、全く」
(まさかヤリザ相手に超電磁タートルを打つ日が来るなんて……)
相手はドローしていたカードを1枚伏せてターンを終える。遊乃の、おそらく最後のターンが回ってきた。
「私のターン、ドロー!」
そうして引いたカードは――
(ああっ、フェリスがこんな時に手札に来ちゃったぁ……!)
「……?」
― ― ― ― ― ― ― ―
ライトロード・アーチャー フェリス
特殊召喚・チューナー・効果モンスター
星4/光属性/獣戦士族/攻1100/守2000
このカードは通常召喚できず、カードの効果でのみ特殊召喚できる。(1):このカードがモンスターの効果でデッキから墓地へ送られた場合に発動する。このカードを墓地から特殊召喚する。
(2):このカードをリリースし、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。その相手モンスターを破壊する。その後、自分はデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。
― ― ― ― ― ― ― ―
(でも魔法や罠だったらシエンで止められてたから……ああ、でもこんな時に来なくていいのにぃ!)
動揺しながらも状況をしっかりと見定める。
遊乃の手札にはフェリスと裁きの龍。フィールドにはアークミカエルとスカ―ライト。スカ―ライトの効果を使えば勝ちだが、そう簡単に物事はうまく運ぶだろうか。
「やるしかない……私はスカ―ライトの効果を発動します!」
「俺は伏せていた〈六尺瓊勾玉〉を発動する! その効果を無効にし、破壊!」
― ― ― ― ― ― ― ―
六尺瓊勾玉(むさかにのまがたま)
カウンター罠
自分フィールド上に「六武衆」と名のついたモンスターが表側表示で存在する場合のみ発動する事ができる。相手が発動した、カードを破壊する効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にし破壊する。
― ― ― ― ― ― ― ―
スカ―ライトは破壊された。でも、これは絶対に勝てる状況だ。相手もそれを分かっているのか、次の遊乃の手を待っているように見える。
「アークミカエルでもいいけど……私はこれも使います! 墓地にライトロードが4種類以上いるため、私はこのモンスターを特殊召喚します!」
場のミカエルがふと空を見上げた。雲の切れ間から一筋の光がフィールドへ差し込んだかと思えば、そこへ一匹の龍が雄々しき翼を広げて現れる。ライトロードの輝きの象徴。遊乃のデッキの切り札とも言える、おそらくデッキ中最強のモンスター。
「光ある者に未来あれ――〈裁きの龍〉!」
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裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)
特殊召喚・効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2600
このカードは通常召喚できない。自分の墓地の「ライトロード」と名のついたモンスターが4種類以上の場合のみ特殊召喚できる。
自分のメインフェイズ時に、1000ライフポイントを払って発動できる。このカード以外のフィールド上のカードを全て破壊する。
また、自分のエンドフェイズ毎に発動する。自分のデッキの上からカードを4枚墓地へ送る。
― ― ― ― ― ― ― ―
「これで終わりです! バトルフェイズ! 〈裁きの龍〉で〈真六武衆-シエン〉に攻撃!」
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遊乃 300
相手 100 → 0
― ― ― ― ― ― ― -
デュエルが終わった後、遊乃は相手と軽く会話を交わした後に接続を切った。楽しかったデュエルだったが、それでも疲れてしまったため近くにある屋台でアイスクリームを買ってそれを舐めながら先程のデュエルを思い返す。
先程のデュエル、遊乃はライトロードのシンクロを貫き通したが、相手も相手で「六武衆」を貫き続けた。最初のフレシアは勝負だから仕方ないだろうが、最後のヤリザは本当に六武衆が好きな彼だからこそ選んだカードに違いない。
「なんか貴重な体験しちゃったなぁ……ヤリザにタートルって。葵ちゃんまだみたいだからアイス食べたらもうひと試合やってみよっと」
ちょっとこらえきれなくて、遊乃は一人くすくすと小さな笑い声をあげていた。
遊乃 8000 手札0枚 クリスタルウィング攻 綿毛トークン守 2伏せ
相手 8000 手札5枚 六武の門(0)
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「六武衆……!」
「続いて俺は〈六武衆の結束〉を発動。そして手札の〈紫炎の狼煙〉を発動! デッキから〈真六武衆-カゲキ〉を手札に加える!」
実際に戦ったことは無かったが、遊乃は六武衆が非常に強力なデッキの一角であることを知っていた。今でこそインフレの波に飲まれて中堅止まりであるが、その爆発力は中堅以上。近頃の制限解除があったため、その全ての力が解放されたのだ。
「そして俺は手札からカゲキを通常召喚、門に2つ、結束に1つ武士道カウンターを乗せ、カゲキの効果を発動! 手札から〈六武衆の影武者〉を守備表示で特殊召喚する!」
「私は〈クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン〉の効果を発動、カゲキの効果を無効にして破壊します!」
「俺は手札から〈禁じられた聖衣〉を発動! 対象はカゲキ!」
「くっ……」
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六武の門 (制限解除おめでとう!)
永続魔法
「六武衆」と名のついたモンスターが召喚・特殊召喚される度に、このカードに武士道カウンターを2つ置く。自分フィールド上の武士道カウンターを任意の個数取り除く事で、以下の効果を適用する。
●2つ:フィールド上に表側表示で存在する「六武衆」または「紫炎」と名のついた効果モンスター1体の攻撃力は、このターンのエンドフェイズ時まで500ポイントアップする。
●4つ:自分のデッキ・墓地から「六武衆」と名のついたモンスター1体を手札に加える。
●6つ:自分の墓地に存在する「紫炎」と名のついた効果モンスター1体を特殊召喚する。
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真六武衆-カゲキ
効果モンスター
星3/風属性/戦士族/攻 200/守2000
このカードが召喚に成功した時、手札からレベル4以下の「六武衆」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する事ができる。
自分フィールド上に「真六武衆-カゲキ」以外の「六武衆」と名のついたモンスターが表側表示で存在する限り、このカードの攻撃力は1500ポイントアップする。
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六武衆の影武者
チューナー(効果モンスター)
星2/地属性/戦士族/攻 400/守1800
自分フィールド上に表側表示で存在する「六武衆」と名のついたモンスター1体が魔法・罠・効果モンスターの効果の対象になった時、その効果の対象をフィールド上に表側表示で存在するこのカードに移し替える事ができる。
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カゲキの効果で場に影武者が特殊召喚され、六武の門のカウンターが4つ、結束のカウンターが2つへ増える。遊乃の場に残された2枚の伏せの他に妨害札のような物はない。
「俺は〈六武の門〉の武士道カウンターを2つ、〈六武衆の結束〉の武士道カウンターを2つ取り除いて〈六武の門〉の効果発動! デッキから〈真六武衆-キザン〉を手札に加える。そして場のカゲキを影武者にチューニング! シンクロ召喚!」
二人の武者が光となって空へ伸びて行ったかと思えば、それは一つへ収束し、まばゆいばかりの光の中に一人の武者が現れる。それは六武の棟梁。それは六武の力の象徴。
「歴戦の武者よ、その魂一つに合わせ名を遺す支配者となれ! シンクロ召喚! 現れろ、レベル5、〈真六武衆-シエン〉!」
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真六武衆-シエン
シンクロ・効果モンスター
星5/闇属性/戦士族/攻2500/守1400
戦士族チューナー+チューナー以外の「六武衆」と名のついたモンスター1体以上
1ターンに1度、相手が魔法・罠カードを発動した時に発動する事ができる。その発動を無効にし破壊する。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊される場合、代わりにこのカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する「六武衆」と名のついたモンスター1体を破壊する事ができる。
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シエンは六武の棟梁だ。例に漏れず門と結束にカウンターが乗り、それぞれ4つと1つ、という状況になった。そして、相手の手札には、他の六武衆が存在するときに特殊召喚可能な〈真六武衆-キザン〉がいる。
遊乃が汗をかいているのは、既にクリスタルウィングの効果を発動してしまったからだ。2枚の伏せカードがあるとはいえ、六武の猛攻を止めるには心もとない。そして、この程度で六武が止まる訳がない。
「俺のフィールドに他の六武がいるため、手札からキザンを特殊召喚! そして、門から2つ、結束から2つ武士道カウンターを取り除いて〈六武の門〉の効果発動! デッキから2枚目のキザンを手札に加える! そしてそれを特殊召喚!」
「くっ……」
「更に門から武士道カウンターを4つ取り除いて門の効果発動! デッキから3枚目のキザンを手札に加え、そして、それを手札から特殊召喚!」
相手フィールドにはシエンと3体のキザン。そして、カウンターが4つ乗った〈六武の門〉とカウンターが2つ乗った〈六武衆の結束〉がある。実にまずい状況であった。
「俺は2体のキザンでオーバーレイネットワークを構築! エクシーズ召喚! 現れろ、ランク4、〈フレシアの蠱惑魔〉!」
「フレシア……!?」
「俺はフレシアのオーバーレイユニットを1つ使って効果発動! デッキから〈狡猾な落とし穴〉を墓地へ落とし、その効果を発動する! 選択するのはクリスタルウィングと綿毛トークンだ!」
遊乃のフィールドが荒らされてしまうが、伏せの2枚を発動する気配はない。シエンの存在もあるため、タイミングを間違えてしまえば二度と立ち上がれなくなってしまう。
(今は我慢しないと……)
「俺は門から武士道カウンターを4つ取り除いてデッキから〈六武衆の師範〉を手札に加える! そしてそれを特殊召喚! さらに〈六武衆の結束〉の効果発動! このカードを墓地へ送り、デッキからカードを2枚ドローする! そしてバトルだ! シエン、師範、キザンでダイレクトアタック!」
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六武衆の結束
永続魔法
「六武衆」と名のついたモンスターが召喚・特殊召喚される度に、このカードに武士道カウンターを1つ置く(最大2つまで)。
また、武士道カウンターが乗っているこのカードを墓地へ送る事で、このカードに乗っていた武士道カウンターの数だけデッキからカードをドローする。
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六武衆の師範
効果モンスター
星5/地属性/戦士族/攻2100/守 800
自分フィールド上に「六武衆」と名のついたモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
このカードが相手のカードの効果によって破壊された時、自分の墓地の「六武衆」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える。
「六武衆の師範」は自分フィールド上に1枚しか表側表示で存在できない。
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遊乃 8000 → 5500 → 3400 → 1300
相手 8000
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「俺は3枚伏せてターンを終える」
「やっと回って来た……ドロー!」
遊乃はドローしたカードを見た後、フィールドの様子をもう一度確認した。
彼女の手札は先ほど引いた1枚のみ、フィールドには伏せカードが2枚のみ。モンスターはいない。一方、相手は手札こそない物の、フィールドには魔法・罠を1度だけ無効化できるシエンとキザン、師範が並び、極め付けではあと1回能力を使うことのできる〈フレシアの蠱惑魔〉が守備表示で立っている。
(確か墓地には〈ブレイクスルー・スキル〉が落ちてたから……でもフレシアかシエンのどっちかにしか使えない……あ、でも伏せていたカードを使えば)
遊乃は基本的に力押しが苦手である。相手の展開を妨害しながらもうまく立ち回るのが得意な彼女にとって、一度劣勢になった状況を立て直すのは非常に困難を極めることであった。アルストロメリアの仕事ではないにしろ、デュエルをするとしたらやはり勝って終わりたい。そんな遊乃の感情が彼女の頭に正解を導き出す。
「私は墓地の〈ブレイクスルー・スキル〉の効果を発動します! 相手フィールドの〈真六武衆-シエン〉の効果をエンドフェイズまで無効にします!」
「っ……」
「とりあえずはこれで……私は手札から〈光の援軍〉を発動します!」
相手の伏せが動く気配はない。一枚でも途中で反応するカードがあれば遊乃の考えていることは音を立てて崩れ落ちるが、今の彼女にはそうならない謎の自信があった。
そして墓地へ落ちたのは〈ライトロード・ビースト ウォルフ〉〈ソーラー・エクスチェンジ〉〈グローアップ・バルブ〉の3枚。最高の落ちだ。
「私はデッキから〈ライトロード・アサシン ライデン〉を手札に加えます。そして、墓地へ落ちたウォルフの効果を発動! 墓地から特殊召喚します!」
「運が味方に付いたな……」
「そんな物手繰り寄せて見せます! 私は手札からライデンを通常召喚です!」
「俺はフレシアのオーバーレイユニットを1つ取り除いて効果発動! デッキから〈奈落の落とし穴〉を墓地へ送って効果を発動する!」
遊乃の顔色が変わった。
「この時を待っていました! 私はオーバーレイユニットがなくなった〈フレシアの蠱惑魔〉を対象に伏せていた〈デモンズ・チェーン〉を発動します!」
「……そうか、この時を」
「オーバーレイユニットのないフレシアは罠の効果の対象になります! これでライデンは除外させません! そして、ライデンの効果発動!」
遊乃のデッキから落とされたのは〈超電磁タートル〉〈フレムベル・ヘルドッグ〉の2枚。全てが彼女を中心に回り始めていた。
「私はウォルフをライデンにチューニング! シンクロ召喚! お願いします、レベル8、〈レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカ―ライト〉! そしてスカ―ライトの効果を発動します!」
スカ―ライトの放つ熱気によって六武衆たちが破壊されていく。相手は何も表情を崩さずにそれを見守っていた。勝負に手慣れている顔だ。遊乃と同年代であるが、彼女と同等の勝負強さ、そして勝負へのリスペクトを持っている。
「バトルフェイズ! 私はスカ―ライトでダイレクトアタック! さらに伏せていた〈リビングデッドの呼び声〉を発動して墓地から〈ライトロード・アーク ミカエル〉を蘇生させ、ミカエルでもダイレクトアタック!」
「……厄介なのが来たか」
「メインフェイズ2でミカエルの効果発動! ライフを1000払って、その伏せカードを除外します!」
除外された伏せカードは〈六武衆の理〉。この状況では発動しようのないカードだ。
「エンドフェイズ時、ミカエルの効果発動。墓地から落ちたのは……〈ラヴァルのマグマ砲兵〉〈増援〉〈ブレイクスルー・スキル〉〈ライトロードの裁き〉です。そして落ちた裁きの効果でデッキから〈裁きの龍〉を手札に加え、ターンを終了します」
何とか立て直した遊乃であったが、ライフにはもう余裕が残されていない。それは相手も同じではあるが、迂闊なことをするとゲームが終わってしまうことが、お互いの間に張り詰めた空気を生んでいた。
― ― ― ― ― ― ― ―
遊乃 1300 → 300
相手 6500 → 3500 → 900
― ― ― ― ― ― ― ―
遊乃の場にはスカ―ライトとアークミカエル、どちらも攻撃表示で伏せカードも手札もない。一方、相手は2枚の伏せカードのみ。先程の遊乃のターンで相手は何も発動してこなかった。
お互いに追い詰められている中、相手は無言でドローをする。そして、覚悟を決める。
「伏せていた〈究極・背水の陣〉を発動し、墓地から〈真六武衆-キザン〉〈真六武衆-カゲキ〉〈六武衆の影武者〉〈真六武衆-シエン〉〈六武衆の師範〉を特殊召喚する!」
「一度に五体のモンスターを特殊召喚……!」
「……その代わり、俺のライフは100になる」
― ― ― ― ― ― ― ―
究極・背水の陣
通常罠
ライフポイントを100ポイントになるように払って発動できる。自分の墓地の「六武衆」と名のついたモンスターを可能な限り特殊召喚する。(同名カードは1枚まで。ただし、フィールド上に存在する同名カードは特殊召喚できない。)
― ― ― ― ― ― ― ―
― ― ― ― ― ― ― ―
遊乃 300
相手 900 → 100
― ― ― ― ― ― ― ―
「俺はカゲキを影武者にチューニングし、2体目のシエンをシンクロ召喚! そして伏せていた〈増援〉を発動! デッキから俺は――〈六武衆-ヤリザ〉を手札に加える!」
「ヤリザ!?」
「そしてヤリザを通常召喚! バトルフェイズだ! 俺の場に他に『六武衆』と名のついたモンスターが存在する時、ヤリザは相手へダイレクトアタックをすることが出来る!」
― ― ― ― ― ― ― ―
六武衆-ヤリザ
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻1000/守 500
自分フィールド上に「六武衆-ヤリザ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが存在する場合、このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊される場合、代わりにこのカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する「六武衆」と名のついたモンスター1体を破壊できる。
― ― ― ― ― ― ― ―
「わ、私は墓地の〈超電磁タートル〉を除外してバトルフェイズを終了させます!」
「チッ……惜しかったなぁ、全く」
(まさかヤリザ相手に超電磁タートルを打つ日が来るなんて……)
相手はドローしていたカードを1枚伏せてターンを終える。遊乃の、おそらく最後のターンが回ってきた。
「私のターン、ドロー!」
そうして引いたカードは――
(ああっ、フェリスがこんな時に手札に来ちゃったぁ……!)
「……?」
― ― ― ― ― ― ― ―
ライトロード・アーチャー フェリス
特殊召喚・チューナー・効果モンスター
星4/光属性/獣戦士族/攻1100/守2000
このカードは通常召喚できず、カードの効果でのみ特殊召喚できる。(1):このカードがモンスターの効果でデッキから墓地へ送られた場合に発動する。このカードを墓地から特殊召喚する。
(2):このカードをリリースし、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。その相手モンスターを破壊する。その後、自分はデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。
― ― ― ― ― ― ― ―
(でも魔法や罠だったらシエンで止められてたから……ああ、でもこんな時に来なくていいのにぃ!)
動揺しながらも状況をしっかりと見定める。
遊乃の手札にはフェリスと裁きの龍。フィールドにはアークミカエルとスカ―ライト。スカ―ライトの効果を使えば勝ちだが、そう簡単に物事はうまく運ぶだろうか。
「やるしかない……私はスカ―ライトの効果を発動します!」
「俺は伏せていた〈六尺瓊勾玉〉を発動する! その効果を無効にし、破壊!」
― ― ― ― ― ― ― ―
六尺瓊勾玉(むさかにのまがたま)
カウンター罠
自分フィールド上に「六武衆」と名のついたモンスターが表側表示で存在する場合のみ発動する事ができる。相手が発動した、カードを破壊する効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にし破壊する。
― ― ― ― ― ― ― ―
スカ―ライトは破壊された。でも、これは絶対に勝てる状況だ。相手もそれを分かっているのか、次の遊乃の手を待っているように見える。
「アークミカエルでもいいけど……私はこれも使います! 墓地にライトロードが4種類以上いるため、私はこのモンスターを特殊召喚します!」
場のミカエルがふと空を見上げた。雲の切れ間から一筋の光がフィールドへ差し込んだかと思えば、そこへ一匹の龍が雄々しき翼を広げて現れる。ライトロードの輝きの象徴。遊乃のデッキの切り札とも言える、おそらくデッキ中最強のモンスター。
「光ある者に未来あれ――〈裁きの龍〉!」
― ― ― ― ― ― ― ―
裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)
特殊召喚・効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2600
このカードは通常召喚できない。自分の墓地の「ライトロード」と名のついたモンスターが4種類以上の場合のみ特殊召喚できる。
自分のメインフェイズ時に、1000ライフポイントを払って発動できる。このカード以外のフィールド上のカードを全て破壊する。
また、自分のエンドフェイズ毎に発動する。自分のデッキの上からカードを4枚墓地へ送る。
― ― ― ― ― ― ― ―
「これで終わりです! バトルフェイズ! 〈裁きの龍〉で〈真六武衆-シエン〉に攻撃!」
― ― ― ― ― ― ― ―
遊乃 300
相手 100 → 0
― ― ― ― ― ― ― -
デュエルが終わった後、遊乃は相手と軽く会話を交わした後に接続を切った。楽しかったデュエルだったが、それでも疲れてしまったため近くにある屋台でアイスクリームを買ってそれを舐めながら先程のデュエルを思い返す。
先程のデュエル、遊乃はライトロードのシンクロを貫き通したが、相手も相手で「六武衆」を貫き続けた。最初のフレシアは勝負だから仕方ないだろうが、最後のヤリザは本当に六武衆が好きな彼だからこそ選んだカードに違いない。
「なんか貴重な体験しちゃったなぁ……ヤリザにタートルって。葵ちゃんまだみたいだからアイス食べたらもうひと試合やってみよっと」
ちょっとこらえきれなくて、遊乃は一人くすくすと小さな笑い声をあげていた。
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75 | 第3話 誇り高き一族 | 1364 | 7 | 2016-01-27 | - | |
72 | 第4話 勝利は一から積み上げる | 1178 | 6 | 2016-01-30 | - | |
71 | 第5話 絶対支配領域 | 1077 | 6 | 2016-01-31 | - | |
72 | 閑話休題:キャラクター紹介 | 1274 | 0 | 2016-01-31 | - | |
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137 | 第8話 ネコチャン!? | 1106 | 8 | 2016-02-13 | - | |
135 | 第9話 「帝王」の影 | 1105 | 6 | 2016-02-19 | - | |
126 | 第10話 息の合った二人 | 1086 | 4 | 2016-02-21 | - | |
103 | 第11話 たまにはみんなで温泉旅行! | 1101 | 4 | 2016-02-23 | - | |
133 | 第12話 シロちゃんは二度挟まれる | 1035 | 6 | 2016-02-28 | - | |
144 | 第13話 アルストロメリアの門番 | 1144 | 4 | 2016-03-05 | - | |
108 | 第14話 王者の資格 | 1073 | 6 | 2016-03-09 | - | |
102 | 第15話 Execution | 1106 | 6 | 2016-03-13 | - | |
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128 | 第17話 キャット・アンド・ドッグ | 1044 | 4 | 2016-03-25 | - | |
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107 | 【報告】現状と暗い見通し【更新できねぇ】 | 1129 | 0 | 2018-05-31 | - |
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Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。
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シロちゃんにファンサービスやセルゲイ? お、もしやショタのリョナに需要あるのかな? それだったらちょっと考えてみようかなぁ(シロちゃんごめん)
実際シロちゃんはお姉さま方のパイパイ触ってるから仕方ないね。 (2016-10-09 22:54)