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HOME > 遊戯王SS一覧 > 番外編 夏休みだよ!

番外編 夏休みだよ! 作:こんにゃく

※時間軸やキャラ崩壊はあります。

クーデリカ「そして!この番外編は本編よりすこーしだけ長いから途中で休憩したりしてね!クーデリカからのお願いだよ♪」





夏、それは毎年やって来る。

シンクリス、気温38度、特にシンクリスはビル群の街、コンクリートやガラスなどの太陽の光の反射が多いこの街では体感温度は40度を越える

リアン「んなぁ~暑い~」

だらりとソファーに倒れ混むリアン

シンクリス中央ビル、リアンの部屋

室温26度、クーラーと扇風機でかなり快適な温度だ

遊姫「何言ってんのよ、こんなクーラーが効いてて暑い分けないでしょ?」

本を読みながらソファーに座る遊姫が言う

リアン「気分だよ、気分、夏って言いたくなるじゃん、現に外は暑いんだし」

遊姫「まぁ、そうだけど」

トラクリボー『ここ最近のデキレストは暑いわね』

遊姫から半透明な幼女が現れる、彼女はトラクリボー、精霊である

遊姫「なに?昔はこんなに暑くなることってなかったの?」

トラクリボー『まぁね』

遊姫「ここまで暑いと、クーラー無しじゃ生活できないわよね」

リアン「うん~ダルい~」

コレット「何をダラけている」ポンッ

リアン「ぐへっ」

銀色の髪が美しい少女コレットがソファーで寝転ぶリアンに手に持っていた本で軽く頭を叩く

リアン「何すんだよぉ~コレット姉」

コレット「暑いからと言ってこんな部屋を涼しくしおって、お前はもう少し動いたらどうなんだ」

リアン「こんな暑い中で動いたら死んじゃうよ!」

通「まぁ、そう言ってやるなよコレット」

そこにコレットの後方から遅れて部屋に入ってきた赤髪の少年、通が言う

コレット「お前は少し甘いぞ、通」

通「そうか?」

遊姫「まっ通のそういうところは昔からだからね」

通「俺は自分を曲げない性分なんでな…にしてもこの部屋は涼しくて良いぜぇ」

遊姫「通達は外にいたの?」

通「おう」

コレット「むしろ汗をかいたからな、寒いくらいだ」

アリーシャ「皆さんここに居ましたの」

すると金髪でクルリとロールしたお嬢様風の少女アリーシャが入ってくる。

通「ん?俺達に何か用なのか?」

アリーシャ「ええ、わたくしも実はお姉様に呼ばれただけなので分かりませんが貴方達全員を呼んでこい…と」

コレット「クーデリカ姉様が私達に?」

リアン「なんだろう…」

アリーシャ「とにかく、まずは1階のロビーに来てくださいな」

アリーシャの言葉の後、その場にいた全員がアリーシャに付いていく


1階、ロビー


クーデリカ「おおっ!よく集まってくれた諸君!」

そこには腰に手を当て、エッヘンといったご様子のクーデリカ姿があった

いつものピエロ姿ではなく、白のワンピースを着て女の子らしい

その場には遊姫達の他に、ジェイド、一騎、このは、ユキの姿もあった

一騎「ん?通達…お前達も呼ばれたのか?」

通「まぁな、で?クーデリカ、何のようだ?」

クーデリカ「えへへ、皆さん、夏といえば何でしょうか?」

アリーシャ「えーと…何でしょう?海…とか?」

クーデリカ「ピンポーン!正解だよアリーシャちゃん!」

リアン「えっ!?てことは海でも行くの!?!?」

クーデリカ「ピンポンピンポーン!リアンちゃんも正解!」

一騎「海…?」

クーデリカ「うん!実はパパの私有地にシンクリス海岸ってところがあってねそこの別荘を借りて海へ行こう!」

アレク「そうだね、どうだい皆さん」

ユキ「海かぁ…僕行ったことが無いんだよね!」

このは「そういえばそうでござるなぁ、私も無いのですよ」

一騎「へぇ、意外だな、なんか修行とかで行ってるイメージがあったけど」

ユキ「元々黒霧の里は山奥だからあまり遠出はしないんだよ」

一騎「へぇ」

アレク「僕達もね、考えたんだ君達にも何か楽しい思い出を作って欲しいとね」

アンナ「だから、私達からのささやかなプレゼントだよ」

そこに青い艶のある長い髪、見た目はクーデリカ達と変わらないが正真正銘クーデリカ達の産みの親アンナである

ジェイド「ふん、海か…だがシンクリス海岸…か」

一騎「ん?シンクリス海岸に何か思い出でもあんのか?」

ジェイド「いや、ない」

レイナ「シンクリス海岸はねとっても綺麗な所だけど入れる人はVIPな人達だけのVIPな海岸なんだよ!」

一騎「まじでか、とんでもない所に行こうとしてるんだな…」

アレク「はっはっは、そうだね、何故そこまで人が限られているかと言うと…」

ジェイド「特別管理地区だからだな」

アレク「その通りだよ、ジェイド君」

このは「特別管理地区…?」

クーデリカ「簡単にいえばシンクリス海岸付近の自然は特別なんだよ、絶滅危惧種の動植物や昆虫なんかが沢山いてね、それを保護するために普通の人は入っちゃいけないんだ」

ジェイド「そして、それを管理しているのがこのアレクさんというわけだ」

一騎「え!?マジっすか!?」

アレク「これでもシンクリスの王をやっているからね」

アンナ「貴方達なら自然を大切にしてくれると信じているから今回はここに決めたのよ」

通「そ、そう言われると妙に緊張するな…」

遊姫「た、確かに」

リアン「海もとっても綺麗だし、うちも楽しみだなぁ」

アンナ「それじゃあ、後は貴方達にまかせるわ」

アレク「僕達は仕事があるからね、後はクー達に任せるよ」

クーデリカ「了解!」

アレク、アンナはそう言うとロビーから去っていった

一騎「なぁ、クー」

クーデリカ「ん?なに?」

一騎「これって他にも誰か呼んでいいのか?」

クーデリカ「うーんとね、別荘は結構大きいから…別に問題ないと思うよ」

一騎「そっか」

クーデリカ「誰か呼ぶの?」

一騎「ん?まぁ沢山人がいた方が楽しいだろ?」

クーデリカ「…うん、それもそうだね!一騎に任せる」

一騎「おう!」

クーデリカ「えーと…それじゃあさ一騎」

一騎「ん?」

クーデリカ「水着…買いにいこうよ!」

一騎「水着…?」

通「おお、いいんじゃねぇか?」

一騎「でも…なんで」

通「俺達はこっちに来て水着なんて持ってねぇしな」

クーデリカ「あたし達も丁度新しいものが欲しいと思ってたんだよねぇ、ね?」

アリーシャ「そうですわね、わたくしも丁度そう思っていたのですわ」

リアン「遊姫も買うの?」

遊姫「まぁ、私も持ってないし…買おうかな」

リアン「じゃあうちも買う!」

コレット「わ、私は別に…」

クーデリカ「コレットちゃん、スクール水着しか持ってないじゃん」

コレット「っ///」

クーデリカ「というわけで皆で買いにいこうか!」

このは「私は持っているので大丈夫なのです」

ユキ「僕もある…かな」

一騎「…お前たちさっき海には行ったことないって」

このは「代わりに川にはよく行ってたのです」

ユキ「僕も昔から持っていて全く着なかった物があるんだよ」

一騎「そっか…しゃあねぇそれじゃあ行ってくわ」

このは「うむ、行ってくるのです」

ユキ「行ってらっしゃい!一騎君!」

ジェイド「…」

レイナ「何してるの?お兄ちゃん」

ジェイド「何がだ」

レイナ「お兄ちゃんも行ってきなよ」

ジェイド「別にいく必要はないだろう、俺も持っている」

レイナ「…はぁ、そうじゃないでしょ!行ってきなさい!」

ジェイド「う…分かった」

レイナ「全く、お兄ちゃんったら」

こうして一騎達は近くの大型ショッピングモールへとやって来た


一騎「うーん、そうだな…俺はこれにしようかな」

一騎は青でトランクス型の水着を選択する、そこには海のように波の模様がある

通「俺はこれだな」

通が選んだのは黒のトランクス型、赤い炎の模様がある

一騎「お、お前らしいな」

通「そうか?」

そんな中で隣の女性水着コーナーから声が聞こえる

リアン「おお!遊姫似合ってるじゃん!」

遊姫「そ、そうかな//」

そこは試着室でオレンジのタンキニを着たリアンと赤とピンクの花のようにヒラヒラがついたチューブトップ姿の遊姫の姿があった

通「おう、二人とも似合ってるじゃないか」

遊姫「と、通」

リアン「通!ありがと!」

一騎「いいじゃん、可愛いぞ」

遊姫「ふふ//ありがと」

リアン「二人も選んだの?」

通「おう」

遊姫「通は…通らしいね」

通「それ、一騎にも言われたな」

リアン「確かに…通っぽい」

クーデリカ「んん?一騎そこにいるのぉ?」

一騎「ん?クーか?いるぞ!」

クーデリカ「もしかして通君も?」

一騎「おう」

エエッ!?トオル!? イイカライイカラ チョッマッテクダサイ!! セーノ

試着室から声が聞こえる、そして

シャーッ、カーテンが一気に開かれる

コレット「なっ!?///」

そこには銀色の髪をなびかせる少女の姿があった

白い肌に引き締まった体、大きな胸、黒のマイクロビキニのせいか露出が多い

そして日頃の高圧的な態度とはうってかわって胸を手で覆い、顔を真っ赤にして恥じらう少女の姿があった

一騎・通「おお…」

男達は感嘆の声を挙げる。

コレット「ね、姉様!?流石にこの水着は///」

クーデリカ「いいじゃん、似合ってるよ!」

ヒョコッとカーテンから顔を出すクーデリカ

コレット「で、ですが…こんな///」

通「…」

コレット「と、通///うう//やっぱり私にはこんなハレンチな物はきれませぇぇん///」バッ

クーデリカ「わっ!?」

コレットは風のように隣の試着室に入っていった

クーデリカ「あらら…」

そう言いながらクーデリカはコレットの服を持ち、コレットが入っていった試着室に入れる

アリガトウゴザイマス…

クーデリカ「まぁ、コレットちゃんにはまだ早かったか…通君」

通「ん?」

クーデリカ「後でコレットちゃんに水着…選んであげて、通君が選んでくれた方がコレットちゃんも喜ぶと思うし」

通「…おう、分かった、俺に任せてくれ」

クーデリカ「…ということで…」バッ

そこにはピンクを貴重としたホルターネックの水着、頭にはハイビスカスをつけたクーデリカの姿があった。

クーデリカ「どうだ☆」キャピッ

コレットと比べれば見劣りするのだが、また違った色っぽさを持つ、控えめな胸にキリッとした脚は見るものを魅了する

通「おお!いいんじゃないか?なっ?一騎…」

一騎「…」

通「…一騎?」

一騎「はっ!な、なに?」

通「どうしたんだ?」

クーデリカ「ま・さ・か、見惚れちゃった?」

一騎「な///う///うん///」

顔をそらしながらそう答える一騎、どうやら魅力されたのは一騎だったようだ

クーデリカ「む///そう…面と向かって言われると…照れちゃうなぁ///」

お互いに照れながら顔を隠す二人

通「…中学生か!!」

ツッコまずにはいられなかった

通「なんでそんな初々しい反応なんだよ!お前ら16歳と18歳だろ!?」

遊姫「ああいう反応されると周りにいる私たちが恥ずかしくなるよね」

トラクリボー『そうね、本当に小学生みたいな反応よね』

リアン「クーデリカ姉のあんな反応初めて見た…」

クーデリカ「ね、ねぇ…一騎…ちゃんと見てよ…///」

一騎「お、おう///」チラッチラッ

通「…駄目だアイツら、アイツら見てるとなんか身体中が痒くなってくる」

遊姫「…でもいいんじゃない、あっちよりは」ピッ

遊姫が指を指す方向、そこには

アリーシャ「これはどうですの!?」バッ

赤を基調としたパレオを着たアリーシャとそれを見るジェイドの姿が

ジェイド「…いいじゃないか」

アリーシャ「んもう!さっきからその生返事ですわ!もっと真剣に考えてほしいですのよ!」

ジェイド「…別にいいだろう」

通「あー…」

遊姫「…なんだかアリーシャさんが不憫」

通「まぁ、大丈夫だろう、アイツなら」

遊姫「え?」

通「まぁ、見てりゃ分かるよ」

アリーシャ「わたくしはっ!!その…あの…誉めてほしいというか…その…」

ジェイド「?」

アリーシャ「ジェ、ジェイドに…ちゃんと見てほしいというか///」カァァ

ジェイド「俺は誉めているつもりだったんだが」

アリーシャ「へ?」

ジェイド「俺は別にお前が着る物なら何でも似合う…そう言ったつもりだったんだが」

アリーシャ「なっ//」

ジェイド「それも似合っているぞ、アリーシャ」

アリーシャ「///」

通「な?」

遊姫「…あれをナチュラルにやってるとしたらとんだタラシになるわね」

リアン「とりあえずあっちも大丈夫って感じかな?」

通「…ふぅ、コレット」

コレット「はにゃ!?な、なんだ!!?いきなり声をかけるな!」

通「あ、ああ、悪かったな、それより俺と一緒にさ…水着選ばねぇか?」

サッ コレットがカーテンから顔だけをチョロッと出す

コレット「す、少し待っていろ…着替え終わる」

通「お、おう」

シャーッ、コレットが再び試着室へと戻り、数秒後いつもの服装に身を包んだコレットが出てくる

コレット「…では、行こうか」

通「…おう」

二人はその場を後にする

コレット「お、お前は」

通「あ?」

コレット「お前は…その…恥ずかしくないのか?」

通「恥ずかしいって…なんで?」

コレット「ここは…その女の…物が売っていて…さっきの状況ならまだしも…今は…」チラッ

周りには当たり前だが女の子だけ

通「まぁ、俺は慣れてるからな」

コレット「慣れている?」

通「前も言ったかもしんねぇが遊姫とは昔から買い物に付き合わされてたからな、こういう女物の所でも割りと平気なんだよ」

コレット「そ、そうなのか」

通「ま、俺的にもさお前の買い物は楽しいから俺は良いけどな」ニカッ

コレット「通…ふふ…そうか、ならいい」

通「うん…そうだな、これなんかどうだ?」

通が手に取ったものは黒の三角ビキニ、先程のマイクロビキニよりははるかに落ち着いたものとなっている

コレット「先程の奴よりはマシだな…」

通「さっきのやつ見て思ったんだがお前結構黒が似合うよな」

コレット「そ、そうなのか?」

通「うん、これはいいと思うぞ?」

コレット「な、ならこれにしようかな」

通「一応試着してきたらどうだ?」

コレット「む…わ、わかった」

そう言いコレットは近くの試着室へと入っていく

通「しかし、ここ試着室多いよな…」

…数分後

コレット「き、着替えたぞ」シャーッ

コレットが試着室から出てくる

通「…」

コレット「な、何か言ってくれ//恥ずかしい///」

通は口を開けていた、これは呆然としていたという方が正しい

通「あっい、いやその…似合っているぞ」

コレット「そ、そうか///」

通(や、やべぇ、思わず見惚れてた…たく、これじゃあ一騎の事は言えねぇな)

通「…それにするのか?」

コレット「う、うむそうすることにしよう、通が決めてくれたのだから」

通「そうか、ならこれにしよう」

コレット「うむ」

そう言い、再びカーテンを締めるコレット

クーデリカ「決まったのかな? 」

そこに普段着になったクーデリカ達がやってきた

通「ああ、決まったぞ」

クーデリカ「ならコレットちゃん、早く着替えて会計しに行こうか」

コレット「す、少し待ってください、もう少しで着替え終わるので!」

アリーシャ「お姉様、そんなに急かさなくても…」

クーデリカ「ごめん、ごめん」

コレット「準備できました!」サッ

ジェイド「…だったら俺はもう行くぞ、ここは居心地が悪い」

そう言い、ジェイドはこの場から去っていく

それもそのはずである周りは女の子しか居ないためジェイドのみならず男なら居心地が悪いのも仕方がない

一騎「それじゃあ俺達も会計して外にいるよ」

クーデリカ「うん、わかった!」

そして男と女チームはそれぞれ別れた

一騎「…さてと、買えたけど女子は?」

通「まだみてぇだな」

一騎「そっか、じゃあジェイドは?」

通「さっきそっちの方にいってたな」

一騎「行ってみるか」

そこはペットショップ、動物はもちろん、魚、昆虫など様々な生物が売っている場所である

そしてそこにジェイドの姿があった

一騎「おーいジェイド!」

ジェイド「なんだ?」

一騎「こんな所で何してんだよ」

ジェイド「別に、用があるわけではない、それでアイツらは終わったのか?」

一騎「そろそろだと思うぞ?」

ジェイド「そうか、なら行くか」

一騎「いいのか?」

ジェイド「何がだ?」

一騎「いや、なんか買うのかと思ってさ」

ジェイド「いや、問題ない」

一騎「そっか、ならいいけど」

そして一騎達はペットショップを後にした

クーデリカ「あっ!こんな所にいた!」

アリーシャ「全く、外にいると言ったのにどこに言っていたんですの!?」

ジェイド「すまない、俺の責任だ」

アリーシャ「そ、そうでしたの」

一騎「これで、水着は買ったから終わりか?」

クーデリカ「うん!そうだね…だ・け・ど」バッ

一騎「うわっ!?」

クーデリカ「ここからは各自、自由行動ってことで♪」ギュゥゥ

クーデリカは一騎の腕に絡み付く

一騎「お、おい///」

リアン「うん!そうしよう!遊姫!」

遊姫「そうね、リアン行きましょうか」

通「なら…コレット」

コレット「私もか!?」

通「当たり前だろ?この流れ」

コレット「そ、そうか…うむ、分かった//」

アリーシャ「ならっっ!」

ジェイド「悪いが俺は帰るぞ」

アリーシャ「なっ!?」ガビーン

遊姫「はぁ…」

ジェイド「レイナが待っているかr」

ドゴンッ!!

ジェイド「がっ!?」

アリーシャの右ストレートがジェイドの溝内を貫く

アリーシャ「何言っとるん!!?あんたは!?こういう時に妹の名前出すなんてどこまでシスコンなん!?」

リアン「で、でた!別に方言とか何でもないアリーシャ姉のナマり!これは本気で怒ってる時だよ!!」

遊姫「結構怖いのね…アリーシャさん」

アリーシャ「いい!?行くって言ったら行くの!!分かった!?」

ジェイド「わ、分かった…」

ジェイドはトボトボとアリーシャの後を付いていったのだった

遊姫「…私達も行こっか」

リアン「…そだね」




そして、それぞれがそれぞれの1日を過ごし、そして

夜を迎えた

クーデリカ「それじゃ、一騎、明日は朝早くからうちの前に来てね」

一騎「おう、分かった」

クーデリカ「えへへ、じゃ、バイバイ!今日は楽しかったよ!」

一騎「俺もだ」

一騎とクーデリカは分かれるそして、一騎は自身が泊まっているホテルへとやってきた

一騎「ただいま」

このは「お帰りなのです」

ユキ「お帰り、随分遅かったね」

一騎「まぁな、ちょっとクーデリカに付き合ってたからな」

このは「そうでござるか、して水着は?」

一騎「おう、買ってきたぞ、これで明日の準備はOKだ」

ユキ「よし、なんだか楽しみになってきたなぁ」

一騎「そうだな、早いとこ寝とこうぜ…俺もシャワー浴びたらもう寝る…ふぁぁ」

こうして、一騎達の一日が終わった


そして

一騎「ふぁぁ…おはよう、このは、ユキ」

このは「おはようなのですよ」

ユキ「おはよう、一騎君」

既に朝食を取っていたユキ、このはが一騎にあいさつをする

一騎「相変わらずお前たち早起きだよなぁ」

ユキ「まぁ、僕達は腐って忍者だからね」

このは「日頃の訓練の賜物でござるな」

一騎「俺はまだ少し…眠いけど…行くか?」

ユキ「そうだね!じゃあ荷物とってくるよ!」

このは「私もいくでござるよぉ」トテトテ

一騎「さて、朝食食ったら行くかな…」



シンクリス中央ビル 前

クーデリカ「おーい!こっちこっち!」

クーデリカ達シンクリス四王女が出迎える

クーデリカ「って…ゲッ」

サーニャ「ゲッとは何ですか、ゲッとは」

サーニャが一騎と腕を組ながらやってきた

クーデリカ「何でお前がいんだよ!」ビシッ

一騎「え、俺が呼んだ」

クーデリカ「い、一騎ぃ~」

サーニャ「嘲笑。残念でしたね、クーデリカ…一騎を独り占めできなくて」

クーデリカ「は?何いってんの?だからと言ってあんたが独り占めできる訳じゃないから…じゃないから!!」

バチバチと二人の間に火花が飛び交う…ように見える

ガイ「うぉぉ…俺の妹が…俺の妹がぁぁ…」

ジェイド「…」ポンッ

ジェイドがガイの肩に手をおく

ジェイド「妹の成長を見るのは兄の役目だ、今は見守ろう」

ガイ「…ああ、ありがとうよ、ジェイド」

レイナ「お兄ちゃんは私にあまりこういうことで干渉しないでね」

ジェイド「…」

このは「何やってるんですかね、あそこの連中は」

遊姫「さ、さぁ」

通「おう、キルヴィス」

キルヴィス「よぉ、通、今回は呼んでくれてありがとな」

通「当たり前だろ?なぁ?コレット」

コレット「うむ」

アイヴィス「俺も呼ばれて良かったのか?」

キルヴィス「勿論だぜ、なぁ?ヴァイス」

ヴァイス「俺は別に…行きたいなんて言ってねぇがな」

アリーシャ「さて、皆様が揃ったようですので…これにお乗りくださいな」

そこに合ったのは巨大な車、見た目はバスのようだが中にはくつろげるスペースが存在する

一騎「す、すげぇ」

通「高級車ってやつだな」

リアン「ほら!遊姫!いこ!」

遊姫「ちょ、ちょっとリアン!引っ張らないでよぉ!」

リアン、遊姫を皮切りにそのバスに乗っていく。

一騎「あの…」

一騎の横にはクーデリカそしてサーニャの姿が

一見、美少女に囲まれ両手に花の用だが一騎には両手に鬼のように見えた

クーデリカ「あんたさ、引っ付きすぎじゃない?」

サーニャ「そちらの方が30㎝程くっついてます」

クーデリカ「あっは☆ごめんねぇ?これは胸のせいだと思うんだ、あんたよりあたしの方があるからごめんなちゃい☆」

サーニャ「イラ。そんなことありません、サーニャもあります」ズイッ

お互いに迫ってくる胸威に一騎は通に助けを求める視線を送る

通「あいつも楽しそうだなぁ」

コレット「助けないのか」

通「見てて面白ぇからほっとく」

キルヴィス「お前…」

遊姫「ところで海までどれくらいなの?」

アリーシャ「そうですわね…1時間くらいだと思いますわ」

通「へぇ、結構近いんだな」

アイヴィス「ここら辺一体は舗装された道が多いからな、エクサスやフュージニアのようなろくに舗装されていない道とは訳が違う」

ヴァイス「でも、いいもんだぜ…こいつぁ、揺れることもねぇし眠くなってくるぜぇ」

通「それじゃあどうするか…着くまでよ」

リアン「じゃじゃーん、そう言うと思ってうちがこんなものを持ってきたよ」

遊姫「トランプ?」

通「いいじゃねぇかトランプ」

リアン「人数も多いし、3つ持ってきたよ!」

キルヴィス「へぇ、用意周到だな」

リアン「えへへ」

アリーシャ「ではやりましょうか、トランプを!」

そして

一騎、サーニャ、クーデリカ、ヴァイス、このは

リアン、通、遊姫、コレット、キルヴィス、ユキ

ジェイド、アリーシャ、レイナ、アイヴィス、ガイ

に別れてトランプをする事となった。

それぞれ、大富豪、ババ抜き、ダウトに別れてゲームをする

ヴァイス「悪の心に染まりし邪馬よ…聖なる軍勢に浸入し…内から破壊せよ!行け!!俺のA!!」

バンっ!!ヴァイスがスペードのAを3の上に叩きつける

ヴァイス「わっはっは!3のカードは大富豪では最弱!この俺のAに叶う敵ではなかったのだ!!」

一騎「その口上いる?」

このは「それはどうかな?」

ヴァイス「なに!?」

このは「よく見るのです、自分が倒した3をっ!!」

ヴァイス「何を言ってやがる…倒したのは正真正銘3…なっ!?」

ヴァイスが叩きつけたAをどかすとそこには3ではなく2の文字が

ヴァイス「なっ!?どういうことだ!!?確かに3だったはず!!?」

このは「忍法、幻影紙…お主は幻の3を見せられていたのですよ!!」

ヴァイス「な、なにぃ!?」

一騎「いや!忍術禁止!!!何普通に不正してんだよ!!」

このは「なんと!」

一騎「なんと!…じゃねぇーよ!」

サーニャ「…という訳でお二人方はお手つきという事で一回休み」

このは「にゃにぃ!?」

ヴァイス「ちょっとまて!?なんで俺まで!!?」

サーニャ「連帯責任です」

ヴァイス「スポーツ部活か!!」

一騎「それじゃあ…俺だな」

一騎(だが…俺の手札は最弱の3や4の集まり…このままでは俺が勝つことはできない…)

一騎(何よりヴァイスやこのはの手札を見れば2やAの強カードばかり…)

一騎「だが…そんな状況っ!!覆してやる!!!一気に決めるぜ!!俺は!!5のカードを4枚だして!!革命だ!!!」

このは「なっ!?」

ヴァイス「革命だと!?」

サーニャ「驚愕。」

一騎「お前たちの手札は分かってるぜ!強いカード達ばかり…だがこの革命で全ては反転した!!」

ヴァイス「ここで革命とは…こいつっ!!」

一騎「よっしゃあ!勝負はここから…」

クーデリカ「7の革命返し」スッ

シーン

一騎「え」

クーデリカ「いや、だから革命返し」

一騎「えっと…反転の反転だから…なっ!!?」

このは「ほっこれで元に戻ったのです」

一騎「クー!!!?」

クーデリカ「あはは、ごめんね一騎」

一騎「ああぁぁぁ…」

そして

クーデリカ「イェーイ!あたしが一番!」大富豪

サーニャ「くっ二番手ですか」

このは「しくじりました」

ヴァイス「あそこで休みになってなきゃもっと上に行けたのによぉ」

一騎「」チーン

一騎「くっそぉぉっ!!俺が大貧民なんて!!!」

クーデリカ「まぁまぁ、ゲームだし、それに一騎が大貧民になってもあたしが一騎を養ってあげるからね」ナデナデ

ゲームに敗北した一騎はクーデリカに頭を撫でられるのであった


ババ抜きチーム

通「っ!!」

ババ抜きの方では残っているのは通とリアンのみだった

通「まさか、この俺が…ここまで追い詰められるとはな…」

リアン「うちもだよ…はじめてだ…」

緊迫した空気

コレット「…これはただのババ抜きだよな?何故こんな空気になっている」

ユキ「さ、さぁ僕にもよくわからないかな…」

残るカードはお互いに二枚、どちらかがジョーカーであることは確かだ

そして

通(俺の手元にはジョーカーはない、つまりリアンの手にジョーカーが存在するっ!!どっちだ!!)

リアン「…」

通が片方のカードに手を伸ばそうとする

通「ッ!?」

リアン「…」ニヤァッ

通(笑ったッ!?リアンの奴、今!確かに笑ったッ!!つまりこのカードは『ジョーカー』ッ!!それ以外にリアンが笑う理由などないはずッ!!)

通(だが、何故笑う必要がある…?本当に『ジョーカー』なのか?この場合…いやこのゲームにおいて『表情』に出すという行為自体がタブーだ…まさかッ!!)

通(わざとこの俺に『反対』のカードを取らせるためにこの『表情』をッ!!俺に笑った表情を見せたのかッ!?)

ジワリッ通の額から汗が流れ落ちる

通「はぁ…はぁ…どっちだ…一体…どっちだっていうんだッ!!」

遊姫「…通はなんであんなに考え込んでるの?ただのババ抜きなのに」

通「遊姫ッ!!こいつはただのババ抜きなんかじゃあないッ!!正真正銘ッ!!頭を使った戦略ゲームなんだッ!!」

遊姫「えぇ…」

キルヴィス「リアンがそこまで考えてるとは思わないがなぁ」

通(どっちだッ!!いや…待てよ)スッ

通は反対のカードを手に取ろうとする

通「…」チラッ

リアンの表情が曇る、明らかに取られて欲しくないといった表情だ

通(ビンゴッ!かまかけて正解だったぜッ!!リアンは顔に出るタイプだッ!!間違いない!!このカードを引けば俺の勝ち…ッ!?)

通は引いた、しかしそこには

通「ジョーカーだとッ!?まさかっ!!?この俺をッ罠に!!?」

通は一人嘆く

しかし

リアン「???」

リアンは良く分かっていないようだ

キルヴィス「やっぱりリアンはなんも考えてないな」

コレット「当たり前だ、通は頭が良すぎて逆に駄目だな」

通(だがッ!!ここで俺がジョーカーを引かせればッ!!)



リアン「わーい!うちの勝ち!!」

通「」チーン

遊姫「考えすぎって言うのも考えものね」

ユキ「…だね」


ダウト組は

ジェイド「ダウト」

ジェイドが一人無双していた

アリーシャ「なんでバレますのぉぉ…」

ジェイド「…ふん、表情を見ていれば誰でもできる」

アリーシャ「できませんわよ!そんな芸当!!」

アイヴィス「流石の洞察力だな」

ガイ「なに?これデュエルかなにかなのか?」

ジェイド「俺はデュエルだろうがゲームだろうがどんな勝負事にも手を抜かない」

アリーシャ「ぐぬぬ…」

レイナ「お兄ちゃんには手加減って言葉は無いからね…」

そして…

クーデリカ「ついたよぉ!!」

青い空に透き通るように透明な海、そこはまるで幻想的なファンタジー世界の場所のような

世界の果てに来たようなそんな場所だった

一騎「ここが…すげぇ」

遊姫「透明だよ!透明!!」

アイヴィス「流石はシンクリス一の綺麗さを誇る海だ」

リアン「うー!やったぁ!やっとついたよ!遊姫!早くいこっ!」

リアンが遊姫の手を引き走っていく

一騎「…よし、俺達も行くか!」

全員「おー!!」



そして全員が水着姿となり浜辺へと集まった


一騎「いいねぇ…これがオーシャンビューって奴か」

一騎はサングラスをつけて変なスイッチが入っていた

通「まぁ、確かに綺麗な海だな…こんな綺麗な場所来たことねぇぜ」

ガイ「おっ、通、お前めっちゃいい体してんな、どうやったらそんな無駄のない筋肉がつくんだ?」

通「そいつは一日の運動と健康的な食事に睡眠…これが必要不可欠だ」

ガイ「それでそんなになるもんか?」

通「なるもんだ」

そこに

コレット「く///知り合いのみばかりと言えどやはり恥ずかしいな//」

クーデリカ「はいはい、隠さない隠さなーい」

リアン「コレット姉似合ってるからもっと自信もっていいよ!ね!遊姫!」

遊姫「そうね、とても似合ってますよコレットさん」

コレット「む///ありがとう」

ガイ「…やっぱ俺来て良かったZe☆」

通「だろ?」

キルヴィス「まさに華とはこう言うことだな」

ヴァイス「まっ野郎だけじゃむさ苦しいだけだしよ」

一騎「だな」

ピトッ突然一騎の腕に柔らかい物が当たる

サーニャ「一騎」

一騎「うおっ!?サーニャ!!?いつの間に!?」

サーニャは赤紫のスタンダードビキニを身に纏っている

サーニャ「一騎、どうでしょう似合いますか?」

一騎「ににに、似合ってるんじゃないか///」

サーニャ「…そうですか。そう言ってくれるとうれしいです」

ガイ「な、何してるんだぁ!サーニャ!!」

クーデリカ「そうだよ!!何してんだ!この淫乱女ぁ!!」

二人の怒号が飛ぶ

サーニャ「失礼な、これでもピュアな心と清い体を持つサーニャになんてことを…あとガイは黙っていてください」

クーデリカ「何いってんの!?ピュア!?清い体! ?どの口がっ!」

ガイ「おい!一騎!俺はお前とサーニャをそんなに密着させることを許した覚えはないぞ!!!」

一騎「俺も密着させる気なんて無かったんだけど!?」

キルヴィス「あっはっはアイツらはどこでも騒がしいな」

このは「全くでござるよ」

、とそこにピンクの…なんというか子供用の水着といか…まぁスクール水着のような物を着たこのは

ユキ「あはは一騎君も相変わらずだねぇ」

このはとはうってかわって水色のビキニを着たユキ

キルヴィス「…」

このは「む?なんでござるか?」

キルヴィス「まぁ、その…なんだ…がんばれ」b

このは「なんでござるか!?その憐れみの顔はなんでござるか!?」

キルヴィス「同じ忍者でも…ここまで差が出るんだな」

このは「なっ…そ、そうでござるよ!!だからなんです!?胸か!?男は胸が出てないと駄目ですか!?」

アイヴィス「いえ、このはさんは胸というか…その…」

このは「な!?う…」ジワッ

キルヴィス「あーあ、アイヴィスが泣かせた」

アイヴィス「ええっ!?俺ですか!?兄さんだって!!」

キルヴィス「いや、俺は致命の一撃は浴びせてない、確実にお前が止めを刺した」

アイヴィス「そんなっ!?」

一騎「っと…それよりさ!」

一騎はガイやクーデリカに責められていたため話を反らそうとする

一騎「ジェイドはどこ行ったんだよ、さっきから姿が見えないけど」

通「そういや、そうだな」

レイナ「えーと、お兄ちゃんならあっちへ行ったよ、アリーシャさんと」

指を指す方向には森が広がっている

コレット「アリーシャ姉様と?」

レイナ「うん、まぁアリーシャさんがお兄ちゃんについていったって感じだったけど…邪魔しちゃ悪いしね」

ガイ「…男女が二人で森のなか…何もおきないはずもなく…ってか」

通「アリーシャの方はどうかわからんがジェイドに限って…ねぇ?」

一騎「…確かに、全くって言っていいほど想像つかねぇな」

クーデリカ「いやいや、もしかしたら森の中でさ…」



ジェイド『アリーシャ…ここなら誰も来ない』

アリーシャ『そうですが…もし、来てしまったら?』

ジェイド『そんなこと…関係ない、アリーシャ』

アリーシャ『ジェイド…///』



クーデリカ「…的な」

クーデリカ以外全員「…ないない」

クーデリカ「だよねぇ~」



ジェイド「ジッとしていろアリーシャ」

アリーシャ「は、はい」

ジェイドがアリーシャに寄る、そしてアリーシャの顔に自身の顔を近づける

ジェイド「動くなよ…」

アリーシャ「わ、分かりましたわ」

ドクン…ドクンッ 唇と唇が重なりそうになったその時



ジェイド「よし、捕らえたぞアリーシャ」スッ

アリーシャの肩についていた何か…

そう何かとはカブトムシ、それを手に取るジェイド

アリーシャ「は、はぁ」

ジェイド「コイツは凄いぞ、『メヤマシンクリスオオカブト』シンクリスでも限られた場所にのみ生息していると言われる小型のカブト…名前にオオとついているがそれは…」

ジェイドは自身が捕らえたカブトムシについて熱く語る

アリーシャ(はぁ…そうでしたわ…)チラッ

アリーシャがジェイドの方を見るとジェイドは水着こそ着ているが上はパーカー、足は長靴、手には虫網に首には虫かご

おおよそ海にくる格好ではない

アリーシャ(ジェイドは昔から大の虫好き…森や林を見つけると直ぐに入っていき昆虫採集…というかどこへ行っても基本虫の事しか考えてねぇ…)

ジェイド「おい、アリーシャ聞いているのか?コイツは物凄く珍しいんだぞ!?」

アリーシャ「はいはーい、聞いてますわよ~」

アリーシャ(ジェイドの空間(スペース)デッキのモンスターが昆虫なのは絶対ここから来てますわよね…はぁ)

アリーシャ「雰囲気も何も合ったもんじゃねぇですわ…」

アリーシャは深くため息をつくのだった

ジェイド「おい!アリーシャ!!こっちにはもっと凄いのがっ!!…」



クーデリカ「わっふ~♪」パシャッ

コレット「お姉様っちよ、やめ」

クーデリカ「それそれ~♪」パシャッパシャッ

リアン「ほうら!遊姫!」

遊姫「凄ーい!リアンよくそんな所に立てるわね」

リアンは持ってきた浮きボートの上に仁王立ちしている

リアン「うちのバランス力をもってすれば楽勝!」

一騎「いや~楽しんでるなぁ」

通「だなぁ~」

一騎「てか凄いなここ、マジで透明な水じゃん」

通「確かに、地面が見えるなんてどんだけだよ」

キルヴィス「まぁ、ここら辺の海はかなり水質が保たれているからな」

アイヴィス「遥か昔のまま…変わらず残っている原初の海」

一騎「へー本当にすごいところなんだな」

ユキ「ふぇぇ!?なにこの魚…魚!?」

ユキの目の前を目が1つでその目は植物の芽のようにニョロンと飛び出ている

更にヒレは何十にもありそれが独特の動きをしている。そんなに泳ぐスピードは速くない

このは「おお、これは『アノメノデス』でござるな、シンクリスに太古の昔から生息する極めて珍しい魚でござるよ」

ユキ「このはちゃん…これ本当に魚なの?虫みたいで気持ち悪い」

このは「まぁこの見た目で味もくっそ不味いですからね、そりゃ絶滅しないでござるです」

ユキ「ま、不味いんだ」

一騎「…確かにここら辺には不思議な生き物が多いよなぁ」

通「俺達の世界とは違うんだから当たり前だと思っていたがここまで奇っ怪な生物がいるとはな」

一騎「ま、面白いからいいけど」


ヴァイスは砂浜で寝っ転がっていた

その見た目はサングラスを付け、海パン1枚という姿

レイナ「何してるの?」

ヴァイス「ふ、焼いてるのさ…この体をな」

レイナ「…日に焼けて良いことある?」

ヴァイス「何言ってやがる、日焼けって言うのはよぉ勲章みたいなもんだぜ、俺は今、その勲章を付けているのさ」

レイナ「ふーん…私には理解できないなぁ、日焼けって肌に悪そうだし」

ヴァイス「これだから女は分かってねぇぜ…」

レイナ「…ヴァイスは女を分かってないよ」


浜辺、とある海の家

ジュー、香ばしい匂いが辺りに立ち込める

そこに

シャウロン「…で?なんで俺様達がこんな所いんだよ」

エプロン姿の人相が悪い男、シャウロンと

シリウス「仕方がないだろう、俺達もこの世界の通貨というものは必要なんだ」

シャウロン「だとしてもよぉ…こんなもんやんなくてもいいじゃねぇかよぉ」

トウセン「文句を言うなシャウロン」ジュー

トウセンはかなりテキパキと焼きそばを作っている

トウセン「ここは限られた人間のみ入ることの許される場所らしい…つまりここに集まってくるのは金を持つ人間のみ…」

アルフレド「それを利用すれば…僕達もたんまりとお金が入るって訳さ」

シャウロン「かぁ~てめぇら俺以上にゲスだぜ、そいつはよぉ」

スピカ「いらっしゃいませ~」

ミラ「さぁさぁ!どんどん入っておくれぇ!」

シリウス「ここに来ている人間は金持ち…このような庶民的な味と呼ばれるものは不慣れだ」

トウセン「だからこそ物珍しさに寄ってくる…そして俺達の金になるんだよ…あっソースはまだ入れるなよアル」

アルフレド「あ、ごめん」

シャウロン「…」

トウセン「それに一度はこう言うことをやってみたかったんだ」

シャウロン「だよなぁ!?本当の事を言うとそうだよなぁ!?そう言う顔してたもんなぁ!?」

トウセン「まぁ、いいじゃないか、こういうのも悪くない」

金持ちの貴婦人「あら、貴女、可愛らしいわね…その尻尾は本物?」

ミラ「うむ、そうだぞ、どうだ」ヒュルンヒュル

金持ちの貴婦人「あら、凄いわ!!見て!あなた!本物よ!」

金持ちの男「ほぉ、本物か、それは凄いな」

ミラは金持ちそうな夫婦にその尻尾を見せている

金持ちの貴婦人「触っても…?」

ミラ「それはいかんな」シュルンッ

金持ちの男「何故だい?」

ミラ「それはだな…敏感というやつだ」

金持ちの貴婦人「敏感?」

ミラ「うむ、私の尻尾は敏感でな触れられるとくすぐったいのだ」

金持ちの男「…なるほど」

トウセン「スピカ、これを運んでくれ」

スピカ「かしこまり~♪」

トウセン「…なんだそれは」

スピカ「ふふっ流行りに乗ってみたのよ、若者では流行ってるみたいなの」

トウセン「そ、そうなのか」

スピカ「今行きますよぉ~」トテテッ


スピカ「ん?あら!」

一騎「…へ?」

スピカ「あなた達もここに来てたのね!」

アルフレド「ん?誰か来た…ゲッ」

このは「ゲッとは何ですか」

アルフレド「お姉…なんでここに」

このは「それはこっちのセリフなんですよ」

アルフレド「僕は…そのぉ…ねっ?」

このは「何がねっなのです!」

クーデリカ「おお!焼きそばある!?」

トウセン「あるぞ」

クーデリカ「それじゃあ人数分頼むよ!」

トウセン「分かった」

一騎「なぁ、トウセン」

トウセン「なんだ」

一騎「なんでお前ここにいんの?」

トウセン「…聞くな」

一騎「…分かった」

こうして一騎達は

リアン「ん~かき氷美味しいねぇ」

遊姫「頭がキーンてなるわぁ」

一騎「…ん、意外とうまいな」モグモグ

通「だな」モグモグ

トウセン「当たり前だ」

スピカ「昔からこの人、料理が上手いですよねぇ」

シャウロン「一国の王がやることじゃねぇな」

トウセン「シャウロン貴様はやらなさすぎなだけだ」

レイナ「そういえばお兄ちゃんどうしたんだろう」

コレット「アリーシャ姉様も帰って来ないな」



ジェイド「よし」

アリーシャ「もう帰りましょうよぉジェイドォ」

ジェイド「待ってくれ、後もう少しだ」

アリーシャ「それはさっき聞きましたの!」

ジェイド「いや、本当に最後だ」

アリーシャ「」ピキッ

ガシッ アリーシャがジェイドの頭を掴む

アリーシャ「ほ・ら!いいから帰りますのよ!!」

ジェイド「ぐぅっ!?ま、待ってくれアリーシャ!もう少し…」

アリーシャ「行きますわよ!!」

ジェイド「…ああ…分かった」



そして

リアン「見てぇ!砂のお城!」ババーン

リアン「さてさて~遊姫の方…ファ!?」

そこには城…どころではなくもはや砂の国が出来上がっていた

遊姫「水路を作るのに手間取っちゃった」

トラクリボー『センスあるわね~』

リアン「な、何てこったい…」

遊姫「?リアン…?っと一騎達まだやってる」

遊姫が見ている方向では

一騎「うおぉぉ!!!」バシンッ!!

ビーチバレーをやっていた

このは「セイッ!」バシーン

ユキ「ハイッ!」ポヨーン

コレット「消え失せろぉぉぉ!!!」バガァァァンッ!!

通「き、消え失せろってなんだよぉぉ!?」ズガァァンッ

強力な一撃が通の顔面を捉えそして吹き飛ばす

一騎「通ぅぅ!!!」

男チームと女チームに分かれ戦っているのだが

ガイ「通…お前の死は無駄にしないぜ…いっけぇぇ!!俺の魂のボール!!」バンッ!!

このは「忍法…影分身!!」バババッ!!

ガイ「いっ!?そんなのありかよ!!?」

このは「スマッシュ!!」バンッ!!

ガイ「ぐぉぉっ!!!?」ドガンッ!

ガイの腹にクリティカルヒットする

一騎「ガイィィィ!!!」

ガイ「す、すまねぇ…一…騎」ガクッ

このは「やったぁ!倒したのですよ!」

サーニャ「やりますね。これで残るは3人」

ユキ「…バレーって相手を倒すゲームだったっけ?」

クーデリカ「…まぁ、倒すゲームではあるよね、物理的にではないけど」モキュモキュ

焼きそばを食べなからバレーを見学していたユキとクーデリカが言った


トウセン「そこだ!」

スピカ「えいっ!」パシッ

トウセン「うむぅ、惜しいな」

スピカ「難しいわぁ…ちっとも当たらない」

その頃ファラリス陣営はスイカ割りをしていた

シャウロン「スイカが食いてぇなら目隠しなんかしなけりゃあいいのによぉ」

シリウス「これはそういうゲームだ」

シャウロン「面倒なゲームだな」

ミラ「ホッホッホッ!」スタスタ

目隠しをしながらも軽快にスイカの方へと向かっていくミラ

アルフレド「あ!ミラさん!尻尾でスイカの位置を探知するの無しです!」

ミラ「なんと!?なんだそのルールは書いてなかったぞ」

トウセン「それじゃあ楽しくないでしょう、尻尾は無しです」

ミラ「うぅむ…そうなってくると難しいな…むむむ」

シャウロン「ミラ!そこだぁ!!」

ミラ「なに!?よっしゃあ!いっけぇ!!」ブンッ!!

アルフレド「って今殴ろうとしてるの僕ぅぅぅ!!!」

シャウロン「あっひゃっひゃっひゃwこいつはおもしれぇww」

アルフレド「シャウロン!!てめぇ!!!」

ミラ「むむむ??違うのか???」

シャウロン「いいぞぉ!やっちまえ!!」

ミラ「御意に…トウッ!」ブンッ!!

アルフレド「おいぃぃっ!!!」


ジェイド「…」

レイナ「あ!お兄ちゃんお帰り」

ジェイド「ああ」

レイナ「アリーシャさんもお帰りなさい」

アリーシャ「ただいまですわレイナちゃん」

レイナ「っでどうだったんですか?お兄ちゃんと二人きりは」ゴニョゴニョ

アリーシャ「んもう、ずっと虫でしたわ」ゴニョゴニョ

レイナ「ああ…そういえばお兄ちゃん、虫好きだったもんね…」

ジェイド「そうだ、アリーシャ」

アリーシャ「はいですの?」

ジェイド「今日は楽しかった、また二人で虫を取りに行こう」

アリーシャ「二人で…は、はいですわ///」ポッ

レイナ「…アリーシャさんもアリーシャさんでチョロすぎだよね…」


そして


一騎「ふぁぁっ!…と、もう夕方かぁ…」

クーデリカ「それじゃあ別荘へ行こっか!」

遊姫「遂に別荘って奴が見れるのね!」

トラクリボー『どれだけ大きな物か…楽しみね』

遊姫「うん!」

クーデリカ「それじゃあ付いてきて!」




クーデリカ「ジャーン!ここがあたしたちリゾナンス家の別荘です!」

一騎達「おお…」

そこには一瞬ホテルと見間違えるほど巨大な木製の建物があった

一瞬「でけぇ…」

ガイ「俺達でもこんなでけぇ別荘なんて持ってねぇぞ」

サーニャ「同感。羨ましいですね」

キルヴィス「流石はシンクリスって言った所だな」

クーデリカ「さてさて皆さん!塩水をたっぷり浴びたんですから…お風呂に入りましょう!」


遊姫「お風呂!やったぁ!」

クーデリカ達は別荘の中へと入っていく

コレット「ここの風呂は最高だぞ?」

遊姫「本当!?嬉しいなぁ」

リアン「遊姫はお風呂好きなんだね!」

遊姫「まぁね♪」

クーデリカ「男はそっち!女はこっちだよ!」

こうして男女分かれてお風呂へと向かう

ガラッ

ヴァイス「うおっ!?すげぇな露天って奴だぜ」

そこには目の前には海が広がりそして景色を堪能できるようにしている

最高級の露天風呂が広がっていた

通「すげぇ、目の前が海なんて…それに日が沈み始めてるから夕陽をバックに海が見える…贅沢だな」

一騎「ああ、一生に何度も見れるもんじゃねぇな」

一騎達は体を洗い、湯船に浸かる

一騎「ふぅ…疲れが飛ぶなぁ」

通「ああ、最高だぜ」

ジェイド「…」

一騎「ジェイド、お前はなんか感想とかないのか?」

ジェイド「…特にない…が強いて言うなら…いい湯だ」

通「特にあるじゃねぇか」

キルヴィス「ふっふっふ」

一騎「んあ?キルヴィス、どうした?」

キルヴィス「お前達、そこを見ろ」

一騎「ん?」

そこには1枚の塀、露天には1枚の塀が隔てており海が見えるとはいえその塀は隣を跨ぐことはできない仕様となっている

一騎「それがどうかしたか?」

キルヴィス「シィーッ!」

キルヴィスが口に指を当てる、すると


クーデリカ「はぁ~いい湯だね~」チャポン

コレット「そうですねお姉様」

リアン「あー!遊姫!!タオルは湯船に入れちゃダメなんだよ!」

遊姫「え?そうなの??」

リアン「はい~取り上げですよ~」シュバッ

遊姫「え///わっ///ちょっとリアン///」プルンッ

サーニャ「ふー…温まります」

アリーシャ「ですわね…」

レイナ「温泉ってなんか眠くなっちゃうよね!」

このは「死んでしまうのですよ!?」

ユキ「でもその気持ちは分かるなぁ…」

キャッキャッウフフ…

キルヴィス「聞こえるだろう?花園達の声が」

一騎「…は?」

キルヴィス「いいか!!男足るもの覗きをしてこそ一人前!!なぁ!そうだろ!!野郎共!!」ザバーン

ガイ「そうだぜ!!これがなきゃやってらんねぇよ!!」ザバーン

一騎「…お前、妹いるだろう」

ガイ「んなもん関係ねぇ!!そもそもサーニャも年頃…昔こそ一緒に入っていた時期もあったが今でこそ恥じらう姿を見るのも兄の務め…やるしかねぇ!!」

一騎「は、はぁ」

通「すげぇなコイツ」

ジェイド「…下らん」

アイヴィス「兄さん…止めてくれ…恥ずかしい」

ヴァイス「まぁ、いいんじゃねぇの?面白そうだしよぉ、見ててやるよお前達の活躍を」

っとあまりに乗り気ではない男陣営

キルヴィス「バカ野郎!!なんでそんな冷めてるんだ!!通!!!」

通「あ?」

キルヴィス「コレットの…見たくないか?」

通「!」



コレット『通…通だけだぞ…見せるのは//本当は恥ずかしいんだぞ///』



通「…うーん…考えさせてくれ//」

ガイ(ふ、チョロいな)

キルヴィス「一騎!!」

一騎「はい?」

キルヴィス「…クーデリカ」

一騎「」



クーデリカ『一騎///』ギュッ



一騎「」

キルヴィス「よし…ジェイド」

ジェイド「俺にも来るのか」

キルヴィス「アリーシャはどうだ」



アリーシャ『ジェイドったら///もう//バカァ///』カァァァ



ジェイド「…下らん」ポタッポタッ

ガイ「おーい、鼻血出てるぞぉ」

キルヴィス「これで覗き多数派が増えたわけだ!!ならば!!行くしかあるまい!!」

ガイ「おう!!」

キルヴィス「いざ!!出陣!!」

ガイ、キルヴィスは一気に塀を上っていく

ガイ「うぉぉぉぅ!!!いざぁ!!!」

キルヴィス「花園へ…」

しかし

コレット「こんにちわ」

目の前にはコレットの姿があった

キルヴィス、ガイ「あ…えと…こんにt」

ゴキャッ!!

右ストレートがキルヴィス、ガイを貫きそのままキルヴィス、ガイは湯船に沈んでいった

アイヴィス「あーあ…言わんこっちゃない…」

コレット「全く!!奴らは何を考えているんだ!!丸聞こえだっぞ!」ザブーン

ユキ「あはは…あれは男の性って奴らしいし仕方ないよ」

クーデリカ「なんだぁ、一騎もあたしの体が見たいんだねぇ…いやぁ」

そう言うと

クーデリカ「一騎ぃ!一騎なら頼めばあたしの体だったらいつでも見せてあげるよぉ!!!」

一騎「いや、頼まねぇよ!!!?」

クーデリカ「あはは、一騎は恥ずかしがり屋さんだなぁ」

サーニャ「貧相な体を見せつけられても一騎が困るだけです」

クーデリカ「あ?」

サーニャ「そんな体じゃ一騎を満足させるのは不可能だって言ってるんです」バァーン

サーニャは立ち上がり腰に手を当てて自身の胸を張る

クーデリカ「にゃにお~…あたしだってあることにある!!」バァーン

クーデリカも負けじと胸を張る

サーニャ・クーデリカ「むむむっ」

コレット「お止めくださいお姉様!はしたない」ザバーン

プルンッ

クーデリカ・サーニャ「」

コレット「あ、あの…どうしました?」

クーデリカ「ば、化け物だ…化け物がいる」チャプンッ

サーニャ「こ、これは…サーニャの敗北です」チャプンッ

コレット「ええ!?な、何がどうなって」アタフタ

アリーシャ「無自覚というのは罪ですわね」

レイナ「…だね」


アイヴィス「兄さん達は…」

ジェイド「あそこで沈んでいる」

キルヴィス「」

ガイ「が…は…」



クーデリカ「はーい!皆、お待ちかねのバーベキューだよ!」

一騎「お待ちかねだったのか?」

クーデリカ「ふっふっふ~こういう海ではバーベキューというのは基本中の基本なんだよ」

通「まぁ、確かに言えてるな」

クーデリカ「でしょでしょ!!さぁさぁ皆さん存分に食べてくださいな!」


レイナ「はい、お兄ちゃん、あーん」

ジェイド「…自分の物くらい自分で食べられる」

レイナ「もう、お兄ちゃんったらつれないなぁ」

アリーシャ(わ、わたくしもやるべきでしょうか…そ、その…あーん…と)

コレット「おお!これはうまいぞ通!」

通「柔らけぇ肉だなこれ、なんだ?」

リアン「遊姫、野菜ばっかりだね、どうしたの?」

遊姫「へぇ!?ど、どうして!?」

遊姫(い、言えない!最近太ってきたってこと言えない!!)

トラクリボー『へぇ、気にしてるのね遊姫』

遊姫「!?」

キルヴィス「おい、ヴァイス!それは俺の肉だ!」

ヴァイス「おいおい、先約なんてこの鉄板の上ではないぜ?先に肉を取ったものが勝者だ」

キルヴィス「っ!!だったら!!」

ヴァイス「あぁ!?それは俺のっ」

キルヴィス「取ったものが勝者だろ?」

アイヴィス「…はぁ」

サーニャ「はい、一騎…あーんですあーん」

一騎「じ、自分で食べれるって」

サーニャ「いえいえ、遠慮しないでください」

一騎「お、おい」

このは「何しとるかこの駄犬」ポコッ

サーニャ「あいてっ」

このは「お前はこっちで食べますよぉ」

このはに連れていかれるサーニャ

サーニャ「ま、待ってください…い、一騎」

このは「あっちにはユキもいますよぉ~」

一騎「…ふぅ」スタッ

通「ん?一騎、どこに行くんだ?」

一騎「ちょっと海風浴びてくる」

通「そっか、行ってら」

一騎「おう」スタスタ



ザザーンッ

一騎は大きな岩礁、岩の上で座って海を見ていた

今宵は満月、と言っても自分が住んでいた世界とは違う青や赤といった色の光が差し込む

一騎「…」

クーデリカ「一騎♪」

一騎「!クー」

クーデリカ「…隣…いいかな?」

一騎「…おう」スッ

クーデリカ「どう?今日楽しかった?」

一騎「ふ、楽しかったに決まってるだろ?」

クーデリカ「そっか、良かった」ニコッ

一騎「う///そういうクーはどうだったんだよ」

クーデリカ「うん!あたしも楽しかったよ…だけど」

一騎「うん?」

クーデリカ「一騎とこうして二人きりでいられるのが一番…かな」

一騎「そ///そうか///」

クーデリカ「またこうやって皆で来れたらいいね」

一騎「…ああ、必ず来るさ…絶対に」

クーデリカ「…うん!」




翌日

クーデリカ「皆揃ったかな!!」

一騎「おう」

クーデリカ「よし!忘れ物はないね!」

アリーシャ「大丈夫ですわお姉様」

クーデリカ「よーし、それじゃあ皆!乗り込んで!!」

サーニャ「…?何か忘れてるような…まぁ良いですね、忘れてると言うことはどうでも良いことでしょう」



ガイ「…ん?」ザバンッ

ガイは未だに露天風呂にいた

ガイ「皆!?どこいったの!!?あれ!?太陽が…」

ガイ「おいぃぃぃ!!!!皆何処いったぁ!!?」

オイィィィ…



終わり


クーデリカ「はい!これで終わりだよ♪え?投稿が遅かったって?そうだねぇいつの間にか夏が終わりそうだしねぇ」

クーデリカ「嫌だなぁ、別にレインボーシックスシージやりこんでたりテイルズオブベルセリアをやっていたりしていた訳ではないよ?本当だよ?」

クーデリカ「まぁでも!この番外編と本編の次回は出来ているから安心だね!」

クーデリカ「そして!あたしが真のヒロインということがこれで証明されたね!やったね!!君もあたしのファンになったのかな?なーんてね」

クーデリカ「それじゃあ次回は普通に本編だよ!見てね!バイバーイ!」

















































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ギガプラント
マギンプイ!(挨拶)
いやはや色々とカオスでしたな。こうして見るとカップリング的なものも結構多いですね。主人公がモテモテなのはお約束。クーちゃん可愛い。ジェイドさんの昆虫採集趣味はなんかもうシュールすぎて…。ファラリス組は本編であんなに強者オーラ出してるのにここだとギラグ&アリト並みのボケ要員。焼きそばっておい…。そしてキルヴィスさん…アンタ頭でも打ったのか…?本編のイケメソっぷりは何処へ行った…逆にアイヴィスさんが可愛く見えるし…。
長かった分それだけ楽しめました。これからも期待しておりますです。 (2016-08-25 23:52)
こんにゃく
コメントありがとうございます!!

キャラ崩壊しているのでキルヴィスさんはギャグ担当です!
カップリング確かに多いなぁ…最初こんなんだったっけ?
ジェイドには真面目クールだけど意外な趣味があるというのはやりたくてデッキのモチーフの昆虫を入れてみました
ファラリスやメインキャラがこうやってばか騒ぎするのもなんだか新鮮で楽しかったです

マギンプイプイプイ~です (2016-08-28 03:14)

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77 第10話 激震の獅子舞い ライオナイト 1170 2 2016-01-15 -
93 第10話 激震の獅子舞いライオナイト2 1119 4 2016-01-15 -
61 第11話暗躍者暁!貧困の村の激闘!前半 946 3 2016-01-18 -
117 第11話暗躍者暁!貧困の村の激闘!後半へ 967 3 2016-01-18 -
119 第12話 希望の瞳 前半 1049 0 2016-01-19 -
92 第12話 希望の瞳 後半 1028 3 2016-01-19 -
49 第13話 女帝が支配する国 シンクリス! 1062 3 2016-01-20 -
111 第 番外編 キャラまとめ 4月16日 1194 3 2016-01-20 -
54 第14話 猛攻!!星剣の連撃!! 1220 3 2016-01-21 -
139 第15話 強襲!ソロモンズを狩る男 1128 3 2016-01-23 -
94 第16話 激闘!!ソロモンズ対決!! 1071 2 2016-01-24 -
52 第17話瞳をもつ竜と竜 1076 2 2016-01-25 -
152 18話 シンクリスの騎士とエクサスの武将 1215 3 2016-01-26 -
49 第19話 鈴の音に導かれて 1123 3 2016-01-27 -
63 第20話一騎元気作戦!取り戻せ闘志!! 926 3 2016-01-28 -
113 第21孤高のデュエリスト ジェイド!! 1007 3 2016-01-29 -
110 第22話 シンクリス山の激闘! 1073 3 2016-01-30 -
49 第23話トロッコ決戦!疾走する鉱山!! 949 3 2016-01-31 -
91 第24話 未来都市シンクリス 1047 2 2016-01-31 -
124 第25話 決戦前夜 1140 3 2016-02-01 -
72 第26話 戦う相手は自分自身!? 1009 2 2016-02-04 -
79 第27話遺跡の国フュージニアからきた男 1098 3 2016-02-05 -
93 第28話 忍者対決!!妖怪と忍 1046 3 2016-02-06 -
106 第29話 果物バトル!!動果物の脅威!! 1067 3 2016-02-08 -
222 第30話 探し物はペンダント? 1306 3 2016-02-10 -
67 第31話 想いの強さ 1018 3 2016-02-11 -
53 第32話 破壊の王 ヴァイス始動 1048 3 2016-02-13 -
94 第33話 男と男の熱き戦い!! 1196 4 2016-02-14 -
106 第34話友情タッグ!クローバーと姫 1001 3 2016-02-15 -
58 第35話 友情の形 926 3 2016-02-17 -
45 第36話 戦慄の道化師 1039 3 2016-02-18 -
114 第37話 邂逅 1075 3 2016-02-19 -
97 第38話 異世界の扉 970 3 2016-02-20 -
96 第39話 葛藤の中で 1015 3 2016-02-22 -
92 第40話 夢と道 999 2 2016-02-22 -
126 第41話 ジョーカーの暗躍 1065 3 2016-02-23 -
70 第42話 時空間使い メーア 1031 3 2016-02-24 -
121 第43話 師弟との決別 1051 3 2016-02-25 -
116 第44話 時空間を操る大蛇 1065 3 2016-02-26 -
56 第45話 覚醒!!絆を刻む瞳 963 3 2016-02-27 -
92 第46話 突然の来訪者レイナ 1032 3 2016-02-28 -
108 第47話 凸凹タッグデュエル!! 929 3 2016-02-29 -
112 第48話 追憶の記憶 950 3 2016-03-01 -
107 第49話兄妹の絆 宇宙瞳の超煌角竜 1125 3 2016-03-03 -
100 第50話決勝前夜 それぞれの思い 1016 3 2016-03-04 -
110 第51話 決定戦開幕 1116 3 2016-03-05 -
95 第52話 その思いは速度を越える 968 3 2016-03-06 -
48 第53話 迷宮への挑戦 969 3 2016-03-10 -
53 第54話 過去の足枷 1026 3 2016-03-12 -
65 第55話 超越するランクアップ 1035 3 2016-03-15 -
45 第56話 砕いた仮面 1014 3 2016-03-17 -
76 第57話 剣の心 985 3 2016-03-18 -
127 第58話限界のその先へ 1114 3 2016-03-20 -
52 第59話 大地を生む瞳の竜 979 3 2016-03-23 -
60 第60話 友への思い 1008 3 2016-03-24 -
42 第61話 天を翔る 1017 4 2016-03-26 -
63 第62話 大切な人 1047 3 2016-03-28 -
50 第63話 戦いの証明 1031 3 2016-04-04 -
113 第64話 進化する力 1071 3 2016-04-06 -
121 第65話 囚われし心 1151 2 2016-04-11 -
76 第66話 解放 1155 2 2016-04-14 -
64 第67話 烙印の決闘 1056 2 2016-04-15 -
62 第68話 絶対王の力 1042 2 2016-04-16 -
46 第69話 決勝の始まり 1010 3 2016-04-17 -
72 第70話 真実 1060 3 2016-04-18 -
33 第71話 諦めない心 1108 3 2016-04-18 -
114 第72話 闇の王 1123 3 2016-04-22 -
54 第73話 深淵より出し者 950 3 2016-05-01 -
69 第74話 貫く光 1114 3 2016-05-04 -
127 75話 戦いの終わり 1176 3 2016-05-06 -
44 第76話 悪逆のエクサス 990 3 2016-05-18 -
90 第77話 戦慄の機械人形 1046 3 2016-05-26 -
50 第78話 合体する機械人形 954 3 2016-05-29 -
55 第79話  完全機械少女 1005 3 2016-06-06 -
62 第80話 爆走する変形車両 1024 3 2016-06-12 -
45 第81話 白銀の剣 985 2 2016-06-15 -
46 第82話 絡み付く毒 985 2 2016-06-19 -
61 第83話 停戦協定 934 3 2016-06-21 -
111 第84話 果たすべき約束 1018 3 2016-06-24 -
116 第85話 戦争 1034 3 2016-06-26 -
53 第86話それぞれの戦場。最高の助っ人 949 3 2016-06-27 -
55 第87話 電撃コロシアム 966 2 2016-06-28 -
87 第88話 誇り高き戦士 985 2 2016-06-30 -
98 第89話 仮面の下の亡霊 985 3 2016-07-02 -
100 第90話 舞い散る雪 926 3 2016-07-06 -
57 第91話 白銀の攻防 968 3 2016-07-11 -
33 第92話 龍刃水晶 974 3 2016-07-16 -
51 第93話 ジョーカーゲーム 1032 3 2016-07-21 -
55 第94話 覚醒する瞳 1014 3 2016-07-22 -
41 第95話 宇宙に輝く王 1776 3 2016-07-26 -
65 第96話 宇宙眼の暗黒竜 999 2 2016-07-28 -
177 第97話 ソロモンズの化身 1148 3 2016-08-01 -
93 第98話 切望の記憶 998 2 2016-08-02 -
101 第99話 再びの扉 960 3 2016-08-05 -
45 第100話 ファラリス七賢者 889 3 2016-08-07 -
117 第101話 狙われた考古学 1052 3 2016-08-09 -
75 番外編 夏休みだよ! 1060 2 2016-08-25 -
39 第102話 混沌の嵐 858 2 2016-08-28 -
99 第103話 儚い希望 970 2 2016-09-01 -
101 第104話 絵本の世界 884 2 2016-09-06 -
76 第105話 始まりのソロモンズ 923 2 2016-09-08 -
110 第106話 処刑王の闇 990 2 2016-09-10 -
73 第107話 猛け朽ちる龍 968 2 2016-09-12 -
98 第108話 軍神の戦い 884 2 2016-09-27 -
78 第109話 消え行く誇り 869 2 2016-09-28 -
120 第110話 忍者の祖 970 2 2016-10-02 -
72 第111話 譲れぬ思い 918 2 2016-10-04 -
112 第112話 星を統べる竜 956 2 2016-10-10 -
177 第113話 竜の記憶 1097 3 2016-10-13 -
112 第114話 運命の血筋 871 3 2016-10-16 -
78 第115話 命を懸けたラストデュエ 837 2 2016-10-23 -
64 第116話 偽りの記憶 993 2 2016-10-24 -
113 第117話 染まる色を 892 2 2016-10-31 -
82 第118話 英雄の記憶 1012 2 2016-11-03 -
61 第119話 英雄の帰還 888 2 2016-11-04 -
136 第120話 黒騎士の意地 1095 2 2016-11-08 -
87 第121話 誰かのために 825 2 2016-11-16 -
89 第122話 創造せし竜 815 2 2016-11-20 -
89 第123話 白と黒の竜 868 2 2016-11-26 -
54 第124話 運命を切り開く剣 862 2 2016-11-30 -
95 番外編 カード紹介と色々! 1029 3 2016-12-07 -
92 第125話 深淵へのカウントダウン 871 3 2016-12-19 -
113 第126話 受け継がれる瞳 957 2 2016-12-22 -
98 第127話 進撃する拷問王 1004 2 2016-12-24 -
100 第128話 歪み笑う王 805 2 2016-12-27 -
109 第129話 絶望の化身 862 2 2016-12-30 -
87 第130話 闇を掴む者 832 2 2017-01-01 -
99 第131話 対極の忍 964 3 2017-01-06 -
106 第132話 姉弟の絆 861 2 2017-01-09 -
164 第133話 激突する竜 1106 2 2017-01-10 -
40 第134話 宇宙眼の星芒竜 790 2 2017-01-13 -
91 第135話 龍刃と水晶 860 3 2017-01-15 -
138 第136話 英雄の復活 1045 3 2017-01-18 -
133 第137話 龍王と罪王 944 2 2017-01-20 -
112 第138話 混沌呻く 810 3 2017-01-22 -
131 第139話 表裏一体 859 3 2017-01-25 -
71 第140話 継承する絆 816 3 2017-01-26 -
79 第141話 深淵にすがる者 805 3 2017-01-30 -
58 第142話 伸ばした手 822 4 2017-02-01 -
84 第143話 虚無と深淵 842 3 2017-02-04 -
96 第144話 集いし思い 836 3 2017-02-07 -
110 第145話 終焉と再生 822 2 2017-02-08 -
94 第146話 新たな世界 888 3 2017-02-10 -
100 最終話 クロスピース 930 3 2017-02-16 -
131 超時空!!番外編!! 1493 2 2017-02-24 -

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