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HOME > 遊戯王SS一覧 > Episode38:朱色の夜

Episode38:朱色の夜 作:カズ

遊弥と凛は紅葉のお見舞いに来たのだが彼女の姿は病室にはなく、もぬけの殻だった。
「紅葉先輩……いませんね」
「あぁ…。まさかもう退院したのか?でもそれなら、受付で教えてくれるはずだし……」
2人の頭にクエスチョンマークがうじゃうじゃ湧いてきた。完全に思考回路が停止する前に、遊弥はベッドの上に2枚のカードを見つけた。それは紅葉の象徴である『封印竜 アブソリュート・デモン』と『紅蓮魔竜 ビッグバーン・デモン』だった。
いつもの紅葉なら肌身離さず持っていたはずだが、今日に限って持ち歩かないのは極めて不自然だ。まさか紅葉に何かあったのではないか。そう思った遊弥はすぐに精一達にメールで捜索願を出した。
「とりあえずこれで紅葉が見つかるといいんだが……」
「絶対に見つかります!遊弥先輩が信じなきゃダメじゃないですか!」
「凛……そうだよな。だったら、紅葉が見つかるまで、カードは預かっておくか」
遊弥は自らのエクストラデッキに紅葉のカードを両方とも入れ、凛と共に病院をあとにした。













遊弥が帰宅してからかれこれ2時間半が経過したが、一向に紅葉が見つかったという連絡が来ない。念のため紅葉の家のインターホンを押してみたが無反応だった。もうすぐ夜中の8時になるというのに、だ。こんな時間まで中学生の女の子が外に1人で出歩くのははっきり言って危険だ。しかも彼女は傷を負っている。いくら空手が強いとはいえ、弱っていては夜に活動しているチンピラに襲われるかもしれない。
(まさか紅葉のヤツ……本当に襲われたのか?)

※遊弥の勝手なイメージ

「ハァ……ハァ……ここまで来れば…」
細い路地裏に身をひそめる紅葉を取り囲むように現れた約10人のチンピラ。そのうちの1人が紅葉を殴る。
「オイオイ嬢ちゃん、ここは俺様たちの縄張りだぞコラ!」
「許可なく入って許されるとでも思ってるのかぁ?!あぁん?」
「許して欲しけりゃ俺たちの言うことを聞くんだな!」
ボロボロになりながらもなんとか立ち上がった紅葉は
「……どうすればいいのよ?」
と若干ドスのきいた声で質問した。
それを待っていたと言わんばかりにチンピラ集団の親玉らしき人がこう答えた。
「ここにいる俺たち全員に、身体で払って貰おうか。そうすりゃお家に帰ってもいいぜ?ただし……それまでお前が持ち堪えるか、だけどな。クククッ…」
するとすぐに紅葉の身体は押さえられ、彼女は抵抗すら出来なかった……

※勝手なイメージ終了


……それだけは何としてでも阻止しなきゃ!!
遊弥はテレビの電源を切り、急いで紅葉を探すべく家を飛び出そうとしたが、こんな時間にインターホンが鳴った。焦燥感に駆られていた遊弥にはいちいち応答している心理的余裕が無かったため、彼は誰かも確認せずに扉を開けた。
そこには遊弥が探そうとしていた紅葉がいた。
「紅葉?!今までどこに行ってたんだよ!心配したんだぞ!」
しかし彼女は他人事みたいに
「ふーん……そうだったの。ごめんなさい…」
と、素っ気ない態度で謝った。
いつもの彼女ならもっとしっかりと謝るはずだったのだが、今日はどこか様子が変だ。
「紅葉?まさかまだ具合が悪いのか?」
その原因の根底が体調不良だとしたらその責任は自分にもある。そう思った遊弥は公園に散歩しに行こうと提案した。紅葉は二つ返事でOKを出し、真夜中の公園へ向かった。


30分ほど歩き、2人は公園内のベンチに腰掛けた。
「ねぇ遊弥…今夜の月、綺麗だね」
「……あぁ。だけど真っ赤だな。ま、赤はお前にピッタリの色だし」
遊弥は今日の紅葉にどこか違和感を感じていた。彼女の発言がいつも以上に大人びている。本来の紅葉なら絶対に言わないセリフを平気で言ってくる。あと、遊弥には1つだけ聞きたいことがあった。
「なぁ紅葉。お前の病室のベッドからコイツ等を見つけたんだが……どういうことか説明してくれないか?」
遊弥は『封印竜 アブソリュート・デモン』と『紅蓮魔竜 ビッグバーン・デモン』の2枚を紅葉に見せた。
すると彼女は不気味な笑みを浮かべ、
「じゃあ……デュエルでその答え、教えてあげよっか?ただし….…遊弥が負けたらその答えは聞けないけど、それでもいい?」
と逆に質問し返した。
「……分かった。やってやる」
遊弥は苦虫を噛み潰したようにその質問に答えた。
2人はベンチから立ち上がり、公園内の広いエリアへと移動した。
「じゃあ遊弥……始めよう」
「…そうだな」

「「デュエル!!」」
YUMI→LP:4000 手札:5 デッキ:35 Mゾーン:0 M・Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0

VS

KUREHA→LP:4000 手札:5 デッキ:35 Mゾーン:0 M・Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0

*Turn01
先攻は遊弥だ。
「俺の手札のモンスターが全てレベル5以上場合、それら全てを公開することで手札から魔法カード『スターライト・ギャザー』を発動できる!その効果で、デッキからレベル4以下の『スターダスト・ハルモニア・トランペッター』を手札に加える!」
遊弥は手札の『スターダスト・ブライトホーン・ユニコーン』と『スターダスト・エンジェル』を公開し、手札に加えたハルモニア・トランペッターを召喚した。更にその効果でデッキから『スターダスト・ヴァルキリー』を特殊召喚し、ヴァルキリーの効果で『スターダスト・ソルジャー』を手札に加えた。
「俺はレベル4のヴァルキリーにレベル2のハルモニア・トランペッターをチューニング!星雨を束ねし聖翼よ、魂を風に乗せ世界を巡れ!シンクロ召喚!レベル6『スターダスト・チャージ・ウォリアー』!!」


○スターダスト・チャージ・ウォリアー(Lv6 風)
戦士族/シンクロ/効果
攻2000/守1300
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「スターダスト・チャージ・ウォリアー」の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがS召喚に成功した時に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。②:このカードは特殊召喚された相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。


遊弥はチャージ・ウォリアーの効果で1枚ドローし、ペンデュラムゾーンに『スターダスト・ソルジャー』を置いた。続けてフィールド魔法『プラネタリウム・スター』と装備魔法『グレイブ・スター』を発動し、カードを1枚伏せた。
「スターダスト・ソルジャーのペンデュラム効果発動!このカードを破壊し、デッキから『スターダスト・アッパーウィング・ペガサス』を手札に加える!俺はこれでターンエンド!」

YUMI→LP:4000 手札:3 デッキ:30 Mゾーン:1 M・Tゾーン:2 Fゾーン:1 Pゾーン:0




*Turn02
1ターン目からいきなり飛ばした遊弥を見ても、紅葉は冷静さを保っていた。
(さっすが遊弥……でも、この程度のパターンならもう何度も見ているから慣れたわ…それに、今の私には……)
「私のターン、ドロー!手札から魔法カード『デモンズ・フルート』を発動!デッキからレベル4以下の『デモンズ・オーガ』を手札に加えるわ。そしてオーガがドロー以外の方法で手札に加わった場合、手札からレベル5として特殊召喚出来るの!」
元々レベル4だったオーガはレベルが1つ上がったことで更に凶暴化した。
紅葉はこのモンスター効果を使い、遊弥のモンスターのレベル×200=1200ダメージを与えた。元々の攻撃力はオーガが2100、チャージ・ウォリアーが2800。このままでは攻撃力は足りないが、彼女にはまだ手段はあった。
「私はレベル5の『デモンズ・オーガ』1体で、アナザー・ディメンションゲートを解放!ビヨンド召喚!グレード5『ブラッディ・タナトス』!!」
「デモンズ」モンスターではないものの、彼女は得意としているビヨンド召喚を使用してきた。それでも攻撃力は2400。遊弥のモンスターには僅かに届かない。しかし紅葉は何の考えもなしにこのモンスターを召喚したわけではなかった。
「『ブラッディ・タナトス』は1ターンに1度、相手の表側表示の魔法・罠カードを2枚まで破壊できるの……そして破壊した数×400、つまり800ダメージを遊弥に与えるわ!」
空から血の雨が降り注ぎ、遊弥に襲いかかった。この時、彼は「ある違和感」を覚えた。
「うぐっ!花奈とデュエルした時みたいに、実際にダメージが……だけど、それだけじゃない。まだ紅葉は何か隠してる…?」
「ええ……。次のターンで教えてあげたいけど、その前にバトルよ!『スターダスト・チャージ・ウォリアー』に攻撃!」
遊弥にはこの攻撃を防ぐ手立ては無く、このターンだけで合計2400もの大ダメージを受けてしまったが、ただ攻撃を受けただけでは終わらなかった。
「永続罠『スターダスト・アンビュランス』を発動!破壊されたチャージ・ウォリアーと同じレベルになるようにデッキからモンスターを特殊召喚する!来い!『スターダスト・ハルモニア・トランペッター』『スターダスト・ナイト』!!」
そして遊弥は特殊召喚されたナイトの効果を使い、デッキから『スターダスト・オーロライーグル』を手札に加えた。
「さすが遊弥……そう簡単に上手くいかないか。私は『魔王デモンズ・レイ』をペンデュラムゾーンに置き、自らの効果で破壊。そして速攻魔法『デモンズ・アーク』を発動!デッキから『デモンズ・レオパルド』と『デモンズ・リンクス』を手札に加えるわ!さらにカードを2枚伏せて、ターンエンド!」

KUREHA→LP:4000 手札:4 デッキ:31 Mゾーン:1 M・Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:0


*Turn03
(やっぱり引っかかる……今日の紅葉は明らかにおかしい。アイツは俺と似たようにデュエルを楽しもうとするはずだ。なのに今日はそういった空気がまるで感じられない。まさか……いや、そんなはずは…)
遊弥は頭の中で「ある仮説」を立ててみたものの、それがあまりにも現実離れしているからという理由ですぐに取り消した。だが、もしそれが当たっているとすれば、遊弥はこのデュエルで決して負けてはいけなくなる。まだ3ターン目とはいえライフの差は既に2400もある。このままでは彼に勝ち目はない。
「俺のターン!ドロー!スタンバイフェイズ開始時、ハルモニア・トランペッターのモンスター効果発動!俺はライフを500回復する。」
確か手札に加えた『デモンズ・レオパルド』はペンデュラムリバースチューナーモンスター……おそらく次のターンでシンクロ召喚を狙ってくるはず。何が来てもいいようにここは盤面を整える!
「俺はスケール1の『スターダスト・ブライトホーン・ユニコーン』とスケール8の『スターダスト・エンジェル』でペンデュラムスケールをセッティング!」
2つの青い柱が現れると共に、たくさんの流星が弧を描くように流れる。
「揺らせ、星屑のペンデュラム!宇宙(そら)に描け流星のアーク!ペンデュラム召喚!エクストラデッキから『スターダスト・ヴァルキリー』『スターダスト・ソルジャー』、手札から『スターダスト・アッパーウィング・ペガサス』!!」
遊弥のフィールドに5体のモンスターが埋め尽くされた。彼はペンデュラム召喚されたヴァルキリーの効果を使い、デッキから『スターダスト・ガードナー』を手札に加えた。
「俺はレベル7のアッパーウィング・ペガサスにレベル2のハルモニア・トランペッターをチューニング!シンクロ召喚!レベル9『スターダスト・ストーム・ドラゴン』!!」
シンクロ召喚されたストーム・ドラゴンの効果を使い、紅葉の伏せカードを全て破壊した。ストーム・ドラゴンの効果に対して相手は魔法・罠カードの効果を発動できないため、問答無用で通せるのだ。この時に破壊したカードの中に速攻魔法『ペンタグラム・ロック』があった。このカードが発動された場合、条件を満たしていれば強制的に全てのモンスターを裏側守備表示にするだけでなく、発動したターンの間だけ表示形式を一切変更できないという縛りまで存在する。そんな非常に厄介なカードを破壊でき、遊弥は心底ホッとした。
「俺はレベル4のヴァルキリーにレベル4のソルジャーをチューニング!太古より語られし竜よ、白銀の翼を広げ、世界を呪縛より解放せよ!シンクロ召喚!レベル8『封印竜 ソニック・スター』!!」
遊弥は自らの象徴であるシンクロモンスターを早くも召喚し、勝負に出た。
「ソニック・スターの効果発動!『ブラッディ・タナトス』の効果を無効にする!そして俺のフィールドにスターダストモンスターが存在することによって、手札から『スターダスト・オーロライーグル』を守備表示で特殊召喚する!」
今、彼には4体のモンスターがいる。これらのモンスターで総攻撃を仕掛ければ1ターンキルが成立する。
遊弥はカードを1枚伏せてからバトルフェイズに移行しようとしたが、紅葉は手札からカード効果を発動した。
「相手がメインフェイズ1を終了した時、手札から『デモンズ・リンクス』を特殊召喚できる!そしてこのターン、遊弥はバトルフェイズを行えない!」
しっかりと対策は立てられていた。しかもまだ1ポイントたりともライフを削れていない。このままでは本当に遊弥は負けてしまうが……?
「ぐっ……俺はこれでターンエンド!」


YUMI→LP:2100 手札:1 デッキ:25 Mゾーン:4 M・Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:2



*Turn04
「さぁ遊弥……ここからは私の時間よ。とくと味わうがいいわ!私の……タァァァァンッ!!手札から魔法カード『デモンズ・ワームホール』を発動!除外された『デモンズ』モンスター1体を効果を無効にして特殊召喚する!蘇れ!『デモンズ・オーガ』!」
もしオーガの効果が無効にされていなければ遊弥の残りライフは300まで減らされていた。それだけは救いだった……と言いたかったところだが、紅葉の猛攻はここからだった。
そして今、彼女が自身の象徴である封印竜を捨てた理由がはっきりする。
「私はレベル4のオーガにレベル4のリンクスをチューニング!王者の咆哮、今天地を揺るがす!唯一無二の覇者の力を、その身に刻みなさい!シンクロ召喚!『レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト』!!」


○レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト(Lv8 闇)
ドラゴン族/シンクロ/効果
攻3000/守2500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
①:このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「レッド・デーモンズ・ドラゴン」として扱う。②:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。このカード以外の、このカードの攻撃力以下の攻撃力を持つ特殊召喚された効果モンスターを全て破壊する。その後、この効果で破壊したモンスターの数×500ダメージを相手に与える。


オッドアイズ、ダーク・リベリオン、クリアウィング、スターヴ・ヴェノム同様、本来ならばこの世界に存在してはならない禁忌のモンスター。それこそがスカーライトだ。なぜ紅葉がそれを手にしているのかは分からないが、これで遊弥は危機的状況に陥ったことは間違いない。
「スカーライトは1ターンに1度、このカードの攻撃力以下の特殊召喚された効果モンスターを全て破壊し、1体につき500ダメージを与える!アブソリュート・パワー・フレイム!!」
右腕から紅蓮の炎が滾り、紅葉のビヨンドモンスターと遊弥の封印竜以外の3体全てのモンスターを無慈悲にも焼き尽くしてしまった。同時に遊弥にもその炎に呑み込まれ、2000のダメージをモロに受けた。
「うぐぅっ…!何で紅葉があのモンスターを?!」
当然、遊弥の頭の中にも疑問符は浮かぶ。だが残りライフ100の彼には深く考えるだけの心のゆとりが無かった。
そこに追い討ちをかけるように紅葉は「あのカード」を発動した。
「私はフィールド魔法『リバース・ディメンションゲート』を発動!!そして私はレベル8のスカーライト1体で、リバース・ディメンションゲートを解放!!紅の空より顕現せし竜よ、その紅き翼をもって終わりなき悪夢を!リバースビヨンド召喚!!グレードマイナス8『堕天魔竜レッド・デーモン‘‘Nightmare”』!!」

これではっきりした。紅葉は完全に洗脳されており、遊弥を叩きのめそうとしているのだと。そしてこのデュエル、遊弥は負けてはいけないと。
「紅葉が……リバースビヨンド召喚を…?!」
「ふふふっ……さぁ……私と一緒に踊りましょう?悪夢のダンスを……」
2人を照らす真夜中の月は、堕天魔竜の翼によってより不吉な赤へと変化していた……。

〜現在の状況〜
YUMI→LP:100 手札:1 デッキ:25 Mゾーン:1 M・Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:2

VS

KUREHA→LP:4000 手札:4 デッキ:30 Mゾーン:1 M・Tゾーン:0 Fゾーン:1 Pゾーン:0




次回予告(by遊弥)
嫌な予感はしていたが、まさかそれが的中しちまうとはな……。どうにかして紅葉の洗脳を解かないと。そしてそのために俺が出来ることは……あれしかない!

次回 Episode39:並び立つ盟友
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45 Episode91:舞い堕ちた天使 371 2 2022-09-03 -
45 Episode92:紅の決意 450 0 2022-09-19 -
35 Episode93:凛々しい黒羽 424 0 2022-10-04 -
50 Episode94:最強の双子 431 0 2022-10-24 -
31 Episode95:最凶の龍 433 0 2022-12-29 -
36 Episode96:神の恵 417 0 2023-01-18 -
50 Episode97:先導者vs時空竜 475 0 2023-01-22 -
29 Episode98:トワノチカイ 410 0 2023-02-14 -
36 Episode99:遊弥、復活 373 0 2023-03-12 -
32 Episode100:目覚めし星の光 378 0 2023-03-26 -
34 Episode101:決戦・冀望郷 341 0 2023-05-03 -
22 Episode102:最弱の意地 294 0 2023-06-28 -
11 Episode103:永遠の友達 167 0 2023-11-26 -

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