第60話 友への思い　作：こんにゃく

クローバー「ディストラクションアイズの効果により地属性以外の相手フィールドのモンスター全てを破壊する！！」

クローバー「ディストラクション・ガイア！！」

ｺﾞｧｧｧｯ!!

炎に包まれる花畑エリア

空は曇り赤紫の雲に包まれ遊姫とクローバーの居場所は炎で包まれる

遊姫「っ！！」

クローバー「遊姫！！これで終わらせるよ！！…うちはフォーリーブスクローバーでダイレクトアタック！！」

クローバー「アルビド・プラント！！」

無数の触手が遊姫を襲う

遊姫「っ！」

トラクリボー『遊姫！！』

遊姫「罠発動！！『クリボーの救援』！！」

遊姫「このカードは『デッキからクリボーモンスターを１体特殊召喚するわ』！！」

遊姫「私は『トラクリボー』を守備表示で特殊召喚！！」

トラクリボー
レベル1 /光属性/悪魔 族
守備力100

遊姫「そして…このターンクリボーの救援で特殊召喚したトラクリボーはこのターン戦闘で破壊されないわ！！」

クローバー「だけど…効果では破壊できる…！！」

トラクリボー『っ！！？何をする気…！？』

クローバー「うちはディストラクションアイズでトラクリボーを攻撃！！」

クローバー「災厄のディザスターブラスト！！！」

巨大な腕を前に突き出しそこから赤いエネルギーが発射される

トラクリボーは無惨にも吹き飛ばされる

クローバー「ディストラクションアイズはその効果により『相手フィールドのモンスターと戦闘を行った場合…そのモンスターを必ず破壊し破壊したモンスターとこのモンスターの数値の差分相手にダメージを与える』！」

クローバー「つまり…うちのディストラクションアイズの攻撃力とトラクリボーの守備力の差の3400…」

クローバー「遊姫に3400のダメージを受けてもらう！！」

ｽﾞｶﾞｶﾞｶﾞ!!!

ディストラクションアイズの瞳の光は大地を再び裂き溶岩を吹き出させる

遊姫「うっ…きゃぁぁぁ！！！」ﾌﾞﾜｯ

遊姫「うっぐぅぅ…」
ライフ5800➡2400

トラクリボー『遊姫！！』

一騎「遊姫！！」

通「…っぅ！なんつー威力の攻撃…あんなのまともに食らったら…」

業炎で遊姫の姿が見えなかった

遊姫「…うぅ…」

トラクリボー『遊姫！大丈夫？』

遊姫「な…なんとか」

トラクリボー『それにしても…あのディストラクションアイズとかいうモンスター…普通のモンスターじゃないわ』

遊姫「普通のモンスターじゃない？」

トラクリボー『異世界の…フェアラス世界の力…』

遊姫「フェアラス世界…？」

トラクリボー『ええ…とはいえ今は彼女を止めることが先決…出来るわね？遊姫』

遊姫「っ…」

トラクリボー『今のあの子は姉を失ったことで枷が外れてしまって危険な状態よ…どうにか出来るのは貴方しかいないわ』

遊姫「それは…」

クローバー「うちはカードを１枚セットしてターンエンドこの瞬間ディストラクションアイズの効果は終了し攻撃力は元の数値に戻る」
手札0

ディストラクションアイズ
攻撃力3000

フォーリーブスクローバー
攻撃力2600

トラクリボー『遊姫！しっかりしなさい！貴方がやらなければ他の誰かがやるだけよ！！』

遊姫「！」

トラクリボー『いい？さっきも言ったけど私たちにだって覚悟があるそこにいる一騎や通もその覚悟が…』

トラクリボー『そして通はその信念を貫きダイヤを倒したのよ？』

トラクリボー『それくらい強い意思がある彼らなら私達が打ち倒されても必ず彼女たちを止めるわ…』

トラクリボー『そうした時…クローバーを止めるのは貴女じゃなく彼等になってしまう…それでいいの！？』

遊姫「っ！！…分かったわよ！！」ｽｯ

遊姫「私だって…この半年で強くなったのよ！やってやるわ！！」

遊姫「クローバー！！私は貴方を止めなくちゃならない！！例え…どんなことになろうとも…絶対に！」

クローバー「遊姫…」

クローバー「そうだね…それでこそ…遊姫だ…！！」

クローバー「うちだって絶対に勝つ！！コレット姉が果たせなかった事をうちが全うする！！そして…他のお姉ちゃん達を助ける力になる！！」

トラクリボー『遊姫…彼女の覚悟は相当なものよ…ここで引いては届かない…！！』

遊姫「分かってる…だからこそ…クローバーに思いを伝えるわ」

トラクリボー『思い…？』

遊姫「うん…だってクローバーに何て言われたと思ってるの？」

トラクリボー『え？』

遊姫「友達じゃないって…そう言われたままはいそうですかなんて引き下がれるわけないでしょ？」

遊姫「だから思いを伝えるのよ…あんたら私の友達だって」

トラクリボー『遊姫…そうね…それが遊姫らしくていいわね』

遊姫「そうよ！私は遊姫…！！クローバーの唯一無二の親友なんだから！！私のターン！！！」
手札1

遊姫「『天命の宝札』を発動！」

遊姫「このカードは『自分フィールドにモンスターが存在しなく相手フィールドにモンスターが存在し自分の手札が0枚の時ライフを半分支払いデッキからカードを2枚ドローする』！」
ライフ2400➡1200

遊姫「！！」

トラクリボー『どうかしたの？』

遊姫「いや…ううんなんでもない…私は手札から『キュアリズム・フュージョン』を発動よ！」

遊姫「このカードは『墓地のキュアリーモンスターを使用して融合召喚ができる』！！」

遊姫「私は墓地のトラクリボーとキュアリートライフォースユニコーンで融合！！」

遊姫「天を貫く角よ、原始の精霊と混じりてその真の姿を現せ！！融合召喚！！」

遊姫「レベル10！『創成真竜 シャガルクリボー』！」

シャガルクリボー
レベル10/炎属性/ドラゴン族/融合
攻撃力3000

黄金に輝く竜は天高く舞い上がるそして…

周りの業炎を鎮火させる

シャガルクリボー「キシャァァァ！！！」

遊姫「シャガルクリボーの効果を発動よ！『１ターンに１度、相手フィールドのモンスター１体の攻撃力を自分の墓地のモンスターの数だけ100ポイント攻撃力を下げるわ』！！」

遊姫「私の墓地には8体のモンスター…よって！！クローバー！！あんたのディストラクションアイズの攻撃力は800ポイントダウンするわ！！」

ディストラクションアイズ
攻撃力3000➡2200

遊姫「バトルよ！！シャガルクリボーでディストラクションアイズ・アース・ドラゴンを攻撃！！」

遊姫「セイクリッド・ブラスタァァァ！！」

シャガルクリボーは天に舞いそして光の柱のような光線がディストラクションアイズに襲いかかる

シャガルクリボー
攻撃力3000
⬇
ディストラクションアイズ
攻撃力2200

クローバー「甘いよ！！遊姫！！ディストラクションアイズは戦闘で破壊されず…相手モンスターはバトルを行えば必ず破壊され…そしてバトルする数値の差のダメージを相手に与える効果がある！！」

遊姫「クローバーこそ！！シャガルクリボーのもう１つの効果！！『１ターンに１度！相手がフィールドのカードの効果を発動した時！！そのカードを無効にし破壊する！！そしてフィールドのモンスター１体の攻撃力を0にする』！！」

クローバー「罠発動！！『植性の足枷』！！」

クローバー「このカードは『フィールドの植物族モンスターを１体リリースすることでこのターン！！モンスターの戦闘、効果での破壊を無効にする』！！」

クローバー「うちはフォーリーブスクローバーをリリースする！！」

フォーリーブスクローバーが腐り落ちていく

一騎「これは…あの時の…！！」

クローバー「これでディストラクションアイズは破壊されない！よって…攻撃力を0にする効果も発動できない！！」

ｽﾞｶﾞｶﾞｶﾞ!!!

クローバー「うぅ…うわぁぁ！！」ﾌﾞﾜｯ

クローバー「あぐっ！！」ﾄﾞｯｼｬｧｧ!!
ライフ1850➡1050

トラクリボー『くっ！！ディストラクションアイズを破壊できなかった…！！』

遊姫「トラちゃん大丈夫よ…絶対に勝手みせるんだから」

トラクリボー『…そうね…ここで弱気になるなんて…私らしくなかったわ』

遊姫「私はこれでターンエンドよ！この瞬間シャガルクリボーの効果は終了しディストラクションアイズの攻撃力はもとに戻る」
手札0

クローバー「うちのターン！」
手札1

一騎「大丈夫だ」

通「なに？」

一騎「シャガルクリボーには１ターンに１度相手がフィールドで発動した効果を無効にして破壊しさらにモンスターの攻撃力を０にする強力な効果があり…それは相手ターンでも使用できる効果だ」

通「つまり…ディストラクションアイズが地属性以外を破壊する効果を発動しても…」

一騎「ああ…遊姫のシャガルクリボーが無効にできる」

クローバー「うちはディストラクションアイズの効果発動！！１ターンに１度！相手フィールドの地属性以外のモンスターを全て破壊する！！」

クローバー「ディストラクション・ガイア！！」

ドゴォォォ！！

大地を裂きながら溶岩が襲いかかる

遊姫「シャガルクリボーの効果発動！その効果を無効にして破壊するわ！！」

シャガルクリボーが発する光によりディストラクションアイズが怯む

クローバー「駄目だね！！うちは手札から『幸運植物（ラックプランツ） オオヒナ』の効果発動！」

クローバー「このカードを『手札から墓地に送り相手が発動したカードの効果を無効にする』！！」
手札0

しかし直ぐにまたオオヒナが蔓を伸ばしシャガルクリボーに絡みつく

シャガルクリボー「キシャァァァ！！」

そしてディストラクションアイズの攻撃は続行

溶岩がシャガルクリボーを包む

クローバー「これで…終わりだ！！ディストラクションアイズの効果で…地属性モンスターは攻撃力が500ポイントアップする！」

ディストラクションアイズ
攻撃力3000➡3500

クローバー「いけ！！ディストラクションアイズ！！遊姫にダイレクトアタック！！」

クローバー「災厄のディザスターブラスト！！！」

ｽﾞｶﾞｶﾞｶﾞ!!!

猛烈な一撃が遊姫を襲う

一騎「遊姫ぃぃぃ！！！」

クローバー（これで…これでいいんだ…後悔は…ない…）

クローバー「っ！？」

しかし…そこには遊姫の姿があった

遊姫「…」

クローバー「なっ…なんで！？攻撃はちゃんと通ったはず！！？」

遊姫「シャガルクリボーの最後の効果は『このカードが破壊された時…墓地に存在するクリボーモンスターを１体特殊召喚できる』」

遊姫「そして…この効果で特殊召喚されたトラクリボーはこのターン戦闘、効果で破壊されない」

クローバー「なん…だって…」

一騎「つまり例えディストラクションアイズが守備表示のトラクリボーを攻撃したとしても…」

通「戦闘でも効果でも破壊されない今のトラクリボーの前では意味がない」

一騎「それじゃあ…クローバーにはこのターン…打つ手はない…か」

クローバー「っく！…うちはこれでターンエンド」
手札0

遊姫「またトラちゃんに助けられちゃったね」

トラクリボー『当たり前でしょう？…それより…』

遊姫「…分かってる」

遊姫「私のターン！！！」
手札1

トラクリボー『…見えたわね…私達の勝ち筋が…遊姫覚悟はいい？』

遊姫「…大丈夫…私は伝えるだけよ…クローバーに」

遊姫「私は『キュアリーマーメイド』を召喚！」

キュアリーマーメイド
レベル4/水属性/魚族
攻撃力1400

遊姫「キュアリーマーメイドは効果により『キュアリーマーメイドとフィールドのモンスターで融合カードを使わずに融合召喚が行える』！」

遊姫「私はフィールドのキュアリーマーメイドとトラクリボーを融合！！」

遊姫「その美しき歌声をもつ人魚よ、原始の精霊と混じりてその姿を現せ！！」

遊姫「融合召喚！！現れよ！！レベル8！『深海魚王 シャークリボー』！！」

シャークリボー
レベル8/水属性/魚族
攻撃力2800

鮫の形をしたクリボーは空を水中のように縦横無尽に動く

クローバー「…新たな…クリボー…」

遊姫「シャークリボーの効果を発動！『１ターンに１度！自分の墓地の融合モンスター１体を選択しそのモンスターの効果の１つをこのモンスターに与える』！！」

遊姫「私が与える効果はシャガルクリボーの効果よ！！」

遊姫「１ターンに１度！自分の墓地のモンスター１体につき相手フィールドのモンスター１体の攻撃力を100ポイントダウンさせる！」

遊姫「私の墓地には11体のモンスターがいるわ！！よって1100ポイント！！攻撃力がダウンする！！」

ディストラクションアイズ
攻撃力3000➡1900

クローバー「だけど…そんなことに意味なんてない！ディストラクションアイズは戦闘で破壊されない！そして相手モンスターを確実に破壊しそしてこのモンスターの攻撃力との差の数値分のダメージを相手に与える！！」

クローバー「つまり…いくらうちのディストラクションアイズの攻撃力を下げてもダメージを受けるのは…遊姫だ！！」

遊姫「そんなことはないわ！！バトルよ！！私はシャークリボーでディストラクションアイズを攻撃！！」

遊姫「トゥース・ガム！！！」

クローバー「なっ！？」

一騎「ディストラクションアイズの効果を分かったうえで攻撃だって！！？」

遊姫「シャークリボーは『フィールドに表側表示で存在する時に自分のライフにダメージを受ける効果が発生した時そのダメージを無効にして相手に与える』！！」

クローバー「なに！？」

通「つまり例えシャークリボーが破壊されたとしても…」

一騎「クローバーにダメージを与えられる…！！」

クローバー「そんなこと…させてたまるかぁ！！！」

クローバー「うちは…墓地のオオヒナの効果を発動！」

クローバー「『このカードが手札から墓地に送られ墓地に存在する時！！このカードを除外することで相手モンスターの攻撃を１度だけ無効にする』！！！」

シャークリボーの攻撃はオオヒナの触手によって阻まれる

シャークリボー「シャァァァ！！」

一騎「なっ！！？」

クローバー「うちは絶対に負けないんだ！！どんなことをしても…たとえ遊姫が相手だとしても…絶対に！！」

遊姫「…」

トラクリボー『…』

一騎「くっ…！！これで遊姫の攻撃は終わった…」

通「後はディストラクションアイズの攻撃力が元に戻り…効果でシャークリボーは破壊される」

一騎「万事休すか…！！」

トラクリボー『遊姫！！今よ！！』

遊姫「私は…！！罠カード！！『友への思い』を発動！！」

クローバー「えっ！？そのカードは！！？」

一騎「ここで罠カード！！？」

クローバー「くっ！」

遊姫「…このカードはクローバーが落としたカードだよ…前に返そうとしたけど…受け取ってくれなかった…」

遊姫「これが…これが私のクローバーに対する思いよ！！貴方は私の友達なんだから！！！」

クローバー「っ！！」

…

クローバー『うちはクローバー！よろしくね！』

遊姫『クローバー？』


クローバー『うち遊姫のことが気に入った！！』

遊姫『ちょっと！くっつかないでよぉ！』ﾆｺﾆｺｯ


クローバー『遊姫はうちの友達？』

遊姫『ううん違う』

クローバー『え！？』

遊姫『友達じゃなくて…親友かな』

クローバー『遊姫！！』ﾊﾞｯ

…


遊姫「罠カード友への思いは『自分フィールドのモンスターを全て破壊し墓地からシンクロモンスターを１体特殊召喚できる』！！」

シャークリボーが光となって消える

一騎「シンクロモンスター…？」

遊姫「私が特殊召喚するのは…クローバーの墓地のフォーリーブスクローバー！！」

フォーリーブスクローバー
攻撃力2600

その姿は四つ葉のクローバー…太陽に向かって伸びるその葉はクローバーの象徴

クローバー「なっ…」

一騎「だけど…どうするんだ？例えバトルをしても…ディストラクションアイズは倒せない…」

通「…」

遊姫「クローバー…貴方との思い出はたった半年だったけど…私のとっても大切な思い出なの…！！！」

遊姫「だから…！！もっともっと！貴方と思い出を作っていきたい！！もっと一緒にいたい！！」

クローバー「遊姫…」

遊姫「だから…戻ってきてよ」

クローバー「…うちは…戻れない…！！その為にここまで来たんだ！！」

クローバー「うちは必ずパパを助けるんだ！！うちがお姉ちゃん達の助けになるんだ！！！」

遊姫「っ！！」

トラクリボー『遊姫！！』

遊姫「うぅ…分かってる…！！私はフォーリーブスクローバーの効果を発動！」

遊姫「『１ターンに１度、相手フィールドの攻撃力が変化したモンスターを全て破壊しその数値分のダメージを相手に与える』！！！」

一騎「この効果…」

通「ああ…この効果を与えることができれば…ライフが1050のクローバーは1100のダメージを受け…」

遊姫「ラック・ドロップ！！」

無数の蔓がディストラクションアイズを掴み地面に引きずり込む

ディストラクションアイズ「アガァァァ！！！」
攻撃力1900


クローバー（…そうだね…遊姫…君は本当に優しい）

クローバー（うちのためにこんなに必死なってくれるなんて…やっぱり君は…）

ｽﾞｶﾞｶﾞｶﾞ!!!

クローバーはフォーリーブスクローバーから放たれたエネルギーに吹き飛ばされる

クローバー「うわぁぁ！！！」ﾌﾞﾜｯ
ライフ1050➡0

クローバー「うっ…！」ﾄﾞｯｼｬｧｧ!!

一騎「勝った…遊姫が…勝った！！」

通「まぁ待て」ｶﾞｼｯ

一騎「え？…あっ」

遊姫「クローバー…」ｸﾞｽｯ

遊姫はクローバーに近づき手をとる

クローバー「遊姫…泣いてるの？」

クローバーは既に目が見えていない…ダイヤと同じく目は空だった

遊姫「当たり前でしょ！！バカ…」

クローバー「…ゴメンね…友達じゃないとかいって…」

遊姫「うん…」

クローバー「遊姫はうちの…友達…大切な人…お姉ちゃん達と同じくらい大切な…」

遊姫「クローバーこれ…」ｽｯ

遊姫はクローバーの手に握らせる１つのカード

クローバー「これってさっきの友への思い…？」

遊姫「うん…渡しそびれちゃったから…」

クローバー「フフッそっか…そうだね…」

スウッとクローバーから光の魂が抜ける

遊姫「待って！！まだ！！！」

クローバー「リアン…」

遊姫「え？」

クローバー「うちの…本当の名前…だよ…遊姫…覚えててね…」ｽｩ

クローバーから完全に魂が抜けた…静かにクローバーは目を閉じて動かなくなった

一騎「…」

通「…何も言えねぇよな…」

遊姫「…」ｸﾞｽｯ

トラクリボー『遊姫…』

遊姫「分かってるよ…クローバー…ううんリアンの思いも受け継がなくちゃ…」

遊姫「きっと…こうやって人の命を利用することは間違ってる…だから止めなくちゃ…」

トラクリボー『貴方は強い子よ…』

一騎「…」

通「遊姫…いいか？」

遊姫「え？」

通「この子は俺が何とかする…一騎」

一騎「そうだな…ダイヤ…クローバー…そしてハートは既に戦い終わっている」

通「つまり残っているのは」

一騎「スペード…」

通「遊姫…一騎と一緒にここを抜けるんだ」

遊姫「え？」

通「このデュエルのルールは生き残ること…ここまで数が減ってくれば無理に戦う必要はなくなってきている」

通「そして…必ずスペードはジェイドと戦うはずだ」

通「だから…見守ってやってあげてくれ」

一騎「アイツとスペードの関係は…俺達が割ってはいれるものじゃねぇしな」

遊姫「…うん分かった…私も…他の人のけじめって言うのを見ておきたいの」

一騎「…よし…通…クローバーは任せたぜ」

通「ああ…俺も後で追いかけるからよ」

一騎「行くぞ…遊姫」

遊姫「うん」

…

続く

一騎「ついに戦いの火蓋がきって落とされた…ジェイドとスペード…二人の猛者が激突する」

一騎「次回『天を翔る』一気に駆け上がれ！」

クローバー
リアン=U=リゾナンス

フランス語で繋がりと言う意味から、ミドルネームのUはウリエル

ディストラクションアイズ・アース・ドラゴン
同じ種族のモンスター×2体
地属性以外のモンスターを破壊する
そしてこのモンスターとバトルをするモンスターは破壊され相手モンスターとこのモンスターの攻撃力の数値の差の分相手にダメージを与える