第57話 剣の心　作：こんにゃく

ユキ「…」ｿﾜｿﾜ

ユキはソワソワしていた…というのも

…

会場近くの医務室

ユキ「…このはちゃん」

このは「…」

ユキ「このはちゃん…今一騎君が戦っているよ…きっとシンクリスの事は大丈夫だから…ゆっくり休んでいて…」ｷﾞｭｯ

ユキはこのはの手を握った後、その場を去る

ユキ（このはちゃんを倒した相手は暁…暁が本当にエクサスの暁だとしたらなんでこの大会に…）

カンザキ『さぁ！回線が復旧しましたよぉ！！皆様！次はなんとクリスタルパレスエリア！！』

カンザキ『全てがクリスタルで形成された神秘的な洞窟で戦うのは…通！！そしてダイヤ！！』

ユキ「あっ！もうすぐ始まっちゃうのか！早く席に戻らないと！」ﾀｯﾀｯﾀｯ…

…

ユキ「…」ｿﾜｿﾜ

ユキはこのはの事が心配なことと一騎の状況がどうなっているのかが心配でソワソワしていた

カンザキ『ダイヤと通！！巷では仲良く街を歩いている事が多く一部のファンからは出来ていると噂がたっているほど仲が良い二人ですが』

カンザキ『果たしてデュエルではどうなるのでしょうかぁ！！』

ユキ「ん？…あれって…一騎君！？」


一騎「通…」

通「安心しろ一騎…俺だって乗り掛かった舟…ダイヤの事は俺が止めてやるよ」

通「あとよ…一騎」

通「顔の白いもんはなんだ？」

一騎「パイだよ」

通「は？」

一騎「ここにはなんかパイの罠があって何でか俺当たりまくってるんだよ」

通「俺は１度もそんなことなかったぞ…」

一騎「はぁ！？なんでだよ！！なんで俺だけ当たるんだよ！！」

カンザキ『おぉっと！？一騎もいるようだがあの顔はトンネル内部にあるパイ罠に当たっているようだ！！』

ユキ「一騎君…ﾌﾟﾌｯ」

ダイヤ「お前の友人は面白いのだな」

通「まぁなこれでも親友だからな」

ダイヤ「親友…か」

通「ダイヤ！！俺はお前の事も親友だと思ってるぜ！」

ダイヤ「…ﾌﾌｯそうか…ありがとう」

通「だからこそ…親友が間違ったことをしようとしているのなら…俺はそいつを止める！」ｸﾞｯ

ダイヤ「…分かっている…お前はそういう奴だ…だからといって私は止まらない」

通「俺も知ってるよ…お前がそういう奴だってことは…だから止める」

一騎「この二人…まるで心が通いあってるような…」

通「俺はこのデュエルでお前の気持ちを受け止めてやる！！だからいくぜ…俺のターン！」
手札5

通「俺は手札から『龍刃武将 ナガマサ』 を召喚！」

ナガマサ
炎属性 /レベル4/ドラゴン族
攻撃力1700

通「さらに！装備魔法『戦刃（せんじん） クサナギノツルギ』発動！！」

通「俺はナガマサにクサナギノツルギを装備することでナガマサの攻撃力は500ポイントアップする！」

ナガマサ
攻撃力1700➡2200

通「俺はこれでターンエンドだぜ」
手札3

ダイヤ「お前の事だ…そのモンスター…一筋縄ではいかなそうだ」

通「あったり前よ！」

ダイヤ「ならば…私も全力でいかせてもらう…私のターン！」
手札6

ダイヤ「私は手札から『星剣（アステルエスパーダ）クリス』を召喚！」

クリス
レベル3 /光属性/ 天使族 
攻撃力1000 

ダイヤ「さらに手札から『星剣（アステルエスパーダ）ダガー』を特殊召喚！」

ダガー
レベル2 /光属性/ 天使族/ チューナー
攻撃力300

ダイヤ「ダガーは『フィールドに星剣（アステルエスパーダ）モンスターが存在する時手札から特殊召喚できる』」

ダイヤ「そして私はレベル3の星剣（アステルエスパーダ）クリスにレベル2のダガーをチューニング！」

ダイヤ「天駆ける星達の光よ、天より降り注げ！シンクロ召喚！！レベル5！星剣（アステルエスパーダ）ファルシオン！」

ファルシオン
レベル5 /光属性/ 天使族 /シンクロ
攻撃力2300

通「これがダイヤの本来のデッキ…心なしかモンスターも喜んでいるように見えるぜ」

ダイヤ「詩人のような事を言うんだなお前は…お前は本を読むのが好きだったしな」

通「確かに…だけどよ…お前とこうしてちゃんとしたデッキで戦えるって言うのはすげぇ嬉しいんだ！」

ダイヤ「そうだな…これは最初で最後のお前とのデュエルだ」

通「いいや！最初で最後じゃねぇ！ここから始まるんだよ…お前と俺のデュエルは…絶対に最後になんかしねぇ」

ダイヤ「通…」

一騎「通…お前…」

通「ほらこいよダイヤ…言ったろ？このデュエル…お前の全部を受け止めてやる」

ダイヤ「…ﾌﾌｯそうか…ならばいくぞ…私は星剣（アステルエスパーダ）ファルシオンで龍刃武将ナガマサを攻撃！！」

ダイヤ「星剣湾曲！！」

ファルシオンはその体が剣で出来ている

その体を降り下ろすと空間が裂けて波打つような斬撃が飛ぶ

ファルシオン
攻撃力2300
⬇
ナガマサ
攻撃力2200


通「戦刃（せんじん）クサナギノツルギの効果発動！『装備モンスターの攻撃力を200ポイント下げることで破壊を無効にする』！！」

ダイヤ「やはり対策を講じていたか…」

通「っっ！！」ﾋﾞｭｩｩ
ライフ4000➡3900

ナガマサ
攻撃力2200➡2000

通「俺の守りはそんなんじゃ砕けねぇ！！」

ダイヤ「ふっ…私はこれでターンエンド」
手札4

通（…何もセットせずにターンを終了か…あのモンスターによほどの自信があるみたいだな）

ダイヤ「…私は」

通「？」

ダイヤ「私は少しだけ後悔をしているよ」

通「え？」

ダイヤ「お前とのデュエルがこんな形になってしまったことを…」

ダイヤ「だがな…それ以上に楽しみたいとも思っている…まったく…この事を母様に知られたら何と言われるかな…」

通「ダイヤお前…」

ダイヤ「勿論私は異世界の扉を開くことを諦めたわけではない…私達姉妹はどんな犠牲を払おうとも…必ずこの計画は成し遂げる」

ダイヤ「だから私は贅沢かもしれないが…お前とのデュエルを楽しみ任務を遂行する」

通「本当に贅沢だな…その望み…叶えてやるぜ！！」

一騎「…」

一騎（…このデュエル…楽しむ事なんて出来るのか…）

一騎は思い出していたメーアとハートのデュエルを

一騎（負けたら…魂が異世界へと連れていかれる…そしてその魂は…）

一騎（この事を…通に言うべきだろうか…）

通「俺のターン！！」
手札4

一騎（いや…言えるわけないだろう…あんな顔をしている二人には…）

通「俺は手札から『龍刃知将 カンベイ』を特殊召喚！！」

カンベイ
レベル5/炎属性/ドラゴン族 
攻撃力1000

通「カンベイは『フィールドに炎属性ドラゴン族モンスターが存在するとき手札から特殊召喚できるモンスターだ』」

通「そして戦刃クサナギノツルギの更なる効果…『装備モンスターの攻撃力を0にする事でレベルを1つアップさせる！』」

ナガマサ
レベル4➡5

ダイヤ「…来るか！」

通「俺はレベル5の龍刃武将ナガマサと龍刃知将カンベイでオーバーレイ！！」

通「六点の門をくぐり抜け、数多の戦場に降り立つ龍の王、今降臨せよ！！エクシーズ召喚！！ランク5！！『龍刃武将ノブナガ』！！」

ノブナガ
炎属性/ランク5/ドラゴン
攻撃力2600

ダイヤ「ノブナガ…初めて見た時は驚いたよ…まさか龍刃武将にエクシーズが存在したとはな」

通「俺はノブナガの効果発動！『オーバレイユニットを1つ使い自分の墓地に存在するモンスター１体を装備カードとして装備するそしてその装備したモンスターの攻撃力分ノブナガの攻撃力をアップする』！」

通「俺はオーバーレイユニットだったナガマサをノブナガに装備する！」

ノブナガ
攻撃力2600➡4300

通「バトルだ！！龍刃武将ノブナガで星剣（アステルエスパーダ）ファルシオンを攻撃！！」

通「ナガマサブレイド！！！」

刀身となった巨大なナガマサの剣で斬りつける

負けじとファルシオンもその剣の体で対抗する

ノブナガ
攻撃力4300
⬇
ファルシオン
攻撃力2300

ｽﾞｶﾞｶﾞｶﾞ!!!ﾊﾟｷｰﾝ！

ファルシオンは無惨にも砕け散る…しかし

ダイヤ「ファルシオンの効果発動！『ファルシオンが戦闘で破壊され墓地に送られた時！墓地に送られた時の攻撃力よりも200ポイント攻撃力をアップさせ墓地から特殊召喚する！』」

通「何！？」

砕け散った破片は空中でまた集まりファルシオンとなる

ファルシオン
攻撃力2300➡2500

ダイヤ「さらに手札の『星剣（アステルエスパーダ）トレンチナイフ』の効果を発動だ！」

ダイヤ「『自分が戦闘でダメージを受けた時そのダメージを半分にし手札から特殊召喚できる！』」

トレンチナイフ
レベル2/ 光属性/ 天使族/ チューナー
攻撃力200

ダイヤ「…」
ライフ4000➡3000

通「っく…何かあると分かってたとはいえここまでやられるとはな…」

ダイヤ「ふっ…通…お前はこんなものではないだろう？見せてくれお前の力を」

通「そうだな…だがまずはお前の攻撃を防がなくちゃな！俺はカードを１枚セットしてターンエンド」
手札2

通「それにしてそのモンスター…戦闘で破壊された時に発動する効果か…効果で破壊されていたらどうするつもりだったんだ？」

ダイヤ「そんな事はないお前なら必ずノブナガを召喚すると思っていた…ノブナガの効果は攻撃力を底上げする力…ファルシオンとは相性が良い…」

通「そこまで読まれてたのか…敵わないなダイヤには」

ダイヤ「私を誰だと思っている…通…お前の事を一番よく知っているのは私だ」ﾆｺｯ

通「お///おう」

一騎（この二人…デュエルを…いや全てを楽しんでいる）

一騎（デュエルもしぐさも会話も全部…本当に…）

一騎（それほどにこのデュエルに賭けているものがあるってことか…）

一騎（ハートもそうだった…例え自分の恩師であろうと決別しそして戦った…）

一騎（…俺はこの二人のデュエルを見届ける義務がある…最後まで…どんな結果になろうとも…）

カンザキ『えぇ…と…途中まで映っておりましたが…今回もまた映像不調により見れません！』

ブーイングがまたしてもおこる

カンザキ『なので決勝から脱落してしまったデュエリスト達の順位決定戦を行い復旧するまでそちらを皆様で見ましょう！！』

ユキ「一騎君…」

ダイヤ「私のターン！」
手札5

ダイヤ「私は『星剣（アステルエスパーダ）マティーチェ』を召喚」

マティーチェ
レベル4/ 光属性/ 天使 族
攻撃力1500

ダイヤ「さらに魔法カード『選ばれし星剣』を発動」

ダイヤ「このカードは『墓地の星剣チューナーモンスターを１体特殊召喚し特殊召喚したチューナーモンスターのレベルを1～4の間に変更できる』カードだ」

ダイヤ「私は墓地のダガーをレベル2にして特殊召喚！」

ダガー
レベル2
攻撃力100

ダイヤ「そしてマティーチェの効果も発動する『フィールドに星剣（アステルエスパーダ）が特殊召喚された時墓地の星剣（アステルエスパーダ）を１体特殊召喚する』」

ダイヤ「現れよ！クリス！！」

クリス
攻撃力1000

通「モンスターを一気に3体も…」

一騎「フィールドがモンスターで埋まった…」

ダイヤ「私はレベル4のマティーチェにレベル2のトレンチナイフをチューニング！」

ダイヤ「美しく輝くのは夜空の瞳、星光（せいこう）に沈む一筋の煌めき…シンクロ召喚！レベル6！星剣（アステルエスパーダ） エストック」

エストック
レベル6 /光属性/ 天使族/シンクロ
攻撃力2200

その体は全てを貫く細長い刀身

ダイヤ「そして…エストックの効果『このカードがシンクロ召喚に成功した時墓地から星剣（アステルエスパーダ）モンスターのレベルを１下げて１体特殊召喚する』」

ダイヤ「再び現れよ！トレンチナイフ！」

トレンチナイフ
レベル1
攻撃力100

ダイヤ「そして…レベル3のクリスにレベル2のダガーをチューニング！」

ダイヤ「シンクロ召喚！！現れよ！星剣（アステルエスパーダ）ファルシオン！」

ファルシオン
攻撃力2300

ダイヤ「そしてレベル5のファルシオンにレベル6のエストックそしてレベル1のトレンチナイフをチューニング！！」

ダイヤ「空の彼方の虚ろから次元を超え逆巻く銀河を切り裂き降り注げ！！レベル12！星剣（アステルエスパーダ）シュテルン・グラディウス！！」

シュテルン・グラディウス
レベル12/ 光属性/ 天使族/ シンクロ
攻撃力4000

超巨大な剣は空間を裂いて半身だけをこちらに出している

それでも天井を覆い尽くしている

通「っ！！いとも簡単に出ていいモンスターじゃないぜ…そいつは…！！」

一騎「だけど…シュテルン・グラディウスの攻撃力は4000…今のノブナガには及ばない…」

ダイヤ「…私は『流星剣（フルアステルエスパーダ）』を発動」

ダイヤ「このカードは『自分フィールドの星剣（アステルエスパーダ）モンスターの数だけ相手フィールドのモンスターの攻撃力を200ポイント下げる』」

ノブナガ
攻撃力4300➡3900

ダイヤ「バトルだ！シュテルン・グラディウスで龍刃武将ノブナガを攻撃！！」

ダイヤ「剣星のフォトン・メテオ！！」

異空間の裂け目から次々と流星群が降り注ぐ

クリスタルの結晶は次々と砕け散っていく

通「速攻魔法！『龍の狼煙』を発動！」

通「『フィールドのモンスター１体の攻撃力を500ポイント下げることでこの破壊を無効にする！！』」

ノブナガ
攻撃力3900➡3400

通「ぐっぅ…ぐあぁぁぁ！！！」ﾌﾞﾜﾝ！！

通「がはっ！！ﾄﾞｯｼｬｧｧ!!
ライフ3900➡3300

ダイヤ「攻撃力を下げてまでノブナガを守るとは…大した奴だよお前は」

通「へっ…ノブナガが倒れちまう時は次に繋ぐときさ…今はまだ…その時じゃねぇ…」

ダイヤ「ふっ…面白い…私はこれでターンエンド」
手札2

通「いくぜ…俺のターン！」
手札3

通「俺はノブナガのモンスター効果…オーバーレイユニットを1つ使い墓地のカンベイを装備する！」

ノブナガ
攻撃力3400➡4400

通「さらに…『龍刃知将ハンベイ』を召喚！」

ハンベイ
レベル4/炎属性/ドラゴン族
攻撃力1000

通「ハンベイの効果発動！『フィールドに龍刃武将モンスターが存在する時レベルが1つアップする！』」

ハンベイ
レベル4➡5

通「そしてレベル5となったハンベイをリリースすることで手札から『龍刃武将 ヒデヨシ』を特殊召喚！！」

ヒデヨシ
レベル8/炎属性/ドラゴン族
攻撃力3000

通「ヒデヨシはフィールドのレベル5以上の龍刃武将１体のリリースできる手札から特殊召喚できる！」

ダイヤ「だがシュテルン・グラディウスの効果発動！『相手がシンクロ召喚以外で特殊召喚した時、そのモンスターの攻撃力分のダメージを受けてもらう！！』」

通「速攻魔法『戦刃 クラマサノ一撃』を発動！」

通「このカードは『フィールドに龍刃武将モンスターが２体以上いる時、相手が効果を発動した場合その効果をエンドフェイズまで無効にする』！！」

ダイヤ「何！！？」

一騎「これでダメージを受けるだけでなくシュテルン・グラディウスの破壊耐性を無力化した…！！」

通「さらに！ヒデヨシは『特殊召喚に成功した時墓地またはフィールドの装備魔法を１枚選択し装備することができる』」

通「俺は墓地の戦刃クサナギノツルギをヒデヨシに装備する！」

ヒデヨシ
攻撃力3500

通「バトルだ！ノブナガでシュテルン・グラディウスを攻撃する！」

通「カンベイ…ナガマサブレイドォォ！！」

ノブナガ
攻撃力4400
⬇
シュテルン・グラディウス
攻撃力4000

ノブナガのニ刀の攻撃はX字を描き斬撃となってシュテルン・グラディウスを墜とす

ｺﾞｷﾞｬｧｧ…

空中でちりじりとなっていくシュテルン・グラディウス

ダイヤ「くっ…」ﾊﾞﾌﾝｯ
ライフ3000➡2600

通「そして…ヒデヨシでファルシオンを攻撃！！」

通「ヒデヨシは『装備カードの数だけモンスターに攻撃する回数を増やす！』」

通「ファルシオンは自身の効果で戦闘で破壊された時…」

ｽﾞｶﾞｶﾞｶﾞ!!!

ヒデヨシ
攻撃力3500
⬇
ファルシオン
攻撃力2500

ダイヤ「くっ…」ﾋﾞｭｱｯ!!
ライフ2600➡1600

通「攻撃力を200ポイントアップして復活する！！よって！！ヒデヨシでもう一度ファルシオンを攻撃する！！」

ｽﾞﾊﾞﾊﾞｯ!!!

ヒデヨシ
攻撃力3500
⬇
ファルシオン
攻撃力2700

ダイヤ「くっ…うぁぁぁ！！！」ﾋﾞｭｧｧｧ!!

ダイヤ「がっ…！！」ﾄﾞｯｼｬｧｧ!!
ライフ1600➡800

ファルシオン
攻撃力2900

通「俺はカードを１枚セットしてターンエンド！！」
手札0

通「よっしゃ！！どんなもんだ！！」

一騎「やるじゃんか！通！！」

通「へっ！この世界で強くなったのは…一騎…お前だけじゃないんだぜ？」

一騎「通…」

ダイヤ「…」

ダイヤは吹っ飛んだ後目を瞑り思い返していた

通と過ごしてきたこの半年を…

ダイヤ（まったく…あいつはじぶんかってだった…）

ダイヤ（勝手に部屋に入ってきたり…似合わぬ服を着させられたり…買い物に付き合わされたり）

ダイヤ（動物を見に行ったこともあったな…私が可愛いもの好きだと言うことはバレていないだろうか…）

ダイヤ（なんだかんだ言って…楽しかった）

ダイヤ（デュエルも何度かしたな…だが全ては借り物のデッキ…本来の私ではなかった）

ダイヤ（だからこそ…今この瞬間のデュエルがとても心地良い…そして）

ダイヤ「やはり通…お前は強いな…」ｽｯ

通「ダイヤ…？」

ダイヤは立ち上がる…静かにクリスタルの輝きでダイヤもまた輝く

ダイヤ「お前は…私の目標だ…だが…目標というものは必ず…」

ダイヤ「越えなければならない！！！」

ダイヤの瞳が輝く…その光はクリスタルに反射し眩い限りとなった

ダイヤ「私の…タｧｧｧン！！！」
手札3

爆風が吹き荒れる…そして同時にダイヤの瞳の色は紫に輝きダイヤの刻印が地面に映る

通「っぅ！！？なんだってんだこりゃあ！！？」

ダイヤ「通…私はお前を越えるためにここに今立っている…だからこそ…私は私の持てる力でお前を倒す！！」

ダイヤ「私は『星剣（アステルエスパーダ）エスパドロペラ』を召喚！！！」

エスパドロペラ
レベル3/光属性/天使族
攻撃力400

ダイヤ「エスパドロペラは『フィールドのシンクロモンスター１体をチューナーモンスターとする』！！」

通「何だと！！？」

ダイヤ「私はレベル3の星剣（アステルエスパーダ）エスパドロペラにレベル5のファルシオンをチューニング！！」

ダイヤ「星々をその瞳に宿す水晶の竜よ！今ここにその姿を現さん！！星道より来たれよ！！シンクロ召喚！！」

ダイヤ「レベル8！！『星眼の水晶竜（ステラアイズ・クリスタル・ドラゴン）』！！」

ステラアイズ・クリスタル・ドラゴン
レベル8/光属性/ドラゴン族/シンクロ
攻撃力2800


召喚と同時に水晶の塊があったそれは光輝いている

一騎「これは…一体…」

ﾋﾟｷｯ

その音と同時にそのクリスタルは２つに分かれる

そして分かれた部分の正体は翼…そこには本体であるドラゴンの姿が

全身が水晶で出来ており半透明だがその中はまるで宇宙が広がっているような幻想的な体…

そしてその瞳はダイヤと同じダイヤの刻印と宇宙が広がっている

ステラアイズ「グルァァァ！！！」

雄叫びをあげると周りの水晶まで共鳴し輝く

通「これは…？」

一騎「それに…『アイズ』…」

ダイヤ「通…このモンスターこそが私の全力だ…この力で…お前を越える！！」

通「っ…！！」

続く

次回

一騎「ダイヤが召喚した新たなアイズ…その力は強力で通を圧倒していく…その時…通のダイヤへの想いが新たな力を呼び起こす」

一騎「次回『限界のその先へ』一気に駆け上がれ！！」