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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第15話 Execution

第15話 Execution 作:白金 将

 普段のあの周りを癒してくれるような伽藍はもう存在していない。男2人に向けられた彼女の怒りは、この本部全体をも殺気で覆い尽くしてしまった。天井に備え付けられたスピーカーからは非常事態を知らせる警報が鳴り響く。

「助けが来たか……ここは強行突破だ!」
「フフ……」

 伽藍はいつの間にか腕に装着していた、少し変わったデュエルディスクのスイッチを押す。すると、男たちのデュエルディスクが勝手に動き出し、デュエル開始の知らせを告げる音が鳴る。シロは震え上がり、翌檜の胸の中で小さくなってしまっていた。

「あ、翌檜さん……怖い……」
「……大丈夫。私がいる」

 そして、伽藍のディスクから、今まで聞いたこともないような言葉が告げられた。「ある時」しか使わない、アルストロメリアの上位メンバーしか持たないデュエル兵器の音だ。

〈Real Solid Vision System...Stand by...?〉

「「「デュエル!」」」


― ― ― ― ― ― ―
リアルソリッドビジョンシステム使用
伽藍 8000
男1 8000
男2 8000
― ― ― ― ― ― ―


 先行は伽藍だ。伽藍のターンになると、今まで開いていた本部のドアは閉まり、シャッターが下りた。アルストロメリアの書類などが入った倉庫も鉄のシャッターで閉ざされ、辺りは無機質な鉄が支配する世界へと早変わりする。このような凝った仕掛けも、全てはこの変わり果てた伽藍から「本部を守る」ためであった。

「私のターン、ドロー。私ハ手札から〈おろかな埋葬〉ヲ発動。デッキから〈ヴォルカニック・バレット〉を墓地へ送ル。さらに、墓地から〈ヴォルカニック・バレット〉の効果発動。ライフを500払い、デッキから2枚目の〈ヴォルカニック・バレット〉を手札ニ加える」

 淡々と効果発動を繰り返す伽藍。だが、目の色は違う。男2人はここから出ることしか考えていないが、シロと翌檜は既にこの部屋からの退避を始めていた。急いで二階に上がり、後方に避難していた他のアルストロメリアの従業員たちと安全地帯に入る。備え付けのカメラから一階の伽藍たちの様子を窺った。

「私ハ手札から〈ヴォルカニック・ロケット〉を通常召喚。ソシテ、召喚に成功シタ時、効果発動。デッキから〈ブレイズ・キャノン・マガジン〉を手札に加えル。更に〈手札断殺〉を発動! 手札から〈ヴォルカニック・カウンター〉〈業火の結界像〉ヲ墓地へ送り、2枚ドロー」

 召喚された〈ヴォルカニック・ロケット〉の身体を覆う炎が、鉄の世界のアルストロメリアを照らす。目の色を真っ赤にしている伽藍はカードを3枚伏せた。残りの彼女の手札は1枚――〈ヴォルカニック・バレット〉であった。
 そして、次の男のターンになる。

「俺のターン、ドロー!」
「スタンバイフェイズに〈リビングデッドの呼び声〉を発動。墓地から〈業火の結界像〉を攻撃表示で特殊召喚」
「結界像……だと」


― ― ― ― ― ― ―
ヴォルカニック・ロケット

効果モンスター
星4/炎属性/炎族/攻1900/守1400
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、デッキまたは自分の墓地から「ブレイズ・キャノン」と名のついたカード1枚を手札に加える事ができる。
― ― ― ― ― ― ―
― ― ― ― ― ― ―
業火の結界像

効果モンスター
星4/炎属性/炎族/攻1000/守1000
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、炎属性モンスター以外の特殊召喚はできない。
― ― ― ― ― ― ―


「特殊召喚を縛って来たか……だが関係ない! 俺は手札からモンスターをセットし、更に、手札から〈太陽の書〉を発動! セットしたモンスターをリバースさせる!」

 リバースしたカードは……〈メタモルポット〉だ。リバースした時、お互いの手札をすべて捨て、お互いが5枚ずつドローするという強力な効果を持ったカード。そして、わざわざ〈太陽の書〉でリバースさせるようなデッキは一つしかありえなかった。
 伽藍と男二人は手札をすべて捨てて5枚ドローする。そして、男は〈皆既日食の書〉を発動した。伽藍の〈ヴォルカニック・ロケット〉〈業火の結界像〉、男の〈メタモルポット〉が裏側守備表示になる。

「そして、俺は手札から2枚目の〈太陽の書〉を発動! 更に、リバースした〈メタモルポット〉の効果にチェーンして手札から〈月の書〉を発動する!」
「……フフッ」

 伽藍は伏せていた3枚のカードのうち、1枚を発動した。

「私は〈ブレイズ・キャノン・マガジン〉を発動シ、効果発動。手札から〈ヴォルカニック・バックショット〉を墓地に送り、デッキからカードを1枚ドローしまス」
「何をしようと無駄だ! このデッキは1度回ったら止まらないんだよぉ!」

 〈メタモルポット〉の効果処理によって再び手札が全て墓地へ捨てられ、5枚ドローが行われる。だが、一回目と違う所は、ここであるカードが発動されることだ。

「墓地へ送ラレた〈ヴォルカニック・バックショット〉の効果が発動。相手ライフポイントに500ダメージを与える。また、デッキから〈ヴォルカニック・バックショット〉2体を墓地へ送り、相手フィールド上のモンスターを全テ破壊シます」
「全体除去だと……!?」

 相手フィールド上で裏側守備表示になっていた〈メタモルポット〉が、炎の弾となったバックショットに木端微塵にされる。そして、相手へバックショットの500ダメージが襲い掛かった。炎の弾が、容赦なく男たちを襲う。


― ― ― ― ― ― ―
ブレイズ・キャノン・マガジン

永続罠
「ブレイズ・キャノン・マガジン」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのカード名は、魔法&罠ゾーンに存在する限り「ブレイズ・キャノン-トライデント」として扱う。
(2):自分および相手メインフェイズにこの効果を発動できる。手札の「ヴォルカニック」カード1枚を墓地へ送り、自分はデッキから1枚ドローする。
(3):自分および相手メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「ヴォルカニック」カード1枚を墓地へ送る。
― ― ― ― ― ― ―
― ― ― ― ― ― ―
ヴォルカニック・バックショット

効果モンスター
星2/炎属性/炎族/攻 500/守0
このカードが墓地に送られた時、相手ライフに500ポイントダメージを与える。このカードが「ブレイズ・キャノン」と名のついたカードの効果で墓地に送られた場合、手札またはデッキから「ヴォルカニック・バックショット」2体を墓地に送る事で、相手フィールド上モンスターを全て破壊する。
― ― ― ― ― ― ―


「ああ、あ、熱いぃぃぃ!」
「どうして、どうして、ソリッドビジョンなのにぃぃぃ!」

 炎を食らってその熱さに悶え、恐怖に囚われる男たち。伽藍のディスクが発した「Real Solid Vision System」は、実際にモンスター・モンスターの攻撃・魔法・罠を再現するという恐ろしい性質を持っていた。男たちが感じたことは、「勝たないと殺される」。もっとも、シロを襲ったことで伽藍の怒りを買った彼らに講和の道は残されていない。

「更に、墓地に送ラレた〈ヴォルカニック・バックショット〉の効果。デッキから〈ヴォルカニック・バックショット〉2枚ヲ墓地へ送り、相手フィールド上のモンスターを全テ破壊。そして、墓地へ送られタ〈ヴォルカニック・バックショット〉2体分ノ効果で合計1000ダメージを与えマす」

 三体のバックショットが現れ、一体は伏せたメタモルポットを、残りの2体は男たちを向き、全身を炎に包みながら突撃した。再び男たちは絶叫し、手札を床にばらばらと落としながら床を転がって火を消す。慌てて落ちた手札を拾っている様子が非常に滑稽であった。

「熱い……! 嫌だ、俺はまだ、死にたくない……!」


― ― ― ― ― ― ―
伽藍 7500
男1 8000 → 6500
男2 8000 → 6500
― ― ― ― ― ― ―


「お、おお、俺はターンエンド……!」
「〈皆既日食の書〉で〈ヴォルカニック・ロケット〉〈業火の結界像〉ハ表側守備表示になり、私ハ2枚ドローしまス」

 これで伽藍の手札は6枚だ。二人目の男のターンになり、男がドローした後のスタンバイフェイズ、伽藍が伏せていた残り一枚の罠を発動した。

「私は〈貪欲な瓶〉を発動。墓地の〈ヴォルカニック・バックショット〉3枚ト〈ヴォルカニック・バレット〉2枚ヲデッキに戻シ、1枚ドローします」
「また……またバックショットで撃たれる……!」

 男たちはもはやまともにデュエル出来る状況ではなかった。生命の危機を感じた男たちはあらかじめ考えておいたデッキの回し方を思い出せず、ただ恐れおののき、伽藍にターンを渡すしかない。もっとも、2人のデッキは鍵のカードが来ないため、何の動作も取れないのだが。
 更に、灼熱の空間と化したアルストロメリア内は気温が非常に高くなっている。頭に霧がかかったかのように男たちの脳はだんまりとしてしまっていた。

「た、ターンエンド……!」
「私のターン、ドロー。私は手札から2体目の〈ヴォルカニック・ロケット〉を通常召喚。効果を発動し、デッキから〈ブレイズ・キャノン・マガジン〉を手札に加えマす。ソシて〈手札抹殺〉ヲ発動。私の今の手札ハ7枚だから、全て墓地へ送っテ7枚ドロー」

 着実に、男たちの地獄へ進む用意が整えられてきている。召喚された〈ヴォルカニック・ロケット〉が1体ずつ、男たちの方を向いた。男たち自身の知らぬ間に彼らは壁際に追い詰められている。周りは鉄と灼熱の炎の世界。どこにも逃げ場などない。

「〈ヴォルカニック・ロケット〉2体、〈業火の結界像〉を攻撃表示にシてバトルフェイズ。〈ヴォルカニック・ロケット〉デ一人ずつ、ダイレクトアタック」
「「ぐああああぁぁぁ! 熱いぃぃぃ! 熱いいいぃぃぃぃ!」」
「ターンエンド」


― ― ― ― ― ― ―
伽藍 7500
男1 6500 → 4600
男2 6500 → 4600
― ― ― ― ― ― ―


 次のターン、男はドローし、震える手でモンスターを1枚セットした。だが、そこで伽藍の〈ブレイズ・キャノン・マガジン〉が発動し、彼女の手札から〈ヴォルカニック・バックショット〉が墓地に送られてしまう。とどのつまり、男2人はもう一度1500ダメージを受けることとなった。モンスターの破壊効果が小さく思える程の効果だ。

「ああああぁぁぁぁ! 燃える! 身体が燃える! ターンエンドぉぉぉぉ!」
「お、俺のターン、ドロー! きた! きたぞぉぉぉぉ! 俺は貴様の〈ヴォルカニック・ロケット〉2体をリリースし、手札から〈溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム〉を召喚! そして手札から〈所有者の刻印〉を発動! ラヴァ・ゴーレムのコントロールを戻す!」

 伽藍の方をラヴァ・ゴーレムが向く。カメラ越しに覗いていたシロは翌檜の胸の中に顔をうずめてしまった。翌檜はシロを優しく撫で、耳元でそっと励ましの言葉を囁く。

「そして俺は〈巨大化〉を発動! ラヴァ・ゴーレムの攻撃力はこれで6000! バトルフェイズだ! 俺は〈溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム〉で攻撃表示の〈業火の結界像〉を攻撃! リアルダメージで沈めぇぇぇぇ!」

― ― ― ― ― ― ―
伽藍 7500 → 2500
男1 3100
男2 3100
― ― ― ― ― ― ―


 業火の結界像がラヴァ・ゴーレムの一撃で粉々に砕け散り、爆風が伽藍を襲った。煙がアルストロメリア内にたちこめ、男たちは這うように煙から離れる。アルストロメリアの玄関口であった場所に辿りついて彼らはほっとしたようだったが、後ろから聞こえてくる足音に彼らは戦慄した。振り返ると、煙の中から赤い目が彼らを睨んでいた。そして、服をあちこち焦がし、髪を逆立て、伽藍は歩いてくる。

「ぎゃああああぁぁぁぁ!」
「化け物ぉ! 化け物だぁぁぁぁ! 助けてくれぇぇぇぇ!」
「……墓地の〈ヴォルカニック・カウンター〉の効果発動」

 鉄のシャッターをガンガンと叩く男たちだったが、現実は非情である。もう一度彼らが振り返ったそこには、地獄の火炎を彷彿とさせる程の炎を燃やした〈ヴォルカニック・カウンター〉3体がいた。

「自分が戦闘ダメージを受けた時、墓地のこのカードを除外することで、自分が受けた戦闘ダメージ――5000ダメージと同じ数値のダメージを相手に与える」
「ご、強盗をしたことは謝る! なんでもするからやめてくれぇぇぇぇ!」


 だが、その言葉は伽藍には届かない。それもそのはず、男たちが謝っていることはアルストロメリアを襲撃したことについて。彼女の怒りの元は、彼らがシロに危害を加えたことにあった。
 墓地に落とされていた3体の〈ヴォルカニック・カウンター〉は体中に炎をまとい、そして、男たちへ1体ずつ突撃を始める。彼らが起こす爆風は、一つ当たりの規模が先ほど伽藍の受けた物と同等のレベル。これが3回分男たちを襲うのだ。

「「ぎにゃああああぁぁぁぁ!」」


― ― ― ― ― ― ―
伽藍 2500
男1 3100 → 0
男2 3100 → 0
― ― ― ― ― ― ―
― ― ― ― ― ― ―
ヴォルカニック・カウンター

効果モンスター
星3/炎属性/炎族/攻 300/守 300
自分が戦闘ダメージを受けた時、墓地に存在するこのカードをゲームから除外する。その時、自分の墓地に「ヴォルカニック・カウンター」以外の炎属性モンスターが存在する場合、自分が受けた戦闘ダメージと同じダメージを相手ライフに与える。
― ― ― ― ― ― ―


「熱いぃぃぃぃ! 服が、服が燃えてるぅぅぅぅ!」
「水! 水はどこだぁぁぁぁ! 熱いぃぃぃぃ!」

 体中に炎をまとった男たちは地を這いながら水を求める。すると、鉄の部屋の一か所のドアがカチャリと開いた。その先には、水が入った浴槽が一つ。男たちはそこへ自分の全てを賭けて走り出した。道中転んでケガをしながらも、男たち二人は浴槽の中に入って消火することに成功した。だが。

「ふぅ……ああっ!?」
「ドアが……閉まる……!」

 男たちの入った部屋のドアがひとりでに閉まった。一部始終を見ていた伽藍はにっこりとほほ笑むと、力を使い切ったのか、階段付近まで歩くとぱたりと倒れてしまった。カメラ越しにそれを確認した翌檜が、伽藍を二階へ運ぶべく安全地帯の部屋を出る。
 こうして、アルストロメリアを騒がせた強盗らは捕獲されたのであった。もっとも、シロにやられて伸びていた人を含め、強盗団らが酷いことにあったのは言うまでもない。



 あれから一時間後、アルストロメリアは何事もなかったかのように通常営業に戻っていた。鉄のシャッターのおかげで燃えた書類は一つもない。が、床が少し黒くなったため、伽藍は団長室で翌檜に始末書を書かされていた。シロは団長室の隅で、まだ震え上がってしまっている。

「どうして団長のわたしが始末書を書かないといけないのよ~」
「……全く」

 翌檜が呆れていた所で、団長室に遊乃と葵が戻って来た。遊乃は不審な匂いを感じているのか、クンクンと辺りの匂いを嗅ぎながらつぶやく。

「伽藍さん、なんか煙臭くないですか?」
「気にしないで」
「あ、は、はい」

 翌檜に威圧的な風に言われたため遊乃はたじろぐ。葵は何か触れてはいけない物があると理解したそうだ。伽藍はマンガのように泣きながら始末書を書いていた。



 その日の夜、遊乃と葵は談話室にいた。2人は伽藍からの依頼書を見つめる。その依頼書の内容は、アルストロメリア動物保護協会が関わる密売の現行犯を捕えることだ。遊乃たちが温泉に行っている間にも他のアルストロメリアの従業員が情報収集をしており、その集めた情報から例の組織のクロが確定したのだ。

「……そろそろ会議の時間だ。行くぞ、遊乃」
「うん」

 2人は団長室のドアを開ける。組織との決着をつける時が近づいていた。
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ター坊
うん。恐怖のデュエルだ。ブチギレ伽藍さん、やりすぎです。
組織との決着が近付き、物語序盤戦完結(5Dsで言うところのフォーチュンカップ終結辺り)も近いか (2016-03-13 07:10)
陽炎獣love勢
う、うわぁ・・・。温厚な人がキレると怖いって言うけどここまで行くものなのか((((;゚Д゚))))ガクブル
男らはトラウマ待ったナシやな (2016-03-13 11:13)
ハカラメ
やべぇよやべぇよ...(;´・ω・)
前回の感じから、伽藍さんがいきなりデュエルマッスル化したりバイクと合体したらどうしようかと思ったけど、火あぶりくらいですんでよかったです(感覚麻痺
近づく決着の時、一体どういう結末を迎えるのか...
(2016-03-13 20:43)
白金 将
<<ター坊 さん
シロちゃんが伽藍さんのデュエルにいい思い出がないと言うのはこういうことで……
とりあえず物語の序盤第一章は終わりますね。序盤はまだ終わらない予定ですぞ(`・ω・´) (2016-03-13 21:40)
白金 将
<<陽炎獣love勢 さん
怒らない人ほど怒った時が怖い……彼女はそれをもろ体現していますからね。
恐らくあの男の人たちは炎がトラウマになるでしょうねぇ…… (2016-03-13 21:41)
白金 将
<<ハカラメ さん
重傷で済んで良かったですね……(感覚麻痺
流石に治安維持のためとはいえ命が失われるようなことは避けたいですな。
とりあえず次辺りから、動物保護協会との決戦がきますぞい(`・ω・´)ノ (2016-03-13 21:42)

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