第57話 戦いの終幕〜デュエリストの魂〜　作：マジかっ！

覇王とカオスのデュエルで、仲間達の声で自分を取り戻した遊斗。そして遊斗はカオスとのデュエルに勝った。だが空から次元の穴が開いてしまった…





遊斗「俺達はこんな所で終わってしまうのかよ…」


白夜「あれは…」


次元の穴から街が見える



遊斗「あれは俺達の街だ！」

白戸「次元の穴は…現実世界に繋がっているんだ！あそこから出られる！」


白夜「どうやってあそこまで行くんだ…」


大乗寺「行く方法ならあるだろ…デュエルディスクに…」


遊斗「大乗寺⁉︎大丈夫だったか？」


ソクベを抱えた大乗寺が現れた


大乗寺「なんとかな…それより早くモンスターを召喚しろ…そのモンスターに乗ってこの世界から出るぞ」


遊斗「何故お前が知っているんだ…」


大乗寺「こいつ(ソクベ)から聞いたんだよ…いまは気絶してるけどな」



白夜「とにかくやるしかないな！来い！[白眼の裁き龍]！」


遊斗「俺も行くぜ！来い！[赤眼の噴火龍]！みんな早く乗るんだ」



全員2体の龍に乗った


赤眼の噴火龍
遊斗
雪菜
カオス
隆夫


白眼の裁き龍
白夜
白戸
大乗寺
ソクベ




遊斗「行くぞみんな！現世へ！！」


雪菜「やっと戻れるのね…」


白夜「長った戦いも終わったのか…」













〜現世〜
モブ1「なんだあの穴は？」


モブ2「撮影か何か？」





森の中

池島「…ん…」

池島は起きた


池島「な、何だここは…街が見えるぞ…俺は精霊界に居たはず…夢だったのか？」


秀代「夢なんかじゃないぞ、池島？」

池島「あ、あれ？秀代さん？どうゆう事？」

秀代「周りを見てみろ」

池島「いっぱい人がいる？」


秀代「ここにいる人達はカオスによって消された人達だ」

池島「でも遊斗達は…」

秀代「それは…分からない」

池島「くっ…」


秀代「池島…空を見ろ…」

池島「な、何だあれは…」

秀代「よ〜く見ろ、あれは精霊界だ…」

池島「なぜ…こんな事が起きているんだ…」

秀代「分からない…だがカオスは、この世界と精霊界をつなげると言っていた…」

池島「つまりカオスが遊斗に勝ったとでもいうのか…」

秀代「……」


池島「くっ…俺が不甲斐ないばかりに…」





遊斗「現世に戻って来たぞぉぉぉ！」




池島「遊斗の声が聞こえてくる…幻聴かな……ってあれ？」



秀代「まさか⁉︎」





遊斗「あれは、池島！」

雪菜「秀代さんもいるわ！」





池島「遊斗だ！本物だよな！おーーーい！」




遊斗「やっと…戻ってこれたんだな…俺達…」

雪菜「うん…」






遊斗達は池島が居るところへおりた





池島「遊斗、いきなりで悪いんだが…空のあれはなんなんだ…」


遊斗「あれは、異次元の穴であり、精霊界へと繋がっている…俺とカオスとの戦いで次元の穴が開いてしまった…」



白夜「あの穴を閉じるにはどうすれば…」


白戸「この穴は、遊斗とカオスとのデュエルで2人力と力がぶつかり合って巨大な穴が開いてしまった…それを閉じるには…あの時の力と同じぐらいの力を精霊界とこの世界からぶつけるしかない」


雪菜「精霊界と現世からぶつける」


遊斗「でも精霊界から…どうぶつけるんだ…」




⁇「私達がいるわよ！」

⁇2「ワシ達も力を貸そう」


次元の穴から声が聞こえてきた



遊斗「この声は…トリオン？」


池島「この声は…」

大乗寺「ポセイドラ…」


トリオン「あなた達は私達の世界、精霊界を守ってくれた」


ポセイドラ「今度はワシらがお前達を守ってやる…この精霊界全モンスター達が」


ガルドニクス「ポセイドラと組むのは嫌だがこの世界を守る為だしょうがない…」




トリオン「みんな！力を合わせて！次元の穴に全エネルギーを！」


精霊界のモンスター達は自分達のエネルギーを次元の穴に向けて力を送った



遊斗「みんな！俺達も行くぞ！」


遊斗はデュエルディスクを構えた

遊斗「来い！[赤眼の噴火龍]！」


白夜「行け！[白眼の裁き龍]！」

白戸「俺のモンスターも行け！[セイントブレード]！」

秀代「[A・HEROブレイヴ]を融合召喚！」

大乗寺「[白き伝承竜 サクソンドレイク]！[赤き伝承竜 ウェルズドレイク]！」

池島「俺も手伝ってやる！[ギガメカニムオート4]！」



遊斗「準備は整った！！！精霊界のみんな！！行くぞ！！」




トリオン「いいわよ！こっちも準備万端よ！」








遊斗「みんなの力をあの穴へ！放て！！！！






一同「行けぇぇぇ！！！」





遊斗「(精霊界で…色んな事が起きた…だがそこで俺達は、成長し、新たな仲間もできた…ありがとう精霊界…」




お互いの次元のモンスター達の攻撃は次元の穴へと行った



そして空は大爆発が起きた







遊斗「ど、どうなったんだ…」


白夜「そ、空が…」

秀代「青い空に…戻ってる…」





雪菜「次元の穴が」

池島「無い…って事は」



大乗寺「戦いが終わったと言うことだな…」

ソクベ「あぁ…そうだな…」



白戸「俺達の任務も終わったな」

隆夫「もう少し精霊界にいてもよかったかな」

白戸「ふっ…」






長老「おぉ〜い！！」

白戸「長老様！」

白夜「長老様ー！！」


隆夫「遊斗君達は家に帰っていいぞ」


遊斗「でもカオスは…」


隆夫「こいつは病院に俺が送って行くさ…」



遊斗「ありがとうございます」

隆夫「数日後にここで会おう…」

遊斗「はい！」






数日後


日が出る前の朝の道路

遊斗と雪菜と池島は白戸達の所へ行った

池島「カオスの容体はどうなんだ」

遊斗「まだ目を覚まさないようだ…」

雪菜「今日は白戸さんや白夜君が旅立つ日なんだから急ごうよ！」

遊斗「よし行くか！」




〜山〜

白夜「遊斗…お前と出会って少ししか経ってなかったがお前とデュエル出来てよかった…」

遊斗「こっちこそ…またいつかデュエルしような！」

白夜「おう！」


遊斗と白夜は手を交わした

池島「所で…カオスはどうするんですか？」


白戸「その話だが…隆夫の奴をここに残そうと思ったが…」

隆夫「白夜君の方がいいかなと…思って」



白夜「え？」


白戸「最初は、迷ったが…今のお前なら大丈夫だと思ってな…仲間もいることだしな」

白夜「ち、父上…」



遊斗「という事は白夜はここに…」

白戸「残っていてもらうさ」

白夜「やったーーー！！」

遊斗「良かったな！！白夜！！」


隆夫「その代わりちゃんとカオスの事を見張れよ！」

白夜「はい！」

白戸「後は、任せたぞ、俺の息子よ！」





白夜「はい！！」

白夜の顔からは少し涙が出ている


長老「こらこら…涙を流すんじゃないよ」

白夜「す、すみません…」






白戸達は旅立とうする

白戸「じゃぁな！みんな！」

長老「白夜よ…お前の信じるデュエルをするじゃ…」

隆夫「カオスの事を頼んだぞ！」



白夜「はい！！

遊斗「おっさ〜ん！！(白戸)俺とまたデュエルしてくよ〜！！」



白戸「今度は俺が勝つからな！」



白夜「(父上…ありがとうございます…あなたのお陰で俺は…また一つ成長出来ました…)」



一同「さようなら〜！！」





白戸達は見えなくなった




〜帰り道〜


木の上に誰かいる


遊斗「大乗寺⁉︎お前いたのか」

大乗寺「カオスは倒された…だが次いつ何が起きるか分からない…その為に俺もここに残る」

池島「素直にここにいたいって言えばいいのに」ヒソヒソ

大乗寺「キッ！」

遊斗「ふっ頼もしい奴だな」

白夜「確かに次何が起きるか分からない…新たな敵が来るかもしれない…俺はその時まで戦い続ける！」

雪菜「私も」

池島「も、もちろん俺だ！」

大乗寺「ふっ…」

遊斗「俺達はどんな困難があっても絶対に諦めない！どんな敵が来ても倒す！みんなの力を合わせて！」







雪菜「遊斗にしては珍しいセリフね」

池島「お前が言うにはもったいないな」



遊斗「な、何とでも言え！」



朝日が出始めた


遊斗「俺達のデュエルはまだまだこれからだ！！！」




ドン！！！





終わり