第12話　襲い来る邪星　作：風鼠

修造「…電話を切られてしまった…。近くに美海ちゃんがいたみたいだったが…」
遊矢「ただ柚子と遊んでただけじゃ…」
修造「…いや、柚子や美海ちゃんの声を聞いた限り、緊迫した状況みたいだったが…」
フトシ「えぇ、それってつまり…どういう事タツヤ？」
タツヤ「…つまりアユちゃんと柚子お姉ちゃんが何かの事件に巻き込まれた可能性があるってことだよ。」
アユ「ハァッ…ハァッ…遊矢お兄ちゃん！柚子お姉ちゃんが！」
遊矢「アユ！落ち着いて俺たちに詳しく教えてくれないか？」
アユ「買い物の帰り道の途中で、美海お姉ちゃんに会って、美海お姉ちゃんが少し様子が変で、美海お姉ちゃんが柚子お姉ちゃんとデュエルをしたいってずっと言ってて…最初は柚子お姉ちゃんは断ってたんだけど…結局デュエルする事に…」
遊矢「…アユ、柚子の所へ案内してくれ！」
アユ「う、うん分かった」
権現坂「俺も行くぞ、遊矢」
修造「お、俺はとりあえず、この事を大和に連絡しておく。」



柚子LP　4000手札5枚
美海LP　4000手札5枚
美海「私の先攻！私は自分フィールド上にモンスターが存在しない場合手札から「邪星師ライズベルト」1体を攻撃表示で特殊召喚する！」
邪星師ライズベルト
攻撃力1900　レベル4
美海「そして「邪星師ライズベルト」が特殊召喚に成功した時、相手ライフにレベル×400ポイントのダメージを与える！」
柚子「きゃあぁ！」LP4000→2400
柚子（アクションデュエルでもないのに、衝撃波が…）
美海「そして、手札からもう一体「邪星師ライズベルト」を通常召喚！もう一度レベル×400ポイントのダメージを与える！」
柚子「‥や、やらせないわ！私は手札から「幻奏の乙女　カンタータ」の効果を発動！このカードを手札から墓地に送り、その相手のダメージを与えるカード効果を無効化する！」
美海「…私は2体の「邪星師ライズベルト」でエクシーズ召喚！」
柚子「美海がエクシーズですって？！」
美海「宇宙を漂いし厄災の星の力を纏い、新たな世界の火蓋を上げよ！エクシーズ召喚現れよランク4！「邪剛星師ライズベルト・二ビル」」
邪剛星師ライズベルト・二ビル
ランク4属性風
攻撃力2400
柚子（美海がエクシーズを使うなんて…本当に何があったのよ、美海…）
美海「私は手札の「RUM・サイキックブラスト」を発動！「邪剛星師ライズベルト・二ビル」のランクを1つ上げ、攻撃力守備力をそれぞれ200ポイントアップする！」
ランク4→5
攻撃力2400→2600守備1000→1200
美海「そして、「邪剛星師ライズベルト・二ビル」のエクシーズ素材1つ取り除き効果を発動！柚子のライフにこのカードのランク×300ポイントのダメージを与える！」
柚子「きゃあぁ！？」LP2400→900

美海「柚子の今の叫び声…凄く良いよ…やっぱり柚子の悲鳴は私の欲求を満たしてくれる…」
柚子「美海、本当に」
美海「…ふふっ、私は手札を2枚伏せてターンエンド」（手札0枚）

柚子「私のターン！ドロー、私は魔法カード『天空の宝札』発動！手札の「幻奏の音女　エレジー」をゲームから除外して2枚ドロー。そして魔法カード「幻奏の交響曲」発動！自分がゲームから除外しているレベル6以下の「幻奏」モンスターを2体まで特殊召喚する。私はゲームから除外した「幻奏の音女エレジー」を攻撃表示で特殊召喚！」
美海「「エレジー」の特殊召喚にチェーン発動で永続罠カード発動！「堕星の呪棘」！お互いのプレイヤーがレベル5以上のモンスターを召喚、特殊召喚に成功する度、そのプレイヤーのライフにそのモンスターのレベル×100ポイントのダメージを与える！そして、そのプレイヤーの手札を1枚ランダムに選んで墓地に送る！」
柚子「きゃっ」LP900→400（手札4）
美海「あと、もうちょっとで…柚子に」
柚子「私は、手札から魔法カード「幻奏の行進曲」。自分フィールド上の「幻奏の音女エレジー」1体を対象に発動できる。デッキ、手札から対象のモンスターのレベル未満の「幻奏」モンスター1体を特殊召喚する。私はデッキから「幻奏の歌姫ソプラノ」1体を特殊召喚！そして手札から「幻奏の音女ソナタ」を攻撃表示で特殊召喚！特殊召喚に成功した「幻奏の音女ソナタ」と「幻奏の音女エレジー」が存在する限り、天使族モンスターの攻撃力・守備力は800ポイントアップする！」（手札２枚）
エレジー（攻）
レベル5攻撃力2000→2800
ソプラノ（攻）
レベル4攻撃力1400→2200
ソナタ
レベル3攻撃力1200→2000

柚子「そして、速攻魔法「幻奏の軍歌」。自分フィールド上に「幻奏」モンスターが2体以上存在する場合発動できる。自分フィールド上のモンスターは自分フィールド上のモンスターのレベルの合計×200ポイントアップする！」
美海「柚子のフィールド上のモンスターのレベルの合計は12…2400アップね…」
エレジー
攻撃力2800→5200
ソプラノ
攻撃力2200→4600
ソナタ
攻撃力2000→4400
柚子「バトル！「幻奏の音女エレジー」で「邪剛星師ライズベルト・二ビル」を攻撃！」
美海「…くぅ」LP4000→1200
柚子「「幻奏の歌姫ソプラノ」で直接攻撃！」
美海「…通常罠カード「魔筒のバリア　マジック・フォース」。自分の手札が0枚で自分ライフを半分払い、相手フィールド上のモンスターの直接攻撃を無効化し、相手ライフに相手フィールド上のモンスターの攻撃力の合計分のダメージを与える。合計ダメージは14200ポイントだよ。」LP1200→600
柚子「う、きゃあぁあぁあ！？」


美海「楽しかったよ、柚子。…私の欲求は十分に満たされたョ。」
柚子「…み…うみ、ま…って…」
電話『プルル…』
美海「…美海だョ…うん、分かったョ博士、すぐ戻るね…バイバイ…柚子。楽しかったョ…」

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真澄「うぅっ」LP　0
修一「な～んだ、お姉ちゃん、LDSの割には弱いんだね。がっかりだよ。」LP　4000
『プルルル…プルルル…』
修一「…ん？…あ～、博士から電話か、はいは～い、何か用？」
博士『…計画の第一段階は成功だ。一旦、我々の所に戻りたまえ（ブッっ）』
修一「‥ッ！…分かってるよ、もう…博士はいつもこうなんだから」
真澄「待ち…なさいよ…」
修一「…じゃあね、お姉ちゃん。あ、そうだ。人も呼んどくね～（ピッポッパ）海岸区でお姉さんが怪我負って倒れてるから、救急車よろしくね～。」

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アユ「遊矢お兄ちゃんあそこ」
遊矢「柚子！」
柚子「う…うぅ…」
遊矢「大丈夫か?!柚子！」
柚子「み…うみ‥」
遊矢「アユ！救急車を！」
アユ「う、うん分かった！」


オリカ紹介
「幻奏の乙女　カンタータ」
レベル4属性光
攻撃力1000守備力1000
天使族／効果
①相手が「相手ライフにダメージを与える」効果を含むカード効果を発動した場合、手札のこのカードを墓地に捨てて発動できる。その発動を無効化し、ターン終了時までそのカード効果を無効化する。②特殊召喚されたこのカードが存在する場合、相手のカード効果によって自分ライフに受けるダメージは全て半分になる。

「幻奏の行進曲」
通常魔法カード
「幻奏の行進曲」の効果は1ターンに1度しか使用できない。①：自分フィールド上の「幻奏」モンスター1体を対象に発動できる。自分のデッキ、手札からそのモンスターのレベルより低いレベルのモンスター1体を特殊召喚する。

「幻奏の軍歌」
速攻魔法カード
「幻奏の軍歌」の効果は1ターンに1度しか使用できない。①：自分フィールド上に「幻奏」モンスターが2体以上存在する場合発動できる。ターン終了時まで、自分フィールド上の天使族モンスターの攻撃力は、自分フィールド上のレベルの合計×200ポイントアップする。この効果を発動するターン、自分は天使族モンスターしか召喚、特殊召喚できない。

「幻奏の交響曲」
通常魔法カード
①自分フィールド上にモンスターが存在せず、相手フィールド上に攻撃力2000以上のモンスターが存在する場合自分がゲームから除外しているレベル6以下の「幻奏」モンスターを２体まで対象に発動できる。そのモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。この効果を発動するターン、自分は天使族モンスターしか特殊召喚できない。

「RUMサイキックブラスト」
通常魔法カード
①自分フィールド上のサイキック族Xモンスター１体を対象に以下の効果を選択して発動できる。●そのモンスターと同じ属性のサイキックXモンスターをエキストラデッキからそのモンスターの上に重ねてX召喚する。●そのXモンスターのランクを1つ上げ、攻撃力・守備力をそれぞれ200ポイントアップする。

「魔筒のバリア　マジック・フォース」
通常罠カード
①自分フィールド上にセットされたカードがこのカードのみで、自分の手札が0枚で自分ライフが2000以下の時に相手が直接攻撃を行った場合自分ライフを半分払って発動できる。その攻撃を無効化し、相手ライフに相手フィールド上のモンスターの攻撃力の合計の数値分のダメージを与える。