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side智:過去を、越える 作:名無しのゴーレム
「勝者、美愛選手!」
…どうやら、美愛の試合が終わったらしい。となると、いよいよか。
一歩ずつ、フィールドへと歩いていく。その足は、自分のものとは思えないほどに重く感じた。
(まだ、怯えているのか…)
…小さい頃、1度だけ行った兄さんとのデュエル。今でも覚えている、あのとき感じた兄さんに対する恐怖を。
「…だめだ。」
小さく呟いた。今からその兄さんとのデュエルなんだ。始まる前から負けちゃだめだ。
フィールド内に入ると、周りから歓声が降り注いだ。
「智、頑張れ!!」
「負けるな、智!!」
皆からの応援も聞こえる。…にしても京子、始まってもいないのに『負けるな』はないでしょ。
対戦相手は、もうすでにスタンバイしていた。
「…どうやら、逃げ出すことはなかったようだな。」
「そんなことを言ってられるのも今のうちだ。」
「そうだといいけどね。さっさと始めようか。」
お互いにデュエルディスクを構える。
「それではアクションフィールド、『荒野の決闘場』発動!」
フィールドが荒れ果てた土地に変わっていく。確か、このフィールドは…
「『荒野の決闘場』か。アクションカードが少ないんだったっけか。奇跡の逆転は望めなさそうだな。」
「そんなものに頼る気はないよ。」
「「デュエル!!」」
秀 LP4000 手札5枚
智 LP4000 手札5枚
「俺のターン。…智、良いものを見せてやるよ。」
…何をするつもりだ?
「俺は、スケール1のP・G(ペンデュラム・グール) デッドブルーとスケール6のP・G アウターレッドでペンデュラムスケールをセッティング!」
P・G デッドブルー(オリジナルカード)
星2/地属性/アンデット族/ペンデュラム/攻700/守0
ペンデュラム効果 【Pスケール:青1/赤1】①:自分はアンデット族モンスターしかP召喚できない。 この効果は無効化されない。 ②:自分フィールド上及び墓地に存在する全てのモンスターをアンデット族モンスターとして扱う。
モンスター効果 ①:このモンスターのP召喚に成功したとき、このカードをリリースして発動できる。自分の墓地に存在するアンデット族モンスター1体を特殊召喚する。この効果を発動したターン、自分はエクストラデッキ以外からモンスターを特殊召喚できない。②:このモンスターがフィールドに存在する限り、フィールド上に存在する全てのモンスターをアンデット族として扱う。
P・G アウターレッド(オリジナルカード)
星3/地属性/アンデット族/ペンデュラム/攻1300/守0
ペンデュラム効果 【Pスケール:青6/赤6】①:自分はアンデット族モンスターしかP召喚できない。この効果は無効化されない。②:アンデット族モンスターの戦闘によって発生するアンデット族モンスターのコントローラーへの戦闘ダメージは半分になる。
モンスター効果 ①:このモンスターのP召喚に成功したとき、このカードをリリースして発動できる。デッキから「P・G」と名のついたモンスター1体を墓地に送る。
「なっ… ペンデュラムだって!?」
あいつ、いつの間にペンデュラムカードを…
「冥府の門よ、今こそ眠れる死者たちを解放せよ! ペンデュラム召喚! 現れろ、ゴブリンゾンビ、ユニゾンビ!」
兄さんのペンデュラム召喚に会場もどよめいている。しかも現れたのはチューナーモンスターともう1体。まさか…
「はっ、驚くのはまだ早いさ! ユニゾンビの効果発動! デッキから馬頭鬼を墓地に送ることで、このモンスターのレベルを1上げる。」
ユニゾンビ レベル3→4
「俺はレベル4のゴブリンゾンビにレベル4のユニゾンビをチューニング! シンクロ召喚! 深き闇より出でよ、魔王龍 ベエルゼ!」
…さっそくエースモンスターのお出ましか。
「ゴブリンゾンビが墓地に送られたことにより、デッキからゾンビ・マスターを手札に加える。俺はこれでターンエンド。智、お前にベエルゼが倒せるか?」
秀 LP4000 手札2枚 ペンデュラムゾーン P・G デッドブルー、P・G アウターレッド モンスターゾーン 魔王龍 ベエルゼ
智 LP4000 手札5枚
「僕のターン、ドロー! 手札から通常魔法、竜の霊廟発動! デッキから青眼の白龍、そして伝説の白石を墓地に送る。伝説の白石が墓地に送られたことにより、デッキから青眼の白龍を手札に。通常魔法、トレードイン発動! 手札の青眼の白龍を捨てて2枚ドロー! さらに通常魔法、おろかな埋葬発動! デッキから青眼の白龍を墓地に送る。」
「3体の青眼の白龍を墓地に… まさか。」
「そのまさかだよ。手札から通常魔法、龍の鏡発動! 墓地の青眼の白龍3体を除外して融合する。融合召喚! 現れろ、青眼の究極竜!」
「攻撃力4500…それでもベエルゼを倒すことは出来ないぞ。」
「分かっているさ。バトル! 青眼の究極竜でベエルゼを攻撃! この瞬間、速攻魔法、決闘融合―バトル・フュージョン発動! 青眼の究極竜の攻撃力にベエルゼの攻撃力を加える!」
青眼の究極竜 攻撃力4500→7500
「7500…一撃で決める気か。」
「その通りさ。伏せカードもない状態で、さっき自分で言ったようにアクションカードの望みも薄い。これで終わりだ!」
究極竜のブレスがベエルゼを貫く。ベエルゼを破壊することは出来ないが、兄さんのライフを0にするには十分だ。
「ぐっ、ぐわぁぁぁ!!」
兄さんが大きく吹き飛ぶ。これで…
秀 LP4000→1750
「なっ…何でライフが残っているんだ!?」
「はあ…お前、俺の場のペンデュラムカードを忘れてないか?」
ペンデュラムカード? な、まさか…
「デッドブルーのペンデュラム効果で俺の場のモンスターはアンデット族になる。そしてアウターレッドのペンデュラム効果でアンデット族モンスターの戦闘によって俺が受けるダメージは半分になる。よって俺が受けたダメージは4500の半分、2250ポイントになったというわけだ。さらに、俺が受けたダメージ分、ベエルゼの攻撃力を上昇させる!」
ベエルゼ 攻撃力3000→5250
「…カードを1枚セット。僕はこれでターンエンド。」
秀 LP1750 手札2枚 ペンデュラムゾーン P・G デッドブルー、P・G アウターレッド モンスターゾーン 魔王龍 ベエルゼ
智 LP4000 手札2枚 青眼の究極竜 伏せカード1枚
「俺のターン、ドロー! …バトルだ! ベエルゼで究極竜を攻撃!」
…よし、かかった!
「リバースカードオープン! 速攻魔法、禁じられた聖杯発動! ベエルゼの効果を無効にして攻撃力を400ポイントアップさせる!」
ベエルゼ 攻撃力5250→3400
「くうっ…」
秀 LP1750→1200
「どうだ! これでベエルゼも破壊した。これ以上どうすることも出来ないだろう!」
「…ハハハ! まだ俺のライフは残っているぞ。油断してると知らないぞ?」
「…なら、ここからどうやって逆転するって言うんだよ!」
「決まってるだろ? 再び開け、冥府の門よ! ペンデュラム召喚! 現れろ、ゾンビ・マスター、ゾンビ・キャリア!」
またペンデュラム召喚を…でも、それじゃあ究極竜を倒すことは出来ない。
「墓地の馬頭鬼の効果発動! このカードを除外して、墓地のゴブリンゾンビを特殊召喚する! …見せてやるよ。俺の本当の切り札をな!」
「本当の切り札!?」
「行くぞ! 俺はレベル4のゴブリンゾンビとゾンビ・マスターに、レベル2のゾンビ・キャリアをチューニング! シンクロ召喚! すべてを呑み込む最強の魔王よ、今こそ我が場に降臨せよ! 魔王超龍 ベエルゼウス!」
兄さんの場にベエルゼをさらに進化させたような龍が現れる。
「ゴブリンゾンビが墓地に送られたことにより、デッキからユニゾンビを手札に加える。ベエルゼウスの効果発動! 相手モンスター1体の攻撃力を0にして、その元々の攻撃力分のライフポイントを回復する。俺は青眼の究極竜を選択!」
青眼の究極竜 攻撃力4500→0
秀 LP1200→5700
「残念だったな。お前が削ったライフもあっという間に元通りだ! さらに究極竜の攻撃力は0。形成逆転だな。ターンエンドだ。」
秀 LP5700 手札2枚 ペンデュラムゾーン P・G デッドブルー、P・G アウターレッド モンスターゾーン 魔王超龍 ベエルゼウス
智 LP4000 手札2枚 青眼の究極竜 伏せカード1枚
「くっ、まだだ! 僕のターン、ドロー! …青眼の究極竜を守備表示に。カードを1枚セット。…これでターンエンド…」
秀 LP5700 手札2枚 ペンデュラムゾーン P・G デッドブルー、P・G アウターレッド モンスターゾーン 魔王超龍 ベエルゼウス
智 LP4000 手札2枚 青眼の究極竜(守備表示) 伏せカード1枚
「ハハハ、防戦一方だな! 俺のターン、ドロー! 手札から装備魔法、メテオ・ストライク発動! ベエルゼウスに装備する。バトルだ! ベエルゼウスで青眼の究極竜を攻撃!」
智 LP4000→3800
「俺はこれでターンエンドだ。」
…? どうして他のモンスターで追撃しないんだ?
秀 LP5700 手札2枚 ペンデュラムゾーン P・G デッドブルー、P・G アウターレッド モンスターゾーン 魔王超龍 ベエルゼウス メテオ・ストライク(ベエルゼウス装備)
智 LP4000 手札2枚 伏せカード1枚
…なぜベエルゼウス以外のモンスターを並べないのかは分からない。それでもこの状況、長引かせれば僕はこのまま負ける。このターンで勝たなければ。でも、そのためには…
「……」
カードを引く手が震える。ドローカードによってはこの時点で僕の敗北が決定する。この状況で、逆転は出来るのか…?
「…智!! 諦めるんじゃねえ!!」
…郁哉?
「またお前は逃げるのか!! 勝てないと思って、相手から逃げ続けるのか!!」
それは…
「もう逃げないって言っただろうが!! だったら諦めるな!! 最後まで戦え!! そしてあいつに、秀に勝つんだ!!」
「…ふぅ。郁哉のやつがあんなに熱くなってるの初めて見たな。…だそうだぞ、智。さあ、最後まで戦って見せたらどうだ?」
…まったく、郁哉もらしくないこと言っちゃって。それに、いつ僕が逃げたっていうんだ。
「…当たり前だろ。」
…気付けば手の震えは止まっていた。
「僕のターン、…ドロー!!」
…! このカードなら…
「…このモンスターは相手フィールドに攻撃力2000以上のモンスターが存在するとき特殊召喚できる。来い、限界竜シュヴァルツシルト! さらに手札を1枚捨てて装備魔法、D・D・R発動! 除外されている青眼の白龍を特殊召喚!」
これで僕の場にレベル8のモンスターが2体揃った。
「僕はレベル8のシュヴァルツシルトと青眼の白龍でオーバーレイ! 2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築! エクシーズ召喚! 現れろ、森羅の守神 アルセイ!」
「エクシーズ召喚…いつの間に身に付けたんだ。」
「…兄さん。僕はもう前とは違う。信頼できる先生がいて、共に歩いてくれる仲間がいる。その皆のためにも、僕は負ける訳にはいかないんだ! アルセイの効果発動! 1ターンに1度、カード名を宣言してデッキの1番上をめくる。宣言したカードだったなら手札に加え、そうでないなら墓地に送る。僕は青眼の白龍を宣言する!」
「…ハ、馬鹿か。もうデッキに青眼の白龍はないだろう。一体何を…」
「いや、これでいいんだよ。めくったカードは魔法カード、ワン・フォー・ワン。よってこのカードを墓地に送る。この瞬間、アルセイのもうひとつの効果発動! デッキからカードが墓地に送られたとき、オーバーレイユニットを1つ取り除いてフィールド上のカード1枚をデッキに戻す。僕はベエルゼウスを選択する!」
アルセイの周りから荒野が緑に塗り替えられて行く。そして地面から生えてきた草木にベエルゼウスが絡めとられ、光となって消えていった。
「そ、そんな…」
「行くぞ! アルセイでダイレクトアタック!」
秀 LP5700→3400
「ぐっ…でも、これでお前の攻撃は終わり。それなら…」
「…いや、このターンで終わりだよ。リバースカードオープン! 速攻魔法、銀龍の轟咆発動! 墓地の青眼の究極竜を特殊召喚!」
緑に覆われたフィールドに、銀色の竜が舞い降りる。
「これで終わりだ! 青眼の究極竜でダイレクトアタック!」
「うわぁぁぁ!!」
秀 LP3400→0
「勝者、播磨 智!」
勝った…のか? 勝敗の宣言を聞いてもなお、いまいち実感が湧かなかった。
「…智。」
気付くと、兄さんが目の前に立っていた。
「…僕の勝ちだよ。」
「ああ、そうだな。…本当に、強くなったな。」
「え?」
言うだけ言って、兄さんはすぐにフィールドを去っていった。なぜだか、その表情は清々しいものに見えた。
…どうやら、美愛の試合が終わったらしい。となると、いよいよか。
一歩ずつ、フィールドへと歩いていく。その足は、自分のものとは思えないほどに重く感じた。
(まだ、怯えているのか…)
…小さい頃、1度だけ行った兄さんとのデュエル。今でも覚えている、あのとき感じた兄さんに対する恐怖を。
「…だめだ。」
小さく呟いた。今からその兄さんとのデュエルなんだ。始まる前から負けちゃだめだ。
フィールド内に入ると、周りから歓声が降り注いだ。
「智、頑張れ!!」
「負けるな、智!!」
皆からの応援も聞こえる。…にしても京子、始まってもいないのに『負けるな』はないでしょ。
対戦相手は、もうすでにスタンバイしていた。
「…どうやら、逃げ出すことはなかったようだな。」
「そんなことを言ってられるのも今のうちだ。」
「そうだといいけどね。さっさと始めようか。」
お互いにデュエルディスクを構える。
「それではアクションフィールド、『荒野の決闘場』発動!」
フィールドが荒れ果てた土地に変わっていく。確か、このフィールドは…
「『荒野の決闘場』か。アクションカードが少ないんだったっけか。奇跡の逆転は望めなさそうだな。」
「そんなものに頼る気はないよ。」
「「デュエル!!」」
秀 LP4000 手札5枚
智 LP4000 手札5枚
「俺のターン。…智、良いものを見せてやるよ。」
…何をするつもりだ?
「俺は、スケール1のP・G(ペンデュラム・グール) デッドブルーとスケール6のP・G アウターレッドでペンデュラムスケールをセッティング!」
P・G デッドブルー(オリジナルカード)
星2/地属性/アンデット族/ペンデュラム/攻700/守0
ペンデュラム効果 【Pスケール:青1/赤1】①:自分はアンデット族モンスターしかP召喚できない。 この効果は無効化されない。 ②:自分フィールド上及び墓地に存在する全てのモンスターをアンデット族モンスターとして扱う。
モンスター効果 ①:このモンスターのP召喚に成功したとき、このカードをリリースして発動できる。自分の墓地に存在するアンデット族モンスター1体を特殊召喚する。この効果を発動したターン、自分はエクストラデッキ以外からモンスターを特殊召喚できない。②:このモンスターがフィールドに存在する限り、フィールド上に存在する全てのモンスターをアンデット族として扱う。
P・G アウターレッド(オリジナルカード)
星3/地属性/アンデット族/ペンデュラム/攻1300/守0
ペンデュラム効果 【Pスケール:青6/赤6】①:自分はアンデット族モンスターしかP召喚できない。この効果は無効化されない。②:アンデット族モンスターの戦闘によって発生するアンデット族モンスターのコントローラーへの戦闘ダメージは半分になる。
モンスター効果 ①:このモンスターのP召喚に成功したとき、このカードをリリースして発動できる。デッキから「P・G」と名のついたモンスター1体を墓地に送る。
「なっ… ペンデュラムだって!?」
あいつ、いつの間にペンデュラムカードを…
「冥府の門よ、今こそ眠れる死者たちを解放せよ! ペンデュラム召喚! 現れろ、ゴブリンゾンビ、ユニゾンビ!」
兄さんのペンデュラム召喚に会場もどよめいている。しかも現れたのはチューナーモンスターともう1体。まさか…
「はっ、驚くのはまだ早いさ! ユニゾンビの効果発動! デッキから馬頭鬼を墓地に送ることで、このモンスターのレベルを1上げる。」
ユニゾンビ レベル3→4
「俺はレベル4のゴブリンゾンビにレベル4のユニゾンビをチューニング! シンクロ召喚! 深き闇より出でよ、魔王龍 ベエルゼ!」
…さっそくエースモンスターのお出ましか。
「ゴブリンゾンビが墓地に送られたことにより、デッキからゾンビ・マスターを手札に加える。俺はこれでターンエンド。智、お前にベエルゼが倒せるか?」
秀 LP4000 手札2枚 ペンデュラムゾーン P・G デッドブルー、P・G アウターレッド モンスターゾーン 魔王龍 ベエルゼ
智 LP4000 手札5枚
「僕のターン、ドロー! 手札から通常魔法、竜の霊廟発動! デッキから青眼の白龍、そして伝説の白石を墓地に送る。伝説の白石が墓地に送られたことにより、デッキから青眼の白龍を手札に。通常魔法、トレードイン発動! 手札の青眼の白龍を捨てて2枚ドロー! さらに通常魔法、おろかな埋葬発動! デッキから青眼の白龍を墓地に送る。」
「3体の青眼の白龍を墓地に… まさか。」
「そのまさかだよ。手札から通常魔法、龍の鏡発動! 墓地の青眼の白龍3体を除外して融合する。融合召喚! 現れろ、青眼の究極竜!」
「攻撃力4500…それでもベエルゼを倒すことは出来ないぞ。」
「分かっているさ。バトル! 青眼の究極竜でベエルゼを攻撃! この瞬間、速攻魔法、決闘融合―バトル・フュージョン発動! 青眼の究極竜の攻撃力にベエルゼの攻撃力を加える!」
青眼の究極竜 攻撃力4500→7500
「7500…一撃で決める気か。」
「その通りさ。伏せカードもない状態で、さっき自分で言ったようにアクションカードの望みも薄い。これで終わりだ!」
究極竜のブレスがベエルゼを貫く。ベエルゼを破壊することは出来ないが、兄さんのライフを0にするには十分だ。
「ぐっ、ぐわぁぁぁ!!」
兄さんが大きく吹き飛ぶ。これで…
秀 LP4000→1750
「なっ…何でライフが残っているんだ!?」
「はあ…お前、俺の場のペンデュラムカードを忘れてないか?」
ペンデュラムカード? な、まさか…
「デッドブルーのペンデュラム効果で俺の場のモンスターはアンデット族になる。そしてアウターレッドのペンデュラム効果でアンデット族モンスターの戦闘によって俺が受けるダメージは半分になる。よって俺が受けたダメージは4500の半分、2250ポイントになったというわけだ。さらに、俺が受けたダメージ分、ベエルゼの攻撃力を上昇させる!」
ベエルゼ 攻撃力3000→5250
「…カードを1枚セット。僕はこれでターンエンド。」
秀 LP1750 手札2枚 ペンデュラムゾーン P・G デッドブルー、P・G アウターレッド モンスターゾーン 魔王龍 ベエルゼ
智 LP4000 手札2枚 青眼の究極竜 伏せカード1枚
「俺のターン、ドロー! …バトルだ! ベエルゼで究極竜を攻撃!」
…よし、かかった!
「リバースカードオープン! 速攻魔法、禁じられた聖杯発動! ベエルゼの効果を無効にして攻撃力を400ポイントアップさせる!」
ベエルゼ 攻撃力5250→3400
「くうっ…」
秀 LP1750→1200
「どうだ! これでベエルゼも破壊した。これ以上どうすることも出来ないだろう!」
「…ハハハ! まだ俺のライフは残っているぞ。油断してると知らないぞ?」
「…なら、ここからどうやって逆転するって言うんだよ!」
「決まってるだろ? 再び開け、冥府の門よ! ペンデュラム召喚! 現れろ、ゾンビ・マスター、ゾンビ・キャリア!」
またペンデュラム召喚を…でも、それじゃあ究極竜を倒すことは出来ない。
「墓地の馬頭鬼の効果発動! このカードを除外して、墓地のゴブリンゾンビを特殊召喚する! …見せてやるよ。俺の本当の切り札をな!」
「本当の切り札!?」
「行くぞ! 俺はレベル4のゴブリンゾンビとゾンビ・マスターに、レベル2のゾンビ・キャリアをチューニング! シンクロ召喚! すべてを呑み込む最強の魔王よ、今こそ我が場に降臨せよ! 魔王超龍 ベエルゼウス!」
兄さんの場にベエルゼをさらに進化させたような龍が現れる。
「ゴブリンゾンビが墓地に送られたことにより、デッキからユニゾンビを手札に加える。ベエルゼウスの効果発動! 相手モンスター1体の攻撃力を0にして、その元々の攻撃力分のライフポイントを回復する。俺は青眼の究極竜を選択!」
青眼の究極竜 攻撃力4500→0
秀 LP1200→5700
「残念だったな。お前が削ったライフもあっという間に元通りだ! さらに究極竜の攻撃力は0。形成逆転だな。ターンエンドだ。」
秀 LP5700 手札2枚 ペンデュラムゾーン P・G デッドブルー、P・G アウターレッド モンスターゾーン 魔王超龍 ベエルゼウス
智 LP4000 手札2枚 青眼の究極竜 伏せカード1枚
「くっ、まだだ! 僕のターン、ドロー! …青眼の究極竜を守備表示に。カードを1枚セット。…これでターンエンド…」
秀 LP5700 手札2枚 ペンデュラムゾーン P・G デッドブルー、P・G アウターレッド モンスターゾーン 魔王超龍 ベエルゼウス
智 LP4000 手札2枚 青眼の究極竜(守備表示) 伏せカード1枚
「ハハハ、防戦一方だな! 俺のターン、ドロー! 手札から装備魔法、メテオ・ストライク発動! ベエルゼウスに装備する。バトルだ! ベエルゼウスで青眼の究極竜を攻撃!」
智 LP4000→3800
「俺はこれでターンエンドだ。」
…? どうして他のモンスターで追撃しないんだ?
秀 LP5700 手札2枚 ペンデュラムゾーン P・G デッドブルー、P・G アウターレッド モンスターゾーン 魔王超龍 ベエルゼウス メテオ・ストライク(ベエルゼウス装備)
智 LP4000 手札2枚 伏せカード1枚
…なぜベエルゼウス以外のモンスターを並べないのかは分からない。それでもこの状況、長引かせれば僕はこのまま負ける。このターンで勝たなければ。でも、そのためには…
「……」
カードを引く手が震える。ドローカードによってはこの時点で僕の敗北が決定する。この状況で、逆転は出来るのか…?
「…智!! 諦めるんじゃねえ!!」
…郁哉?
「またお前は逃げるのか!! 勝てないと思って、相手から逃げ続けるのか!!」
それは…
「もう逃げないって言っただろうが!! だったら諦めるな!! 最後まで戦え!! そしてあいつに、秀に勝つんだ!!」
「…ふぅ。郁哉のやつがあんなに熱くなってるの初めて見たな。…だそうだぞ、智。さあ、最後まで戦って見せたらどうだ?」
…まったく、郁哉もらしくないこと言っちゃって。それに、いつ僕が逃げたっていうんだ。
「…当たり前だろ。」
…気付けば手の震えは止まっていた。
「僕のターン、…ドロー!!」
…! このカードなら…
「…このモンスターは相手フィールドに攻撃力2000以上のモンスターが存在するとき特殊召喚できる。来い、限界竜シュヴァルツシルト! さらに手札を1枚捨てて装備魔法、D・D・R発動! 除外されている青眼の白龍を特殊召喚!」
これで僕の場にレベル8のモンスターが2体揃った。
「僕はレベル8のシュヴァルツシルトと青眼の白龍でオーバーレイ! 2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築! エクシーズ召喚! 現れろ、森羅の守神 アルセイ!」
「エクシーズ召喚…いつの間に身に付けたんだ。」
「…兄さん。僕はもう前とは違う。信頼できる先生がいて、共に歩いてくれる仲間がいる。その皆のためにも、僕は負ける訳にはいかないんだ! アルセイの効果発動! 1ターンに1度、カード名を宣言してデッキの1番上をめくる。宣言したカードだったなら手札に加え、そうでないなら墓地に送る。僕は青眼の白龍を宣言する!」
「…ハ、馬鹿か。もうデッキに青眼の白龍はないだろう。一体何を…」
「いや、これでいいんだよ。めくったカードは魔法カード、ワン・フォー・ワン。よってこのカードを墓地に送る。この瞬間、アルセイのもうひとつの効果発動! デッキからカードが墓地に送られたとき、オーバーレイユニットを1つ取り除いてフィールド上のカード1枚をデッキに戻す。僕はベエルゼウスを選択する!」
アルセイの周りから荒野が緑に塗り替えられて行く。そして地面から生えてきた草木にベエルゼウスが絡めとられ、光となって消えていった。
「そ、そんな…」
「行くぞ! アルセイでダイレクトアタック!」
秀 LP5700→3400
「ぐっ…でも、これでお前の攻撃は終わり。それなら…」
「…いや、このターンで終わりだよ。リバースカードオープン! 速攻魔法、銀龍の轟咆発動! 墓地の青眼の究極竜を特殊召喚!」
緑に覆われたフィールドに、銀色の竜が舞い降りる。
「これで終わりだ! 青眼の究極竜でダイレクトアタック!」
「うわぁぁぁ!!」
秀 LP3400→0
「勝者、播磨 智!」
勝った…のか? 勝敗の宣言を聞いてもなお、いまいち実感が湧かなかった。
「…智。」
気付くと、兄さんが目の前に立っていた。
「…僕の勝ちだよ。」
「ああ、そうだな。…本当に、強くなったな。」
「え?」
言うだけ言って、兄さんはすぐにフィールドを去っていった。なぜだか、その表情は清々しいものに見えた。
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同シリーズ作品
イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
---|---|---|---|---|---|---|
80 | 01話 始まり | 1471 | 0 | 2015-04-09 | - | |
48 | 02話 居候 | 1125 | 5 | 2015-04-10 | - | |
119 | 03話 採用試験 前編 | 1176 | 2 | 2015-04-11 | - | |
94 | 04話 採用試験 中編 | 1115 | 5 | 2015-04-12 | - | |
108 | 05話 採用試験 後編 | 1142 | 2 | 2015-04-13 | - | |
59 | 06話 試験結果 | 1083 | 2 | 2015-04-15 | - | |
52 | 07話 開講 | 917 | 0 | 2015-04-16 | - | |
108 | 08話 生徒の思い、講師の思い 前編 | 1047 | 2 | 2015-04-18 | - | |
109 | 09話 生徒の思い、講師の思い 後編 | 1002 | 2 | 2015-04-18 | - | |
100 | 10話 「デジャブ」 | 1238 | 2 | 2015-04-19 | - | |
93 | 11話 記憶喪失の少女 | 1186 | 0 | 2015-04-20 | - | |
106 | 12話 4人目の塾生 | 917 | 2 | 2015-04-21 | - | |
123 | 13 話 謎のモンスター | 1024 | 2 | 2015-04-22 | - | |
83 | 14話 衝撃 | 1047 | 0 | 2015-04-23 | - | |
87 | 15話 歓迎 | 917 | 0 | 2015-04-26 | - | |
72 | 16話 「榊 遊矢」 | 1040 | 3 | 2015-04-29 | - | |
126 | 17話 人影 | 947 | 2 | 2015-05-01 | - | |
129 | 18話 「最終兵器」 | 1103 | 2 | 2015-05-02 | - | |
113 | 19話 飛翔する隼VS暴虐の兵器 | 1147 | 3 | 2015-05-03 | - | |
94 | 20話 明かされる事実 | 958 | 2 | 2015-05-04 | - | |
57 | 21話 美愛VS遊矢 前編 | 985 | 2 | 2015-05-05 | - | |
44 | 22話 美愛VS遊矢 中編 | 858 | 2 | 2015-05-05 | - | |
97 | 23話 美愛VS遊矢 後編 | 1163 | 2 | 2015-05-06 | - | |
106 | 24話 新たな1歩 | 938 | 2 | 2015-05-07 | - | |
103 | 25話 突然の襲撃者 | 876 | 2 | 2015-05-08 | - | |
40 | 26話 音速の銃士 | 1019 | 4 | 2015-05-09 | - | |
140 | 27話 その言動、まさに嵐 | 1094 | 2 | 2015-05-09 | - | |
112 | 28話 「タッグデュエル」!? | 919 | 3 | 2015-05-10 | - | |
51 | 29話 這い寄る闇と駆動する機械 | 1043 | 0 | 2015-05-10 | - | |
89 | 30話 君臨する帝王 | 1000 | 2 | 2015-05-11 | - | |
121 | 31話 繋がる想い | 847 | 2 | 2015-05-12 | - | |
104 | 32話 選手権への道 | 1046 | 0 | 2015-05-12 | - | |
114 | side凉花:取り戻す為に | 904 | 2 | 2015-05-13 | - | |
47 | キャラクター紹介 | 1055 | 0 | 2015-05-14 | - | |
129 | 33話 快進撃!? | 1032 | 2 | 2015-05-14 | - | |
108 | 34話 新たな力、新たな嵐 | 1000 | 2 | 2015-05-15 | - | |
63 | 35話 過去の確執 | 846 | 2 | 2015-05-16 | - | |
53 | 36話 暗黒に君臨する魔王龍 | 1002 | 2 | 2015-05-17 | - | |
77 | 37話 逆転への希望 | 862 | 2 | 2015-05-18 | - | |
82 | side凉花:接触 | 922 | 2 | 2015-05-19 | - | |
91 | 38話 選手権へと | 846 | 2 | 2015-05-20 | - | |
113 | 39話 開幕 | 993 | 2 | 2015-05-21 | - | |
131 | 40話 帝王VS古の魂 | 1102 | 2 | 2015-05-23 | - | |
56 | 41話 逃れられぬ罠地獄 | 927 | 2 | 2015-05-24 | - | |
81 | side智:過去を、越える | 944 | 2 | 2015-05-25 | - | |
124 | 42話 反逆者たちの覚悟 | 1054 | 2 | 2015-05-26 | - | |
65 | side???:アカデミアからの刺客 | 924 | 2 | 2015-05-27 | - | |
73 | 43話 晒される本性 | 999 | 2 | 2015-05-28 | - | |
49 | 44話 バトルロイヤル | 886 | 2 | 2015-05-29 | - | |
36 | side郁哉:ただ彼女の為に | 993 | 2 | 2015-05-30 | - | |
96 | side美愛:立ち込める暗雲 | 962 | 2 | 2015-05-31 | - | |
48 | side美愛:交錯する記憶 | 855 | 2 | 2015-06-01 | - | |
79 | side智:絶体絶命 | 903 | 2 | 2015-06-02 | - | |
55 | 45話 反逆者の牙 | 958 | 4 | 2015-06-03 | - | |
62 | side凉花:銀河の光VS影の闇 | 1010 | 4 | 2015-06-04 | - | |
60 | 46話 暴走 | 975 | 3 | 2015-06-05 | - | |
95 | 47話 新たな戦い | 775 | 2 | 2015-06-06 | - | |
50 | side京子:覚悟の証明 | 788 | 2 | 2015-06-07 | - | |
88 | side美愛:裏切り、脱走劇 | 904 | 2 | 2015-06-08 | - | |
108 | 48話 旅立ち | 925 | 2 | 2015-06-08 | - | |
55 | 49話 吹き荒れる風の音 | 893 | 2 | 2015-06-09 | - | |
123 | side恭治:嵐を呼ぶ男 | 999 | 2 | 2015-06-10 | - | |
82 | side心希:裏切りの発覚 | 829 | 2 | 2015-06-11 | - | |
41 | 50話 三度あることは | 899 | 2 | 2015-06-12 | - | |
58 | 51話 黒白の戦い | 1007 | 2 | 2015-06-13 | - | |
40 | side恭治:守る理由 | 992 | 2 | 2015-06-14 | - | |
110 | side郁哉:突然の災難 | 881 | 2 | 2015-06-15 | - | |
103 | 52話 捜索開始 | 1016 | 2 | 2015-06-16 | - | |
97 | side凉花:地下デュエル場 | 961 | 2 | 2015-06-17 | - | |
98 | 53話 襲い来る脅威 | 952 | 2 | 2015-06-18 | - | |
112 | side月詠:自らの為の戦い | 999 | 4 | 2015-06-19 | - | |
92 | 解説とお知らせ | 954 | 2 | 2015-06-19 | - | |
40 | 54話 次への一手? | 887 | 2 | 2015-06-22 | - | |
58 | side風音:行け! ブラスト・レディ | 927 | 2 | 2015-06-29 | - | |
50 | side郁哉:神との対峙 | 887 | 2 | 2015-07-03 | - | |
89 | side月詠:進む彼ら、止まった私 | 944 | 2 | 2015-07-06 | - | |
66 | 番外編(記念企画):でゅえるぶ!! 前編 | 991 | 2 | 2015-07-07 | - | |
87 | 番外編(記念企画):でゅえるぶ!!後編 | 1110 | 2 | 2015-07-14 | - | |
51 | side凉花:Let’s 拷問タイム♪ | 916 | 2 | 2015-07-21 | - | |
93 | side郁哉;2体目の神 | 1078 | 2 | 2015-08-08 | - | |
70 | 55話 『守護者』 | 984 | 2 | 2015-08-16 | - | |
87 | side月詠:不死の大英雄VS蘇る太陽神 | 1070 | 2 | 2015-08-23 | - | |
104 | side京子:絆の力、結束の力(前編) | 1009 | 4 | 2015-09-13 | - | |
103 | side京子:絆の力、結束の力(後編) | 881 | 2 | 2015-09-21 | - | |
72 | side郁哉:立ち上がれ、何度でも | 1031 | 2 | 2015-09-22 | - | |
98 | side月詠:最後の戦いへ | 958 | 4 | 2015-09-27 | - | |
109 | 解説コーナー1 | 1173 | 2 | 2015-09-28 | - | |
36 | コラボ企画 第1話『異世界での再会』 | 881 | 2 | 2015-09-29 | - | |
115 | コラボ企画 第2話 『反逆者と救世者』 | 1086 | 2 | 2015-10-03 | - | |
72 | コラボ企画 第3話『例え無力でも』 | 1059 | 2 | 2015-10-12 | - | |
85 | コラボ企画 最終話『またいつか』 | 1000 | 4 | 2015-10-17 | - | |
91 | コラボ企画 解説……? | 906 | 4 | 2015-10-19 | - | |
100 | side凉花:地獄への帰還 | 1004 | 4 | 2015-11-03 | - | |
53 | 56話 進化する最終兵器 | 950 | 4 | 2015-11-04 | - | |
103 | 57話 戦場の流儀 | 991 | 4 | 2015-11-07 | - | |
76 | 58話 抗う者たち | 882 | 4 | 2015-11-10 | - | |
80 | side杏:それぞれの思惑 | 884 | 4 | 2015-11-12 | - | |
89 | side恭治:思い出クッキング | 802 | 2 | 2015-11-23 | - | |
80 | side郁哉:『仲間』 | 889 | 2 | 2015-11-26 | - | |
58 | side月詠:決別 | 952 | 4 | 2015-11-28 | - | |
111 | side敦人:過去と現在、『彼ら』の変化 | 950 | 2 | 2015-12-02 | - | |
46 | side風音:速見 風音と『彼女』の関係 | 825 | 4 | 2015-12-19 | - | |
55 | side月詠:天宮 月詠と『彼女』の関係 | 963 | 2 | 2015-12-20 | - | |
93 | side凉花:薙野 凉花と『彼女』の関係 | 749 | 4 | 2016-03-03 | - | |
53 | 59話 突然の再会 | 854 | 4 | 2016-03-04 | - | |
125 | side恭治:駆け抜ける旋風 | 919 | 4 | 2016-03-08 | - | |
97 | side涼花:交わる光と闇 | 902 | 2 | 2016-03-09 | - | |
44 | 60話 襲い来る巨悪、託された未来 | 807 | 2 | 2016-03-13 | - | |
79 | side恭治:スピードの向こうへ | 900 | 4 | 2016-03-14 | - | |
109 | side風音:最強の兄妹 | 899 | 4 | 2016-03-17 | - | |
117 | side美愛:黒き野望の胎動 | 901 | 2 | 2016-03-19 | - | |
117 | side美愛:造られた存在 | 910 | 4 | 2016-03-23 | - | |
68 | side京子:守り抜くために | 899 | 2 | 2016-03-26 | - | |
94 | 61話 次元を超えた力 | 838 | 4 | 2016-03-28 | - | |
70 | side敦人:すべては彼のために | 731 | 4 | 2016-03-29 | - | |
109 | 62話 未来への希望 | 920 | 5 | 2016-03-31 | - | |
51 | 63話 神を討て | 893 | 0 | 2016-04-09 | - | |
139 | 64話 すべてを砕く闇 | 1030 | 2 | 2016-04-13 | - | |
77 | 65話 残された光 | 735 | 4 | 2016-04-21 | - | |
103 | 66話 終焉を齎す者 | 921 | 4 | 2016-04-25 | - | |
43 | 67話 破滅へ導く四騎士 | 908 | 4 | 2016-04-27 | - | |
107 | side京子:いろんな想い、一つの願い | 981 | 4 | 2016-05-31 | - | |
174 | 68話 闇を祓う希望の光 | 1662 | 4 | 2016-08-12 | - |
更新情報 - NEW -
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このデュエルによって、智も一歩進むことができました。
次は2回戦! …と言いたいところですが、次回は『彼ら』のデュエルです。アニメでも衝撃だった回、果たして強志はどうなる? (2015-05-25 19:36)