《翼の魔妖−波旬/Hajun, the Winged Mayakashi》 †
効果モンスター
星1/風属性/アンデット族/攻 600/守 400
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「翼の魔妖−波旬」以外の「魔妖」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分は「魔妖」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
デッキビルドパック ヒドゥン・サモナーズで登場した風属性・アンデット族の下級モンスター。
召喚・特殊召喚に成功した場合に同名カード以外の魔妖1体をリクルートする誘発効果、自分のエクストラデッキからの特殊召喚を魔妖に限定する永続効果を持つ。
通常召喚・特殊召喚の両方に対応し、それ以外の条件・コストもなくデッキからのリクルートという破格の効果を持つ。
この効果により即座に2体の魔妖が揃い、《氷の魔妖−雪女》をリンク召喚できる。
リクルートするのが《麗の魔妖−妲姫》などのチューナーであれば、シンクロ召喚も可能となり、展開の起点となる。
特殊召喚したモンスターの効果は無効化されないため、《轍の魔妖−俥夫》をリクルートすれば蘇生効果を発動でき、このカード1枚から2枚分のアドバンテージを得ることができる。
アンデット族ゆえに展開手段は比較的豊富であり、このカードはレベル1であるため《ワン・フォー・ワン》にも対応している。
- 「波旬」とは仏教の用語で悪魔のことを指すが、ここでは「第六天魔王波旬」のことを指しているのだろう。
第六天魔王波旬は天魔とも呼ばれ、人を殺したり善行を邪魔するなど、仏道修行を妨げる悪魔の総称。
織田信長が書状の中で自称したことで知られる「第六天魔王」もこの第六天魔王波旬の別名である。
- 第六天魔王波旬のことを「魔縁」と呼ぶこともある。
また、魔縁は慢心の山伏がなる天狗、すなわち天狗道に堕ちた者たちの総称としても用いられている。
- 本来、天狗とは中国において流星を意味するものだったとされる。
しかし、日本に天狗が伝わり仏教(とくに修験道)に関わるにつれて、仏教に敵対する存在として捉えられるようになった。
そのため、同じく仏教と敵対する存在である波旬(天魔)と同一視されるようになっていった、という経緯がある。
このモンスターが山伏の姿をしているのも、修験道の影響を受け山伏と結び付いた天狗のイメージを反映したものと思われる。
関連カード †
―《翼の魔妖−波旬》の姿が見られるカード
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
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