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呪界匣 コトリバコ

係さん の作成したオリジナルカードです。


呪界匣 コトリバコ
種類・種族 カテゴリー名
【アンデッド族/ペンデュラム/効果】 堕呪児
属性 レベル 攻撃力 守備力
- 0 0
1 1
「呪界匣 コトリバコ」の①②のP効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:自分のPゾーンのこのカードを破壊して発動できる。自分の手札・墓地から「堕呪児 鬼ごっこ」1体を特殊召喚する。②:手札を1枚捨て、自分のPゾーンのこのカードを破壊して発動できる。デッキから「堕呪児」カードまたは「呪祝詞」カード1枚を手札に加える。
ルール上、このカードのレベルは1として扱う。「呪界匣 コトリバコ」の①の効果はデュエル中に1度しか使用できない。①:このカードが自分のエクストラデッキに表側表示で存在する場合、自分の墓地の「堕呪児」モンスターを任意の数だけ除外して発動できる。自分のエクストラデッキに表側表示で存在するこのカードを、相手のエクストラデッキに表側表示で加える。②:①の効果で相手のエクストラデッキに表側表示で存在する限り、①の効果で除外した「堕呪児」カードの②の効果を適用する。③:①の効果で除外した「堕呪児」カードが8種類の場合、①の効果で相手のエクストラデッキに表側表示で存在する限り、相手のスタンバイフェイズ毎に相手のデッキの上からカードを8枚裏側表示で墓地へ送る。
作者 作成日時
係さん 2017/01/18 20:14




「《遂に完成した。
俺は8人もの何の罪の無い子供達を犠牲に、長い月日と旅路の末、漸く呪界匣を完成させたんだ。

匣の力は直ぐにでも現れた。
以前ならどこを訪ねても感じられた殺伐とした雰囲気は幻の如く感じられず、各地から戦争終結や停戦などと言った朗報が飛び交う。

あぁ、俺は、成し遂げたんだ……!
ユミル、アスペル、やったんだ、世界を変えたんだよ俺は……!



ただ、力はそれだけに留まらなかった。

呪法を完遂すべく、碑石墓に向かっていた俺達は異変に気付いた。
旅路の途中で村や町に滞在する訳だが、あろうことかそこの住人達が一晩の内に一人残らず息絶えてしまったのだ……。
しかも死に方も尋常じゃなく、全身から血が吹き出し内臓が切り刻まれるとのたうち回る……。

『……あ゛…がぉゅ……ごぷ……ご………』
『………どうして……、何で、こんな目に……。~~っっ痛』
『ママ、痛いの。本当に、痛いの。』

もう答えは出ていた。
この匣は『入れる』だけじゃない。この中からも『出ている』んだ。呪界を満たす呪いが。
しかもその影響は日に日に広がり続けており、このままでは戦争による被害と比較し得る程にまで酷くなる。


俺達は決断した。
この匣を封印しようと。

急いで碑石墓に向かった俺達は、碑石墓の真下に続く洞壕に潜った。
俺は自身の腹をかっ捌き臓腑の代わりに匣を入れ、内側からの封印を、
カルナは俺の周囲に結界と封印護符を敷き、更に自身による外側の封印をした。
最後に洞壕の入り口に仕掛けた爆弾で、洞壕を物理的に封印する。

これを封印することで世界がどうなるのか、俺達は知る事は出来ない。
ただ、ただ、祈り続けるだけ……。》


これで堕呪児カテゴリは終了となります。
次回からは単発を幾つか出した後、アーカディア直系の物語において今のところ最後の話となるカテゴリを投稿する予定です。宜しければそちらもどうぞ。」(2017-01-18 20:14)


「【世界観解説・完ー 世界を永きに渡って混沌と闘争、そして痛みで満たし続けた最悪の大戦争時代は突如幕を閉じた。
幾つかの町や村で謎の怪死事件が起こったものの、徐々に平和への道は開かれつつある。


十数年後、突如として謎の奇怪生物が出現。】

アーカディアでの未回収キーワード(『アーカディアの極点ー起源誕生』参照)の説明ですが、『力点』=『呪界匣』及びそれを封印する『碑石墓』、『異界』=『呪界』となります。
封印してもなお匣は世界の悪意を呪界に流し続け、呪界を巡って変化した悪意はアーカディアとして現世に現れる。これが「悪意の円環」と言う訳ですね。

〔大戦争時代→ユミル逝去→アストンによる呪法→呪法完遂による平和と呪い→封印決行→アーカディア出現〕」(2017-01-18 20:17)

EXデッキ焼き
「堕呪児最後。
突如現れたPモンスター。P効果は便利なサーチ効果で、モンスター効果を使う為の布石としては充分で、モンスター効果は今までの堕呪児の呪いをまとめて相手にかけると言うもの。是非とも8種類を除外したいが、まぁ難しいでしょうね。
レベル1なのでP召喚できない、と前までは言えましたが今はEMにスケール0が出たので今後はスケール0が増えるかもしれませんね。

堕呪児完結、おめでとうございます。
憎しみは消え去り、後に出るのは更にどす黒い呪い。
匣はどうやって生まれたのか、かつて儀式が行われた時には何があったのか、謎多き儀式なだけに儀式の経緯も気になります。」(2017-01-18 21:59)


「EXデッキ焼き さん、いつもコメントありがとうございます!

Pモンスターにしたのはカテゴリ考案当初から決めていて、これで各カード種類を網羅出来ました。(堕呪児のカード種類・色を見ると何がしたかったのかがわかります。)
切り札のクセにP効果の汎用性が高過ぎると言う謎仕様。勿論3積み!と言いたいトコロですが、OCG化した場合普通に制限食らっちゃいますねぇ。

堕呪児カテゴリの基本的な戦法として、各堕呪児のメタ効果で相手を抑えつつ、碑石墓で呪祝詞を落としたり、このカードで鬼ごっこのサポートをしてガンガン攻めて、最終的にはこのカードで締める形かな。碑石墓の除外効果は、このカード対策としての相手の墓地除外や墓地バウンスから守るためでもあり、早期にこのカードの準備をするため碑石墓のEXデッキ破壊や堕呪児を自ら破壊をするのも必要かも。

労いの御言葉、誠にありがとうございます。こちらこそ今回も最後までお付き合い頂き感謝の極みです。
呪界匣自体はサポート役の祭司たる作り手(今回の場合はカルナ)が碑石文に基づいて作るもの(呪祝詞 袷唄 参照)であるのでそこまでスゴいモノではないのですが、

儀式について裏設定があり、
実はこの儀式の元になった碑石墓は名も無き僧侶が自身の教えに耳を貸さないこの世に絶望し、恨みつらみの全ての殴り書きした何の根拠も無い只のイタズラ書きで、
端的に言えば厨二病の黒歴史ノートと言える碑石文が意図せず内容通りに実現してしまった
と言うモノだったのです。」(2017-01-18 23:00)

ランペル
「ついに完成された呪界匣…コトリバコ。その呪物による効果は即座に現れどこへ行っても感じれらた殺伐とした雰囲気は感じられず終戦や停戦が各地で報告されている。アストンさんの長きに渡る苦痛と犠牲のもとに得た平和…。せめてこれが続けば…。
しかしながら呪法によって得られた平和は続きません。碑石墓に向かう旅路で停滞する村・町の人が人版の内に無残な死を遂げるという…。住民の悲痛な最後の叫びが……。この呪物は入れてあると同時に呪いが出てきている。その呪いの影響力は日がたつにつれ増していきこのままでは、戦争とは比にならないほどの、被害を生み出してしまうとのことで、アストン氏とカルナ氏の2名はこの呪物を封印することを決める…。
碑石墓の真下の洞壕に潜りアストン氏は自らの腹を捌き匣を内側から封じ込める。カルナ氏はその周りに結界と封印護符を敷き自身で外側からの封印。最後に洞壕の入り口を爆破し物理的な侵入をさせなくさせ封印。彼ら二人が即座に自決を決意し封印しようとしたのも、彼らによって死者が増えてしまうという償いでもあり、邪法ではありながら真に平和を願う気持ちはあったからでしょうね。死を持って償えるかは分かりませんが、今後この呪いが広まらず収まることを願いたい…。犠牲になってしまった人たちのためにも…。
ガっ!ダメ…。怪死事件から後は少しずつ平和へと近づいてきていたのもつかの間、十数年後に現れる奇怪生物たち…。
アーカディアが生まれた原因である力点である呪界匣と碑石墓そして呪界…。封印をしたものの世界の悪意を呪界へと流す通路としてまだ機能してしまっているコトリバコ…。封印が甘かったということか…しかしながらこんなものどうやって処分すればよかったんだろうか…。今後何らかの方法でこの呪物が処理されれば真の平和が訪れるのだろうか…。

最後に登場はPモンスター!レベル1として扱うルール効果。EXに存在する状態でデュエル中に1度、墓地の堕呪児モンスターを任意数除外し、自分EXのこのカードを相手EXに加えるという効果。そしてこの効果により相手EXにある限り、除外した堕呪児の②の効果を適用させるとおぞましい効果ですね。堕呪児それぞれ除外してそれぞれの効果を適用させればかなり厄介なことになりますね。レベルも1と、新規でスケールが0が出たものの対処はなかなかに面倒なものです(というかかなり厳しい)。そして堕呪児を8種除外すれば、相手スタンバイ毎にデッキトップから8枚裏側墓地送りと強力な効果。②の効果を適用させていれば相手にほとんど行動させず、デッキ破壊をしてくるので、対処がホント難しそう…。ぜひとも決めて残酷なフィニッシュを迎えよう!
P効果は自身を破壊して手札か墓地から鬼ごっこを呼び出すと普通につおい。そして手札コストと自身破壊することで、デッキから堕呪児か呪祝詞をサーチできる…あれ?P効果が展開にめちゃくちゃ貢献できそうな効果だ。モンスター効果は必殺感がありますが、P効果は普通に優秀でどんどんサーチして手札をそろえたいですね。
最後になりますが堕呪児完走お疲れ様です!アーカディアの誕生は呪われた過去によって誕生したのですね。名もなき僧侶が恨みを込めて、いたずらの儀式…。僧侶の恨みなのかカルナ氏の恨みなのかアストン氏の願いの力なのかはわかりませんが、思いというものは良くも悪くも恐ろしいものですね…。」(2017-01-19 22:52)


「ランペル さん、お忙しい中でもこんなにも沢山のコメントをして頂き、誠にありがとうございます!

戦争集結のプロセスないし様子は、アーカディアで出た話ですが呪界匣が呪界へと続く穴の役割を果たし、世界中のモンスター達が不可避的に生み出す悪意や害意と言った感情が呪界匣を通して呪界に流れ込み、自然と彼らが行う紛争や戦闘が収まった感じですね。

吸収だけでなく放出も……。村人達の死因は元ネタのコトリバコと同様に、呪いを受けた生物の臓器を内部からズタズタに引き裂き穴だらけにする感じ。非人型でも関係なく、そのモンスターの重要な器官を有らん限りの苦痛を以て確実に命を奪います。ある意味この呪いはアーカディアの原型とも言えますね。

二人が封印を決意したのは賭けと言うより諦めに近いものですね……。封印により再び戦争が再開されかねませんし、封印で呪いが完全に治まるかも分かりませんし……。ただ彼らに与えられた選択肢は限られ、二人揃って即神仏モドキになる他なかった。

この時点から十数年後ですから、アストンやマリナは(人間で言う)十代後半~二十代前半の年齢ですかね。
封印が甘かったと言うよりそもそも封印出来る様な代物では無かったかも。因みに、物理的に呪界匣を破壊した場合は、中継点として貯め込まれている世界中の悪意と呪いが一気に溢れかえ、それこそ大戦争時代とは比にならない大惨事となります。
余談ですが、アーカディアの物語の終盤でアスペルがシスと差し違えた場合のHAPPY ENDルートでは、モンスター達は最終的に誰も知らなかった碑石墓の所在を特定し、それを監視しつつ周囲から発生する原初たるアーカディアトークンを駆逐する事で、アーカディアの被害を食い止めつつ悪意の円環による平和を保たせる事になりますね。まぁそれもかなり危うい状態ですが。


Pモンスターにしたのは、P召喚での利用と言うよりPモンスターとしての特徴を活かす為のモノと言えますね。
フル解放した呪いの力は凄まじく、正直お手上げレベルのロック効果に加え、40枚構築のデッキを5ターンで食い尽くすおふざけクラスのデッキデス。一応、コトリバコが決まった後は効果を殆ど受けない鬼ごっこでガシガシ攻める訳ですが、EXデッキに侵入すると言う回復し辛い点もあり何もせずとも決着しそうです。
仰る通りモンスター効果は必殺的な感じですが、P効果も充分優秀なサポート効果。こちらの補助をしつつモンスター効果発動の準備を出来るので、P①効果で鬼ごっこ蘇生→モンスター効果でロック→鬼ごっこで戦闘と言う理想の流れが可能です。

労いの御言葉、本当にありがとうございます。アーカディアだけでなく今回も応援して下さったこと、感謝の極みですね。
僧侶が書き殴った碑石の内容が本当に現実化した事は、本当に偶然で特に誰かの影響とかではありませんが、実はこの僧侶も次回のカテゴリで登場します。
現時点でアーカディア関連最後となる次のカテゴリでは、この儀式だけでなくアーカディアの遠因となった大戦争時代について、「何故戦争が起こったのか」を紐解いていきます。お楽しみに。」(2017-01-19 23:56)


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