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L☆H-病愛のレン

にゃるさん の作成したオリジナルカードです。


L☆H-病愛のレン
種類・種族 カテゴリー名
【戦士族/ペンデュラム/効果】 L☆H
属性 レベル 攻撃力 守備力
3 200 1300
4 4
①このカードがPゾーンに存在する限り、自分フィールドのヤンデレカウンターは愛情カウンターとして扱うことができ、愛情カウンターはヤンデレカウンターとして扱うことができる。②このカードは発動したターンのエンドフェイズに破壊される。
「L☆H -病愛のレン」の③のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。①自分フィールドのこのカード以外の「L☆H」モンスターが効果を発動した場合、モンスターゾーンのこのカードにヤンデレカウンターを1つ載せる。②1ターンに1度、発動できる。自分は500ライフポイント回復する。③このカードに載っているヤンデレカウンターを8個取り除いて発動できる。自分フィールドの「L☆H」モンスター1体を選んで除外し、自分はデッキから2枚ドローする。
作者 作成日時
にゃるさん 2016/11/09 7:23



にゃる
「余りにも長いんで三分割します!許して!

設定・ストーリー
さ あ ヤ ン デ レ だ !
ええそうです。ヤンデレです。やったあ!
正直難産でした。最初は普通にヤンデレを書こうとしたのですが、どうも手応えが無かった。それもそのはず、他のキャラとの関わりが少なかったんです。だもんで、とあるキャラ、シーナと関わりを持たせました。
シーナと仲がいい珍しい人。シーナの幼馴染。しかし、シーナのクラスでの虐めを知らなかった。シーナは心を閉ざしたが、彼女には心を開くことができなかった。だが、主人公に少し心を開いた為、そのことの嫉妬で登場する。つまり、「シーナは私の物だー!」ってこと。
バイ。毎日シーナ可愛い可愛い言ってる。そして友達に引かれる。ひどい(褒め言葉)。
シーナとコミュニケーションを取っていると乱入してくる。お邪魔虫かな?勿論ヒロインなので彼女自身とコミュニケーション、デートをすることもできる。しかし、もしシーナと仲がいい状態、大体告白してオーケーレベルまで発展しているとシーナの方にヤンデレカウンターが溜まってしまう。やめなよ……。勿論、逆も然り。彼女にもヤンデレカウンターが溜まる。ヒェッ……
そしてヤンデレエンドは3つ。①シーナヤンデレエンドと②レンヤンデレエンドと③二人ともヤンデレエンド。③は地獄絵図、またはポンコツ。今回は①②を見せてあげる。
普段は普通の人。事あるごとに主人公に突っかかる。黒混じりの茶髪をポニーテールにしており、目は垂れ目がち。そして眼鏡っ娘で、委員長で、きょぬう。ヤンデレバイセクシャルきょぬう眼鏡ポニテ委員長とか属性モリモリだなおい。
名前の由来はシーナの逆。シーナ→恣意→故意→恋→レン。連想ゲームってレベルじゃねーぞ!しかも恣意と故意は似てるだけで意味はほとんど別物だ!なんてこったい!本名は天宮恋(あまみやれん)。一応今まで書いたキャラは全員本名があります。日本人っぽいのはレンとシーナ、あともしかするとメイタもそうかも。シーナは単純にカタカナでシイナは何かバランスが……って感じなので。本名なんか狼原椎奈(ろうばらしいな)やぞ。メイタは実は偽名だったり。こんなところでそんな設定出すなよ。一応学校ではメイタ・エイフェクトと名乗っている。Meita・Affect。
149/48、88(G)/54/81。そのバストは豊満であった。コルセットとかがついてる服を着たらそりゃもう凄いですわ。眼鏡は細い黒縁で楕円。

初対面
今日も今日とて昼休みに屋上へ行く。シーナの奴も、校舎に入ればいいのに。強情な人だ。今日はその話をしようかな、そう思いながらノブを回しドアを開ける。すると、目の前の女の子にビシッと効果音付きで指差された。
「あなたが『私の』シーナを誑かしている男ですね……!?」
指差し少女はちみっこかった。黒混じりの茶髪をポニーテールにし、黒縁の眼鏡を着け、そして、服の上からでも分かる豊満な……
「……って、お前誰?」
「これは失礼しました!私はレンと申します!そこなシーナちゃんのと!も!だ!ち!です!!」
「……いや、ウチとオマエはただの幼馴染だろ……?」
「!!?」
……あー、なんだこれ。あれか。また愉快な仲間が増えたってやつか。いい加減にしろよ運命。
「とっ、とにかく!私の目が黒い内は、いえ私の目は茶色ですけども、シーナちゃんを誑かすのは許しませんよ!」
「誑かしてねぇよ……」
「うーそーでーすー!絶対誑かしてますー!だって最近笑わなかったシーナちゃんが少し笑ってますもーん!」
「……お前、一応こいつ幼馴染なんだろ?あの事は言わなかったのか?」
「だってコイツは部外者だしっ!むしろオマエが入ってきたのがおかしいとウチは思うなっ!」
「きぃーっ!二人でなにやら秘密話してるーっ!絶対誑かしてます!私の大好きなシーナちゃんが穢されるーっ!」
うーん、何だろう。こいつ見てると割と面白いぞ。
「何ですかそのニヤケ面は!……はっ!もしや私まで毒牙にかかりかけてるんですか!?やられる前にやらなきゃ!」
「ははは、どすこいどすこい」
「……ま、仲がいいようで何よりだなっ!完全にウチ巻き込まれただけだけどっ!」

会話
「あれ、○○さん?私に何か用事ですか?私これからシーナちゃんに会いに行こうと思ってたんですけど……」
①そうか、悪かったな
②これからどっか出かけないか?

①「ええ、すごく悪いです。これはもうシーナちゃんに癒されるしかないなー!それでは○○さんとはおさらばです。もう今日は会うこともないでしょう!」
②「お出かけ……?わ、私とですか?……へ、へー。そうですか。○○さんは私とお出かけしたいんですか。ま、まあいいですよ。行きましょう。シーナちゃんには悪いですけど……」」(2016-11-09 07:23)

にゃる
「地 獄 の 暴 走 召 喚
①シーナヤンデレエンド
レンとのデートの日の夜、彼はベッドですやすやと寝息を立てていた。
バリン、と小さくガラスが割れる音がし、油の足りない、窓の鍵を開ける音が響いた。人影は窓を開け、その体を滑り込ませる。その手際はさながら獣の如く、限りなく無音で彼女は彼の家への侵入を果たした。
「うっ、うう……」
男が呻く。彼女ははっとするが、それがただの寝言であることを知ると、彼女は息を吐く。
今日は秋にも関わらず蒸し暑く、彼は薄手の毛布一枚と、彼自身も半袖と下着姿で寝ていた。
彼女は彼の下着を脱がせる。元よりそれが目的で来た。男のモノが、数時間前まではあの女をよがらせていたモノは、夢でも見ているのか、それともその時の余韻が抜けないのか、それを屹立させていた。
……あの女がウチの○○によがらせられたという事実。身が裂ける程に苦しかった。
彼女は事実を言うと、彼、○○のストーカーというものであった。ストーカーになったのはごく最近、○○が別の女と付き合い始めてからだった。その女は彼女の幼馴染であり、彼女のことを友達だと思っていた。
彼女はそう思わない。○○を奪った時点であの女はただの敵であり、殺したい程憎い対象だった。そして、この日。
彼はその女と関係を結んだ。ラブなホテルに入り、個室で腰を振りあった。彼女はその膂力に物を言わせ、四階に彼らがいたにも関わらず、その窓へと張り付き監視していた。
二人は事を済ますと別れ、彼はこの家に一人で帰って来た。元よりストーカー行為、彼女に言わせれば観察だが、で集めた情報で、家の場所は知っていた。しかし彼女は侵入はしなかった。彼は毎日鍵を閉めて寝ることを知っていたから、侵入したら必ず足がつくから。だが、よりにもよって。この日の彼女は正気ではなかった。傍目から見たら分からないが、彼女からしたら、自分の彼氏が別の女と関係を持ったのだ。無論、彼女が彼と恋人にあった、などという関係は無い。全て彼女の中での話であり、それを気づけというのも無理な話である。
彼女は勃った茎を頬張り、執拗に舐める。これはあの女の中に入り、汚れてしまった。それを清め、マーキングをする為に。彼女のテクニックは、彼から白濁液を吐き出させるのにそう長い時間をかけさせることはなかった。口の中が白く染まり、離した口の端からぽたりと粘液が滴る。未だ硬いままのそれを見て、彼女は自分が、より興奮していくのを実感する。気付けば己の左手は下着をずらし、自らの恥部を乱していた。
彼女は男に跨る。そして彼を自らの中へと誘いこむ。誘われた男の性は、彼女の中を熱く満たした。
瞬間、絶頂。彼女は殺した嬌声を上げ、腰を振る。普通聞かないような、滑った水音が中ぐらいの広さの部屋に響く。
○○は、とうとう腰に来る感触から目を覚ます。しかし、目の前にある景色はどうだ。自分の知り合いの女の子が、腰を振って息を荒げている。始め、彼は自分が夢を見ているのだと思った。だが、自らが感じている下半身の快感から、彼はこの光景が現実であることを理解した。
「お、前……何やって……っ!」
○○は驚きつつも、彼女に声をかける。起き抜けの彼であっても、今彼女が正気でないことは感じ取れた。
「……起きたのか、○○」
シーナは一瞬腰の動きを止める。胡乱で濁った瞳でこちらをちらと見て、再びその体を駆使し始める。
「なぁ……○○、ウチはな、お前が好きだ」
ぽつりと呟かれる愛の告白。嗤いながら、上下に運動しながら、彼への恋心を伝える。
「だけど、俺は……っ」
「なぁ、ウチじゃダメなのか?あの女よりウチの方が、お前を気持ちよくさせられるぞっ?あの胸だけの女より……なぁ、なぁ?○○?」
器用なことに、空いていた彼女の手が○○の肩を揺らす。それは懇願か、それとも。
「……すまない、俺は、体だけじゃない。性格も、全てを含めてあいつの事が好……」
言葉はそれ以上続かなかった。肩にかかっていた手は首へと周り、力を込めていた。
「……あぁ、そうなんだな。なら、こうするしか……」
「ぐ、ぎぃぃ……っ!?ぃや、め……!」
「○○、オマエは一生ウチのモノだ。渡さない、誰にも渡さない……っ!」
彼の肉棒はとぷとぷと性を吐き出した。それは生存本能による、生殖のための最後の行為だったのかは分からない。
骨が軋む音が次第に高くなり、そして、それが限界を迎えた。
「ぐぎぇ」
あまりにも情けない、ヒキガエルが車に轢かれたかのごとき声を出し、絶命する。脊椎という支えを失った頭はごろんと枕の上に落ち、ゆっくりと首を別に動いていた。
「オマエはウチのモノだ。絶対に、絶対に……っ!」
シーナは血流を失った棒を抜き、しかし馬乗りになったまま、もう上がらない、動かない掌を顔へ近づける。
「だから、ウチと1つになろう?ウチの中で、一緒にっ!」
そして、あいも変わらず光のない瞳でそれを眺め、口に含み、噛みちぎった。
口の中が鉄錆の味と匂い、そして未知の味で支配される。人の肉は不味い。それは人が人を食わないで済むための措置の1つであったのだが、彼女にとってそれは、不味いながらも極上の味だった。一口食べるごとに○○の体が私と1つになる。彼女はその感覚が、あの女から○○を奪ってやった幸福と混じっていることを理解した。あの女の悔しがる様が脳裏にありありと浮かぶ。
シーナはさらに食を進める。指は食べる部分が少なかった。骨や爪は勿体無いが、一度出して、後で揃えよう。白濁に塗れた棒は、柔らかくて中々食べやすかった。そしてお腹の肉を食べる。鍛えていた腹筋がそれまでとは違う食感を与えた。彼女は歯ごたえを感じながら、○○を喰い進める。○○の体は、彼女を飽きさせることなく食事をさせる最高の食材だった。
やがて空が白み始めた。時計の針は既に7時を指し、既に三時間が経過していた。不意に、ピンポンと小さくインターホンが鳴る。彼女は気づかない、いや、もしかしたら気づいていたのかもしれない。あの女が来たのだと思っていたのなら。
数分ののちに、ドアが開く音がし、ばたばたと廊下を走る音が近づいて来た。訪問者は、どうやら合鍵を貰っていたようである。鍵を掛けていなかった、部屋のドアが開く。ツインテールの黒混じりの髪がドアから覗く。
「もう、インターホンを鳴らしたのに、お寝坊さんで……すね……?」
レンはその場を見て、絶句。そこにいたのは、すやすやと惰眠を貪る愛しい彼ではない。ベッドの上の彼の体は、その半分近くを喪失し、布が吸収しきれず、一面には血が溢れる。その真ん中には、彼女の「友達」である少女、シーナ。彼女は裸で、全身を血に濡らし、振り向いたその口に、人の「眼」を含みながら……
「……あ、え……?」
レンの脳はこの光景を理解するのを拒否した。どうして?シーナがなんでここに?なぜ裸でベッドの上に?……何故、この部屋はこんなにも赤い?何で、こんなにも嫌な臭いがするの……?そして、あの半壊した人は誰……?
「……あーっ、レンじゃないかぁ……」
地獄の汚泥の如きどろりとした言葉。○○の目をぐちゃと嚙み潰して発された声が、レンを強制的に現実に引き戻し、あまりに残酷な、目の前の光景を直視させた。
○○は死んだ。否、殺された。シーナが殺した。そして、シーナが食べているのは、まごう事なき、○○だ。彼女が殺した、○○だ。人が、人を。親友が、彼氏を。何という異質な光景。何と異常な光景か。
「うぉええぇっ!ゲホッ……うぇええっ!」
むせ返る血の匂いと、凄惨な現場に、レンは嘔吐を抑えることができなかった。朝食べたベーコンエッグを含んだ胃液を床に溢し、一層部屋の匂いをきつくした。
「なぁレン?○○はウチのモノだ。○○はオマエに渡さない。絶対に。だから、な」
シーナが近づいてくる。三日月より薄く口角を上げ、ひたひたと、血の湖を歩く。
「……ゃめ、こないで……っ!」
その願いは虚しく。レンは髪の毛を掴まれ、柱に顔面を打ち付けられた。何度も、何度も。叩きつけるたびに血が柱に奇妙な柄をつけ、汚らしい音を鳴らす。そんな行為が167回続いて、彼女は掴んだ手を離し、首をへし折った。脳漿が飛び散り、既に誰かすらも分からない。
シーナは冷めた目で一瞥した後、再び○○の体を食べ始めた。一心不乱に、心底喜ぶような顔で、彼女ははらわたを食み、血を啜る。骨を齧り、柔らかな肉に牙を立てる。
——オマエは、全部ウチだけのモノだ。だから、ウチと1つになってくれ。
明るくなり、目に痛い程に赤く染まった部屋に、肉を咀嚼し、血を啜る音だけが響いた。
END。いや^〜キツイっす。シーナの得意技は首絞めかなんかなの?嘔吐シーンで興奮した人は私と友達になろう!」(2016-11-09 07:25)

にゃる
「悪 夢 再 び
②暗夜の道、街灯の少ない道を○○は歩いていた。
シーナと関係を持った翌日、彼はシーナにプレゼントを買うために、裏道にある隠れ家的なアンティークショップに来て、シーナの好みそうな調度品を買った。
袋を抱え、道を歩いていると、後ろからざり、と砂を踏む音がした。
「誰だ……?」
後ろを振り向く。誰もいない。いや、正確には『いた』。彼からしたら矮躯のそれは、彼に限りなく接近していた。何のために?
「がっ!」
突然、男が倒れる。そこに立っていたのは、1人の少女だけだった。手に違法改造されたスタンガンを持ち、底冷えするような笑顔でそこにいた。

次に彼が目を覚ましたのは屋上だった。手足は縛られ、壁にもたれ掛けられていた。もぞもぞと体を動かすも、手足の紐は血流を阻害しない程度に、しかし外れないように結ばれていた。
「お目覚めですか?」
視界に少女が映る。彼にスタンガンを押し当て、気絶させて持ち去った当事者。彼女は、レンは不気味なほどに笑顔で顔を覗き込む。
「レン……?ここはどこだ?何で俺は縛られてるんだ?」
何が何だか、といった様子で、○○はレンに聞く。返事はない。あるのはただの笑顔だけ。話す必要は無い……と、そう言っているかの如く。
ふと、彼女は後ろ手に隠していた物を前に出す。それは布であり、所謂手拭いというものだった。彼女はそれを無言で○○に噛ませ、後ろで結ぶ。○○は抵抗しようとするも、手も足も物理的に出せず、猿轡をされてしまう。
「待ってて、○○」
そう言うとレンは○○を放置し、屋上の端へと向かう。フェンスは無く、眼下にはコンクリートの地面が広がっている。
ガタンと音を立てて、建物内に繋がっている扉が開く。開けて出て来たのはシーナだ。○○はシーナの反対、つまり、シーナと互いに確認できない場所に座らされている。
「はぁっ、はぁっ、来たぞっ!○○はどこだっ!」
焦っているような声。息を切らし、乱暴に、レンの方へと歩いていく。
「シーナちゃん、待ってたよ」
普段とまるで変わらない声音で、レンはシーナと対峙する。
「レン……○○はどこにいるっ!?信じられない……オマエが○○を攫ったなんてっ!」
シーナはずんずんと歩いて行き、遂にレンの真正面にたどり着く。
「……ぷっ、あははは!」
「な、何が可笑しいっ!?」
レンが突如として笑い出す。笑いながらシーナの横を通り抜け、再びシーナと相対時する。
「いや、ごめんごめん!これね、ちょっとしたドッキリだったの!シーナちゃんの愛を確かめたくって!ごめんね!○○さんにも本当は同意の上でついてきてもらったから」
「……は?……はぁ?」
へなへなとその場に倒れこむシーナ。それもそうだろう。気を張り詰めて助けにやってきたら、相手からそれがドッキリだと伝えられ、しかも攫われた人も同意の上だという。彼女は安心と虚無感から脱力してしまう。
「なんだ、なんだよっ!そういう事ならもっと洒落で済むものにしろよっ!」
シーナは立ち上がり、レンに詰め寄る。
「だから謝ってるじゃない。それで、テストの結果だけど……」
レンは嗤う。狂気を湛えた瞳を見せないように。
「ばっちり合格だよ。シーナちゃんの愛は凄いね。……だから、死んで?」
えっ、と声を上げる間も無く、シーナの体は宙へと浮かぶ。レンに体を押され、フェンスの無い端から落とされた。その事に気付いた瞬間、シーナの体はコンクリートに激突し、彼女は全身の骨が折れ、血管が破裂する苦痛を、ごく僅かな時間だけ味わい、死んだ。

レンが見下げる地面には、人の体を茎にした歪な薔薇が一輪だけ咲いている。腕と足はあらぬ方向へ曲がり、目を見開いたまま、脳髄を飛び散らしそこに在る。
レンに思わず笑顔が溢れる。彼女は○○の所へ向かい、満面の笑みで彼の足の拘束を解く。しかし、手の拘束は解かない。逃げようとしても、人は両手が後ろに存在する場合、上手く走ることは中々に難しい。彼もそれが分かっているのか、彼女が引っ張ることに抵抗しない。いや、むしろ、彼女の異質さが、彼から抵抗の気力を奪っていたか。
「○○さん、見てくださいよ!あの女は死にました!」
強引に頭を下げさせる。彼は見た。彼の彼女である、シーナが酷く人らしく無い姿となっている様を。そして、レンがシーナを殺したのだと気付き、彼は涙を止めることができなかった。
「なん、で。どうして……何でレンがシーナを……!」
「何でって。邪魔だったからに決まってるじゃないですかー。○○さんは馬鹿ですねぇ。でもそんな○○さんも好きですけど」
「邪魔、って。お前たちは親友だったんじゃ……!」
そう言うと、ふっと笑みが消える。目を薄め、○○に近づく。
○○は抵抗できない。シーナが死んだショックと、目の前のレンが親友を殺したと言うことに呆然としていた。その意識は、レンのキスによって覚醒する。
「……!?」
舌が中に入り込み、口の中を蹂躙する。舌の裏まで舐められた後、唇が糸を引きながら離れる。その顔は恍惚に歪み、白い肌を紅潮させていた。
「やっと、私のものになった……」
気がつくとレンは早業で○○の足を縛っていた。さらに彼女は○○のズボンのベルトを抜き、彼のモノを露出させていた。
「おっきくさせてあげますね……❤︎」
レンはそれを口に含む。彼のモノは口の中でムクムクと大きくなり、やがて最大のサイズになる。○○は動こうとしたが、手足が縛られていることで、もぞもぞと体を動かすことしかできなかった。そして、その状態では、五体満足のレンから逃れることはどうしてもできなかった。
「……ふふ、おっきい❤︎私の胸で気持ちよくなってください❤︎」
彼女は膝立ちになり、○○のモノを、その大きな胸で包み込む。小柄な体躯に見合わない、たわわに実ったそれを動かし、○○に快楽を与える。次第にそれが熱を帯び、やがてそれ程しないうちに、白濁した粘液を大量に吐き出した。
「んんっ❤︎こんなに出すなんて、○○さんのモノは利かん坊ですね❤︎」
顔に掛かった粘液を指で掬い、口の中に入れる。その姿はさながらサキュバスの如く、○○の頭に刻み付けられた。
「でもこれは、『こっち』に出してくれないと❤︎」
レンは自らのスカートを下ろし、寒空の下タイツを脱ぐ。下着を着けておらず、彼女の股からは水飴の如く粘性のある液体が溢れていた。○○は理解する。彼女は、事を致そうとしている。無論、彼とて男、性的な興味は人並みにはある。だが、しかし。この状況は、人を殺害した奴が自分と性行為をしようとするという状況は、彼をして異常と言わしめる。
彼は必死に、死にものぐるいで抵抗する。このまま、彼女の思う通りにされてしまったら。『シーナとの愛が、大切なものを蹂躙されてしまう』のではないか。
だが、その抵抗も虚しく。
「ーーッ、あぁっ❤︎」
レンは腰を落とし、○○の反り立ったソレを、暖かな中に挿入する。たちまち、胸とは違う感触に包まれる○○のソレは、より一層硬く、太くなる。
「むぐっ、むぐぐーっ!」
シーナの中とは違う、異色の感触。シーナが鍛えた筋肉による締め付けのソレだとしたら、レンの中は、小ささで男のソレを包み込む蜜壺。否、ウツボカズラ。甘い蜜の香りに誘われて挿入したが最後、白濁を放出することは避け得ぬ事だった。
「はあ、っ、あんっ❤︎んんぅ❤︎」
レンは腰を上下に動かす。その度に白濁液でデコレートされた大きな胸は揺れ、音を立てて粘液を股から流す。見る人が見たら、それはただ、女が少し快楽を感じすぎているだけの普通の光景かもしれない。しかし、当事者にとっては違う。
塗り替えられていく。記憶の中のシーナが。初めてのデートに遊園地に行った記憶が。文化祭の時に初めて感謝の気持ちを口にしてくれた記憶が。初めて会った時の、ツンツンしていた彼女の記憶が。レンの体が上下する度に、途方も無い快楽で上書きされていく。快楽が湧いては沈着する。脳細胞1つ1つが、快楽を味わうだけの機関にされていく。
「あっ❤︎さらに太くっ❤︎イクんですねっ❤︎いいですよ❤︎私の中にいっぱい出してくださいっ!❤︎私もっ❤︎イクっ!❤︎イっちゃうぅっ❤︎んんーっ❤︎」
レンが絶頂すると同時に、彼女の中が○○のソレを搾り取ろうときつく締め上げる。○○も同時にイキ、彼女の股から溢れ出る量の白濁液を放出する。最早、彼は抵抗する素振りも見せない。只々、レンの奥で精を放出するだけだ。
「あっ、ぁ……❤︎こんなにいっぱい……❤︎すごいです❤︎」
息を荒げ、熱い精の入った腹を撫でる。その光景は、今や○○の目には淫靡な悪魔が舌舐めずりをしているようにしか映らず、出したばかりだと言うのに、その一物を再び中で大きくしていった。
「……あ❤︎まだイケるんですね❤︎イケますよね?❤︎私のお腹が膨らむまで、たーっぷり❤︎○○さんの特濃ミルク、出してください❤︎」

何度も何度も、○○はレンの中で精を吐き出す。彼のモノが萎えようとも、レンは自らの身で彼を興奮させ、その精を搾り取る。
果たして、それは何度目だろうか。最早意味のある言葉すら発することが出来ないほどに、脳内を快楽で支配されている一組の男女がそこにはいた。腕、足の束縛は緩み、今では胸を揉みながら、乱暴なキスをしながら、互い互いにその身を貪っている。
「ふっ……!ぐっ、あぁっ!」
「あっ、あっ❤︎あぁ〜〜っ❤︎イグぅ❤︎イグぅ❤︎❤︎」
薬物中毒者みたいに激しい快楽に身をよじらせる。レンは何度、何百度イったか分からない。愛する者の愛を、その子宮で味わい、その快楽を噛みしめる。
「はあっ、はぁっ、はぁっ……」
「あっあぁ、○○しゃん……しゅごぃぃ……❤︎おなかぁ……❤︎せーしでいっぱい❤︎ぽっこりしちゃってますぅ❤︎」
それを最後の言葉に、彼女はその場に気絶する。快感だけでその体を動かしていた彼女は、糸を切ったように動かなくなった。
「……」
一方で、○○は意識を保っていた。何故だか。何故だか分からないが、無性に悲しくて仕方がない。ぽろぽろと涙が落ち、止まらない。
「うっ……く、ぁぁ……!!」
あぁ、もう顔も思い出せない。確かに自分には、将来を誓った仲の女の子がいたのに。だが、それは1人の捕食者(プレデター)に蹂躙されてしまった。快楽に抗うこともできず、ただされるがまま。あったという事実だけしかもう記憶にはない。
「ぁぁぁ………!!ぅぁぁ……っ!」
それが余りにも悲しい。これでは、その子も報われないではないか。俺が、こんなに弱いから……!
《……泣くなよ、○○》
それは、幻覚だっただろうか?しかし、少なくとも○○の目には写っていた。そこには女の子が立っていた。ややぼさぼさした茶髪で、その顔は、どこか懐かしく……
《ほら、こっちにこい。ウチが慰めてやるから》
「……あぁ。……ごめんな」
《謝るなよ。らしくないぞっ?》
「ごめんな……。ごめんな……」
そして、ゆっくりと○○は歩き、やがて、その足は宙へと投げ出され、

陽の光と鳥のさえずりで、彼女は目を覚ます。屋上の床は冷たく、あんなにも火照っていた体はすっかり冷め、鼻が少しぐすぐすした。ふわぁと欠伸をし、周囲を見てみると、○○の姿が無い。さては○○さんは、既に起きていて、私を驚かせようと隠れているのではないか。そんなことを考えながら、彼女は乱れていた服装を直し立ち上がる。股からは、昨日に彼が出してくれた愛の証が滴り、その下着を、タイツだが、濡らす。そこで、ふと気づく。なにやら下が騒がしいような。ガヤガヤと賑やかで、時々悲鳴も上がっている。写真が取られる音もする。何だろう?そう思って、彼女は下へと降りていく。
学校の中から出ては怪しまれるので、彼女はトイレの窓から外へと出、何食わぬ顔で衆人に合流する。
「どうしたんですか?何かあったんですか……?」
白々しく前の生徒に話を聞く。勿論、これがあの女、シーナが死んでいることについてなのは明らかだ。だからこそ、彼女は笑みを見せないように、あくまで事務的に話を聞いていたのだが。
「あっ、レンちゃん……その、ね。学校内で事件だって。人が死んでたの。女の子1人と、それから男の子。……どうかしたの?」
……今、何と言ったのだ?女の子。それは分かる。私が突き落としたのだから。じゃあ、男の子は、誰?……嫌な予感がして、レンはその小さな体で野次馬をすり抜け、前列へと出る。そこにいたのは。
「う、そ……。○○……?」
膝から崩れ落ちる。目の前にいたのは○○だ。ただし、その体は既に原型を失い、骨が内部から飛び出すほど、激しく損壊していた。コンクリートが赤黒く染まり、頭部からは、その薄く茶色い脳髄を、比較的綺麗な姿で見ることが出来る程度の窪みができていた。
「これは、何……?夢?あぁ、そうか、夢なんだ。アハハハ、夢、夢、そう夢。だってそうだもん、そうに決まってる。夢、悪夢、まぼろし……きゅぅ」
意識を保てなくなり、その体を地面へと投げ出す。周囲がざわつき、混乱が広がっていく。やがて教諭が駆けつけ、その場は収束した。生徒は一部を除き全員が自宅待機となり、向こう1週間、学園閉鎖となる事が決定した。

次に彼女が目を覚ましたのは、白いカーテンに囲まれた、ベッドの上だった。
「……ここは?」
「ようやくお目覚めかい?レンさん」
「……あなたは?」
ベッドの端に座っていた子に声をかけられる。確か、名前は……
「僕はメイタ、とは名乗ってるね。勿論本名じゃないけど」
「私に何か用ですか……?何故私はベッドで寝ていたんですか?」
「その事だけれど、起き上がれる?きちんと立って、ベッドから出ることはできる?」
「は、はい……」
立ち上がり、ベッドから出る。靴下のまま歩きながら、カーテンを開けて外へ出る。そこには、警察の人が数人いた。
「警察……?」
「天宮恋さん。早速で悪いですが、貴女には逮捕状が出ています」
「……今、何と?」
「○○さん殺しの容疑が貴女には掛けられています。ですが貴女にはまだ証言による弁解が残されています。……貴女は、昨日の夜、何をしていましたか?」
困惑する。何故私に逮捕状が出ているのか。それに、その罪状。それではまるで。○○が死んだみたいじゃないか。
「おかしなことを言う人たちですね。ねぇ、そう思いますよね、○○さん?」
レンは虚空に話しかける。当然、誰もいない。
「えっ、それは妬いているだけ?なぁんだ、そうだったんですか!まあ、そうですよね!私たちは深い愛で結ばれてるんですから!勿論、体でも!昨日の○○さんは激しかったです❤︎私、絶対孕んじゃいました❤︎名前は何にしましょう?私はですね、○○さんの名前をもじったものがいいと思うんです❤︎籍はどうしますか?卒業まで待ちますか?それとも今から入れて……いやいや、そうしたら最終学歴が中卒になってしまいますね。それなら本当に惜しいですけど、卒業まで待ちます。卒業したら、細やかに式を挙げましょう!ふふっ、楽しみです!その時には私も一児の母ですね!子供を抱きながらバージンロード歩いて、隣に貴方が居てくれて……なんて素敵。それなのに、この人たちは貴方が死んでるんです、だって。おかしいですよね?だって○○さんは此処にいる。あなた方一体何処を見てるんですか?」
「……中々にクレイジーだね。でも、ひとまずは拘束しよう。責任能力の有無を確かめるために……」
メイタの指示で警察が動く。たちまちレンの腕には手錠が掛けられ、連行される。
「な、何するんですか!?何で私は手錠を掛けられて……?嫌、嫌ぁ!○○さん!助けてください!○○さん!?何でこっちを生暖かい目で見てるんですか!?○○さん!」
「レンさん。○○はもうこの世にいないよ。いないんだよ……」
「い、ない?嘘だ、嘘だ嘘だ嘘だ!!!○○!○○はどこ!?いない、何で!?私のそばにいたのに……!○○!○○!?あっ、あああぁぁぁ……っ!」
「……見ていられないよ。連れて行って」
レンは連れて行かれる。錯乱しながら、わめきながら、この世からいなくなってしまった彼の名前を呼び続ける。
そして彼女が拘束されてから数週間。彼女はひっそりと息を引き取った。手元には、「○○に会いたい」とだけ書かれた紙を持って。結果として事件は彼女を犯人として進められ、解決した。
……レンが再び○○と会えたのか、それは分からない。
END。長くなっちゃった。これだけで半分いってる。」(2016-11-09 07:25)

ター坊
「救済ルートはないのか!
どちらのルートに行っても主人公が死 ぬゲームとは。L☆Hはイチャラブのハズだけど、バッドエンド系も用意すべきかな?
効果も独自のカウンターに変化し、ヤンデレの名に恥じぬ味方を殺して(除外して)2枚ドロー。有益ではあるけれど良心が…。そしてPゾーンに行くとみんなヤンデレ化だと!?」(2016-11-09 09:19)

にゃる
「ター坊さん、コメントありがとうございます。
いや、置換能力持たせないとこいつだけとんでもなく使いにくくなりますしね。仕方ない。カウンターの名前が思いつかなかった。
というか、効果を考えた時間は10分なんだ。すまない。説明は8時間ぐらい合計で掛けたと思う。直接的な言葉が使えないのマジきつい。」(2016-11-09 14:32)


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