万有商会会長ディッタ

名無しのゴーレムさんの作成したオリジナルカードです。

種類・種族		カテゴリー名
【サイキック族／特殊召喚／効果】		万有商会
属性	レベル	攻撃力	守備力
	10	2000	2000
このカードは通常召喚できない。自分・相手フィールドの「万有商会会長ディッタ」以外の「万有商会」モンスター3体をリリースした場合に特殊召喚できる。①：自分フィールドにこのカード以外のモンスターが存在する場合、このカードは相手の効果を受けない。②：1ターンに1度、手札の「万有商会」カード3枚を公開して発動できる。そのカードを全て相手の手札に加える。その後、相手のエクストラデッキのモンスター1体を選び、召喚条件を無視して自分フィールドに特殊召喚する。③：自分・相手ターンの終了時にカード名を1つ宣言して発動できる。相手の手札を確認する。宣言したカードが相手の手札にある場合、そのカードを全て自分の手札に加える。宣言したカードが相手の手札にない場合、自分は手札を1枚選んでデッキに戻す。
作者		作成日時
名無しのゴーレムさん		2016/10/26 21:53

イイね！

名無しのゴーレム
「（色々あって）長かった万有商会もこれで一区切り。徹底的に相手の力を利用するこのカテゴリの切り札らしく、コストさえ用意すればエクストラデッキからモンスターを拝借するという暴挙に出ます。そのコストすら③で回収する鬼畜っぷり。まあ強引に手札を増やして破滅させるのもアリではあるのですが……

万有商会を立ち上げ、世界を相手にする大商団にまで育て上げた女性。金以外のものに価値を感じられず、その才能も相まって常人には理解されない感性を持っている。彼女自身それを受け入れているが、同時に他の人間の気持ちを理解したいとも思っている。

ディッタ「…………」
ツグミ「ディッタさん、どうしたんですか？」
ディッタ「ツグミんか……いや、少し考え事をね」
ツグミ「そうですか……あの、ディッタさん」
ディッタ「なんだい？」
ツグミ「……この世で一番大切なものって、何なんでしょうか」
ディッタ「……これはまた、随分哲学的な質問だ。私にそれを問う意味が分かっているのか？」
ツグミ「やっぱり、お金……ですか？」
ディッタ「私にとっては、ね。金はすべての代替品だ。無論金でどうにかならないものだって世の中にはそこそこあるが、私にはそれらに価値を見出せなかった……だから、私はこうなったんだよ」
ツグミ「…………」
ディッタ「……君はどうだい？わざわざ私に尋ねてきたんだ、自分なりの考えくらいはあるんだろう？」
ツグミ「私は……私は、イヴェールの皆さんのことが好きです。下っ端の私にも、とても良くしてくださって……」
ディッタ「それは、情に付け込もうとする彼らの策謀じゃないのかい？」
ツグミ「……そうかもしれません。でも、私はあの人たちを信じたい。人の善意はお金とは関係ない……そう、思いますから」
ディッタ「フフフ、実に面白い意見だ。これまでずっと私の側にいた君が、私と相異なる考えを持った……ああ、実に興味深い」
ツグミ「お願いです、ディッタさん……商会の力を貸してください。『大戦争』を止めるための力を……」
ディッタ「…………給料半年分。それくらいはサービスしてあげるよ」
ツグミ「つまり、そこから先は……」
ディッタ「ああ…………楽しい楽しい、商談の時間だ。何しろ商会すべてを動かすんだ……君は、何をテーブルに置くのかな？」

」(2016-10-26 21:53)

風鼠
「この世で一番大切なモノ…ホントに人それぞれで変わりそうな話。
それにしても給料半年分…欲しい（おい
」(2016-10-26 22:14)

名無しのゴーレム
「風鼠さん、コメントありがとうございます。
何の躊躇いもなく金と言い切るディッタと悩みながらもそれを否定したツグミ……まあ、どちらが正しいという話ではないでしょうが。

ディッタ「やだなぁ、そんなの前借りに決まってるじゃないか。彼女にはこれから半年、無給で働いてもらうとするさ」
ツグミ「鬼！悪魔！銭ゲバ！」」(2016-10-27 14:34)

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