護蒼騎士 ラブリア

廃人
「敵じゃないよ味方だよ(一応)モンスターの数も大分増えてきた感じです。モンスターも残り少なくなってきました。Ｘはまだ割と残ってますが。細い身体なのに大鎌を振り回す医療騎士(欺瞞)絶対前線に出てた方が良いなコイツは。
名前の由来は「曹灰長石(ラブラドライト)」から。ラブライブじゃ無いぜ。

召喚時に手札の☆３騎士ＳＳ効果、同名以外の騎士がいれば攻撃されない効果、使ったターンの終わりに死ぬリスクのある護蒼騎士版「背徳の堕天使」効果を持っています。
☆３の中では一番攻撃的かも。

・すとろんぐいしじま
その日、救護所の雰囲気は何処かいつもと違っていた。傷を負った騎士達が唯一緊張を解く場所であるにも拘らず、救護所内は異様なまでに緊張感に包まれていた。
「ねぇ……誰にやられたの？誰なの？どいつがやったの？誰を始末すればいいの？」
主に、今日担当する医療班の騎士のせいであるが。

彼女の名はラブリア。フローラと共に医療班に配属されている騎士であり、治癒魔法の技術も彼女に劣らぬ腕前である。だが、その熱烈で狂気的なまでの保護欲と独占欲、そして仲間を傷付けた者に対する冷酷で残忍な報復っぷりから「狂愛の騎士」と呼ばれ、同じ騎士団の仲間からすらも恐れられている。
治療を受けに来たクオーラは、一刻も早くこの場を離れたい気持ちでいっぱいだった。
「ワタシだけなのに……」
「えっ……」
急に俯いたかと思うと、か細い声でそう呟くラブリア。よく聞き取れなかったクオーラが聞き返そうとすると、途端に傷を負った右腕部分を掴まれた。
「痛っ！？」
傷口を無理に動かされ、身体に走る痛みに顔を顰めるクオーラ。だが、その痛みは目の前の恐怖に上書きされた。
「クオーラを傷付けて良いのはワタシだけなのに！クオーラはワタシのものなのに！クオーラの髪も目も涙も血も骨もみんなみんなワタシだけのモノなのに！それを傷付けるなんて……絶対に許さないよ。ワタシのものを勝手に傷付けたヤツは絶対に許さない。ねぇ、だれなの？ソイツは今どこにいるの？どうすれば殺せるの！？ねぇッ！？答えてよ！答えなさいよ！はヤく！ハやく！」
「ひぃっ……」
光を失った双眼がはち切れんばかりに見開かれ、顔が付く程の至近距離まで迫るラブリア。その殺気と狂気を真正面から受け、クオーラの顔が恐怖で青く染まる。
「……まぁいいわ、そんなのいつでも殺れるもの。そんな塵の事なんていちいち気にしちゃいられないわ。それよりも……あぁ、クオーラ。どうしてそんなに怯えてるの？何がそんなに怖いの？ワタシは治癒の騎士だよ？」
そう告げると同時にクオーラの右腕に光が集まり、次の瞬間には傷は完全に癒えていた。
「あっ……」
クオーラが恐る恐る見上げると、そこには満面の笑みを浮かべるラブリアが。
「ね？治っちゃったでしょ？ワタシの力なら、どんな傷だってすぐ治っちゃうのよ。スゴイでしょう？だからなにも怖くないよ？どんなに傷を負ったって……いくら壊れたって……すぐに治せるんだもん」
次第に言動がおかしくなって行くラブリアに、安堵しかけたクオーラは再び嫌な予感を覚える。
ラブリアの瞳が見開かれる。やはりそこに光は無く、狂気が渦を巻いていた。
「あっ……」
拙い。そう思い、その場から逃げ出そうとするも、次の瞬間にはラブリアに首を掴まれていた。
「ぐっ……！」
「あぁ……いいよ、クオーラぁ……。その怯えた顔が堪らないの……どうしようもなく可愛くて、滅茶苦茶にしたくて、壊したくて、堪らないわ」
恍惚の表情でクオーラを見下ろすラブリア。
「その目を潰したらどんな声を上げてくれるの？喉を潰せばどんな反応をしてくれるの？内臓の色は？身体の中はどうなってるのかな？ねぇ？ワタシはクオーラの全てが知りたいの。血も肉も骨も、全部、ぜんぶ。いくらでも壊して、いくらでも治して……クオーラの全てを解剖(バラ)してみたいわ。そうすれば、もう何もかもがワタシのモノになるの。クオーラの全てがワタシのモノに……あぁ、なんて素敵なの」
ラブリアの吐息が荒くなり、その頬は真っ赤に染まっている。そんな扇情的な姿も、狂気的な言動と目の所為で単に恐怖を煽る要因でしかなかった。
「い……や……ぁ……」
死よりも恐ろしい未来を想像し、クオーラの瞳から涙が零れる。恐怖で身体がうち震え、股間からじわりと暖かいものが溢れ出るも、そんな事を気に掛ける余裕はクオーラには無かった。
目前に迫った狂気が、今まさに自分を壊さんとしているのだから。
「ふふ……それじゃあ、先ずは何処からうきゅっ！？」
そう言いかけたラブリアから、不意に素っ頓狂な声が発せられる。その原因は、ラブリアに振り下ろされた鉄拳であった。
「いったぁーーい！何するのよぉーー！」
頭にたんこぶをこさえたラブリアが涙目で鉄拳を放った人物に叫ぶ。だが、その人物の正体を理解した途端、今度はラブリアの顔が青く染まった。
「オイ……テメェにゃ学習能力ってモンが無ェのか……？」
青筋を立て、口角を引き攣らせたインディゴが、羅刹が如き怒気を放ちながら仁王立ちしていたのだから。
「だ、だって……だってぇ……」
「うるせェ！」
「ぴぃっ！？」
言い訳をしようとしたラブリアをインディゴは一蹴。涙目のラブリアは完全に怯え切った表情。先程とは打って変わって幼子のような雰囲気のラブリアに、クオーラは理解が追い付かず混乱の極み状態であった。
「どうやらテメェにゃ言葉で言っても通じねェようだな……歯ァ食いしばれッ！」
「ふぇ？……ぐぼっ！？」
インディゴの渾身の右ストレートがラブリアの左頬に炸裂。そのままラブリアは壁まで吹き飛ばされ、白目を剥いて気絶してしまった。
訳が分からないクオーラに、ゆっくりとインディゴが近付く。びくりと肩を跳ねさせ、小鹿のように震えるクオーラの頭に、インディゴがそっと手を乗せる。
「悪かったな……怖い思いさせちまって」
そんなクオーラの恐怖を解すように、優しい声音でそう語り掛けるインディゴ。
「アイツは決して悪い奴じゃないんだが……何というか、自分本位過ぎるところがあってな。その結果、ああやって暴走しちまう事が良くあるんだ。まぁ、大抵は一発ブン殴ってやりゃ大人しくなるんだがな。だが、今回は別だ。何も知らないお前を酷い目に遭わせようとしたんだ……相応の落とし前って奴だな」
そう言って笑いかければ、クオーラの緊張の糸が完全に解ける。
「インディゴ、教官……」
「よしよし、もう大丈夫だ」
漸く恐怖から解放されたクオーラは、幼子のように泣き喚いた。

しばらくして、クオーラを落ち着かせたインディゴは、改めてクオーラの様子を見る。恐怖のあまり失禁してしまった為、クオーラのへたり込んでいる床には水溜りが出来ていた。
「あ～……まぁ、何だ。無理もねェよ、あんな目に遭っちゃ……な」
「もう死にたいッス」
人前で失禁するという醜態を晒したクオーラは目に見えて落ち込んでいた。
「そう落ち込むなって。誰にも言わねェし、アイツにもちゃんと口封じしておくからさ。それより、確か此処にゃ備え付けのシャワーがあったな。今すぐ浴びてこい、風邪引いちまうからな。後始末はアタシがやっておく。着替えも持って来てやる。……まぁ、部屋には入る事になっちまうけど、別にヘンに漁ったりしないから心配すんな」
「でも、教官にそこまでさせるのは……」
「イイって、気にすんな。ホラ行って来い」
申し訳無さそうにシャワー室へと向かっていったクオーラを見送ると、インディゴは虚空に向かって言葉を投げかける。
「ラブリアの監視と事態の報告ご苦労さん。だが、今回の事は他言無用だぞ？分かってンな？」
そう告げると、入口付近の影から音も無く現れるコーディ。
「ああ、当然だ。俺は決して他者の尊厳を傷つけるような真似はしない」
「アユイに聞かせてやりてェなその言葉をよ……まぁ、その点に関しては信頼してるよ。ホレ、とっとと行った行った」
「あら冷たい。まぁ良いか……アディオス」
そして、再び音も無く消え去ったコーディに対し、インディゴは『まるでニンジャか何かのようだ』と思ったそうな。

後日、クオーラは今回の件がトラウマになったのか、ちょっと触れただけのシリカを反射的に殴り飛ばしてしまったとか。」(2016-08-25 14:47)

白金　将
「なんで医療班なのに大鎌持ってるんですかね……ｺﾜｲ
それはさておき、コマンドナイト的な狙われない効果と、エンドフェイズの自壊付きだけど手札１枚切っての破壊効果は優秀。エンドフェイズまでにエクシーズしてしまえば問題ないのでカテゴリの中でもかなり優秀な部類に入りますかね。見た目怖いけど（ガクブル」(2016-08-25 15:00)

ランペル
「ストロングな彼はチャンピオン奪還の時が来るのだろうか…
大きな鎌を持った医療班…ヤンデレ風味がいたします、医療班の方ラブリアさん。前線よりは少し後ろあたりで戦闘にも治療にも参加できそうな位置にいてもよさそうですね。いや、でも貴重な治療をする人がもし戦闘で倒れるといけないので、やっぱり後方で治療に専念してもらった方がいいかな？
そして運悪く？傷を負ってラブリアさんの治療を受けることになったクオーラさん…お気の毒です。しかも初のご利用との事。初めて来てこのような方がおられたらそりゃビビりますわ。しかも傷つけるのは私だけ宣言と独占欲がお強いですねぇ。これ、来た騎士の人ほとんどに言ってるのかな？笑顔はかわいいのだろうけどね…。その欲は狂気的…。その狂気でクオーラさんを失禁させてしまうほど…やべぇ…。
そしてクオーラさんに手を出そうとしたその時背後から正義の鉄拳！そこにはインディゴさんが！ｷｬｰｲﾝﾃﾞｨｺﾞﾈｴｻｰﾝ！
日頃から暴走してたりするラブリアさんにお灸をすえる。その後にクオーラさんを気遣い着替えとかいろいろしてくれる。姉さん優しいぜ…クオーラがシャワー室へ行った後に虚空に変人の名が…いるような気はしたんだ（未来予知）コーディさんは諜報関連で優秀すぎませんかね（褒め言葉）その点には配慮をしているコーディさん。やっぱいいキャラだわ。音もなく消えたり出てきたりするコーディさん。まさに忍者。というか忍者じゃね？（※騎士です）
トラウマ気味になってしまったクオーラさん。シリカに声をかけられ肩をたたかれた時に殴り飛ばした情景が浮かんだ。殴った方も殴られた方もなんか気まずいですね。治療するだけでトラウマを与えるなんて、ラブリア…恐ろしい子…ま、まぁそれも騎士のみんなを思っての事だから（震え声）
召喚時に手札からレベル3護蒼騎士をＳＳできる効果と自身以外に護蒼騎士がいれば攻撃対象にされない効果。さらに手札かフィールドから護蒼騎士カードを墓地に送ってフィールドのカードを破壊する効果。打点はレベル3の中では最高で除去効果持ちでかなり攻撃的ですね。仲間が傷つけられれば自分を犠牲にして相手へ報復すると…彼女なりの愛なんですね。ですが除去を使った後はＳＳできなくなるので、使うならしっかり展開して使いたいところですね。自身をコストに使って発動もできたりできるので、除去として使う時もありそうですね。墓地送りって自身をコストにしても効果適用されますよね？
ＳＳ効果も便利なので結構活躍してくれそうですね。」(2016-08-25 19:08)

廃人
「＞白金　将さん　コメントありがとうございます。
最近の医療班は武器だって持ってますよ多分(適当)
確かにコマンドナイトのような効果ですね、召喚時に他の騎士を呼べるので、それ＋切り込み隊長って感じかも。
除去効果を使ったターンにＸ召喚は行えないので、Ｘ召喚をしたければこのカードを素材にするのは諦めて、完全に除去要因として扱うと良いでしょう。もしくはカードの発動コストにするのも良いかも。
怖いけど優秀。でも怖い(白目)」(2016-08-26 11:11)

廃人
「＞ランぺルさん　コメントありがとうございます。
最初以降全く音沙汰無しで寂しいよ初代ストロングさん。
飾りじゃない大鎌で洒落にならない事する医療班の騎士です(矛盾)おっかなびっくり治療を受けつつ後衛でのサポートをこなしてもらいましょう。アレだけど戦闘時には真面目だから(多分)
不運にもラブリア担当時に診療に来ちゃったクオーラ。初体験はまさかのヤンデレ、これはひどい。凄まじい独占欲と歪んだ愛情は、大体来た人全員に向けられています。大抵流されるか(物理的に)大人しくさせられますけどね。
当然そんな事知る由も無い初物クオーラはその狂気に中てられしめやかに失禁。無事おもらしキャラとしての地位を確立する事に。ナムアミダブツ！
ピンチの所にインディゴ教官。正義の鉄拳が(味方に)炸裂。
戦闘が絡まなければ完全に気のいい姐御といった感じのインディゴ。世話焼きで気遣いも出来るのに男運には恵まれない模様。
当然いますよ変人(予定調和)
諜報活動で正体を知られた事は一度も無い程度には優秀ですコーディ。紳士なので気を許せる仲のアユイとか以外は最大限プライバシーを守ります。仕事を終えたら闇に紛れて退散。ニンジャでは無い、騎士だ(欺瞞)
後日の様子はこんな感じ↓
シリカ「あ、クオーラだやっｈ」
クオーラ「うわああぁぁーー！」
シリカ「ぐがぼっ！？」
渾身のアッパーカットが炸裂し、シリカはラブリアでは無くフローラのお世話になった模様。
イキスギな愛は騎士達に恐怖を植え付けます。でも皆の事は大好きですから(震え声)
その攻撃性を象徴するかのように、☆３騎士の中では最高打点を持っています。仲間の犠牲による報復心は相手を問答無用で抹殺します。例え自身を犠牲にしようとも絶対殺すウーマン。この手の効果で墓地に送るカードは大抵自身は選べませんが、このカードに関しては自身も選べます。容赦無く。
まぁ基本的には①の効果で展開要員にするのが一番平和ですね(現実逃避)」(2016-08-26 11:25)