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【12】稲荷の供え物

白金 将さん の作成したオリジナルカードです。

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【12】稲荷の供え物
種類・種族 カテゴリー名
- 稲荷
属性 レベル 攻撃力 守備力
- - - -
①自分のデッキから「稲荷」カードを3枚墓地へ送って発動する。発動時に墓地へ送った3枚のうちの1枚と同名カードをデッキから手札に加える。 ②このカードが墓地に存在する場合、自分メインフェイズにこのカードを除外して発動できる。カードを1枚ドローし、その後手札の「稲荷」カードを1枚相手に見せ、デッキトップに乗せる。手札に「稲荷」カードがない場合は手札を全てデッキに戻してシャッフルする。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンでは発動できない。
作者 作成日時
白金 将さん 2016/08/21 12:34



白金 将
「※これで「稲荷」カテゴリは終わります。次はあの有名ゲームたちのオマージュ的なカテゴリを上げる予定です。



――3か月。あの不思議な体験から、それだけの時間が経った。
山から転落した僕は捜索されていたらしいが、車が見つかっても僕がいないことから行方不明扱いになっていて僕の方が驚いていた。里のことがちらりと頭によぎったが、きっと信じてもらえないだろうということで僕は適当に森の中をさまよっていた、と嘘をついた。

そして、今、僕は田舎の実家に帰って来ていた。両親が病気で亡くなり、実家の管理を任されることになったのだ。
両親の形見や、昔の僕が使っていた物を段ボールに詰めていくさなか、突然、実家の裏にある「あれ」を思い出した自分がいた。


料理なんてしたことがなかった。
少々形は悪いが、なんとかして、おいなりさんは完成した。味をしみこませるのに数時間かかるのは予想外だったけれど。

僕はそれを紙皿の上に乗せ、家の裏にある祠――お稲荷さんの祠の中にそれを入れ、手を合わせる。確か、両親は農家をやっていたから豊作願いとして崇めていた、と聞いている。
だが、僕の脳裏に浮かんだのは、あの稲荷の里にいた狐娘たちのことであった。すると寂しさに覆われ、心細い気持ちになってしまった。もうあんなに時間が経ったというのに。



去り際、草陰から音がした。
音の方向を向くと、そこには、お腹を少し膨らませた狐巫女が立っていて、僕のことを笑顔で見つめてくれていた。」(2016-08-21 12:34)


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