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護蒼騎士 ソウ

廃人さん の作成したオリジナルカードです。


護蒼騎士 ソウ
種類・種族 カテゴリー名
【戦士族/効果】 護蒼騎士(アクアマリン・パラディン)
属性 レベル 攻撃力 守備力
4 1800 2100
「護蒼騎士 ソウ」の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。②:自分フィールドにこのカード以外の「護蒼騎士」モンスターが存在しない場合、自分の墓地のこのカードと同じレベルの「護蒼騎士」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを効果を無効にして特殊召喚する。その後、このカードとそのモンスターを素材として「護蒼騎士」Xモンスター1体をX召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。③:フィールドのこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。デッキからレベル4以外の「護蒼騎士」モンスター1体を手札に加える。
作者 作成日時
廃人さん 2016/08/13 9:53



廃人
「最近エフェクトが面白い。今まではsaiでしたがこれはその比じゃない位ハマりますねヤバい。もっと描いて慣らさないといけません(中毒患者)
影を落とした感じの中二っぽい騎士。シルエットだけ見ると藍神に似てなくも無いかも。名前の由来はラピスラズリを構成する鉱石「ソーダライト」から。

自分の場にモンスターがいなければSS、他に騎士がいなければ墓地の同レベル騎士引っ張ってきてX召喚、場から墓地に行けばレベル3or5の騎士をサーチ
マイティ・ソーでもジグソウでも無いよ(唐突)

・すてぃえれん
空を覆い尽くす暗雲が太陽を覆い尽くし、王国に数え切れない雨粒が勢い良く降り注がれる。生憎の雨天に見舞われ、それまで外にいたアズナは慌てて物陰に身を寄せた。
「あぁ~……ついてないなぁ……」
巡回中だった為に傘も無く、雨の勢いも弱まる事は無さそうだ。濡れ鼠になって帰るしかないのか、と途方に暮れていたアズナは、ふと一人の人物に気が付く。

その人物は雨の中、傘も差さずに独り立ち尽くしていた。腰まで伸びた長い髪はべったりと服に付き、何処か憂いを帯びた瞳は何処までも暗く、
人を寄せ付けぬオーラを放つ騎士、名はソウ。多くを語らず、人と関わる事を避ける孤高なる騎士。その騎士が何故こんな悪天候の中、独り遠くを見て立ち尽くしているのか、アズナはそれが気になった。
「おーい!ソウー!」
故に話しかけた。
返答は、無かった。
ほんの僅かに此方を一瞥したソウは、そのまま何処かへと去って行った。
「ソウ……どうしたんだろう」
去り際に垣間見えた、何処か寂しげな瞳が、アズナの胸にいつまでも焼き付いて離れなかった。

降りやまぬ雨に晒されながら、ソウは歩みを進める。やがて辿り着いたのは、街はずれにある古びた教会だった。傍らには、誰の物とも分からない小さな墓石が立てられている。
その墓石の前に、ソウは立っていた。何かを祈るように、過去を懺悔するように、瞳を閉じて立ち尽くすソウ。
やがてその瞳を開き、静かに言葉を零す。
「オレは……まだ、迷っている」
心の内にある葛藤を、静かに吐露するソウ。何処か不安気な表情で、更に言葉を紡いでいく。
「このまま騎士を続けるべきなのか……騎士を辞めて楽になるべきなのか……」
嘗て、正義の英雄を夢見て騎士を目指した少年は、己が手が数多の敵を斬り血で染まった現実を前に、揺れ動いていた。自らの信じる理想の正義からはかけ離れ、葛藤の日々を送るソウは、今まさに人生の岐路に立ち尽くしていた。
「アンタが言っていた答えは……まだ、見つからない」
墓前に投げかけるは、彼が普段決して見せない弱々しい言葉。
「アンタなら、その答えを教えてくれたのか?」
墓石は、何も答えない。
「分からないよ……ターコイズ」
返る事の無い答えを虚空に探すように、再び曇天を見上げるソウ。その暗い空は、孤独なる騎士の迷いを体現しているかのようだった。

暫し佇んでいたソウは、踵を返し王宮へと向かう。望む答えの見つからぬまま、迷いを湛えた瞳に、ふと一つの影が映った。
「やあやあ、ソウ」
その影はアズナであった。傘を差して笑みを浮かべている。「何の用だ」と問う間も無く、ソウはその手を引き寄せられる。一つの傘に二人の人間が入り、所謂「相合傘」状態となる。
「え、えへへ……何かこういうのって、ちょっとドキドキするよね」
少しだけ頬を赤くしたアズナが、苦笑しながらそう呟く。自分からその状態に持ち込んでおいて何を言っているのだろう、とソウは思った。
「うぁっ……びしょ濡れじゃん!風邪ひくよ!?」
ソウの状態に気が付いたアズナが今更といった段階でそう声を上げる。
「もぉー、悪い癖だよ?」
仕方が無いとった調子でそう呟き、首から掛けていたタオルでソウの髪に付いた雨粒をふき取るアズナ。一瞬煩わしそうに顔を顰めたソウだが、特に抵抗する素振りも見せず、されるがまま。
「とりあえずは、よし!でも、早く帰って乾かした方が良いね」
れっつごー!なんて掛け声を上げながら、アズナはソウの手を引いて王宮へと歩き始めた。

降り頻る雨を物ともせず、揚々と街道を練り歩くアズナ。その手を引かれるまま、ソウもそれに追従する。広場の手前に差し掛かった辺りで、アズナの足が止まる。
「そういえば……さっき、何してたの?」
「…………」
アズナの問いかけに、ソウは答えない。答えを探しているのか、躊躇っているのか、迷いを湛えた瞳を、無意識の内にアズナから逸らしていた。
「ターコイズさんのお墓に行ってたの?」
二言目には、アズナの口からその答えは導き出された。その言葉を受け、ソウの顔に自然と険が増す。
「……あのさ、ソウ」
正面を見据えたまま、アズナが不意に口を開いた。
「私には、ソウが何を考えているのか……とか、どんな事したいのか……とか、全然分かんないよ?でもね……今のソウを見てると、何となく分かるんだ。どうしたらいいか、分からないんだろうな、って」
どうしたらいいか、分からない。ソウは胸の内を見透かされるかのような感覚に陥った。
「あはは、何で分かったかって?そりゃ……私だって、そうだからね」
あっけらかんと笑うアズナだが、その瞳には迷いが見えた。今の己と、同じ揺らぎが。
「戦争になるかも知れないなんて、いきなり言われてもさ……全然、分かんないよ。どうしたらいいのかなんて、私には分からない。……だから、何も考えない事にしたんだ」
「……?」
その突飛な発言に疑問符を浮かべるソウ。初めて反応らしい反応を返された事で、アズナはその笑みを深める。
「どうすればいいかなんて、今は考えないの!アユイやコーディ達と遊んで訓練して他愛の無いおしゃべりして……いつもと変わらない毎日が、私には一番大事!皆と一緒に毎日を過ごしたい。それが、私の一番やりたい事」
そんな理想を謳うアズナの背が、ソウには何処か眩しかった。アズナは此方に向き直り、ソウの手を強く握る。
「ソウも絶対そこにいるんだよ。だからソウ……離れたりしないでよ。いつでも、傍にいて欲しいから」
握ったその手は震えていた。寒さのせいでは、きっとなかった。
「……ああ」
俯くアズナの頭に手を乗せ、小さく呟くソウ。
「……絶対、だよ。約束だからね!」
顔を上げたアズナの瞳は、小さく揺らいでいた。目尻に伝う一筋の水が、その揺らぎが迷いから来るものでは無いと教えてくれた。
ソウは、心の奥底に感じる暖かい物を、漠然と理解した。この温もりを失くしたくない、そう考えるようになったのだ。
もう少しだけ、彼らの傍にいるのも悪くない。友と、仲間と、傍らで笑みを浮かべる恋人を、その手で守る為に。
「オレはもう、迷いはしない」
雲間から差し込んだ光に、そう誓った。

「……ところで、さ。久しぶりに今夜シたくなっちゃったんだけど。自分でするのも何か物足りなくって……」
「…………」
色々と台無しだ、とソウは思った。

その翌朝、だらしなく涎を垂らして裸のまま爆睡するアズナを見て、ソウは昨日の誓いを早々に破りたくなったらしい。」(2016-08-13 09:53)

海藻
「人を殺すのに後ろめたい感情を抱えるのは当然ですわな。それをまだ感じられるのは人としては良いかもしれませんが、騎士としては致命的かもしれませんね。敵対する者を殺すのが仕事なわけですから。まあ、そこは吹っ切るしかないかもですね。そしてアズナェ…。イイハナシダッタノニナー。というか護蒼騎士ではそういうとこの規律どうなってんだろ。
太陽風帆船の効果に墓地釣り上げ効果、そして死んだらサーチとなんでもござれな方。護蒼騎士は単体でアドを大きく稼ぐ奴が多いなぁ。ステも高いですし、世に出回れば環境も狙えるかも?」(2016-08-13 11:52)

ランペル
「かっこいい雰囲気と暗い感じの雰囲気が漂ってきますね。見るからに闇に染まりかけな感じがいたしますぞ。
雨…ですか。それっぽい感じがしますね。雨は結構暗い雰囲気を演出できるのでいいですね。アズナさんがソウ君に声をかけても反応は薄くどこかへと行ってしまいましたね。
墓石の前で迷いについて話すソウさんですが、墓石は何も話しません。この人は護蒼騎士に入ったころは明るいイメージだったんでしょうね。ですが、次第に任務の中で行うことは自分の思い描いていた英雄的な行動とかけ離れていったんでしょうね…。ホークアイさんも生き物を殺めるのに苦しい思いをされてますからね。ヌークとかの影響もあってより一層考えが深くなっていくのでしょう。そして墓ということはすでに亡くなっているターコイズという人。ソウ君に護蒼騎士の魅力とかを教えてくれたとか師匠のような人だったんですかね?
その後、その場から去る時にアズナさんが登場!2人で相合傘をして戻ることに。アズナさんはソウ君の事を気にかけてる感じですね。その途中でアズナさんの毎日を普通に過ごすことの大事さが伝わり、迷いが吹っ切れたソウ君。守るものの大切さがわかってよかったです。イラスト的にも暗い感じのソウ君に明るい感じのアズナさんが迷いを断ち切って今の空はアズナさんのイラストのようなきれいな空をしてることでしょうね。うん?…恋人?そうか2人は恋人同士の仲だったんですね。ってもうそこまで親密になってるのか~い!唐突にそっち路線に行ったら…そりゃ…ねぇ。
かなりシリアスな雰囲気も多くなってきましたね。ヌークとの戦いも徐々に近づいているのですね…。
自分フィールドにモンスターがいなければSSできる効果に加えて自身しかいなければ墓地から同レベルの護蒼騎士を蘇生させてXするとかなり便利な効果ですね。このカードが手札にあれば大抵の場合はすぐにXにつなげることができそうですね。初手であれば手札からSSして同レベルの通常召喚。中盤以降であれば②の効果でXにつなげれると非常に扱いやすいですね。そしてフィールドから墓地へ行けばレベル4以外の護蒼騎士サーチもできる。クオーラさんあたりはやはり筆頭ですね。状況に合わせてサーチしたい所。ただ、X素材になれば効果は使えないのであまりこの効果が使われることはなさそう。便利なのには間違いないけども。何気に②の効果が相手のターンでも使えるので、ホントに強力ですね。1体だけですぐに展開できるという万能体な彼は3積みしたい所ですね。」(2016-08-13 16:23)

廃人
「>海藻さん コメントありがとうございます。
誰だって殺めるのも殺められるのも嫌でしょう。そう考えられるのは紛れも無く人である証左です。けれど、そんな感情を押し殺して命に徹するのが騎士。迷いを抱えたままでは駄目だというメッセージがソウにも伝わったことでしょう。
アズナのせいで色々台無しになったけどな!団長は寮内の規律に関しては半ば諦めかけている模様。
SSと吊り上げだけで大分戦える仕様になりました。特にこのカードは単体でいる時に真価を発揮するタイプですね。ただ、現状の護蒼騎士ではまだ受け身なのと火力に欠けるのとで環境入りは厳しいかも。」(2016-08-14 11:23)

廃人
「>ランぺルさん コメントありがとうございます。
闇堕ち一歩手前どころか片足突っ込んでそうな感じになったでござる。
雨でもお構いなしに歩くソウ、アズナも気に掛けずどこへ行く。
墓前に迷いを打ち明けるソウ。嘗ては光り輝く理想を目指してひたむきに頑張っていた騎士は、何時の間にか現実という名の闇の中にいました。乖離していく理想と現実の中、自分の存在意義すら分からなくなってきたのでしょう。戦争が近付くにつれ、その想いがより顕著になってきました。墓標に眠るターコイズは、何も答えてくれません。
アズナの言う何気無い日常こそ、正にソウにとっての光であったのです。暗闇の中から差し伸べられた手を取り、光差す青空の下を歩める日がいつかは来るのでしょう。
そんなソウはアズナの想い人、今宵もしっぽりらぶらぶえっ(ry
シリアスに持ち込んでおいて最終的にぶち壊していくスタイル。
SS効果と蘇生効果は展開の要ですからね。ただし「護蒼騎士」Xモンスターしか召喚出来ない為、この効果では汎用枠は呼べません。それ以外なら可能ですけどね。
サーチ対象はレベル4以外、つまり3と5です。クオーラやコスモ辺りを狙ってみましょうか。
相手ターンでの展開は「護蒼騎士」の十八番ですからね……普通に強いなコイツ(驚愕)」(2016-08-14 11:37)


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