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夜会の凶手マキリ

黒壱(クロイツ)さん の作成したオリジナルカードです。


夜会の凶手マキリ
種類・種族 カテゴリー名
【昆虫族/効果】 夜会
属性 レベル 攻撃力 守備力
7 2000 2400
「夜会の凶手マキリ」の①②の効果は、それぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分の墓地の昆虫族モンスター1体を除外して発動する。このターン、このカードは1度のバトルフェイズに2回攻撃できる。②:このカードが除外された場合に相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。対象のカードを破壊する。
作者 作成日時
黒壱(クロイツ)さん 2016/07/14 20:47



黒壱(クロイツ)

夜会のメインアタッカー。コチョウと星京があれば単騎で7000ダメージ。その分自ら展開していくのは苦手ですが。
痩せた銀髪の男で、二刀流と熟練の暗殺術によって組織随一の実力を誇る。
古臭い口調の無表情だが、堅物ではなく割とユーモアを解す。
影は「蟷螂」。対応する欲望は「殺戮」。



闇の中を走る影2つ。
音も立てず明かりも持たず、まるで静かな夜と同化したかのような男たちだ。
深夜にして未だ明明と輝く繁華街の光を眼下に見下ろし、建物の上を飛ぶように駆けていた彼らが、ふと同時に足を止めた。
前方の暗がりから、銀髪がゆらりと月下の許に進み出る。
「気付いたか。流石と言ったところよな」
銀髪の壮年、マキリが言う。
「だがな其方ら。我らを嗅ぎまわるのはあまり良い趣味とは言えんぞ」
「…………」
対する男たちは無言。
「喋る舌を持たぬと見えるな。是非も無し」
突然、すっ、と互いに近付いたかと思うと、彼らの姿が一つとなった。影が溶け合うような自然さで、そこに一騎の黒騎士が生まれていた。
「それが《絶鳴》の秘儀か。成る程異様な業よ」
感心するマキリ。騎士は無言のまま、彼との間合いを一呼吸で詰めた。ぞっとするほどの速さと鋭さで、漆黒の剣が夜を裂く。
だが、その一撃が断ち切ったのは月光だけだった。
「速いな。だが、見えない訳では無い」
声がした方に騎士の第二撃が奔る。しかしそれも無為に空を切った。
「……お主らに恨みは無いが、これも住処を守る為でな。まぁ、屍同然のお主らのことだ、ここで朽ちるも役目のうちぞ。安んじて果てよ」
月の光を反射して、マキリの剣が抜き放たれた。
「……っ!」
辛うじて、黒騎士の剣が銀閃を受け止めた。
ざぐん。
次の瞬間、止められた右剣はそのままに、マキリの左剣が抜き放たれて黒騎士の喉を裂く。
「ーー!」
「ふん。お主ら絶鳴騎士は、倒すのに二の太刀がいるのだったな」
喉を押さえて飛び退る騎士の背後から一閃。
延髄を切り裂かれた騎士の首が、ごろりと落ちた。
「……お主らは夜のしじまが尊いというのだろうな。だが儂は、蟲のさざめきこそ夜の風情と思うぞ。聞こえてはおらんかもしれんが」
繁華街は、頭上の殺戮などてんで気付かぬ風である。
マキリはその騒々しさを愛でるように笑い、闇の中に消えた。」(2016-07-14 20:47)

海藻
「絶鳴騎士団…?以前作ったカード群ですかね?後で確認しよう。蟷螂の方は中々の手練れの様ですね。
特殊召喚の手段が少々少ないですがアタッカーとしてかなりの性能を誇る方。除外して2回攻撃というのは他のカードのトリガーとすることも可能なのでありがたいですね。自信が除外されると相手を破壊することができるのでマキリ1効果でマキリ2を除外して相手の場を開けつつ攻撃とかも良さそう」(2016-07-14 22:19)

黒壱(クロイツ)
「海藻さん>
絶鳴騎士団については、投稿時から大分効果を修正したので、私のss「永劫戦記」のカードまとめをご覧ください〜。」(2016-07-14 22:28)

名無しのゴーレム
「名も無き絶鳴騎士さんたち……相手が、悪かったのだ……
素の攻撃力は控えめなものの、他のカードで強化すれば一気に脅威となり得るモンスター。コストがコストになっていないのもまた強力。しかし手札に抱えれば展開手段に困るのが難点か……」(2016-07-15 07:07)

黒壱(クロイツ)
「名無しのゴーレムさん>
幸いレベル7なので、手札に来たら七星か闇の誘惑で除外すれば、1アド取れますね。」(2016-07-15 07:20)


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