第十二話 謎の叫び声　作：マジかっ！

エクシーズ使いの黒井とのデュエルに勝った遊斗
そしてそのデュエルを観戦していたのは遊城十代の息子、遊城秀代だった



〜デュエルアカデミア廊下〜
遊斗「はぁ、はぁ」

とても息が苦しそうな遊斗、足がだんだん遅くなり、止まる

雪菜「大丈夫遊斗？」

池島「大丈夫か？」

遊斗「あぁ大丈夫だ…」

遊斗「(さっきから頭がズキズキする)」

突然遊斗が倒れた

雪菜「どうしたの⁉︎遊斗‼︎」

池島「どうしたんだ！遊斗！おい！起きろ！」

遊斗を一生懸命起こす池島、だが遊斗は起きない

雪菜「先生読んで来るから！」

雪菜はデュエル場に急いで走って行く

デュエル場の方では他の学校の試合が始まっている

雪菜「先生！遊斗が突然倒れちゃって！」

先生「何だって⁉︎」

雪菜と先生は遊斗の場所へ急いで行った

〜廊下〜

池島「雪菜はまだなのか」

そこに誰かが走って来て、池島の前で止まって言う

秀代「こいつ大丈夫か。辛そうだけど」

池島「あなたは誰ですか？」

秀代「おれはオシリスレッドの遊城秀代だ」

秀代「それより、保健室に連れて行かないと。俺が連れてってやるからお前は自分の先生に伝えと
け」

池島「あ、あ」

秀代は遊斗を背負って保健室に走って行く
そこへ雪菜と先生が到着する

雪菜「あれ？遊斗は？」

不思議そうに言う雪菜

池島「遊城秀代って人が保健室に連れてった…」

池島も不思議そうに言う


〜遊斗の夢の中〜
遊斗は真っ暗の空間に1人立っている
遊斗「ここは、どこなんだ？」

⁇「タスケテ…タスケテ…」

空間のどこからか子供の声が響き渡る

遊斗「誰だ！誰かいるのか⁉︎」

遊斗が叫んでも何も返事が来ない

⁇「マタ、ヤツガクル。ヤツガクル。」

怖がってる様に聞こえる

遊斗「どうした！ヤツって誰なんだ！」

いきなり目の前が光って遊斗は目が覚め、起きたら保健室に寝ていた。

遊斗「はっ⁉︎」

雪菜「遊斗？大丈夫なの？」

池島「ふぅ〜ビックリさせやがって」

遊斗「一体何なんだ、ヤツが来るって…」

雪菜「どうしたの遊斗？」

遊斗「いや…なんでもない」

遊斗は考えた…一体誰が助けを求めてたのか、そしてヤツとは誰なのか

池島「お前を保健室に連れてきたのは遊城秀代って人だぜ。後でお前からもお礼を言っとけよ。」

遊斗「あぁ…遊城秀代か…」


〜その頃デュエル場では〜
白咲と紫煙のデュエルが行われてる
白咲のフィールドには侍の格好をしたモンスターが並んでる
紫煙のフィールドには獣戦士モンスターがいる
白咲LP2300
紫煙LP2200

白咲「私は真六武衆シエンで剣闘獣ガイザレスに攻撃！」

真六武衆シエン
2500

剣闘獣ガイザレス
2400

シエンはもの凄いスピードで、ガイザレスを一刀両断した

紫煙「うっ！」
紫煙LP2200→2100

白咲「大将軍シエンでダイレクトアタック！」

大将軍シエン
2500

大将軍シエンは紫煙の前に立ち、剣を振りかざして紫煙に剣を振り紫煙は吹き飛んで行く

紫煙「うわぁぁぁ！」

LP2100→0

白咲WIN


池島と雪菜が到着した時には、デュエルは終わっている

池島「シンクロデッキが勝ったのか」

雪菜「今の遊斗にはデュエルが出来ないわ」

雪菜はそう言うと校長の所に走って言いに行く


そして遊斗のデュエルは中止になりこの日の交流試合は終わった

〜夜〜
遊斗は1人保健室で寝ている
真夜中、夢の中でまた同じ夢を見て、起きる

遊斗「はっ！また、あの夢を。」

遊斗は凄い汗をかいている
遠くから夢で聞いた声が聞こえて…
⁇「タスケテ…タスケテ…」

遊斗「外から聞こえて来る」

声が聞こえる方角へ走り森の中に着く
そこには廃寮があり、そこから声が聞こえる

遊斗「ここから、あの声が…」

その寮は何十年も使われてない様な雰囲気、サビついている

遊斗「こんな所に入りたくねぇ〜。でも行くしかないな」

そう言うと遊斗は入って行く

遊斗「うわっ！な、なんだイキナリ⁉︎」

バタン！イキナリドアが閉まる

そして遊斗の体の中に何か入り込んだ、それに遊斗はきずかない

遊斗「心霊現象か⁇あ、足が勝手に動きだす〜？」テクテク

遊斗「ここは？図書館か？」

遊斗の目の前には図書館

遊斗「ここに何があるんだ？」

本棚に触ると本棚が動いて、奥に下へと続く階段が現れた

遊斗「今度はなんだぁ〜⁉︎」

⁇「ヤツガクル…ヤツガクル…」

タッタッタッタッタ

遊斗「何かがコッチへ来る。階段を下るぞ」

階段の下へと走る

遊斗「これはなんだ⁉︎」

階段の下は地下室

遊斗「これは壁画って言うやつか？」

壁画にはドラゴンと鎧を着ている戦士が戦ってる絵

⁇「ヤツガクル…タスケテ…」

謎の声は遊斗の中に入り込んだ

⁇「おい」

遊斗「お前は誰だ！」

⁇「お前の中の精霊をよこせ」

遊斗「精霊？何言ってるんだ？」

⁇「さっきから、お前に喋りかけてる声の事だ」

遊斗「さっきから聞こえてたのは精霊が俺に喋りかけたのか！」

⁇「そうだ！さっさと精霊をよこせ！」

遊斗「嫌だと言ったら、どうする？」

⁇「無理やり、頂く。デュエルだ！」

遊斗「イイだろうデュエルだ！ってあれデュエルディスクがっ…てアカデミアに忘れた〜！」

謎の声は白い球体で遊斗の前に出てきた

遊斗「ヒィィオバケ〜！」

白い球体はデュエルディスクへと変化した

遊斗「デュエルディスクに変化した？」

遊斗「でもこれでデュエルが出来る！」

??「準備はいいか…」

遊斗「イイぜ」

⁇・遊斗「デュエル！」


〜廃寮の外〜
秀代「ここに、遊斗がいるのか」

秀代「今行くぞ！遊斗！」

廃寮へと走って行く


第12話終わり