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闇のデュエルディスク/第4話『切り札登場!尾冷vs田中』 作:エレキタパチリス

【闇のデュエルディスク】の力により、烏賊津に操られたヒトミであったが、
中田の手により、ヒトミは正気に戻ることができた。
そしていよいよ、尾冷と田中のデュエルが始まることとなった。


第4話『切り札登場!尾冷vs田中』


田中「先攻後攻はどうするの?」

尾冷「…俺はサイコロ派だ。お互いにサイコロを振り、出た目が大きい方が、決める権利を得る。」

尾冷「…出た目が同じなら、お互いにサイコロを振り直す。」

尾冷「…どうだ?」

田中「そうしよう!」

尾冷「じゃあ俺からいくぜ!」



尾冷「よし、5だ!」

田中「今度はボクの番か…」



田中「6だね。」

尾冷「な!」

田中「じゃあ、ボクは先攻を選ぶよ!」

尾冷「OK!さあ、始めようぜ!」

田中「うん!」

尾冷&田中「デュエル!」

尾冷8000
田中8000

田中「ドローフェイズ、ドロー!!うわぁ…偏ってるなぁ…」

田中「…じゃあボクは《クレボンス》を召喚するよ。」


《クレボンス》
効果モンスター・チューナー
レベル4
闇属性・サイキック族
攻1200 / 守 400
このカードが攻撃対象に選択された時、800ライフポイントを払って発動できる。その攻撃を無効にする。


尾冷「なるほど、面倒なモンスターだな…」

田中「更にボクはカードを1枚セットして、ターンエンド」


田中
手札4 / デッキ:34
モンスター:1 / 魔法・罠:1
墓地:0 / 除外:0

尾冷8000
田中8000


尾冷「よし、俺のターンだな!ドロー!」

尾冷「…(ここは何もせず、様子見が一番だ。動くのはゴーズを出してからだな。)」

尾冷「…俺はこのままターンエンド。」


尾冷
手札6 / デッキ:34
モンスター:0 / 魔法・罠:0
墓地:0 / 除外:0

尾冷8000
田中8000


田中「もしかして、手札事故?」

尾冷「さあな!お前のターンだぜぇ!」

田中「うん!ドロー!」

飛浪音「…(尾冷君ってクールなイメージがあったけど、デュエルになると結構熱くなるんだね。)」

田中「お!良かったぁ…」

尾冷「ん?」

田中「ボクは《バスター・テレポート》を発動するよ!」


《バスター・テレポート》
通常魔法
手札から「/バスター」と名のついたモンスター1体をデッキに戻して発動できる。デッキからカードを2枚ドローする。


田中「これで、バスターをデッキに戻しつつ、カードを2枚ドローできるんだ!ボクは手札の《アーカナイト・マジシャン/バスター》をデッキに戻して、カードを2枚ドロー!」

田中「うわ…(またバスター来ちゃった。)」

田中「ボクは《アーマード・サイキッカー》を、リリース無しで召喚!」


《アーマード・サイキッカー》
効果モンスター
レベル6
地属性・サイキック族
攻2200 / 守1800
自分フィールド上にサイキック族モンスターが表側表示で存在する場合、このカードはリリースなしで召喚する事ができる。このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、自分は破壊したモンスターの攻撃力の半分のダメージを受ける。さらに受けたダメージの数値以下の攻撃力を持つモンスター1体を自分の墓地から特殊召喚する事ができる。


尾冷「なるほど、サモプリとレベル4チューナーでシンクロするもんだと思ってたが、そんな組み合わせもあったか!」

田中「うん!でもボクは《A・ジェネクス・バードマン》を特殊召喚するために《クレボンス》を手札に戻すよ!」

尾冷「なに!?スターダストじゃないのか!」

田中「うん!そして《A・ジェネクス・バードマン》を特殊召喚!」


《A・ジェネクス・バードマン》
効果モンスター・チューナー
レベル3
闇属性・機械族
攻1400 / 守 400
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を手札に戻して発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。この効果を発動するために手札に戻したモンスターが風属性モンスターだった場合、このカードの攻撃力は500ポイントアップする。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールド上から離れた場合ゲームから除外される。


尾冷「…何をするつもりだ?」

飛浪音「…レベル9?」

中田「アレかな?」

田中「ボクは《A・ジェネクス・バードマン》と《アーマード・サイキッカー》をシンクロ素材として、《ハイパーサイコガンナー》をシンクロ召喚!」


《ハイパーサイコガンナー》
シンクロモンスター・効果モンスター
レベル9
地属性・サイキック族
攻3000 / 守2500
チューナー+チューナー以外のサイキック族モンスター1体以上
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。また、このカードが守備表示モンスターを攻撃したダメージステップ終了時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ自分のライフポイントを回復する。


尾冷「なるほど。いたなぁ、そんなヤツ。」

飛浪音「えっ!?《ハイパーサイコガンナー》が入っていたとは…」

田中「バトルフェイズ!ボクは《ハイパーサイコガンナー》で直接攻撃!」

尾冷「くっ、これはくらうしかねぇ…」

尾令LP
8000→5000

尾冷「…だが、この瞬間!手札の《冥府の使者ゴーズ》の効果を使わせてもらう!」

田中「!!」

尾冷「ゴーズを守備表示で特殊召喚!更にトークンのおまけ付きだ!これも守備表示で特殊召喚!」


《冥府の使者ゴーズ》
効果モンスター
レベル7
闇属性・悪魔族
攻2700 / 守2500
自分フィールド上にカードが存在しない場合、相手がコントロールするカードによってダメージを受けた時、このカードを手札から特殊召喚する事ができる。この方法で特殊召喚に成功した時、受けたダメージの種類により以下の効果を発動する。
●戦闘ダメージの場合、自分フィールド上に「冥府の使者カイエントークン」(天使族・光・星7・攻/守?)を1体特殊召喚する。このトークンの攻撃力・守備力は、この時受けた戦闘ダメージと同じ数値になる。
●カードの効果によるダメージの場合、受けたダメージと同じダメージを相手ライフに与える。


田中「うわあ、本当にゴーズだった!」

尾冷「…ん?」

田中「ボクは更に《バスター・モード》を発動するよ!」

尾冷「くっ、もう引いていたのか!!」


《バスター・モード》
通常罠
自分フィールド上のシンクロモンスター1体をリリースして発動できる。リリースしたシンクロモンスターのカード名が含まれる「/バスター」と名のついたモンスター1体をデッキから表側攻撃表示で特殊召喚する。


田中「ボクは《ハイパーサイコガンナー》をリリースし、《ハイパーサイコガンナー/バスター》をデッキから特殊召喚するよ!」


《ハイパーサイコガンナー/バスター》
効果モンスター
レベル11
地属性・サイキック族
攻3500 / 守3000
このカードは通常召喚できない。「バスター・モード」の効果でのみ特殊召喚できる。このカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時、その相手モンスターの守備力分のダメージを相手ライフに与え、その攻撃力分だけ自分のライフポイントを回復する。また、フィールド上のこのカードが破壊された時、自分の墓地の「ハイパーサイコガンナー」1体を選択して特殊召喚できる。


尾冷「マジかよ…」

田中「更にボクは、《ハイパーサイコガンナー/バスター》で【冥府の使者カイエントークン】に攻撃!」

尾冷「くっ、こいつは驚いた…」

田中「更に、《ハイパーサイコガンナー/バスター》の効果が発動するね!このモンスターが相手モンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時、その相手モンスターの守備力分のダメージを尾冷君に与え、その攻撃力分だけボクのライフポイントを回復するんだ。」

尾冷LP
5000→ 2000

田中LP
8000→11000

尾冷「やべぇな…」

飛浪音「すごい!ガラ空きだったとはいえ、1ターンでライフ差を9000もつけるなんて……」

花田「でも、ここから逆転劇ってのもあり得るからね。」

中田「ここから逆転はキツいだろう。」

田中「ボクはこれでターンエンドだよ!」


田中
手札6 / デッキ:31
モンスター:1 / 魔法・罠:0
墓地:4 / 除外:1

尾冷 2000
田中11000


尾冷「くっ、まずはあのデカブツをどうにかしなきゃな……。ドロー!」

尾冷「…はは、俺の引き運もなかなかだ!」

尾冷「まずは《死者蘇生》を発動!復活させるモンスターはもちろん、《ハイパーサイコガンナー》だ!」


《死者蘇生》
通常魔法
自分または相手の墓地のモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。


尾冷「そして、《俊足のギラザウルス》を特殊召喚!この効果で特殊召喚した場合は、お前は墓地のモンスターを1体蘇生できる。」


《俊足のギラザウルス》
効果モンスター
レベル3
地属性・恐竜族
攻1400 / 守 400
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。この効果で特殊召喚に成功した時、相手は相手の墓地に存在するモンスター1体を選択して特殊召喚する事ができる。


田中「じゃあボクは《アーマード・サイキッカー》を守備表示で特殊召喚するよ。」

尾冷「俺は《俊足のギラザウルス》と《冥府の使者ゴーズ》をリリースして、《マスター・ジーグ》をアドバンス召喚!」


《マスター・ジーグ》
効果モンスター
レベル8
地属性・サイキック族
攻2600 / 守1400
1000ライフポイントを払って発動する。自分フィールド上に表側表示で存在するサイキック族モンスターの数だけ、相手フィールド上に存在するモンスターを破壊する。この効果は1ターンに1度しか使用できない。


田中「…あ!」

尾冷「もちろん、《マスター・ジーグ》の効果発動!」

尾冷LP
2000→1000

尾冷「偶然だが《ハイパーサイコガンナー》がサイキック族だ!つまり、お前のモンスターを2体破壊できる!」

《ハイパーサイコガンナー/バスター》と《アーマード・サイキッカー》は、その効果により破壊された。

田中「やられちゃったぁ…。《ハイパーサイコガンナー/バスター》の効果発動……と言いたいところだけど…」

尾冷「そうだ、残念ながら《ハイパーサイコガンナー》はお前の墓地にはいないぜ!」

花田「うまい!」

中田「ちぇっ…、やるじゃねぇか。」

尾冷「それじゃ、仕返しだ!」

尾冷「バトル!《マスター・ジーグ》と《ハイパーサイコガンナー》で直接攻撃!!」

田中「うわっ!」

田中LP
11000→ 8400
8400→ 5400

飛浪音「すごい!今度は尾冷君が大逆転!」

尾冷「俺はこれでエンドだ!」


尾冷
手札3 / デッキ:33
モンスター:2 / 魔法・罠:0
墓地:3 / 除外:0

尾冷 1000
田中 5400


田中「ボクのターン……」

田中「ええ!?偏りすぎだよ…」

尾冷「…どうせ良い意味で偏ってるんだろ?」

田中「どうだろう?とりあえず、ボクはまた《クレボンス》を召喚するよ。」

尾冷「またソイツかよ!」

田中「た…ターンエンドかな。」


田中
手札4 / デッキ:30
モンスター:1 / 魔法・罠:0
墓地:4 / 除外:1

尾冷 1000
田中 5400


尾冷「よし、俺のターンだな!ドロー!」

尾冷「来たぜ!俺の切り札!!」

田中「切り札ぁ!?」

飛浪音「切り札!?」

尾冷「俺は《冥界の宝札》を発動!!」


《冥界の宝札》
永続魔法
2体以上の生け贄を必要とする生け贄召喚に成功した時、デッキからカードを2枚ドローする。


田中「すごい!面白いカードを使うんだね!」

尾冷「恐ろしいの間違いだろ?」

飛浪音「アレが…切り札?」

花田「へぇ~~。面白くなってきたね。」

中田「切り札というわりには地味だな。」

尾冷「俺は手札から《ジェスター・コンフィ》を特殊召喚!」


《ジェスター・コンフィ》
効果モンスター
レベル1
闇属性・魔法使い族
攻 0 / 守 0
このカードは手札から表側攻撃表示で特殊召喚できる。この方法で特殊召喚した場合、次の相手のエンドフェイズ時に相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、そのモンスターと表側表示のこのカードを持ち主の手札に戻す。「ジェスター・コンフィ」は自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。


尾冷「…俺のライフはあと1000。つまり、今の《マスター・ジーグ》はただのバニラってわけだ。」

尾冷「ならば!俺は《マスター・ジーグ》と《ジェスター・コンフィ》をリリースし、《天空勇士ネオパーシアス》をアドバンス召喚!」


《天空勇士ネオパーシアス》
エンジェルブレイブネオパーシアス
効果モンスター
レベル7
光属性・天使族
攻2300 / 守2000
このカードは自分フィールド上の「天空騎士パーシアス」1体をリリースし、手札から特殊召喚できる。このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。また、このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、デッキからカードを1枚ドローする。フィールド上に「天空の聖域」が存在し、自分のライフポイントが相手より上の場合、その数値だけこのカードの攻撃力・守備力がアップする。


尾冷「そして《冥界の宝札》の効果発動!2体以上のリリースを必要とするアドバンス召喚に成功した時、デッキからカードを2枚ドローする!」

尾冷「バトル!《天空勇士ネオパーシアス》で《クレボンス》を攻撃。」

田中「もちろん、《クレボンス》の効果を発動して、攻撃を無効にするよ。」

田中LP
5400→4600

尾冷「だろうな!続いて《ハイパーサイコガンナー》で《クレボンス》を攻撃!」

田中「じゃあ、効果を使うよ。」

田中LP
4600→3800

尾冷「それじゃ、メイン2にカードをセットしてターンエンドだ。」


尾冷
手札2 / デッキ:30
モンスター:2 / 魔法・罠:2
墓地:5 / 除外:0

尾冷 1000
田中 3800


田中「ボクのターンだね。」

田中「お!」

尾冷「…今度は何だ?」

田中「ボクは《アーマード・サイキッカー》をリリース無しで召喚するよ。」

尾冷「またオマエか!!」

田中「今度は、《クレボンス》と《アーマード・サイキッカー》をシンクロ素材として《レッド・デーモンズ・ドラゴン》をシンクロ召喚するよ!」


《レッド・デーモンズ・ドラゴン》
シンクロモンスター・効果モンスター
レベル8
闇属性・ドラゴン族
攻3000 / 守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードが相手フィールド上に守備表示で存在するモンスターを攻撃した場合、そのダメージ計算後に相手フィールド上に守備表示で存在するモンスターを全て破壊する。自分のエンドフェイズ時にこのカードがフィールド上に表側表示で存在する場合、このカード以外のこのターン攻撃宣言をしていない自分フィールド上のモンスターを全て破壊する。


尾冷「なるほど。」

田中「ではバトルフェイズ。ボクは、《レッド・デーモンズ・ドラゴン》で《天空勇士ネオパーシアス》を攻撃するよ。」

尾冷「くっ(これをまともにくらったら、残りライフは300か…。なら!)」

尾冷「俺は《血の代償》を発動!そして効果発動!」


《血の代償》
永続罠
500ライフポイントを払う事で、モンスター1体を通常召喚する。この効果は自分のメインフェイズ時及び相手のバトルフェイズ時にのみ発動する事ができる。


尾冷LP
1000→ 500

尾冷「俺は《天空勇士ネオパーシアス》と《ハイパーサイコガンナー》をリリースし、《銀河眼の光子竜》をアドバンス召喚!更に、《冥界の宝札》の効果で2枚ドロー!!」


《銀河眼の光子竜》
ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン
効果モンスター
レベル8
光属性・ドラゴン族
攻3000 / 守2500
このカードは自分フィールド上に存在する攻撃力2000以上のモンスター2体をリリースし、手札から特殊召喚する事ができる。このカードが相手モンスターと戦闘を行うバトルステップ時、その相手モンスター1体とこのカードをゲームから除外する事ができる。この効果で除外したモンスターは、バトルフェイズ終了時にフィールド上に戻る。この効果でゲームから除外したモンスターがエクシーズモンスターだった場合、このカードの攻撃力は、そのエクシーズモンスターをゲームから除外した時のエクシーズ素材の数×500ポイントアップする。


尾冷「どうだ!《銀河眼の光子竜》は困るだろ?」

田中「うん…、じゃあ攻撃はやめるよ。」

田中「でもメインフェイズ2に手札の《バスター・ビースト》を発動させてもらうよ!」


《バスター・ビースト》
効果モンスター
レベル4
地属性・獣戦士族
攻1900 / 守1200
このカードを手札から墓地へ捨てて発動できる。デッキから「バスター・モード」1枚を手札に加える。


田中「《バスター・ビースト》自身を捨てて、《バスター・モード》をデッキから手札に加えられるんだ。そしてボクはカードを1枚セットしてターンエンド。」


田中
手札3 / デッキ:28
モンスター:1 / 魔法・罠:1
墓地:8 / 除外:1

尾冷 500
田中 3800


尾冷「じゃあ、俺のターンだ、ドロー!」

尾冷「ははっ、俺は《サイクロン》を発動!そのセットカードを破壊!(こうすることで、田中は《バスター・モード》を使わざるをえないはず…)」


《サイクロン》
速攻魔法
(1):フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。


田中「それなら、《バスター・モード》をチェーンするよ!」

田中「ボクの《レッド・デーモンズ・ドラゴン》をリリースして、《レッド・デーモンズ・ドラゴン/バスター》をデッキから特殊召喚だね。」


《レッド・デーモンズ・ドラゴン/バスター》
効果モンスター
レベル10
闇属性・ドラゴン族
攻3500 / 守2500
このカードは通常召喚できない。「バスター・モード」の効果でのみ特殊召喚できる。このカードが攻撃した場合、ダメージ計算後にこのカード以外のフィールド上のモンスターを全て破壊する。また、フィールド上のこのカードが破壊された時、自分の墓地の「レッド・デーモンズ・ドラゴン」1体を選択して特殊召喚できる。


飛浪音「で…出たぁ~。」

尾冷「やっぱ、そうだよな。(…「このカードが攻撃した場合、ダメージ計算後にこのカード以外のフィールド上のモンスターを全て破壊する」か。今は《銀河眼の光子竜》で凌ぐしかないな。ここでヘタにモンスターを出したら、《銀河眼の光子竜》が破壊されちまう…)」

尾冷「…(そして、今の手札は…)」


【尾冷手札】
《マシュマロン》
《バトルフェーダー》
《デビルズ・サンクチュアリ》


尾冷「…。なら、ターンエンドだ。」


尾冷
手札3 / デッキ:27
モンスター:1 / 魔法・罠:2
墓地:7 / 除外:0

尾冷 500
田中 3800


田中「ボクのターン…」

田中「…ボクは一応《鳳凰神の羽根》を発動しようかな。」


《鳳凰神の羽根》
通常魔法
手札を1枚捨てる。自分の墓地からカードを1枚選択し、デッキの一番上に戻す。


田中「手札の《スターダスト・ドラゴン/バスター》を捨てて、墓地の《アーマード・サイキッカー》を、ボクのデッキの一番上に置くよ。」

田中「ボクは《クレボンス》を召喚。」

中田「確かに、かなり偏ってるな…」

田中「そしてバトルフェイズに入るよ!」

田中「《レッド・デーモンズ・ドラゴン/バスター》で《銀河眼の光子竜》を攻撃したいな。もし、ここで《銀河眼の光子竜》の効果を使っても、《クレボンス》の攻撃でボクの勝ちだね!」

尾冷「効果を使わなかったら、《クレボンス》は消えるが、ライフが500しかないから、そもそも戦闘ダメージで終わっちまうってわけか…」

尾冷「…とりあえず、《銀河眼の光子竜》の効果を発動!」

このカードが相手モンスターと戦闘を行うバトルステップ時、その相手モンスター1体とこのカードをゲームから除外する事ができる。この効果で除外したモンスターは、バトルフェイズ終了時にフィールド上に戻る。

《銀河眼の光子竜》により、《レッド・デーモンズ・ドラゴン/バスター》と《銀河眼の光子竜》は、
一時的に除外された。

田中「よし!じゃあ《クレボンス》で直接攻撃!!」

飛浪音「…あ(田中君の…勝ち?)」

尾冷「…残念!俺は手札の《バトルフェーダー》を発動!」

田中「え~っ!!」

尾冷「自身を特殊召喚し、バトルフェイズを終了する!」


《バトルフェーダー》
効果モンスター
レベル1
闇属性・悪魔族
攻 0/守 0
相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、バトルフェイズを終了する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールド上から離れた場合ゲームから除外される。


飛浪音「…ですよね。」

尾冷「そして、《銀河眼の光子竜》は帰還する。」

除外された《銀河眼の光子竜》と《レッド・デーモンズ・ドラゴン/バスター》は、
フィールドに戻ってきた。

田中「決まったと思ったのになぁ…。じゃあターンを終了するよ。」


田中
手札1 / デッキ:27
モンスター:2 / 魔法・罠:0
墓地:11 / 除外:1

尾冷 500
田中 3800


尾冷「俺のターン!ドロー!」

尾冷「!!(バルバロス!?………試す価値はある!)」

尾冷「へへっ、神引きだぜ!」

田中「えっ…何だろう!?」

尾冷「まずは《デビルズ・サンクチュアリ》を発動。【メタルデビル・トークン】を特殊召喚!」


《デビルズ・サンクチュアリ》
通常魔法
「メタルデビル・トークン」(悪魔族・闇・星1・攻/守0)を自分のフィールド上に1体特殊召喚する。このトークンは攻撃をする事ができない。「メタルデビル・トークン」の戦闘によるコントローラーへの超過ダメージは、かわりに相手プレイヤーが受ける。自分のスタンバイフェイズ毎に1000ライフポイントを払う。払わなければ、「メタルデビル・トークン」を破壊する。


尾冷「更に、【メタルデビル・トークン】・《銀河眼の光子竜》・《バトルフェーダー》の3体をリリースし、《神獣王バルバロス》をアドバンス召喚。」


《神獣王バルバロス》
効果モンスター
レベル8
地属性・獣戦士族
攻3000 / 守1200
このカードはリリースなしで通常召喚できる。この方法で通常召喚したこのカードの元々の攻撃力は1900になる。また、このカードはモンスター3体をリリースして召喚できる。この方法で召喚に成功した時、相手フィールド上のカードを全て破壊する。


尾冷「《冥界の宝札》の効果が発動!更に《神獣王バルバロス》の効果も発動!」

尾冷「まずは、お前の場のカードを全て破壊!!」

田中「…す…すごい。」

《レッド・デーモンズ・ドラゴン/バスター》と《クレボンス》が破壊された。

尾冷「更に、カードを2枚ドロー!」

田中「じゃあ《レッド・デーモンズ・ドラゴン/バスター》の効果を発動するよ!」

フィールド上のこのカードが破壊された時、自分の墓地の「レッド・デーモンズ・ドラゴン」1体を選択して特殊召喚できる。

尾冷「…それは無理だぜ。」

田中「…え?」

尾冷「…よく考えてみろよ。」

田中「えっと……」

尾冷「…お前は分かるよな?」

飛浪音「えっ?私!?う…うん、タイミングを逃してるんだよね?」

尾冷「そ、…そういう事だ!」

田中「…そ…そう…かぁ。」

尾冷「はっはっは、分かってねぇだろ!せ…、説明してやれ。」

飛浪音「え?あ…えっと、つまり、」

飛浪音「尾冷君が《神獣王バルバロス》をアドバンス召喚した時、尾冷君の《冥界の宝札》が発動するよね。でも、それと同じタイミングで《神獣王バルバロス》の誘発効果も発動しちゃうわけ。誘発効果はスペルスピードが1だけど、他のカードと同時に発動条件を満たした場合に限って、チェーンを組むことが可能になるの。」

飛浪音「そして、誘発効果が同時に発動した場合は、強制効果の方が任意効果よりも先に発動するよ。」


■補足■
「ターンプレイヤーの強制発動の誘発効果」

「非ターンプレイヤーの強制発動の誘発効果」

「ターンプレイヤーの任意発動の誘発効果」

「非ターンプレイヤーの任意発動の誘発効果」

同時に発動した場合、上記の順序でチェーンを積む。
同じ位置の効果が同時に発動した場合、そのカードのコントローラーがチェーンの順序を選択する。


飛浪音「…つまり、強制効果である《冥界の宝札》がチェーン1、任意効果である《神獣王バルバロス》がチェーン2ね。」

冥界の宝札:2体以上の生け贄を必要とする生け贄召喚に成功した時、デッキからカードを2枚ドローする。

バルバロス:この方法で召喚に成功した時、相手フィールド上のカードを全て破壊する。

飛浪音「チェーンは逆順に処理するから、まずチェーン2の《神獣王バルバロス》の効果で田中君のカードを破壊するでしょ。そしてその後、チェーン1の《冥界の宝札》の効果で、尾冷君はカードを2枚ドローする。」


■補足■
チェーン2:《神獣王バルバロス》
チェーン2の解決、田中のフィールド全壊。

チェーン1:《冥界の宝札》
チェーン1の解決、尾冷はカードを2枚ドロー。


田中「うんうん」

尾冷「…そ…そういうわけだ!!(……な…なるほど…、正直理由まではよく分かっていなかった…)」

飛浪音「…で、《レッド・デーモンズ・ドラゴン/バスター》の効果には、」

飛浪音「フィールド上のこのカードが破壊された時、自分の墓地の《レッド・デーモンズ・ドラゴン》1体を選択して特殊召喚できる。」

飛浪音「…と書かれているでしょ?つまり、任意効果なの。」

飛浪音「そして、発動条件は【破壊された時】っ!破壊された【時】って書かれている任意効果は、破壊されたタイミングでしか使えないってわけ。」

飛浪音「…でも、今って【《冥界の宝札》で尾冷君がドローしたタイミング】でしょ?」

田中「あ!そうか!言われてみれば、【場合】ならタイミングを逃さずに発動できるけど、【時】だと逃すって、どこかで聞いたことがあるよ!」

飛浪音「そう、それよ!!ちょっと……自信ないけどね。」

尾冷「そ……その通りだ…、やっと分かったのか!ははは…」

尾冷「…(…あいつ、よく説明できるなぁ。俺も勉強になったかな。)。」

飛浪音「その通りなの?良かったぁ!もし間違ってたら恥ずかしかったよ…」

尾冷「くっ(…知らねぇ、俺は知らねぇからな!)」

田中「って事は、ボクのフィールドはガラ空きだね!」

尾冷「ああ…、そしてまた俺は神引きをした!!」

田中「えっ?うそ!?」

ここで一旦、
状況を整理してみよう。

【田中手札】
《クレボンス》

【田中フィールド】
カードなし

田中LP:3800


【尾冷手札】
《マシュマロン》
《俊足のギラザウルス》
《二重召喚》

【尾冷フィールド】
《血の代償》表
《冥界の宝札》表
《神獣王バルバロス》表攻

尾冷LP: 500


尾冷「いくぞ!俺は《二重召喚》を発動!更に、《俊足のギラザウルス》を召喚!」

尾冷「バトル!《神獣王バルバロス》で直接攻撃!!」

田中LP
3800→ 800

田中「あっ!」

尾冷「トドメだ!《俊足のギラザウルス》でダイレクトアタック!!」

田中LP
800→  0

尾冷「俺の勝ちだ!」

田中「デュエルありがとう!尾冷君ってデュエルも強いんだね!!」

尾冷「まあな。でも結構危なかったぞ。」

中田「ふ~ん、意外とやるじゃねぇか。機会があったら今度俺ともやろうぜ!」

尾冷「ああ!それは楽しみだな!」

飛浪音「私も予約!絶対やろうね!」

尾冷「お…おう……。」

花田「2人のデッキレシピが気になるなぁ~」

尾冷「へっ、俺のはこんなもんだぜ。」


■尾冷のデッキ:40枚
■モンスター:24枚
3《ジェスター・コンフィ》
1《バトルフェーダー》
3《俊足のギラザウルス》
3《マシュマロン》
1《天空勇士ネオパーシアス》
1《冥府の使者ゴーズ》
1《炎王神獣 ガルドニクス》
1《銀河眼の光子竜》
2《創世神》
3《神獣王バルバロス》
3《マスター・ジーグ》
1《異次元エスパー・スター・ロビン》
1《The supremacy SUN》

■魔法:12枚
3《簡易融合》
1《死者蘇生》
3《デビルズ・サンクチュアリ》
1《二重召喚》
1《サイクロン》
3《冥界の宝札》

■罠:4枚
1《血の代償》
3《リビングデッドの呼び声》

■エクストラデッキ:15枚
1《黒き人食い鮫》
1《ドラゴンに乗るワイバーン》
1《ナイトメアを駆る死霊》
1《銀嶺の巨神》
1《機装天使エンジネル》
1《グレンザウルス》
1《弦魔人ムズムズリズム》
1《幻獣機ドラゴサック》
1《No.11 ビッグ・アイ》
1《聖刻神龍-エネアード》
1《No.107 銀河眼の時空竜》
1《No.15 ギミック・パペット-ジャイアントキラー》
1《神竜騎士フェルグラント》
1《森羅の守神 アルセイ》
1《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》


尾冷「まあ、まだまだ改善の余地はありそうだがな。」

花田「へぇ~、確かに《冥界の宝札》が切り札になりそうだね!面白そう、私もこういうの作ってみようかな!!」

尾冷「…あまりオススメはしない。《冥界の宝札》が引けなかった時は悲惨だからな。」

花田「…なるほどね。田中君のも気になるなぁ…」

田中「ボクのは秘密だよ。」

中田「田中のやつ、いつもこうなんだよ…」

花田「…確かに、相手にデッキをバラさない方が良いよね。私も自分のはあまり見せたくないし、意外性のあるコンボをあっさりバラすのはつまらないからね。」

田中「そうそう。」

こうして、田中と尾冷のデュエルは、
尾冷の勝利で終わった。
さて、マスターよ、本番はこれからだぞ。


【第4話『切り札登場!尾冷vs田中』完】
残りディスク:7
第5話へ続く…



★おまけコーナー★
尾冷「今日の最強カードは、これだな。」


《冥界の宝札》
永続魔法
2体以上の生け贄を必要とする生け贄召喚に成功した時、デッキからカードを2枚ドローする。


尾冷「最上級モンスターを召喚しつつ、さらにドローが行えるカードだ。」

田中「これを使えば、結果的にあまり手札を消費せずに強いモンスターが出てくるんだよなぁ~」

飛浪音「《血の代償》と合わせれば、最上級モンスターの大量展開もできそうだね。」

尾冷「まあな、その状況で《創世神》や《レベル・スティーラー》もあるとなお良いな。」

中田「あれ?お前《レベル・スティーラー》入れてねぇ~じゃんか!お前だって使ったこともないカードを……」

尾冷「誰も《レベル・スティーラー》が最強とは言っていない。今日の最強カードはあくまで《冥界の宝札》だ。」

江礫「誰も言わないから、あえて言わせてもらおう。《冥界の宝札》の最大のポイントは、1ターンに何度でも発動する点だ。」

飛浪音「はぁ~…、みんな、それを分かった上で話しているんだけどね。毎回懲りないね。」

江礫「…!お前らが分かっていたって、視聴者は分かってねぇかもしれないじゃないか!!つーか、いつからそんなに冷たくなったんだ!?」

飛浪音「…今から。」

尾冷「アイツはそろそろ本編に来てもいい気が…」

花田「…エリアさん、そろそろいつものお願いします。」

エリア「それでは、次回のマスターの活躍にご期待ください…」
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