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ジャック「遊星、少し付き合え」 作:ゼット

ある日

遊星「じゃあ、メンテナンスを始めるか」

ブルーノ「そうだね。昨日のデュエルで不具合もあったし」

クロウ「ん?ジャックは?」

遊星「…大方、いつものコーヒーでも飲みに行ってるんだろう」

クロウ「はぁ?ったくアイツは…」

ジャック「フン!ここにおるわ!」

一同「!」クルリ

クロウ「おお!ジャック!」

ブルーノ「ああ、いたんだね!よかった」

遊星「すまないな、疑ったりして」

クロウ「ハッ、謝ることはないぜ遊星。毎日行ってるこいつが悪いんだから」

ジャック「なんだと!?」

遊星「クロウ。言い過ぎじゃ──」

クロウ「うっせぇ!てめぇのせいで俺の給料はスズメの涙くらいしか残んねぇんだぞ!」

ジャック「キサマにはあの味がわからんのだ!愚か者め!」

クロウ「あぁ!?誰のおかげでコーヒー飲めると思ってんだ!」

遊星「おい、いい加減にしろ!」

ブルーノ「ちょ、二人とも…」

ジャック「遊星、来い!」

遊星「え?」

ジャック「コーヒーを飲みに行くぞ!」

遊星「いや…なぜそうなる」

ジャック「お前にもあの味を理解して欲しい。そしてクロウを納得させるのだ」

クロウ「おいおい、そんなんで納得できるわけ──」

ジャック「行くぞ!」ガシッ

遊星「お、おい、ジャック!」

バタン

シーン…

クロウ「あーーーっ!頭に来るぜ!ブルーノ!デュエルするぞ!」

ブルーノ「えっ!なんで!?」

クロウ「ストレス発散だ!」

ブルーノ「そ、そんな!」



<イラッシャイマセー

ジャック「いつものを2つ頼む」

<ハイ!カシコマリマシター

ジャック「…さて。お前と2人きりになるのも久しぶりだな、遊星」

遊星「あ、ああ…」

ジャック「そういえば遊星。鬼柳が最近──」

遊星(1杯3000円とは…本当だったのか。クロウの苦労も報われないな…ん?クロウの苦労…)

遊星「プフッ」

ジャック「!?今の話のどこに笑う要素があったのだ、遊星」

遊星「いや…なんでもない…」

ジャック「そうか。そういえばボマーが嬉しそうにダーク──」

遊星(はっきり言うべきだな。やめろ、と。だが、ジャックも素直に言うことを聞く奴じゃない…)

ジャック「おい!聞いているのか!」

遊星「ん?ああ、確か鬼柳がボマーに嬉しそうにダイブして帰った、だったか?」

ジャック「なんだそれは!?──おお!」

ステファニー「お待たせ致しました!ブルーアイズ・マウンテンです!」

ジャック「やはりこれに限る…」

ステファニー「ジャ、ジャック、よかったらこの後──」

遊星「ジャック」

ジャック「なんだ」

ステファニー「ちょっ、あの──」

遊星「ここに来るのは、もう今日で終わりにするんだ」

ジャック「何…?」

遊星「クロウはお前に文句を言いながらも、真面目に働いている。だが、お前はその努力を、結果として無駄にしているんだ」

ジャック「だが──」

遊星「少し言い方が悪いかもしれない。それでも、わかってほしいんだ」

ジャック「……」

ステファニー(うう…)スタコラサッサ



ジャック「そうだな…」

遊星「ジャック…」

ジャック「わかった。これを最後の1杯にしよう」

遊星「…ああ」

ジャック「クロウにも謝ろう。そして、アイツを見習って真面目に働いてみようと思う」

遊星「…わかってくれたんだな、ありがとう」

ジャック「こちらこそ、すまない。──さぁ、遊星も飲め。冷めてしまうぞ」

遊星「わかった」ズズ…

遊星「あっ」

ジャック「?」

遊星「これは…」



後日

ジャック「遊星!行くぞ!」

遊星「ああ、わかった」

クロウ「ちょ、どこ行くんだよ遊星!ジャック!」

ジャック「無論」

遊星「コーヒーを飲みに行ってくる」

ブルーノ「え」

クロウ「はぁ!?」



The End
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エレキタパチリス
クロウの苦労(笑)

丁度毎週の再放送(が初見)の5Dsが好きなので、
このSSも楽しませていただきました!

脳内再生できるほどの違和感のないセリフに面白いオチと、SSを投稿している身として、うらやましいです!

クロウもこれできっと…… (2014-03-21 21:54)

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