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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第24話:魔王を止めろ

第24話:魔王を止めろ 作:青き眼の凡人

飛車鳥「とっ、突然の事態に会場は大混乱です!うわぁ触手がこっちに伸びてきた!これ逃げるべきですかねチェックさん…あれ?チェックさん?ちょっと!?どこいったの!?チェックさーん!?ってうわぁ捕まった!で、でも私は決してマイクから手を離さないぞー!」

審判(あの触手はソリッドビジョンなのか…?だとしたらやるべきことは…)

審判「頼む、これでどうにかなってくれ!ソリッドビジョン強制停止!」

審判の宣言とともに、羅刹のフィールドにいた『羅刹衆 ー 天上天下唯我独尊』が消えるが、触手は消えないまま。

羅刹「アレはソリッドビジョンでは無いのか!?」

魔王「興ガ削ガレタ」



ユリア「それは残念だったわね、魔王!」

空から三人の人影が降り立つ。

ユーシュ「これ以上…お前の好きにはさせない!」
ユベルト「妹を返してもらうぜ!」

アルフレッド「あれは…ユリア様にユーシュ様、そしてユベルト様!?一体いつこの街に!?」

ユベルト「よお、アルフレッド!久しぶりだな!でも、今はそれ説明してる暇ねえんだ、悪いな!」

アマンダ「ユベルトって…クリスマスの時のあの人!?アリストクラシー家の方だったんですか〜!?あ、あのー!その節はお世話になりました〜!」

アマンダはユベルトに向けて右手を振る。風切り音が聞こえてきそうな勢いだった。

ユリア「あなたあの子と知り合いだったの?」
ユベルト「あー…まあ、ちょっと、な。」

羅刹「状況がいまいち読めぬが…とにかく卿らは、ユーリの家族、というわけか?」
ユーシュ「まあ、そういうことになるかな。」
羅刹「…ならばユーリを救うのは任せよう。それともう一つ頼んでもいいか?」
ユーシュ「何だ?」
羅刹「いずれ決着をつける。と、ユーリに伝えておいてくれ。我々キングダムクラッシャーズは、観客の避難を手伝う。」
ユーシュ「…分かった。ユーリもなかなかやるねえ。」

魔王「我ノ邪魔ヲスルナ。」

魔王は自分の背後から触手を何本も生やし、ユリア達に攻撃を仕掛ける。

ユーシュ「無駄だよ…智恵理!式部!出番だ!」


ユーシュの呼びかけに応えたのか、また空から二人の人影が降り立ち、右の手の平を魔王に向ける。すると、二人の手の平に青い光が収束していく。

智恵理「マジだるいんですけどー。結局これ使うことになるわけー?」
式部「ブーたれるな智恵理。その為に生まれたのが小生達なのだから、仕方がないだろう。」

アルフレッド「あの光…まさか!?伏せろみんな!」
麟「えっ、なんで?」
アルフレッド「いいから伏せろ!」














「「TLS(Tactical Laser System)発射!」」




二人の右手に集まっていた光が線状になって触手をなぎ払っていく。



アマンダ「はわわわ〜!なんですかー!?何が起こってるんですかー!?」
アルフレッド「レーザー兵器だ…あの二人レーザー兵器をぶっ放しやがった!」
ゴードン「あの二人って…おいおい、最近の女の子はレーザー光線を打てんのか!?」




智恵理「はいはーい、一応自己紹介しときまーす。あたしは、AWMPCAW01、これ、All-weather Multi-Purpose Combat attack weapon(全天候多目的戦闘攻撃兵器)1号って意味なんだってさ。とある研究所で生まれたんだけどそこが退屈なところでさー。隣の式部と一緒に逃げて、そんでユーシュ様に拾われて、んでもってユーシュ様に新しく名前を付けてもらったの。で!今のあたしの名は宝玉 智恵理(ほうぎょく ちえり)!まあ、覚えなくてもいいよ、だるいだろうし。」
式部「そして小生がAWMPCAW02、改め白咲 式部(しろさき しきぶ)。こんな名前だが趣味は短歌。よろしく頼むぞ?魔王様?」

ユベルト「いっつも思うんだけどさ、兄貴のネーミングセンスはなんとかならねえのか?」
ユーシュ「今それを言うな!とにかく!俺達にはこの二人の護衛がいるんでね。下手に動くことは出来ないと思え!」
ユベルト「キルズ、避難誘導はどうだ?」

ユベルトは通信機を取り出し、部下と連絡を取る。

キルズ《順調デスよぉ…!ああ、人がいっぱいだ!一人くらい殺してもいいデスかぁ!?いいDEATHよねぇ!?》
プラネ《ちょっぷ。》
キルズ《ぐはぁ!》
プラネ《べーだーべーだーいんべーだー。とにかくこっちは大丈夫。ユーリ様は任せまーす。》

ユベルト「……」
ユーシュ「お前はその人物眼をなんとかしたらどうなんだ?」
ユベルト「あいつらはやる時はやる奴らだからいーの。」
ユリア「さて、魔王様?ちょっと提案があるのだけど…今からデュエルしない?私達三人と。」

魔王「…ホウ?」

魔王は、意外な提案だな。と思った。何しろ向こうには過剰戦力ともいえる二人がいる。てっきりその二人の実力行使で来るかと思っていたのだ。

魔王「何ヲ企ンデイルカ分カランガ…イイダロウ。デュエルダ!」

飛車鳥「うおおっとあ!触手に捕まったものの私はマイクを離していないぞ!そしてなにやらデュエルが始まる雰囲気だぁ!いででで!きっ、きついきつい!お願いだからきつく締めないデェ!とっ、とにかくお互いの準備は整った!デュエル開始イイ!」

魔王「デュエル。」
ユリア「デュエル!」
ユーシュ「デュエル!」
ユベルト「デュエルだ!」

ユリア「まずは私から!私はスケール1の『星読みの魔術師』と、スケール8の『時読みの魔術師』で、ペンデュラムスケールをセッティング!」
麟「これでレベル2から7のモンスターが同時に召喚可能になった!」
ユリア「ヒア、ウィー、ゴー!イッツ、ア、ショータイム!」

ペンデュラム召喚!

ユリア「『オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』!」

オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン
ATK2500

アルフレッド「ユリア様のエースカード…」

ユリア「…私はこれでターンエンド。」

ユーシュ「俺のターン!手札から『幻影騎士団クラックヘルム』を召喚!さらに、自分フィールド上に【幻影騎士団】モンスターが存在する場合、手札の『幻影騎士団サイレントブーツ』は特殊召喚できる!さらに!魔法カード『幻影騎士団の昇格』発動!自分フィールド上の【幻影騎士団】モンスターのレベルを一つあげる!サイレントブーツのレベルを4に!」


ユーシュ「レベル4のモンスター2体でオーバーレイ!」

エクシーズ召喚!

ユーシュ「『ダークリベリオン・エクシーズ・ドラゴン』!」

ダークリベリオン・エクシーズ・ドラゴン
ATK2500

ユーシュ「俺はカードを三枚伏せ、ターンエンド!」

アルフレッド「…何か変だ。突然いなくなられてから数年たったが、人のデュエルタクティクスはこうも変わるものなのか?ユリア様もユーシュ様も、プレイングがどうもおかしい…一体あの方々は、『何を狙っている』?」

ユベルト「俺のターン!…俺は『おろかな埋葬』を発動!『SR三つ目のダイス』を墓地に送る!そして、『SRダブルヨーヨー』を召喚!効果発動!墓地から三つ目のダイスを特殊召喚!ダブルヨーヨーに三つ目のダイスをチューニング!」

シンクロ召喚!

ユベルト「『クリアウィング・シンクロ・ドラゴン』!」

クリアウィング・シンクロ・ドラゴン
ATK2500

ユベルト「ターンエンド!」


ユリア達のエースカードであるオッドアイズと、ダークリベリオン、クリアウィングが同時に並んだ。

ユリア「目を覚まして、ユーリ!貴女はもっと優しい子だったはず!」
ユーシュ「お前は、このカード達をよく欲しがった!その思い出、忘れた訳ではないだろ!?」
ユベルト「もしあの頃に、一緒にデュエルしていたあの頃に戻りたいんだったら!」




ユリア「お願い!」
ユーシュ「戻って来てくれ!」
ユベルト「ユーリ!」





三人の呼びかけと同時に三体の竜が吠える。






麟「ひょっとして…ユーリ様を呼び戻そうとしてるの?」
アルフレッド「エースカードを見せ、ユーリ様の記憶を思い出させようとしているのか…」




魔王「無駄ナアガキダ…ユーリトヤラノ魂ハスデニコノ体ニハ無イ!!」

ユベルト「なっ!?」
ユリア「そんな…」
ユーシュ「…嘘だ!」












魔王「我ノターン!ドロー!…貴様ニハ特別ニ我ノ全力ヲ見セテヤロウ!」


魔王「『手札抹殺』発動!オ互イノ手札ヲ全テ捨テ!ソレゾレ捨テタ枚数分ドロースル!」






魔王「サア、悪夢ヲ見セテヤル!!」


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カズ
思い出のカードであるオッドアイズ、ダーク・リベリオン、クリアウィングを最優先して召喚した3人でしたが、魔王はそれを踏みにじるかのように発動した『手札抹殺』。魔王が一体何を仕掛けてくるのか、楽しみです。 (2017-02-17 15:52)

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