第142話 伸ばした手　作：こんにゃく

アビスシャウロン「ｸｸｸｯ」
LP8000
手札1

ペンデュラムゾーン

拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)
スパイク・チェア
スケール1


トゥーム・クロウズ
スケール5


・
ピュロールレス
攻撃力2600


デス・ホイール
攻撃力2600


エクス・デス・ボルト
攻撃力2700


ヘル・ギロチン
攻撃力2500


トウセン「シャウロン…！！」
LP4000
手札0

セットカード1


ペンデュラムゾーン


アイズ・ペンデュラム・トーテム
スケール3


アイズ・ペンデュラム・ポール
スケール8


・
アンファングアイズ
攻撃力2500


ブラック・ドラゴン
攻撃力2900


ホワイト・ドラゴン
攻撃力3500


通「全ての召喚方法…だと…！」
LP4000
手札2(白撃のナガイエ)


ペンデュラムゾーン


戦刃
ツクヨミノツルギ
スケール3


スサノオノヒトタチ
スケール6



・
ノブナガ
攻撃力4400

装備カード
クリムゾン・ランス
龍刃武将 双刃のヒスイ



アビスシャウロン「それじゃあてめぇらを完膚なきまでに叩き潰してやるよ！！俺様はデス・ホイールの効果発動！」

アビスシャウロン「『１ターンに１度！お互いの手札の枚数×200ポイントのダメージを相手に与える！！』」

アビスシャウロン「とはいえ…俺らの手札は合計しても3枚…600程度のダメージだがなぁ」

ｷﾞｭﾙﾙﾙｯ!!

デス・ホイールが高速回転するとそこから炎が吹き出す

通「ぐぅっ！！」ﾎﾞﾜﾝｯ!!
LP4000➡3400

トウセン「っ！！」ﾎﾞﾜﾝｯ!!
LP4000➡3400

アビスシャウロン「だが…それだけじゃねぇ！！相手のライフが減ったことにより！！ヘル・ギロチンの効果が作動する！！『相手のライフが減った時！！その数値と同じ分だけ相手にダメージを与える！！』」

遊姫「なっ！？」

アビスシャウロン「もう一度ダメージを受けなぁ！！」

ｷﾞｭﾙﾙﾙｯ!!

通「ぐぁぁっ！！」ﾌﾞﾜｯ!!
LP3400➡2800

トウセン「ぐぅっ！！！」ﾌﾞﾜｯ!!
LP3400➡2800

アビスシャウロン「そして！デス・ホイールが『儀式モンスターを素材としてシンクロ召喚している場合！相手に戦闘、効果によるダメージを与えた時！墓地から拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)儀式モンスター1体を手札に加える！』」

アビスシャウロン「俺様はヘッド・クラッシャーを手札に加える！」
手札2

アビスシャウロン「俺様はピュロールレスの効果発動！『１ターンに1度！！自分フィールドに存在する召喚方法の数だけ相手に500ポイントのダメージを与える！！』」

トウセン「な…にぃ！！」

アビスシャウロン「俺のフィールドには融合、エクシーズ、シンクロ、儀式の４種類…よって2000ポイントのダメージだ！！」

エナ「それに…！！それだけじゃない！！」

遊姫「ヘル・ギロチンの効果には戦闘、効果によるダメージが発生したさらに同じ数値だけのダメージを与える効果がっ！！」

トラクリボー『このままじゃあトウセン達は4000のダメージをっ！！！』

アビスシャウロン「食らいやがれ！！トウセン！！レグリスゥ！！！」

ｶﾞｶﾞｶﾞｯ!!

ピュロールレスから怨念のような物が吹き出てくる

それに呼応してヘル・ギロチンからも刃が飛び出してくる

アビスシャウロン「終わりだぁ！！」

トウセン「っく…！！」

通「そうは…いかねぇ！！クリムゾン・ランスの効果発動！！『このカードと相手フィールドのカード1枚を破壊する！！』」

通「俺が破壊するのは…ヘル・ギロチン！！！」

ﾊﾞｯ!! ノブナガがクリムゾン・ランスで迫り来るヘル・ギロチンを破壊する！！

ｽﾞｶﾞｧｧﾝｯ!!

通「ぐぁぁっ！！」
LP2800➡800

トウセン「ぐぅっ！！！」
LP2800➡800

ｽﾞｻﾞｧｧｯ!!

トウセン「く…レグリス…素晴らしいフォローだ…」

通「…ああっ…」

アビスシャウロン「ほう…耐えたか…だが次はどうする…俺様はエクス・デス・ボルトの効果発動！！『相手にダメージが発生した時！！その数値分だけ自分フィールドの拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)の攻撃力をアップさせる！！』」

トウセン「なんだと！？」

通「俺達が今受けたダメージは2000…！！」

アビスシャウロン「つまり！！俺様のフィールドのモンスターは2000ポイント攻撃力が上がる！！」


エクス・デス・ボルト
攻撃力2700➡4700


デス・ホイール
攻撃力2600➡4600


ピュロールレス
攻撃力2600➡4600


遊姫「攻撃力4000…を超えた…！！？」

エナ「そんなっ！！」

アビスシャウロン「てめぇらは…これに耐えられるかぁ？」

通「っ」

アビスシャウロン「まずは…今までの恨み…てめぇから消えてもらおうかぁ！！レグリス！！！」

アビスシャウロン「エクス・デス・ボルト！！！ノブナガをぶち壊せぇ！！！」


エクス・デス・ボルト
攻撃力4700

⬇

ノブナガ
攻撃力4400

ｽﾞｷﾞｬｧｧﾝｯ!!ﾊﾞﾘﾊﾞﾘｯ!!

エクス・デス・ボルトの電撃がノブナガを破壊する

通「ぐぁぁぁッ！！？」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘｯ!!
LP800➡500

その一撃は通さえも遅い電撃が通を貫く

通「ツクヨミノツルギのペンデュラム効果っ！！『このカードを破壊することで龍刃武将の戦闘、効果による破壊を…１度だけ無効にするっ！！』」

アビスシャウロン「無駄だ！！ピュロールレス！！ノブナガを攻撃し破壊しろ！！！」

ｸﾞｱﾝｯ!!ﾊﾞﾁｨｨｯ!!


ピュロールレス
攻撃力4600

⬇

ノブナガ
攻撃力4400


通「がぁぁっ！！？」ｽﾞｻﾞｧｧｯ!!
LP500➡300

トウセン「レグリス！！！」

遊姫「通！！！」

コレット「っ通ぅ！！」

ステラアイズに乗りながら通の叫びを聞き思わず闇から目を放してしまう

通「ぐっ…がは…っ…！！」ﾌﾟｼｭ…

トウセン「レグリス大丈夫か！！」

通「ああ…なんとか…」

アビスシャウロン「ひゃっひゃっひゃっ！！どうだ！！レグリス！！！これが俺様の最強の力！！」

通「何が最強だ…！！」

アビスシャウロン「まだ認めねぇようだな…だったら終わらせてやるよ…」

アビスシャウロン「もう転生なんてできねぇ…本当の虚無に叩き落としてやる！！レグリス！！！」

アビスシャウロン「デス・ホイール！！レグリスにダイレクトアタックだぁ！！！」

ｷﾞｭﾙﾙﾙｯ!!

デス・ホイールが回転しながら通へと向かっていく

コレット「通っ！！駄目だっ！！通ぅ！！！」

通「っくっ…！！」

トウセン「トラップ発動！！『起死回生の瞳』！！」

トウセン「このカードは！！！『墓地からモンスター1体を特殊召喚し！！その後！自分フィールドのアイズモンスター1体を墓地に送ることで！！特殊召喚したモンスターの攻撃力を墓地へ送ったモンスターの攻撃力分アップさせる！！』」

アビスシャウロン「なにっ！？」

トウセン「俺は！！レグリスの墓地からノブナガを復活させ…そして俺のフィールドのアンファングアイズ・ホワイト・ドラゴンを墓地へ送る！！」

ホワイト・ドラゴンが光に溶けそしてそこからノブナガが復活する


ノブナガ
攻撃力2600➡6100


アビスシャウロン「ぐぅっ！！トウセンっ！！！」

通「トウセンっ！！サンキュー！！」

アビスシャウロン「ちぃ！！！」

遊姫「よかった…！！これならもうシャウロンは通に攻撃できないっ！！」

アビスシャウロン「だったらよぉ…トウセン！！てめぇから消えてみてぇだなぁ！！」

アビスシャウロン「デス・ホイール！！！だったらしゃらくせぇアンファングアイズ・ブラック・ドラゴンを消し飛ばしなぁ！！！」


デス・ホイール
攻撃力4600

⬇

ブラック・ドラゴン
攻撃力2900


エナ「まずいです！このままでは今度はお父さんがっ！！」

アビスシャウロン「消えなぁ！！トウセン！！！」

トウセン「俺はフィールドから離れたホワイト・ドラゴンの効果発動！『シンクロ召喚されたこのモンスターがフィールドから離れた時！！このターンに俺が受けるダメージを１度だけ0にし！！その後！ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴンを墓地またはデッキから特殊召喚する！！』 」

トウセン「現れよ！！ブルーアイズ！！」

ｺﾞｷﾞｬﾝｯ!!

破壊されるブラック・ドラゴンからブルーアイズが出現しその一撃を受け止める


ブルーアイズ
攻撃力3000


アビスシャウロン「ちぃっ！！トウセン！！」

エナ「…」ﾎｯ

遊姫「トウセンの方も凌いだ！！」

アビスシャウロン「…俺はカードを１枚セットしてターンエンド」
手札1

アビスシャウロン「この瞬間エクス・デス・ボルトの効果は終了し攻撃力が元に戻る」


エクス・デス・ボルト
攻撃力4700➡2700


デス・ホイール
攻撃力4600➡2600


ピュロールレス
攻撃力4600➡2600


トウセン「起死回生の瞳の効果は終了…ノブナガの攻撃力が元に戻る」


ノブナガ
攻撃力6100➡2600


アビスシャウロン「このターンは凌いだが…てめぇらのライフは風前の灯火…ｸｸｸｯ」

アビスシャウロン「てめぇらはもう終わりなんだよ！！そして！！てめぇたちさえも食らい最強となる！！」

通「いいや無理だ」

アビスシャウロン「なんだと？」

通「何故ならこの俺達のターンでお前は俺達に倒されるからだ！！」

アビスシャウロン「俺様を倒すだと？ハッ！！出来るものならやってみやがれ！！」

通「俺のターン！！ドロォ！！」
手札3

通「俺は！！墓地から双蛇のマムシの効果を発動！『墓地のこのカードを除外し！デッキから龍刃カードを１枚手札に加える！』」

通「俺が手札に加えるのは『龍刃 イザナギ』！！そしてスケール2のイザナギを発動！！」


イザナギ
レベル5/炎属性/ドラゴン族/スケール2
攻撃力2000/守備力300


通「俺は！！『RUM(ランクアップマジック) 黒天龍紋陣』を発動！！『フィールドのノブナガをランクの１つ高い龍刃武将にランクアップさせる！！』」

通「龍の上に立ち、我が魂の雄叫び響かせ、英雄の血潮を受け継ぐ龍の王…紅蓮の炎を巻き上げ現れよ！ランクアップエクシーズチェンジ！！『龍刃武将 第六点覇王龍 ノブナガ』！！」


龍刃武将 第六点覇王龍 ノブナガ
ランク6/炎属性/ドラゴン族/エクシーズ
攻撃力3000/守備力2500


通「トウセンが繋いだこの龍で決めてやる！！」

通「黒天龍紋陣は『発動後装備魔法としてノブナガに装備される！』」

通「そして！手札の装備魔法『戦刃 クサナギノツルギ』をコストとして墓地へ送ることで手札の白撃のナガイエを特殊召喚！！」


白撃のナガイエ
レベル1/炎属性/ドラゴン族/チューナー
攻撃力600/守備力400


通「『この効果でナガイエが特殊召喚に成功した時！デッキからレベル5の龍刃モンスター1体を効果を無効にし特殊召喚できる！』」

通「俺は『龍刃アルテマアシュラブレード』を特殊召喚！」


龍刃 アルテマアシュラブレード
レベル5/炎属性/ドラゴン族/スケール8
攻撃力2200/守備力1500


通「俺はレベル5のアルテマアシュラブレードにレベル1のナガイエをチューニング！！」


通「幾く門を紅蓮に染め上げ、戦を終息させし龍の王！！いざ出陣！！シンクロ召喚！！レベル6！！『龍刃武将 大紅蓮覇龍王 ヒデヨシ』！！」


大紅蓮覇龍王 ヒデヨシ
レベル6/炎属性/ドラゴン族/シンクロ
攻撃力3000/守備力2500


トウセン「シンクロにエクシーズの覇王…か」

通「そしてヒデヨシが『シンクロ召喚に成功した時！相手フィールドのモンスター1体を破壊し！そのカードの攻撃力の半分の数値をヒデヨシに加える！！』」

通「デス・ホイールには確か自身を効果対象にする効果を無効にする効果もあったな…だったら…！！」

通「俺は！！ピュロールレスを対象に破壊する！！」

ｽﾞﾊﾞｧﾝｯ!!

ヒデヨシの刀がピュロールレスを破壊する

通「そして破壊したピュロールレスの攻撃力の半分！ヒデヨシの攻撃力をアップさせる！！」


ヒデヨシ
攻撃力3000➡4400


アビスシャウロン「っく…！！」

通「それだけじゃない！！ノブナガの効果も発動する！！『１ターンに1度！このカードの装備カードの数だけ相手フィールドのカードを破壊する！！』」

通「ノブナガには1枚の装備カード！！次はエクス・デス・ボルトを選択する！！」

ﾎﾞﾜﾝｯ!!

次にノブナガがエクス・デス・ボルトを破壊する

遊姫「凄い！！シャウロンのフィールドからどんどんモンスターが…！！」

通「これで残るはシンクロのデス・ホイールのみ！！行くぞ！！ノブナガ！！！デス・ホイールを攻撃！！」

通「英雄の血潮！！クラッシュ・オブ・スラッシャァァ！！」


ノブナガ
攻撃力3000

⬇

デス・ホイール
攻撃力2600


ｽﾞﾊﾞｼｭ!!

アビスシャウロン「ぐぁぁっ！！」ｽﾞｻﾞｧｧｯ!!
LP8000➡7600

通「これで終わりじゃあないぜ！！ヒデヨシ！！！シャウロンにダイレクトアタック！！！」

通「炎熱のジャスティス・ブレイド！！」

ﾌﾞｯﾋﾟｶﾞﾝｯ!!

炎を巻き上げた刀がシャウロンを切り裂く

アビスシャウロン「ぐぉぉぉっ！！？」
LP7400➡3000

ｽﾞｶﾞｧｧﾝｯ!!

遊姫「や、やった！！シャウロンに大ダメージを与えた！！」

エナ「凄い…凄いです…！！」

通「どんなもんだ！シャウロン！！」

アビスシャウロン「て…てめぇ…ふざけんじゃ…」ｶﾞﾗｯ…

アビスシャウロン「ねぇぇぇ！！！」

ﾄﾞﾝｯ!!

シャウロンから再び強大な闇の力が溢れでる

トウセン「くっ…！！なんという力…！！」

アビスシャウロン「最強であるこの俺様に…！！傷を…っ！！つけた…っ！！事をっ！！後悔させてやるっ！！！」

通「後悔…だと…？」

アビスシャウロン「その通りだぁ！！見せてやるよ！！レグリス！！！俺は！！トゥーム・クロウズのペンデュラム効果を発動！！『自分フィールドにモンスターが存在しない時！！自分フィールドのペンデュラムゾーンのカードを全て！破壊し墓地へ送る！！』」

ﾋﾞｭｫｫｫｯ!!

闇の竜巻がペンデュラムゾーンを包む

アビスシャウロン「『そして！！俺様のこのターンに破壊された！！融合、シンクロ、エクシーズモンスターを効果を無効にして俺様のフィールドに再び墓地から復活させる！！』」

トウセン「なんだと！！？」

通「そんな…バカなっ！！」

アビスシャウロン「再び甦るがいい！！拷問悪魔共！！！」


エクス・デス・ボルト
攻撃力2700


ピュロールレス
攻撃力2600


デス・ホイール
攻撃力2600


遊姫「そんな…また…復活するなんて…っ！！」

アビスシャウロン「これで終わりじゃねぇんだよ！！！」

トウセン「なに！？」

アビスシャウロン「セットされた儀式魔法『拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)の最凶儀式』が発動される！！」

通「速攻魔法ではない儀式魔法が発動だと！？」

アビスシャウロン「『このカードがセットされている時に自分フィールド及び手札に融合、シンクロ、エクシーズ、儀式モンスターが存在する場合このカードは発動される！！それらのモンスター全てを墓地へ送り！…墓地、デッキ、手札から『拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン) トーチャーズ・ルシフルス』を儀式召喚する！！』」

トウセン「デッキから儀式召喚を…！！」

通「それに…エクシーズやシンクロを素材とした儀式召喚…！！」

アビスシャウロン「絶望の中に囀ずる小鳥よ、嘔心瀝血とせし肉塊に闇を見出だし、その瞳から光を奪わん！！儀式召喚！！！レベル12！！拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)トーチャーズ・ルシフルス！！！」


トーチャーズ・ルシフルス
レベル12/闇属性/悪魔族/儀式
攻撃力4000/守備力4000


サタン・トーチャーと類似した見た目をしているが更に血と悪魔の数が増えている

トウセン「なんという…モンスター…だっ！！」

アビスシャウロン「ただ出てきただけじゃねぇ！！！このカードが『特殊召喚に成功した時！！相手のライフを半分にする！！』」

トウセン「なっ！！？」

ｶﾞｶﾞｶﾞｯ!!

電流が地面を砕きながらトウセン達を襲う

トウセン「ぐぁぁっ！！？」
LP800➡400

通「がぁぁっ！！？」
LP300➡150

エナ「そんなっ！！」

遊姫「二人とも！！しっかりっ！！！」

通「く…そ…すまねぇ…トウセン…俺が…アイツらを倒したばかりに」

トウセン「いや…どのみち…このモンスターは出現していた…だがお前がダメージを与えてくれたお陰で…勝機は…見えた…！！！」

通「…トウセン…ああ…だったら信じてるぜトウセン…お前ならやってくれるってな」

トウセン「…任せろ…奴は必ず仕留める」

通「…俺はこれでターンエンド」
手札0

アビスシャウロン「ひゃっひゃっひゃっ！！！このモンスターがいれば俺は無敵なんだよぉ！！いくら足掻こうが無駄だ！！」

トウセン「それはやってみなければ分からない！！俺のターン！！ドロー！！」
手札1

アビスシャウロン「はっ…無駄だ！！トーチャーズ・ルシフルスの効果発動！『１ターンに1度！自分フィールドよりも相手フィールドのカードの枚数が多い場合！！相手の手札1枚を墓地へ送る！！』」

トウセン「っ！！」

エナ「手札をっ！？」

遊姫「トウセンの手札は1枚しかないのに！！」

トラクリボー『トウセンに何もさせないつもりね…！！』

アビスシャウロン「その手札のカードを墓地へ送って貰おうかトウセンっ！！！」

トウセン「…だがまだ終わりじゃない！！俺はセッティグ済みのペンデュラムスケールで再びペンデュラム召喚を行う！！」

アビスシャウロン「…ふん…無駄な事を…」

トウセン「ペンデュラム召喚！！現れよ！！ブラック・ドラゴン！！」


ブラック・ドラゴン
攻撃力2900


トウセン「ブラック・ドラゴンはエクシーズでありながらレベル7が召喚可能な場合！エクストラデッキから特殊召喚出来る！」

アビスシャウロン「何をしようとしてるか知らねぇが無駄なんだよ！！トーチャーズ・ルシフルスの効果発動！『相手フィールドにモンスターが特殊召喚された時！相手フィールドのモンスター全ての攻撃力を0にする！！』」

遊姫「え！？」

アビスシャウロン「俺様の前ではすべてが無となる！！」


ブラック・ドラゴン
攻撃力0


アンファングアイズ
攻撃力0


ブルーアイズ
攻撃力0


ノブナガ
攻撃力0


ヒデヨシ
攻撃力0


遊姫「そんな…通のフィールドのモンスターまで…」

アビスシャウロン「更にぃ！『このターンにバトルを行っていないモンスターは必ず！！トーチャーズ・ルシフルスに攻撃しなければならねぇ！！』」

エナ「なっ！？攻撃力4000に攻撃をっ！？」

遊姫「そ、そんなのって…！！！」

アビスシャウロン「ひゃっひゃっひゃっ！！無駄だったなぁ！！トウセン！！レグリス！！！これで終わりだぁ！！全て！！終わるんだよぉ！！」

通「…いいや終わらねぇ」

アビスシャウロン「…あ？」

トウセン「…ふ」

アビスシャウロン「トウセン…てめぇ何笑ってやがるっ！！」

トウセン「お前は負けるんだ…最強と自負していた自分自身にな！！」

アビスシャウロン「何っ！？」

トウセン「墓地からマジックカード『エクストラ・エンゲージ』を発動！！」

アビスシャウロン「墓地…だと…！？」

トウセン「このカードは『お互いの墓地のどちらかに融合、エクシーズ、シンクロ、ペンデュラムのモンスターが存在する場合に除外することで発動する！！』」

遊姫「え…それって…」

トラクリボー『…まさかっ！！』

トウセン「その通りだシャウロン！！お前の墓地に存在する！！」

アビスシャウロン「なっ…にぃ…！！？」

トウセン「そして！！このカードの効果が発動した場合！！『エンドフェイズまでお互いにこのターンモンスター効果は発動できず！フィールドのモンスターの効果は無効化される！！』」

アビスシャウロン「な…なんで！！なんでそんな物をこのタイミングでドローできるっ！！？」

トウセン「己を信じてそして皆の思いを込めたドローは全て必然！ドローカードはそれに答えてくれる！！」

アビスシャウロン「ふ…ふざけんっ！！」

そしてフィールドにやさしい風が吹くと全てのモンスターの攻撃力が元に戻る

アビスシャウロン「っだが！！所詮攻撃力が戻った所で！！俺様のモンスターには届かねぇ！！」

通「この瞬間！！イザナギのペンデュラム効果発動！！」

遊姫「えっ！？どうして！？効果が発動できるの！？」

トウセン「ペンデュラム効果はモンスターの効果ではない！！よって発動できる！！」

通「『自分フィールドの龍刃武将モンスター1体を破壊し破壊したモンスターを装備カードとしてフィールドの他のモンスターに装備しそしてその攻撃力の数値を加える！！』」

通「俺は！ノブナガを破壊し！アンファングアイズに装備する！！」


アンファングアイズ
攻撃力2500➡5500


アンファングアイズにノブナガの鎧が装備される

通「この効果を使用したターンの終わりに装備カードは破壊されるけど…トウセン！！」

トウセン「レグリスが俺に繋いだ力！！ここで決めるぞ！！」

トウセン「アンファングアイズ！！！トーチャーズ・ルシフルスを攻撃せよ！！」

アビスシャウロン「くっ！！そがぁ！！！」

ｽﾞｶﾞｧｧﾝｯ!!


アンファングアイズ
攻撃力5500

⬇

トーチャーズ・ルシフルス
攻撃力4000


アビスシャウロン「何が…くそっ！！俺様に何が足りねぇっ！！」

トウセン「ブルーアイズ！！！そしてブラック・ドラゴン！！シャウロンにダイレクトアタック！！！」

アビスシャウロン「この俺様がぁぁぁ！！！最強にぃぃ！！！」
LP3000➡0

ｸﾞｶﾞｶﾞｶﾞｯ!!!

トウセン達の放ったブレスの一撃はシャウロンを貫きそして再びシャウロンは時空の崖に落ちていく

トウセン「…終わりだシャウロン」

通「…」

遊姫「…終わったの…？これで…」

…

シャウロン「ぐぁぁっ！！くそっ！！なんで！！なんで届かねぇ！！」

シャウロン「なんで！！俺様はこんなに！！負けるんだ！！」

ﾊﾞｯｯ!!

シャウロンは手を伸ばす

遥か高いファラリスの地面さらにその先の空へ

シャウロン「なんで…届かねぇんだ…！！俺は最強に…！！」

いいんだよ…

優しい声が聞こえた

それはシャウロンの背後から聞こえる

シャウロン「な…お前は…」

そこには優しい顔をした少女の姿だった

それをシャウロンは知っている

シャウロン「…リタ…なんで…」

リタ『もういいんだよシャウロン…貴方は頑張った…頑張ったんだから』

シャウロン「…何を言って…」

半透明の少女は優しくシャウロンを後ろから抱き締める

リタ『私のために強くなろうとしてたんだもんね…守ろうとしてくれたんだもんね…』ｷﾞｭｯ

シャウロン「な…俺はっ！！違うっ！！そんなんじゃ…！！」

リタ『守れなかった物を必死に取り返そうとして…頑張った…シャウロン…だからもう休もう…』

シャウロン「…俺は」

…

シャウロンがまだ幼かった頃…平和とは言えなかった戦乱の時代

リタ『えと…私は…』

シャウロン『お前！なんでなよなよしてんだ！！この国でそんな奴はすぐにやられちまうぞっ！！』

リタ『ﾋｯ…』

シャウロン『…しょうがねぇ！…この俺様が守ってやるよ！いいか！！この事は俺の糞じｇ…父さんには内緒だかんな！！いいな！』

…

リタ『お休み…シャウロン…』

そしてシャウロンは沈んでいく…シャウロンは闇に溶けていった

…



トウセン「くっ…」ｶﾞｸｯ

通「つ、疲れた…」

遊姫「大丈夫！？二人とも！」

トウセン「ああ…なんとかな…」

通「だけどこれでシャウロンは今度こそ終わったはずだ…」

トウセン「…だと良いんだがな」

エナ「これで世界は平和に…深淵が取り払われるのですね」

トウセン「…ああ」

ｺﾞｺﾞｺﾞｯ!!

トウセン「っ！？」

それとは裏腹にまたしても時空の崖が揺らいでいく

通「なっ！？なんだ！！？まさかまたシャウロンがっ！！？」

トラクリボー『い、いいえっ！！！この感じはっ！！！』


『愚かな人間共よ』

トウセン「っ！？その声は！！」

通「そうか…お前が…！！」

遊姫「…アビスっ！！！」

その闇から生まれた物は全てを包もうとしていた。



…


続く


次回


遊姫「世界は貴方になんて負けない！！」

トウセン「その通りだ！！世界は！光は！！消して闇には屈しない！！」

アビス『我に歯向かうと言うこと事態が愚かなのだ人間共よ…嘆くがいい誰に向かっていくと言うことかをな』

遊姫「次回『虚無と深淵の』一気に駆け上がるよ！！」