第141話 深淵にすがる者　作：こんにゃく

トウセン「…」

エナ「お父さん…」

トウセン「エナ…奴は復活するのか…？」

エナ「え？」

トラクリボー『トウセン…貴方…』

トウセン「俺は一騎とのデュエルで一騎の記憶を共有した…アビスは存在する」

遊姫「共有って…」

トウセン「記憶の共有自体はアビスも想定外の事だろう…それに遅かれ早かれ俺は奴に消されているだろうしな」

遊姫「それじゃあ今の貴方は…」

トウセン「いいや」

トウセンが首を横にふる

トウセン「一騎は言っていただろう、俺と一騎は同じであり同じではない…俺はトウセンで奴は一騎…」

遊姫「…」

トウセン「俺は一騎ではない…だが一騎の意思は継いだ…継いだからにはカナラズ成し遂げて見せる…！」

遊姫「トウセン…」

エナ「…その…復活…分かりません…」

トウセン「…そうか」

エナ「クロスピース…お父さんと一騎が戦うと発動するキー…ですから既に何かが起こっている…と考えても良さそうです」

トウセン「…エナの話が正しければ…奴は本格的に動き出す頃だが…」


ﾄﾞﾝｯ!!

遠くの方から凄まじい音が聞こえてくる

遊姫「な、なに！？」

トウセン「…！！デュエルで気がつかなかったが…どうやら近くでなにかが起こっているらしいな…」

トラクリボー『何か…？』

トウセン「それはわからん…が」

遊姫「…行くの？」

トウセン「当たり前だ…もしかしたらアビスに繋がる何かかもしれん」

遊姫「…う、うん…そうだよね…私だって一騎のこの思いを受け取ったんだもん…頑張らなくちゃ…！！」

トウセン「遊姫…その通りだ俺達に出来ることを全力でやりとげる…それが今できる事だ」

遊姫「…うん！」

トウセン「よし…では行くぞ！！」

…



通「…二人はどうして？」

ジェイド「俺とこのははこの世界…ファラリスの住人を避難させていた」

通「…避難…」

ジェイド「俺とこのはには…どうやらこの闇を打ち払う能力があるようだからな」

通「…ジェイドはコスモアイズ…光の力を持っている…このはは…なんで？」

このは「もみじ…アルフレドから託されたのです…この力を」

通「アル…そうか…」

通「アルにもまたこの闇を止める術を…独自に開発していたってことか…流石だな…全く…」

通「アイツはこうなることを予測していたってことか…」

ジェイド「この後はどうする？」

通「…シャウロンは倒した…このままいけば全てが終わっている筈だが…」

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾞﾝｯ!!

通「っ！？」

通達は凄まじい爆音に思わず耳を塞ぐ

通「な、なんだっ！？」

それは時空の崖からとてつもない量の闇が溢れている

通「こ、これは…！！」

ジェイド「なんという闇だっ！！」

このは「一体何がっ！！！」

…

遊姫「あ、あれ！！」

遊姫が指を指す

エナ「なんですか…あの闇は！！」

トウセン「どうやら本当にアビスが…む…！！」

トウセン達の目の前に通達の姿があった

通「…トウセン！！」

トウセン「レグリス…それに他の者達まで…」

このは「遊姫！！」ｷﾞｭｯ

遊姫「このはちゃん！」ｷﾞｭｯ

遊姫とこのはが手を絡めお互いの安否に安堵する

ジェイド「トウセンがいると言うことは…」

コレット「つまり…貴様…！！一騎を！！」ｷﾞﾛｯ

このは「いっき…」ｼｭﾝ…

トウセン「その通りだ…だが俺は奴と約束をした」

コレット「約束だと…ふざけるな！！今さら何をっ」

遊姫「えっと…皆…この人はもう…大丈夫だから…！」

コレット「っしかし！！遊姫！！コイツは…！！」

遊姫「私は間近で見たから…二人の…デュエルを」

コレット「…っそうか…すまない…遊姫が言うんだ…私はそれ以上は言わないよ」

遊姫「ありがとうコレットさん」

ジェイド「…」

トウセン「…俺は一騎と約束をしたこの世界を守るとな」

このは「…いっきがトウセンに託したんですね…」

通「…どうやら一騎の奴…上手くいったみたいだな…トウセンを説得出来た」

トウセン「…それでこれは…？」

通「この闇…今までとは比べ物にならない…これじゃあ本当に…」

トウセン「なるほど…アビスが復活した…と捉えるのが自然だな」

通「トウセンお前…どうしてアビスの事を…」

トウセン「俺は一騎の記憶を持っている…一騎が体験したことは頭の中に入っている」

通「ははっマジかよ…そりゃあ心強いぜ！！」

トウセン「レグリス…この世界を守るぞ！」

通「…当然だ！！やるぞトウセン！！」

？？？「ソイツは無理だなぁ！！！」

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞｯ

トウセン「！」

時空の崖…そこから闇が形をなして現れる

通「なっ！？お前はっ！！！？」

そこには闇で作られた翼、悪魔のような体

その姿はおよそ人間ではない

トウセン「その姿…一体…まさかっシャウロン…か！？」

シャウロン「そうだぁ！！…この俺こそが！！…深淵の…神…！！シャウロン様だぁ！！」

ﾄﾞﾝｯ!!

トウセン「っ」

シャウロンの叫びと共に闇の勢いが強まる

トウセン「奴…一体何が…！！」

通「…奴の中にはアビスがいた…！」

トウセン「何！？」

通「だが俺がさっき…アビス毎シャウロンを倒したはずだっ！！なんで…！！」

シャウロン「その通りだ！！俺の中にはアビスがいた！！そしてそこにいるレグリスに敗北し！！この崖に突き落とされた！！」

…



シャウロン『ぐぁぁぁっ！！くそっ！！くそがぁ！！』

アビス『…この状況どうするつもりだ…？』

シャウロン『てめぇの方こそ…一騎のやろうを使った計画はどうすんだよぉ！！』

アビス『…』

シャウロン『くそがぁ！！俺様はこんな所で消えられねぇんだよ！！！俺様は最強になるまではぁ！！！』

シャウロン『…っ！いやまて…良いことを思い付いた』ﾆﾔｧ

アビス『…ほうそれは…？』

シャウロン『それは…てめぇを喰らって力にすんだよぉ！！』ｶﾞｯ!!

アビス『なんだと？』

シャウロンの闇がアビスを捉える

シャウロン『ひゃひゃひゃっ！！てめぇはファラリス七賢者を恐れていた！！ってぇ事は今の俺の力を使えばっ！！』

アビス『…愚かな…』

シャウロン『この俺様に力を余越やがれぇ！！アビスゥゥ！！！』

アビス『…』

ｷﾞｭｧｧｧｯ!!!

…


シャウロン「その時！！俺様は進化したのさ！！俺の中に存在する喰らったファラリス七賢者の力を使い！！アビスさえも喰らい進化した！！」

トウセン「…そうかお前はスピカも…他の皆も…！！」

シャウロン「一騎の意思を継いだか何かしらないが…今の俺こそが最強にして最高のデュエリスト…この世界は混沌の深淵に包まれそして俺がその頂点となる！！！」

シャウロン「この俺様はアビスをも超えた存在！！アビスシャウロン様だぁ！！！」

ジェイド「っ！！まずい！！このままでは本当に世界が…！！」

このは「ジェイド！！私達で闇を止めるのです！！私達にしか出来ませんです！」

ジェイド「…っ！！ああそうだな…通！トウセン！！」

このは「ソイツの相手は任せるのです！！！」

ﾊﾞｼｭﾝｯ!! ジェイドは光の竜にそしてその背にはこのはが乗り闇へと向かっていく

通「…ジェイド…このは…」

コレット「通…」

通「ん？」

コレット「お前にこのカードを渡しておく」ｽｯ

通「…これは」

コレット「『星眼の極水晶竜(ステラアイズ・クリスフィア・ドラゴン)』…お前の側には私がついている事を忘れるな」

通「…ｸｽｯ…なぁコレット」

コレット「…なんだ？」

通「これが終わってさ…世界が平和になったら…」

コレット「ん？」

通「…結婚すっか」

コレット「なぁ///」ｶｧｰｯ!!

コレット「にゃ///にゃにを//バカなことを///こ//こんな時に//」

通「こんな時だからこそだよ」

コレット「うにゅ//う//うぅ…//」

通「な？別にいいだろ？」

コレット「な、う///え//うむぅ…///」ｺｸｯ

通「よぉぉぉし！！！なんかプロポーズしたら俄然やる気が出てきた！！」

通の背後から炎が吹き出る…ように見える

コレット「う///ｺﾎﾝｯ…通！！いいか！私もジェイド達に協力をする…だから…」

通「…」

コレット「奴を倒し『世界を平和』にしろ！！いいな//！」

通「…コレット…それって…」

コレット「///」

通「ﾌｯ…当たり前だぜ！！」

コレットはその言葉を聞き

コレット「ステラアイズ！！」ﾋﾟｯ!

コレットはステラアイズを呼び出し闇に向かっていく

トウセン「…遊姫…エナお前達は俺達の側を離れるな…何が起こるかわからん」

エナ「は、はい」

遊姫「う、うん…」

トウセンと通…二人がシャウロンに向き合う

通「さてと…シャウロン…いい加減しつこいぞお前…」

トウセン「スピカ達の無念を晴らさせてもらう」ｷﾞﾛｯ

アビスシャウロン「無駄だ！てめぇらではこの俺様の足元にも及ばない！！」

トウセン「それはやってみなければ分からない」

通「その通りだ…今度こそ地獄に落ちてもらうぞ！！シャウロン！！」

アビスシャウロン・トウセン・通「デュエル！！」
LP4000


アビスシャウロン「おっと…このデュエル…お前達には連続でターンをくれてやる…だが俺は初めから手札は6枚そしてライフは8000からだ」
手札6
LP8000

トウセン「良いだろう」

通「それくらいのハンデはくれてやるよ…そして今度こそ甦ってこれねぇように徹底的に倒してやる！！」

アビスシャウロン「やれるものならやってみなぁ…！！」

通「トウセン！先行は俺から行く！」

トウセン「…ああ、任せるぞレグリス！」

通「俺のターン！」
手札5

遊姫「…これで…二人が勝てば…終わるんだよね…」

トラクリボー『ええ、その通りよ…だから頑張ってもらわなくちゃね…』

通「俺は手札からスケール3の『戦刃 ツクヨミノツルギ』とスケール6の『戦刃 スサノオノヒトタチ』でペンデュラムスケールをセッティング！」



戦刃 ツクヨミノツルギ
レベル4/炎属性/ドラゴン族/スケール3
攻撃力0/守備力400


戦刃 スサノオノヒトタチ
レベル5/炎属性/ドラゴン族/スケール6
攻撃力1900/守備力500


通「これでレベル4から5のモンスターが同時に召喚可能となったぜ！！ペンデュラム召喚！！来い！！レベル4！！『龍刃武将 双刃 のヒスイ』！！」


ヒスイ
レベル4/炎属性/ドラゴン族
攻撃力1800/守備力1500


通「同じくレベル4！！『龍刃武将 双蛇のマムシ』！！」


マムシ
レベル4/炎属性/ドラゴン族
攻撃力1800/守備力1500


遊姫「通もペンデュラム召喚を使えるの！？」

通「ああ、この力は昔トウセンから貰った力なんだ…」

通「デキレストの戦禍の時代…一人で生きてきた俺はトウセンからはに敗北し…親友と呼べる仲間になった…」

通「それでトウセンから仲間の…信頼の証としてこの力を貰った」

通「今こそこの力を惜しみ無く使うときだぜ…なぁトウセン！」

トウセン「レグリス…その通りだな…まさにその通り！！奴を倒し！今度こそ世界を平和にする！！」

通「その息だぜトウセン！！俺は！ヒスイの効果発動！『このカードが召喚、特殊召喚に成功した時、デッキから『龍刃』カードを１枚手札に加える！！』」

通「デッキから『龍刃武将 白撃のナガイエ』を手札に加える！」
手札2

通「それだけじゃない！俺はフィールドのレベル4！ヒスイとマムシでオーバレイ！！」

通「長きに渡る戦禍を共に、血肉を裂き、鮮血をその剣に濡らす龍の刃…今出陣！！ランク4！『龍刃武将 狂魔鳳凰』！！」


狂魔鳳凰
ランク4/炎属性/ドラゴン族/エクシーズ
攻撃力2300/守備力1000


通「狂魔鳳凰の効果！『オーバレイユニットを１つ使い！デッキから装備魔法1枚を選択しそのカードを手札に加える！』」

通「俺はデッキから『龍刃 クリムゾン・ランス』を手札に加える！！」
手札3

トラクリボー『１ターン目からエクシーズに加え…消費した手札を回復した…』

エナ「流石は英雄…レグリスさん…」

通「これで終わりじゃねぇ！スサノオノヒトタチのペンデュラム効果発動！『１ターンに1度フィールドの『龍刃武将』エクシーズモンスター1体を選択しランクの1つ高い龍刃武将モンスターにランクアップさせる！』」

通「六点の門をくぐり抜け！！数多の戦場に降り立つ龍の王！！今降臨せよ！ランクアップエクシーズチェンジ！！いざ出陣！！ランク5！！！『龍刃武将・ノブナガ』！！」


ﾎﾞﾎﾞﾎﾞｯ!!紅蓮の炎から現れる赤き鎧を身に纏うドラゴン

ノブナガ
ランク5/炎属性/ドラゴン族/エクシーズ
攻撃力2600/守備力2000


遊姫「す、凄い…」

通「ノブナガの効果発動！『オーバレイユニットを１つ使い！！墓地から龍刃武将モンスターを装備魔法扱いで装備しそのモンスターの攻撃力分このカードの攻撃力をアップさせる！』」

通「俺は墓地からヒスイを選択し！ノブナガに装備する！！」


ノブナガ
攻撃力2600➡4400


エナ「攻撃力4400…！！」

通「俺は更にノブナガにクリムゾン・ランスを装備しターンエンド！」
手札2

トウセン「ふ…流石はレグリス…１ターン目からここまでやるとはな…」

通「当たり前だぜ…」

トウセン「なら…俺も見せてやるしかあるまいな！！俺のターン！！」
手札6

トウセン「俺は手札からスケール3の『アイズ・ペンデュラム・トーテム』とスケール8の『アイズ・ペンデュラム・ポール』をセッティング！」


アイズ・ペンデュラム・トーテム
レベル4/光属性/天使族/スケール3
攻撃力0/守備力0


アイズ・ペンデュラム・ポール
レベル7/闇属性/悪魔族/スケール8
攻撃力0/守備力0


トウセン「これでレベル4から7のモンスターが同時に召喚可能だ！！」

アビスシャウロン「ペンデュラム…ペンデュラム…って…てめぇらはそれしかできねぇのか！？」

トウセン「ふん…今に見せてやるシャウロン…ペンデュラムのその先と言うものをな…！俺は手札からレベル4！『アイズ・ワイバーン』！！」


アイズ・ワイバーン
レベル4/光属性/ドラゴン族
攻撃力1700/守備力500


トウセン「レベル7！『アンファングアイズ・リザレクション・ドラゴン』！！」


アンファングアイズ
レベル7/光属性/ドラゴン族/スケール8
攻撃力2500/守備力2000


トウセン「更に！同じくレベル7！『真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラック・ドラゴン)』！！」


レッドアイズ
レベル7/闇属性/ドラゴン族
攻撃力2400/守備力1200


トウセン「そして！アイズ・ワイバーンの効果発動！『召喚、特殊召喚に成功したこのカードをリリースすることでデッキからアイズモンスター1体を特殊召喚する！！』」

トウセン「現れよ！！『青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)』！」


ブルーアイズ
レベル8/光属性/ドラゴン族
攻撃力3000/守備力2000


遊姫「もしかして…これって…」

トウセン「俺はレベル7のアンファングアイズとレッドアイズでオーバレイ！！！」

トウセン「常闇を照らす閃光よ闇を喰らい魂の喝采を！！エクシーズ召喚！！ランク7！『アンファングアイズ・ブラック・ドラゴン』！！」


アンファングアイズ・ブラック・ドラゴン
ランク7/闇属性/ドラゴン族/エクシーズ/スケール2
攻撃力2900/守備力1500


トラクリボー『ペンデュラムからのエクシーズ…』

エナ「お父さんはそれだけじゃない…」

トウセン「アイズ・ペンデュラム・トーテムのペンデュラム効果発動！『１ターンに1度！自分フィールドのアイズエクシーズモンスター1体のオーバレイユニットを１つ選択しそのカードをフィールドにレベル1のチューナー扱いで特殊召喚出来る！！』」

トウセン「再び現れよ！！アンファングアイズ！！」


アンファングアイズ
レベル7➡1 チューナー
攻撃力2500


トウセン「そして！レベル8のブルーアイズにレベル1となったアンファングアイズをチューニング！！」

トウセン「常闇を照らす漆黒の闇よ光を喰らい魂に喝采を！！シンクロ召喚！！レベル9！『アンファングアイズ・ホワイト・ドラゴン』！！」


アンファングアイズ・ホワイト・ドラゴン
レベル9/光属性/ドラゴン族/シンクロ/スケール7
攻撃力3500/守備力2800


遊姫「アイズ・ペンデュラム・トーテムがそういう効果を持ってるって事は…」

トウセン「アイズ・ペンデュラム・ポールのペンデュラム効果発動！！『１ターンに1度！墓地、エクストラデッキに存在するこのターンにシンクロ召喚の素材として送られたアイズモンスター1体を選択しそのモンスターをフィールドに特殊召喚する！』」

トウセン「舞い戻れ！アンファングアイズ！！」


アンファングアイズ
攻撃力2500


エナ「お父さん…やっぱり凄い…」

遊姫「ペンデュラムシンクロにペンデュラムエクシーズを１ターンで…」

トラクリボー『これが覇王…トウセンに英雄レグリス…』

トウセン「俺はカードを１枚セット！これでターンエンドだ」
手札0

トウセン「どうだシャウロン…これが俺達の力…絆の力で得た力だ！」

アビスシャウロン「…クククッ何が絆だ…何が絆で得た力だ…！！！」

アビスシャウロン「この世に必要な物は圧倒的支配力を持つ力！！相手を倒す力！！」

アビスシャウロン「絶対的な力は世界さえ支配する！！それを見せてやるよ！！俺様のターン！！」
手札7

アビスシャウロン「クククッ！トウセン！レグリス！！これが力だ！！ファラリスの奴等から奪った力！！絶望を喰らう力！！」

アビスシャウロン「スケール1の『拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン) スパイク・チェア』！スケール5の『拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン) トゥーム・クロウズ』でペンデュラムスケールをセッティング！！」

ｶﾞｶﾞｶﾞｯ!!

トウセン「な…に…！！」

通「シャウロン…ペンデュラムまで…！！」

エナ「この力…まさか…お母さん…！！？」

トウセン「…そうか…スピカの力を…！！」


スパイク・チェア
レベル4/闇属性/悪魔族/儀式/スケール1
攻撃力1800/守備力2200


トゥーム・クロウズ
レベル7/闇属性/悪魔族/儀式/スケール5
攻撃力2300/守備力2700


アビスシャウロン「これでレベル2から4のモンスターが同時に召喚可能！！ペンデュラム召喚！！現れよ！！レベル4！！『拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン) ギア』！！」


ギア
レベル4/悪魔族/闇属性
攻撃力100/守備力1700


ギア
レベル4/悪魔族/闇属性
攻撃力100/守備力1700


アビスシャウロン「そして！レベル4のギア2体でオーバレイ！！！」

トウセン「っ何！？」

アビスシャウロン「希望の光を喰らい絶望の闇を呼び出す漆黒の悪魔！！降臨せよ！！エクシーズ召喚！！ランク4！！『拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン) ピュロールレス』！！」


ピュロールレス
ランク4/闇属性/悪魔族/エクシーズ
攻撃力2600/守備力0


晒し台に悪魔が数体乗っている

アビスシャウロン「スパイク・チェアのペンデュラム効果発動！『自分フィールドに拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)エクシーズ、シンクロ、融合モンスターが正規の召喚方法で特殊召喚された時！！デッキから拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)マジック及びトラップカード１枚を手札に加える！』」

アビスシャウロン「デッキから『拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)の非情製作』を手札に加える」
手札4

アビスシャウロン「更にぃ！ピュロールレスの効果発動！『オーバレイユニットを１つ使い！自分フィールドに融合またはシンクロが存在しない場合、デッキから拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)チューナーモンスターまたは拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)融合、フュージョンカードを１枚手札に加える！』」

アビスシャウロン「俺様はチューナーモンスター『拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン) エクスキューショナー』を手札に加える！！」

通「チューナー…っつぅ事はあのモンスターを…！！」

アビスシャウロン「俺はさっき手札に加えた拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)の非情製作を発動し『デッキからレベル7以下の拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)モンスターを墓地へ送ることで手札の拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)1体を儀式召喚出来る！』」

アビスシャウロン「デッキから『拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン) トライトロイ』を墓地へ送り手札から『拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)ガローテ』を儀式召喚！！」


ガローテ
レベル4/闇属性/悪魔族/儀式
攻撃力2000/守備力0


アビスシャウロン「そして！エクスキューショナーの効果により『フィールドに拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)儀式モンスターが存在する時手札から特殊召喚出来る！！』」


エクスキューショナー
レベル4/闇属性/悪魔族/チューナー
攻撃力1600/守備力500


アビスシャウロン「俺は！レベル4のガローテにレベル4のエクスキューショナーをチューニング！！束縛せし血塗られた車輪よ、四肢を砕き、死へ下る世界へと誘うがいい！！シンクロ召喚！レベル8！！『拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン) デス・ホイール』！！」


デス・ホイール
レベル8/闇属性/悪魔族/シンクロ
攻撃力2600/守備力800


エナ「シャウロンも…シンクロを…！！」

アビスシャウロン「まだだ！！スパイク・チェアのペンデュラム効果！！俺様のフィールドに正規の召喚方法でシンクロ召喚に成功した！！よってデッキからマジック、トラップを手札に加える！！」

アビスシャウロン「今度は『拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)フュージョン』を加える！」
手札3

トウセン「あのカードは…まさか…融合！！？」

アビスシャウロン「ケケケッその通りだぜトウセン！！俺様は拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)フュージョンを発動し！！『墓地の拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)儀式モンスターを除外することでエクストラデッキから融合モンスターを融合召喚する！！』」

アビスシャウロン「俺は墓地のガローテ…そしてトライトロイを除外し融合！！」

アビスシャウロン「死を司る電流よ、数多の血肉を焦がす、罪人を裁く悪魔となれ！！融合召喚！『拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン) エクス・デス・ボルト』！！」
手札2


エクス・デス・ボルト
レベル8/闇属性/悪魔族/融合
攻撃力2700/守備力1500


遊姫「融合…まで…！！」

通「シャウロン…！」

トウセン「これが…他の皆の力を奪った結果か…！！」

アビスシャウロン「そうだ！！これが今の俺様の力！！最強の力だぁ！！」

通「…アビスの力を奪って…勘違いしているようだな」

アビスシャウロン「…なに？」

トウセン「ああ…シャウロンお前の力は所詮紛い物…自身の力ではない！！」

アビスシャウロン「言ってろ…てめぇらはここで死ぬんだ…負け犬の遠吠えならあの世でやんな！！」

アビスシャウロン「俺は墓地に存在するギアの効果発動！『融合、シンクロ、エクシーズ何れかの素材となって墓地に存在するこのカードを除外しデッキから拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)儀式モンスター1体を手札に加える！！』」

アビスシャウロン「デッキから加えるのは『拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン) ヘル・ギロチン』」
手札3

アビスシャウロン「ここで俺は手札から『拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)の降誕製作』を発動し！！手札の『拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)ヘッド・クラッシャー』をリリースする！！」

アビスシャウロン「鮮血をその身体に染み付け、歯向かう者共の首を跳ねる斬首の悪魔ここに現れよ！！拷問悪魔（トーチャーズ・デーモン） ヘル・ギロチン！！」
手札1

ヘル・ギロチン
レベル8/闇属性/悪魔族/儀式
攻撃力2500/守備力2000


トラクリボー『遂に…儀式まで…っ！！』

シャウロンのフィールドには4体のモンスター…

それぞれがそれぞれの色を持ちそして力を持つ

アビスシャウロン「トウセン！！てめぇはペンデュラムの祖だと言うが俺は！！既に！！融合！シンクロ！エクシーズ！儀式！そしてペンデュラムさえもこの手に掌握している！！！」

アビスシャウロン「この俺様の前に全ての者が膝まずき！！そして頭を垂れるんだよ！！」

アビスシャウロン「さぁ！！絶望の時間だ！てめぇら！！最後の余生を楽しむがいい！！！」


…

続く



次回

トウセン「最強とは…他者を思いそして皆の力を合わせること…独り善がりでは消して辿り着けない境地の事だ！！」

通「皆の思いは…確かにここにある！！この心になぁ！！」

アビスシャウロン「絆など！！そんなものは必要などない！！ただひたすらに貪る強さのみが最強への道だぁ！！」

遊姫「次回『伸ばした手』一気に駆け上がれ！！」





…


遊姫「祝！141話！！！」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

遊姫「…なんか寂しくなったね」

トラクリボー『そうね』

遊姫「一騎もいなくなっちゃって…皆…いなくなって」

トラクリボー『…でもそんな彼らが私達に残した最後の希望…まだ私たちの戦いは終わってないわ』

遊姫「…うん！そうだよね！！よし！！がんばるぞぉ！」ｵｰｯ

遊姫「今回…デュエルパート何も動いてないね」

トラクリボー『それどころかシャウロンが復活したの予想外の人が多いんじゃない？』

遊姫「しつこいとか言わないであげて！！」

トラクリボー『シャウロンは最強…って言葉を口にしているけど彼の何がそこまでして最強を目指しているのかしらね』

遊姫「次回きっとそこが明らかになるんだね！！最強を目指す理由…シャウロンの戦い…！！」

遊姫「クロスピースは！！143話から最終章だよ！！」

トラクリボー『全147話で本編は終了…かしらね？』

遊姫「よぉし！！皆！！一気に駆け上がるよ！！オー！！」