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第10話 一果の拳(おもい) 作:いちごT
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前回のあらすじ
ふとしたきっかけでちよに接触しようと画策する少女、繭。しかしそのストーカーにも近い行為に気づいた一果が動き、デュエルに発展する。相手の攻撃にうまくカウンターを決める一果だったが…
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一果「『聖犬突き!!』」
アォン!!
カラテリアの突き出した拳がグレートモスの土手っ腹に風穴を開ける。
繭「くっ…!」
繭 LP4000→LP3300
一果「どうだ!」
繭「このっ…!」
一果「この瞬間、『犬闘士カラテリア』の効果発動!」
一果「犬闘士モンスターが相手に戦闘ダメージを与えた時、フィールドの犬闘士に白星カウンターを1つ乗せる。」
カラテリアの頭上に小さな白い円が表示される。
繭(………熱くなって伏せカードに無警戒……空回りしてちゃダメだ。所詮はオシリスレッド…ちゃんとやれば勝てる…)
繭「…カードを2枚伏せてターン終了。」
●工藤一果 LP4000 手札2枚
モンスター1 『犬闘士カラテリア』
魔法、罠 1 『鉄犬魂』
● 繭 LP3300 手札1枚
モンスター0
魔法、罠 2 伏せカード2枚
一果「アタシのターン! ドロー!」
一果「『犬闘士ボクボクサー』を召喚!」
・犬闘士ボクボクサー ☆4 攻1600守1000
トランクスを履き真紅のグローブをつけたボクサー犬が現れ、華麗なシャドーを決める。
一果「永続魔法『鉄犬魂』の効果で攻撃力アップだ!」
・犬闘士ボクボクサー 攻1600→攻2100
一果(伏せカード2枚……だけど…)
一果「攻めあるのみ! 『ボクボクサー』でダイレクトアタック!」
繭「罠発動! 『スパイダーエッグ』」
ボクボクサーが繭に向かって渾身のストレートを放つが突如現れた虫の卵に阻まれ、拳を受けた卵にはヒビが広がる。その中から小さい蜘蛛が3匹殻を破って。その光景に一果は顔を歪める。
一果「うえ…」
繭「『スパイダーエッグ』は墓地に昆虫族が3体以上いる時、直接攻撃を無効にしてスパイダートークンを3体…攻撃表示で特殊召喚する。」
・スパイダートークン×3 ☆1 攻100守100
一果「3体?バッタと蛾と……え?」
繭「……『闘虫仮装』の効果で手札から捨てた。」
一果「あ、ああ…そっか…」
繭(調子狂う…なんでこんなバカポニテがあの子と仲良く……)
恥ずかしそうに頭をかく一果を見て繭は苛立ちを募らせる。
繭「……早くターン進めて。」
一果「ごめんごめん。んじゃ仕切り直し! 『カラテリア』でトークンに攻撃!」
繭「く……」
繭 LP3300→LP1400
一果「しゃあ!!」
一果「白星カウンターが乗った『カラテリア』が相手モンスターを倒した時、デッキから犬闘士モンスターを手札に加える! アタシは『犬闘士チワ・リブレ』を手札に。」
一果「さらに犬闘士モンスターが戦闘ダメージを与えたから『カラテリア』『ボクボクサー』に1つずつ白星カウンターを載せる。」
ボクボクサーの頭上にも白い円が浮かび上がり、カラテリアにも2つ目が表示された。
一果「アタシはこれでターンエンドだ。」
香夜「きゃーっ!! 素敵よお姉様!」
しいな「す、凄いです…相手の人ラーイエローなのに…」
ルイ「だね。一果ちゃん! このまま押し切っちゃえ!」
一果「サンキュ!」
一果は飛び跳ねて喜ぶ香夜たちに笑顔でサムズアップを送る。
繭「………ボクのターン!」
繭「ドロー! ……トークン2体を生贄に、レベル7『インセクト女王(クイーン)』を守備表示で召喚!!」
・インセクト女王 ☆7 攻2200守2400
インセクト女王「キシャアアアァァァァ!!!」
その姿はまさに蟲だった。胸部からは3本2対の6本の脚と巨大な翅が生え、膨れ上がった腹部とそれをつなぐ腹柄節。蟲という要素が集まっていた。しかしその胸から伸びた太い首の先は人面と化し、触覚が伸びている。
一果「あ……あ………」
しいな「ひいっ!?」
その異形を目にした一果は口をあんぐり開けて完全に固まってしまい、しいなは悲鳴をあげてルイの後ろに隠れる。
香夜「かわいい……」
しいな「え!?」
ルイ「あははは! さすが香夜ちゃんだなあ。」
繭「……ボクはこれでターン終了。」
●一果 LP4000 手札3
モンスター2 『犬闘士カラテリア』『犬闘士ボクボクサー』
魔法、罠1 『鉄犬魂』
●繭 LP1400 手札1
モンスター1 『インセクト女王』
魔法、罠1 伏せカード×1
一果「…………」
しいな「一果さん。一果さん!」
しいなの呼び声で放心状態だった一果は我にかえる。
一果「……はっ!? アタシとしたことが…」
一果(やっぱ気色悪ぃな…でもちよっちのためだ。頑張らなきゃ!)
一果「アタシのターン! ドロー! 」
一果「なんで守備表示なのかは知らないけどそれで攻撃を凌げると思ったら大間違いだ! 『犬闘士チワ・リブレ』召喚!」
・犬闘士チワ・リブレ ☆2 攻800守600
繭「…下級を何体並べても女王には勝てない。」
一果「それはどうかな!」
繭「え?」
一果「見せてやる! アタシの犬闘士たちの力を!!」
一果「レベル4『ボクボクサー』にレベル2、チューナーモンスター『チワ・リブレ』をチューニング!!」
繭「シンクロっ!?」
香夜「お姉様!! 私と同じシンクロだなんて…これも運命!!」
一果「偶然だよ! ぐーぜん!!」
一果は胸の前で手を組み体をくねらせる香夜にすかさずツッコミをいれる。
一果「ゴホン……誇り高き闘犬よ!華麗なる蹴撃を見舞え!! シンクロ召喚!!」
一果「レベル6『犬闘士テコンドーベル!!』」
・犬闘士テコンドーベル ☆6 攻2300守1500
ヘッドギアと道着を装着したドーベルマンが出現し、アクロバティックな脚技を披露する。
繭「……シンクロ使い…だったんだ。」
一果「そういうこと! 『テコンドーベル』は素材となった犬闘士モンスターの白星カウンターを引き継ぐ!」
一果「さらに『鉄犬魂』の効果で『テコンドーベル』の攻撃力アップ!」
・テコンドーベル 攻2300→攻2800
ルイ「やった! 相手モンスターの守備力超えたよ!」
繭「………」
一果「このターンで決める! 『テコンドーベル』で『インセクト女王』に攻撃!! 『ドッグストライザー!』」
テコンドーベルはインセクト女王に向かって突進する。しかしぶつかる直前に飛び上がり体をひねり空中回し蹴りを食らわせる。女王の体は大きく抉られ、この世のものとは思えない悲鳴をあげて爆散する。
繭「………ふ…」
繭 LP1400→1000
一果「これでモンスターはいなくなった! 『カラテリア』でとどめ…」「この瞬間…」
一果「え……?」
繭「この瞬間……女王が死を迎えたこの瞬間。虫たちの王は憎しみと怒りを携えて降臨する。」
しいな「ふえ?」
繭「『インセクト女王』がフィールドから墓地に送られた時、手札から『インセクト王(キング)』を特殊召喚する!!!」
女王が蟲ならば帝王は甲虫。カブトムシの角とクワガタの顎を併せ持ち、強靭な2本の脚で大地に立つ。脚と同様の太さを誇る4本の腕を蠢かせ、翅を震わせる。
・インセクト王 ☆9 攻2700守2400
一果「こんな奴が控えてたのか…」
繭「『インセクト王』の効果。フィールドの昆虫モンスターの攻撃力はフィールドの昆虫族の数×300アップ。」
・インセクト帝王 攻2700→攻3000
一果「ぐ…3000か。……しゃーない。『カラテリア』守備表示。ターンエンド。」
ルイ「うっわ〜。やっぱラーイエローだねえ…ピンチからこんなモンスター出すなんて。」
香夜「いくら可愛いモンスターたちを使ってても…お姉様が負けるはずないわ!」
繭「ボクのターン。ドロー。『インセクト王』は1ターンに1度、デッキから昆虫モンスターを手札に加えるか墓地、手札から昆虫モンスターを特殊召喚するかを選んで発動出来る。」
一果「……随分お得じゃんか…」
繭「……ボクは墓地から『インセクト女王』を攻撃表示で特殊召喚!」
一果の皮肉を意に介さず淡々とデュエルを進める繭。フィールドには再び女王が君臨し、王と女王が並び立つ。
繭「『インセクト王』と自身の効果で攻撃力アップ。」
・インセクト女王 攻2200→攻2600→3200
繭「さらに『インセクト王』も攻撃力アップ。」
・インセクト王 攻3000→攻3300
一果「攻撃力3000超えが2体……」
繭「バトル。『インセクト王』で『犬闘士テコンドーベル』に攻撃! 『キングスヘルパニッシュ!!』」
4つの腕で『テコンドーベル』を掴むや否や顎や角でメタメタに切り刻み、巨大な口を開けその中に放り込む。
一果「う…あぁっ!!」!
一果 LP4000→LP3500
一果「く…自分が戦闘ダメージを受けた時、犬闘士モンスターの白星カウンターを1つ取り除く。」
『カラテリア』の頭上の2つの白丸のうち1つがスッと消える。
繭「『インセクト女王』は昆虫族を生贄にしないと攻撃できない……ターン終了。 」
●一果 LP3500 手札3
モンスター1 『犬闘士カラテリア』
魔法、罠1 『鉄犬魂』
●繭 LP1000 手札2
モンスター2 『インセクト王』『インセクト女王』
魔法、罠1 伏せカード×1
一果「ドロー!」
一果(……今はこれで凌ぐしかないっ!)
一果「『犬闘士ジュードル』を守備表示。カードを2枚セットしてターンエンド。」
・犬闘士ジュードル ☆3 攻1000守1900
道着姿のトイプードル。腰を下ろして防御の姿勢をとる。
繭「ドロー。『インセクト王』の効果、デッキから昆虫族、『クロスソード・ハンター』を手札に加え、そのまま召喚!」
・クロスソード・ハンター ☆4 攻1800守1200
繭「『インセクト王』の効果で昆虫族の攻撃力はさらにアップ。」
・インセクト王 攻3300→攻3600
・インセクト女王 攻3200→攻3700
・クロスソード・ハンター 攻1800→攻2700
一果「四つ星が2700かよ……」
繭「『インセクト王』で『犬闘士カラテリア』に攻撃!『キングスヘルパニッシュ!!』」
しいな「っ!?」
先ほどと同様に無惨に捕食される『カラテリア』からしいなが思わず目を背ける。
一果「うあああっ!?」
一果 LP3500→LP1200
繭「『クロスソード・ハンター』は昆虫族に貫通能力を与える。さらに『クロスソード・ハンター』で『犬闘士ジュードル』に攻撃!」
一果「永続罠発動! 『ドッグ・クロスガード』」
ジュードルが手を十字に交差し、襲い来る4本の刃から身を守る。
繭「………何?」
繭 LP1000→LP800
一果「このカードの効果により、フィールドの犬闘士モンスター1体は守備力が1000上がり、戦闘で破壊されない!」
・犬闘士ジュードル 守1900→守2900
香夜「お姉様!ナイスカウンター!!」
一果「さらに戦闘ダメージを与えたことで『ジュードル』に白星カウンターを1つ乗せる!」
繭(やられた…『女王』がどっちを生贄にして攻撃しても今のあのモンスターは倒せない。次だ。)
繭「くっ! ターン終了。」
一果「………」
●一果 LP1200 手札1
モンスター1 『犬闘士ジュードル』
魔法、罠3 『鉄犬魂』『ドッグ・クロスガード』伏せカード×1
●繭 LP800 手札3
モンスター3 『インセクト王』『インセクト女王』『クロスソード・ハンター』
魔法、罠1 伏せカード×1
一果「アタシのターン、ドロー!」
一果「………なあ? 」
繭「…何?」
一果「ちよっち…可愛いよね。」
繭「な!? な、何…急に…」
一果「ちょっと前例があったからさ…尾行してるやつがいるならちよっちに何か悪いことするんだって決めつけてた。でも…」
一果「デュエルしてるあんたの顔、多分アタシと変わんない。大事なことのために頑張ってるって感じがするんだ。」
繭「………」
一果「だから…これだけは聞かせてよ。ちよっちと会ってもさ、酷いこと…しない?」
一果の問いかけに顔をしかめ、俯いてしまう繭。この人はあの子の友達として、デュエリストとして自分を信じようとしてくれてるのかもしれない。自分はそれに応えなきゃいけないのかもしれない。そんな想いが頭を駆け巡る。
繭(……デュエルまで挑んでおいて今さら言い訳がましいこと……でも…意地張ってたら……逃げてたら…)
繭「………ない……」
繭「しないっ!」
繭は覚悟を決めて顔を上げ、声を絞り出す。それをみた一果は優しく微笑む。
香夜「お姉様! たぶらかされちゃダメよ! 所詮はストーカうぶっ!?」
しいな「ちょっ!? ダメですよ香夜さん!」
ルイ「さすがに空気読まないと。それに前例さんがなに言っても…ねえ?」
香夜「ふぐーっ!!」
一果と繭が意思疎通してる感じが我慢ならなかったのか突如横槍を入れる香夜。しかししいなとルイに取り押さえられ、口を塞がれてなおもがいている。
一果「はは……ゴメンな、こんな騒がしいヤツがいてさ。」
一果「でも聞けてよかったよ。……よし決めた!」
繭「え?」
一果「繭! あんたが勝ったらちよっちと会う機会をアタシが作る。アタシが勝ったら……」
一果「一緒にちよっちに会いに行こう!!」
満面の笑顔で拳を突き出す一果に対し、繭は少し間を置いてから無言で頷く。そして静かに拳を前に出す。
一果「よっしゃ決まり!デュエル続行!!」
一果「つってもアタシはこれでターンエンドだ。」
繭「ボクのっ…ターン!ドロー!!」
繭「『インセクト王』の効果! 墓地の『ヴァリュアブル・アーマー』を特殊召喚!」
・ヴァリュアブル・アーマー ☆5 攻2350守1000
4振りの鎌を持つ巨大なカマキリのモンスター。
一果「そんなモンスター墓地にいたっけ?あ…最初のアレか…」
『闘虫仮装を発動!手札から昆虫族モンスターを墓地に送り…』
繭「そう。さらに速攻魔法『蜻蛉返り』発動!自分フィールドの昆虫族モンスターを2体まで手札に戻し、戻した数だけフィールドのカードを破壊する!」
繭「『クロスソード・ハンター』を手札に戻す。そして『犬闘士ジュードル』を破壊する!」
一果「くっ!?」
トンボの形をしたオーラに包まれた『クロスソード・ハンター』が『ジュードル』に突進激突、その反動で手札に戻る。そして一果のフィールドからモンスターが消える。
繭「そして『クロスソード・ハンター』を通常召喚!」
繭「『インセクト王』の効果で昆虫モンスターの攻撃力アップ!」
・インセクト王 攻3600→攻3900
・インセクト女王 攻3700→4200
・クロスソード・ハンター 攻1800→攻3000
・ヴァリュアブル・アーマー 攻2350→攻3550
一果「4体全部3000越え……悪い冗談だ。」
繭「ふふ、残念だけど冗談じゃないよ。」
一果(……笑った…)
このデュエル中、否。顔を合わせてから初めて笑顔を見せた繭に一果は何故だか喜びがこみ上げてくる。
繭「バトル! 『インセクト王』でダイレクトアタック!!」
迫り来る巨大な顎と角、それを迎え撃たんとする勢いで一果は叫ぶ!!
一果「リバースカードオープンッ!! 『闘志の残火!!!』」
一果「自分のライフを超える攻撃力のモンスターが直接攻撃をしてきた時、ライフを100残しバトルフェイズを終了する。そしてデッキから1枚ドローする。ドロー!」
繭(直接攻撃に反応!? モンスターを破壊せず攻撃していれば……)
一果「そう簡単に倒させはしないよ!」
繭「次で……倒す。ターン終了」
●一果 LP100 手札3
モンスター0
魔法、罠1 『鉄犬魂』
●繭 LP800 手札4
モンスター4 『インセクト王』『インセクト女王』『クロスソード・ハンター』『ヴァリュアブル・アーマー』
魔法、罠1 伏せカード×1
繭「でもモンスターもセットカードもない…この状況で勝つのは難しいと思うけど?」
一果「アタシのバカな男友達が言ってたよ。ライフと手札がある限り、デュエルは最後まで分かんないってさ。」
繭「………言えてる…かも。」
一果「だろ?アタシのターン、ドロー!!」
一果(これは……いける!)
一果「手札から魔法カード『業火犬乱』発動!! 自分の場にモンスターがいない時、手札を捨てた数だけ墓地のレベル4以下の犬闘士モンスターを特殊召喚する!!」
一果「アタシは残り3枚の手札を全て捨て! 墓地の『カラテリア』『ジュードル』『チワ・リブレ』を特殊召喚する!!」
墓地から犬闘士たちが蘇る。その獰猛な眼はまるで炎が灯っているかのようにらんらんと輝いている。
一果「この効果で特殊召喚された犬闘士たちはそれぞれ1つずつ、白星カウンターが乗る!」
繭(来る……シンクロ!)
一果「行くよ! レベル4『カラテリア』とレベル4『ジュードル』にレベル2『チワ・リブレ』をチューニング!!」
一果「誇り高き闘犬よ! 遥か高みに君臨し、王者の風をなびかせろ!! シンクロ召喚! レベル10『犬闘士マスター・マスティフ!!!』」
・犬闘士マスター・マスティフ ☆10 攻3000守2000
雲ひとつない晴天、または大海原のごとくたなびく青いマント。青いズボンに黒いブーツ。腰には黄金を宿したチャンピオンベルトが輝いている。筋骨隆々とした純白のボディに首回りにはタテガミがそなわり、さながら獅子のような犬闘士が大地をえぐって降り立つ。そして天に向かって拳を突き上げる。
ルイ「カッコいいー!!!」
香夜「ふごーっ! ふごごごーっ!!(いいわー!お姉様ー!!)」
しいな「ま、まだ押さえてないとダメかなぁ?」
ルイ「終わるまで終わるまで!」
繭「レベル10…ここで切り札?」
一果「ああ! こいつがアタシのデッキの最強モンスターだ! 『犬闘士マスター・マスティフ』の効果!素材となった犬闘士の白星カウンターを引き継ぐ! そして『マスター・マスティフ』はフィールドの白星カウンターの数×200ポイント攻撃力をあげる!!」
一果「フィールドの白星カウンターは3つ、そして『鉄犬魂』の効果も合わせ攻撃力は4100だ!」
・マスター・マスティフ 攻3000→攻4100
繭「攻撃力…4100!?」
一果「『インセクト王』を倒せば流れはこっちのもんだ! バトル、『マスター・マスティフ』で『インセクト王』に攻撃!! 『マスタァァァ……パァンチ!!!』」
眼前の敵に向かって全力ダッシュ。そして飛び上がってこれでもかと拳を振りかぶり究極の一撃を打ちおろす
ー翌日ー
放課後、校舎前で誰かを待つちよを遠くから観察する影が4つ。
一果「バカ! くっつきすぎたって!」
香夜「だあってぇ〜! 狭いんだもん!!」
一果「わざとだろ!」
しいな「あ、あの…来ましたよ。」
ルイ「お、ホントだ。」
一果「ん?なんか渡してるな…」
ルイ「こっからじゃよく見えないね〜」
一果「せめて一緒だったら分かるんだけどなあ。」
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一果「『マスター・マスティフ』の攻撃! 『マスタァァァパァンチ!!』」
繭「………リバースカードオープン! 『昆虫演騒(バグ・セッション)』」
一果「な!?」
繭「自分の場の昆虫モンスターの数×300、相手モンスターの攻撃力を下げる!」
場にいる4体の虫たちが一斉に鳴き、その音波がマスターの勢いを弱めてしまう。
・マスター・マスティフ 攻4100→攻2900
一果「うあああ!!!」
一果 LP100→LP0
ソリッドビジョンは消え、一果はやりきった感を出して天を仰ぐ。
一果「かーっ! 負けたー!!」
ルイ「あ〜……」
香夜「っぷはあっ! ちょっといつまで口塞いでんのよ! あ、お姉様ぁ!」
一果「ま、さすがラーイエローってとこか…しかしあの虫たちは参ったよ。」
繭「……これ、お父さんと作ったデッキなんだ…お父さん、昔プロで…今は昆虫学者なんだけど。」
一果「親が元プロ!? そりゃあ強いわ……」
一果「明日、ちよっち呼び出しとくからさ。楽しみに待ってなよ!」
繭「………うん。」
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ちよ「一果ちゃん…見せたいものってなんだろ。それにしても遅い気が…」
繭「あ、あの……」
ちよ「へ?」
校舎前で待つちよの元に可愛らしい包みをもったメガネの少女が声をかけてくる。その顔には見覚えがあった。
ちよ「あなたは…確か…」
繭「こ、こ、これ! 」
ちよ「え?これって………あ、あの時のハンカチ。洗濯してくれたんですか?」
恥ずかしそうに包みを渡す繭。ちよはそれを受け取り開けて驚く。
繭「あ、あの時…嬉しかった。言うの遅れちゃったけど……ありがとう。」
ちよ「う、ううん! うちこそ! こんな丁寧に返してくれたの、凄く嬉しいです。」
はにかみながらお礼を言う繭にちょっとドキッとしながらちよは返事をする。
繭「ボク…1年で繭っていうんだ。良かったら…ボクと……友達にっ!」
ちよ「………もちろん! うちも1年でちよっていうの。よろしくね、繭ちゃん!」
繭「……うんっ!」
繭はちよの満面の笑みにあてられいつになく女子っぽく頷く。しばらく話したあとちよと繭はその場を後にする。
一果「なんか楽しそうだったし…成功ってとこかな。」
香夜「まったく、人騒がせな子だったわね!」
一果「お前が言うな…」
ピピ ピピ
一果「ん?PDA…誰だ?」
一果は届いたメールを確認するとクスリと微笑んだ。
一果「ほんと……シャイな奴。」
『言い忘れた。ありがとう。 M・H』
続く
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次回予告
遊飛「知ってるか?デュエルアカデミアって普通の部活があるんだぜ! デュエルだけが青春じゃない…らしいから部活見学くらいしてやるか……ってなんだお前ら! 誰が相撲部なんか入るかよ!」
遊飛「次回! 『どすこい勧誘、驚異の力士マン!!』 デュエルスタンバイ!」
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知らぬ間に閲覧数が1000を超えてました。大変ありがたく思っております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
前回のあらすじ
ふとしたきっかけでちよに接触しようと画策する少女、繭。しかしそのストーカーにも近い行為に気づいた一果が動き、デュエルに発展する。相手の攻撃にうまくカウンターを決める一果だったが…
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一果「『聖犬突き!!』」
アォン!!
カラテリアの突き出した拳がグレートモスの土手っ腹に風穴を開ける。
繭「くっ…!」
繭 LP4000→LP3300
一果「どうだ!」
繭「このっ…!」
一果「この瞬間、『犬闘士カラテリア』の効果発動!」
一果「犬闘士モンスターが相手に戦闘ダメージを与えた時、フィールドの犬闘士に白星カウンターを1つ乗せる。」
カラテリアの頭上に小さな白い円が表示される。
繭(………熱くなって伏せカードに無警戒……空回りしてちゃダメだ。所詮はオシリスレッド…ちゃんとやれば勝てる…)
繭「…カードを2枚伏せてターン終了。」
●工藤一果 LP4000 手札2枚
モンスター1 『犬闘士カラテリア』
魔法、罠 1 『鉄犬魂』
● 繭 LP3300 手札1枚
モンスター0
魔法、罠 2 伏せカード2枚
一果「アタシのターン! ドロー!」
一果「『犬闘士ボクボクサー』を召喚!」
・犬闘士ボクボクサー ☆4 攻1600守1000
トランクスを履き真紅のグローブをつけたボクサー犬が現れ、華麗なシャドーを決める。
一果「永続魔法『鉄犬魂』の効果で攻撃力アップだ!」
・犬闘士ボクボクサー 攻1600→攻2100
一果(伏せカード2枚……だけど…)
一果「攻めあるのみ! 『ボクボクサー』でダイレクトアタック!」
繭「罠発動! 『スパイダーエッグ』」
ボクボクサーが繭に向かって渾身のストレートを放つが突如現れた虫の卵に阻まれ、拳を受けた卵にはヒビが広がる。その中から小さい蜘蛛が3匹殻を破って。その光景に一果は顔を歪める。
一果「うえ…」
繭「『スパイダーエッグ』は墓地に昆虫族が3体以上いる時、直接攻撃を無効にしてスパイダートークンを3体…攻撃表示で特殊召喚する。」
・スパイダートークン×3 ☆1 攻100守100
一果「3体?バッタと蛾と……え?」
繭「……『闘虫仮装』の効果で手札から捨てた。」
一果「あ、ああ…そっか…」
繭(調子狂う…なんでこんなバカポニテがあの子と仲良く……)
恥ずかしそうに頭をかく一果を見て繭は苛立ちを募らせる。
繭「……早くターン進めて。」
一果「ごめんごめん。んじゃ仕切り直し! 『カラテリア』でトークンに攻撃!」
繭「く……」
繭 LP3300→LP1400
一果「しゃあ!!」
一果「白星カウンターが乗った『カラテリア』が相手モンスターを倒した時、デッキから犬闘士モンスターを手札に加える! アタシは『犬闘士チワ・リブレ』を手札に。」
一果「さらに犬闘士モンスターが戦闘ダメージを与えたから『カラテリア』『ボクボクサー』に1つずつ白星カウンターを載せる。」
ボクボクサーの頭上にも白い円が浮かび上がり、カラテリアにも2つ目が表示された。
一果「アタシはこれでターンエンドだ。」
香夜「きゃーっ!! 素敵よお姉様!」
しいな「す、凄いです…相手の人ラーイエローなのに…」
ルイ「だね。一果ちゃん! このまま押し切っちゃえ!」
一果「サンキュ!」
一果は飛び跳ねて喜ぶ香夜たちに笑顔でサムズアップを送る。
繭「………ボクのターン!」
繭「ドロー! ……トークン2体を生贄に、レベル7『インセクト女王(クイーン)』を守備表示で召喚!!」
・インセクト女王 ☆7 攻2200守2400
インセクト女王「キシャアアアァァァァ!!!」
その姿はまさに蟲だった。胸部からは3本2対の6本の脚と巨大な翅が生え、膨れ上がった腹部とそれをつなぐ腹柄節。蟲という要素が集まっていた。しかしその胸から伸びた太い首の先は人面と化し、触覚が伸びている。
一果「あ……あ………」
しいな「ひいっ!?」
その異形を目にした一果は口をあんぐり開けて完全に固まってしまい、しいなは悲鳴をあげてルイの後ろに隠れる。
香夜「かわいい……」
しいな「え!?」
ルイ「あははは! さすが香夜ちゃんだなあ。」
繭「……ボクはこれでターン終了。」
●一果 LP4000 手札3
モンスター2 『犬闘士カラテリア』『犬闘士ボクボクサー』
魔法、罠1 『鉄犬魂』
●繭 LP1400 手札1
モンスター1 『インセクト女王』
魔法、罠1 伏せカード×1
一果「…………」
しいな「一果さん。一果さん!」
しいなの呼び声で放心状態だった一果は我にかえる。
一果「……はっ!? アタシとしたことが…」
一果(やっぱ気色悪ぃな…でもちよっちのためだ。頑張らなきゃ!)
一果「アタシのターン! ドロー! 」
一果「なんで守備表示なのかは知らないけどそれで攻撃を凌げると思ったら大間違いだ! 『犬闘士チワ・リブレ』召喚!」
・犬闘士チワ・リブレ ☆2 攻800守600
繭「…下級を何体並べても女王には勝てない。」
一果「それはどうかな!」
繭「え?」
一果「見せてやる! アタシの犬闘士たちの力を!!」
一果「レベル4『ボクボクサー』にレベル2、チューナーモンスター『チワ・リブレ』をチューニング!!」
繭「シンクロっ!?」
香夜「お姉様!! 私と同じシンクロだなんて…これも運命!!」
一果「偶然だよ! ぐーぜん!!」
一果は胸の前で手を組み体をくねらせる香夜にすかさずツッコミをいれる。
一果「ゴホン……誇り高き闘犬よ!華麗なる蹴撃を見舞え!! シンクロ召喚!!」
一果「レベル6『犬闘士テコンドーベル!!』」
・犬闘士テコンドーベル ☆6 攻2300守1500
ヘッドギアと道着を装着したドーベルマンが出現し、アクロバティックな脚技を披露する。
繭「……シンクロ使い…だったんだ。」
一果「そういうこと! 『テコンドーベル』は素材となった犬闘士モンスターの白星カウンターを引き継ぐ!」
一果「さらに『鉄犬魂』の効果で『テコンドーベル』の攻撃力アップ!」
・テコンドーベル 攻2300→攻2800
ルイ「やった! 相手モンスターの守備力超えたよ!」
繭「………」
一果「このターンで決める! 『テコンドーベル』で『インセクト女王』に攻撃!! 『ドッグストライザー!』」
テコンドーベルはインセクト女王に向かって突進する。しかしぶつかる直前に飛び上がり体をひねり空中回し蹴りを食らわせる。女王の体は大きく抉られ、この世のものとは思えない悲鳴をあげて爆散する。
繭「………ふ…」
繭 LP1400→1000
一果「これでモンスターはいなくなった! 『カラテリア』でとどめ…」「この瞬間…」
一果「え……?」
繭「この瞬間……女王が死を迎えたこの瞬間。虫たちの王は憎しみと怒りを携えて降臨する。」
しいな「ふえ?」
繭「『インセクト女王』がフィールドから墓地に送られた時、手札から『インセクト王(キング)』を特殊召喚する!!!」
女王が蟲ならば帝王は甲虫。カブトムシの角とクワガタの顎を併せ持ち、強靭な2本の脚で大地に立つ。脚と同様の太さを誇る4本の腕を蠢かせ、翅を震わせる。
・インセクト王 ☆9 攻2700守2400
一果「こんな奴が控えてたのか…」
繭「『インセクト王』の効果。フィールドの昆虫モンスターの攻撃力はフィールドの昆虫族の数×300アップ。」
・インセクト帝王 攻2700→攻3000
一果「ぐ…3000か。……しゃーない。『カラテリア』守備表示。ターンエンド。」
ルイ「うっわ〜。やっぱラーイエローだねえ…ピンチからこんなモンスター出すなんて。」
香夜「いくら可愛いモンスターたちを使ってても…お姉様が負けるはずないわ!」
繭「ボクのターン。ドロー。『インセクト王』は1ターンに1度、デッキから昆虫モンスターを手札に加えるか墓地、手札から昆虫モンスターを特殊召喚するかを選んで発動出来る。」
一果「……随分お得じゃんか…」
繭「……ボクは墓地から『インセクト女王』を攻撃表示で特殊召喚!」
一果の皮肉を意に介さず淡々とデュエルを進める繭。フィールドには再び女王が君臨し、王と女王が並び立つ。
繭「『インセクト王』と自身の効果で攻撃力アップ。」
・インセクト女王 攻2200→攻2600→3200
繭「さらに『インセクト王』も攻撃力アップ。」
・インセクト王 攻3000→攻3300
一果「攻撃力3000超えが2体……」
繭「バトル。『インセクト王』で『犬闘士テコンドーベル』に攻撃! 『キングスヘルパニッシュ!!』」
4つの腕で『テコンドーベル』を掴むや否や顎や角でメタメタに切り刻み、巨大な口を開けその中に放り込む。
一果「う…あぁっ!!」!
一果 LP4000→LP3500
一果「く…自分が戦闘ダメージを受けた時、犬闘士モンスターの白星カウンターを1つ取り除く。」
『カラテリア』の頭上の2つの白丸のうち1つがスッと消える。
繭「『インセクト女王』は昆虫族を生贄にしないと攻撃できない……ターン終了。 」
●一果 LP3500 手札3
モンスター1 『犬闘士カラテリア』
魔法、罠1 『鉄犬魂』
●繭 LP1000 手札2
モンスター2 『インセクト王』『インセクト女王』
魔法、罠1 伏せカード×1
一果「ドロー!」
一果(……今はこれで凌ぐしかないっ!)
一果「『犬闘士ジュードル』を守備表示。カードを2枚セットしてターンエンド。」
・犬闘士ジュードル ☆3 攻1000守1900
道着姿のトイプードル。腰を下ろして防御の姿勢をとる。
繭「ドロー。『インセクト王』の効果、デッキから昆虫族、『クロスソード・ハンター』を手札に加え、そのまま召喚!」
・クロスソード・ハンター ☆4 攻1800守1200
繭「『インセクト王』の効果で昆虫族の攻撃力はさらにアップ。」
・インセクト王 攻3300→攻3600
・インセクト女王 攻3200→攻3700
・クロスソード・ハンター 攻1800→攻2700
一果「四つ星が2700かよ……」
繭「『インセクト王』で『犬闘士カラテリア』に攻撃!『キングスヘルパニッシュ!!』」
しいな「っ!?」
先ほどと同様に無惨に捕食される『カラテリア』からしいなが思わず目を背ける。
一果「うあああっ!?」
一果 LP3500→LP1200
繭「『クロスソード・ハンター』は昆虫族に貫通能力を与える。さらに『クロスソード・ハンター』で『犬闘士ジュードル』に攻撃!」
一果「永続罠発動! 『ドッグ・クロスガード』」
ジュードルが手を十字に交差し、襲い来る4本の刃から身を守る。
繭「………何?」
繭 LP1000→LP800
一果「このカードの効果により、フィールドの犬闘士モンスター1体は守備力が1000上がり、戦闘で破壊されない!」
・犬闘士ジュードル 守1900→守2900
香夜「お姉様!ナイスカウンター!!」
一果「さらに戦闘ダメージを与えたことで『ジュードル』に白星カウンターを1つ乗せる!」
繭(やられた…『女王』がどっちを生贄にして攻撃しても今のあのモンスターは倒せない。次だ。)
繭「くっ! ターン終了。」
一果「………」
●一果 LP1200 手札1
モンスター1 『犬闘士ジュードル』
魔法、罠3 『鉄犬魂』『ドッグ・クロスガード』伏せカード×1
●繭 LP800 手札3
モンスター3 『インセクト王』『インセクト女王』『クロスソード・ハンター』
魔法、罠1 伏せカード×1
一果「アタシのターン、ドロー!」
一果「………なあ? 」
繭「…何?」
一果「ちよっち…可愛いよね。」
繭「な!? な、何…急に…」
一果「ちょっと前例があったからさ…尾行してるやつがいるならちよっちに何か悪いことするんだって決めつけてた。でも…」
一果「デュエルしてるあんたの顔、多分アタシと変わんない。大事なことのために頑張ってるって感じがするんだ。」
繭「………」
一果「だから…これだけは聞かせてよ。ちよっちと会ってもさ、酷いこと…しない?」
一果の問いかけに顔をしかめ、俯いてしまう繭。この人はあの子の友達として、デュエリストとして自分を信じようとしてくれてるのかもしれない。自分はそれに応えなきゃいけないのかもしれない。そんな想いが頭を駆け巡る。
繭(……デュエルまで挑んでおいて今さら言い訳がましいこと……でも…意地張ってたら……逃げてたら…)
繭「………ない……」
繭「しないっ!」
繭は覚悟を決めて顔を上げ、声を絞り出す。それをみた一果は優しく微笑む。
香夜「お姉様! たぶらかされちゃダメよ! 所詮はストーカうぶっ!?」
しいな「ちょっ!? ダメですよ香夜さん!」
ルイ「さすがに空気読まないと。それに前例さんがなに言っても…ねえ?」
香夜「ふぐーっ!!」
一果と繭が意思疎通してる感じが我慢ならなかったのか突如横槍を入れる香夜。しかししいなとルイに取り押さえられ、口を塞がれてなおもがいている。
一果「はは……ゴメンな、こんな騒がしいヤツがいてさ。」
一果「でも聞けてよかったよ。……よし決めた!」
繭「え?」
一果「繭! あんたが勝ったらちよっちと会う機会をアタシが作る。アタシが勝ったら……」
一果「一緒にちよっちに会いに行こう!!」
満面の笑顔で拳を突き出す一果に対し、繭は少し間を置いてから無言で頷く。そして静かに拳を前に出す。
一果「よっしゃ決まり!デュエル続行!!」
一果「つってもアタシはこれでターンエンドだ。」
繭「ボクのっ…ターン!ドロー!!」
繭「『インセクト王』の効果! 墓地の『ヴァリュアブル・アーマー』を特殊召喚!」
・ヴァリュアブル・アーマー ☆5 攻2350守1000
4振りの鎌を持つ巨大なカマキリのモンスター。
一果「そんなモンスター墓地にいたっけ?あ…最初のアレか…」
『闘虫仮装を発動!手札から昆虫族モンスターを墓地に送り…』
繭「そう。さらに速攻魔法『蜻蛉返り』発動!自分フィールドの昆虫族モンスターを2体まで手札に戻し、戻した数だけフィールドのカードを破壊する!」
繭「『クロスソード・ハンター』を手札に戻す。そして『犬闘士ジュードル』を破壊する!」
一果「くっ!?」
トンボの形をしたオーラに包まれた『クロスソード・ハンター』が『ジュードル』に突進激突、その反動で手札に戻る。そして一果のフィールドからモンスターが消える。
繭「そして『クロスソード・ハンター』を通常召喚!」
繭「『インセクト王』の効果で昆虫モンスターの攻撃力アップ!」
・インセクト王 攻3600→攻3900
・インセクト女王 攻3700→4200
・クロスソード・ハンター 攻1800→攻3000
・ヴァリュアブル・アーマー 攻2350→攻3550
一果「4体全部3000越え……悪い冗談だ。」
繭「ふふ、残念だけど冗談じゃないよ。」
一果(……笑った…)
このデュエル中、否。顔を合わせてから初めて笑顔を見せた繭に一果は何故だか喜びがこみ上げてくる。
繭「バトル! 『インセクト王』でダイレクトアタック!!」
迫り来る巨大な顎と角、それを迎え撃たんとする勢いで一果は叫ぶ!!
一果「リバースカードオープンッ!! 『闘志の残火!!!』」
一果「自分のライフを超える攻撃力のモンスターが直接攻撃をしてきた時、ライフを100残しバトルフェイズを終了する。そしてデッキから1枚ドローする。ドロー!」
繭(直接攻撃に反応!? モンスターを破壊せず攻撃していれば……)
一果「そう簡単に倒させはしないよ!」
繭「次で……倒す。ターン終了」
●一果 LP100 手札3
モンスター0
魔法、罠1 『鉄犬魂』
●繭 LP800 手札4
モンスター4 『インセクト王』『インセクト女王』『クロスソード・ハンター』『ヴァリュアブル・アーマー』
魔法、罠1 伏せカード×1
繭「でもモンスターもセットカードもない…この状況で勝つのは難しいと思うけど?」
一果「アタシのバカな男友達が言ってたよ。ライフと手札がある限り、デュエルは最後まで分かんないってさ。」
繭「………言えてる…かも。」
一果「だろ?アタシのターン、ドロー!!」
一果(これは……いける!)
一果「手札から魔法カード『業火犬乱』発動!! 自分の場にモンスターがいない時、手札を捨てた数だけ墓地のレベル4以下の犬闘士モンスターを特殊召喚する!!」
一果「アタシは残り3枚の手札を全て捨て! 墓地の『カラテリア』『ジュードル』『チワ・リブレ』を特殊召喚する!!」
墓地から犬闘士たちが蘇る。その獰猛な眼はまるで炎が灯っているかのようにらんらんと輝いている。
一果「この効果で特殊召喚された犬闘士たちはそれぞれ1つずつ、白星カウンターが乗る!」
繭(来る……シンクロ!)
一果「行くよ! レベル4『カラテリア』とレベル4『ジュードル』にレベル2『チワ・リブレ』をチューニング!!」
一果「誇り高き闘犬よ! 遥か高みに君臨し、王者の風をなびかせろ!! シンクロ召喚! レベル10『犬闘士マスター・マスティフ!!!』」
・犬闘士マスター・マスティフ ☆10 攻3000守2000
雲ひとつない晴天、または大海原のごとくたなびく青いマント。青いズボンに黒いブーツ。腰には黄金を宿したチャンピオンベルトが輝いている。筋骨隆々とした純白のボディに首回りにはタテガミがそなわり、さながら獅子のような犬闘士が大地をえぐって降り立つ。そして天に向かって拳を突き上げる。
ルイ「カッコいいー!!!」
香夜「ふごーっ! ふごごごーっ!!(いいわー!お姉様ー!!)」
しいな「ま、まだ押さえてないとダメかなぁ?」
ルイ「終わるまで終わるまで!」
繭「レベル10…ここで切り札?」
一果「ああ! こいつがアタシのデッキの最強モンスターだ! 『犬闘士マスター・マスティフ』の効果!素材となった犬闘士の白星カウンターを引き継ぐ! そして『マスター・マスティフ』はフィールドの白星カウンターの数×200ポイント攻撃力をあげる!!」
一果「フィールドの白星カウンターは3つ、そして『鉄犬魂』の効果も合わせ攻撃力は4100だ!」
・マスター・マスティフ 攻3000→攻4100
繭「攻撃力…4100!?」
一果「『インセクト王』を倒せば流れはこっちのもんだ! バトル、『マスター・マスティフ』で『インセクト王』に攻撃!! 『マスタァァァ……パァンチ!!!』」
眼前の敵に向かって全力ダッシュ。そして飛び上がってこれでもかと拳を振りかぶり究極の一撃を打ちおろす
ー翌日ー
放課後、校舎前で誰かを待つちよを遠くから観察する影が4つ。
一果「バカ! くっつきすぎたって!」
香夜「だあってぇ〜! 狭いんだもん!!」
一果「わざとだろ!」
しいな「あ、あの…来ましたよ。」
ルイ「お、ホントだ。」
一果「ん?なんか渡してるな…」
ルイ「こっからじゃよく見えないね〜」
一果「せめて一緒だったら分かるんだけどなあ。」
--- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- ---
一果「『マスター・マスティフ』の攻撃! 『マスタァァァパァンチ!!』」
繭「………リバースカードオープン! 『昆虫演騒(バグ・セッション)』」
一果「な!?」
繭「自分の場の昆虫モンスターの数×300、相手モンスターの攻撃力を下げる!」
場にいる4体の虫たちが一斉に鳴き、その音波がマスターの勢いを弱めてしまう。
・マスター・マスティフ 攻4100→攻2900
一果「うあああ!!!」
一果 LP100→LP0
ソリッドビジョンは消え、一果はやりきった感を出して天を仰ぐ。
一果「かーっ! 負けたー!!」
ルイ「あ〜……」
香夜「っぷはあっ! ちょっといつまで口塞いでんのよ! あ、お姉様ぁ!」
一果「ま、さすがラーイエローってとこか…しかしあの虫たちは参ったよ。」
繭「……これ、お父さんと作ったデッキなんだ…お父さん、昔プロで…今は昆虫学者なんだけど。」
一果「親が元プロ!? そりゃあ強いわ……」
一果「明日、ちよっち呼び出しとくからさ。楽しみに待ってなよ!」
繭「………うん。」
--- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- ---
ちよ「一果ちゃん…見せたいものってなんだろ。それにしても遅い気が…」
繭「あ、あの……」
ちよ「へ?」
校舎前で待つちよの元に可愛らしい包みをもったメガネの少女が声をかけてくる。その顔には見覚えがあった。
ちよ「あなたは…確か…」
繭「こ、こ、これ! 」
ちよ「え?これって………あ、あの時のハンカチ。洗濯してくれたんですか?」
恥ずかしそうに包みを渡す繭。ちよはそれを受け取り開けて驚く。
繭「あ、あの時…嬉しかった。言うの遅れちゃったけど……ありがとう。」
ちよ「う、ううん! うちこそ! こんな丁寧に返してくれたの、凄く嬉しいです。」
はにかみながらお礼を言う繭にちょっとドキッとしながらちよは返事をする。
繭「ボク…1年で繭っていうんだ。良かったら…ボクと……友達にっ!」
ちよ「………もちろん! うちも1年でちよっていうの。よろしくね、繭ちゃん!」
繭「……うんっ!」
繭はちよの満面の笑みにあてられいつになく女子っぽく頷く。しばらく話したあとちよと繭はその場を後にする。
一果「なんか楽しそうだったし…成功ってとこかな。」
香夜「まったく、人騒がせな子だったわね!」
一果「お前が言うな…」
ピピ ピピ
一果「ん?PDA…誰だ?」
一果は届いたメールを確認するとクスリと微笑んだ。
一果「ほんと……シャイな奴。」
『言い忘れた。ありがとう。 M・H』
続く
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次回予告
遊飛「知ってるか?デュエルアカデミアって普通の部活があるんだぜ! デュエルだけが青春じゃない…らしいから部活見学くらいしてやるか……ってなんだお前ら! 誰が相撲部なんか入るかよ!」
遊飛「次回! 『どすこい勧誘、驚異の力士マン!!』 デュエルスタンバイ!」
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Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。
蜻蛉返りに昆虫演騒かぁ~いいですねぇ。いつか使わせて頂きたいなぁ。
全体的にカード名がocgやアニメと近しくて好きです。あと今更ですけど表守備ありなんだここの世界。 (2017-01-17 00:31)
オリカ褒められるのめちゃ嬉しいです。むしろぜひ使ってくださいって感じです笑
ネーミングはありそう感出そうと頑張ってるので近しいと言われるのは大変ありがたいです。
最初はOCG準拠で表側守備なしだったのですがGX世界なら表側守備使ってもいいか!と開き直りました。そんな感じで今回リリースでなく生贄という言葉も使わせてもらいました。やはり生贄のほうがしっくりきますので。 (2017-01-17 08:00)
よくよく考えれば女王やプリンセスがいる以上、王がいても良いですよね。
そして繭ちゃんのクーデレ頂きました。
若い世代「生け贄?なにそれ恐い」
ギガプラントさんも触れてましたが蜻蛉返り等のオリカがなかなか秀逸。次回のどすこい回も楽しみにしてます。
どすこいと言えばちゃんこ。寄せ鍋食べたい。 (2017-01-17 10:21)
こういった○○がいるなら○○がいても良くね?的なカードを考えるのが好きで生まれました。
繭は
(2017-01-17 19:15)
繭は今後もクールに可愛くやらせてやりたいキャラですね。
今の中学生あたりからガチで生贄って言ってたこと知らなそうですよね〜
蜻蛉返りは自分でも気に入ってるので褒めてもらってありがたいです。今後もお楽しみに! (2017-01-17 19:18)
なんとか仲間内に加わることが出来そうな繭ですね。アニメとかでも昔のカードが出るのが好きなので自分も出したくなります。
皆さん自分なんかのオリカ褒めてくれるから天が混乱して明日僕の地方雪が降るみたいですよ笑 (2017-01-17 22:36)
1話を読んでから多種多様かつセンスのあるオリカに夢中になって1時間前後でここまで一気に読み進めてしまいました。かくいう自分も機動獣の元ネタが大好きで、小学校の時土曜6時は6チャンネルを見ていました……さて私のお気に入りの機動獣ジェ○ザウラーや機動獣ジェノブ○イカーはいつ出るのだろうか(殴
登場人物のキャラもそれぞれ立っており、前述しましたがオリカのセンスも弟子入りしたいほど良くてその発想力が羨ましいです。特に犬闘士(格闘技+犬種名)のセンスは素晴らしいと思います。
さて次回は遊飛が相撲部に勧誘されるんですか……力士ってどうやってデュエルするんでしょうね。あの恰好でするとなると中々凄い絵面になりそうです。
(2017-01-27 01:28)
光芒さんに見ていただいて光栄です。元ネタもお好きとは実に嬉しいですね。僕は当時まだ園児でしたがよく見ていましてBlu-rayも買った次第です。その2体、いつか登場予定ですが相当先の話かと思いますね〜
弟子入りしたいとかとんでもないですよ。僕のほうがクオリティや筆の速さを学ぶべく弟子入りしたいです。何はともあれオリカ褒めてもらうの本当嬉しいです。ありがとうございます。犬闘士は効果あまり活かしてなかったので近いうちにまたデュエルさせたいです。
力士デュエリスト、ほぼ裸にデュエルディスクはなかなかに笑えますね。次の話をなんとか早めに投稿させたいですがいかんせん遅筆で困りますね。 (2017-01-27 23:13)