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遊戯王V☆S(ファイブスター)/Episode54:呪縛竜復活 作:カズ

~現在の状況~
YUMI→LP:5850 手札:1 デッキ:33 Mゾーン:1 M・Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:2

 V S

KANATA→LP:8000 手札:2 デッキ:29 Mゾーン:1 M・Tゾーン:2 Fゾーン:1 Pゾーン2


*TURN03
遊弥はいきなり2000以上の大ダメージを受けてしまったが、「それがどうした」と言わんばかりに余裕の表情を浮かべていた。Zオーラに支配された遊弥は、ここからどう巻き返すのか。


「オレノ、ターン!!イマイチド、ヨミガエレ!ペンデュラムショウカン!!『スターダスト・ヴァルキリー』『スターダスト・アッパーウィング・ペガサス』!!」


 ヴァルキリーの効果で、デッキから『スターダスト・ハルモニア・トランペッター』を手札に加え召喚し、さらにトランペッターの効果でデッキから『スターダスト・エンジェル』を特殊召喚した。


「オレハ、テフダカラエイゾクマホウ『スターライト・エクスプロージョン』ヲハツドウ!ソシテ、レベル6ノエンジェルニ、レベル2ノトランペッターヲチューニング!!ジクウノカベヲチョウエツセシ、ホシノリュウヨ。ハクギンノツバサハタメカセ、ワレニチカラヲ!シンクロショウカン!!『封印竜ソニック・スター』!!」


 ここで早くも遊弥の相棒であり切り札でもある封印竜が召喚された。そして遊弥はソニック・スターの効果でヘリオスの効果を無効にした。これで攻撃力は元々の数値である2700に戻ったので、攻撃力2800のソニック・スターで戦闘破壊できる。さらにClear Diamondの効果で攻撃力と守備力を入れ替えたおかげで攻撃力は3000になった。


「バトル!ソニック・スターデ、ヘリオスヲコウゲキ!」
「それは通さない!永続罠『呪縛令』を発動!相手フィールドの特殊召喚したモンスターが攻撃した場合、僕のライフを500払うことでその攻撃を無効にする!その後、攻撃したモンスターを次の相手メインフェイズ開始時まで裏側守備表示にする!!」


〇呪縛令(永続罠)(オリカ)
「呪縛令」は自分フィールドに1枚しか存在できない。①:1ターンに1度、相手フィールドの特殊召喚したモンスターが攻撃した場合、500LPを払って発動できる。その攻撃を無効にする。その後、そのモンスターを次の相手メインフェイズ開始時まで裏側守備表示にする。②:???


 トワが睨んでいた通り、今の奏多には新しいカードが投入されていた。「呪縛令」と記されたそのカードからも、どことなく黒い力が感じ取れた。その力に文字通り「呪縛」されたソニック・スターは、完全に身動きを封じられてしまった。

「ナラバ、オレハClear Diamondでヘリオスを攻撃!!トゥインクル・ソニック!!」
「くっ…!」
KANATA→LP:7200



「マダダ!オレハ、テフダカラソッコウマホウ『スターライト・グリード』ヲハツドウ!コレデClear Diamondハ、フタタビコウゲキカノウ!ヤレ!トゥインクル・ソニック!!」
「ぐあぁっ…!面白い……!」
KANATA→LP:4200


 たとえ心をZオーラに支配されていようとも、奏多はどこかで「デュエルを楽しみたい」と思っていた。しかし遊弥は、その力に囚われすぎたあまりに「目の前の敵を完膚なきまで叩き潰す」ことしか考えられなくなっていた。かつてレインが言っていた「あの言葉」は、もう彼の中には残っていないのだろうか。


「オレハ1マイカードヲフセ、ターンエンド!」
YUMI→LP:5850 手札:1 デッキ:30 Mゾーン:4 M・Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:2



*TURN04
激しいライフの削り合いとなったこのデュエル。奏多はどれだけリードされようとも自分の勝利を信じて疑っていない。トワの時もそうだったが、彼にはそう言い切れる絶対的な強さがあるのだ。


「僕のターン、ドロー!僕はセッティング済みのスケールを使い、ペンデュラム召喚!エクストラデッキから『宇宙英雄マーキュリー』『宇宙英雄ヴィーナス』『宇宙英雄サターン』、手札から『宇宙英雄マルス』!!」


 「宇宙英雄」と名のついたペンデュラムモンスターは召喚・特殊召喚された時に効果を発動できるカードがほとんどであり、今回は3体がそれに該当した。奏多は特殊召喚したモンスター効果を以下のように処理した。
チェーン1:ヴィーナス
チェーン2:サターン
チェーン3:マーキュリー


「マーキュリーの効果でデッキから『宇宙英雄ユピテール』を、サターンの効果で『宇宙眼の惑星竜』を手札に加え、ヴィーナスの効果でさっき加えたユピテールを特殊召喚!そして僕は『宇宙英雄マルス』の効果発動!自分フィールドのモンスターを素材として融合召喚を行なう!」
「……ユウゴウマホウヲツカワズシテ、ユウゴウショウカンダト?」
「僕はマルス、ユピテール、サターンの3体を素材にする。果てなき宇宙よ、凍てつく氷をその星に宿せ!融合召喚!レベル8『宇宙眼の細氷竜』!!」


 両翼にきらびやかに映える細かな氷の結晶を持つ、ダイヤモンドダストの竜。それは遊弥のClear Diamondよりも美しく輝いていた。しかし、奏多はこれだけで終わらせなかった。


「僕はレベル4のマーキュリーにレベル4のヴィーナスをチューニング!果てなき宇宙よ、悠久に燃え盛る爆炎を包み込め!シンクロ召喚!レベル8『宇宙眼の紅炎竜』!!」


 融合の次はシンクロ召喚によって呼び出された灼熱の竜。これで2体の「コズミックアイズ」が並び立ったが、奏多の真の狙いはその先にあった。今、彼のエクストラデッキに表側表示の「宇宙英雄」と名のついたペンデュラムモンスターは全部で5種類。これで彼も、自身の切り札を呼び出せる条件を満たした。
 トワもレインも、【宇宙英雄】を使用した奏多と戦ったことがあるから分かるのだが、彼の強さの根源は「そのカード」に宿っているのだ。


「僕はエクストラデッキの5種類の『宇宙英雄』ペンデュラムモンスターを墓地へ送ることで、手札からモンスターを特殊召喚する!果てなき宇宙よ、絶望の闇を包み込み我が同胞とならん!!降臨せよ!『宇宙眼の惑星竜』!!」


 彼の持つエースモンスターの中でもとりわけ、醸し出す威圧感が違う。普通のデュエリストなら3体の「コズミックアイズ」を1ターンで出されただけで絶望だが、それでもまだ遊弥の表情は余裕に満ちていた。


「ソウダ……コノチカラダ!!コレガ、オレノモトメテイタチカラ!!モット、モットミセテクレ!!」
「ならばお望み通り!細氷竜の効果発動!遊弥の『スターダスト・ヴァルキリー』の攻撃力を1000ポイント下げ、僕は1000ポイントのライフを回復する!続いて、アッパーウィング・ペガサスを対象として紅炎竜の効果発動!アッパーウィング・ペガサスの攻撃力を細氷竜に加える!!」


 奏多のライフはこれで5200になり、細氷竜の攻撃力も5900に跳ね上がった。この攻撃が2回とも通ってしまえば攻撃表示のClear Diamondは破壊される。


「バトル!まずは細氷竜でClear Diamondを攻撃!」
「トラップカード『くず鉄のかかし』ヲハツドウ!!コレデコウゲキハムコウ!」
「だったら次は紅炎竜だ!Clear Diamondを攻撃!」
「Clear Diamondノ、コウカハツドウ!コウゲキリョクトシュビリョクヲ、イレカエル!」
「そうはさせない!僕は墓地のユピテールを除外し、『宇宙眼の惑星竜』の効果発動!Clear Diamondの効果を無効にし、攻撃力を2000ポイントダウンしたうえで通常モンスターとして扱う!」
「ナン……ダト?!」


 この効果には、さすがの遊弥でも動揺した。これでClear Diamondは「シンクロモンスター」という情報までも綺麗さっぱり書き換わり、攻撃力僅か500の通常モンスターになってしまった。これでは墓地の『ストリーム・シンクロン』の効果も使えない。なぜなら、ストリームが墓地から復活するためにはレベル8以上の「シンクロモンスター」が必要なのだが、封印竜は裏側守備表示、Clear Diamondは通常モンスターだからだ。
 さらに、惑星竜の効果で除外されたユピテールの効果で、奏多のフィールドの「コズミックアイズ」モンスターの攻撃力は300ポイントアップした。


「攻撃続行!僕は紅炎竜で、攻撃力500のClear Diamondを攻撃!!そして、紅炎竜が戦闘で与えるダメージは2倍!」
「グアァァーーーッッ!!」
YUMI→LP:250


 一気に5600もの超ダメージを受け、遊弥の残りライフはなんと250。前のターンでは5850もあったはずだが、わずか4ターンで絶体絶命の窮地に追い込まれた遊弥には、今までみせていた余裕の笑みはもうなかった。


「さらに僕は、『宇宙眼の惑星竜』でアッパーウィング・ペガサスを攻撃!起滅のプラネット・ストリーム!!」
「グッ…!」


 このデュエルを見守っているトワもレインも、改めて古城奏多の恐ろしさを知り、同時に自分たちの未熟さを思い知った。

「遊弥さん……あれが本当に、エレンさんと楽しくデュエルをしていた人と同一人物なんですか?それにカナタも、私と戦った時よりも遥かに強いですわ…」
「残念だが、これが古城奏多と藤堂遊弥、そして俺たちとの差だ。正直、今の古城に勝てる奴は世界中を探してもいないだろう…」




「僕はこれでターンエンド。それと同時に『コズミック・ミルキーウェイ』の効果も発動し、デッキから『宇宙英雄マーキュリー』をエクストラデッキに表で置く」
KANATA→LP:5200 手札:1 デッキ:25 Mゾーン:3 M・Tゾーン:2 Fゾーン:1 Pゾーン2





*TURN05
早くも奏多と圧倒的大差をつけられてしまったが、Zオーラに支配された遊弥からは「焦り」も「危機感」も何も感じられなかった。過去に彼は、花奈と紅葉のデュエルの時に「200しかライフが残っていない」と弱気になった紅葉に対して「まだ200もある」と肯定的に捉えたことがあった。その事実を知っている人間はこの場にいないが、どんなことがあっても、たとえZオーラに支配されていようとも、遊弥なら絶対に諦めたりしないはずだ。


「オレノ……タァーーン!!」
(よし、来た!)
「オレハマジックカード『スターダスト・フュージョン』ヲハツドウ!フィールドノ『スターダスト・ヴァルキリー』ト、エクストラデッキノ『スターダスト・ハルモニア・トランペッター』ヲユウゴウスル!オサナキエンソウシャヨ、ホシフラステンニョトヒトツトナリテ、アラタナスガタヘト、ショウカセヨ!ユウゴウショウカン!!レベル8『スターダスト・クレッシェンド・エンジェル』!!」


 奏多が融合召喚を使うなら遊弥も同じ力で対抗する。美しき天使が遊弥のフィールドに舞い降りたが、奏多の惑星竜によって翼をもがれた堕天使と化してしまうのか。奏多が『宇宙眼の惑星竜』の効果を使うタイミングが、このターンでのターニングポイントといえる。


「クレッシェンド・エンジェルノ、コウカハツドウ!!」
「なら僕も、墓地のヴィーナスを除外して『宇宙眼の惑星竜』の効果発動!クレッシェンド・エンジェルの効果を無効にし、攻撃力を2000ポイントダウンして通常モンスターにする!」
「チッ…!ダガ、オレノターンハツヅイテイル!ペンデュラムショウカン!!エクストラデッキカラヨミガエレ!『スターダスト・ヴァルキリー』『スターダスト・エンジェル』!!」


 クレッシェンド・エンジェルもそうだったが、ヴァルキリーもエンジェルも守備表示で展開した。もうこれ以上ダメージを受けるわけにはいかないが、このまま守備表示で展開し続ければダメージを受けないので負けることはない。後ろ向きな考えだが、今はこれが最善策なのだ。


「ヴァルキリーノコウカデ、デッキカラ『スターダスト・オーロライーグル』ヲテフダニクワエ、オーロライーグルヲトクシュショウカン!ソシテ!オレハレベル4ノヴァルキリート、オーロライーグルデオーバーレイ!!ムゲンノウチュウヲサマヨイシリュウヨ、イノチヤドルアオキホシニ、コウリンセヨ!エクシーズショウカン!!ランク4『リトルスター・ドラゴン』!!」


 いつもならもっと早い段階で出していたはずのこのカードだが、追い込まれたときに使うのは初めてだった。そして、この効果で特殊召喚するのもほぼ決まって『スターダスト・ドラゴン Clear Diamond』だったのだが、今回はその進化形である『スターダスト・ドラゴン Forever Diamond』だった。ここに来て遊弥の考えが急に読めなくなり、彼が纏っているZオーラも増幅し始めた。次のターンで何をするつもりなのだろうか。


「オレハ、1マイカードヲフセ、ターンエンド!!」
YUMI→LP:250 手札:0 デッキ:28 Mゾーン:4 M・Tゾーン:3 Fゾーン:0 Pゾーン:2




*TURN06
終盤へと差し掛かった運命の決戦。果たして奏多は、このターンで決着をつけてしまうのか。


「僕のターン、ドロー!!『宇宙眼の細氷竜』の効果発動!Forever Diamondの攻撃力は1000ポイントダウンし、僕は1000ポイントのライフを回復する!」
KANATA→LP:6200


 ここまでライフアドバンテージを広げられてしまえば、誰であろうと戦況を覆すのは容易ではない。ましてや、奏多はここまでまだ「真の切り札」を出していない。


「続いて『宇宙眼の紅炎竜』の効果発動!リトルスター・ドラゴンの攻撃力を細氷竜に加える!」
これで細氷竜の攻撃力は8900。攻撃力が上がる効果は永続なため、今の細氷竜をまともに戦闘破壊で倒すことは望めない。仮に戦闘破壊できたとしても、③の効果で魔法・罠カードを全て除外されてしまう。この絶望的な状況を変えられるとしたら、遊弥がさっきのターンで伏せたカードだけだが……?


「バトル!紅炎竜でリトルスター・ドラゴンを攻撃!」
「エイゾクトラップ『強制終了』ヲ、ハツドウ!『スターダスト・エンジェル』ヲリリースシ、バトルフェイズヲシュウリョウサセル!」


 どうにかこのターンは凌いだが、万が一『強制終了』を破壊されてしまったら遊弥はこのデュエルでの敗北は確定する。本当の勝負は次のターンだが、奏多が何も仕掛けてこないはずがない。


「僕はこれで、ターンエンド!そして『コズミック・ミルキーウェイ』の効果で、デッキからヴィーナスをエクストラデッキに表で置く」
KANATA→LP:6200 手札:2 デッキ:23 Mゾーン:3 M・Tゾーン:2 Fゾーン:1 Pゾーン2



*TURN07
ギリギリのところで踏みとどまっているが、戦況が悪いことには変わりない。しかし、Zオーラの本当に恐ろしいところは、「どんなに劣勢でも、大どんでん返しのミラクルを起こすカードを創り出す」ことだ。遊弥はその力で無限暗黒竜と無限煉獄竜を創り、それらを使用したデュエルでは勝率100%を叩きだしている。


「オレノ……タァーーン!!!」


 Zオーラが今までにないくらい強力になり、遊弥を覆い尽くしてしまった。もはやデュエルしているのが誰なのかさえ見分けられなくなっている。


「オレハ、ボチノ『ストリーム・シンクロン』ノコウカハツドウ!!Forever Diamondのレベルヲ1ツサゲ、コノカードヲトクシュショウカン!ソシテ、テフダカラマジックカード『インフィニット・スターライト』ヲハツドウ!!『ストリーム・シンクロン』ノレベルヲ1ニスル!!」



「オレハ!レベル9ノ『スターダスト・ドラゴン Forever Diamond』ニ、レベル1ノ『ストリーム・シンクロン』ヲ、チューニング!!エイエンヨリナガキトキヲカケルリュウヨ、ゼッタイレイドノジュバクヨリメザメ、イテツクハドウデ、スベテヲムニカエセ!!シンクロショウカン!!イデヨ、レベル10!ハメツノチカラヒメシリュウ!!『無限氷蝕竜ヨークルフロイプ・スターダスト』!!」


 Zオーラの力によって創り出された3体目の「無限」モンスター、「無限氷蝕竜ヨークルフロイプ・スターダスト」。それは無限暗黒竜や無限煉獄竜にも勝るとも劣らないポテンシャルを秘めているが、それが奏多に通じるだろうか。


「ヨークルフロイプガシンクロショウカンニセイコウシタコトデ、オレトキサマノテフダ・フィールド・ボチノ、マジック・トラップカードヲスベテジョガイスル!!コノトキ、モンスターコウカハ、ハツドウデキナイ!」


 これで除外された遊弥のカードは、ペンデュラムゾーンのカード2枚と、フィールドの『強制終了』『くず鉄のかかし』『スターライト・エクスプロージョン』、墓地の『スターダスト・フュージョン』『インフィニット・スターライト』『スターライト・グリード』『スターライト・アセンブル』。奏多のカードは、ペンデュラムゾーンのカード2枚にフィールド魔法、発動中の『呪縛令』とセットカード1枚、墓地の『テラ・フォーミング』『コズミック・プローブ』で、合計16枚。


「ソシテキサマハ、コノコウカデジョガイシタカードトオナジマイスウダケ、デッキノウエカラカードヲボチヘオクル!16マイヲオクルガイイ!」
「くっ……。だけど、攻撃力は0のままだ!」
「マダダ!!ヨークルフロイプノコウゲキリョクハ、コノコウカデジョガイシタカード1マイニツキ、1000ポイントアップスル!!」


 無限氷蝕竜の攻撃力は16000に跳ね上がり、奏多の残りデッキもわずか7枚。お互いにペンデュラム召喚は出来なくなったが、このターンで勝負が決まるならそのような些細なことは関係ない。とにかく、このまま無限氷蝕竜の攻撃を通してしまえば、奏多は呪縛竜を出す前に敗北してしまう。


「トドメダ!!オレハ、ヨークルフロイプ・スターダストデ『宇宙眼の細氷竜』ヲコウゲキ!!アイシクルフォール・ソニック!!」


 勝利を確信した遊弥は暗闇の中で悪魔のような笑みを浮かべ、狂ったような奇声を上げた。しかし、その攻撃は無情にも届かなかった。


「僕は墓地の罠カード『呪縛令』を除外して効果発動!!自分フィールドのレベル8以上のモンスターが攻撃対象に選択されたことで、バトルフェイズを強制終了させる!」
「……バカナ!『ムゲン』モンスターカラ、ノガレタダト?!」
「その後!僕はレベル8の『宇宙眼の惑星竜』を除外し、エクストラデッキから『呪縛竜Zmey』を特殊召喚する!!」


〇呪縛令(永続罠)(オリカ)
「呪縛令」は自分フィールドに1枚しか存在できず、②の効果はデュエル中に1度しか使用できない。①:1ターンに1度、相手フィールドの特殊召喚したモンスターが攻撃した場合、500LPを払って発動できる。その攻撃を無効にする。その後、そのモンスターを次の相手メインフェイズ開始時まで裏側守備表示にする。②:自分フィールドのレベル8以上のモンスターが攻撃対象に選択された場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。このターンのバトルフェイズを終了する。その後、自分フィールドのレベルまたはランク8以上のモンスター1体を選んで除外し、そのモンスターと同じグレードの「呪縛竜」Bモンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。

























―――3000年の時を遡り、蘇りし禁断の力よ!新たな世界を創造する礎となれ!!―――
















―――降臨せよ!『呪縛竜Zmey』!!!―――


〇呪縛竜Zmey(グレード8 闇)
ドラゴン族/ビヨンド/効果
攻3300/守3300
レベル8以上のモンスター×1
「呪縛竜Zmey」はフィールドに1枚しか存在できない。このカードのB召喚は無効化されない。①:このカードは「封印竜」モンスターとの戦闘以外では破壊されない。②:次回判明 ③:次回判明




 全長を優に100mは越えているだろうか。ロシアの伝承では「3本の首を持つ邪悪な竜」とされているが、奏多の呪縛竜はそれを受け継いでいる。そして、Zオーラが持つ闇の力によって黒く染められた胴体・両翼・爪。見るもの全てを内部から威圧するその姿は、これまでに見てきたドラゴンの中でも群を抜いていた。




――ドックン!!――




「ウグッ……!グオォァァァーーーッッ!!!」
「ぐうぅぅっ……!これが、呪縛竜…!」


呪縛竜が登場したことで遊弥と奏多のZオーラが今まで以上に反応し、両者とも、心と身体を完全に支配されてしまいそうになった。過激さの留まるところを知らない、この戦いを止められるのは誰もいなかった……。




~現在の状況~
YUMI→LP:250 手札:0 デッキ:27 Mゾーン:3 M・Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0

 V S

KANATA→LP:6200 手札:2 デッキ:7 Mゾーン:3 M・Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン0
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