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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第126話 受け継がれる瞳

第126話 受け継がれる瞳 作:こんにゃく


トウセン「ギャラクシーアイズ!ブルード・ジェスターを攻撃せよ!」

トウセン「破滅のフォトン・ストリーム!!!」


ギャラクシーアイズ
攻撃力3000



ブルード・ジェスター
攻撃力2500


キュイィン…ズガァンッ!!

クーデリカ「う…きゅぅ…!!」
LP700➡200

トウセン「俺はこれでターンエンド」
手札0

LP1600

~ペンデュラムゾーン~

~アイズ・ペンデュラム・ポール

アイズ・ペンデュラム・トーテム~


~フィールド~

~アンファングアイズ・ホワイト・ドラゴン
攻撃力3500

アンファングアイズ・ブラック・ドラゴン
攻撃力2800

アンファングアイズ・リザレクション・ドラゴン
攻撃力2500

ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン~
攻撃力3000


トウセン「どうだ、絶望したか」

クーデリカ「絶…望したか…って?」ニヤッ

クーデリカ「全然…大したことなんてないよ」

トウセン「…だろうな…俺の血を引いているんだこの程度の事で絶望などするわけがない」

クーデリカ「よく分かってんじゃん…」

ポワァ…優しく再びトウセンの体が光始める。

トウセン「時間はもう無いか…」

クーデリカ「…」

トウセン「クーデリカ…お前は良いのか?」

クーデリカ「なにが?」

トウセン「このまま俺と奴を切り離せばいずれ俺達は二人共消滅する…もし戦いどちらかを消滅させればどちらか一人は助かるのだぞ?…もっとも俺は負けるつもりはないが…」

クーデリカ「…そうだな…確かにそれもアリかもしれない…だけど」

クーデリカ「一騎なら必ずその方法以外で解決してくれる」

トウセン「何?」

クーデリカ「まだわかんない?あんたと一騎をそんな風にした元凶を一騎は必ず倒す」

トウセン「アビス…と言ったか…だが奴は数千年前俺がこの手で葬った」

クーデリカ「いいや奴は滅んじゃいない…きっと暗い闇のそこで静かに待っていたんだ…この瞬間を…自分が復活するためのチャンスを」

トウセン「…俺達が利用されているとでも?」

クーデリカ「それは分かんないよ…だけど可笑しな話じゃん」

クーデリカ「なんで『自分の分身』を自分で作り出したくせになんで『戦うと』どちらかが『消滅』しなきゃいけないんだよ」

トウセン「っ!」

クーデリカ「絶対にそこには『何か』ある」

トウセン「何か…」

ゴゴゴッ

クーデリカ「っ!?」

トウセン「なっ!!?」

ボワンッ!! ここは異世界と異世界の狭間そこに黒い霧がデキレストとファラリスに溢れているのがみえる

トウセン「これがっ…!崩壊っ!!」

クーデリカ「崩壊…」

トウセン「どうやら俺の体だけではないらしい…お前の世界も俺達の世界も限界のようだ」

クーデリカ「だからってここから先に行けるとは思わないことだね!」

トウセン「…無理にでも通るさ」

クーデリカ「あたしのターン!」

手札3

~ペンデュラムゾーン~

~ゲシュペンデクト~


クーデリカ「あたしはスケール1の『破面道化師(アランカル・クラウン) プリティー・レディ』をセット!これでレベル2から6のモンスターが同時に召喚可能!ペンデュラムの召喚!現れろ!」

クーデリカ「エクストラデッキからプリズム・マジシャン!」


プリズム・マジシャン
攻撃力500


クーデリカ「ブルード・ジェスター!」


ブルード・ジェスター
攻撃力2500


トウセン「またそいつらか…懲りないな」

クーデリカ「なんどだってやってやるさ…あたしは諦めないよ!あたしはこの2体のモンスターをリリースする!」

トウセン「リリースだと…?」

クーデリカ「全ての瞳を束ねる竜の王…混沌虚構の深淵から永喜し現れよ!「レベル7!!『絶対眼の王竜(グローブルアイズ・オール・ドラゴン)』!!」


グローブルアイズ
レベル7/光属性/ドラゴン族/スケール7
攻撃力500/守備力500

ブオンッ!! 骨で形成された黄金の竜が姿を現し、周りの砂を巻き上げる。


トウセン「うぐっ…!凄まじいオーラ…!俺に最も近い力を持っているのは遊姫や一騎ではない…クーデリカ…お前だったか…!」

クーデリカ「そんな事は知らない…あたしは今できることをやってやるってだけさ!」

トウセン「だが俺は知っているぞそのグローブルアイズはエクストラデッキに存在するアイズモンスターを装備しその攻撃力と効果を得る事ができる…今のお前に果たしてアイズモンスターはいるかな?」

クーデリカ「確かに今のあたしには妹達の力はない…だけど」

クーデリカ「プリティー・レディのペンデュラム効果発動!『1ターンに1度自分フィールドの破面道化師(アランカル・クラウン)モンスターがフィールドを離れた時、墓地またはエクストラデッキに表側表示で存在する破面道化師(アランカル・クラウン)モンスター1体を特殊召喚する!』」

クーデリカ「こい!ブルード・ジェスター!」


ブルード・ジェスター
攻撃力2500


クーデリカ「そしてゲシュペンデクトの効果により自分がペンデュラム効果を発動した時デッキから1枚ドローする!」
手札2

クーデリカ「えっ…」カァッー

クーデリカの瞳そして

グローブルアイズ「ゴァァァッ!!」

トウセン「なっ…なんだっ!?」

クーデリカ「このカードは…」

クーデリカ「この感じ…これは…うん…行けるよグローブルアイズ!」

クーデリカ「あたしはグローブルアイズとブルード・ジェスターをリリース!」

トウセン「な、一体何を…!?」

クーデリカ「全ての竜を束ねる王よ、幾千幾万の魂をその手に宿す、絶対無比の力!!ここに集結せよ!現れよ!!『絶対眼の至高竜(グローブルアイズ・スプリーム・ドラゴン)』!!」


グローブルアイズ・スプリーム・ドラゴン
レベル12/光属性/ドラゴン族/スケール13
攻撃力4000/守備力3200


骨ではない、黄金の鎧も着けていない、そこにはただ黄金の竜が存在した

トウセン「こ、これは…!」

クーデリカ「スプリーム・ドラゴンは『グローブルアイズとペンデュラムモンスターをリリースすることで手札から特殊召喚できる最上級のモンスター』」

クーデリカ「これこそ真の姿を解放したグローブルアイズの完成体だ!」

トウセン「…驚いた…クーデリカ…お前がそこまでとはな…瞳の力に関しては…俺以上だ」

クーデリカ「これで決めてやる!あたしはスプリーム・ドラゴンの効果発動!『このカードがグローブルアイズをリリースして特殊召喚している場合!1ターンに1度相手フィールドのカードを全て破壊し破壊した数だけ相手に500ポイントのダメージを与える!』」

トウセン「フィールドのカード全てだと!?」

クーデリカ「やれぇ!スプリーム・ドラゴン!!!」

カッカッカッ!! 体が目映い黄金の光で包まれそのエネルギーがトウセンのフィールドを焼き付くす

ガガガッ!!!

トウセン「ぐぁぁっ!!っ!!アンファングアイズ・ホワイト・ドラゴンの効果発動!『このカードがシンクロ召喚されている次の俺のスタンバイフェイズまで自分フィールドのアイズモンスターは相手のカードの効果を受けない!!』」

ズバンッ!

アンファングアイズ・ホワイト・ドラゴンの咆哮がその効果を打ち消す。

トウセン「くっ…」

クーデリカ「だけどそれはフィールドのアイズモンスターのみ!ペンデュラムゾーンのカードには影響を及ぼさない!」

トウセン「っぐぅぅ!!!」
LP1600➡600

クーデリカ「これで終わりじゃあない!!スプリーム・ドラゴンでもアンファングアイズ・リザレクション・ドラゴンを攻撃!」


スプリーム・ドラゴン
攻撃力4000



アンファングアイズ・リザレクション・ドラゴン
攻撃力2500


クーデリカ「至高なる逆鱗!ストライク・キングス・ブラスタァァ!!」

チュドンッ!! 煌めく一撃が相手を討ち滅ぼす

トウセン「そうはいかないぞクーデリカ!!アンファングアイズ・ホワイト・ドラゴンの更なる効果を発動!『1ターンに1度アイズモンスター1体を選択し攻撃力を1000上げて戦闘、効果による破壊を無効にする!』」


アンファングアイズ・リザレクション・ドラゴン
攻撃力2500➡3500


トウセン「ぐぅぅっ!!!」
LP600➡100

クーデリカ「くっ!仕留め損ねたか…あたしはカードを1枚セットしてターンエンド」
手札0

トウセン「くっ…はぁ…はぁ……む?」

クーデリカ「…」

トウセン「…どうした?勝っているお前が情けない顔になっているぞ?」

クーデリカ「もう止めようよ」

トウセン「…」

クーデリカ「きっとこんなことをしなくても大丈夫な未来を一騎達が見つけてくれるって!」

トウセン「だがその未来には俺達はいない」

クーデリカ「え?」

トウセン「確かにファラリスとデキレスト…両方の世界を救うことができるのかもしれない…だが俺と一騎は共にこの世界を生きていくことはできない」

トウセン「これは俺という存在がこの世界に残るための戦いでもある、降りることはできない」

クーデリカ「トウ…セン」

トウセン「ここで諦め逃げることはこの俺のプライドが許さない…必ず越えて見せるぞクーデリカ!!」

トウセン「俺のターン!」
手札1

トウセン「この瞬間アンファングアイズ・ホワイト・ドラゴンの更なる効果を発動『自分のスタンバイフェイズ時に自分フィールドのペンデュラムゾーンにカードが存在しない時、エクストラデッキに表側表示で存在するアイズモンスター1体をペンデュラムゾーンにセットできる!』」

トウセン「俺はアイズ・ペンデュラム・トーテムをセッティング!」


アイズ・ペンデュラム・トーテム
スケール1


トウセン「そして俺はコストとしてペンデュラムゾーンのアイズ・ペンデュラム・トーテムそしてクーデリカお前のゲシュペンデクト、プリティ・レディをリリースする!」

クーデリカ「なっ!?ペンデュラムカードをリリース…それにあたしのペンデュラムカードまで!!?」

トウセン「裁きを与えし竜よ、その力を蓄えし瞳で刃向かう反逆者を全て打ち払え!来い!!レベル12!『ディープアイズ・ヴィシヌ・ドラゴン』!!」


ディープアイズ・ヴィシヌ・ドラゴン
レベル12/光属性/ドラゴン族/スケール0
攻撃力0/守備力0


頭に二つ、肩に二つ、そして翼に二つ…計六つの瞳を持つ竜

クーデリカ「うぅっ…な、なに…これ…!!」

トウセン「ディープアイズ・ヴィシヌ・ドラゴンは『フィールドのアイズモンスターの数だけ攻撃力が1000ポイントアップし相手フィールドのモンスターの攻撃力を1000下げる』」


ディープアイズ・ヴィシヌ・ドラゴン
攻撃力0➡5000


クーデリカ「それはどうかなっ!スプリーム・ドラゴンは『ペンデュラムモンスターをリリースして特殊召喚している場合、相手のカードの効果の受けない!!』」

トウセン「ほう…」

クーデリカ「これで攻撃力がダウンする効果は受けない!!」

クーデリカ「あたしだってやるって決めたんだ…あんた達がその気ならやらなくちゃダメなんだって!!そう思うからっ!!」

トウセン「…」



シンクリス

マイアス「全ての国民に告ぐ!世界で発生した黒い霧には消して触れるなっ!!」

アンナ「黒い霧の被害が比較的少ないシンクリスへ皆様!どうか避難してきてください! 」

エクサス代表のマイアスそしてシンクリス代表のアンナが呼び掛ける。

シュバッ

そこに

疾風「失礼つかまする…フュージニアの民衆達も我が紫峰の忍達が誘導…次期にシンクリスへと到着するかと」

アンナ「有難うございます…疾風さん」

疾風「して…この現象…いかがいたしましょう…全ての国の人々がこの国に集まるということは…」

マイアス「むぅ…しかしぃ…我々に今できることは民を守ることぉ…後は彼らに託すしかないのだ」




トウセン「だが例え攻撃力が下がらなくともお前のライフはたったの200!!俺のディープアイズの攻撃を受ければそれで終わりだ!!」

クーデリカ「終わらない!!」

トウセン「ならば受けてみろ!!ディープアイズ!!スプリーム・ドラゴンを攻撃!!」


ディープアイズ・ヴィシヌ・ドラゴン
攻撃力5000



スプリーム・ドラゴン
攻撃力4000


ギュルルッ!! カッカッカッ!! ディープアイズの全ての瞳が開かれる。

トウセン「これでクーデリカ!お前が受けるダメージは1000!!よってライフ200のお前は終わりだ!!」

クーデリカ「言ったでしょ!終わらないって!トラップ発動!『幾万の心(ミリオン・ハート)』!!」

クーデリカ「『相手が攻撃をしてきた時!!その攻撃を無効にして自分フィールドのモンスター1体を選択しそのモンスターの攻撃力を次のターンのエンドフェイズまで墓地のカードの数×1000ポイントアップさせる!』」

クーデリカ「あたしとあんたの墓地のカードの枚数は5枚!よって5000ポイント攻撃力がアップする!」


スプリーム・ドラゴン
攻撃力4000➡9000


スプリーム・ドラゴン「グォォォッ!!!」

黄金に輝く鎧が更に輝きを増していく。

クーデリカ「これでもうスプリーム・ドラゴンを止めることは出来ない!!」

トウセン「…確かに…もうそのモンスターを止めることは出来ないな…だがそれは…お前のライフが残っている場合だ」

クーデリカ「っ!?」

トウセン「俺はディープアイズ・ヴィシヌ・ドラゴンの効果発動!『フィールドのこのカード以外のアイズモンスターを全て破壊する、破壊した枚数×1000ポイントのダメージを相手に与える!』」

クーデリカ「なっ!!?」

トウセン「スプリーム・ドラゴンは効果を受け付けないが俺のフィールドのアイズモンスターは破壊させてもらう」

ゴァァァッ!!

トウセンのフィールドからアイズモンスターが咆哮を上げながら消えていく

そしてその光がディープアイズに集まっていく

トウセン「俺のフィールドには4体…よって4000のダメージをクーデリカ…お前に与える!!」

クーデリカ「そ、そんなっ!!」

トウセン「終わりだクーデリカ…俺は俺のためにお前を踏み台にさせてもらう」

ギュィィンッ!!!

トウセン「放て!!!」

チュドンッ!!

ズガガガッ!! 砂煙が上がり辺りを吹き飛ばす

クーデリカ「う、うあぁぁぁっ!!!」
LP200➡0

スプリーム・ドラゴン「ガァァァッ!!」

パラパラ…グローブルアイズが元の骨の姿となり消えていく

クーデリカ「うっ…」ドサッ

トウセン「…終わりだ…これで」

クーデリカ「あ、あたしは…あき…らめてない…から」

トウセン「…」

クーデリカ「一騎達を最後まで…信じて…る」

クーデリカ「だから…ここで…消えても…悔いはないっ」

トウセン「お前はなぜ…」

クーデリカ「さっきから言ってんじゃん…あたしは一騎の…皆のためなら…」

パァァ…

クーデリカは淡い光となって消えていった

トウセン「…心か…強い心を持った人間だった…」

その時だった、トウセンの足下に1枚のカードが

トウセン「…『グローブルアイズ・スプリーム・ドラゴン』…クーデリカ…俺に何を望んでいる…」スッ

トウセンはそのカードを拾いそして広く長く続く時空の砂漠を歩いていく。





スピカ「あ、シリウス!」

シリウス「…スピカ」

スピカ「あの…他の皆は…」

シリウス「どうやら…既にファラリス世界に…」

ゴゴゴッ

シリウス「む?」

スピカ「これはっ!?」

モワァッ!!

シリウス「この気配…なんだ…」

スピカ「遠くの方で感じるこの気配は…」

シリウス「まさか…既に崩壊が始まっているのか…?」

スピカ「デキレストで始まっている…ということは…ファラリスも…」

シリウス「それだけではない…デキレストに隣接する世界…精霊世界、ノーマル…この二つも間違いなく崩壊の影響を受けているだろうな」

スピカ「早く…なんとかしなくては…ですね」

シリウス「俺達は元々その為に戦っている…忘れるな」

スピカ「忘れてないです」

シリウス「…お前は昔から無理をすると顔にでるな」

スピカ「なっ!?なぜ分かるんですか!?」

シリウス「…お前とトウセン…それにレグリスの事は昔から見てきた…お前達は無理をすると決まって同じ顔をする」

スピカ「シリウス…」

シリウス「特にスピカ…お前はアイツらと違って強くない…」

スピカ「わ、私はっ!」

シリウス「俺は心の事を言っている」

スピカ「心…」

シリウス「まぁ…そもそもあの二人のように孤独に奮闘できる人間がどれだけいるか…ふ…」

スピカ「…」

シリウス「そろそろ俺達もファラリスへ向かうぞ…俺達の世界は…ファラリスは崩壊なんてさせない」

スピカ「…はい…分かってます…」スッ

スピカの手に握られたカード『クレアシオンアイズ』

スピカ「私は…」ギュッ




アルフレドは今、自身で作り出した空間でファラリスに向かっていた。

アルフレド「…」

アルフレド「僕には…弟がいるんだ…」



シズク『お兄は騙されてる!』



アルフレド「僕が騙されてるだと…馬鹿なこと…」

アルフレド「…愚かな妹だ…くそっ」



ガイ『お前はこのはに勝てねぇ』



アルフレド「それにガイ…なにが勝てないだ…僕は負けたことなんてないんだ」

アルフレド「さっきだって…僕は君の妹をやっつけたんだ…!」

アルフレド「僕がこのはに勝てないだって…僕は…」



このは『強くなったのですね…もみじ』




それは遠い過去、自分がまだもみじだったころ

アルフレド「…僕は…」ギリッ

アルフレド「その為にも僕は彼女に勝たなくてはならないんだ…これで最後だ…このはっ!!」




ミラ「ふーむ…」

パキンッ!

ミラがシンクリスへと流れてきている少量の黒い霧に触れる

するとその霧が弾かれ消える

ミラ「私の力を使ってもこの程度の物しか消しきれんか…」

ミラ「まさに闇そのもの…これが崩壊の前兆かのぉ…」

ミラ「…今私ができることは…無い…か」

ミラの手にある『ダークマターアイズ』が光る

ミラ「…お前もジェイドに会いたいか…」




レグリス「…」ガッ

レグリスはシンクリスを見下ろせる小高い丘に立っていた。

レグリス「嫌な予感がする…」

レグリス「私の遠い記憶の中にあるようなこの嫌な感覚はなんだ…?」

レグリス「この世界は一体どうなる…」




一騎「俺のターン!!」
手札5


一騎「俺は!『C・(チェンジ) 銀狼 ファング』を召喚!」


銀狼 ファング
レベル4/闇属性/獣族/スケール6
攻撃力1800/守備力600


シャウロン「おいおい、お得意のペンデュラム召喚はどうしたんだぁ?やらねぇのかよ」

一騎「俺には俺のデュエルがある、俺は『フィールドの闇属性モンスター1体をリリースする事で手札から『C・(チェンジ) 鋼爪 ファング』を特殊召喚する!』」


鋼爪 ファング
レベル8/闇属性/獣族/スケール3
攻撃力3000/守備力2000


二足歩行で鎧を身に纏う新たなファング

一騎「鋼爪 ファングが『この効果で特殊召喚に成功した時、デッキからC・(チェンジ)ペンデュラムモンスター1体をペンデュラムゾーンにセットできる!』」

一騎「俺はデッキから『C・(チェンジ) マテリアル・ファルコン』をセット!」


マテリアル・ファルコン
レベル3/風属性/鳥獣族/スケール3
攻撃力1200/守備力600


一騎「マテリアル・ファルコンは『自分のペンデュラムゾーンにこのカード以外にカードがセットされていない時、デッキからスケール5以下のC・(チェンジ)ペンデュラムモンスター1体をセットする事ができる!』」

一騎「俺はデッキからスケール5の『C・(チェンジ) ウィンド・ヒーロー』をセッティング!」


ウィンド・ヒーロー
レベル4/風属性/戦士族/スケール5
攻撃力1000/守備力1000


ジェイド「これでいつでもペンデュラム召喚することができるな…」

このは「やってしまうのです!一騎!」

一騎「これでレベル4のモンスターが召喚可能となった!ペンデュラム召喚!!来い!!銀狼ファング!!」


銀狼ファング
攻撃力1800



一騎「俺はカードを1枚セットしてターンエンド」
手札2

シャウロン「おいおい、もう終わりかぁ?大したことねぇなぁ」

このは「何を!強がりを!」

シャウロン「強がりだと?この俺様が強がりなんて言うわけねぇだろぉ?」

コレット「無駄口を叩いてないでさっさとしたらどうなんだ」

シャウロン「良いのかねぇ…俺様が本気を出したら一騎君は消えちまうぜ?」

ジェイド「やれるものならやってみろ、一騎はそんなに甘くないぞ」

一騎「ジェイド…」

シャウロン「はっ…信頼されてるよぉだな一騎」

一騎「…」

キャァァ!!!

一騎「っ!?」

母親「ああ!うちの子が!!どうして!!?」

そこには母親らしき人物が自身の子供を抱き抱えていた。

一騎「一体…何が…?」

遊姫「なに…この黒い霧みたいなの…」

トラクリボー『遊姫…それに触らないほうが良いわ』

遊姫「え?」

トラクリボー『深淵の力…少量だけど感じるわ』

遊姫「それって…まさか…」

トラクリボー『アビス…』

男「その霧に触るんじゃあないぞ!!」

男B「な、なんなんだよ!これは!!」

一騎「っ!!これは…!」

シャウロン「っはっ!始まったようだな」

一騎「始まっただと?」

シャウロン「そうさ、始まったんだよ世界の崩壊…世界の終わりがなぁ!」

シャウロン「ヒャッヒャッヒャッ!さぁ続けようぜ…一騎…世界が終わる前になぁ…!!」




続く


次回


シャウロン「さぁてどういたぶってやろぉかぁ!?」

一騎「くっそ…!!」

このは「いっき!この黒い霧の原因は私達に任せるのです!いっきはシャウロンをぶったおすのです!!」

一騎「みんな…よし!!全力で行くぞ!!シャウロン!!!」

一騎「次回『進撃する拷問王』一気に駆け上がれ!」


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ギガプラント
アイズアイズアイズ……(以下略)
もはやカードパワーがとんでもないことに…クーちゃんも駄目だったか。まぁ展快的にそうだとは思いましたがやはり悲しいもんです。
世界もかなりヤバい模様。どうなる……? (2016-12-24 14:20)
こんにゃく
コメントありがとうございます!

最近になって『アイズ』カテゴリって作られたらヤバイなと思い始めました。青眼デッキやらに汎用性の高いカードとして入れやすそうですし…

クーちゃんがいなくなるのは寂しいですが物語もラストスパート!一気に終わらせますよ!! (2016-12-27 16:53)

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58 第35話 友情の形 926 3 2016-02-17 -
45 第36話 戦慄の道化師 1040 3 2016-02-18 -
114 第37話 邂逅 1075 3 2016-02-19 -
97 第38話 異世界の扉 970 3 2016-02-20 -
96 第39話 葛藤の中で 1015 3 2016-02-22 -
92 第40話 夢と道 1000 2 2016-02-22 -
126 第41話 ジョーカーの暗躍 1065 3 2016-02-23 -
70 第42話 時空間使い メーア 1031 3 2016-02-24 -
121 第43話 師弟との決別 1051 3 2016-02-25 -
117 第44話 時空間を操る大蛇 1067 3 2016-02-26 -
56 第45話 覚醒!!絆を刻む瞳 963 3 2016-02-27 -
92 第46話 突然の来訪者レイナ 1032 3 2016-02-28 -
108 第47話 凸凹タッグデュエル!! 929 3 2016-02-29 -
112 第48話 追憶の記憶 950 3 2016-03-01 -
107 第49話兄妹の絆 宇宙瞳の超煌角竜 1125 3 2016-03-03 -
100 第50話決勝前夜 それぞれの思い 1016 3 2016-03-04 -
110 第51話 決定戦開幕 1116 3 2016-03-05 -
95 第52話 その思いは速度を越える 968 3 2016-03-06 -
48 第53話 迷宮への挑戦 972 3 2016-03-10 -
53 第54話 過去の足枷 1026 3 2016-03-12 -
65 第55話 超越するランクアップ 1035 3 2016-03-15 -
45 第56話 砕いた仮面 1014 3 2016-03-17 -
76 第57話 剣の心 985 3 2016-03-18 -
127 第58話限界のその先へ 1114 3 2016-03-20 -
52 第59話 大地を生む瞳の竜 979 3 2016-03-23 -
60 第60話 友への思い 1008 3 2016-03-24 -
42 第61話 天を翔る 1017 4 2016-03-26 -
63 第62話 大切な人 1047 3 2016-03-28 -
50 第63話 戦いの証明 1032 3 2016-04-04 -
113 第64話 進化する力 1071 3 2016-04-06 -
121 第65話 囚われし心 1151 2 2016-04-11 -
76 第66話 解放 1155 2 2016-04-14 -
64 第67話 烙印の決闘 1057 2 2016-04-15 -
62 第68話 絶対王の力 1042 2 2016-04-16 -
46 第69話 決勝の始まり 1010 3 2016-04-17 -
72 第70話 真実 1060 3 2016-04-18 -
33 第71話 諦めない心 1108 3 2016-04-18 -
114 第72話 闇の王 1123 3 2016-04-22 -
54 第73話 深淵より出し者 950 3 2016-05-01 -
69 第74話 貫く光 1114 3 2016-05-04 -
127 75話 戦いの終わり 1176 3 2016-05-06 -
44 第76話 悪逆のエクサス 990 3 2016-05-18 -
90 第77話 戦慄の機械人形 1046 3 2016-05-26 -
50 第78話 合体する機械人形 954 3 2016-05-29 -
55 第79話  完全機械少女 1005 3 2016-06-06 -
62 第80話 爆走する変形車両 1024 3 2016-06-12 -
45 第81話 白銀の剣 986 2 2016-06-15 -
46 第82話 絡み付く毒 985 2 2016-06-19 -
61 第83話 停戦協定 934 3 2016-06-21 -
111 第84話 果たすべき約束 1018 3 2016-06-24 -
116 第85話 戦争 1034 3 2016-06-26 -
53 第86話それぞれの戦場。最高の助っ人 949 3 2016-06-27 -
55 第87話 電撃コロシアム 966 2 2016-06-28 -
87 第88話 誇り高き戦士 985 2 2016-06-30 -
98 第89話 仮面の下の亡霊 985 3 2016-07-02 -
100 第90話 舞い散る雪 926 3 2016-07-06 -
57 第91話 白銀の攻防 968 3 2016-07-11 -
33 第92話 龍刃水晶 974 3 2016-07-16 -
51 第93話 ジョーカーゲーム 1032 3 2016-07-21 -
55 第94話 覚醒する瞳 1014 3 2016-07-22 -
41 第95話 宇宙に輝く王 1776 3 2016-07-26 -
65 第96話 宇宙眼の暗黒竜 999 2 2016-07-28 -
177 第97話 ソロモンズの化身 1148 3 2016-08-01 -
93 第98話 切望の記憶 998 2 2016-08-02 -
101 第99話 再びの扉 960 3 2016-08-05 -
45 第100話 ファラリス七賢者 889 3 2016-08-07 -
117 第101話 狙われた考古学 1052 3 2016-08-09 -
75 番外編 夏休みだよ! 1062 2 2016-08-25 -
39 第102話 混沌の嵐 859 2 2016-08-28 -
99 第103話 儚い希望 970 2 2016-09-01 -
101 第104話 絵本の世界 884 2 2016-09-06 -
76 第105話 始まりのソロモンズ 923 2 2016-09-08 -
110 第106話 処刑王の闇 990 2 2016-09-10 -
73 第107話 猛け朽ちる龍 968 2 2016-09-12 -
98 第108話 軍神の戦い 884 2 2016-09-27 -
78 第109話 消え行く誇り 869 2 2016-09-28 -
120 第110話 忍者の祖 970 2 2016-10-02 -
72 第111話 譲れぬ思い 919 2 2016-10-04 -
112 第112話 星を統べる竜 956 2 2016-10-10 -
177 第113話 竜の記憶 1097 3 2016-10-13 -
112 第114話 運命の血筋 871 3 2016-10-16 -
78 第115話 命を懸けたラストデュエ 837 2 2016-10-23 -
64 第116話 偽りの記憶 994 2 2016-10-24 -
113 第117話 染まる色を 892 2 2016-10-31 -
82 第118話 英雄の記憶 1012 2 2016-11-03 -
61 第119話 英雄の帰還 888 2 2016-11-04 -
136 第120話 黒騎士の意地 1096 2 2016-11-08 -
87 第121話 誰かのために 825 2 2016-11-16 -
89 第122話 創造せし竜 815 2 2016-11-20 -
89 第123話 白と黒の竜 868 2 2016-11-26 -
54 第124話 運命を切り開く剣 862 2 2016-11-30 -
95 番外編 カード紹介と色々! 1029 3 2016-12-07 -
92 第125話 深淵へのカウントダウン 871 3 2016-12-19 -
113 第126話 受け継がれる瞳 957 2 2016-12-22 -
98 第127話 進撃する拷問王 1004 2 2016-12-24 -
100 第128話 歪み笑う王 805 2 2016-12-27 -
109 第129話 絶望の化身 862 2 2016-12-30 -
87 第130話 闇を掴む者 832 2 2017-01-01 -
99 第131話 対極の忍 964 3 2017-01-06 -
106 第132話 姉弟の絆 861 2 2017-01-09 -
164 第133話 激突する竜 1106 2 2017-01-10 -
40 第134話 宇宙眼の星芒竜 790 2 2017-01-13 -
91 第135話 龍刃と水晶 860 3 2017-01-15 -
138 第136話 英雄の復活 1045 3 2017-01-18 -
133 第137話 龍王と罪王 944 2 2017-01-20 -
112 第138話 混沌呻く 810 3 2017-01-22 -
131 第139話 表裏一体 859 3 2017-01-25 -
71 第140話 継承する絆 816 3 2017-01-26 -
79 第141話 深淵にすがる者 805 3 2017-01-30 -
58 第142話 伸ばした手 822 4 2017-02-01 -
84 第143話 虚無と深淵 842 3 2017-02-04 -
96 第144話 集いし思い 836 3 2017-02-07 -
110 第145話 終焉と再生 822 2 2017-02-08 -
94 第146話 新たな世界 888 3 2017-02-10 -
100 最終話 クロスピース 932 3 2017-02-16 -
132 超時空!!番外編!! 1497 2 2017-02-24 -

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