第69話 騒がしい夜の戦い　作：マジかっ！

大吉「ワシのターン！自分フィールドにモンスターが存在しない時、[雷公神像-雷神]を特殊召喚出来る！」

雷公神像-雷神
☆10/光属性/天使族
攻撃力0
守備力0

大吉「そして[雷公神像-雷神]がいる時手札から[風伯神像-風神]を特殊召喚出来る！」

風伯神像-風神
☆10/風属性/天使族
攻撃力0
守備力0

大吉「お前も知っての通り、ワシの[神像]モンスター達は、フィールド魔法[観音本堂]がないと攻撃力・守備力は0となり、攻撃を行えなくなる！永続魔法[法堂間]発動！自分フィールドに2体以上[神像]モンスターがいる時、デッキから[観音本堂]を発動する。」



フィールドが一転、本堂へと変わった

その本堂の中に多くの動かない石像は小吉を睨んでるようにも見える

そしてその中の雷神と風神が息が吹きかかったようにゆっくり動きだす

小吉「くっ…」

大吉「観音本堂]が発動するされた事により、2体とも攻撃力は元に戻る！そして[法堂間]がある限り、[観音本堂]は破壊されない！」


風神
攻撃力0→3300

雷神
攻撃力0→3300

大吉「そしてワシはレベル10の[風神]・[雷神]でオーバーレイ！2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築！エクシーズ召喚！光り輝く千の手よ、光に恵みを、闇には鉄槌を上げろ！降臨しろ！ランク10！[慈悲神像-千手観音]！」

慈悲神像-千手観音
ランク10/光属性/天使族/ORU2つ
攻撃力4000


小吉「さっそく出てきたか」

大吉「効果発動！ORUを1つ取り除き、[千手観音]の攻撃力の半分ダメージを与えるんじゃ！」

小吉「[千手観音]の攻撃力は4000…」

大吉「2000のダメージを喰らうんじゃ！！」

無数の手が小吉を襲う


小吉「くっ…」LP4000→2000

小吉の服がちょっと破れ、かすり傷のような物が出来た

小吉に大ダメージを与えた大吉、すかさず魔法カードを発動する

大吉「更に、永続魔法[上下関係]発動！自分フィールドの1番攻撃力が高いモンスターを対象にし、発動できるんじゃ！相手ターンに対象モンスターより攻撃力の低いモンスターが効果を発動した時、その効果を無効にすることが出来るんじゃ！カードを1枚伏せてターンエンド！」


小吉(これにより、オイラが発動するモンスター効果は殆ど無効されるのか…)

大吉「さぁお前のターンじゃ！」


小吉「オイラのターン！オイラは[見習い忍者 雀丸]を召喚！

見習い忍者 雀丸
☆1/風属性/戦士族
攻撃力100

小吉「[雀丸]の効果を発動！」

大吉「させるか！[上下関係]の効果で無効にするわ！」

小吉「そうはいくか！速攻魔法[忍法身代わりの術]発動！自分フィールドの[忍者]モンスターが戦闘・効果対象になった時、発動出来る！その効果でおいらのライフ500ポイントを身代わりとし、対象を消す！」

雀丸は消えてその場所に小吉が現れる

小吉「くっ…」LP2000→1500

なんとか上下関係の効果を回避した小吉


小吉「[上下関係]の効果が不発に終わった、[雀丸]の効果は発動される！手札から[忍者マスター-THIYOME]を特殊召喚！」

忍者マスター-THIYOME
☆4/光属性/戦士族
攻撃力1500

小吉「そして[THIYOME]の効果発動！デッキから[忍者]モンスターを1体特殊召喚する！」

THIYOMEが煙玉を地面に投げつけ辺りは煙で何も見えない

大吉「ゲホゲホ！なんじゃこれは⁉︎」

そして煙の中から出てきたのは、成金忍者だった

成金忍者
☆4/光属性/戦士族
攻撃力500

小吉「そして手札の罠カードを墓地に送り、[成金忍者]の効果発動！デッキから[教官忍者]を特殊召喚！」

煙玉を地面に投げつけ、また辺りは煙だらけそして出てきたのは

教官忍者
☆4/風属性/戦士族
攻撃力1700


小吉「[教官忍者]の効果発動！レベルを1に変更する！」

教官忍者
レベル4→1

大吉「レベル4が2体、レベル1も2体…イッキに展開する気じゃの…」

小吉「オイラはレベル1の[雀丸]と[教官忍者]でオーバーレイ！2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築！見えなき速度で敵の懐に進入し、強襲せよ！エクシーズ召喚！現れろ！ランク1！[忍者アサシン-鳩丸]！」

忍者アサシン-鳩丸
ランク1/風属性/戦士族
攻撃力100

大吉「[鳩丸]の効果はORUを1つ使い、忍者モンスターは直接攻撃出来る効果のはず…まさか！」

何かに気づく大吉

小吉「更に！[THIYOME]と[成金忍者]でオーバーレイ！風の如く敵を翻弄する見てなき影よ！その俊足で敵を欺け！エクシーズ召喚！現れろ！ランク4！[忍者アサシン-鷹丸]！」

忍者アサシン-鷹丸
ランク4/風属性/戦士族
攻撃力2100

大吉「やはり、来寄ったの！」

小吉「[鳩丸]の効果発動！ORUを1つ使い、[鷹丸]はこの直接攻撃出来るんだよ！行け！[鷹丸]！」

小吉の目の前から消えた[鷹丸]


大吉「消えた！」

すると背後からグサリ！と刃物で刺された感覚が大吉の全身を襲う

大吉「ぐわっ！！！」LP4000→1900

大吉は膝をつく

大吉「な…なんじゃ…今の痛みは…」

小吉「やっと気づいたか大吉…」

やはり小吉の様子がおかしいと気づく大吉

大吉「小吉…お前…」

小吉「このデュエルのダメージは本物の物となるんだよ！」

大吉「そんなデュエルが…あって堪るか…」


小吉「オイラはカードを1枚伏せてターンエンド！さぁ大吉君のターンだ」


大吉「くっ…今は…お前を倒すぞ…小吉の身に何が起きたかわからんがな…ワシのターン！[千手観音]の効果発動！このカードの攻撃力の半分2000を喰らえ！これで終わりじゃ！」

無数の千手観音の手が小吉に迫るが、

小吉「墓地の[忍法身代わりの術]の効果発動！このカードを除外し、ダメージを1回無効にする！」

無数の手は消えた

大吉「やはり避けたか…だが[千手観音]で[鳩丸]へ攻撃だ！！」

慈悲神像-千手観音
攻撃力4000

忍法アサシン-鳩丸
攻撃力100

大吉「これが通れば…」

小吉LP1500

小吉「[鷹丸]の効果発動！ORUを1つ使い[鷹丸トークン]を特殊召喚する！」

鷹丸は分身し、2体へと増えた

鷹丸トークン
守備力2000

小吉「この効果を使った時、相手は鷹丸トークンにしか攻撃出来ない！

無数の手は鷹丸トークンへと攻撃した

大吉「まだだ！罠カード[天輪撃]！[神像]モンスターが相手モンスターを戦闘破壊した時、このターンもう一度攻撃出来る！もう一度行け！[千手観音]！[鷹丸]の効果は1ターンに1度だけ…これで終わりだ！」

無数の手は再び[鷹丸]へと攻撃する


小吉「オイラの伏せカードを忘れて困るね！罠カード[忍法-大凧]発動！攻撃を無効にする！そして[鷹丸]への攻撃は届かん！」

大凧の乗った鷹丸は空へと消えた

大吉「カードを2枚伏せてターンエンドじゃ！」


小吉「オイラのターン！魔法カード！[忍法-風龍の術]！自分フィールドに[忍者]モンスターがいるとき、相手モンスター1体の攻撃力を0にする！」



千手観音
攻撃力4000→0

小吉「これで[上下関係]の効果は発動出来ない。そして[影者忍者]召喚！」

影者忍者
☆4/闇属性/戦士族
攻撃力1800


小吉「影者忍者は忍者モンスターの身代わりになる！そして[鳩丸]の効果発動！[鷹丸]は直接攻撃出来る。行け！」

鷹丸は消えた


大吉「2度も同じ攻撃を受けるか！罠カード[慈悲深き鉄槌]発動！自分フィールドの[神像]モンスターを破壊する！」

千手観音は爆発した！

小吉「何をする気だ⁉︎」


大吉「[慈悲深き鉄槌]は破壊した[神像]モンスターの元々の攻撃力以下のモンスターを全て破壊する効果じゃ！」


爆発した破片が[忍者]達を襲う


小吉「こんなカードがあるとは！[影者忍者]の効果発動！このカードを墓地に送り、[鷹丸]の破壊を守る」

影者忍者は鷹丸の身代わりとなり破壊された

鳩丸も破壊された

小吉「これで[鷹丸]は残った！今度こそ終わりだ！」

大吉「ワシは残ったこのカードを発動じゃ！罠カード[進行困難]！ワシのモンスターが効果破壊されたターン、お前は攻撃出来ない」

破壊された神像の残骸により、鷹丸は大吉へと近づけないので攻撃を中断した

小吉「オイラはターンエンド…(オイラの墓地の[影者忍者]は自分フィールドの[忍者]モンスターを墓地の送ることで特殊召喚出来る。もしもの時はこいつで…)」

悔しそうに言う小吉


大吉「ワシのターン！」

ゴゴゴ！ゴゴゴ！


小吉「な、何だ！一体…」

慈悲神像-千手観音
攻撃力4000

大吉の背後から[慈悲神像-千手観音]が現れた


小吉「なんで…お前のフィールドに…」

大吉「忘れておったか！小吉！[観音本堂]は前のターンに破壊された[神像]モンスターを蘇らせるんじゃ！」


小吉「くっ…だが[鷹丸]は[大凧]の効果で攻撃対象に出来ない」

大吉「それは…どうかのう…魔法カード[三形の定義]発動。小吉！3つの定義を見せてやる。自分フィールドの[神像]エクシーズモンスターが存在する時、発動出来る！1つ目は相手の表側表示のカードを全てセット状態へと戻す。」

小吉「何⁉︎」


大凧と鷹丸はセット状態へと戻された

大吉「そして2つ目はこのバトル中相手はカード効果を発動出来ない！」

小吉「なんだと…」

これで墓地の[影者忍者]は効果は発動出来ない

大吉「そして3つは…このバトルで攻撃するモンスターは貫通能力を得る！！」


小吉「何⁉︎」


大吉「行け！[千手観音]！裏守備モンスタ[鷹丸]へと攻撃だ！」

千手観音
攻撃力4000

鷹丸
守備力2000


小吉「そ…そんな」

千手観音の無数の手は鷹丸を潰した

小吉「うわぁぁ！」LP1500→0

爆風で吹き飛ぶ小吉

そして小吉に向かう大吉

大吉WIN


大吉「大丈夫か⁉︎小吉！！」

小吉「魄…魄様が危ない…」

大吉「どうゆうことじゃ！」




白夜「何が起きんだ！」

そこへ白夜が到着する

大吉「小吉を頼む！」

大吉は小吉とのデュエルで傷ついた体で魄の寝室へと向かう



魄の寝室

魄はぐっすり寝ている

だがその窓に怪しい人影が現れる



すると魄は布団のすぐ横にある刀を窓へ向ける

魄「誰です…出て来なさい」

魄は怪しい人物にすぐに気づいたようだ


⁇「お察しがいいようで…ですがもう遅いです」

魄「どうゆうことです？」

怪しい人物は窓からフッと消えた

すると背中の方の首から謎の痛みが

魄「くっ…何だこの痛み…う…」

魄は倒れた


そこへ大吉が到着する

大吉「魄様！」

魄「…」

明らかに魄の様子がおかしい

大吉「魄…様…遅かったか…」

魄はデュエルディスクを構えている

大吉「やるしかないのか…」




そしてもう一方

遊斗達の寝室

雪菜
池島
遊斗の3人が寝ている

そこに髪の長い女性が小刀を持っている

そして遊斗の布団をグサリと刺した

カキン！！

硬い物に当たった音がした

布団をめくると遊斗がデュエルディスクで小刀の攻撃を防御していた

遊斗「大乗寺の姉ちゃんよ〜中々粋な真似してくれてんじゃん」

さくら「何故気づいた」

遊斗「さっきからデュエルしてれば俺だって起きちまうぜ」

大吉と小吉のデュエルの事だ

遊斗「俺もデュエルしようと行こうとしたらあんたがいたモンでね。布団に戻ったらこの様さ」

さくら「…」

遊斗「まだちょっと眠いけどデュエルをしてみるか」

さくら「いいだろう」

さくらと遊斗は外へと移動した


遊斗はさくらが操られてるのか知っているのだろうか？




更にもう一方

黒陽「おい！」

道場の外で黒陽が見たものは、あの病院にいたポイズという人物だった(第60話参照)

黒陽「お前だったのか…」

ポイズ「あなたカオス様では」

黒陽「その名で呼ぶのはやめろ」

ポイズ「まさかあなたがここにいるとは」

黒陽「そんな事はどうでもいい…何故ここに」

ポイズ「あるお方から貴方達の抹消をと命令を…私の寄生虫達をあの御仁達に」


ポイズは魄やさくらなどに自分の寄生虫を忍ばせて操らせていたのだ


黒陽「いい度胸じゃねぇか」

デュエルディスクを構える黒陽


ポイズ「デュエルですか…いいでしょう…そのデュエル行いましょう…前の負け分を取り戻す為にも…」


黒陽・ポイズ「デュエル！」




遊斗もデュエルを始めた

遊斗・さくら「デュエル！！」




魄・大吉「デュエル！」



こんな大事態に大乗寺は



道場にはいなかった…


3箇所で一斉にデュエルが始まった


大乗寺はどこへ…





池島・雪菜「Zzzz」



第69話終わり