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1-15:渾身の合体魔法(*未修正) 作:氷色
マナはフィールドに飛び出すと、ビシッとポーズを取った。
そしてチラッとユウゴを振り返ると、またビシッと今度は違うポーズを取る。またチラッと反応を伺い、またポーズを変える。
「あの~マナさん?」
『はい♪』
ユウゴが様子を伺うと、マナはキラキラした目でそれに応える。
そのあまりの眩しさに目を細めるユウゴ。
「…何をしてらっしゃるんですか?」
訊くのも億劫だが、訊かなければいけない気がした。
マナはまだクネクネとポーズを吟味している。
『何って…初召喚ですよぉ?一番強そうなポーズが良いじゃないですかぁ。あ、こういうのはどうですぅ?可愛いですかぁ?』
さも当然と言わんばかりのマナ。
というか求めているポーズが強そう重視なのか可愛い重視なのか、もうブレブレだ。
これは無視して進めるとしよう。
エビル・デーモンが顎を掻いている。
その様子から読み取れるのは、《ブラック・マジシャン・ガール》を出すまでは上機嫌そうに見えたエビル・デーモンの明らかな落胆。
『何を出してくるかと思えば、精霊の小娘とは…。たかが攻撃力2000のモンスターで何ができる』
《ブラック・マジシャン・ガール》
効果モンスター
星6/闇属性/魔法使い族/攻2000/守1700
(1):このカードの攻撃力は、お互いの墓地の「ブラック・マジシャン」「マジシャン・オブ・ブラックカオス」の数×300アップする。
エビル・デーモンは期待していたのだ。
《ダーク・ホライズン》の効果で特殊召喚可能だったモンスターの最高攻撃力は2800。そんな最上級モンスターでなくとももう少し歯応えのある相手が出てくるものとばかり思っていた。
それが蓋を開けてみれば、大した効果も持たず、上級モンスターにしても低い攻撃力2000という小物。肩透かしもいいところだ。
「仕方ないだろー。俺のデッキには《ブラック・マジシャン・ガール》より攻撃力の高い闇属性・魔法使い族なんて入ってないんだよ」
『ああ~なんですかぁ、その言い方ぁ。まるでマナより攻撃力の高いのがいたらそっち召喚してたみたいに聞こえますよぅ』
軽口のようなユウゴの返答に、マナが膨れる。
精霊と言えども他のモンスターに嫉妬したりするものらしい。
ユウゴの言う通り、彼のデッキには《ブラック・マジシャン・ガール》以上の攻撃力を持つ魔法使い族は入っていない。
だが仕方なく《ブラック・マジシャン・ガール》を選んだわけでもない。大事なのは『魔法使い族モンスター』であるということなのだから。
「まぁいいさ、魅せてやろうぜマナ。俺達の反撃をさ」
ユウゴがそう笑うと、口を尖らせていたマナもしぶしぶ賛同した。
そして二人、エビル・デーモンを射抜くように見据えた。
『ホウ、儂自身である《真紅眼の凶雷皇ーエビル・デーモン》を倒す算段はもうついているという顔だな』
二人の顔には自信が表れている。
『面白い』とエビル・デーモン。
『その小娘一人で何ができるか、見せてもらおう!儂はカードを2枚伏せてターン終了だ』
エビル・デーモンのフィールドにセットカードが現れ、彼のターンは終了した。
エビル・デーモン(手札2・LP4000)
モンスター
真紅眼の凶雷皇ーエビル・デーモン/攻2800
魔法・罠
闇の二重魔法陣/フィールド
セットカード×2
「俺のターン!ドロー!」
自分のターンを迎えたユウゴがドローする。
引いたカードは罠カードだったが、守りに使えるカードではない。
これでユウゴの手札は5枚。しかしその中に守備的なカードは1枚もない。やはりこのターンは攻めに打って出るしか手はなさそうだ。幸いそのための下準備は整っている。
ユウゴはその中からモンスターカードを1枚選んでデュエルディスクにセットする。
「マナ一人じゃないさ!《ブラック・マジシャン・ガール》には頼れる仲間達がいる!そいつを見せてやる!俺は《アップル・マジシャン・ガール》を召喚!」
《アップル・マジシャン・ガール》
効果モンスター
星3/炎属性/魔法使い族/攻1200/守 800
(1):1ターンに1度、このカードが攻撃対象に選択された場合に発動できる。手札からレベル5以下の魔法使い族モンスター1体を特殊召喚する。その後、攻撃対象をそのモンスターに移し替え、攻撃モンスターの攻撃力を半分にする。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊された場合、このカード以外の自分の墓地の「マジシャン・ガール」モンスターを3体まで対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。そのカードを手札に加える。
現れたのは《ブラック・マジシャン・ガール》によく似た雰囲気の女の子だった。
お決まりらしいポーズがビシッと決まっている。
青を基調としたミニドレス風の《ブラック・マジシャン・ガール》とは異なり、こちらは赤で統一されたチャイナドレス風の衣裳。やはりテーマとしては魔法少女系のコスプレのようだ。背中にはデフォルメされた翼が付いている。
マナが多少アホっぽいので幼く感じるが見た目としては18~20歳くらいなのに対し、彼女は少しだけ幼い感じ。歳の頃で言えば15~17歳くらいか。マナの妹だと言われれば充分に納得いくだろう。
だが当のマナは『げげッ、いきなりライバル登場!?』とおののいている。
魔法少女が二人となったユウゴのフィールド。
それを見ても、エビル・デーモンの顔は険しい。
『またも貧弱な下級モンスターか。その娘の攻撃力もたかが1200。儂のモンスターには及ばんぞ』
「確かに俺のモンスター達は1体ずつじゃアンタのモンスターには及ばない。だけど弱い力も束にしてかかれば強いモンスターを倒せるんだ。それをこのカードで証明してやる!」
ユウゴが手札から魔法カードを発動する。
選んだそのカードは初手で発動条件を満たせず諦めたあのカードだった。
そうユウゴの狙いは、最初からこのカードの発動条件を満たすことだったのだ。
そのカードは…
「魔法カード《マジシャンズ・クロス》!!」
ユウゴが発動したカードは魔法使いらしき人物が杖を交差させたイラストの魔法カード。
《マジシャンズ・クロス》
通常魔法
(1):自分フィールドの攻撃表示の魔法使い族モンスターが 2体以上存在する場合、その内の1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで3000になる。このカードの発動後、ターン終了時までそのモンスター以外の魔法使い族モンスターは攻撃できない。
「《マジシャンズ・クロス》は2体の魔法使いの力を結集し攻撃力を飛躍的に高めることができる!このカードの力で《ブラック・マジシャン・ガール》と《アップル・マジシャン・ガール》の力を束ねることで、その攻撃力は《真紅眼の凶雷皇ーエビル・デーモン》を超える!」
『なんだとッ!?』
このデュエル中、初めてエビル・デーモンの表情に驚きが表れた。
これかユウゴの秘策だった。
総じて攻撃力の低いユウゴのモンスター達は1体ずつの力ではエビル・デーモンの強力なモンスター達には敵わない。そこでユウゴの取った作戦がこれだ。
1対1で敵わないなら1対2で闘う。それでも敵わなければ1対3で闘う。単純だが、これが弱者の闘い方である。
マナが杖を高く掲げ、魔力をその先端へと注ぐ。
すると杖の先に球状の黒い魔力の塊が現れ、徐々に大きくなっていく。
《ブラック・マジシャン・ガール》の魔力は闇属性。扱うのは闇の黒魔術である。あれはおそらく彼女の全力が込められた最大攻撃魔法なのだろう。
しかしそこに込められているのはマナの魔力だけではない。
黒い魔力球に炎が走り始めた。
注がれていたのはマナの闇の魔力だけではなく、その隣に立つ《アップル・マジシャン・ガール》の炎の魔力も同様だったのだ。
マナが作り出した闇の魔力球を、《アップル・マジシャン・ガール》の炎の魔力が覆い、さらに破壊力を高めている。
そして到達した攻撃力は《真紅眼の凶雷皇ーエビル・デーモン》を上回る、驚異の3000。
ブラック・マジシャン・ガール/攻2000→3000
「バトルフェイズだ!!」
この布陣を作るために、LPの7割を捨てた。死ぬような思いをした。今だって身体中傷だらけ火傷だらけで立っているのもやっとだ。
それでも、この一撃に全てを懸けたのだ。
そのユウゴの覚悟も飲み込んで、マナの魔力球はかなりの大きさへと膨らんでいた。
ユウゴが、そしてマナが叫ぶ。
「《ブラック・マジシャン・ガール》で《真紅眼の凶雷皇ーエビル・デーモン》に、攻撃ィ!!」
『いっけぇーッ!!』
「『“ブラック・クロス・バーニング”ゥゥゥッ!!!』」
掛け声と共にマナが炎の魔力球“ブラック・クロス・バーニング”を放った。
『ぬ、お、お、おおおおぉー!!』
赤黒く燃え盛りながら迫り来る巨大なそれは、もはや一つの隕石だ。
叫ばれたその悲鳴はもう《真紅眼の凶雷皇ーエビル・デーモン》のものなのか、その主のものなのか判別できなかった。
そしてユウゴ、マナ、《アップル・マジシャン・ガール》の全てを込めた会心の一撃は、その両者を巻き込んで凄まじい爆発となって炸裂した。
そしてチラッとユウゴを振り返ると、またビシッと今度は違うポーズを取る。またチラッと反応を伺い、またポーズを変える。
「あの~マナさん?」
『はい♪』
ユウゴが様子を伺うと、マナはキラキラした目でそれに応える。
そのあまりの眩しさに目を細めるユウゴ。
「…何をしてらっしゃるんですか?」
訊くのも億劫だが、訊かなければいけない気がした。
マナはまだクネクネとポーズを吟味している。
『何って…初召喚ですよぉ?一番強そうなポーズが良いじゃないですかぁ。あ、こういうのはどうですぅ?可愛いですかぁ?』
さも当然と言わんばかりのマナ。
というか求めているポーズが強そう重視なのか可愛い重視なのか、もうブレブレだ。
これは無視して進めるとしよう。
エビル・デーモンが顎を掻いている。
その様子から読み取れるのは、《ブラック・マジシャン・ガール》を出すまでは上機嫌そうに見えたエビル・デーモンの明らかな落胆。
『何を出してくるかと思えば、精霊の小娘とは…。たかが攻撃力2000のモンスターで何ができる』
《ブラック・マジシャン・ガール》
効果モンスター
星6/闇属性/魔法使い族/攻2000/守1700
(1):このカードの攻撃力は、お互いの墓地の「ブラック・マジシャン」「マジシャン・オブ・ブラックカオス」の数×300アップする。
エビル・デーモンは期待していたのだ。
《ダーク・ホライズン》の効果で特殊召喚可能だったモンスターの最高攻撃力は2800。そんな最上級モンスターでなくとももう少し歯応えのある相手が出てくるものとばかり思っていた。
それが蓋を開けてみれば、大した効果も持たず、上級モンスターにしても低い攻撃力2000という小物。肩透かしもいいところだ。
「仕方ないだろー。俺のデッキには《ブラック・マジシャン・ガール》より攻撃力の高い闇属性・魔法使い族なんて入ってないんだよ」
『ああ~なんですかぁ、その言い方ぁ。まるでマナより攻撃力の高いのがいたらそっち召喚してたみたいに聞こえますよぅ』
軽口のようなユウゴの返答に、マナが膨れる。
精霊と言えども他のモンスターに嫉妬したりするものらしい。
ユウゴの言う通り、彼のデッキには《ブラック・マジシャン・ガール》以上の攻撃力を持つ魔法使い族は入っていない。
だが仕方なく《ブラック・マジシャン・ガール》を選んだわけでもない。大事なのは『魔法使い族モンスター』であるということなのだから。
「まぁいいさ、魅せてやろうぜマナ。俺達の反撃をさ」
ユウゴがそう笑うと、口を尖らせていたマナもしぶしぶ賛同した。
そして二人、エビル・デーモンを射抜くように見据えた。
『ホウ、儂自身である《真紅眼の凶雷皇ーエビル・デーモン》を倒す算段はもうついているという顔だな』
二人の顔には自信が表れている。
『面白い』とエビル・デーモン。
『その小娘一人で何ができるか、見せてもらおう!儂はカードを2枚伏せてターン終了だ』
エビル・デーモンのフィールドにセットカードが現れ、彼のターンは終了した。
エビル・デーモン(手札2・LP4000)
モンスター
真紅眼の凶雷皇ーエビル・デーモン/攻2800
魔法・罠
闇の二重魔法陣/フィールド
セットカード×2
「俺のターン!ドロー!」
自分のターンを迎えたユウゴがドローする。
引いたカードは罠カードだったが、守りに使えるカードではない。
これでユウゴの手札は5枚。しかしその中に守備的なカードは1枚もない。やはりこのターンは攻めに打って出るしか手はなさそうだ。幸いそのための下準備は整っている。
ユウゴはその中からモンスターカードを1枚選んでデュエルディスクにセットする。
「マナ一人じゃないさ!《ブラック・マジシャン・ガール》には頼れる仲間達がいる!そいつを見せてやる!俺は《アップル・マジシャン・ガール》を召喚!」
《アップル・マジシャン・ガール》
効果モンスター
星3/炎属性/魔法使い族/攻1200/守 800
(1):1ターンに1度、このカードが攻撃対象に選択された場合に発動できる。手札からレベル5以下の魔法使い族モンスター1体を特殊召喚する。その後、攻撃対象をそのモンスターに移し替え、攻撃モンスターの攻撃力を半分にする。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊された場合、このカード以外の自分の墓地の「マジシャン・ガール」モンスターを3体まで対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。そのカードを手札に加える。
現れたのは《ブラック・マジシャン・ガール》によく似た雰囲気の女の子だった。
お決まりらしいポーズがビシッと決まっている。
青を基調としたミニドレス風の《ブラック・マジシャン・ガール》とは異なり、こちらは赤で統一されたチャイナドレス風の衣裳。やはりテーマとしては魔法少女系のコスプレのようだ。背中にはデフォルメされた翼が付いている。
マナが多少アホっぽいので幼く感じるが見た目としては18~20歳くらいなのに対し、彼女は少しだけ幼い感じ。歳の頃で言えば15~17歳くらいか。マナの妹だと言われれば充分に納得いくだろう。
だが当のマナは『げげッ、いきなりライバル登場!?』とおののいている。
魔法少女が二人となったユウゴのフィールド。
それを見ても、エビル・デーモンの顔は険しい。
『またも貧弱な下級モンスターか。その娘の攻撃力もたかが1200。儂のモンスターには及ばんぞ』
「確かに俺のモンスター達は1体ずつじゃアンタのモンスターには及ばない。だけど弱い力も束にしてかかれば強いモンスターを倒せるんだ。それをこのカードで証明してやる!」
ユウゴが手札から魔法カードを発動する。
選んだそのカードは初手で発動条件を満たせず諦めたあのカードだった。
そうユウゴの狙いは、最初からこのカードの発動条件を満たすことだったのだ。
そのカードは…
「魔法カード《マジシャンズ・クロス》!!」
ユウゴが発動したカードは魔法使いらしき人物が杖を交差させたイラストの魔法カード。
《マジシャンズ・クロス》
通常魔法
(1):自分フィールドの攻撃表示の魔法使い族モンスターが 2体以上存在する場合、その内の1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで3000になる。このカードの発動後、ターン終了時までそのモンスター以外の魔法使い族モンスターは攻撃できない。
「《マジシャンズ・クロス》は2体の魔法使いの力を結集し攻撃力を飛躍的に高めることができる!このカードの力で《ブラック・マジシャン・ガール》と《アップル・マジシャン・ガール》の力を束ねることで、その攻撃力は《真紅眼の凶雷皇ーエビル・デーモン》を超える!」
『なんだとッ!?』
このデュエル中、初めてエビル・デーモンの表情に驚きが表れた。
これかユウゴの秘策だった。
総じて攻撃力の低いユウゴのモンスター達は1体ずつの力ではエビル・デーモンの強力なモンスター達には敵わない。そこでユウゴの取った作戦がこれだ。
1対1で敵わないなら1対2で闘う。それでも敵わなければ1対3で闘う。単純だが、これが弱者の闘い方である。
マナが杖を高く掲げ、魔力をその先端へと注ぐ。
すると杖の先に球状の黒い魔力の塊が現れ、徐々に大きくなっていく。
《ブラック・マジシャン・ガール》の魔力は闇属性。扱うのは闇の黒魔術である。あれはおそらく彼女の全力が込められた最大攻撃魔法なのだろう。
しかしそこに込められているのはマナの魔力だけではない。
黒い魔力球に炎が走り始めた。
注がれていたのはマナの闇の魔力だけではなく、その隣に立つ《アップル・マジシャン・ガール》の炎の魔力も同様だったのだ。
マナが作り出した闇の魔力球を、《アップル・マジシャン・ガール》の炎の魔力が覆い、さらに破壊力を高めている。
そして到達した攻撃力は《真紅眼の凶雷皇ーエビル・デーモン》を上回る、驚異の3000。
ブラック・マジシャン・ガール/攻2000→3000
「バトルフェイズだ!!」
この布陣を作るために、LPの7割を捨てた。死ぬような思いをした。今だって身体中傷だらけ火傷だらけで立っているのもやっとだ。
それでも、この一撃に全てを懸けたのだ。
そのユウゴの覚悟も飲み込んで、マナの魔力球はかなりの大きさへと膨らんでいた。
ユウゴが、そしてマナが叫ぶ。
「《ブラック・マジシャン・ガール》で《真紅眼の凶雷皇ーエビル・デーモン》に、攻撃ィ!!」
『いっけぇーッ!!』
「『“ブラック・クロス・バーニング”ゥゥゥッ!!!』」
掛け声と共にマナが炎の魔力球“ブラック・クロス・バーニング”を放った。
『ぬ、お、お、おおおおぉー!!』
赤黒く燃え盛りながら迫り来る巨大なそれは、もはや一つの隕石だ。
叫ばれたその悲鳴はもう《真紅眼の凶雷皇ーエビル・デーモン》のものなのか、その主のものなのか判別できなかった。
そしてユウゴ、マナ、《アップル・マジシャン・ガール》の全てを込めた会心の一撃は、その両者を巻き込んで凄まじい爆発となって炸裂した。
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から揚げ
ここで、マジシャンズ・クロスだとぉ!?ユウゴの奴、そこまで考えて・・・!(羽蛾感)色んなポーズを取ったり、アップル・マジシャン・ガールに対抗心を燃やすマナちゃんがとても可愛らしくて癒されます!爆発に巻き込まれた両者の運命や如何に・・・? (2016-09-16 00:59)
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80 | これまでの感謝と告知 | 731 | 1 | 2016-11-25 | - | |
154 | 第4話更新のお知らせ | 1414 | 1 | 2016-12-12 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/03/23 新商品 QUARTER CENTURY CHRONICLE side:PRIDE カードリスト 追加。
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