第99話　再びの扉　作：こんにゃく

マイアス
LP4000

手札0

セットカード１枚

ロット・レラジェ・デーモン
攻撃力3000


一騎
LP2450

手札0

ハーデストアイズ
攻撃力0


クーデリカ
LP100
手札0

グローブルアイズ
攻撃力500

永続トラップ
破面(アランカル)メイル


マイアス｢俺を止める…くっくっく…あっはっはっ！！｣

一騎｢何がおかしい！｣

マイアス｢…貴様とのデュエルが始まった時点で俺の計画は遂行していた｣

一騎｢なに…？｣

マイアス｢言っただろう、貴様が瞳の力を開放した時点でこのデュエルのパワーは集まった…後は貴様を葬るのみ｣

一騎｢だったら…俺はそれを止める！！｣

マイアス｢ふん、無理だ｣

一騎｢それでもやってやる！！それに俺は絶対にお前に葬られたりなんかしねぇ！！！｣

クーデリカ｢一騎の言うとおりだよ、絶対にあたしたちは諦めたりしない…最後の最後まで…！絶対に！！｣

マイアス｢未来など…そう簡単にはかわりはしない！！｣

一騎｢いや！！変えてやる！！絶対に！！｣

マイアス｢やってみせろ！貴様がどう足掻こう変わらんぞ！！｣

一騎｢俺のターン！！！｣

手札1

一騎｢キタッ！！俺は手札から『紅月の魔術師』を召喚！｣


紅月の魔術師
レベル4/魔法使い族/炎属性/スケール8

マイアス｢新たな魔術師…だとぉ！？｣

一騎｢紅月の魔術師の効果発動！『自分のペンデュラムゾーンの魔術師、C・(チェンジ)モンスター１体を選択しそのモンスターのスケールをエンドフェイズまで8にできる！』俺は蒼月の魔術師をスケールを8にする！！｣

蒼月の魔術師
スケール5→8

一騎｢そして！破面道化師(アランカルクラウン)ブリッツ・ジェスターのペンデュラム効果を発動し、スケールを1つ下げることでペンデュラムモンスター１体の攻撃力をエンドフェイズまで500ポイントアップさせる！｣

一騎｢俺はグローブルアイズの攻撃力500ポイントアップさせ、ブリッツ・ジェスターのスケールを1つ下げ、5となる！｣

グローブルアイズ
攻撃力500→1000


ブリッツ・ジェスター
スケール6→5


一騎｢そして！蒼月の魔術師の更なるペンデュラム効果発動『このカードのペンデュラムスケールが8以上になった時、デッキからレベル7以下のアイズモンスター１体を手札に加える！』｣

一騎｢俺が加えるのは『マジシャンズアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』！！｣

クーデリカ｢これなら…！！｣

一騎｢俺はこれで…ペンデュラム召喚を行う！！スケール5のブリッツ・ジェスターとスケール8の蒼月の魔術師！！これでレベル6から7のモンスターが同時に召喚可能！！ペンデュラム召喚！！現れよ！！『マジシャンズアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』！！｣


マジシャンズアイズ
レベル7/闇属性/ドラゴン族/スケール4
攻撃力2500/守備力2000


クーデリカ｢一騎のもう片方のアイズペンデュラム…！！｣

一騎｢…｣

一騎は感覚を研ぎ澄ます、するとそれに答えるように2体のアイズが共鳴する

一騎｢マジシャンズアイズ…ハーデストアイズ…お前たち…よし！いくぞ！俺は！！レベル7のハーデストアイズとマジシャンズアイズでオーバレイ！！｣

マイアス｢なにぃっ！？｣

一騎｢二つの眼が共鳴しあい、再び一つに重なる時、異世界に君臨する覇者となる！！エクシーズ召喚！！ランク7！！『ハーデストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』！！｣


ハーデストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン
ランク7/闇属性/ドラゴン族/エクシーズ・スケール2
攻撃力3000/守備力2500


体のあちこちに宝玉を付け、赤い体に長い尾をもつ竜が現れる

マイアス｢なっ！？エクシーズとペンデュラム…両方を司るアイズだとっ！？｣

クーデリカ｢す、すごい…かも｣

一騎｢これが俺の新たな切り札だ！ハーデストアイズ・ペンデュラム・ドラゴンの効果発動！『このカードは素材にしたモンスターの種類により効果を変化させる！！』｣

マイアス｢なんだと！？｣

一騎｢今回使用したモンスターは全てペンデュラムモンスター…よってその効果を発動！『１ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ使いアイズモンスター１体を墓地から特殊召喚できる！俺はオーバレイユニットだったマジシャンズアイズを特殊召喚！！』｣

マジシャンズアイズ
攻撃力2500

クーデリカ｢また、戻ってキタ！！マジシャンズアイズ！！｣

一騎｢それだけじゃない…そうだろ？クー！｣

クーデリカ｢！…ああ、その通りさ！一騎！グローブルアイズの効果発動！１ターンに1度エクストラデッキのアイズモンスターをこのカードに装備する！｣

ｶﾞｺﾝｯ再びグローブルアイズの上に輪が出現しそこから現れるのはヘルトアイズ・ネオス・ドラゴン

クーデリカ｢そして！装備したモンスターの攻撃力分グローブルアイズの攻撃力をアップさせ、装備下モンスターの効果を発動できるよ！！｣

グローブルアイズ
攻撃力1000→3500

クーデリカ｢あたしはヘルトアイズの効果を使い『フィールドのマジシャンズアイズを除外！そして除外したマジシャンズアイズの効果を発動！！』｣

クーデリカ｢『フィールドの魔術師の数だけこのカードの攻撃力を500ポイントアップさせる！』フィールドには紅月の魔術師と蒼月の魔術師の2体！！よって1000ポイント攻撃力がアップする！｣


グローブルアイズ
攻撃力3500→4500


マイアス｢バカなッ！？攻撃力…4500だとっ！？｣

一騎｢これで決めるっ！！これが俺達の力だ！！｣

一騎｢まずはグローブルアイズでロット・レラジェ・デーモンを攻撃！！｣

一騎｢王圧のキングス・ブレス！！｣


グローブルアイズ
攻撃力4500

↓

ロット・レラジェ・デーモン
攻撃力3000

ｽﾞﾄﾞﾝｯ!!グローブルアイズの腕から発射されたエネルギーがロット・レラジェ・デーモンを貫き破壊する

マイアス｢がぁぁっ！！！？｣
LP4000→2500

ここで初めてマイアスが後ろへと大きく後退しその重い一撃を受け止める

マイアス｢むぅ…！｣

クーデリカ｢ダメージが…入ったっ！！｣

一騎｢これで…とどめだ！！ハーデストアイズ・ペンデュラム・ドラゴンでマイアスにダイレクトアタック！！｣

一騎｢威風の瞳…インフィニティ・エクスプロージョン！！！｣

ﾋﾟｷﾝｯ!!左右の違う色をした瞳が輝きそして口から強力なエネルギーが掃射される

その一撃はまるで、無限に爆発を起こすようにマイアスを消し飛ばした

マイアス｢ぐぉぉっ！！？｣

クーデリカ｢やった…！！｣

ｽﾞｶﾞｧｧﾝｯ…

マイアス｢ふざ…けるなよぉ…貴様達！！！｣

ﾌﾞﾜﾝｯ!!煙に包まれたマイアスが右手を振るう、すると周りの煙が吹き飛び全身が露わとなる

マイアス｢トラップ発動!!『異世界の湾壁』!!｣

マイアス｢このカードは『このターンに受ける俺へのダメージを全て無効にし墓地に存在するソロモンズを選択する！』｣

マイアス｢俺の墓地には、アンブラル・ストロス、フルフルフル、トリーズン・ザガン、バイロン・ヴァプラ、モラクス・グリコスそして…ロット・レラジェ・デーモンの合計7体のソロモンズ…それらを全て除外しエクストラデッキからソロモンズと名のつくモンスター1体を特殊召喚する！｣
LP4000

クーデリカ｢ま、また…ダメージを無かった事に…！！｣

一騎｢っ｣

マイアス｢鬼神の如き伝説を持ち、歯向かう敵を全て滅ぼす悪魔の王！今降臨せよ!！現れよ！！レベル10！！『GD，9　フルグランテ・パイモン』！！｣


フルグランテ・パイモン
レベル10/闇属性/悪魔族/融合
攻撃力3000/守備力2500


ﾄﾞﾝｯ!!出現したのは鬼の面をもつ将軍の姿をした悪魔

右手には巨大な剣を持っている

マイアス｢さらにぃ！！この効果で特殊召喚されたこのモンスターは除外したソロモンズの数だけ攻撃力を1000ポイントアップさせる！！｣

フルグランテ・パイモン
攻撃力3000→10000

更なる巨大化をしその姿は軽く10メートルは超えている

一騎｢っ！！｣

クーデリカ｢で、でかい…！！｣

マイアス｢この俺はぁ！貴様達如きに負けるわけがないのだ！！｣

一騎｢…俺はこれでターンエンド、この時グローブルアイズの効果は終了し攻撃力が元の数値へと戻る｣

グローブルアイズ
攻撃力4500→3500

マイアス｢良いだろう、異世界の扉を開く前に完膚なきまでにたたきのめしてやろう！！俺のターン！！｣

手札1

マイアス｢ゆけ！！フルグランテ・パイモン！！その力を開放せよ！！｣

ﾌﾞﾜﾝｯ!!闇のオーラが迸る

マイアス｢『1ターンに1度、このカードよりも攻撃力が低いモンスターを全て破壊する！』｣

クーデリカ｢攻撃力よりって…10000より低いって嘘でしょっ!？｣

マイアス｢ラスト・イレイザー！！｣

ｷｨｨﾝｯ!!レーザーがモンスターを薙ぎ払う

クーデリカ｢だけど！！破面(アランカル)メイルが装着されたグローブルアイズは破壊されないよ！！｣

マイアス｢そうか…だがペンデュラム使い！！貴様はどうだぁっ！！｣

一騎｢っ！｣

ｽﾞﾊﾞｧｧﾝｯ!ハーデストアイズそして紅月の魔術師が粉々に消し飛ぶ

マイアス｢そして、『破壊したモンスター1体につき1000ポイントのダメージを受けてもらうぞ』！！｣

クーデリカ｢なっ！！？｣

マイアス｢食らえ！！ペンデュラム使い！！｣

ｸﾞｧｧﾝｯ!!

一騎｢っ！！ぐぁぁぁっ！！っ！！｣

後方へと吹き飛ばされる

一騎｢ぐっ！！はっ！！｣
LP2450→450

壁に衝突しその場で倒れ込む

クーデリカ｢一騎！！｣

クーデリカが一騎に近づこうとしたが

マイアス｢何をしている！王女クーデリカ！！｣

クーデリカ｢！？｣

マイアス｢確かに貴様はグローブルアイズと破面(アランカル)メイルのコンボによりライフは100になる効果を持っている…だがそれで安全だと思うなよ｣

クーデリカ｢な、なんだと…！？｣

マイアス｢バトルだ！！フルグランテ・パイモンでグローブルアイズを攻撃！！｣

クーデリカ｢っ！！｣

マイアス｢そして！フルグランテ・パイモンの更なる効果を発動！『このカードが攻撃する時、マジック・トラップの効果を1枚無効にする』！！｣

クーデリカ｢なっ！？｣

マイアス｢これで貴様の破面(アランカル)メイルの効果は無くなった！そして！グローブルアイズはフィールドに存在する時にライフを削られても100になる…だが、しかし！！存在しなければ貴様のライフは尽きる！！｣

クーデリカ｢くっ…！！｣

マイアス｢そして！フルグランテ・パイモンが『戦闘で相手モンスターを破壊した時、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える事も可能！！』｣

クーデリカ｢なっ！？｣

マイアス｢これでそこのペンデュラム使いのライフも尽きる…これで終わりだぁ！！｣

マイアス｢破滅のディザスターゲイザー！！｣

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞｯ!!フルグランテ・パイモンの周りに無数の球体が出現、そしてパイモンが剣を振るうと一斉にグローブルアイズに襲いかかる

クーデリカ｢っ！！｣

クーデリカ(だ、だめ…あたしじゃ…もう…)

ギュッとクーデリカは目をつむる

だが

一騎｢俺は！！破壊されたハーデストアイズ・ペンデュラム・ドラゴンの効果発動！｣

マイアス｢なにっ！？｣

一騎｢』自分のペンデュラムゾーンのカード全てを破壊し、このカードをペンデュラムゾーンにセットする！』俺は！破面道化師(アランカルクラウン)ブリッツ・ジェスター、蒼月の魔術師を破壊する!｣

ﾌﾞｵﾝｯ!ハーデストアイズがペンデュラムゾーンに出現する

一騎｢そして！ハーデストアイズのペンデュラム効果発動する!『自分フィールドのペンデュラムモンスター１体の破壊を1度だけ無効にしデッキからカードを1枚ドロー出来る!』ドローはクーにして貰う！｣

クーデリカ｢一騎…分かった｣

手札1

ｷﾞｭﾙﾙｯ!!ハーデストアイズの咆哮がグローブルアイズを包む

しかしその重い一撃はクーデリカを襲おうとする

しかし

クーデリカの後ろから優しい手がクーデリカの肩を包む

クーデリカ｢一騎…｣

一騎｢…大丈夫、クー…俺が守るって言ったろう？｣

クーデリカ｢…うん｣

一騎｢…グローブルアイズはフィールドに表側表示で存在する限り！ライフは100になる！｣

ｽﾞｫｫｫｯ!!爆風が一騎とクーデリカを襲う、しかし一騎が後ろからクーデリカを抱きしめ吹き飛ばないようにする

一騎｢そしてっ！！グローブルアイズが破壊されなかった事によりフルグランテ・パイモンの効果は発動しない!俺へのダメージもない！｣

マイアス｢な、なに…貴様…！！｣

一騎達はその攻撃を耐え、立ち上がる

一騎｢俺は絶対に諦めない…だから負けない｣

マイアス｢っ！！だが！！フルグランテ・パイモンの攻撃力は10000！！どのみち貴様たちに何が出来る！！俺はカードを1枚セット！！これでターンエンド！！｣

手札0

マイアス｢無駄だ！！貴様たちではこの俺を倒すことなど出来ん！大人しくそこで伏し異世界の扉が開かれる事を見ているが良い！！｣

一騎｢いや…勝つのは俺達だ！！クー！！｣

クーデリカ｢うん！…あたしは何度も何度も一騎に助けて貰ってる…今だって、また一騎の諦めない心があたしたちの命を繋いでくれた、だから｣

クーデリカ｢だから今度はあたしの番なんだ！！一騎！！力を貸して！｣　

一騎｢おう！当たり前だ！クー！｣

ｷﾞｭｯ一騎とクーデリカが手を繋ぐ

すると共鳴するように一騎とクーデリカの瞳が輝き始める

マイアス｢な、なんだ…これは…この現象は！？なんなんだ！！？｣

クーデリカ｢あたしと｣

一騎｢俺で…｣

クーデリカ・一騎｢ヴィクトリードロー！！！｣

ｷﾗｰﾝｯ!!クーデリカと一騎の瞳と腕が輝く

そして

一騎・クーデリカ｢キタッ！！｣

手札2

一騎・クーデリカ｢俺(あたし)は手札のスケール8の破面道化師(アランカルクラウン)　ドラゴンズ・マジシャンをセッティング！！｣


ドラゴンズ・マジシャン
レベル7/闇属性/魔法使い族/スケール8
攻撃力2500/守備力2000


一騎・クーデリカ｢そして俺(あたし)は再びペンデュラム召喚を行う！！開け！異世界の扉！！我が僕のモンスターよ！！俺(あたし)はフィールドのグローブルアイズを再びペンデュラム召喚する！｣

マイアス｢何ぃ！？再びペンデュラム召喚だとぉ！！？｣

一騎｢そして！再びペンデュラム召喚されたグローブルアイズをリリースし｣

クーデリカ｢手札からこのモンスターを特殊召喚する！｣

一騎｢その王の力は全ての頂点！！｣

クーデリカ｢その瞳の前に、全ての竜の瞳が集結する！｣

一騎・クーデリカ｢アークペンデュラム召喚！！レベル8！！！『絶対眼の王真竜（グローブルアイズ・グレイト・オール・ドラゴン）』 ！！」


グレイト・オール・ドラゴン
レベル8/光属性/ドラゴン族/スケール7
攻撃力0/守備力0


ﾊﾟｷｯﾊﾟｷﾝｯ!!前回とはうってかわりその姿はまさに竜の王

骨ではなく金の鎧を身にまとう竜が現れる、これこそがグレイト・オール・ドラゴンの真の姿

マイアス｢な、なんだと｣

クーデリカ｢一騎が居てくれるからこの子もちゃんと言うことを聞いてくれる…｣

一騎｢…前と姿が違う｣

クーデリカ｢多分この姿がこの子の本当の姿なんだと思う｣

一騎｢…なんか温かい力を感じる｣

クーデリカ｢あたしも…感じるよ｣

マイアス｢だが！所詮は攻撃力0のモンスター！！そのモンスターで何が出来る！！フルグランテ・パイモンは攻撃力は10000！！貴様のモンスターでは倒すことなど出来ん！！｣

一騎｢それはどうかな？｣

マイアス｢なっ！？｣

クーデリカ｢あたしはグレイト・オール・ドラゴンの効果発動！『1ターンに1度、手札、墓地、エクストラデッキに存在する召喚条件がそれぞれ異なったアイズモンスターをフィールドに効果を無効にして攻撃力守備力0で可能な限り特殊召喚する！』｣

一騎｢現れろ！俺のモンスター達よ！ホープアイズ・ブレイブ・ドラゴン！！｣

ホープアイズ
攻撃力0

クーデリカ｢ボンドアイズ・フェッセンズ・ドラゴン！｣

ボンドアイズ
攻撃力0

一騎｢ヘルトアイズ・ネオス・ドラゴン！｣

ヘルトアイズ
攻撃力0

今、ここに4体のモンスターが揃う

マイアス｢な、なんだと…｣

クーデリカ｢そして！『特殊召喚したモンスター全ての元々の攻撃力をグレイト・オール・ドラゴンに与える！』｣


グレイト・オール・ドラゴン
攻撃力0→7500

マイアス｢ばかな…だが…まだ！！！｣

一騎｢それだけじゃないぜ、俺はリリースされたグローブルアイズの効果を発動！｣

マイアス｢リリースされただと！？｣

クーデリカ｢正確には『リリースされたヘルトアイズの効果をもつグローブルアイズの効果だけどね』｣

一騎｢『このカードがフィールドを離れた時、このカードの効果で除外したアイズモンスターをフィールドに特殊召喚する！』｣

クーデリカ｢これで除外されていたマジシャンズアイズを特殊召喚！｣

マジシャンズアイズ
攻撃力2500

一騎｢行くぜ！マイアス！！これが俺達の力だ！！｣

クーデリカ｢グローブルアイズ・グレイト・オール・ドラゴンでフルグランテ・パイモンを攻撃！！｣

クーデリカ｢絶対のアブソリュートブレス！！｣

一騎｢そして！ドラゴンズ・マジシャンのペンデュラム効果発動！『自分のターンに自分フィールドのドラゴン族モンスターが相手モンスターと戦闘する時、そのドラゴン族モンスターの攻撃力をエンドフェイズまで2倍にする！』｣

グレイト・オール・ドラゴン
攻撃力7500→15000

マイアス｢なっ！！！？｣

クーデリカ｢いっけぇぇ！！｣

マイアス｢そう…はいかんのだぁ！！トラップ発動！『ソロモンズ・ディストラクション』！！｣

マイアス｢『相手の攻撃宣言時、自分フィールドのソロモンズモンスターが攻撃対象となった時、フィールドのモンスターを全て破壊し！！相手モンスター1体の攻撃力分のダメージを相手に与える！！』｣

マイアス｢これで！！貴様たちの攻撃は不発に終わり！ここで葬られるのだぁ！！｣

一騎｢それを待っていた！！｣

マイアス｢なにっ！？｣

一騎｢俺はグレイト・オール・ドラゴンの効果発動！『このカードはフィールドのアイズモンスターの効果全てを使うことができ、同名カードとしても扱う事が出来る！』｣

クーデリカ｢あたしが使う効果はボンドアイズ！！そして破壊する効果が発動した時、このカードを除外しその発動を無効にしこのカードの攻撃力分の攻撃力をほかのモンスターに与える！！｣

一騎｢俺はマジシャンズアイズに！グレイト・オール・ドラゴンの攻撃力を与える！！｣

クーデリカ・一騎｢リフティス・サンクチュアリ！！｣

ｷｭｲｨｨﾝｯ!グレイト・オール・ドラゴンが光の中に溶けていく

マジシャンズアイズ
攻撃力2500→18500

マイアス｢ば、ばかな…こんなことがあり得るだとぉ…！？｣

一騎｢これで本当の終わりだ…マジシャンズアイズでフルグランテ・パイモンを攻撃！！｣

一騎・クーデリカ｢魔道のケリュケリオン・バーストォ！！｣

ｽﾞｶﾞｧｧﾝｯ!!

ソロモンズごとマイアスを吹き飛ばす

マイアス｢ぐぅぅっ！！？こ、このおれがぁ…負けるというのかぁ！！？｣

ｽﾞｶﾞｶﾞｯ!!

マイアス｢ぐぉぉっ！！？｣
LP4000→0

ｽﾞｶﾞﾝｯ!!マイアスは吹き飛ばされ壁に衝突する

そして動かなくなった

その瞬間マイアスの持っていたソロモンズが全てその場に飛び散る

クーデリカ｢か、勝った…勝ったよ！！一騎！！｣

喜びを表すクーデリカ

一騎｢ああ、終わったんだ…これで｣

クーデリカ｢うぅ～…とりゃあ！｣ﾑｽﾞﾑｽﾞ

一騎｢うおっ！？｣

クーデリカは我慢できず一騎に抱きつく

クーデリカ｢これで！終わったんだよね！？やっと！！終わったんだ！！｣ｷﾞｭｩｩ

一騎｢お//おう//そうだな//｣

そして一騎は前を向く

一騎(そうだ…これで終わったんだ)

ｺﾞｺﾞｺﾞｯ

その時だった、突然一騎の視界が揺れる、否違う、この場所が大きく揺れ動いているのだ

一騎｢なっ！！？なんだ！！？｣

クーデリカ｢こ、これは…っ！！一騎！！あれを見て！！｣

クーデリカが指を指す方向、それは一騎達の頭上

本来ならば天井があるのだが先程の戦いで空が見えている

そしてそこに時空の裂け目のようなものが出現していた

一騎｢こ、これは…まさか｣

クーデリカ｢異世界の…扉…！？｣

…

同時刻

ベクト｢こいつは…まさか一騎達に何かあったんじゃあねぇだろうな！？｣

メーア｢あそこは丁度、玉座の間の上…｣

ベクト｢ちっ！行くしかねぇか！メーア！｣

メーア｢ああ｣

ベクト｢…んでこいつはどうする｣

ベクトは倒れたヴァイスをみる

メーア｢そこで寝かしておけ、今は急ぐぞ｣

ベクト｢…分かった｣

…

このは｢これは…｣

このはは上を見上げる、そこには時空の裂け目が存在した

このは｢何やらイヤな予感がするのですよ｣

このはユキを背負う、そして悲しい瞳でもみじを見た後跳躍する

このは｢…あそこにはいったい何が…｣

…

通｢キルヴィス｣

キルヴィス｢…なんだ｣

キルヴィスは通に支えられエクサス城を歩いていた

通｢後でちゃんと説明して貰うからな｣

キルヴィス｢分かった…だが今は｣

コレット｢先に進むことが先決だ、急ぐぞお前たち｣

…

遊姫｢よっと…｣

遊姫はボッドからレイナを助け出す

リアン｢お母さん…｣

リアンはジョーカーを壁を背に座らせる

遊姫はレイナを背負う

遊姫｢リアン…｣

リアン｢大丈夫、おかあさんはここでも…行こう遊姫！！なんか嫌な予感がする｣

遊姫｢うん、私も何か胸騒ぎがするの｣

…

ジェイド｢…｣

アリーシャ｢ジェイド…？｣

ジェイド｢…！｣

アリーシャ｢どうかしましたの？｣

ジェイド｢いや…なんだ…何か懐かしい感じがしただけだ｣

アリーシャ｢？？？｣

ジェイド｢…何でも無いってことだ、とにかく向かうぞ一騎達になにかあったのかもしれん｣

アリーシャ｢分かりましたわ！行きましょう｣

…

一騎｢止められなかったっていうのか…！！｣

クーデリカ｢マイアス王が言っていたことは本当だったんだ｣

一騎｢…俺達がデュエルをしたその時から…準備は出来ていた…か｣

クーデリカ｢っ！！一騎…何か来る｣

そしてその次元の裂け目から稲妻が走りそして一騎達の目の前に落ちる

そして

ｺｫｫｫｯ

4人のフードを被った人間が雷の中から現れた

…

続く

次回

一騎｢異世界の扉を止めることは出来なかった俺達、そして俺達の目の前に現れるフードの人間…お前たちは一体｣

フード｢我が名はトウセン…ファラリスの王だ｣

一騎｢次回『ファラリスの七賢者』一気に駆けあがれ！｣


pixiv更新

要望のあった
ユキ

そしてキルヴィスです。

次はファラリス陣営となります。