第95話 宇宙に輝く王　作：こんにゃく

ﾋﾞｭｫｫｫｯ…本来ならばこのような風の音は聞こえないこの場所だが

今は違う、横の加部は吹き飛び壊れ風の声がこの場に木霊する

ジェイド「まずは貴様からターンをくれてやる」

アイヴィス「どこまでもこの俺を舐めているのだな…ジェイド」

ジェイド「…」

LP4000

アリーシャ（ジェイドが相手を舐めてかかるはずがない、特にアイヴィスさんが相手ならば尚更…）

LP100

アイヴィス「俺のターン！！」

LP4000

手札5

アイヴィス「俺は！手札から『BB（バーサクブレイダー）ガントレット・アレソン』を召喚する！！」


ガントレット・アレソン
レベル1/闇属性/悪魔族
攻撃力100/守備力300


腕に装甲を取り付け、身体中から出血したピエロが現れる

アイヴィス「俺は！ガントレット・アレソンを破壊することで手札から『BB（バーサクブレイダー）デス・ロード』を特殊召喚！」


デス・ロード
レベル5/闇属性/悪魔族
攻撃力1900/守備力2200


ボロボロのマントを身に纏う骸骨が現れる

アイヴィス「そして破壊されたガントレット・アレソンの効果発動！『デッキからBB（バーサクブレイダー）１体を攻撃力、守備力を0にして特殊召喚する！』」

アイヴィス「現れよ！『BB（バーサクブレイダー）アンサンブル・ストーカー』！！」


アンサンブル・ストーカー
レベル5/闇属性/戦士族
攻撃力1300/守備力1000


ジェイド「…くるか」

アイヴィス「レベル5のデス・ロードとアンサンブル・ストーカーでオーバレイ！沸き上がる衝動、血の快楽に溺れて悶え苦しめ！！エクシーズ召喚！！ランク５！！『ＢＢ（バーサクブレイダー）クラウン・ゲイシー』！」


クラウン・ゲイシー
ランク5 /闇属性/悪魔族
攻撃力2700/守備力2400


ジェイド「…成る程」

アリーシャはジェイドのその言葉で確信した

慢心などしていない、その逆…やはりジェイドはアイヴィスを自身の中で最大の敵と理解し対処しようとしているのだ

アリーシャ（…だとしてもわたくしのライフを100にする必要などあったのかしら？）

と疑問に思いつつ、アリーシャはジェイドの事を信用している

ただ自分の事を守ってくれるだけでこの発言したわけではない…きっとジェイドの事だから何かある…そうアリーシャは思った

アイヴィス「俺はターンエンドだ」

手札3

アイヴィス「さぁこい、後悔させてやる」

ジェイド「ふっ…そうか…ならアリーシャ」

アリーシャ「な、なんですの？」

ジェイド「後攻は…攻めはお前に任せるぞ」

アリーシャ「わ、わたくし！？」

ジェイド「何をそんなに驚いている」

アリーシャ「わ、わたくしでは…何かと…」

ジェイド「そうか、なら考えなo…」

アリーシャ「なっ！？何を言ってますの！！！わたくしに任せてくださいな！」

ドンッと胸を張るアリーシャを見てジェイドは微笑んだ

ジェイド「ふっ…ならいい、お前に任せるぞアリーシャ」

アリーシャ「はい！！ですわ！」

ジェイド「待たせて悪かったなアイヴィス…では行くぞ！俺のターン！」

手札6

ジェイド「俺は手札から『空間（スペース）デボレローコスト』を通常召喚し効果発動『このカードをリリースし自身に500のダメージを与えることでデッキから１枚ドローできる』」

LP4000→3500

光輝くバッタが粒子となって消えると光の粒がジェイドに集まる

ジェイド「そして『自身にダメージが発生した時』手札から『空間（スペース） ジェネラルスパイダー』を特殊召喚！」


ジェネラルスパイダー
レベル5/光属性/昆虫族
攻撃力2300/守備力2000


ジェイド「さらに『エクストラデッキに存在する光属性、昆虫族を１体墓地に送り』手札から『空間（スペース）セントピー』を特殊召喚！」


セントピー
レベル5/光属性/昆虫族
攻撃力2000/守備力1500


ジェイド「俺はレベル5のジェネラルスパイダーとセントピーでオーバレイ！時空を越え、煌めく空に漂う星の王よ、我が力に宿りて今その姿を表せ！エクシーズ召喚！ランク5！『超空間昆虫（テラスペースビートル）サイレント・モスキート』！！」


サイレント・モスキート
ランク5/光属性/昆虫族
攻撃力0/守備力2500


ﾌﾞｩｩﾝ大きな体に鋭い針状の口

光を纏い素早い動きで現れる蚊

ジェイド「俺はこれでカードを１枚セット、ターンエンド」

手札34



アイヴィス「空間（スペース）モンスター…話には聞いていたが、独特な力を持っているな…だがそれで貴様が俺に勝てるという訳ではない」

ジェイド「…」

アイヴィス「見せてやろう…俺の力をな！！俺のターン！！」

手札4

アイヴィス「このターンから俺は貴様、ジェイドに攻撃することが可能！！行くぞ！！俺は手札から『BB（バーサクブレイダー）スカラベ・マッドナイト』を召喚！」


スカラベ・マッドナイト
レベル4/闇属性/戦士族
攻撃力1000/守備力1200


アイヴィス「そして！俺はクラウン・ゲイシーの効果発動！『オーバレイユニットを２つ使うことでフィールドに存在するこのカード以外の破壊されて発動する効果を強制的に発動条件を無視して発動させる』！スカラベ・マッドナイトを対象に発動！」

アイヴィス「『このカードが破壊され墓地に送られた時、フィールドのBB（バーサクブレイダー）の攻撃力をエンドフェイズまで1000ポイントのアップさせる』！！」

クラウン・ゲイシー
攻撃力2700→3700


スカラベ・マッドナイト
攻撃力1000→2000


アリーシャ「攻撃力が…上がった！？」

アイヴィス「バトルだぁ！！！クラウン・ゲイシーでサイレント・モスキートを攻撃！！」

アイヴィス「バーサク・シャウトォォッ！！！」

ｽﾞｶﾞｧｧﾝｯ!!凄まじいつちけむりが上がる

サイレント・モスキートそしてジェイドの姿が視認できなくなった

だが

アイヴィス「なに！？」

サイレント・モスキートが光輝きその場所に立っていた

ジェイド「サイレント・モスキートの効果だ『自分フィールドの光属性、昆虫族のモンスターが戦闘、効果で破壊される時、オーバレイユニットを１つ使いその攻撃、効果による破壊を無効にしこのカードの攻撃力を1500ポイントアップする』」

サイレント・モスキート
攻撃力0→1500

アイヴィス「ちぃっ！！」

ジェイド「どうした？もう終わりか？」

アイヴィス「…ふざけやがって…俺はカードを1枚セット！ターンエンド！！この瞬間！！スカラベ・マッドナイトの効果は終了する」

手札２

ジェイド「ふん」

アリーシャ「ジェイド…」

アリーシャには少し分からない事があった、それはジェイドが明らかにアイヴィスを煽っていることだ

アリーシャはジェイドの事を…いや昔のジェイドの事はよく知っている

最近の…それこそシンクリスでの戦い以後のジェイド事は分からない

話し方や接し方も昔より厳しくなった

それはきっと一人で妹レイナを助けようとしてきた孤独の中でそうなったのだろう

デュエルの腕前は昔よりも遥かに上達した。自分を越えるほど

そんな変わったジェイドだがただ一つ変わらなかったのはデュエルに対する姿勢だ

絶対に相手を見下さない、手を抜かない、そして相手には最低限の敬意を払う

自分自身、彼から恨まれていた、妹を利用したのだと、シンクリスの人間を生け贄にしようとしていた事を…

だがそれでもデュエルに対してはアリーシャ自身にも敬意を払っていた

そんな彼がアイヴィスを相手にはそれを感じさせない

アリーシャ（一体何を…）

ジェイド「おい、アリーシャ」

アリーシャ「へ！？はっ！はい！？なんですの！？」

ジェイド「何をしている、お前のターンだ」

アリーシャ「は、はい！すみません少し考え事をしていまして…」

ジェイド「…そうか、お前は攻めることを考えろ…守りは俺が何とかする」

アリーシャ「わ、分かりましたわ…やってみますわ！！わたくしのターン！！」

手札6

アリーシャ「行きますわ！わたくしは手札から『元素鈴（ダイヤモンドベル） リシュベル』を召喚！」


リシュベル
レベル4/光属性/悪魔族
攻撃力1500/守備力400


真っ黒な姿をした鈴が現れる

アリーシャ「更に！同じくリシュベルを特殊召喚しますわ！！」


リシュベル
攻撃力1500


アリーシャ「リシュベルは『フィールドに元素鈴（ダイヤモンドベル）が存在する時、手札から特殊召喚出来ますの』」

アリーシャ「そして手札の『元素鈴（ダイヤモンドベル） アフィスベル』の効果発動！！『このカードを手札から墓地に送りフィールドの元素鈴（ダイヤモンドベル）モンスターのレベルを2倍にしますわ！』」


リシュベル
レベル4→8

リシュベル
レベル4→8


アイヴィス「レベル8…だと…？」

ｷｭｨｨﾝｯアリーシャの瞳が輝く

アリーシャ「わたくしはレベル8のリシュベル2体でオーバレイ！！暗黒空間より現れし銀河の竜よ…空間を裂き数多の次元に鉄槌を！エクシーズ召喚！！！今顕現せよ！！『ダークマターアイズ・シュバルツシルト・ドラゴン）』！」


ダークマターアイズ
闇属性/ドラゴン族/ランク8/エクシーズ
攻撃力3000/守備力2500


真っ黒で得たいの知れない闇の竜が時空を歪ませながら現れる

アリーシャ「行きますわ！！ダークマターアイズ！クラウン・ゲイシーを攻撃！！」

アリーシャ「暗黒のアビス・グラビドン！！」

ｽﾞｶﾞｧｧﾝｯ!!地面が重力に破壊され砕きながら進む

ダークマターアイズ
攻撃力3000
↓
クラウン・ゲイシー
攻撃力2700


アイヴィス「ぐぉぉっ！？」
LP4000→3700

ｽﾞｻﾞｧｧｯ!!!片手を使い地面を抉りながら後退する

アイヴィス「だが…！！『オーバレイユニットのないこのカードが破壊され墓地に送られた時…』」

アリーシャ「いいえ！その効果は発動しませんの！！」

ｷﾞｭﾙﾙｯ!!墓地に送られるはずのクラウン・ゲイシーが暗黒の闇に捕らわれる

アイヴィス「なに！？」

アリーシャ「『相手モンスター効果を発動した時、オーバレイユニットを1つ使いそのモンスターの効果を無効にしそのモンスターをこのモンスターに装備しますのよ！』」

アイヴィス「装備だとっ！？」

アリーシャ「そして『装備カード1つにつき500ポイント攻撃力がアップしますの！』」

ダークマターアイズ
攻撃力3000→3500

アイヴィス「っちぃ…」

アリーシャ「わたくしはこれでターンエンドですの！」

手札３

ジェイド「奴の効果を封じつつモンスターの強化…よくやった」

アイヴィス「…だがこの程度、俺が想定していないとでも思っていたのか？」

ジェイド「なに？」

アイヴィス「トラップ発動！『バーサク・レンキ』！！『このカードは自分フィールドのBB（バーサクブレイダー）が破壊・モンスターの効果によりフィールドから減った時、自分の墓地から減ったモンスターの数だけBB（バーサクブレイダー）を特殊召喚する！』」

ジェイド「…なんだと？」

アイヴィス「現れよ！！デス・ロード！！」


デス・ロード
攻撃力1900


アリーシャ「っ厄介ですわね」

アイヴィス「そして俺のターンだ！！俺のターン！ドロー！！」

手札３

アイヴィス「俺は！手札の『BB（バーサクブレイダー） デガンド・マイク』の効果発動！！『自分フィールドのBB（バーサクブレイダー）を破壊しこのカードを手札から特殊召喚する！！』」

アリーシャ「させませんの！！ダークマターアイズの効果を発動し！オーバレイユニットを１つ使い！モンスター効果の発動を無効にしこのカードの装備カードとする！！」

ジェイド「！」ﾋﾟｸｯ

ジェイドはアイヴィスの表情に気づいた

ジェイド「アリーシャ！待て！！」

アイヴィス「もう遅い！！俺は墓地のバーサク・レンキの効果発動！！『相手のカードの効果が発動した場合、このカードを除外し自分フィールドのBB（バーサクブレイダー）１体を破壊する事でその発動を無効にする！！』」

アリーシャ「なっ！！？」

ｷﾞｭﾙﾙｯ!!ダークマターアイズの触手が阻まれる

そしてスカラベ・マッドナイトが自身を犠牲にダークマターアイズの闇を打ち払う

アリーシャ「そ、そんな…！」

ジェイド「アリーシャ、嘆いている場合ではない、来るぞ！」

アイヴィス「そして！効果が無効となったためデガンド・マイクの特殊召喚される！！」


デガンド・マイク
レベル８/闇属性/悪魔族
攻撃力1800/守備力1400


アイヴィス「そして！この効果で特殊召喚に成功した時、『自分フィールドのBB（バーサクブレイダー）のレベルを８にできる！！』」

デス・ロード
レベル５→８

アイヴィス「俺はレベル８のデス・ロードとデガンド・マイクでオーバレイ！！血に飢えし忘却の王よ、涌き出る混沌、静寂を食い破り、生み出し、自壊せよ！！エクシーズ！現れろ！！『GD．40ＢＢ（バーサクブレイダー）・ダスクドラウム』！！」


ダスクドラウム
ランク8/闇属性/悪魔族
攻撃力3000/守備力2500


ジェイド「きたか…ソロモンズ…！！」

ｶﾞｶﾞｶﾞｯダスクドラウムの出現により更に通路が破壊される

アイヴィス「…俺を舐めていた事を後悔させてやるぞジェイド！！ダスクドラウムの効果発動！！」

アリーシャ（ま、まずいですわ！ダークマターアイズは効果を使ってしまいオーバレイユニットがない…これでは防げないですの…！！）

アイヴィス「オーバレイユニットを１つ使い『墓地のBB（バーサクブレイダー）１体を選択しそのカードの持つ破壊されて発動する効果を発動条件を無視して発動する！！』」

アイヴィス「俺はオーバレイユニットを２つ使い！スカラベ・マッドナイトとクラウン・ゲイシーの効果発動！！フィールドのダスクドラウムはこのターン攻撃力が1000ポイントアップし２回攻撃できる！！」

ダスクドラウム
攻撃力3000→4000

アリーシャ「なっ！！？」

アイヴィス「ハンデだと！？ライフを100でいいだと！？笑わせるな！！ジェイド！！貴様のその舐め腐った態度で自身の大切な人間が目の前で散るところを見るがいい！！ダスクドラウム！！ダークマターアイズを攻撃！！」

アイヴィス「忘却のレクイエム！！！」


ダスクドラウム
攻撃力4000
↓
ダークマターアイズ
攻撃力3500


アリーシャ「い、いや…」

ジェイド「トラップ発動！『光輝道の盾』！！『このカードはこのターンの受けるダメージを半分にし、プレイヤーが二人以上の場合、全て対象は俺となる』」

アイヴィス「なんだと！！？」

アリーシャの目の前に光の盾が出現しそれにダスクドラウムの攻撃が当たると屈折し曲がる

ジェイド「これで対象は強制的に俺だ…そして攻撃対象となったサイレント・モスキートの効果によりその攻撃を無効にし攻撃力を１５００ポイントアップする！！」

サイレント・モスキート
攻撃力1500→3000

ジェイド「そして、オーバレイユニットの無くなったサイレント・モスキートは守備表示の場合、攻撃表示となる」

アイヴィス「っ！！ジェイド貴様…許さんぞ…！！」

ジェイド「言っただろう、アリーシャには指一本触れることさえ出来ないと」

アイヴィス「ジェイド！！ここまで俺をコケにするとは！！良いだろう！！ならばこの攻撃を受けよ！！ダスクドラウムは効果により２回の攻撃が可能！！！よって！！サイレント・モスキートをもう一度攻撃できる！！」

アリーシャ「っ！ジェイドのサイレント・モスキートは効果で攻撃表示に…このままでは…！！」

アイヴィス「喰らえ！！ジェイド！！！忘却のレクイエム！！！」

ｽﾞﾊﾞｧｧﾝｯ!!サイレント・モスキートが粉々に砕け散る

ジェイド「っ！！！」
LP3500→3000

アイヴィス「俺はカードを１枚セット、これでターンエンドだ、この瞬間ダスクドラウムの攻撃力はもとに戻る」

手札1

ジェイド「ふん…この程度…」

アイヴィス「言っただろう、ジェイド…後悔することになる…と」

ジェイド「…なに？」

アイヴィス「墓地のBB（バーサクブレイダー）デガンド・マイクの更なる効果発動！！『このカードがオーバレイユニットとして墓地に送られたエンドフェイズに発動する！！相手のライフを半分にする！！』」

ジェイド「なんだと！？」

アイヴィス「対象は勿論ジェイド貴様だ！！！」

ﾎﾞｳｯ!!音速のエネルギーがジェイドを貫く

ジェイド「ぐぁぁっ！！？」

ｽﾞﾄﾞﾝｯ!!そのまま後方へと吹き飛び壁に衝突

ジェイド「がっは…！！」
LP3000→1500

ジェイドは吐血し倒れこむ

アリーシャ「ジェイド！！！」

ジェイド「くっ…」

フラフラと立ち上がりなが体勢を立て直す

アリーシャ（な、なんていう一撃…たった一撃を直撃しただけで…！）

アイヴィス「ふん…今なら許してやってもいいぞ？」

ジェイド「…なに？」

アイヴィス「貴様達では俺には勝てない、先程の言葉…俺を挑発した言葉を…」

ジェイド「…笑わせるな」

アイヴィス「…なんだと？」

ジェイド「俺達が貴様に勝てないだと…？笑止…俺達は絶対に貴様には負けん」

アイヴィス「…何を根拠に」

ジェイド「貴様はこの戦い…エクサスの戦いが始まってから全てを切り捨ててきた、友を…部下を…民を…そして兄でさえ…」

アリーシャ「…」

ジェイド「…俺も昔はそうだった一人で妹を助けようとしていた…だが今は違う…俺には仲間と呼べる人間がいる！！そして俺とアリーシャには絆がある！！」

アイヴィス「絆…だと？」

ジェイド「そうだ！！それが貴様と俺との違いだ！一人で戦っている貴様に俺達は負けん！！」

アリーシャ「ジェイド…」

アイヴィス「くっ…くっくっく…あっはっはっ！！それこそ笑わせるなよ！ジェイド！！！絆？仲間？そんな物など必要などない！！俺は一人で戦える！！そして必ず王のためにこの計画を遂行させるのだ！！」

ジェイド「言っても分からんようだな…なら見せてやろう…俺達の力をな！！」

ジェイド「俺のターン！！」

手札4

ジェイド「来たか…俺は手札から『宇宙眼の王子（コスモアイズ・プリンス）』を召喚！」

コスモアイズ・プリンス
レベル8/光属性/戦士族
攻撃力2500/守備力1900

アイヴィス「レベル8のモンスターをリリースなしで召喚だと！？」

ジェイド「コスモアイズ・プリンスは『自分フィールドにモンスターが存在しない時、リリースなしで通常召喚できる、そして更にこの効果で召喚に成功した時、手札からレベル8のコスモまたはスペースモンスターを特殊召喚できる！』」

ジェイド「現れよ！！『コスモアイズ・グリッター・ドラゴン』！！！」


コスモアイズ
レベル8/光属性/ドラゴン族
攻撃力3000/守備力2500


光輝く角そして蝶のように美しい羽根、光の竜が降臨する

アイヴィス「っ！！貴様も…アイズだと…！！」

ジェイド「行くぞ！！俺はレベル8のコスモアイズ・プリンスとコスモアイズでオーバレイ！！！空間の流れに抗い怒濤の光を貫く聖なる希望！！エクシーズ召喚！！ランク8！！『コスモアイズ・ネオ・グリッター・ドラゴン）』！！」

ネオ・グリッター
ランク8/光属性/ドラゴン族
攻撃力4000/守備力2900

アイヴィス「な…進化…しただと…」

ジェイド「そして！効果発動！！『このカードがコスモアイズを素材としてエクシーズ召喚に成功した時、エンドフェイズまでこのモンスター以外の効果を無効にする！』」

アイヴィス「効果を…無効…だと！？」

ジェイド「そうだ…ゆけ！ネオ・グリッター！！！ダスクドラウムに攻撃だ！！」

ジェイド「殲滅の…ネオ・トィンクル・ブラストォォ！！」

ｺﾞｧｧｯ!!光る角から発射されたエネルギーがダスクドラウムに貫通する

ネオ・グリッター
攻撃力4000
↓
ダスクドラウム
攻撃力3000

アイヴィス「くっ」

ジェイド「ネオ・グリッターの効果発動！！『特殊召喚したモンスターを破壊した時、オーバレイユニットを１つ使い！そのモンスターの攻撃力を半分にして特殊召喚しもう一度バトルできる！』」

アイヴィス「バカなっ！！？」

ジェイド「ゆけっネオ・グリッター！！」

ｷﾞｭｧｧﾝｯ!!ダスクドラウムとの攻防はお互いの攻撃を相殺する

アイヴィス「ちぃ！！」
LP3700→2700

ジェイド「そしてネオ・グリッターの効果により攻撃力を半分にして特殊召喚する！！」

アイヴィス「くそっ！！？」

ダスクドラウム
攻撃力1500

ジェイド「もう一度だ！！ネオ・グリッター！！殲滅のネオ・トゥィンクル・ブラスト！！！」

ｷﾞｭｧｧﾝｯ!!今度こそダスクドラウムの体が砕け粉砕される

ネオ・グリッター
攻撃力4000
↓
ダスクドラウム
攻撃力1500

アイヴィス「ぐぉぉっ！？」
LP2700→200

アイヴィス「がっ…くっ…貴様…何故貴様が！！そのような強さを！！」

ジェイド「この2年間…俺は孤独という強さを得た…そしてさらに俺には仲間ができた」

アイヴィス「っ！！」

ジェイド「それが今の俺だ！！」

アイヴィス「…貴様…何が仲間だ…ふざけやがって…俺は高みを目指していた…兄キルヴィスを越える程の力を…！！」

ジェイド「…」

アイヴィス「俺は！！必ず成し遂げて見せる！！ジェイド！！貴様をここで倒してな！！」

ジェイド「やれるものならやってみろ」

アイヴィス「速攻魔法！！『RUM（ランクアップマジック）ソロモンズ・フォース』発動！『破壊され墓地に送られたソロモンズモンスター１体を特殊召喚しそのモンスターをランクの1つ高いモンスターにランクアップさせる！！』」

アリーシャ「ソロモンズのランクアップ体！！？」

アイヴィス「血に飢えし忘却の王よ、災厄を呼ぶ混沌、愚民を食い破り、生み出し、自壊せよ！！エクシーズ！現れろ！！『GD．40ＢＢ（バーサクブレイダー）・アルフロントラウム』！！」


アルフロントラウム
ランク9/闇属性/悪魔族
攻撃力3600/守備力2200


ｸﾞﾙｫｫｫｯ!!!数多の顔の無い顔が出現する

ジェイド「これが…ソロモンズのランクアップ体…まぁいい…それでも俺は立ちふさがる敵を排除するだけだ！！！」

続く

次回

ジェイド「この俺達が貴様を打ち砕く！！」

アイヴィス「俺は貴様ごときに負けんぞ！！ジェイド！！！」

アリーシャ「ジェイド！！このカードを！！」

一騎「次回『宇宙眼の暗黒竜』！！一気に駆け上がれ！！」



pixiv更新

ジェイド
アリーシャ