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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第90話 舞い散る雪

第90話 舞い散る雪 作:こんにゃく


もみじ
LP1100
手札2


アーミルド・スキルヴィル
攻/0


ユキ
LP2250
手札1

このは
LP1500
手札4

七星黒狐
攻/2900


このは「…もみじは…」

もみじ「あ~あ、どうやらお姉は再起不能って感じかな…つまらないの」

ユキ「このはちゃん!!このはちゃん!!しっかりして!!」

ユキの言葉はこのはに通じない

ユキ「くっ…このはちゃん…」

もみじ「まっいっか…戦う気が無い奴がここに入られても邪魔だし…消えてもらおうかな」

ユキ「なっ!?もみじ君!!?相手は君のお姉さんだよ!?」

もみじ「だからなに?僕がそんなに情に厚い男に見える?」

ユキ「な…」

もみじ「それじゃあ…僕のターンだ」

手札3

もみじ「僕は『エディオンズ・アサシン ヴァンパイア』の効果を発動『このカードを手札から墓地に送り、墓地のエクシーズモンスター1体を選択するそのモンスターを特殊召喚する』僕が選択するのは蛮皇守鶏」

もみじ「そして『エディオンズ・アサシンヴァンパイアは特殊召喚したモンスターのオーバレイユニットとなるわけなんだけど…この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃力が0になっちゃうんだ』」


蛮皇守鶏
攻0

もみじ「攻撃力0のモンスターが出てきも意味がないと思ってる?それは甘いよ…ユキカゼさん、僕は蛮皇守鶏の効果発動!オーバレイユニットを1つ使い『自分フィールドの元々のコントローラーが相手のモンスター1体を選択し、破壊する!!』」

ユキ「なっ!?」


もみじ「そして、『相手フィールドのモンスター1体を選択し、そのモンスターのコントロールを得る!!』僕は七星黒狐を選択!!」

ユキ「っ!!」

バオッ!!黒いオーラが七星黒狐を包み、コントロールを奪う

もみじ「君にお姉を守ることはできるかい?さぁ!行け!!七星黒狐!!!お姉にダイレクトアタックしろ!!」

もみじ「スターライト・セブンス・イレイザー!!!」

ユキ「っ…そうは…そうはいかないよ!!僕は墓地の鋼鉄のカーテン・スヒュームのモンスター効果発動!『相手のダイレクトアタック時、墓地のこのカードを特殊召喚する!!!』」

ユキ「現れろ!スヒューム!!このはちゃんを守れ!!」

スヒューム
守/2000

ガキンッ!!

鉄のカーテンが全ての攻撃を防ぎきる

しかしこのはの表情は変わらない、目は虚ろで目の前の事象すら分かっていない

もみじ「へぇ…やるじゃないか…僕はカードを1枚セット、これでターンを終わりにするよ」

手札0

ユキ「っく…ギリギリだ…僕じゃ…このはちゃんを守りながら…アイツに勝つことなんて…できるのか…」

もみじ「ん?あれ?もしかして怖じけずいてるのかな?ユキカゼさん」

ユキ「なに!?」

もみじ「そうだよねぇ…君はいつだってそうだった、いつも僕達の後ろに隠れ、怯え、逃げていた」

ユキ「っ!!」

もみじ「何をするにも僕達の後ろ、僕達の言葉がなければ動くことだってできなかった」

ユキ「…」

もみじ「そう…2年前だってそうだったじゃないか」

ユキ「…!」



そうだ、僕はいつも逃げていた…何もできず、ただ見ているだけだったんだ

ずっと昔から…そして2年前のあの日も

ユキ『ひぃ…!!』

周りでは次々と人が倒れていく、家には火の手が上がり燃え尽くす

エクサス兵士『やれぇ!!!』

ユキ『っ…ど、どうして…どうしてこんな目に…!!』

エクサス兵士『逃がすかぁ!!』

ユキ『っ!!』

エクサス兵士がユキに襲いかかろうとした瞬間だった

エクサス兵士『ぐはぁ!?』

突如エクサス兵士の体が宙に浮かび吹き飛ぶ

このは『サスケ!!大丈夫でござるか!?』

ユキ『え…ああ、うん…』

そこにはデュエルディスクを構えたこのはの姿があった

もみじ『っ!!お姉!ここもヤバくなってきたんじゃない!?』

このは『…そうでござるな』

ユキ『こ、このはちゃん達…』

このは『サスケ、こっちに来るのですよ、こっちに長老達がいるのです』

もみじ『うん、取り合えず皆を安全なところへ…サスケ君も』

ユキ『う、うん』


僕はこのはちゃん達を後ろから見ることしか出来なかった。

憧れることしか出来なかった。

このはちゃんももみじ君も里の中では天才でデュエルで右に出る人はいなかった

それこそエクサス国でさえ通用する位の腕前さ

僕の目標だった。

でも

ある時、里の人でも負けたことのなかったこのはちゃんが初めて…それも里の人間ではない人に負けたんだ

ユキ『…』ソロォ

ジッと物陰から二人の少年、少女を見つめるユキ

ユキ『あ、あの人がこのはちゃんを負かした人…』


このは『む…いっき、それは私のもちではないのです?』

一騎『んなことねぇよ、さっきお前は食っただろ?』

このは『なっ!?何を言うのです!私は食べてないのです!!』

一騎『俺だって食ってねぇよ!!』


僕は正直ショックだった、僕の憧れた人が負けたんだ、それじゃあ僕は一体何なんだ?

そして、このはちゃんは一騎君と一緒にいることが多くなって…それどころかお父さんも一騎君を頼るようになって

僕の居場所は…僕の存在意義が無くなったような気がしたんだ。

だから…

ユキ『はぁ…僕って…ん?』

ユキは目の前に落ちている1枚のカードを拾う

ユキ『これは…!?なっ!!?なんだ!!?』

そのカードは突然光輝き出す

ユキ『っ!!?ぐっ!!ぐぁぁぁ!!?』

僕は簡単にソロモンズに取り込まれてしまったんだと思う


一騎『このは!!』

そして、僕は一騎君と戦った、そして彼の強さを知ったんだ

そして僕にこう言ってくれたんだ

一騎『どんな結果だろうと誰かの力になりたいって思ったサスケの気持ちはまちがってない今回はそれが悪かっただけだ』

誰かの力になりたいと思った気持ち…

僕はこのはちゃんの…それだけじゃない一騎君の力になりたいってこの時、思ったんだ



ユキ「…僕は」

もみじ「ん?」

ユキ「僕は決めたんだ…力になりたいって」

もみじ「…またそれかい?聞きあきたよ、その言葉は」

ユキ「どんな結果になろうと…僕はこのはちゃんの力になるって決めたんだ!だから!僕は…僕だけは絶対に折れたりしないんだ!!」

もみじ「…気持ちだけじゃ…どうにもならないよ?」

ユキ「…そうだ、だから…デュエルで証明して見せる!!僕のターン!!」

手札2

ユキ「!このカードは…」

グッとユキは目を瞑った、ユキはこれが最後のターンになる。

自分の中でそう思った

もみじ「ん?何かな?覚悟が決まったの?死ぬ覚悟のさ」

ユキ「…そんなの…最初から決まってたさ…だけど…僕は死なない!勝つのは僕だ!!」

もみじ「へぇ…面白いことを言うねぇ…臆病者のユキカゼさん」

ユキ「僕はもう…臆病者なんかじゃない!!」

もみじ「そう…なら、見せてもらおうか」

ユキ「ああ…もみじ君、君は大きな間違いを犯した」

もみじ「間違い…?」

ユキ「そう、それはコントロールを奪った僕のモンスターを破壊したことさ!!僕は装備魔法『レッドカーテン・プロテクター』発動!!」

ユキ「このカードは『墓地のカーテンモンスター1体を選択し、フィールドに特殊召喚する!!そしてこのカードを装備する!』」

もみじ「何!?」

ユキ「僕が特殊召喚するのは!勿論!アーミルド・スキルヴィル!!」


アーミルド・スキルヴィル
攻/2500


アーミルド・スキルヴィルが召喚された時、同時に赤いカーテンがアーミルド・スキルヴィルに巻き付く

もみじ「モンスターの蘇生…か、このタイミングでそのカードを引くなんて…」

ユキ「残念ながらこのカードを引いた訳じゃないよ」

もみじ「…つまり元々あったカードだったと」

ユキ「その通り」

もみじ(…さっきのユキカゼの表情は何かキーカードを引いたような顔だった…このカードではないとすれば一体…)

ユキ「このはちゃん!」

ユキはこのはに呼び掛ける。しかしこのはは全く反応しない

ユキ「いつまでそうしてるの!?僕達は何のためにここにいるの!!?」

このは「…」

このはは俯いたまま何も話さない

ユキ「僕達は…一騎君の…シンクリスの、ううんそれだけじゃないよ黒霧の里もフュージニアも!全部!!助けるためにここに来たんじゃないか!」

このは「…」

ユキ「もみじ君は騙していたのかもしれない…けど…このはちゃんはこれまでにもっと…もっと大切な物を見つけてきたじゃないか!」

このは「大切な…?もの…?」

ユキ「僕達のこの2年は…何のために合ったのか思い出してよ…このはちゃん!!」

このは「私達の…2年…?」

ユキ「そうだよ!!」

もみじ「はっ!全くお姉が足を引っ張るとはね…デュエルの方は中々でもメンタルの方がダメだねお姉は」

ユキ「…っ!!そんなことない、このはちゃんは強いよ」

もみじ「どうだか」

ユキ「今に見ててよ…きっとこのはちゃんは戻ってくる…それまで僕が相手だ!!行け!!アーミルド・スキルヴィル!!!蛮皇守鶏を攻撃!!」

アーミルド・スキルヴィルが大きく振りかぶる

ユキ「そして!レッドカーテン・プロテクターの効果発動!『装備モンスターが攻撃する時、装備モンスターがエクシーズモンスターだった場合、ランク分の300ポイント攻撃力がアップする!』アーミルド・スキルヴィルのランクは4!よって1200ポイントアップだ!!」

アーミルド・スキルヴィル攻2500→3700 →蛮皇守鶏攻0

ユキ「これで終わりだ!!」

もみじ「…そんなもの…僕には通用しない!トラップ発動!『妖怪・大障壁』!!」

ガジィィン!!蛮皇守鶏の目の前に石の壁が現れる

ユキ「なっ!?」

もみじ「このカードは『自分フィールドに妖怪と名のつくモンスターが2体以上存在する時、相手の攻撃を無効にし、自分フィールドの妖怪モンスター1体の攻撃力を元々の攻撃力から500ポイント攻撃力をアップする!』」


蛮皇守鶏 攻0→3500

ユキ「なっ…攻撃力が…元に…」

もみじ「こうなることも折り込み済みさ、何せお姉とは何度も戦ってきたんだ…攻撃力を0にされたりするのを元に戻す対策くらいしてあるよ」

ユキ「くっ…」

もみじ「さて、もう終わりかな?大したことないなぁ」

ユキ「っ!!僕は…僕はカードを1枚、これでターンエンド」

手札0

もみじ(…あの伏せたカード…どうやらあのカードがキーカードか)

ユキ「このはちゃん…」

このは「…」



幼い頃の記憶、遠いあの日は3人で仲良く遊んでいた

このは『いっけぇ!四天ノ狐!!』

もみじ『そうはさせるかぁ!』

ユキ『が、がんばれぇ!!』

私達は仲が良かった、本当に仲が良かった

でも、それは…嘘だった

全てすれば嘘だったということなの…ですか

何を信じ、何をしたらいいのかもう…




もみじ「僕のターン!!」

手札1

もみじ「さて…ユキカゼさん、このデュエルそろそろ終わりにしよう」

ユキ「なに?」

もみじ「僕は『RUM(ランクアップマジック)モンスターズ・フォース』発動!!『自分フィールドの妖怪モンスターをランクの1つ高いモンスターにランクアップさせる!』」

ユキ「まだ…ランクアップする気か…!」

もみじ「僕はフィールドの蛮皇守鶏を素材としてランクアップ!蛮皇の暁に沈む、夕暮れの覇王よ、その力震わせ、全ての愚民を討ち滅ぼせ!ランクアップ!!エクシーズ!チェンジ!!ランク7!『妖怪忍童 神童守鶏』!!」


神童守鶏
ランク7/闇属性/獣族/エクシーズ
攻3200/守2900

ブモォォォ!!より一層巨大になった狸は背に赤い月を背負いユキ、このはを見下ろした

もみじ「神童守鶏の効果発動!!『オーバレイユニットを1つ使い、相手フィールドのモンスター1体のコントロールを奪う!』」

もみじ「ラクーン・フォース・アドバンド!」

プォォ!法螺貝の音が鳴り響く

ユキ「そうくると…思っていたよ!!僕は装備魔法、レッドカーテン・プロテクターの効果発動!『このカードを破壊し装備モンスターに対する効果を無効にする!!』」

赤いカーテンがその音を風で打ち消した

もみじ「ふっ…なら神童守鶏は『フィールドの元々の持ち主が相手のモンスターが自分フィールドに存在する時、その数1000ポイント、攻撃力がアップする』」


神童守鶏 攻3200→4200

ユキ「何!!?」

もみじ「ふふ…もうおしまいだね…これでおしまいだ!!僕は六尾白狐でお姉にダイレクトアタック!!」

もみじ「スターライト・セブンス・イレイザー!!!」

強大なエネルギーが周りを砕き、粉砕しこのはへと向かっていく

ユキ「僕は墓地のレッドカーテン・プロテクターの更なる効果発動!!『このカードを除外し、フィールドのカーテンモンスター1体を選択する、そのモンスターはこのターン戦闘で破壊されず、全ての攻撃対象をそのモンスターにする!!』」

もみじ「なんだと!!?」

ユキ「うぉぉぉ!!」

バキィィッ!!アーミルド・スキルヴィルがこのはの盾となり守る

七星黒狐 攻2900 → アーミルド・スキルヴィル攻2500

ユキ「くぅぅ!!」
LP2250→1850

もみじ「小癪な…だけどまだ攻撃は終わりじゃない!!神童守鶏でアーミルド・スキルヴィルを攻撃だ!!」

もみじ「烈風のデスアルケミスト!!!」

ユキ「っ!!」

もみじ「今の君にこれは耐えられない!!お姉を助けるせいで君は死ぬんだ!!」

ユキ「っ!!…このはちゃん」

このは「…」

ユキ「僕は…僕は皆を守りたいから君たちに着いていったんだ…」

このは「…」

ユキ「だから…諦めないで!このはちゃん!!」

このは「!」



ユキ『僕なんかじゃ何もできないよ…』

このは『そんな事無いのでござる』

ユキ『え?』

このは『諦めなければ何かを成し遂げられる、どんな絶望の中でも希望は見いだせる』

ユキ『このはちゃん…』

このは『だからもう下ばかりを見るのはやめにするのでござるよ』

ユキ『…じゃあ…このはちゃん!このカード!』

このは『これは…?』

ユキ『今の僕じゃとてもじゃないけど扱えない…だから僕が強くなった時、それを返して!それまでこのはちゃんが持っていてよ!』

このは『…クスッ分かったのでござる大切にするのですよ』



ユキ「だから、このはちゃん!!目の前の現実から逃げるな!!!」

このは「っ!!!」

そうだ、逃げちゃ駄目なんだ、目を背けては駄目なんだ

ユキが…あのユキがこう言っているんだ…だから…もう目を背けない

このは「ユキっ!!」

その時、このははユキの顔を見た

その顔はとても安らいでいて笑顔だった

ユキ「…このはちゃん…後は任せたよ」

ズガァァァン!!!神童守鶏の強烈な一撃がユキの体を宙へと吹き飛ばす

ユキ「…」
LP1850→0

ドンッと地面に叩きつけられたユキは動かない

指も足も頭も、どこも動くことはなかった

もみじ(なんだ…この違和感は、ユキカゼは確かに倒したはずだが…なんだ)

もみじ「あれぇ?お姉、どうしたの顔を上げなよ」

もみじはこのはを煽るように語る

もみじ「いやぁでも悲しいね、お姉を守るために親友のユキカゼさんが死んでしまうなんて…いやぁ本当に悲しい」

このは「そうでござるな」

もみじ「ん?」

もみじは驚いた、何故ならこのはの顔は怒りにも悲しみに曇っていなかったからだ

その顔はとても優しい顔だった

このは「ユキが私を助けてくれました、現実から目を背けるな…私はもう逃げない」

もみじ「…」

このは「もみじ…お前をここで倒すのですよ」

もみじ「へぇ…やってみなよ…お姉、僕はこれでターンエンド」

手札0

このは「…ユキ、ありがとうなのです…お陰で前が見えます…このデュエル、貴方の為にも絶対勝つのです」

このは「私のターン!」
手札5

もみじ「それで?お姉には一体どんな手が残されてるって言う気なの?お姉の七星黒狐は僕が奪っている…」

このは「…だからこそ、ユキが私に残してくれたんです!!最後の希望を!!」

もみじ「なに?」

このは「ユキは言ったのです!後は任せたと!!だから…私は任されたのです!!トラップ発動!『カーテン・ランブル』!!」

もみじ「なっ!!?まさか!!?」

このは「このカードは『相手フィールドに元々のコントローラーが自分のモンスターが存在する時、そのモンスターのコントロールを得る!!』戻ってこい!!七星黒狐!!」

もみじ「くっ!!ユキカゼ…最初からこれを…!!」

このは「そして、私は『妖怪忍空 高松ノ大鷲』を召喚!!」


高松ノ大鷲
レベル4/鳥獣族/風属性
攻1200/守1300


このは「そして!高松ノ大鷲をデッキに戻し『デッキからRUM(ランクアップマジック)カードを1枚手札に加える!!』」

もみじ「なんだと!?」

このは「私が手札に加えるのは『RUM(ランクアップマジック)スノウ・ストーム・ボンド』を手札に加え!!発動!!」

このは「このカードは『フィールドのオーバレイユニットの無いエクシーズモンスター1体を選択しランクの2つ高いモンスターにランクアップさせる!!』」

もみじ「ランク9だって!!?」

このは「九本の尾を持つ、大いなる狐よ、隻影を持つ、人柱を喰らい現れよ!!ランクアップエクシーズチェンジ!!!ランク9!!『妖怪忍空 嚇炎九尾(かくえんきゅうび)』!!!」


嚇炎九尾
ランク9/闇属性/獣族/エクシーズ
攻3300/守2700


ボオォン!!闇を払う白と黒の模様を持つ淡い炎を纏う九尾の狐

もみじ「な、なんだ…こいつは」

このは「もみじ…お前も知らないだろうこの子は…なんせ見せるのは父上以外にいなかったからな」

もみじ「ば、ばかな!!こんなモンスターが…!」

このは「もみじ!!ユキが残してくれたこの力で!!お前を倒します!!」

もみじ「っち…一体何を…」

このは「嚇炎九尾の効果発動!!『1ターンに1度、オーバレイユニットを1つ使いライフを1000ポイント払い!自分の墓地の妖怪忍空エクシーズモンスターを1000ポイントにつき1体特殊召喚する!』私は1000ポイント払い!七星黒狐を特殊召喚!!」
LP1500→500


七星黒狐
攻2900


もみじ「ば…ばかな!!?」

このは「それだけじゃない、嚇炎九尾の更なる効果により『このカード以外の妖怪忍空1体をランクの1つ高い妖怪忍空にランクアップさせる』」

このは「全てを飲み込む終極の狐よ、絶望を喰らい深淵より降り立て!ランクアップ!!エクシーズ!!チェンジ!!ランク8!!『妖怪忍空 天道仙狐』」


天道仙狐
ランク8/闇属性/獣族/エクシーズ
攻3000/守2700


このはのフィールドに数多の尾を持つ狐が風を帯びて現れる


もみじ「な、なんだと…なんで…なんでお姉は平然としていられる!!そのランクのモンスターは容易に扱えないはず!!」

このは「これも…全てユキのお陰でござるな…心がスッとしてるのです」

もみじ「なに?」

このは「きっとこの子達は、邪念を持つ人間には従わないのですよ、だから今まで操ることが出来なかったのです」

もみじ「っ!!!」

このは「では…行くのですよ、もみじ…天道仙狐の効果を発動し『相手フィールドのモンスターの攻撃力を全て0にする』」

神童守鶏 攻/0

もみじ「っ!!?」

このは「もみじ…私はもう逃げない、だから…しっかりと反省するのですよ!!」

このは「アーミルド・スキルヴィル、天道仙狐そして…嚇炎九尾…神童守鶏を攻撃するのです」

3体のモンスターが立ち並びそして

このは「アルティメット・クォーツ・ディザスター!!」

ズガァァァン‼脅威的な威力を持つ、3体のモンスターの合体技は神童守鶏を破壊し尽くした

もみじ「っ!!?ぐっぅぐ…ぐぁぁぁ!!?」
LP0

ガゴンッ!!もみじは空高く舞い上がる、そして数秒後に地面へと叩きつけられた

もみじ「かっは…」

このは「…」

このはは静かにユキの元へと歩みより、ユキの頭を膝の上に乗っける

このは「ユキ…力になった…ユキのお陰で終わったのですよ…」

このははユキの頭を撫でた、忍者どおしの戦いがここで…終わった



続く

次回

通「いくぞ、コレット!アイツを正気に戻すために!」

コレット「当たり前だ!通…足を引っ張るなよ?」

通「へっ!言ってくれるじゃねぇか!」

一騎「次回『白銀の攻防』一気に駆け上がれ!!」


新このはちゃんをpixivにあげました!
こんな感じで不定期にキャラを更新していきます
見てやってください!


佐久間 ユキカゼ
享年17歳







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ギガプラント
色々あったけど最後の最後で強烈なインパクトを………アークファイブ最新話のようだ。
ユキちゃん…出番はそんなになかったけど良い娘だったよ…。
ユキちゃん…久しぶりに登場した時に「あ、そういえばこの娘もいたなぁ」と思ったけど優しい娘だったよ…。
ユキちゃん…再登場したと思った矢先死んじゃったけど素敵な娘だったよ…。


Newこのはちゃんも可愛らしくて良い感じ!服装がちょっと危ないですがそれもある意味遊戯王らしいかも。 (2016-07-06 16:17)
ター坊
まさかの死人が出るとは!!カード化よりも悲しい結果に。守護霊とかでも良いから彼女にもっと出番を…。最悪ユキトラルでも…。
このはちゃんのイラスト見ました。ピンク髪とマフラーが可愛らしい。それにしても服のスリットに目が行ってしまう紳士は私だけではない筈。やはり穿いてない…?む…いや、なるほど。胸ではなく下半身で勝負と言う訳だな!(謎の納得 (2016-07-07 14:49)
こんにゃく
コメントありがとうございます!

このはちゃん変わりすぎぃ!と思っているかもしれませんがすみません

前のユキちゃんの服のようにしてみました!シンクリス滞在中に自身で製作したという設定です

ユキちゃんの出番終了!!死んでしまっているのでユキトラルは難しいかな?(カイトから目を反らしながら)

さぁエクサス編も最後です!一体どうなることやら… (2016-07-09 15:47)

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99 第38話 異世界の扉 977 3 2016-02-20 -
100 第39話 葛藤の中で 1027 3 2016-02-22 -
94 第40話 夢と道 1008 2 2016-02-22 -
129 第41話 ジョーカーの暗躍 1076 3 2016-02-23 -
72 第42話 時空間使い メーア 1039 3 2016-02-24 -
123 第43話 師弟との決別 1057 3 2016-02-25 -
118 第44話 時空間を操る大蛇 1074 3 2016-02-26 -
58 第45話 覚醒!!絆を刻む瞳 972 3 2016-02-27 -
95 第46話 突然の来訪者レイナ 1041 3 2016-02-28 -
110 第47話 凸凹タッグデュエル!! 936 3 2016-02-29 -
113 第48話 追憶の記憶 954 3 2016-03-01 -
109 第49話兄妹の絆 宇宙瞳の超煌角竜 1133 3 2016-03-03 -
103 第50話決勝前夜 それぞれの思い 1024 3 2016-03-04 -
111 第51話 決定戦開幕 1122 3 2016-03-05 -
97 第52話 その思いは速度を越える 976 3 2016-03-06 -
50 第53話 迷宮への挑戦 978 3 2016-03-10 -
55 第54話 過去の足枷 1034 3 2016-03-12 -
67 第55話 超越するランクアップ 1043 3 2016-03-15 -
48 第56話 砕いた仮面 1033 3 2016-03-17 -
79 第57話 剣の心 995 3 2016-03-18 -
130 第58話限界のその先へ 1123 3 2016-03-20 -
56 第59話 大地を生む瞳の竜 991 3 2016-03-23 -
62 第60話 友への思い 1015 3 2016-03-24 -
45 第61話 天を翔る 1027 4 2016-03-26 -
65 第62話 大切な人 1056 3 2016-03-28 -
52 第63話 戦いの証明 1037 3 2016-04-04 -
115 第64話 進化する力 1080 3 2016-04-06 -
123 第65話 囚われし心 1159 2 2016-04-11 -
78 第66話 解放 1161 2 2016-04-14 -
66 第67話 烙印の決闘 1065 2 2016-04-15 -
64 第68話 絶対王の力 1055 2 2016-04-16 -
48 第69話 決勝の始まり 1015 3 2016-04-17 -
76 第70話 真実 1074 3 2016-04-18 -
35 第71話 諦めない心 1119 3 2016-04-18 -
117 第72話 闇の王 1132 3 2016-04-22 -
57 第73話 深淵より出し者 962 3 2016-05-01 -
71 第74話 貫く光 1122 3 2016-05-04 -
129 75話 戦いの終わり 1187 3 2016-05-06 -
46 第76話 悪逆のエクサス 999 3 2016-05-18 -
92 第77話 戦慄の機械人形 1054 3 2016-05-26 -
52 第78話 合体する機械人形 962 3 2016-05-29 -
57 第79話  完全機械少女 1018 3 2016-06-06 -
63 第80話 爆走する変形車両 1030 3 2016-06-12 -
45 第81話 白銀の剣 987 2 2016-06-15 -
51 第82話 絡み付く毒 998 2 2016-06-19 -
63 第83話 停戦協定 941 3 2016-06-21 -
115 第84話 果たすべき約束 1031 3 2016-06-24 -
118 第85話 戦争 1040 3 2016-06-26 -
56 第86話それぞれの戦場。最高の助っ人 961 3 2016-06-27 -
58 第87話 電撃コロシアム 977 2 2016-06-28 -
92 第88話 誇り高き戦士 1001 2 2016-06-30 -
101 第89話 仮面の下の亡霊 995 3 2016-07-02 -
101 第90話 舞い散る雪 931 3 2016-07-06 -
59 第91話 白銀の攻防 980 3 2016-07-11 -
35 第92話 龍刃水晶 983 3 2016-07-16 -
53 第93話 ジョーカーゲーム 1040 3 2016-07-21 -
59 第94話 覚醒する瞳 1025 3 2016-07-22 -
43 第95話 宇宙に輝く王 1794 3 2016-07-26 -
68 第96話 宇宙眼の暗黒竜 1007 2 2016-07-28 -
179 第97話 ソロモンズの化身 1155 3 2016-08-01 -
94 第98話 切望の記憶 1006 2 2016-08-02 -
104 第99話 再びの扉 970 3 2016-08-05 -
46 第100話 ファラリス七賢者 893 3 2016-08-07 -
119 第101話 狙われた考古学 1061 3 2016-08-09 -
77 番外編 夏休みだよ! 1071 2 2016-08-25 -
46 第102話 混沌の嵐 881 2 2016-08-28 -
102 第103話 儚い希望 982 2 2016-09-01 -
103 第104話 絵本の世界 893 2 2016-09-06 -
77 第105話 始まりのソロモンズ 932 2 2016-09-08 -
112 第106話 処刑王の闇 999 2 2016-09-10 -
75 第107話 猛け朽ちる龍 976 2 2016-09-12 -
100 第108話 軍神の戦い 890 2 2016-09-27 -
80 第109話 消え行く誇り 879 2 2016-09-28 -
122 第110話 忍者の祖 977 2 2016-10-02 -
75 第111話 譲れぬ思い 929 2 2016-10-04 -
115 第112話 星を統べる竜 965 2 2016-10-10 -
187 第113話 竜の記憶 1127 3 2016-10-13 -
114 第114話 運命の血筋 882 3 2016-10-16 -
80 第115話 命を懸けたラストデュエ 845 2 2016-10-23 -
66 第116話 偽りの記憶 1006 2 2016-10-24 -
116 第117話 染まる色を 900 2 2016-10-31 -
84 第118話 英雄の記憶 1028 2 2016-11-03 -
64 第119話 英雄の帰還 898 2 2016-11-04 -
136 第120話 黒騎士の意地 1100 2 2016-11-08 -
89 第121話 誰かのために 836 2 2016-11-16 -
91 第122話 創造せし竜 823 2 2016-11-20 -
93 第123話 白と黒の竜 883 2 2016-11-26 -
56 第124話 運命を切り開く剣 871 2 2016-11-30 -
97 番外編 カード紹介と色々! 1035 3 2016-12-07 -
96 第125話 深淵へのカウントダウン 884 3 2016-12-19 -
115 第126話 受け継がれる瞳 967 2 2016-12-22 -
101 第127話 進撃する拷問王 1024 2 2016-12-24 -
102 第128話 歪み笑う王 812 2 2016-12-27 -
110 第129話 絶望の化身 874 2 2016-12-30 -
89 第130話 闇を掴む者 840 2 2017-01-01 -
102 第131話 対極の忍 974 3 2017-01-06 -
108 第132話 姉弟の絆 871 2 2017-01-09 -
175 第133話 激突する竜 1137 2 2017-01-10 -
42 第134話 宇宙眼の星芒竜 798 2 2017-01-13 -
98 第135話 龍刃と水晶 884 3 2017-01-15 -
140 第136話 英雄の復活 1054 3 2017-01-18 -
135 第137話 龍王と罪王 960 2 2017-01-20 -
114 第138話 混沌呻く 818 3 2017-01-22 -
133 第139話 表裏一体 865 3 2017-01-25 -
73 第140話 継承する絆 823 3 2017-01-26 -
81 第141話 深淵にすがる者 812 3 2017-01-30 -
59 第142話 伸ばした手 826 4 2017-02-01 -
86 第143話 虚無と深淵 852 3 2017-02-04 -
99 第144話 集いし思い 846 3 2017-02-07 -
113 第145話 終焉と再生 834 2 2017-02-08 -
96 第146話 新たな世界 904 3 2017-02-10 -
102 最終話 クロスピース 939 3 2017-02-16 -
133 超時空!!番外編!! 1506 2 2017-02-24 -

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