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第82話 絡み付く毒 作:こんにゃく
周りを見渡すと瓦礫、瓦礫、瓦礫の山
いつもなら人々が歩き車が渋滞を起こすほどの賑わいを見せる場所には人はおろか車の姿さえない。
ビルは破壊され鉄骨はむき出し、周りにはガラスの破片が飛び散りそして、元の持ち主が居たであろう熊の人形は無惨にも転がっていた。
荒廃した街シンクラット、つい先日まで人々で溢れかえっていた街である
しかし、それはエクサスの兵により破壊された。
シンクリス兵「一騎さん、こちらをどうぞ」
一騎「ありがとう」
一人のシンクリス兵がパンと水を一騎達に持ってきた。
シンクリス兵「…これからはどうするおつもりで?」
一騎「…直接エクサスに向かう」
シンクリス兵「直接…ですか」
遊姫「…きっと、エクサスの領土の方はこのシンクラットと同じ状況になってると思うんだ」
一騎「ああ、確実に…」
このは「…」
ユキ「そう…だよね…きっと僕達の故郷…黒霧の里も…」
そのユキの言葉このはの顔が歪む
一騎「…だからこそ、これ以上の被害を出さない為にもエクサスで直接叩く」
シンクリス兵「そう…ですか、では私達もお供いたします、何分足手まといになるかもしれませんが…」
一騎「いや、そんなことないよ、ありがとう…」
トラクリボー『でも、気を付けたほうがいいわね』
一騎「え?」
トラクリボー『…さっきの子、一騎の事を何か知ってるようだったわよね』
遊姫「そう言えば…」
トラクリボーが謂っているさっきの子とはサーニャ、突如一騎達の前に現れたユニオンを使うデュエリスト。
遊姫「確か…瞳の竜とか…なんとか…」
このは「瞳の…でござるか」
トラクリボー『少なくとも、一騎、貴方も何かしらの理由で狙われているわ…警戒した方がいいかも』
一騎「俺が、狙われる理由…?」
一騎は少し考えた、そしてある事を思い出す、それは一騎が初めてデキレストに来た際にアイヴィスが言った一言
アイヴィス『何故、ペンデュラム使いがここに…!?』
一騎(ペンデュラム…召喚…いや、それだけじゃない、サーニャは瞳の力と言っていた、瞳…)
一騎は思い出す、瞳の力を、シンクリスで四王女が使役した力、そしてベクト達が授かった力
一騎「トラクリボー…お前は何か知ってるのか?瞳の力の事」
トラクリボー『そう…ね、その昔、瞳の力を使役できる人間は複数人いたわ』
一騎「それは…7人の人間の事か?」
トラクリボー『!…そう、貴方は知ってるのね…そうよ、彼らは過去のデキレストでは権力と力を持ち、人々を導いてきたそして敬意を表して七賢者と呼ばれていたわ』
遊姫「七賢者…?」
トラクリボー『ええ、それぞれが特殊な力を持っていた、そしてその中にペンデュラムと瞳の力を両方を使う人間は一人だけいたの』
一騎「それが何か…関係しているのか?」
トラクリボー『それは、分からない』
遊姫「トラちゃん、それ以外の人達の事は?何か分かるの?」
トラクリボー『そうね…この際だから私が知っている全てを簡単にだけど話すわ、七賢者は全員で七人、それぞれが力を持ち、そして結託していたわ』
一騎「ああ、その通りだ」
トラクリボー『…?一騎?』
一騎「あっ、えっ悪い…なんか頭の中に…」
一騎の頭に過るのは記憶、センと呼ばれた男の記憶
トラクリボー『…一人は全ての土地、国、経済、を理解し人の流れを統治した男シリウス』
一騎「シリウス…」
トラクリボー『彼は頭のキレも良くて、いつでも冷静、七賢者をまとめる役目もこなしていたわ』
遊姫「へぇ、すごい人なんだね」
トラクリボー『そうね、彼が築き上げた戦術や戦城はかなりの高度な技術が施されており、戦において彼の右に出る者は居なかった…』
一騎「戦術に長けていたのか」
トラクリボー『その通り、彼はそれこそ戦神と呼ばれるほどの男だったわ』
遊姫「他の人は?」
トラクリボー『そうね、今の忍と呼ばれる物の基礎を作り上げた人物がいたわ、その名は仙人(せんじん)アルフレド』
遊姫「忍者なのに名前はアルフレドなんだね」
遊姫は少しその違和感に笑った
トラクリボー『ふふっそうね…彼は科学では分からないような魔法…忍術を使い、様々な事に役立てたわ、このデュエルディスクの原型なんかも彼の忍術が関係しているとさえ言われているの』
一騎「忍の祖先ね…」
このは「む?一騎…忍の祖先とは?」
このはにはトラクリボーの声は聞こえていないため一騎の言葉に疑問を覚えた
一騎「ああ、今トラクリボーに昔の…七賢者っていう人物について聞いているんだ」
ユキ「忍の祖先といえば…アルフレドだったっけ」
トラクリボー『アルフレドは忍術と技術の祖、彼はその全てを自身の家族のために使おうとしていたの』
一騎「家族…?」
トラクリボー『彼には両親は居なかった、代わりに弟と妹が居てね…その家族と共に暮らしていたわ』
一騎「家族想い…だった…ってことか」
トラクリボー『…そしてもう一人、彼は悪を罰する王、シャウロン…今のデキレストのフュージニア、エクサス、シンクリスの中心にあったとされる国…クリムノーツの王だったの』
遊姫「へぇ、王様かぁ」
トラクリボー『それも悪を罰する人物で…罪を犯した人物は全てこの国に集まり、この王によって刑の有無を決められていたわ…その事もあってかこの国は罪の都なんて呼ばれていたわね』
遊姫「…王様も大変なんだね…」
トラクリボー『そうね、クリムノーツは罪人の街、街の形も殆ど監獄のような物で形成されていたわ』
一騎「…そんな所で生活してたら気が滅入っちまうよ」
トラクリボー『そうかもね…そして宇宙(そら)の姫と呼ばれたていた少女ミラ、彼女は宇宙と空間を調べ、天文学に精通していたわ、そしてこの世界に時間や空間という概念を作り出したのは彼女よ』
遊姫「…それってすごくない?」
トラクリボー『そうね…彼女は瞳の力の事も研究していたから…』
一騎「…瞳の力を…?」
トラクリボー『そうよ、彼女は瞳の力を宇宙に見出だしたの…だからこそその力の有りかを探した』
一騎「…」
トラクリボー『そして、今のエクサスの基盤となる国を作った人物、英雄レグリス』
一騎「レグ…リス」
その名前に一騎は少しだけ眉を潜めた、聞いたことがあるわけではない、しかし心の奥底で閉まっていたような、そんな感覚に囚われた
トラクリボー『彼はそうね…後で紹介する人物の幼馴染みであり親友だった人物でその才能と力を認められ実質七賢者の副リーダー的な人物だったわ、そして…彼から瞳の力を継承した』
一騎「瞳の力は継承…できるのか?」
トラクリボー『…できない、彼以外はね』
遊姫「そう…なんだ」
トラクリボー『彼は友から貰った力を使い、全世界に平和をもたらした英雄とされ過去のデキレストでは彼を知らぬものは居なかったわ』
トラクリボー『そして…ここから重要かしらね…彼と彼の妻であった霊王スピカ…彼女は今のシンクリスの基盤となる国を作り上げ、そして私達精霊と対話することができる一族のお姫様だった』
一騎「精霊と会話できるのは全員って訳じゃないのか?」
トラクリボー『当たり前じゃない、精霊と会話できるのは選ばれた人物、つまりスピカの一族とスピカの一族に関わって適正がある人物だけ…のはず』
トラクリボーが言葉を濁したのは例外があるからである、その例外とは…目の前にいる一騎の事である
トラクリボー『彼女はその一族でも最後の一人だったの、彼女がいなければ私達精霊がこの隣界に顕現できなかったわ』
遊姫「トラちゃんにとってもすごい人?」
トラクリボー『ええそりゃもちろんよ
…そして』
一騎「…最後の一人」
トラクリボー『そうね…最後は七賢者をまとめそして、古きデキレストを統率しデキレストの王となった男…トウセン』
一騎「トウ…セン…!!」
その名を聞いて分かった、センと呼ばれていた人物はこの人物に間違いないと
トラクリボー『彼は今のフュージニアがある場所にあった隠れ里出身でね、彼もそしてレグリスも同じ場所で育ったの』
一騎「隠れ里…?」
トラクリボー『ええ、それこそ貴方が知りたい瞳の力の発祥の場所よ』
一騎「えっ?」
トラクリボー『隠れ里…アイズランドにはね瞳の力と呼ばれる物がある一族に継承されてきたものなの』
遊姫「また一族なんだ…」
トラクリボー『アイズランドはフュージニアの基盤、それ以前の過去の遺跡や不思議な力を持つ遺跡が残っていた…だからこそ瞳の力はそれに関係しているのかも』
トラクリボー『だけど私も詳しいことまで知っている訳ではないから話せないけど、瞳の力はトウセンの一族とトウセン本人の継承による受け渡しのみの力…だと思う』
一騎「継承したのはその…レグリスって奴だけ?」
トラクリボー『…恐らくは…私も詳しくは…』
遊姫「…でも、だとしたらそんな古くからある力を…一騎が持ってるってこと?」
トラクリボー『そうなる…わね』
一騎「どうして俺に…」
トラクリボー『分からない…でもあのサーニャという子は一騎、貴方のその力を狙っていた』
一騎「もしかしたら、エクサスはソロモンズだけじゃなくて、俺のこの力も…?」
トラクリボー『可能性は十分にあるわね』
一騎「とは言っても結局は俺のこの力は分からずじまいか…」
トラクリボー『ごめんなさいね』
一騎「いや、やっとこの力の事がちょっとは分かったんだ、ありがとうよ…所で」
トラクリボー『何かしら』
一騎「随分とその七賢者っていうのに詳しいんだな、まるで知り合いだったような話し方だったぞ?」
トラクリボー『そ、それは私は精霊よ?精霊っていうのは普通の人間よりも長生きなの、顔馴染みというか…知識として知っていて当然でしょう?』
一騎「そうなのか…」
トラクリボー『それより、十分に休みはとれたんじゃない?エクサスに向かいましょう』
一騎「おっと、そうだったな、このは、ユキ、遊姫、怪我は大丈夫か?」
このは「うむ、大分よくなったのでござるよ」
ユキ「うん、僕も大丈夫だよ」
遊姫「私も大丈夫」
一騎「よし、それじゃあ行こう、エクサスへ」
四人と一精霊は立ち上がりエクサスへと向かう
シンクリス兵「もう、行かれるのですか?」
一騎「ああ」
シンクリス兵「分かりました、私も他の兵に連絡を致します」
一騎「頼む」
そういい終えると、小走りにシンクリス兵は走り去っていった
一騎(待ってろよ、エクサス)
…
エクサス城内
巨大な王室には数人の人物が立っていた。
暗い部屋の玉座に座る男。マイアス、このエクサスの現王である
マイアス「フュージニアの方はどぉなったぁ」
暁「さぁ?まだ連絡が取れてないから分かんないね」
フードと仮面で素性を隠す男、暁が言う
マイアス「エクサスの領土はほぼ全て制圧したのだなぁ?」
暁「そうみたいだね、今ヴァイスの奴が黒霧の里で抵抗してくる奴らを殲滅してるみたいだけど…本当だったら僕も行きたいんだけどねぇ」
マイアス「エクサスにはぁ殆どのソロモンズを見つけることはできなかったぁ訳だが…」
サーニャ「…」
マイアス「お前達はぁ、何かを見つけたようだなぁ」
そこにいたのは銀髪の少女、サーニャそして黒髪の男アイヴィス
アイヴィス「はい、例のペンデュラム使いを発見いたしました」
マイアス「ほう」
アイヴィス「いかがいたしましょう」
サーニャ「意見。その件に関してはサーニャに任せてください」
マイアス「…」
サーニャ「彼はサーニャが責任をもって連れてきますので」
そう言うとサーニャは静かにその場から去っていった
アイヴィス「…良いのですか?」
マイアス「ふっ…まぁ良い」
アイヴィス「…私は奴を信用などしておりません…勿論ガイと呼ばれる男も」
マイアス「そうかぁ…ならば奴の監視、そしてペンデュラム使いの捕縛も含めてコイツらを奴に着けさせろ」
すると奥から3人の人物が出てくる、その人物はエクサス兵と同様、仮面とフードを身に纏うが仮面が通常とは異なっていた
アイヴィス「…コイツらは…まさか」
マイアス「その通りだ、一般兵を少しばかり改造した強化兵だ、今はまだこの3体のみだが…アイヴィス…後は分かるな?」
アイヴィス「…了解いたしました」
マイアス「ペンデュラム使いは我々エクサスを目指しているだろう…相手から来てくれるのならば超したことはない…」
暁「それじゃ、僕も行こうかねぇ」
アイヴィス「待て、何処へ行くつもりだ」
暁「ん?何処だっていいだろう?僕にだってやることがあるんだから…」
そう言い放ち暁もまたその場から去っていった
アイヴィス「…ふん、どいつもこいつも勝手なことばかり」
マイアス「まぁいいだろう、我々の計画に支障がでないのであればなぁ…」
…
エクサス城の一辺にある場所、ここはまるで研究施設のようにも見える一室には一人の少女がいた
いや、少女と言うのは外見のみで、その年齢は恐らく30を越えているだろう
その少女の名はアンナ、今はジョーカーと名乗っている
ジョーカー「すまないね、君をこんなところに押し込めてしまって」
ジョーカーが語り掛けるのは緑色の液体ポッドに入れられた美しい短髪の少女レイナ
ジェイドの妹であり、異世界の扉を開くために利用され、そして今はエクサスによって囚われている身である
ジョーカー「でも、安心して君はもう少しで芽が出る、私達は扉を第二段階へとシフトする事ができるのだから」
そういいながらポッドに手を当て、クスクスと微笑むジョーカー
彼女の考えることは彼女しか分からない
…
そして、シンクラットから旅立った一騎達は既に黒霧の里付近へとたどり着いていた
それもそのはず、シンクラットと黒霧の里自体は迂回しなければさほど遠い距離ではない2~3日で辿り着く程度である
一騎「通達はどうなったのかな…」
遊姫「そうだね…一騎、連絡とかはないの?」
一騎「ああ、こっちから連絡してみても全く反応がねぇ」
このは「フュージニアはシンクリスからはこちらとは違い結構な距離と厳しい道のりでござるからな」
ユキ「それに加え、エクサスの侵攻もあるのなら…」
遊姫「今頃、戦っている可能性もあるってことよね」
このは「でござるよ」
一騎「…あいつ等の事だ、きっと大丈夫だ」
そんな話をしながら進んでいく、周りを見渡せば木が生い茂り視界は悪いはず…だった
だが、しかしその場所は視界が良かった
木々は薙ぎ倒されている、あるいは燃え尽き炭となり
そして空はその光景とは裏腹に青く輝き蒼天の空が見える
このは「なっ…」
ユキ「こ…これは…!!」
そこはこのは達の故郷であった黒霧の里
その面影は無く燃え尽きた家々が転がっていた。
そして…
遊姫「酷い…」
何人、何十人と言う人々の死がそこに転がっていた
一騎「こ、これは…まさか」
このは「エクサス…」
このはは静かに一人の亡骸に近づく、そしてその亡骸に膝枕をする形で手に取り、開いていた瞼を閉じる
ユキ「…覚悟はしていたんだ、シンクラットにエクサス兵がいた時点で…でも」
このは「こんなの…あんまりでごじゃるよぉ…グスッ」
このはは泣いた、一騎の目の前では1度も涙を流さなかったこのはが泣きじゃくったのだ
一騎もそして遊姫も今のこのはにかける言葉はなかった
一騎「…まだだ、まだもしかしたら生きている人はいるかもしれない、ここは黒霧の里だ、簡単にやられる人はいないはず」
トラクリボー『でも、その簡単にやられるはずのない人達がやられたと言うことはそれだけの実力者がいたって事だけれどね』
確かにトラクリボーの言うことは正しい、このはやユキレベルの実力者が揃うこの黒霧の里をここまで壊滅的にできる人物など…
一騎「…とにかく今は生存者を探そう、遊姫」
遊姫「うん、分かった!」
そしてこのはの事はユキに任せ、遊姫、一騎は二手に分かれて生存者を探した。
一騎「…」
一騎の頭の中にこの黒霧の里で生活した日々を思い出す。
自分がこの世界に来た日、右も左も分からず何よりエクサスに攻撃を受けていた直後にどこの誰とも知れない自分を保護し優しくしてくれた人々
もうここにその人達はいない
一騎「!」
その中で一騎はある場所を見つける
一騎「これは…」
それは一騎がこの里で暮らしていた時、よく通った茶菓子屋だった。
いつも元気で明るいおばちゃんがいてこのはと一騎を見守ってくれた人である
しかし
一騎「ばぁちゃん…」
そこには一つの塊があった、茶菓子屋の瓦礫に埋もれ倒れている1つの塊
それだけで一騎にはその塊がなんだか分かった
一騎「っ…くそっ!」
一騎はすぐにその場から去る、しかしそこには人の姿…生きている人間の姿はなかった
一騎「うそ…だろ…全滅したっていうのかよ…!!」
だが無理もない、抵抗が出来ないシンクラットですらあの被害、抵抗をしてくる黒霧の里が相手なら尚更容赦など無かったであろう
このは「い…っき…」
一騎「このは…」
ユキ「…本当に…誰もいないね」
ユキだって本当は泣きたいはずだ、自分の故郷であった場所がこんな風になり、さらに両親の安否も分からない
この状況で涙を見せないユキは相当な精神力の持ち主だ
一騎「くそ…俺達がいれば…」
この言葉がせめてもの…精一杯の言葉だった。俺達がいれば何とかなったかもしれないという事が一騎の中で渦巻いている
遊姫「一騎ぃ!」
そんな中で遊姫の声が聞こえた
一騎「遊姫、どうした?」
遊姫「あっちに!」
そういい遊姫は指を指しながら一騎達を誘導した、そこには小さな洞窟がありそして
このは「!!長老!!」
そこには長老と数十人の人間が座っていた、皆ボロボロで怪我をしているが大事に至るような人間はいない
長老「おぉ!このは、ユキ…それに一騎よ、よくぞ戻った」
一騎「長老!よくご無事で…!」
このは「良かった…無事で本当に良かったでござるです…」
このはは涙ぐみながらそう言った
長老「じゃが、見ての通りこの里は壊滅的じゃ…」
ユキ「でも、生きてる人達がいる…それで十分です…!」
このは「でも、どうして…?」
長老「そうじゃ…このは、お主に伝えておきたいことがあったのじゃ」
このは「なんです?」
長老「わしらがこうして生き残ったのも、全てもみじのおかげじゃ」
このは「なっ!?」
長老の言葉にこのはは目を丸くした
このは「ど、どういうことです!?」
長老「わしらがエクサスの兵に襲われていた時、助けてくれたのは間違いなくもみじじゃった」
一騎「ちょ、ちょっと待てよもみじってこのはの弟だろ?死んだはずじゃ…」
長老「左様、しかしじゃ、わしらは確かに見た、もみじがわし等を助けてくれた」
…
長老『ぐぅ…!!もはやこれまでか…!!』
エクサス兵『…!?』
ズガァン
長老『な…なんじゃ!?』
もみじ『じいちゃん!!ここは僕に任せてよ!!』
長老『な、も、もみじか?…もみじなのか!?』
もみじ『今はそんなことはいいよ!!ここは僕に任せて!!』
…
このは「で、ではもみじはどこに!?」
長老「…分からん、奴は颯爽と現れそして消えた…」
このは「…もみじ」
一騎「…」
ズガァン‼
外から激しい破壊音が発せられる、そして土煙がトンネル内部まで吹き荒れ辺りの視界が突然茶色くなり見えなくなる。
一騎「くっ…!!ケホッケホッなんだぁ!?」
このは「くっ!?」
ユキ「うっ!?」
遊姫「っっ…」
トラクリボー『遊姫!?』
一騎「なっ!?皆どうした!!?」
その場にいた一騎以外の人間が突然苦しみ倒れ始める。
このは「くっ…これは毒…!?…体の自由が…」
???「目標を発見した、監視対象は現在この場所には確認できない」
そして土煙から現れたのは3人の人間、エクサスの兵士のようにも見えるが違う、話し方もまだ人間らしいのだが…
一騎「お前達…何者だ…!このは達に何をした!!」
???「我らはカイルスナイト、エクサスにおいて選ばれし者だ」
一騎「カイルスナイト…?」
カイルスナイト「エクサス王の命によりペンデュラム使い、及びその仲間を拘束する」
ガシャン!3人のカイルスナイトが一斉にデュエルディスクを構える
一騎「なっ!?」
トラクリボー『ボサッとしてないで!!来るわよ!!』
いつの間にか一騎の隣にはトラクリボーが並んでいた
トラクリボー『やらなくちゃやられる!!分かってるわね!!』
一騎「あ…ああ!もしかしたらコイツらがこの里を…だったら許せねぇ!!ここで俺がお前達を倒す!!」
カイルスナイト3人・一騎「デュエル!!!」
続く
一騎「カイルスナイトの毒の罠により倒れたこのは達…早く治療しなくちゃヤバいってのに!!だけどカイルスナイトは普通のエクサス兵とは違う…徐々に追い詰められ始めた時、以外な人物の助けが入る」
一騎「次回『停戦協定』一気に駆け上がれ!!」
いつもなら人々が歩き車が渋滞を起こすほどの賑わいを見せる場所には人はおろか車の姿さえない。
ビルは破壊され鉄骨はむき出し、周りにはガラスの破片が飛び散りそして、元の持ち主が居たであろう熊の人形は無惨にも転がっていた。
荒廃した街シンクラット、つい先日まで人々で溢れかえっていた街である
しかし、それはエクサスの兵により破壊された。
シンクリス兵「一騎さん、こちらをどうぞ」
一騎「ありがとう」
一人のシンクリス兵がパンと水を一騎達に持ってきた。
シンクリス兵「…これからはどうするおつもりで?」
一騎「…直接エクサスに向かう」
シンクリス兵「直接…ですか」
遊姫「…きっと、エクサスの領土の方はこのシンクラットと同じ状況になってると思うんだ」
一騎「ああ、確実に…」
このは「…」
ユキ「そう…だよね…きっと僕達の故郷…黒霧の里も…」
そのユキの言葉このはの顔が歪む
一騎「…だからこそ、これ以上の被害を出さない為にもエクサスで直接叩く」
シンクリス兵「そう…ですか、では私達もお供いたします、何分足手まといになるかもしれませんが…」
一騎「いや、そんなことないよ、ありがとう…」
トラクリボー『でも、気を付けたほうがいいわね』
一騎「え?」
トラクリボー『…さっきの子、一騎の事を何か知ってるようだったわよね』
遊姫「そう言えば…」
トラクリボーが謂っているさっきの子とはサーニャ、突如一騎達の前に現れたユニオンを使うデュエリスト。
遊姫「確か…瞳の竜とか…なんとか…」
このは「瞳の…でござるか」
トラクリボー『少なくとも、一騎、貴方も何かしらの理由で狙われているわ…警戒した方がいいかも』
一騎「俺が、狙われる理由…?」
一騎は少し考えた、そしてある事を思い出す、それは一騎が初めてデキレストに来た際にアイヴィスが言った一言
アイヴィス『何故、ペンデュラム使いがここに…!?』
一騎(ペンデュラム…召喚…いや、それだけじゃない、サーニャは瞳の力と言っていた、瞳…)
一騎は思い出す、瞳の力を、シンクリスで四王女が使役した力、そしてベクト達が授かった力
一騎「トラクリボー…お前は何か知ってるのか?瞳の力の事」
トラクリボー『そう…ね、その昔、瞳の力を使役できる人間は複数人いたわ』
一騎「それは…7人の人間の事か?」
トラクリボー『!…そう、貴方は知ってるのね…そうよ、彼らは過去のデキレストでは権力と力を持ち、人々を導いてきたそして敬意を表して七賢者と呼ばれていたわ』
遊姫「七賢者…?」
トラクリボー『ええ、それぞれが特殊な力を持っていた、そしてその中にペンデュラムと瞳の力を両方を使う人間は一人だけいたの』
一騎「それが何か…関係しているのか?」
トラクリボー『それは、分からない』
遊姫「トラちゃん、それ以外の人達の事は?何か分かるの?」
トラクリボー『そうね…この際だから私が知っている全てを簡単にだけど話すわ、七賢者は全員で七人、それぞれが力を持ち、そして結託していたわ』
一騎「ああ、その通りだ」
トラクリボー『…?一騎?』
一騎「あっ、えっ悪い…なんか頭の中に…」
一騎の頭に過るのは記憶、センと呼ばれた男の記憶
トラクリボー『…一人は全ての土地、国、経済、を理解し人の流れを統治した男シリウス』
一騎「シリウス…」
トラクリボー『彼は頭のキレも良くて、いつでも冷静、七賢者をまとめる役目もこなしていたわ』
遊姫「へぇ、すごい人なんだね」
トラクリボー『そうね、彼が築き上げた戦術や戦城はかなりの高度な技術が施されており、戦において彼の右に出る者は居なかった…』
一騎「戦術に長けていたのか」
トラクリボー『その通り、彼はそれこそ戦神と呼ばれるほどの男だったわ』
遊姫「他の人は?」
トラクリボー『そうね、今の忍と呼ばれる物の基礎を作り上げた人物がいたわ、その名は仙人(せんじん)アルフレド』
遊姫「忍者なのに名前はアルフレドなんだね」
遊姫は少しその違和感に笑った
トラクリボー『ふふっそうね…彼は科学では分からないような魔法…忍術を使い、様々な事に役立てたわ、このデュエルディスクの原型なんかも彼の忍術が関係しているとさえ言われているの』
一騎「忍の祖先ね…」
このは「む?一騎…忍の祖先とは?」
このはにはトラクリボーの声は聞こえていないため一騎の言葉に疑問を覚えた
一騎「ああ、今トラクリボーに昔の…七賢者っていう人物について聞いているんだ」
ユキ「忍の祖先といえば…アルフレドだったっけ」
トラクリボー『アルフレドは忍術と技術の祖、彼はその全てを自身の家族のために使おうとしていたの』
一騎「家族…?」
トラクリボー『彼には両親は居なかった、代わりに弟と妹が居てね…その家族と共に暮らしていたわ』
一騎「家族想い…だった…ってことか」
トラクリボー『…そしてもう一人、彼は悪を罰する王、シャウロン…今のデキレストのフュージニア、エクサス、シンクリスの中心にあったとされる国…クリムノーツの王だったの』
遊姫「へぇ、王様かぁ」
トラクリボー『それも悪を罰する人物で…罪を犯した人物は全てこの国に集まり、この王によって刑の有無を決められていたわ…その事もあってかこの国は罪の都なんて呼ばれていたわね』
遊姫「…王様も大変なんだね…」
トラクリボー『そうね、クリムノーツは罪人の街、街の形も殆ど監獄のような物で形成されていたわ』
一騎「…そんな所で生活してたら気が滅入っちまうよ」
トラクリボー『そうかもね…そして宇宙(そら)の姫と呼ばれたていた少女ミラ、彼女は宇宙と空間を調べ、天文学に精通していたわ、そしてこの世界に時間や空間という概念を作り出したのは彼女よ』
遊姫「…それってすごくない?」
トラクリボー『そうね…彼女は瞳の力の事も研究していたから…』
一騎「…瞳の力を…?」
トラクリボー『そうよ、彼女は瞳の力を宇宙に見出だしたの…だからこそその力の有りかを探した』
一騎「…」
トラクリボー『そして、今のエクサスの基盤となる国を作った人物、英雄レグリス』
一騎「レグ…リス」
その名前に一騎は少しだけ眉を潜めた、聞いたことがあるわけではない、しかし心の奥底で閉まっていたような、そんな感覚に囚われた
トラクリボー『彼はそうね…後で紹介する人物の幼馴染みであり親友だった人物でその才能と力を認められ実質七賢者の副リーダー的な人物だったわ、そして…彼から瞳の力を継承した』
一騎「瞳の力は継承…できるのか?」
トラクリボー『…できない、彼以外はね』
遊姫「そう…なんだ」
トラクリボー『彼は友から貰った力を使い、全世界に平和をもたらした英雄とされ過去のデキレストでは彼を知らぬものは居なかったわ』
トラクリボー『そして…ここから重要かしらね…彼と彼の妻であった霊王スピカ…彼女は今のシンクリスの基盤となる国を作り上げ、そして私達精霊と対話することができる一族のお姫様だった』
一騎「精霊と会話できるのは全員って訳じゃないのか?」
トラクリボー『当たり前じゃない、精霊と会話できるのは選ばれた人物、つまりスピカの一族とスピカの一族に関わって適正がある人物だけ…のはず』
トラクリボーが言葉を濁したのは例外があるからである、その例外とは…目の前にいる一騎の事である
トラクリボー『彼女はその一族でも最後の一人だったの、彼女がいなければ私達精霊がこの隣界に顕現できなかったわ』
遊姫「トラちゃんにとってもすごい人?」
トラクリボー『ええそりゃもちろんよ
…そして』
一騎「…最後の一人」
トラクリボー『そうね…最後は七賢者をまとめそして、古きデキレストを統率しデキレストの王となった男…トウセン』
一騎「トウ…セン…!!」
その名を聞いて分かった、センと呼ばれていた人物はこの人物に間違いないと
トラクリボー『彼は今のフュージニアがある場所にあった隠れ里出身でね、彼もそしてレグリスも同じ場所で育ったの』
一騎「隠れ里…?」
トラクリボー『ええ、それこそ貴方が知りたい瞳の力の発祥の場所よ』
一騎「えっ?」
トラクリボー『隠れ里…アイズランドにはね瞳の力と呼ばれる物がある一族に継承されてきたものなの』
遊姫「また一族なんだ…」
トラクリボー『アイズランドはフュージニアの基盤、それ以前の過去の遺跡や不思議な力を持つ遺跡が残っていた…だからこそ瞳の力はそれに関係しているのかも』
トラクリボー『だけど私も詳しいことまで知っている訳ではないから話せないけど、瞳の力はトウセンの一族とトウセン本人の継承による受け渡しのみの力…だと思う』
一騎「継承したのはその…レグリスって奴だけ?」
トラクリボー『…恐らくは…私も詳しくは…』
遊姫「…でも、だとしたらそんな古くからある力を…一騎が持ってるってこと?」
トラクリボー『そうなる…わね』
一騎「どうして俺に…」
トラクリボー『分からない…でもあのサーニャという子は一騎、貴方のその力を狙っていた』
一騎「もしかしたら、エクサスはソロモンズだけじゃなくて、俺のこの力も…?」
トラクリボー『可能性は十分にあるわね』
一騎「とは言っても結局は俺のこの力は分からずじまいか…」
トラクリボー『ごめんなさいね』
一騎「いや、やっとこの力の事がちょっとは分かったんだ、ありがとうよ…所で」
トラクリボー『何かしら』
一騎「随分とその七賢者っていうのに詳しいんだな、まるで知り合いだったような話し方だったぞ?」
トラクリボー『そ、それは私は精霊よ?精霊っていうのは普通の人間よりも長生きなの、顔馴染みというか…知識として知っていて当然でしょう?』
一騎「そうなのか…」
トラクリボー『それより、十分に休みはとれたんじゃない?エクサスに向かいましょう』
一騎「おっと、そうだったな、このは、ユキ、遊姫、怪我は大丈夫か?」
このは「うむ、大分よくなったのでござるよ」
ユキ「うん、僕も大丈夫だよ」
遊姫「私も大丈夫」
一騎「よし、それじゃあ行こう、エクサスへ」
四人と一精霊は立ち上がりエクサスへと向かう
シンクリス兵「もう、行かれるのですか?」
一騎「ああ」
シンクリス兵「分かりました、私も他の兵に連絡を致します」
一騎「頼む」
そういい終えると、小走りにシンクリス兵は走り去っていった
一騎(待ってろよ、エクサス)
…
エクサス城内
巨大な王室には数人の人物が立っていた。
暗い部屋の玉座に座る男。マイアス、このエクサスの現王である
マイアス「フュージニアの方はどぉなったぁ」
暁「さぁ?まだ連絡が取れてないから分かんないね」
フードと仮面で素性を隠す男、暁が言う
マイアス「エクサスの領土はほぼ全て制圧したのだなぁ?」
暁「そうみたいだね、今ヴァイスの奴が黒霧の里で抵抗してくる奴らを殲滅してるみたいだけど…本当だったら僕も行きたいんだけどねぇ」
マイアス「エクサスにはぁ殆どのソロモンズを見つけることはできなかったぁ訳だが…」
サーニャ「…」
マイアス「お前達はぁ、何かを見つけたようだなぁ」
そこにいたのは銀髪の少女、サーニャそして黒髪の男アイヴィス
アイヴィス「はい、例のペンデュラム使いを発見いたしました」
マイアス「ほう」
アイヴィス「いかがいたしましょう」
サーニャ「意見。その件に関してはサーニャに任せてください」
マイアス「…」
サーニャ「彼はサーニャが責任をもって連れてきますので」
そう言うとサーニャは静かにその場から去っていった
アイヴィス「…良いのですか?」
マイアス「ふっ…まぁ良い」
アイヴィス「…私は奴を信用などしておりません…勿論ガイと呼ばれる男も」
マイアス「そうかぁ…ならば奴の監視、そしてペンデュラム使いの捕縛も含めてコイツらを奴に着けさせろ」
すると奥から3人の人物が出てくる、その人物はエクサス兵と同様、仮面とフードを身に纏うが仮面が通常とは異なっていた
アイヴィス「…コイツらは…まさか」
マイアス「その通りだ、一般兵を少しばかり改造した強化兵だ、今はまだこの3体のみだが…アイヴィス…後は分かるな?」
アイヴィス「…了解いたしました」
マイアス「ペンデュラム使いは我々エクサスを目指しているだろう…相手から来てくれるのならば超したことはない…」
暁「それじゃ、僕も行こうかねぇ」
アイヴィス「待て、何処へ行くつもりだ」
暁「ん?何処だっていいだろう?僕にだってやることがあるんだから…」
そう言い放ち暁もまたその場から去っていった
アイヴィス「…ふん、どいつもこいつも勝手なことばかり」
マイアス「まぁいいだろう、我々の計画に支障がでないのであればなぁ…」
…
エクサス城の一辺にある場所、ここはまるで研究施設のようにも見える一室には一人の少女がいた
いや、少女と言うのは外見のみで、その年齢は恐らく30を越えているだろう
その少女の名はアンナ、今はジョーカーと名乗っている
ジョーカー「すまないね、君をこんなところに押し込めてしまって」
ジョーカーが語り掛けるのは緑色の液体ポッドに入れられた美しい短髪の少女レイナ
ジェイドの妹であり、異世界の扉を開くために利用され、そして今はエクサスによって囚われている身である
ジョーカー「でも、安心して君はもう少しで芽が出る、私達は扉を第二段階へとシフトする事ができるのだから」
そういいながらポッドに手を当て、クスクスと微笑むジョーカー
彼女の考えることは彼女しか分からない
…
そして、シンクラットから旅立った一騎達は既に黒霧の里付近へとたどり着いていた
それもそのはず、シンクラットと黒霧の里自体は迂回しなければさほど遠い距離ではない2~3日で辿り着く程度である
一騎「通達はどうなったのかな…」
遊姫「そうだね…一騎、連絡とかはないの?」
一騎「ああ、こっちから連絡してみても全く反応がねぇ」
このは「フュージニアはシンクリスからはこちらとは違い結構な距離と厳しい道のりでござるからな」
ユキ「それに加え、エクサスの侵攻もあるのなら…」
遊姫「今頃、戦っている可能性もあるってことよね」
このは「でござるよ」
一騎「…あいつ等の事だ、きっと大丈夫だ」
そんな話をしながら進んでいく、周りを見渡せば木が生い茂り視界は悪いはず…だった
だが、しかしその場所は視界が良かった
木々は薙ぎ倒されている、あるいは燃え尽き炭となり
そして空はその光景とは裏腹に青く輝き蒼天の空が見える
このは「なっ…」
ユキ「こ…これは…!!」
そこはこのは達の故郷であった黒霧の里
その面影は無く燃え尽きた家々が転がっていた。
そして…
遊姫「酷い…」
何人、何十人と言う人々の死がそこに転がっていた
一騎「こ、これは…まさか」
このは「エクサス…」
このはは静かに一人の亡骸に近づく、そしてその亡骸に膝枕をする形で手に取り、開いていた瞼を閉じる
ユキ「…覚悟はしていたんだ、シンクラットにエクサス兵がいた時点で…でも」
このは「こんなの…あんまりでごじゃるよぉ…グスッ」
このはは泣いた、一騎の目の前では1度も涙を流さなかったこのはが泣きじゃくったのだ
一騎もそして遊姫も今のこのはにかける言葉はなかった
一騎「…まだだ、まだもしかしたら生きている人はいるかもしれない、ここは黒霧の里だ、簡単にやられる人はいないはず」
トラクリボー『でも、その簡単にやられるはずのない人達がやられたと言うことはそれだけの実力者がいたって事だけれどね』
確かにトラクリボーの言うことは正しい、このはやユキレベルの実力者が揃うこの黒霧の里をここまで壊滅的にできる人物など…
一騎「…とにかく今は生存者を探そう、遊姫」
遊姫「うん、分かった!」
そしてこのはの事はユキに任せ、遊姫、一騎は二手に分かれて生存者を探した。
一騎「…」
一騎の頭の中にこの黒霧の里で生活した日々を思い出す。
自分がこの世界に来た日、右も左も分からず何よりエクサスに攻撃を受けていた直後にどこの誰とも知れない自分を保護し優しくしてくれた人々
もうここにその人達はいない
一騎「!」
その中で一騎はある場所を見つける
一騎「これは…」
それは一騎がこの里で暮らしていた時、よく通った茶菓子屋だった。
いつも元気で明るいおばちゃんがいてこのはと一騎を見守ってくれた人である
しかし
一騎「ばぁちゃん…」
そこには一つの塊があった、茶菓子屋の瓦礫に埋もれ倒れている1つの塊
それだけで一騎にはその塊がなんだか分かった
一騎「っ…くそっ!」
一騎はすぐにその場から去る、しかしそこには人の姿…生きている人間の姿はなかった
一騎「うそ…だろ…全滅したっていうのかよ…!!」
だが無理もない、抵抗が出来ないシンクラットですらあの被害、抵抗をしてくる黒霧の里が相手なら尚更容赦など無かったであろう
このは「い…っき…」
一騎「このは…」
ユキ「…本当に…誰もいないね」
ユキだって本当は泣きたいはずだ、自分の故郷であった場所がこんな風になり、さらに両親の安否も分からない
この状況で涙を見せないユキは相当な精神力の持ち主だ
一騎「くそ…俺達がいれば…」
この言葉がせめてもの…精一杯の言葉だった。俺達がいれば何とかなったかもしれないという事が一騎の中で渦巻いている
遊姫「一騎ぃ!」
そんな中で遊姫の声が聞こえた
一騎「遊姫、どうした?」
遊姫「あっちに!」
そういい遊姫は指を指しながら一騎達を誘導した、そこには小さな洞窟がありそして
このは「!!長老!!」
そこには長老と数十人の人間が座っていた、皆ボロボロで怪我をしているが大事に至るような人間はいない
長老「おぉ!このは、ユキ…それに一騎よ、よくぞ戻った」
一騎「長老!よくご無事で…!」
このは「良かった…無事で本当に良かったでござるです…」
このはは涙ぐみながらそう言った
長老「じゃが、見ての通りこの里は壊滅的じゃ…」
ユキ「でも、生きてる人達がいる…それで十分です…!」
このは「でも、どうして…?」
長老「そうじゃ…このは、お主に伝えておきたいことがあったのじゃ」
このは「なんです?」
長老「わしらがこうして生き残ったのも、全てもみじのおかげじゃ」
このは「なっ!?」
長老の言葉にこのはは目を丸くした
このは「ど、どういうことです!?」
長老「わしらがエクサスの兵に襲われていた時、助けてくれたのは間違いなくもみじじゃった」
一騎「ちょ、ちょっと待てよもみじってこのはの弟だろ?死んだはずじゃ…」
長老「左様、しかしじゃ、わしらは確かに見た、もみじがわし等を助けてくれた」
…
長老『ぐぅ…!!もはやこれまでか…!!』
エクサス兵『…!?』
ズガァン
長老『な…なんじゃ!?』
もみじ『じいちゃん!!ここは僕に任せてよ!!』
長老『な、も、もみじか?…もみじなのか!?』
もみじ『今はそんなことはいいよ!!ここは僕に任せて!!』
…
このは「で、ではもみじはどこに!?」
長老「…分からん、奴は颯爽と現れそして消えた…」
このは「…もみじ」
一騎「…」
ズガァン‼
外から激しい破壊音が発せられる、そして土煙がトンネル内部まで吹き荒れ辺りの視界が突然茶色くなり見えなくなる。
一騎「くっ…!!ケホッケホッなんだぁ!?」
このは「くっ!?」
ユキ「うっ!?」
遊姫「っっ…」
トラクリボー『遊姫!?』
一騎「なっ!?皆どうした!!?」
その場にいた一騎以外の人間が突然苦しみ倒れ始める。
このは「くっ…これは毒…!?…体の自由が…」
???「目標を発見した、監視対象は現在この場所には確認できない」
そして土煙から現れたのは3人の人間、エクサスの兵士のようにも見えるが違う、話し方もまだ人間らしいのだが…
一騎「お前達…何者だ…!このは達に何をした!!」
???「我らはカイルスナイト、エクサスにおいて選ばれし者だ」
一騎「カイルスナイト…?」
カイルスナイト「エクサス王の命によりペンデュラム使い、及びその仲間を拘束する」
ガシャン!3人のカイルスナイトが一斉にデュエルディスクを構える
一騎「なっ!?」
トラクリボー『ボサッとしてないで!!来るわよ!!』
いつの間にか一騎の隣にはトラクリボーが並んでいた
トラクリボー『やらなくちゃやられる!!分かってるわね!!』
一騎「あ…ああ!もしかしたらコイツらがこの里を…だったら許せねぇ!!ここで俺がお前達を倒す!!」
カイルスナイト3人・一騎「デュエル!!!」
続く
一騎「カイルスナイトの毒の罠により倒れたこのは達…早く治療しなくちゃヤバいってのに!!だけどカイルスナイトは普通のエクサス兵とは違う…徐々に追い詰められ始めた時、以外な人物の助けが入る」
一騎「次回『停戦協定』一気に駆け上がれ!!」
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イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
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71 | キャラ紹介 | 1889 | 2 | 2015-11-09 | - | |
91 | 第1話 異世界へ 前半 | 1387 | 4 | 2015-11-10 | - | |
75 | 第1話 異世界へ 後半 | 1330 | 4 | 2015-11-11 | - | |
115 | 第2話 デュエルの世界 前半 | 1283 | 2 | 2015-11-14 | - | |
98 | 第2話 デュエルの世界 後半 | 1181 | 4 | 2015-11-26 | - | |
85 | 第3話 妖怪忍空大旋風 前半 | 1297 | 4 | 2015-11-26 | - | |
102 | 第3話 妖怪忍空大旋風 後半 | 1116 | 0 | 2015-11-27 | - | |
91 | 番外編 使用カード達! | 1218 | 0 | 2015-11-27 | - | |
53 | 第4話 エクシーズの国エクサス 前半 | 1053 | 2 | 2015-12-30 | - | |
102 | 第4話 エクシーズの国エクサス 後半 | 1116 | 2 | 2015-12-31 | - | |
51 | 第5話 烈火炸裂!!戦刃 武将!!前半 | 1107 | 2 | 2016-01-02 | - | |
74 | 第5話 烈火炸裂!!戦刃 武将!!後半 | 1096 | 3 | 2016-01-03 | - | |
86 | 第6話 産声を上げる龍 ノブナガ!! | 1163 | 2 | 2016-01-05 | - | |
113 | 第6話 産声を上げる龍 ノブナガ 後半 | 1153 | 2 | 2016-01-05 | - | |
93 | 第7話 愛憎の化身 前半 | 1124 | 2 | 2016-01-06 | - | |
127 | 第7話 愛憎の化身 後半 | 1154 | 2 | 2016-01-08 | - | |
106 | 第8話真実の愛 奪われたハーデスト | 1109 | 2 | 2016-01-10 | - | |
103 | 第8話真実の愛 奪われたハーデスト後半 | 1229 | 5 | 2016-01-10 | - | |
96 | 第9話 精獣の森 前半 | 1142 | 4 | 2016-01-12 | - | |
49 | 第9話 精獣の森 後半 | 1069 | 4 | 2016-01-13 | - | |
81 | 第10話 激震の獅子舞い ライオナイト | 1185 | 2 | 2016-01-15 | - | |
96 | 第10話 激震の獅子舞いライオナイト2 | 1134 | 4 | 2016-01-15 | - | |
64 | 第11話暗躍者暁!貧困の村の激闘!前半 | 954 | 3 | 2016-01-18 | - | |
118 | 第11話暗躍者暁!貧困の村の激闘!後半へ | 977 | 3 | 2016-01-18 | - | |
122 | 第12話 希望の瞳 前半 | 1058 | 0 | 2016-01-19 | - | |
94 | 第12話 希望の瞳 後半 | 1039 | 3 | 2016-01-19 | - | |
52 | 第13話 女帝が支配する国 シンクリス! | 1073 | 3 | 2016-01-20 | - | |
113 | 第 番外編 キャラまとめ 4月16日 | 1203 | 3 | 2016-01-20 | - | |
55 | 第14話 猛攻!!星剣の連撃!! | 1227 | 3 | 2016-01-21 | - | |
141 | 第15話 強襲!ソロモンズを狩る男 | 1137 | 3 | 2016-01-23 | - | |
95 | 第16話 激闘!!ソロモンズ対決!! | 1079 | 2 | 2016-01-24 | - | |
54 | 第17話瞳をもつ竜と竜 | 1084 | 2 | 2016-01-25 | - | |
155 | 18話 シンクリスの騎士とエクサスの武将 | 1225 | 3 | 2016-01-26 | - | |
51 | 第19話 鈴の音に導かれて | 1133 | 3 | 2016-01-27 | - | |
65 | 第20話一騎元気作戦!取り戻せ闘志!! | 935 | 3 | 2016-01-28 | - | |
117 | 第21孤高のデュエリスト ジェイド!! | 1020 | 3 | 2016-01-29 | - | |
113 | 第22話 シンクリス山の激闘! | 1086 | 3 | 2016-01-30 | - | |
53 | 第23話トロッコ決戦!疾走する鉱山!! | 961 | 3 | 2016-01-31 | - | |
93 | 第24話 未来都市シンクリス | 1055 | 2 | 2016-01-31 | - | |
128 | 第25話 決戦前夜 | 1153 | 3 | 2016-02-01 | - | |
72 | 第26話 戦う相手は自分自身!? | 1021 | 2 | 2016-02-04 | - | |
81 | 第27話遺跡の国フュージニアからきた男 | 1106 | 3 | 2016-02-05 | - | |
95 | 第28話 忍者対決!!妖怪と忍 | 1057 | 3 | 2016-02-06 | - | |
108 | 第29話 果物バトル!!動果物の脅威!! | 1074 | 3 | 2016-02-08 | - | |
224 | 第30話 探し物はペンダント? | 1316 | 3 | 2016-02-10 | - | |
68 | 第31話 想いの強さ | 1023 | 3 | 2016-02-11 | - | |
55 | 第32話 破壊の王 ヴァイス始動 | 1057 | 3 | 2016-02-13 | - | |
97 | 第33話 男と男の熱き戦い!! | 1206 | 4 | 2016-02-14 | - | |
108 | 第34話友情タッグ!クローバーと姫 | 1008 | 3 | 2016-02-15 | - | |
60 | 第35話 友情の形 | 932 | 3 | 2016-02-17 | - | |
49 | 第36話 戦慄の道化師 | 1058 | 3 | 2016-02-18 | - | |
116 | 第37話 邂逅 | 1081 | 3 | 2016-02-19 | - | |
99 | 第38話 異世界の扉 | 977 | 3 | 2016-02-20 | - | |
100 | 第39話 葛藤の中で | 1028 | 3 | 2016-02-22 | - | |
94 | 第40話 夢と道 | 1008 | 2 | 2016-02-22 | - | |
129 | 第41話 ジョーカーの暗躍 | 1077 | 3 | 2016-02-23 | - | |
72 | 第42話 時空間使い メーア | 1039 | 3 | 2016-02-24 | - | |
123 | 第43話 師弟との決別 | 1057 | 3 | 2016-02-25 | - | |
118 | 第44話 時空間を操る大蛇 | 1074 | 3 | 2016-02-26 | - | |
58 | 第45話 覚醒!!絆を刻む瞳 | 972 | 3 | 2016-02-27 | - | |
95 | 第46話 突然の来訪者レイナ | 1041 | 3 | 2016-02-28 | - | |
110 | 第47話 凸凹タッグデュエル!! | 937 | 3 | 2016-02-29 | - | |
113 | 第48話 追憶の記憶 | 954 | 3 | 2016-03-01 | - | |
109 | 第49話兄妹の絆 宇宙瞳の超煌角竜 | 1133 | 3 | 2016-03-03 | - | |
103 | 第50話決勝前夜 それぞれの思い | 1024 | 3 | 2016-03-04 | - | |
111 | 第51話 決定戦開幕 | 1122 | 3 | 2016-03-05 | - | |
97 | 第52話 その思いは速度を越える | 976 | 3 | 2016-03-06 | - | |
50 | 第53話 迷宮への挑戦 | 978 | 3 | 2016-03-10 | - | |
55 | 第54話 過去の足枷 | 1034 | 3 | 2016-03-12 | - | |
67 | 第55話 超越するランクアップ | 1043 | 3 | 2016-03-15 | - | |
48 | 第56話 砕いた仮面 | 1033 | 3 | 2016-03-17 | - | |
79 | 第57話 剣の心 | 995 | 3 | 2016-03-18 | - | |
130 | 第58話限界のその先へ | 1123 | 3 | 2016-03-20 | - | |
56 | 第59話 大地を生む瞳の竜 | 992 | 3 | 2016-03-23 | - | |
62 | 第60話 友への思い | 1015 | 3 | 2016-03-24 | - | |
45 | 第61話 天を翔る | 1027 | 4 | 2016-03-26 | - | |
65 | 第62話 大切な人 | 1056 | 3 | 2016-03-28 | - | |
52 | 第63話 戦いの証明 | 1037 | 3 | 2016-04-04 | - | |
115 | 第64話 進化する力 | 1080 | 3 | 2016-04-06 | - | |
123 | 第65話 囚われし心 | 1159 | 2 | 2016-04-11 | - | |
78 | 第66話 解放 | 1161 | 2 | 2016-04-14 | - | |
66 | 第67話 烙印の決闘 | 1065 | 2 | 2016-04-15 | - | |
64 | 第68話 絶対王の力 | 1056 | 2 | 2016-04-16 | - | |
48 | 第69話 決勝の始まり | 1015 | 3 | 2016-04-17 | - | |
76 | 第70話 真実 | 1074 | 3 | 2016-04-18 | - | |
35 | 第71話 諦めない心 | 1119 | 3 | 2016-04-18 | - | |
117 | 第72話 闇の王 | 1132 | 3 | 2016-04-22 | - | |
57 | 第73話 深淵より出し者 | 963 | 3 | 2016-05-01 | - | |
71 | 第74話 貫く光 | 1122 | 3 | 2016-05-04 | - | |
129 | 75話 戦いの終わり | 1187 | 3 | 2016-05-06 | - | |
46 | 第76話 悪逆のエクサス | 999 | 3 | 2016-05-18 | - | |
92 | 第77話 戦慄の機械人形 | 1055 | 3 | 2016-05-26 | - | |
52 | 第78話 合体する機械人形 | 962 | 3 | 2016-05-29 | - | |
57 | 第79話 完全機械少女 | 1018 | 3 | 2016-06-06 | - | |
63 | 第80話 爆走する変形車両 | 1030 | 3 | 2016-06-12 | - | |
45 | 第81話 白銀の剣 | 987 | 2 | 2016-06-15 | - | |
51 | 第82話 絡み付く毒 | 998 | 2 | 2016-06-19 | - | |
63 | 第83話 停戦協定 | 941 | 3 | 2016-06-21 | - | |
115 | 第84話 果たすべき約束 | 1032 | 3 | 2016-06-24 | - | |
118 | 第85話 戦争 | 1040 | 3 | 2016-06-26 | - | |
56 | 第86話それぞれの戦場。最高の助っ人 | 961 | 3 | 2016-06-27 | - | |
58 | 第87話 電撃コロシアム | 978 | 2 | 2016-06-28 | - | |
92 | 第88話 誇り高き戦士 | 1001 | 2 | 2016-06-30 | - | |
101 | 第89話 仮面の下の亡霊 | 996 | 3 | 2016-07-02 | - | |
101 | 第90話 舞い散る雪 | 932 | 3 | 2016-07-06 | - | |
59 | 第91話 白銀の攻防 | 980 | 3 | 2016-07-11 | - | |
35 | 第92話 龍刃水晶 | 983 | 3 | 2016-07-16 | - | |
53 | 第93話 ジョーカーゲーム | 1040 | 3 | 2016-07-21 | - | |
60 | 第94話 覚醒する瞳 | 1028 | 3 | 2016-07-22 | - | |
43 | 第95話 宇宙に輝く王 | 1795 | 3 | 2016-07-26 | - | |
68 | 第96話 宇宙眼の暗黒竜 | 1007 | 2 | 2016-07-28 | - | |
179 | 第97話 ソロモンズの化身 | 1155 | 3 | 2016-08-01 | - | |
94 | 第98話 切望の記憶 | 1006 | 2 | 2016-08-02 | - | |
104 | 第99話 再びの扉 | 970 | 3 | 2016-08-05 | - | |
46 | 第100話 ファラリス七賢者 | 893 | 3 | 2016-08-07 | - | |
119 | 第101話 狙われた考古学 | 1061 | 3 | 2016-08-09 | - | |
77 | 番外編 夏休みだよ! | 1071 | 2 | 2016-08-25 | - | |
46 | 第102話 混沌の嵐 | 881 | 2 | 2016-08-28 | - | |
102 | 第103話 儚い希望 | 982 | 2 | 2016-09-01 | - | |
103 | 第104話 絵本の世界 | 893 | 2 | 2016-09-06 | - | |
77 | 第105話 始まりのソロモンズ | 932 | 2 | 2016-09-08 | - | |
112 | 第106話 処刑王の闇 | 1001 | 2 | 2016-09-10 | - | |
75 | 第107話 猛け朽ちる龍 | 976 | 2 | 2016-09-12 | - | |
100 | 第108話 軍神の戦い | 890 | 2 | 2016-09-27 | - | |
80 | 第109話 消え行く誇り | 879 | 2 | 2016-09-28 | - | |
122 | 第110話 忍者の祖 | 977 | 2 | 2016-10-02 | - | |
75 | 第111話 譲れぬ思い | 929 | 2 | 2016-10-04 | - | |
115 | 第112話 星を統べる竜 | 965 | 2 | 2016-10-10 | - | |
187 | 第113話 竜の記憶 | 1128 | 3 | 2016-10-13 | - | |
114 | 第114話 運命の血筋 | 883 | 3 | 2016-10-16 | - | |
80 | 第115話 命を懸けたラストデュエ | 845 | 2 | 2016-10-23 | - | |
66 | 第116話 偽りの記憶 | 1007 | 2 | 2016-10-24 | - | |
116 | 第117話 染まる色を | 900 | 2 | 2016-10-31 | - | |
84 | 第118話 英雄の記憶 | 1028 | 2 | 2016-11-03 | - | |
64 | 第119話 英雄の帰還 | 899 | 2 | 2016-11-04 | - | |
136 | 第120話 黒騎士の意地 | 1100 | 2 | 2016-11-08 | - | |
89 | 第121話 誰かのために | 836 | 2 | 2016-11-16 | - | |
91 | 第122話 創造せし竜 | 823 | 2 | 2016-11-20 | - | |
93 | 第123話 白と黒の竜 | 883 | 2 | 2016-11-26 | - | |
56 | 第124話 運命を切り開く剣 | 871 | 2 | 2016-11-30 | - | |
97 | 番外編 カード紹介と色々! | 1036 | 3 | 2016-12-07 | - | |
96 | 第125話 深淵へのカウントダウン | 884 | 3 | 2016-12-19 | - | |
115 | 第126話 受け継がれる瞳 | 967 | 2 | 2016-12-22 | - | |
101 | 第127話 進撃する拷問王 | 1024 | 2 | 2016-12-24 | - | |
102 | 第128話 歪み笑う王 | 812 | 2 | 2016-12-27 | - | |
110 | 第129話 絶望の化身 | 874 | 2 | 2016-12-30 | - | |
89 | 第130話 闇を掴む者 | 840 | 2 | 2017-01-01 | - | |
102 | 第131話 対極の忍 | 974 | 3 | 2017-01-06 | - | |
108 | 第132話 姉弟の絆 | 871 | 2 | 2017-01-09 | - | |
175 | 第133話 激突する竜 | 1137 | 2 | 2017-01-10 | - | |
42 | 第134話 宇宙眼の星芒竜 | 799 | 2 | 2017-01-13 | - | |
98 | 第135話 龍刃と水晶 | 884 | 3 | 2017-01-15 | - | |
140 | 第136話 英雄の復活 | 1054 | 3 | 2017-01-18 | - | |
135 | 第137話 龍王と罪王 | 960 | 2 | 2017-01-20 | - | |
114 | 第138話 混沌呻く | 818 | 3 | 2017-01-22 | - | |
133 | 第139話 表裏一体 | 865 | 3 | 2017-01-25 | - | |
73 | 第140話 継承する絆 | 824 | 3 | 2017-01-26 | - | |
81 | 第141話 深淵にすがる者 | 814 | 3 | 2017-01-30 | - | |
59 | 第142話 伸ばした手 | 826 | 4 | 2017-02-01 | - | |
86 | 第143話 虚無と深淵 | 852 | 3 | 2017-02-04 | - | |
99 | 第144話 集いし思い | 846 | 3 | 2017-02-07 | - | |
113 | 第145話 終焉と再生 | 834 | 2 | 2017-02-08 | - | |
96 | 第146話 新たな世界 | 905 | 3 | 2017-02-10 | - | |
102 | 最終話 クロスピース | 939 | 3 | 2017-02-16 | - | |
133 | 超時空!!番外編!! | 1506 | 2 | 2017-02-24 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/03/23 新商品 QUARTER CENTURY CHRONICLE side:PRIDE カードリスト 追加。
- 04/24 14:47 評価 9点 《アテナ》「 某パズルゲーにまんま登場してる一枚。炎アテナで友…
- 04/24 14:27 評価 6点 《コーリング・ノヴァ》「その姿から「クリスマスリース」とも呼ば…
- 04/24 14:23 評価 6点 《邪龍アナンタ》「昔の《爬虫類族》の大型モンスター。 場と墓地…
- 04/24 14:16 評価 4点 《クリバー》「アニメのドーマ編に登場した「クリボー5兄弟」とさ…
- 04/24 14:16 評価 7点 《異次元の精霊》「 【《異次元》】シリーズとのことで除外の効果…
- 04/24 14:06 評価 6点 《コーリング・ノヴァ》「リクルート先が「光属性・天使族」限定と…
- 04/24 13:32 評価 7点 《異次元の精霊》「場のモンスター1体を除外して手札から出せるLV1…
- 04/24 13:17 評価 6点 《人造天使》「カウンター罠が発動される度にトークンを生成する永…
- 04/24 13:15 評価 5点 《天輪の葬送士》「召喚誘発の効果で墓地の光属性のレベル1モンス…
- 04/24 13:00 評価 7点 《クロクロークロウ》「総合評価:各種素材に使いやすく、サーチ手…
- 04/24 12:52 評価 7点 《アテナ》「漫画版GXでレジー・マッケンジーという【天使族】の…
- 04/24 12:41 評価 2点 《ネイビィロイド》「漫画版GX出身のメインデッキの「ロイド」機…
- 04/24 12:33 評価 4点 《E・HERO ボルテック》「相手に戦闘ダメージを与えることで…
- 04/24 12:19 評価 7点 《神の居城-ヴァルハラ》「元は漫画版GXに登場したカードで、O…
- 04/24 12:04 評価 6点 《天輪の葬送士》「召喚時に墓地のLV1・光属性を吊り上げられるモ…
- 04/24 11:56 評価 7点 《ウィッチクラフトゴーレム・アルル》「アルルの女。《ウィッチク…
- 04/24 11:52 評価 8点 《ヘカテリス》「自身を手札から捨てて《天使族》の展開サポートで…
- 04/24 11:35 評価 10点 《SNo.0 ホープ・ゼアル》「漫画版ゼアルに登場した0の数字…
- 04/24 11:35 評価 7点 《神の居城-ヴァルハラ》「こちらの場にモンスターが不在なら《天…
- 04/24 11:18 評価 7点 《裁きの光》「《天空の聖域》が存在する時に使用できる通常罠で …
Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。
しっかりと悲惨な状態になってた黒霧の里…シリアスな時はしっかりシリアスになるのがクロスピースクオリティ…。やっぱり戦争はダメ絶対。 (2016-06-19 22:01)
うぅ…複数人デュエルは色々と大変なので書きたくなかったです…
あまりシリアスは得意ではないのですが全体的にシリアスになっていく後半戦、程よい和やかさを保ちつつこのシリーズを最後まで一気に駆け抜けていきます
戦争、ダメ、絶対 (2016-06-21 09:53)