DRAW:５８ クロス・デュエル　作：人喰い

(58)








《WDCS予選・バトルロイヤル》

◉大まかなルール

予選の時間は『３時間』。
参加者全員は、予選開始時に反亭アリーナの敷地内のどこかにランダムで転送される。そしてそれと共に反亭アリーナの館内と館外の一帯に散らばる“1〜16の数字が書かれた16種のパスカード”(1枚ずつではなくそれぞれ複数存在)のいずれかを手にし、『セントラルホール』前の受付に戻ってきた決闘者に本戦への出場資格与えられる。セントラルホール内にて予選終了まで待機。



＊決闘の申し込みは、DUEL GEARにより半径1メートル以内の一番近い距離にいる決闘者に申し込みコードを送る事で強制的に決闘となる。


◉決闘条件と勝敗による判定

・パスカードを持っていない決闘者同士
→勝者のDUEL GEARのマップに5分間、“全てのパスカードの位置が表示される”。
敗者は10分間、“決闘の申し込みができない“。

・同数字パスカード持ち決闘者同士(ゴールしていてもしていなくても)
→敗者の持っていたカードは運営によって“会場のどこかに飛ばされる”。

・異なる数字のパスカードを持つ決闘者同士
→勝者は10分間、“他の決闘者からの決闘申し込みを受けない”。敗者のカードは“会場のどこかに飛ばされる”。


◉禁止事項
・参加者及び観客・スタッフへの暴力・暴言
・参加者から直接パスカードを奪い取る行為
・パスカードの破壊
・パスカードの譲渡
・パスカードを2枚以上所持する事


◉持ち込める物
・40〜60枚のメインデッキ
・0〜15枚のエクストラデッキ
・支給されたDUEL GEAR
・支給された決闘盤






















遊戯王 Ph.X DRAW:５８
《クロス・デュエル》




















〜予選会場・湖エリア〜







少女「ーーーその燃え盛る翼を以って、地へと舞い降り“強さ”を示せっ！
恒星を司る太陽の神！『マスター・ヒュペリオン』！！」［ATK 2700］



少女「〝サン・バースト・ディザスター〟！！」



男「…ぐふっ…ぁあぁあっ！！」【LP 1200→0】




少女「……ふぅ、一体これで何人目……？」



少女ーーー桜庭結維は表情が分からないくらい深めに被っていたパーカーのフードを脱ぎ、呆れたように言う。




結維「…これじゃあせっかく場所がわかってもパスカードまでたどり着けないじゃないの」


肩まで届く丸いラインのショートカット。前髪はピンで止めており、少し幼さの残る赤縁の眼鏡の奥からは瑠璃色の瞳が覗かせている。
そして何より目立つのは、彼女の左腕。それは義手だった。

その義手の手首らへんをきゅっと掴んで、どこか寂しげな顔で結維は言う。


結維「…でもこれも、私と、和泉の為だ。頼りないソロデュエリストさんが負けちゃっても良いように、私が頑張らないと」





〜数日前〜




結維「…ねえ、ソロデュエリストさん」


結維は火群の部屋の窓からひょこっと顔を出して、デッキ構築中の火群に声をかける。


火群「うわっ！ ビックリしたぁっ！ なんすか結維さん！ ってかその呼び方はやめてくれって何度も……」


結維「…私WDCS出るから、よろしく」


火群「……へ？ なんで？」


結維「…馬鹿ですね、私だって参加権利持ってるって言ったじゃないですか。それにあなたが負けてしまっても私が優勝すればあなたの願いも叶う」


火群「それもそうなんだけど、そうすると結維と和泉の主人格はどうなっちまうんだよ」


結維「…私より和泉の方がこの世界に欲されている。私が優勝した場合は、“対話”の権利を和泉に譲るわ。これは約束」


火群「…えっと、でもそしたら、クラース達にはどう説明すんだ？」


結維「…和泉の名前で私が大会に出るから問題ないです。会場まではあなた達と和泉は一緒に行って、開催に伴って私と和泉が入れ替わって和泉は観客席に行くの」


火群「なるほどな。じゃあそれで頼むよ」





〜〜〜




結維「ーーーという事で、和泉と入れ替わりで予選に参加した訳ですが……この時代の人間は正直手応えがないのね。拍子抜けしました」



結維「……あっ、パスカードみっけ」


結維は茂みに隠れていたパスカードを拾い上げた。


結維「……？」


つもりだった。
が、たかがカード１枚なのに持ち上がらない。
まるで向こう側からも引っ張られているようなーーー




結維「……あ、あの」



少女「……な、何かしらぁ…？」


パスカードをしっかりと掴むゴスロリを身に纏った少女は不機嫌そうに返事をする。


結維「……その手をはなしてもらえませんか？ そのパスカードは私が最初に見つけたものです」


少女「…ぬわんですってぇ？ それはこっちのセリフよ！」


結維「…キャンキャンやかましいですね…。じゃあデュエルで勝ったほうがこのパスカードを手にするというのはどうでしょう」


鈴華「望むところよ！ このわたくし、『西蓮寺 鈴華(さいれんじ すずか)』が軽く捻って差し上げますわ！」



結維「…♪ 決まりね。私は『桜庭 結維(さくらば ゆい)』。よろしくお願いします」




「「決闘！！」」








〜予選会場・反帝アリーナ2F廊下〜



明日人「…ふぅ、最初に飛ばされたのが室内で良かったぜ。森ん中とかに飛ばされてたらどっから襲われるかわかんないからな…っ！」


明日人「なんにせよ、パスカードは手に入ったし、後はセントラルホールに向かうだけだ！」






〜予選会場・山岳エリア〜


栗須「いっけええ！ 始祖神鳥 シムルグでダイレクトアタックだ！！」



男「ぐわぁああぁあっ」【LP 2000→0】





栗須「っしゃああおらぁあっ！ どーだ見たか俺の実力をぉ！」



栗須（…見てろよ火群、クラース。俺だっておめえらには負けねぇ…っ！）




〜セントラルホール・観客席〜



和泉「…みんな順調に勝ち進んでるね…！ この様子なら心配ないかな？」


千愛「…ええ、そうね」


和泉「？ どしたの千愛ちゃん」


千愛「…市瀬 火群が決闘に勝利してからもう30分以上立つけど、そろそろパスカードを手に入れてセントラルホールに着いててもおかしくないと思うのよね」



和泉「…むむ、確かに。火群くん、意外と方向音痴だから心配だなぁ」







〜予選会場・森林エリア〜




火群「あかん」




ニクス『火群…っ？』



火群「お腹痛い」



ニクス『おいいいぃいいいぃいいい』




火群「うごおおおぉおおおぉおお」


火群「やばいやばいやばいマジで！ ぜってーあの和泉の弁当だよこれ！」


ニクス『だろうな。無理するからこうなるんだ』


火群「仕方ないだろぉ……和泉がせっかく作ってくれたんだぜ…？」


ニクス『じゃあこの際だから言うが、左腕しかない和泉がどうやってあんな綺麗な形のおにぎりを作れたんだ？』


火群「あ、、確かに……ってことは…」


ニクス『あの料理を作ったのはほとんど千愛だぞ』


火群「」


ニクス『ちなみに結維も手伝ったそうだ』


火群「…ダメじゃねえかああ！ そりゃぁあんな人間には到底作れないダークマターが生成されるわけだわ！ 人外の手が加わっているんだもの！」


ニクス『そんなに騒ぐな。悪化するぞ』


火群「うごごごぉおお」


ニクス『常備薬はロッカーに預けてきてしまったからな……さてどうするか…。今デュエルの申し込みをされたらまずいぞ…！』



火群「…あぁ……どんな病気も治ると言われる、女性の胸部の果実を口にする事ができれば、きっと治るだろう…」



ニクス『む、そうか……やむを得ん。
その…あれだ。……敏感、だ、から……優しく、頼むぞ…？
ーーーってアホか！』


ずいぶんとノリノリだ。


火群「…ちぇー」


ニクス『……ったく』



火群「……やばい」



ニクス『…今度はどうした』



火群「………漏れそう」



ニクス『………』


火群「………」



ニクス『引いたーり〜満ちたーり〜 心〜の〜波〜が〜 わーた〜し〜を〜さらうーの〜♪』


火群「やめろその曲を歌うんじゃない。色々と後で謝らなきゃいけなくなるから」



ニクス『……と、とりあえず、セントラルホールに向かう事が最優先だ。ゆっくりでいいから行くぞ、火群』



火群「…森の中だし、最悪その辺でするって事も……」



ニクス『早まるな。ここは反帝アリーナの敷地内だぞ』








〜予選会場・湖エリア〜




◉TURN:０３◉


結維【LP 8000】
場:なし
手札:なし


鈴華【LP 4300】
場:『天魔神 インヴィシル』●魔法無効
手札:なし




鈴華「ーーーあらあら♪ 先程までの威勢はどうしたのかしら？」


結維「…くっ…！」


結維（ライフに傷一つ付いていないとはいえ、ちょっとマズイかな…）


結維（先攻取られた挙句、名推理からのファンカスノーレラスを許してしまうなんて…！ おまけに返しで引いたヒュペリオンも天魔神エンライズに除外されてしまった…）


鈴華「…ここからはジワジワといたぶってあげますわ！ インヴィシルでダイレクトアタック！」



文字通りガラ空きの場では守るものも無く、インヴィシルの攻撃が結維へと炸裂する。


結維「…きゃぁああっ！！」【LP 8000→5800】


鈴華「私はこれでターンエンドよ♪」



◉TURN:０４◉


結維「私の…ターン！ ドロー！」[手札 1]




結維（……死者蘇生……！ 強力なカードだけど、光属性天使族をリリースして召喚したインヴィシルの前では魔法カードは役に立たない……おまけに肝心のヒュペリオンが除外されているんじゃね…）



結維「…ターンエンド！」



鈴華「ふふふ♪ 常にトップ解決を強いられる気分はどうかしら」


◉TURN:０５◉


鈴華「私のターン！ ドロー！」[手札 1]


鈴華「このままバトルよ！ インヴィシルでダイレクトアタック！」



結維「くっ……っぁあああ！」【LP 5800→3600】





鈴華「ターン終了♪」



◉TURN:０６◉



結維「……っ」


鈴華「あらあら♪ 怖い顔しないの。牛乳飲んでる？ 牛乳飲まないと胸も成長しないわよ」


胸を張りながら甲高い声で鈴華は言う。
だが最後の一言がまずかった。


結維「………」


鈴華「…あら？」



結維「……んなこたぁ言われなくてもわかってらぁ！ 私のターン！ ドロー！」[手札 ２]



結維の目は涙で潤んでいる。
相当気にしていたらしい。


鈴華「…なっ何も泣かなくてもいいじゃない！」


結維「うっせえオバハン！」


鈴華「オバ……！？ 私まだ14歳ですわよ！？ 中学2年生っ！！」


結維「その喋り方と頭に付けた大量のチョココロネが歳食ってみえんのよ！
第一ゴスロリと全然合ってないし！
カードを１枚伏せてターンエンド！」



鈴華「なっ…！？ チョココロネですってぇ〜！？ 私の巻き髪を馬鹿にしてぇ〜…っ」



◉TURN:０７◉


鈴華「私のターン！！ ドロー！」[手札 2]



鈴華「…私は墓地の光属性モンスターと闇属性モンスターを除外し、このカードを手札から特殊召喚！ 来て！『カオス・ソーサラー』！！」[ATK 2300]



結維「…っ！」



鈴華「…さあこれで終わりよ！ まずはインヴィシルで攻撃！」




結維「…くぅぅ…！！」【LP 3600→1400】



鈴華「…続いてカオス・ソーサラーで攻撃よ！！」


インヴィシルの攻撃でよろめく結維の元へ、ソーサラーの容赦ない追撃が襲いかかる。

だが結維の目はその先の鈴華をじっと見据えたまま離れない。



結維「…まだ…、諦める……もんですか！！
伏せカードオープン！『奇跡の降臨』！！」


鈴華「…ぬわんですって！？」



永続罠
ゲームから除外されている自分の天使族モンスター１体を選択し、
自分フィールド上に特殊召喚する。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。


結維「…あなたが除外してくれたおかげで出す事ができる！ 感謝するわ！
ーーーその燃え盛る翼を以って、地へと舞い降り“強さ”を示せっ！
恒星を司る太陽神！『マスター・ヒュペリオン』！！」［ATK 2700］



鈴華「…ぐぬぬ…！ またしても…！ カオス・ソーサラーの攻撃を中断！ ターンエンドよ！」



◉TURN:０８◉


結維「…私のターン！！ ドロー！」[手札 2]


結維「私は手札からフィールド魔法『天空の聖域』を発動！」


鈴華「…フィールド魔法…？」


結維「まずはその邪魔なインヴィシルに消えてもらいます…！ マスター・ヒュペリオンの効果発動！ 墓地の天使族ーーー『神秘の代行者 アース』を除外し、インヴィシルを破壊する！〝プラネット・シュート〟！！」



ヒュペリオンの周囲を回る小惑星が一つ、インヴィシルに向かい飛んでいき、その腹部を貫く。

鈴華「くっ…！」

結維「そしてこの効果は、天空の聖域が場にある場合一ターンに二度まで使用する事ができる！」

鈴華「！」

結維「墓地のオネストを除外し、対象はカオス・ソーサラー！！」

今度はソーサラーに向かい小惑星を一つ打ち飛ばす。

鈴華「いやぁぁんっ！」


結維「…やっとガラ空きになった」

鈴華「…な、何する気よ…！？」


結維「わかってますよ？ これが欲しいんでしょう？」


結維は残り１枚の手札である『死者蘇生』をぴらぴらと鈴華に見せながら言う。
結維の目は完全にドSモードだ。


鈴華「ひぃっ！ …死者蘇生…！ そそそれをどうするつもりなのよ…っ！」


結維「わかってるくせに…♪ これを今からデュエルディスクに差し込んで発動し、貴方の墓地のカオス・ソーサラーを対象に取るに決まってるじゃない…？」


鈴華「…や、やめて！ そんなことされたら私のライフが…！」


結維「だーめ…♪ あなたの墓地のカオス・ソーサラーを対象に、死者蘇生を発動！」


鈴華「ひぎぃっ！」


結維は鈴華の墓地に手を入れ、下から順に確認していく。


結維「…む、あなたの墓地……意外と緩いのね。やることはやってるって感じ？」


鈴華「…ひうっ！！ っや、やだっ！ そんなとこ……弄らないで…っ！」


結維「初手の名推理で墓地へ送られたカードがこんなに溜って……！ どう？ デッキの中身をほぼすべて見られる気持ちは…？」


鈴華「…う…っるさいですわね…！ あんたみたいなぺったんこに…っ誰が負けるもんでs…」


結維は鈴華の墓地からカオス・ソーサラーのカードを勢いよく引き抜く。


鈴華「ひにゅぅっ！！」


結維「…いたいた…♪ カオス・ソーサラー復活…！」


鈴華「…い、いやぁ…っ」



結維「カオス・ソーサラーでダイレクトアタック」



カオス・ソーサラー[ATK 2300]



鈴華の目の前にそびえ立つソーサラーが、むくむくとその力を増幅させていく。


鈴華「…や、やめ…っ！ そんな大きいのくらったら…！ いやぁあああぁ！！」


鈴華の叫びも虚しく、ソーサラーの攻撃が炸裂する。


鈴華「…やぁああぁあっっ！ 痛いっ！ 痛いっ！ もうやめてぇえええっっ！」【LP 4300→2000】


そして次はその後ろに待ち構えていたヒュペリオンの番だ。



マスター・ヒュペリオン[ATK 2700]



鈴華「…ひっ！！（さっきのより……大きい…っ！ あんなのをくらったら…私……どうなっちゃうのかしら……っ）」


ヒュペリオンが攻撃しようと構えたところで、結維が片手でヒュペリオンを制止する。


鈴華（ーーーえっ！？）


鈴華（嘘…？ 止めちゃうの…？ どうしてーーー）


結維「…そんなにやめて欲しいなら止めてあげますよ。これで私のバトルフェイズを終りょーーー」


鈴華「…待って！！」


結維「…ん？ どうしたのですか？ 自分の口で何が欲しいのか言ってみて？」


鈴華「……っ！！ べっ、別に…！ 何も……っ」


結維「…じゃあ止めますよ？」


鈴華「…いやっ！ …っっと…その…っ、………が、……いです…」


結維「聞こえませんねぇ。もっとハッキリ言ってください」



鈴華「〜〜〜っ！」





鈴華「ーーーダイレクトアタックが欲しいのおぉぉぉっっ！！」




結維「よく言えました」



鈴華「はうううぅぅぅんっっ！」【LP 2000→0】








＊





鈴華「……あぅう…もうお嫁にいけないですわ…」



結維（……あれ？ 私、勝ったの…？ なんか途中から記憶が曖昧なんだけど）


鈴華「…桜庭結維！！」


結維「…えと、なんでしょう」


鈴華「……この借りはいつか必ず返しますわ！ それまでせいぜい、墓地を洗って待っていることね！！」


鈴華はそう言い残すと、よろめきながらも早足でその場を去っていった。



結維「…え、ええ。（…墓地を洗う？ 局地的大ハリケーンでも使えってこと？）」


結維「…まあともあれ、これでパスカードも手に入っ………あれ？」


周囲を見渡すがーーー無い。
まさか鈴華が持ち逃げしたのでは無いかと思った結維が追いかけようとした瞬間。



少女「…あの、なにか探し物ですか？」


少しオドオドしたような少女の声。
結維が慌てて声のした方を振り返るとか目が隠れて見えないくらいの前髪の少女が立っているのがわかる。
そしてその手に大事そうに握り締められているのが、つい数分前までこの辺りに落ちていたNo『１４』のパスカードであるのも確認する。


結維「…」


雫「…はわわ…っ、どうされました？」



結維はうつむきその場にぺたんと座り込む。


雫「はわわわーーーっ！？」


結維「…さっきの決闘は一体なんのために……」











予選終了まで、残り
『1時間52分』







＊



〜予選会場・森林エリア〜



そこでは、謎の人物と少年との決闘に決着がつこうとしていた。



？？「………でダイレクトアタック！！」



少年「うわぁああぁあっ！！」【LP 1500→0】


デュエルに負けた少年の決闘盤は炎に包まれ、爆発した。


少年「え？」


？？「…っかしいな。なんでお前じゃなくて決闘盤が爆発してんだ。
まぁいいか、弱え奴はとっとと失せな」


少年「…ひいいぃいい！！！」


少年は何が起こったのかわからないまま、逃げ去った。
その様をみてローブを羽織った謎の人物は笑みを浮かべる。
そして背の高い木の上に飛び乗り、次の獲物を探すかの様に遠くを見渡す。



？？「次のターゲットは……、あそこの腹を押さえてうずくまっている黒髪のガキにしよう。狙いやすいやつから狩る、それが俺のモットーだからなァ…っ！」




ーーー終焉が、迫る。











To Be Continued…






〜おまけ〜



. . 人人人.人人人.人人人.人人人.
＜教えて！ スッキーせんせー！＞
. . Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y



◉このコーナーは、読者のみんな(少数)から寄せられた質問(多分無い)に、『美 好先生(以下スッキー先生)』が一刀両断！ 快刀乱麻の回答をしていくコーナーだ！
質問が無い場合は、キャラ紹介や自問自答をしていく痛々しいコーナーになるから気をつけな！(ドン☆)
＊質問をいただいた時点で、本SSに載せる事を承諾したものと見做します。あらかじめご了承ください。
匿名希望の場合は言ってくださいね！



質問待ってるぜ！！(切実)





好「…さあ、今日は久々に質問が届いているぞ。から揚げさんどうもありがとう！(≖ω≖`)

好「ちなみに今日のゲストは……」


ニクス「私だ(/廿V廿)乙


好「では早速質問に答えていこうじゃないか(≖ω≖`)


ニクス「３つ届いているので順番に答えていこうか(/廿V廿)乙



1女性キャラ全員のスリーサイズを教えてください！



好「…これまた定番な。というか以前にもあったな」

ニクス「まあそれだけ需要があるという事だろう」


好「確かに、前回から女性キャラも増えてはいるしネ」


ニクス「…というわけで、もう一度晒すのは多少恥ずかしいが……行くぞ！ どんっ！」


桜庭 和泉 ((౪ワ౪✿))
身長:148m
体重:36kg
B:71
W:52
H:73
・ヒロインを掛けたメガネとか言わない


桜庭 結維 ((౪ - ౪✿))
身長:148cm
体重:36kg
B:71
W:52
H:73
・二律背反で惑う感情 どっちだろう わからない


美 好 (≖ω≖`)
身長:177cm
体重:64kg
B:88
W:59
H:85
・出番ちょーだい


ガルドニクス (/廿V廿)乙
身長:175cm
体重:62kg
B:87
W:58
H:88
・鋼メンタルの持ち主


闇口 千愛 (V_廿rz)
身長:154cm
体重:45kg
B:76
W:55
H:79
・決闘解説なら任せて


白河 優香 从●ワ●,,从)
身長:168cm
体重:56kg
B:85
W:59
H:89
・『戒めの斬波』の完結編はもうちょっと待って下さい。


柏木 瑞希 /从,,^ワ^从
身長:170cm
体重:59kg
B:84
W:57
H:83
・謎多き先輩


柏木 雫 ((从从,))
身長:146cm
体重:40kg
B:74
W:54
H:75
・はわわ…っ！


西蓮寺 鈴華 そ(廿- 廿,))そ
身長:150cm
体重:42kg
B:79
W:57
H:81
・今話の犠牲者




好「…こんなとこだネ！ 女性キャラは今後また増えていくのでまた晒し要望送ってくれてもいいからネ」


ニクス「それでは次の質問いってみよう」



2強制脱出装置について、どう思っていますか？



ニクス「これは色んな決闘者に聞いてみたぞ。ちなみに私は『大嫌い』のひと言に尽きる」




〜〜

和泉「強制脱出装置といえば、フリーチェーンで場のモンスター1体を持ち主の手札に戻してしまう通常罠カードだね…！」


火群「…使う分には便利なんだけど、フリーチェーンで表裏関係なく手札バウンス出来るのは使われたら厄介だよな…」

明日人「…俺のデッキは始動のロンファギガプラに打たれない限りは、ティタニアルやポリノシスでなんとかなりそうだけど、火群の場合はきつそうだな…」


火群「…孤島を毎回引けてればいいんだけど、そうもいかないしな」


戒「…いいカードではあるが、開闢の使者のように手札から特殊召喚出来るモンスターには打ちづらい。下級モンスターに打っても再利用されたり手札コストにされたりするから、なるべくはエクストラデッキから出てきたモンスターに対して打ちたいカードだな」


栗須「一応自分のモンスターも戻せるぜ！ 使いどころは限定されるけど！」


火群「…とりあえず俺は破壊以外の除去は嫌いです(我儘)」


明日人「つ奈落の落とし穴」


戒「つ破壊竜 ガンドラ」


火群「一応破壊を介するけどあんたらはダメ！！」




〜〜



好「バウンス除外アレルギーの市瀬の未来はどっちだ。
って事で次が最後の質問！」




3他に巨乳キャラは、出ますか？



ニクス「…これまた直球だな…」


好「結論から言うと、出るよ(≖ω≖`)」


ニクス「何…！ 作者とは、貧乳好きの変態の事では無いのか…！？」


好「確かに貧乳好きの作者の事だ、これからも貧乳女子を多く出すだろう。だが、巨乳にも一定の需要があるという事も流石にわかっている」

ニクス「ほう」


好「まあ気長に待っててネ」


ニクス（これ以上巨乳が増えるとなると、私の立場が…！）



好「…という訳で、今回はあたし『美 好』と！」


ニクス「『ガルドニクス』でお送りしました」



『次回も質問待ってま〜す！』









《次回予告》





次回、『遊戯王Ph.X』
DRAW:５９ 動き出す終焉



ーーー燃え上がれ、決闘者魂。