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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第128話:白紙のカード

第128話:白紙のカード 作:光芒





「綾香―――! 助けて―――! 綾香―――!!」

 綾香は暗闇の中にいた。ここはどこだろう、と考える前に何処からか自分の名前を呼ぶ声が聞こえた。声の主はわかっている。

「遊希!? 遊希! どこなの、遊希!!」
「綾……たすけ……香……!!」

 ずっと先に涙を流しながら助けを求める親友の姿があった。

「遊希!! 遊希―――!!」

 竜と一体化したかのような格好をした少女によって連れ去られそうになっている遊希を助けようと綾香は必死に追いかける。もう何分全速力で走っただろうか、全く追いつくことができなかった。自分の目の前で遊希が、大好きな親友が助けを求めるのに自分には何もできないのか。

「あなたは……無力なんですよ」
「っ!」
「無力なあなたにお姉さまを守ることなどできない。お姉さまを守ることができるのは―――世界に1人。この私だけなんです」
「待って―――遊希! 遊希を返して―――!!」

 果ての見えぬ闇の向こうに遊希は消えていった。





















「―――遊希っ!!」 

 次の瞬間、綾香は思い切り起き上がった。しかし、あまりにも思い切り起き上がったため、二段ベッドの上に頭をぶつけてしまった。その痛みから今まで見ていた光景が夢であることに感づく。

「いてて……」
「綾香さん!? 大丈夫ですか?」

 傍に座っていた詩織が綾香が目覚めたことに気が付いて駆け寄ってきた。綾香はぶつけた頭を抑えながら大丈夫、と詩織を制する。綾香はずっとうなされていたようであり、留守番をしていた詩織が汗を拭いたりしていたのである。

「大丈夫……ってあれ私いつ寝たんだっけ……」
「……」
「ったく、嫌な夢見ちゃった。遊希がどっかに連れてかれちゃう夢とか……シャレになってないったらないわ。ねえ、遊希!」

 綾香はベッドから飛び降りると、そのまま二段ベッドの上を覗いた。遊希なら「変な夢見ないでよ、気持ち悪いわね」と毒を吐きながら苦笑いを浮かべるだろう。
 しかし、その場所に遊希の姿はなかった。前の日の朝に綺麗に畳まれた布団が置かれている。こういうところはしっかりしている遊希である、きっとずっと早く起きてもうとっくに朝食を取るなり出掛けているなりしているのだろう。

「えっと今は……げっ、もう朝の9時じゃん。寝坊しちゃったー……遊希はどこ行ったんだろう。詩織知ってる?」
「綾香さん……」
「あの子ああ見えて早起きなのよね、見た感じ朝苦手そうなのに。私も早く起きて着替えて食事にしよっと。遊希に怒られちゃう」
「綾香さん!!」

 珍しく声を荒げた詩織はベッドから降りようとする綾香の肩を抑える。綾香の眼に映る詩織の顔は今まで見たことのないような顔をしていた。

「遊希さんは……いないんです。もう……」
「……あっ、そっか……そうだったね」

 綾香は遊望によって遊希が連れ去られた直後、そのまま気を失って倒れてしまったのだ。精霊のデュエルによる精神・肉体の疲労に遊希が拉致されたというショックが追い打ちとなっていたようであり、今の今まで眠ったままであった。

「あれ……夢じゃなかったんだ。ははは……」

 夢の中で感じた無力感は決して夢ではない。自分にもっと力があれば遊希を救えたかもしれない。綾香の中にはまるで湧き水のように次から次へと後悔の念が噴き出してくる。自分の心の中にそれを留めようとした綾香であったが、無意識のうちにその思いは涙となって外へとこぼれ始めていた。

「詩織……私にもっと力があれば……遊希を守れたのかな……」
「それは……」
「友達が助けを求めていたのに……助けてあげられなかった私は……いったいなんなんだろうね……」

 虚ろな眼をして後悔と無力感をかみしめる綾香。そんな綾香に気の利いた言葉の一つもかけることができない詩織自身もまた無力感に苛まられていた。

「……ところでさ」
「は、はい?」
「千夏は? あの子の姿が見えないようだけど……」
「千夏さんはエヴァさんと一緒に校長室の方へと向かわれました」
「パパのところに? なんで?」
「……エヴァさんが……いや正確に言うとエヴァさんの精霊さんでしょうか。遊希さんを助けられるかもしれない……と」













 綾香が目覚める10分ほど前。校長室には竜司、ミハエル、千夏、エヴァの4人がいた。昨日の夜、エヴァが眠りにつく前にスカーライトが話していたことを実践するためである。
スカーライトはこの中で唯一遊望、そして超銀河眼の時空龍と対峙した“精霊”である。そんな彼女の脳裏には遊望の言い放ったある言葉が焼き付いていた。

―――このワームホールは人間界と精霊界を繋ぐもの。No.のような選ばれた者だけが開くことのできるのです。最も、お姉さまの光子竜やエヴァ・ジムリアのレッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライトでも開けないことはないとは思いますが……うふふっ

 人間界と精霊界を繋ぐワームホール。「No.のような選ばれた者だけが開くことができる」、と遊望は言っていたが、それと同時に彼女は光子竜やスカーライトでも開けないことはない、とも言っていた。
 だからと言って自分1人でそのワームホールを開くことなどできるはずもない。それでも自分と光子竜が力を合わせれば、いくらNo.でないとしてもそれに比肩する力を精霊同士の共鳴で生み出せるのではないか、と考えたのである。

「ではスカーライト、お願いシマス」
―――わかったよ。

 遊希の落としていった忘れ形見であるデッキおよび銀河眼の光子竜のカードをエヴァが握りしめて強い念を送る。エヴァは光子竜の正式な所持者ではないため、遊希ほどその力を出せるかどうかはわからない。
 それでも同じ精霊使いなのだから、自分の精霊を介しさえすれば他人の精霊である光子竜とコミュニケーションを取ることくらいならできるはず、と踏んだのだ。
 
「持ち主がいないのに精霊との交信などできるのか……?」
「できるできないの話ではない、かな」
「そうね。まずはやってみることが大事よ!」

 千夏からのエールを受けてエヴァはその思いを無駄にしないために、とより集中力を増していく。そして自分の意識の半分がスカーライトに宿らせるかのごとく祈りを捧げた。

―――さーて、到着。

 そんなエヴァの思念を通じてスカーライトは光子竜の住まう精霊世界へと到達した。スカーライトの世界は灼熱のマグマが吹き荒れる炎の世界だったのに対し、光子竜の世界は満天の星空が輝く美しくも青い冷たい世界だった。
 銀河眼の名を持つということもあって、ある程度は予想のできていたスカーライトであったが、自分の住まう世界とは180度違う壮大な宇宙空間に度肝を抜かれるところだった。しかし、今自分がすべきことは光子竜の世界に心奪われることではない。まずはこの世界において光子竜を探し出すことだった。

―――光子竜! あたし、スカーライトだよ! どこにいるのよ、出てきなさいよー!

 スカーライトは初めて光子竜と出会った時のように彼の世界で光子竜の名前を呼んでみる。そんなに大声を出さなくともこの静寂の世界でなら聞こえるだろう、と言われても仕方のないレベルの大声を彼女は腹の底から出していた。
 それでもそんな光子竜から返答はない。ほのかに光子竜というか精霊が出す特有の微弱な力を感じるため、この世界にいないというはずはないのだけれど、と思ったスカーライトは空を飛んで周囲を散策してみる。数分ほど飛んだ頃であろうか、スカーライトは光子竜を発見した。

―――あっ、いた。おーい、光子……!?

 スカーライトは言葉を失った。光子竜は巨大な青い水晶の中に閉じ込められていたのである。生命反応は感じるため、死んでいるわけではないのだが、いつものような力強さがそのドラゴンにはない。
 光子竜は遊望、そして時空竜との戦いに敗れ、傷ついただけではなく、依代としていた遊希とも離れ離れになってしまった。そのため遊希から精霊として自立できるだけの力を得ることができなくなっていた。
 今その水晶の中で眠る彼は良く言えば休息、悪く言えばいつ目覚めるか分からない永久の眠りについてしまっていると言ってもいい状態なのである。スカーライトはその水晶体に対して炎を吐きつけてみたり、尻尾を叩きつけるなど多少乱暴ではあるが、自身のエネルギーをぶつけてみた。同じ精霊のエネルギーだけあってまったく効いていないというわけではないものの、光子竜を目覚めさせるには力不足は否めない、という状態であった。

―――あたしだけの力じゃ無理か……あーあ、せめてもう1体。誰か精霊がいてくれればなぁ……

 無力感に苛まれたスカーライトは「火つけたりぶったりしてごめんね」と眠っている光子竜に謝ると、光子竜の世界を後にした。目的こそ果たせなかったが、何の成果も無かったわけではない。ここからは人間たちの出番である。

―――戻ったよ、エヴァ。
「スカーライト! どうでしたカ?」

 スカーライトのカードを右手に持ったエヴァがカードに話しかける。その様は事情を知らない者が目撃したらかなりシュールな光景であった。

―――ごめん、光子竜を見つけたことには見つけたんだけど……なんか力が足りないのか眠っちゃっててさ。あたしだけの力じゃ起こせなかったよ。
「そうでしたカ……ありがとうございマス。スカーライト」
―――でもあたしわかったことがあるよ。
「わかったこと? 何デスカ?」
―――あたしだけの力じゃ無理だったけど、もう1体。もう1体だけ精霊の力があれば光子竜にパワーを分け与えることができるんじゃないかって思う。
「もう1体の精霊……」

 エヴァがスカーライトから聞いた話をそのまま千夏、竜司、ミハエルに伝えた。その話を聞いた3人は思わず天を仰いだ。
 光子竜を目覚めさせることはできるかもしれないが、その前提条件があまりにも厳しすぎるのだ。精霊はこの世界の生き物のように簡単に誕生させることはできず、そもそも精霊は何のために、何処から来て何処へ行くのかということすらわかっていない謎多き存在である。
 精霊の存在を確認させられる神話こそ世界各地にあれど、精霊を生み出し人間がコントロールする術などが書かれた史料など見つかっておらず、それこそ精霊をその身に実際に宿す遊希やエヴァですらも精霊というものの正体をはっきりと掴めていないのだ。今ここから新たな精霊を見つけ出すということは例えていうならば、世界最大の砂漠であるサハラ砂漠の砂1粒1粒の中から小さなダイヤモンドを探し出すことより難しいことであろう。

「そんなぁ……じゃあ遊希は一生取り戻せないってことなの?」
―――最悪のケースではそうなるかもね。でもあたしだって精霊の端くれだよ。あたしも光子竜や時空竜みたく自分の力をより高めて精霊としても強くなってみせるよ。
「千夏サン、スカーライトも頑張ると言っていマス。私たちが諦めてはいけまセン!」
「エヴァ……そうよね! 私たちが諦めちゃったら台無しよね!」

 千夏とエヴァが固く握手を交わす脇で、竜司とミハエルはそれぞれ電話とパソコンを手に取っていた。自分たちに精霊を操るだけの先天的な力はない。しかし、そんな自分たちであっても大人として、デュエリストとしてできることがある。

「校長、私はインターネットで情報を集めます」
「お願いできますか。私はI2社へと連絡を取ってみます。精霊の有無に限らず、何か怪しいカードを見掛けなかったかと聞いてみます」

 藁にも縋る、この表現がこれほど当てはまるケースはないだろう。そんな気持ちで竜司とミハエルは情報収集に努めた。


「えっ?」


 I2社日本支社からそんな竜司に連絡が来たのは情報収集日から3日後だった。I2社は世界中に支社を持っており、海馬コーポレーションの本社がある日本支社はアメリカ本社に次いだ第2の規模を持つ支社である。
 I2社ではカードを制作する際、創設者であるペガサス・J・クロフォードのノウハウを受け継いだ優秀なデザイナーたちがカードをデザインし、そのイラストを元にカードの名前や効果、レベルや種族などを制定する。そして最終的にはI2社の技術の粋を集めた特殊なプリンターでカードを印刷するのだ。
 そんなI2社がいつものようにカードを制作するにあたり、そのプリンターに白紙のカードを通していたところ、1枚だけ印刷されないカードがあった。機械の故障か紙の質が悪いのか。企業担当者は何度もプリンターにそのカードを通してみたが、何度通してもその白紙のカードにはイラストや文字が印刷されなかったのである。

「何度プリンターを通しても印刷できないカードですか。確かに怪しいですな」
「ああ。賭けてみる価値はあると思う」

 I2社に連絡を取ったところ、その日のうちにそのカードは竜司たちの下に届いた。同行したI2社のカード制作責任者立ち合いのもと、竜司たちはエヴァにそのカードを渡した。エヴァとスカーライトならそのカードが本物か紛い物かを見分けることはできるはずだ。しかし、そんな竜司たちの仄かな期待は裏切られる。

「スカーライト、どうデスカ?」
―――ごめん、あたしにはわかんないや。なんかモヤモヤするんだけど……

 頼みの綱のスカーライトでもわからないとなるとそのカードはただのエラーカードという可能性が一気に高まった。しかし、スカーライトの感じるモヤモヤ感が真実ならばそれをゴミとして処理するわけにはいかない。
 結局そのカードはしばらく竜司たちによって管理されることとなった。エヴァから話を聞いた綾香たちはそのカードを一目見たい、と校長室へとやってきた。ガラスケースに丁重に飾られた白紙のカードを少女たちはじっと見つめていた。

「これがそのカード?」
「ハイ。何回プリンターを通しても印刷できないそうデス」

 そのカードの真偽はいざ知らず、カードをプリンターで印刷している、という事実に千夏と詩織は驚くばかりだった。

「そういうプリンターを通すから傷つきにくかったり水に強かったりするのね」
「人間の技術力は凄いですね」
「でもそんな技術力をもってしても解明できないのが精霊なのデス」

 談笑する3人を余所に綾香はそのカードをじっと見つめていた。ずっと見ていても白紙のカードに絵が浮かぶ、などというわけはないのに何故か綾香はそのカードが気になって仕方なかった。

(……このカードが精霊のカードだったら……遊希を助けることができるのかな。でも私は何の力もないデュエリストにすぎないし……)
「綾香サン?」
「……」
「綾香サン!」
「ふぇっ!? な、なに?」
「じっとそのカードを見つめて……何かわかりましたカ?」
「……う、ううん。何も……ねえ、このカードがただのエラーカードだったらどうなっちゃうの?」
「恐らく廃棄されてしまうと思われマス」
「そっかー、なんかもったいない気がするなぁ」

 頭の後ろで手を組んで溜息をつく綾香。遊望や時空竜に言われた自分の無力さをますます感じてしまうのであった。

「ところでエヴァさん、ずっと気になっていたのですが……」
「何デスカ? 詩織サン」
「前に遊希さんから聞いたのですが、精霊とは普通に会話できるものなのでしょうか?」

 入学直後、詩織は遊希から精霊についての話を聞いたことがある。遊希によると、精霊は実際に近くにいるわけではないのだが、自分の脳内や心の中でテレパシーのように声が響くという。
 遊希と同じ精霊使いであるエヴァにおいてもそのようで、精神集中をするなどすれば精霊界に意識を飛ばして精霊の姿を見ることができるという。実際ジェームズとデュエルを行った際は遊希とエヴァはスカーライトの世界に飛んでスカーライトそのものとと会話をしている。

「へー、そんなこと本当にあるのね」
「おとぎ話みたいですよね」
「精霊もだいたいそんなものデス」
―――そ、そんなもの扱いなんだ。なんか複雑だなー

 脳内で響き渡るスカーライトの声、当然それが聞こえるのは精霊使いだけだ。

「私も精霊使いだったらカードの精霊と会話できるのになぁ。エアーマンとかアブソルートzeroとかと会話してみたいもん」
「精霊の声が聞こえる人がいるといろいろと便利かもしれませんね」
「……!?」

 千夏と詩織のその言葉に綾香の脳内に電撃が走った。それは遊希が連れ去られたあのデュエルの時である。











―――これ以上の立ち入りは許さん。私とて無碍に命を奪いたくはない。
(……っ!!)
―――遊望。
「ええ。わかっています」













(私が遊希を助けようとした時……私の脳内に若い男の声が聞こえた。あれは……超銀河眼の時空龍の声? 私……精霊の声が聞こえた??)

 そんなことはあるものか、と首をぶんぶん振って綾香はもう1度白紙のカードを見た。

「あれ?」

 素っ頓狂な声をあげた綾香は目をごしごしと擦ってみた。それでも彼女の眼に映るものは変わらない。

「綾香サン?」
「ねえ、エヴァちゃんあのカードだけどさ……」
「……ハイ?」
「……なんか、白紙じゃなくなってない?」
「えっ?」

 エヴァはそのカードを覗き込んでみるが、彼女の眼にはそのカードは白紙のまま映っていた。スカーライトもエヴァと同じようにそのカードを確認してみるが、やはり彼女でもそのカードからは何も感じることはできなかった。

「綾香、何言って……」
「綾香さん、まさか……」

 綾香の眼にははっきりとそのカードに描かれたものが映っていた。カードの名前、イラスト、効果、攻守の値こそまだわからない。それでも他者の眼には白紙のカードにしか映らないそれの別の姿が彼女の眼には映っていた。





「……このカード、シンクロモンスターでレベルは……8」





 綾香の中では戸惑いの感情が渦巻くばかりであった。






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ター坊
綾香…もう遊希の禁断症状が。
そんな中で舞い込んだ白紙の謎のカード。シンクロ・レベル8と言えば…? (2016-06-14 19:12)
Ales(from SP)
白紙の謎カードを強奪……もとい、拝借して来るあたり、竜司さんのさりげない影響力が見られますね。
さて問題は綾香の見たカードですがシンクロ・レベル8。激戦区のカードなので予想し辛いなー(棒読み)

そういえば相手はドラゴン族……竜対策に定評のある《クリムゾン・ブレーダー》くんかな?(すっとぼけ) (2016-06-14 19:55)
名無しのゴーレム
夢オチならよかったんですけどねぇ……現実は非情である。やや共依存気味とも受け取れてしまう遊希と綾香の関係の深さが窺えます。
そんな中、突如現れた一筋の希望の光。レベル8のシンクロモンスター、そしておそらくドラゴン族……なんだ、スクラップ・ドラゴン か(違う) (2016-06-14 22:24)
光芒
諸事情により、これ以降少し更新遅れるかもしれません。申し訳ないです……

>ター坊さん
あのような状況で離れ離れになってしまった以上、綾香が気に病んでしまうのは仕方ないというところもあります。まあそれだけ遊希との絆が強かったということで。
シンクロ・レベル8は激戦区なので明かせるのはここまでです。ただこの小説の基本設定を考えると自ずとそのカードが絞れてしまうかもしれません。

>Alesさん
竜司も竜司で海馬コーポレーションお墨付きの青眼使いデュエリストですからね。現役を退いてもなお日本のデュエリスト界に及ぼす影響力は並々ならぬものがあります。

>そういえば相手はドラゴン族……竜対策に定評のある《クリムゾン・ブレーダー》くんかな?(すっとぼけ)
クリムゾン・ブレーダーは普通に登場しているカードなので精霊のカードではないです、とマジレスしてみます。シンクロ・レベル8で精霊になり得そうなカードとなるとかなり限られてくるはずです。

>名無しのゴーレムさん
遊希と綾香の2人にはそういった関係もあるかもしれませんね。少なくとも遊希は他の3人に比べて綾香には一番心を開いていましたし。そして綾香も綾香でそんな遊希との関係をより大事にしていたのかもしれません。

>そんな中、突如現れた一筋の希望の光。レベル8のシンクロモンスター、そしておそらくドラゴン族

おおっと……鋭い。

(2016-06-15 11:29)
ドクダミ2号
うーん、突如として現れたカードねぇ……。レベル8シンクロ……そして仮にドラゴン族だとしたら、属性は風……おっと誰か来たようだ。 (2016-06-15 18:41)
光芒
>ドクダミ2号さん
君のような勘のいい子は嫌いだよ(殴
お願いしますそれ以上の追及は堪忍してつかあさい…… (2016-06-16 01:18)

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130 第81話:変わらぬ友情 1452 7 2016-03-03 -
106 第82話:集う決闘者 1688 6 2016-03-04 -
131 第83話:小さくたって決闘者 1700 7 2016-03-05 -
96 第84話:決意を秘めた決闘者 1426 9 2016-03-07 -
73 第85話:歩み始めた決闘者 1514 13 2016-03-08 -
114 第86話:真意を告げた決闘者 1568 7 2016-03-09 -
102 第87話:ポンコツ揃いな決闘者 1593 7 2016-03-10 -
61 第88話:とにかく可愛い決闘者・1 1489 10 2016-03-11 -
91 第89話:とにかく可愛い決闘者・2 1530 8 2016-03-13 -
89 第90話:五人五色な決闘者 1434 6 2016-03-14 -
125 遊希たちが4月改訂を語るようです 1466 8 2016-03-16 -
70 第91話:夕刻迎えし決闘者 1370 6 2016-03-16 -
87 第92話:解き放たれた決闘者 1610 6 2016-03-18 -
70 第93話:秘密を打ち明けた決闘者 1733 7 2016-03-20 -
63 第94話:一計案じる決闘者 1253 8 2016-03-22 -
75 第95話:絆深める決闘者 1434 10 2016-03-23 -
73 第96話:矛を交える決闘者・1 1384 9 2016-03-25 -
114 第97話:矛を交える決闘者・2 1309 6 2016-03-27 -
110 第98話:矛を交える決闘者・3 1405 7 2016-03-29 -
70 第99話:矛を交える決闘者・4 1389 7 2016-03-31 -
83 第100話:熱戦の決闘者・1 1366 6 2016-04-02 -
118 第101話:熱戦の決闘者・2 1406 10 2016-04-05 -
77 第102話:熱戦の決闘者・3 1419 11 2016-04-07 -
69 第103話:熱戦の決闘者・4 1372 6 2016-04-09 -
102 第104話:熱戦の決闘者・5 1500 6 2016-04-11 -
94 第105話:熱戦の決闘者・6 1442 6 2016-04-13 -
58 第106話:決戦に臨む決闘者・1 1373 6 2016-04-15 -
115 第107話:決戦に臨む決闘者・2 1439 11 2016-04-18 -
74 第108話:別れの時を迎える決闘者 1441 10 2016-04-20 -
66 番外編前編について遊希たちが語るようです 1469 6 2016-04-21 -
96 第109話:2通の手紙 1552 11 2016-04-23 -
92 第110話:青き眼のアトラクション 1476 6 2016-04-25 -
121 第111話:新時代のデュエル 1425 6 2016-04-27 -
80 第112話:ドラグーン 1341 6 2016-05-01 -
104 第113話:アクセラレーション! 1419 7 2016-05-03 -
105 第114話:熱気溢れしサーキット 1231 6 2016-05-06 -
128 第115話:新たなるブラックフェザー 1288 5 2016-05-10 -
128 第116話:疾走の果てに 1494 7 2016-05-12 -
47 第117話:ノンストップ・ガールズ 1517 6 2016-05-14 -
67 第118話:夏の終わり 1441 9 2016-05-16 -
111 第119話:謎の美少女 1495 4 2016-05-19 -
80 第120話:真・究極 1362 8 2016-05-21 -
54 第121話:遊希の動揺、遊望の微笑 1323 4 2016-05-23 -
58 第122話:聖夜の悲劇 1289 6 2016-05-25 -
51 30000アクセス記念企画を少々。 1213 5 2016-05-27 -
73 第123話:姉として 1330 3 2016-05-29 -
64 第124話:対峙する竜と龍 1368 3 2016-06-01 -
54 第125話:顕現せし遊望の精霊 1403 5 2016-06-03 -
57 第126話:No.(ナンバーズ) 1426 4 2016-06-06 -
101 第127話:届かぬ言葉 1404 7 2016-06-08 -
69 30000アクセス記念企画 1609 4 2016-06-10 -
60 第128話:白紙のカード 1343 6 2016-06-14 -
116 第129話:青空の下で 1235 3 2016-06-17 -
123 第130話:白いドラゴンとの邂逅 1499 4 2016-06-20 -
65 第131話:試練のデュエル 1337 4 2016-06-23 -
60 第132話:第四の精霊 1261 5 2016-06-26 -
106 第133話:舞い降りる閃珖竜 1392 4 2016-06-29 -
61 第134話:親友に託された力 1253 3 2016-07-02 -
96 第135話:涙の誓い 1316 4 2016-07-06 -
96 第136話:次元転送装置 1273 3 2016-07-09 -
91 第137話:新たなる竜星 1428 5 2016-07-12 -
54 第138話:綾香の忘れたもの 1252 4 2016-07-15 -
131 第139話:決闘者たちの選択 1223 5 2016-07-19 -
99 第140話:2人の真意 1282 7 2016-07-24 -
63 第141話:精霊界への旅立ち 1315 4 2016-07-28 -
59 第142話:黒き魔術師と弟子 1258 3 2016-08-02 -
116 第143話:七星将軍の襲撃 1317 3 2016-08-05 -
87 精霊界 登場キャラクター(9/14更新) 1338 0 2016-08-07 -
65 第144話:英雄と炎拳・1 1231 5 2016-08-10 -
70 第145話:英雄と炎拳・2 1204 4 2016-08-14 -
62 第146話:騎士王の覚醒 1214 6 2016-08-17 -
73 第147話:竜姫神と岩の合成獣・1 1285 3 2016-08-21 -
68 第148話:竜姫神と岩の合成獣・2 1251 2 2016-08-23 -
46 第149話:過去への鎮魂歌 1302 7 2016-08-26 -
86 50000アクセス記念企画~短編集・1~ 1325 3 2016-08-28 -
82 第150話:機械の身体に宿る心 1134 0 2016-08-31 -
52 第151話:空を超えて 1104 0 2016-09-03 -
113 第152話:竜と機械の大会戦 1184 0 2016-09-08 -
55 第153話:竜領域のナンバーズ 1208 0 2016-09-13 -
78 50000アクセス記念企画~短編集・2~ 1456 7 2016-09-17 -
102 遊希たちが10月改訂を語るようです 1283 4 2016-09-19 -
78 第154話:望まぬ戦い 1166 2 2016-09-23 -
65 第155話:正しさと過ち 1150 4 2016-09-27 -
55 第156話:少女の決意 1260 2 2016-10-01 -
116 第157話:遊希に起きた異変 1342 4 2016-10-05 -
110 第158話:未知なるデッキ 玻星光 1288 3 2016-10-08 -
110 第159話:玻璃の如く純粋に 1283 2 2016-10-12 -
106 第160話:限界を超えて 1251 3 2016-10-15 -
128 第161話:決戦 1259 3 2016-10-18 -
96 第162話:精神の成長 1231 2 2016-10-21 -
46 第163話:聖なる珖放つ神の竜 1266 4 2016-10-24 -
40 第164話:絆が紡いだ道 1359 6 2016-10-27 -
66 第165話:戦いの終わり 1322 4 2016-10-30 -
58 番外編 Trick or Treat 1197 5 2016-10-31 -
107 第166話:終わりの始まり 1389 9 2016-11-04 -
106 第167話:最期のワガママ 1437 4 2016-11-07 -
117 第168話:声なき再会の誓い 1309 4 2016-11-10 -
89 番外編:11月11日 1198 5 2016-11-11 -
69 第169話:七皇激突 1145 3 2016-11-15 -
48 第170話:怒りに生まれし竜 1121 3 2016-11-17 -
129 第171話:紅き新星竜 1418 5 2016-11-19 -
76 第172話:未来を賭けた戦い・1 1313 4 2016-11-22 -
116 第173話:未来を賭けた戦い・2 1222 3 2016-11-24 -
125 第174話:未来を賭けた戦い・3 1215 4 2016-11-28 -
133 第175話:神の目覚め(修正済) 1226 5 2016-11-30 -
147 第176話:ゴッド・ナンバーズ 1569 5 2016-12-02 -
99 第177話:次元を越える想い 1452 4 2016-12-05 -
138 第178話:天地創造の龍 1445 3 2016-12-07 -
104 第179話:希望への道 1354 3 2016-12-09 -
134 第180話:別れの時 1266 4 2016-12-11 -
104 第181話:少女たちの帰還 1207 5 2016-12-13 -
57 遊希たちが1月改訂を語るようです 1159 7 2016-12-15 -
121 第182話:バースデイ 1411 3 2016-12-17 -
95 第183話:星龍皇覚醒・1 1233 3 2016-12-19 -
102 第184話:星龍皇覚醒・2 1203 4 2016-12-21 -
80 第185話:星龍皇覚醒・3 1117 4 2016-12-22 -
96 番外編:一番のプレゼント 1207 5 2016-12-25 -
117 第186話:星龍皇覚醒・4(修正済) 1315 3 2016-12-26 -
98 星龍皇 設定・カード紹介 1309 0 2016-12-29 -
61 第187話:星龍皇覚醒・5 1211 4 2016-12-30 -
99 番外編:新年 1214 4 2017-01-01 -
75 第188話:星龍皇覚醒・6 1082 2 2017-01-04 -
114 第189話:星龍皇覚醒・7 1206 3 2017-01-07 -
56 第190話:神星龍皇と課せられた運命 1393 3 2017-01-09 -
126 エピローグ:未来 1664 10 2017-01-13 -
91 番外編:2月3日 1162 4 2017-02-03 -
89 番外編:愛と友情のチョコレート 1030 4 2017-02-14 -
78 番外編:桃(色)の節句 1080 4 2017-03-04 -
126 感謝とお知らせ 1255 2 2017-05-04 -
79 番外編:Gift 1107 2 2017-12-25 -
141 ゴブリンと青眼(ブルーアイズ) 1087 2 2018-01-14 -
113 アフターストーリー:星乃 綾香編・1 1744 2 2018-05-24 -
83 アフターストーリー:星乃 綾香編・2 987 2 2018-05-28 -
95 アフターストーリー:星乃 綾香編・3 909 2 2018-05-30 -
122 アフターストーリー:星乃 綾香編・4 1031 2 2018-06-03 -
114 アフターストーリー:星乃 綾香編・5 1076 4 2018-06-06 -
53 アフターストーリー:陽川 千夏編・1 834 2 2018-08-14 -
63 アフターストーリー:陽川 千夏編・2 830 3 2018-08-20 -
103 アフターストーリー:陽川 千夏編・3 863 3 2018-08-23 -
64 アフターストーリー:陽川 千夏編・4 839 2 2018-08-25 -
37 アフターストーリー:陽川 千夏編・5 765 3 2018-08-30 -
62 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・1 904 2 2018-09-01 -
204 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・2 1016 3 2018-09-07 -
94 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・3 739 0 2018-09-09 -
59 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・4 840 3 2018-09-12 -
119 番外編:願う幸福 1419 2 2018-12-25 -

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