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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第126話:No.(ナンバーズ)

第126話:No.(ナンバーズ) 作:光芒







―――銀河眼の時空竜(ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン)!!







「銀河眼……!?」


※No.107 銀河眼の時空竜(ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン)
エクシーズ・効果モンスター
ランク8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
レベル8モンスター×2
???


 遊望がエクシーズ召喚したモンスター、銀河眼の時空竜。そのモンスターを目の当たりにした遊希たちは言葉を失った。
 精霊を扱えない綾香たちですら感じ取ることのできる時空竜から迸る精霊としての力はもちろんのこと、この世界で遊希だけが持つはずの「銀河眼(ギャラクシーアイズ)」の名を持つドラゴン。そして聞いたことのない称号「No.(ナンバーズ)」を持つそのモンスターを前に遊希は動揺を隠せなかった。

「どういうこと……銀河眼って……」
―――私にもわからない。まさか私以外にもその名を持つ者が存在するとは……
「お姉さま……驚くのも無理はないですね。自分しか持っていないと思っていた銀河眼の名前を持つモンスターがもう1体存在するんですから」
「……光子竜は自分以外の銀河眼を知らなかった、って言ってるけど?」
「あら、知らないに決まっているじゃないですか。ねえ、時空竜?」
―――光子竜よ。久しいな、息災なようで何よりだ。

 遊希の脳裏にまた光子竜とは別の者の声が響き渡る。光子竜と同じように若い男性の声で囁くその声の主は遊望の後ろに控える時空竜のものであった。

―――……時空竜と言ったか。私とお前に面識はあるのか?
―――ああ。元々私とお前は同じ主に仕える精霊であり、自分でいうのもなんだが、同じ「銀河眼」として親友とも呼べる存在だった。だが、お前のその頃の記憶は私が抹消した。
―――なんだと?
―――貴様は精霊界で罪を犯した。元々は処断される予定だったが、私は貴様の記憶を消して他の世界へと飛ばした。それが人間の世界だったのだろう。
―――……!?

 それを聞いた光子竜は黙り込む。遊希と初めて出会った時、光子竜は自分が何故、何処から遊希の前に現れたのかを覚えていなかった。幼かった遊希はそれを特に気に留めなかったが、およそ10年の時を経てその真実が明かされたのだ。デュエルの最中ということもあってフル回転していた遊希の頭であっても次から次へと明らかになる事実に混乱して処理しきれずにいた。

「……正直聞きたい事が多すぎて訳わかんないわ」
「答えられる範囲ならお答えしますよ? 例えば……No.(ナンバーズ)とか」

 遊希の脳裏に浮かんだ疑問の1つに銀河眼の時空竜が称する「No.(ナンバーズ)」というものもあった。人間の世界では聞いたこともないモンスターの称号だけあって、普通のモンスターとどう異なるのかというところがおぼろげであったのだ。

「No.(ナンバーズ)。それは精霊界に生きる精霊の中でも取り分け高次の存在のみに与えられる称号です」

 遊望自身もNo.という存在についてはそれほど多くを知らないようだった。それでも彼女は遊希のため、と言って彼女自身が知るだけの情報を話し始めた。
 光子竜や時空竜が生まれ育った精霊界にはデュエルモンスターズの精霊がわかっているだけで数万体は存在する世界であり、人の姿をした者からドラゴンの姿をした者までこの世界における人間と同じように生活している。それでも彼らは人と違ってどんな弱小モンスターであっても特殊な力を持っており、そんな彼らの住む世界を治めるために精霊の中からより高い力を持った精霊が統治者として選出されている。
 そこで選出された精霊が「No.」と呼ばれる称号を与えられ、精霊界全体を統治する「精霊皇」から預かった領土を領主として収めているのだ。No.の称号を持つモンスターがどのくらい存在するのか、いうことに関しては時空竜すらも正確には把握していない。
 ただ、そんなNo.の中でも精霊皇に仕える側近という地位にあるのがNo.101から107の「オーバー・ハンドレッド・ナンバーズ」と呼ばれる時空竜を含む7体のモンスターであり、彼らは精霊皇の下で「七星将軍(しちせいしょうぐん)」として精霊界の政に関わっているのである。

「……また次から次へと新しい存在が出てくるわね。言ってしまえばあんたの時空竜は精霊の中でもより強い力を持つ精霊、ということでいいのかしら?」
「まあ、今のところはそれでいいでしょう」

 光子竜もスカーライトも強力な精霊であることには変わりない。それでも、死んだ人間を蘇らせて新たな身体と命を与えるのだから時空竜の精霊としての力はその2体を遥かに上回っていることはわかった。
 それでも精霊としての力の強さとデュエルモンスターズのモンスターとしての力の強さは無関係であると言っていいだろう。効果こそ明らかになっていないものの、時空竜の攻撃力は光子竜と同じ3000であり、このまま戦闘に入れば光子竜とは相討ちとなり、かつ光子竜はエクシーズモンスターの命ともいえるオーバーレイユニットを奪い取る効果まで持っている。
 そのため戦闘において光子竜は時空竜に後れを取ることはない、それは遊望も知っているはずだ。しかし、遊望の行動は遊希の考えの先を行っていた。

「メインフェイズ1を終えてバトルフェイズに移ります」
「……まさか時空竜で光子竜に攻撃するつもり? 悪いけど光子竜には自身と戦闘をする相手モンスター1体を除外する効果があるわ。さっきそれでディープアイズを無力化したじゃない」
「ええ、知っています。その除外したモンスターがエクシーズモンスターだった場合、そのオーバーレイユニットを奪って自身の攻撃力に加算する効果があるということも」

 遊望は全て知っていた。光子竜の効果も、遊希の戦術を理解したうえで時空竜をエクシーズ召喚したのである。

「バトルフェイズ移行時、銀河眼の時空竜の効果が発動します!」
「時空竜の効果!?」
「フィールドに表側表示で存在する時空竜以外の全てのモンスターの効果を無効化します! “タキオン・トランス・ミグレイション”!!」

 時空竜の身体が召喚時に現れた黒い四角錐が戻った瞬間、そこから放たれた摩訶不思議なオーラが周囲を包み込む。遊希はまるで時の流れが逆行していくような妙な感覚に包まれた。

―――っ!
(光子竜!?)

 時空竜の身体が四角錐から竜の姿に戻った瞬間、青々と光り輝いていた光子竜の身体が黒くくすんでしまっていることに遊希は気が付いた。時空竜の効果により、その効果を無効化された光子竜は青眼の白龍同様何の効果も持たないモンスターへとされてしまったのである。

「これでお姉さまの光子竜は効果を発動できません。そして私の墓地には復活の福音が存在します」
「さっきのカオス・MAX・ドラゴンと同じように自分だけ破壊を免れようってことね……」
「その通りです。さあ、行きなさい……銀河眼の時空竜!!」

 時空竜が周囲の光を取り込むことで漆黒の身体が怪しい輝きを増していく。大気が震えるような力が時空竜に集まっているのをわかる。それは数値上同じ攻撃力3000のモンスターである光子竜やスカーライト、青眼の白龍をも上回るほどの力を秘めているように感じた。

「光子竜を滅しなさい! “殲滅のタキオン・スパイラル”!!」

No.107 銀河眼の時空竜 ATK3000 VS 銀河眼の光子竜 ATK3000

「復活の福音で自分だけ生き残る……そんな戦術が二度も通用すると思わないことね! この瞬間、リバースカードを発動するわ!!」
「リバースカード……」
「銀河眼の光子竜を対象に永続罠、ギャラクシー・ジャベリンを発動! 発動後このカードは対象のモンスターの装備カードとなり、その攻撃力は800ポイントアップする!!」

銀河眼の光子竜 ATK3000→3800

「攻撃力が時空竜を……」
「No.だかなんだか知らないけど、一方的に撃破などさせないわ! 光子竜! 時空竜を返り討ちにしなさい!!」

No.107 銀河眼の時空竜 ATK3000 VS 銀河眼の光子竜 ATK3800

 時空竜の放った光線と光子竜の放った光線が直接ぶつかり合い拮抗していたが、光子竜がギャラクシー・ジャベリンの効果を得て力を増したため、光子竜の攻撃が徐々にではあるが、時空竜の攻撃を押し返し始めた。
 いくら強力な精霊であっても戦闘で破壊されてはその力を十分に発揮できないはずだ。仮にこのターン復活の福音で破壊を防がれたとしても、次のターンギャラクシー・ジャベリンによって攻撃力の上がった光子竜で時空竜を戦闘破壊すればギャラクシー・ジャベリンの効果も相まって遊望のライフを大きく削ることができる。ギャラクシー・ジャベリンで強化された光子竜なら青眼相手であっても力負けすることはそうそうなく、これでこのデュエルの大勢は決するだろう。





「―――お姉さま、勝ちを急ぎましたね?」





 エースモンスターを破壊させないためのコンバットトリック。遊希のこの行動は相手を利する行動になってしまっていた。時空竜の攻撃を押し返した光子竜であったが、押し返された攻撃が直撃してもなお時空竜は破壊されることなくその場に居続けていた。

「っ!? 何故……復活の福音は除外されていないのに……」
「お姉さま、時空竜のステータスを見てみて下さい」
「時空竜のステータス……!?」

銀河眼の時空竜 ATK3000→4000

「時空竜の攻撃力が上がっている……?」
「時空竜の効果には続きがあるんです」


※No.107 銀河眼の時空竜
エクシーズ・効果モンスター
ランク8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
レベル8モンスター×2
自分のバトルフェイズ開始時に1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
このカード以外のフィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの効果は無効化され、その攻撃力・守備力は元々の数値になる。
この効果を適用したターンのバトルフェイズ中に相手のカードの効果が発動する度に、このカードの攻撃力はバトルフェイズ終了時まで1000ポイントアップし、このターン、このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。


「時空竜の“タキオン・トランス・ミグレイション”。この効果を適用したターンのバトルフェイズ中に相手のカードの効果が発動するたびにこのカードの攻撃力は1000ポイントアップします。よって時空竜の攻撃力はギャラクシー・ジャベリンを装備した光子竜をも上回ります」
「……」
「さあ、バトルの続きと行きましょう? 銀河眼の時空竜よ、銀河眼の光子竜を破壊しなさい! “殲滅のタキオン・スパイラル”!!」

No.107 銀河眼の時空竜 ATK4000 VS 銀河眼の光子竜 ATK3800

遊希 LP4600→4400

―――ぐああっ!!

 時空竜の攻撃によって破壊された光子竜は珍しく苦痛の声を上げた。普段なら破壊されても「気にするな」などと遊希を気遣う様子を見せる光子竜であったが、やはり自身を上回る力を持つ精霊を相手にするとなると光子竜自身にも痛みが走るのだろう。

「光子竜!!」
「モンスターの心配をしている場合ではありませんよ、お姉さま? 時空竜はこの効果を適用したターン、もう1度攻撃することができます!」
「2……2回攻撃ですって!?」
「銀河眼の時空竜でお姉さまにダイレクトアタック! “殲滅のタキオン・スパイラル”第二打!!」

No.107 銀河眼の時空竜 ATK4000

遊希 LP4400→400

「―――あああっ!!」

 時空竜の殲滅のタキオン・スパイラルを直に受けてしまった遊希の身体が大きく吹っ飛び、教室の壁へと叩きつけられる。あまりに強い衝撃を受けたためか、遊希の視界には星がちらつき、口からは何処か生暖かい鉄の味がする液体が噴き出してきた。

「遊希!!」

 文字通り床に血反吐を吐きだした遊希はフラフラになりながらも、駆け寄ろうとする綾香たちを制止する。遊希の身体も心も既に限界を超えていると言ってもいい状態であり、自分自身でも立っていられるのが不思議なほどだった。それでも遊希のライフはまだわずかながら残っている。ライフが残っている以上、デュエリストはデュエルという戦場に立ち続けなければいけないのだ。
 それに目の前に立つのは非道に走った自分の妹であり、光子竜と同じ「銀河眼」の名を持つ精霊が相手とくれば、おいそれと負けてやる気などない。それにここで自分が倒れれば誰が妹を止めるのか。デュエリストとして、姉として遊希は妹である遊望の行動に責任を感じていたのだ。

「血を吐いてもなお立ち続けるのですか。私はお姉さまが苦しむ姿など見たくはないのですが」
「……あんたに……同情されるいわれはない」
「そうですか……私はメインフェイズ2に移行します。あ、バトルフェイズが終わったことで時空竜の攻撃力は元に戻ります」

No.107 銀河眼の時空竜 ATK4000→3000

「私はカードを1枚セットしてターンエンドです」


遊望 LP6550 手札1枚
デッキ:24 モンスター:1(No.107 銀河眼の時空竜 ORU:1)魔法・罠:1 墓地:11 除外:5
遊希 LP400 手札1枚
デッキ:27 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:16 除外:1


☆TURN12


「私の……ター……ン! ドローッ……!!」

 精霊の攻撃は表面上のライフの数値よりも遊希の体力と精神力を削り取っていた。このまま倒れてしまえば、遊希にとってはきっと楽なのかもしれない。それでも倒れることはできない。彼女はデュエリストなのだから。

―――遊希……
(光子竜―――勝つよ)
―――ああ。
「私は墓地の銀河の冥府竜の効果を発動! 墓地の銀河悪魔とギャラクシー・サーペントの2体の「ギャラクシー」モンスターを除外し、このカードを墓地から特殊召喚するわ!!」

 墓地より蘇った銀河の冥府竜。それでもその攻撃力は2600であり、時空竜には及ばない。

「そう言えば墓地に送っていましたね。ですが何故このタイミングで……もっと早く出していればさらなるエクシーズ召喚に繋げられていたのでは?」
「そうね……でも、私はこのカードをずっと待っていた。このカードが来るのをね! 自分フィールド上に「ギャラクシー」モンスターが存在する場合、このカードはリリースなしで召喚できる! 到来せよ、銀河騎士!!」

 妥協召喚のための条件を満たしているため、レベル8のモンスターである銀河騎士が遊希のフィールドに召喚される。銀河騎士は妥協召喚に成功した場合に発動できるある効果を持っている。

「このカードが自身の効果で召喚に成功した時、自分の墓地に存在する「銀河眼の光子竜」1体を対象として効果を発動! 墓地の銀河眼の光子竜を表側守備表示で特殊召喚し、このカードの攻撃力をこのターンの終了時まで1000下げる」
「光子竜を蘇生……まさか……」
「蘇りなさい、銀河眼の光子竜!!」

 騎士の導きによって冥界より光子竜が再度飛来する。これにより遊希のフィールドには光子竜、騎士、冥府竜の3体のレベル8のギャラクシーモンスターが揃う形となった。

「遊望、あんたにも味あわせてあげる……私の魂の一撃を!! 私はレベル8の銀河眼の光子竜、銀河騎士、銀河の冥府竜でオーバーレイ! 3体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築! エクシーズ召喚!! “逆巻く銀河よ。今こそ怒涛の光となりて、その姿を現しなさい!!” 降臨せよ―――我が魂!! 超銀河眼の光子龍!!」

 遊希のデュエリストとしての魂を具現化したモンスターである超銀河眼の光子龍がまさに宇宙空間において逆巻く銀河の如く力強い咆哮をあげた。その咆哮は精霊である遊望や時空竜の身体にも響いており、それだけ超光子龍が持つ力と意志の強さを感じていた。

(これが……お姉さまの切り札……)
―――精霊界では会得していなかった力。人間界で新たに得たというのか。
(……ですが、そうでなくては面白くないです)
「銀河眼の光子竜をオーバーレイユニットとしてエクシーズ召喚に成功した超銀河眼の光子龍の効果を発動! このカード以外のフィールドに表側表示で存在する全てのカードの効果を無効化する! “フォトン・ハウリング”!!」

 超光子龍の力によって、時空竜の身体からも輝きが失われる。光子竜の時は身体の青い光が失われたのに対し、時空竜の時は彼を包み込んでいた真紅のオーラが失われていった。

「そしてオーバーレイユニットを1つ取り除いて第2の効果を発動! 相手フィールドに存在するオーバーレイユニットを全て取り除き、このターン、このカードの攻撃力は取り除いた数×500ポイント上昇する!」

No.107 銀河眼の時空竜 ORU:1→0

超銀河眼の光子龍 ATK4500→5000


「そして取り除いた数だけこのカードはこのターン攻撃することができる」
「ですが取り除いたオーバーレイユニットの数はわずか1つ。攻撃は1度だけです」
「……」

 遊望の墓地には2枚目の復活の福音が存在する。そのためこの1度の戦闘では時空竜を破壊することができないのだ。

「メインフェイズ1を終えてバトルフェイズ! 超銀河眼の光子龍でNo.107 銀河眼の時空竜を攻撃!! “アルティメット・フォトン・ストリーム”!!」

超銀河眼の光子龍 ATK5000 VS No.107 銀河眼の時空竜 ATK3000

「墓地の復活の福音の効果を発動します! このカードをゲームから除外し、フィールドのドラゴン族モンスター1体の破壊を1度だけ無効にします!」
「でもダメージは受けてもらう!」

遊望 LP6550→4550

「ぐっ……」

 ダイレクトアタックではないため、遊希の進化した超光子龍の攻撃でも遊望の身体に受ける衝撃はやや軽減されている。そんな時空竜を介しても遊望の身体には電撃のような痛みが走った。超光子龍の力は遊望の想像を遥かに上回っていたのである。

「1度の攻撃ではこの程度かもしれない。でも「ギャラクシー」と名のついたモンスターが相手モンスターと戦闘を行った時。私は手札からこのカードを発動するわ!」
「戦闘を条件に手札から発動できるカード……!?」
「超銀河眼の光子龍を対象に、速攻魔法“銀河猛襲(ギャラクシー・オンスラウト)”を発動!」


※銀河猛襲(ギャラクシー・オンスラウト)(オリジナルカード)
速攻魔法
(1):自分フィールド上に存在する「ギャラクシー」と名のついたモンスターが相手フィールドに存在するモンスターと戦闘を行った場合、その戦闘を行った「ギャラクシー」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターの攻撃力はこのバトルフェイズの間のみ1000ポイントアップし、このターンもう1度だけ続けて相手モンスターに攻撃できる。
「銀河猛襲」は1ターンに1度までしか発動できず、自分のバトルフェイズ中のみ発動できる。


「このターン、相手モンスターと戦闘を行った「ギャラクシー」モンスター1体を選択して発動。そのモンスターの攻撃力を1000ポイントアップさせ、もう1度だけ続けて相手フィールドに存在するモンスターに攻撃ができる!」
「2度目の攻撃!?」

超銀河眼の光子龍 ATK5000→6000

「攻撃力……6000!?」
「もう墓地に復活の福音は存在しない……もうあんたは時空竜を破壊から守れない! 超銀河眼の光子龍! 銀河眼の時空竜に2度目の攻撃! “アルティメット・フォトン・ストリーム・セカンド”!!」

超銀河眼の光子龍 ATK6000 VS No.107 銀河眼の時空竜 ATK3000

遊望 LP4550→1550

「―――ッ!!」

 超光子龍の2度目の攻撃を受けて光となって消えていく時空竜。自身の身体に宿る精霊を破壊されてしまったため、遊望の身体も前のターンの遊希と同じように大きく吹き飛ばされ、後ろの壁に思い切り叩きつけられた。

「ううっ……ゲホッ!ゲホッ!!」

 壁に叩きつけられた遊望は咳と同時に真っ赤な鮮血の塊を吐き出す。その血を右手で受け止めた遊望は突然クスクスと笑い出した。苦痛による笑みではない、それは恍惚による笑みだった。

「どうしたの? 血を見て動転した?」
「……まさか。そんなことあるわけないでしょう? 私は……凄く嬉しいんですよ?」
「は?」
「私の身体には赤く熱い血が流れている……死んでいては決して感じることのできない熱を……生きている。生きているんです、私……」
「……そうね」

 自分の吐いた血を見て歓喜する遊望。彼女の言動は明らかに正常な思考を持った者のそれではないが、しかし遊希にはそんな妹の言葉を撥ねつけることはできなかった。

「……私はこれでターンエンドよ。ターン終了と伴って超光子龍の攻撃力は元に戻るわ」

超銀河眼の光子龍 ATK5000→4500


遊望 LP1550 手札1枚
デッキ:24 モンスター:0 魔法・罠:1 墓地:12 除外:6
遊希 LP400 手札0枚
デッキ:26 モンスター:1(超銀河眼の光子龍 ORU:2)魔法・罠:0 墓地:16 除外:2


☆TURN13


「うふふ……私のターン……ドローッ―――!!」

 追い詰められているのは遊希も遊望も同じだった。遊望には手札とセットカードがそれぞれ1枚ずつあるが、モンスターは1体も存在しない。一方の遊希は攻撃力4500の超光子龍が存在するが、手札は0でそれ以外のカードがフィールドに存在しない。そのためこの激しいデュエルもこのターン、もしくは次のターンで決まる。その場にいる誰もがそう思っていた。しかし、ただ1人だけ。このデュエルの結末をこのドローをもって予期した者がいた。

「お姉さま」
「……何?」
「お姉さまはNo.については何も知らなかったんですよね?」
「……ええ。さっきあんたから聞くまでは存在自体知らなかった」
「No.は精霊界にのみ存在するモンスター。ならば―――精霊界にのみ存在する魔法カードはご存知ですか?」
「精霊界にのみ存在する……魔法カード?」

 遊望は今ドローした思われるカードを遊希に見せた。そのカードもまた遊希の知らないカードであった。















―――私が今ドローしたカードはこれです。




















―――“RUM-七皇の剣(ランクアップマジック ザ・セブンス・ワン)”―――















 天空に―――七つの赤い星が輝いた。









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ター坊
なるほど。No.は高次の存在として描きましたか…。面白い解釈で上手いなぁと思いました。また、それなら金鼠とかをNo.に推した精霊界の人事って…と色々想像を掻き立てられもします。
そして時空竜の攻撃時にカウンターした遊希に思わず「あ、遊希あかん」と言ってしまうくらい、のめり込んでました。
そしてある意味、最終兵器が出てきましたな…。 (2016-06-06 12:37)
名無しのゴーレム
???「タキオォォォン!! 頼む、私のところに戻ってきてくれぇぇぇ!!」
???「ミザちゅわ~ん 、ちょっとイケてないんじゃなーい?」

ZEXALよりもさらに大変な扱いを受けちゃったNo.。No.はほとんどの作品で特別扱いされていますが、たぶんここまでのものはないでしょうね。それにしても、もしかしてこれが最終決戦なんじゃないかと思うレベルで互いに切り札をぶっ放していく今回のデュエル。超銀河眼決戦はどんな結末に向かって行くのか……でも残念ながら遊希が勝てる未来が見えなさすぎて(ここから先は読めなくなっている) (2016-06-06 23:03)
白金 将
銀河眼をSSのテーマにしているだけあってやっぱりこのデュエルは白熱しますね……そして切り札のセブンスワン、私のSSでも何気に使っているカードですが、こちらのデュエルでどのような役目を負っていくのかが楽しみです。
出てくるのはおそらくアイツ……さて、どうなるものか。 (2016-06-07 00:11)
光芒
>ター坊さん
ZEXALではアストラルの記憶のピースでしたが、こちらでは世界の形成や秩序に関わるカードにしてみました。まあ所有者の精神を操ったり欲望を解放させたりするカードでしたからね。それくらいの力はあってもいいとは思います。
そしてカードの強さ≠精霊としての力の強さ、という設定なのでカードとしての能力はアレな某金鼠さんも某テラバイトさんも精霊としての力や格は光子竜クラスのものがあるという感じです。

そして時空竜を使うということはほぼ100%出てくるであろう最終兵器。出ましたね。このデュエルは次回で決着が着きます。

>名無しのゴーレムさん
お前の知ってるタキオンはもういないんやで(バッサリ)

特別扱い、と言っても人間の世界に例えるならNo.は都道府県の知事のような各地方自治体の首長にあたるポジションなので作った側としてはさほど壮大に思っていなかったりします。まあ異世界かつ異能の力を持った存在なので現実と比べるのもどうか、という話なのですが。

まあある意味で最終決戦ですよね。ただ仮に七皇の剣を使ったからといって遊希がそのまま何もできずに負ける、という展開はないのではないでしょうか。

>白金 将さん
遊戯王に限らず二次創作のSSの面白いところは作者さんの描く世界によってカードの設定が異なるところにあると思います。遊戯王でもキャラやモンスターが書き手によってシリアスからギャグまでをこなし、1枚のカードでも世界に1枚しかないレベルのものから普通にありふれたカードとなっていたりと全く同じ設定にされていないから際立つのだと思います。
(2016-06-07 09:51)

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62 第42話:開闢の戦士VS狂い咲く植物 1404 3 2015-11-10 -
96 第43話:植物の恐ろしさ 1344 3 2015-11-14 -
116 第44話:最後の最後まで 1617 4 2015-11-17 -
104 第45話:シンクロVSエクシーズ! 1561 3 2015-11-20 -
93 第46話:娘たちの意地 1446 3 2015-11-25 -
104 第47話:乗り越えるべき存在 1390 3 2015-11-28 -
116 第48話:不格好な絆 1567 3 2015-12-01 -
136 第49話:束の間の休息 1617 2 2015-12-05 -
111 第50話:誇りを賭けた戦い 1508 5 2015-12-08 -
37 第51話:昔からの相棒 1419 3 2015-12-11 -
115 第52話:超戦士降臨 1563 4 2015-12-15 -
63 第53話:綾瀬の正体 1511 2 2015-12-19 -
50 第54話:精霊と精霊 1340 4 2015-12-22 -
71 第55話:真剣勝負 1300 2 2015-12-25 -
41 第56話:反攻の遊希 1255 2 2015-12-27 -
104 第57話:満身創痍のふたり 1341 3 2015-12-30 -
123 第58話:幻惑、水の銀河眼 1581 3 2016-01-04 -
102 第59話:未知の敵 1565 4 2016-01-07 -
70 第60話:猛攻! スピードロイド 1462 2 2016-01-10 -
94 第61話:親友 1468 5 2016-01-12 -
65 第62話:死闘の果てに 1509 6 2016-01-15 -
87 第63話:二人の少女、そしてライバル 1423 2 2016-01-18 -
50 第64話:激突! 青眼VS真紅眼! 1404 3 2016-01-21 -
107 第65話:光の導き 1315 2 2016-01-24 -
104 第66話:立ち上がる時 1351 4 2016-01-27 -
86 第67話:不滅の戦士! 幻影騎士団 1412 2 2016-01-30 -
121 第68話:不可解なこと 1455 2 2016-02-02 -
77 第69話:千夏との誓い 1297 3 2016-02-05 -
70 第70話:あの日、あの時 1373 4 2016-02-08 -
123 第71話:黒幕との接触 1567 3 2016-02-10 -
137 第72話:決別の時 1647 3 2016-02-12 -
100 第73話:思いを一つに 1376 3 2016-02-15 -
98 第74話:邪なる同調 1455 2 2016-02-17 -
43 第75話:精霊の奇跡 1380 4 2016-02-19 -
108 第76話:星天の再会 1380 2 2016-02-22 -
111 第77話:ペンデュラムの脅威! 1430 4 2016-02-24 -
118 第78話:渾身のドロー 1626 2 2016-02-26 -
99 1万アクセス突破記念企画開催! 1840 0 2016-02-26 -
50 第79話:覇王黒竜の目覚め 1390 4 2016-02-28 -
43 第80話:進化する銀河龍 1474 2 2016-03-01 -
130 第81話:変わらぬ友情 1452 7 2016-03-03 -
106 第82話:集う決闘者 1688 6 2016-03-04 -
131 第83話:小さくたって決闘者 1700 7 2016-03-05 -
96 第84話:決意を秘めた決闘者 1426 9 2016-03-07 -
73 第85話:歩み始めた決闘者 1514 13 2016-03-08 -
114 第86話:真意を告げた決闘者 1568 7 2016-03-09 -
102 第87話:ポンコツ揃いな決闘者 1593 7 2016-03-10 -
61 第88話:とにかく可愛い決闘者・1 1489 10 2016-03-11 -
91 第89話:とにかく可愛い決闘者・2 1530 8 2016-03-13 -
89 第90話:五人五色な決闘者 1434 6 2016-03-14 -
125 遊希たちが4月改訂を語るようです 1466 8 2016-03-16 -
70 第91話:夕刻迎えし決闘者 1370 6 2016-03-16 -
87 第92話:解き放たれた決闘者 1610 6 2016-03-18 -
70 第93話:秘密を打ち明けた決闘者 1733 7 2016-03-20 -
63 第94話:一計案じる決闘者 1253 8 2016-03-22 -
75 第95話:絆深める決闘者 1434 10 2016-03-23 -
73 第96話:矛を交える決闘者・1 1384 9 2016-03-25 -
114 第97話:矛を交える決闘者・2 1309 6 2016-03-27 -
110 第98話:矛を交える決闘者・3 1405 7 2016-03-29 -
70 第99話:矛を交える決闘者・4 1389 7 2016-03-31 -
83 第100話:熱戦の決闘者・1 1366 6 2016-04-02 -
118 第101話:熱戦の決闘者・2 1406 10 2016-04-05 -
77 第102話:熱戦の決闘者・3 1419 11 2016-04-07 -
69 第103話:熱戦の決闘者・4 1372 6 2016-04-09 -
102 第104話:熱戦の決闘者・5 1500 6 2016-04-11 -
94 第105話:熱戦の決闘者・6 1442 6 2016-04-13 -
58 第106話:決戦に臨む決闘者・1 1373 6 2016-04-15 -
115 第107話:決戦に臨む決闘者・2 1439 11 2016-04-18 -
74 第108話:別れの時を迎える決闘者 1441 10 2016-04-20 -
66 番外編前編について遊希たちが語るようです 1469 6 2016-04-21 -
96 第109話:2通の手紙 1552 11 2016-04-23 -
92 第110話:青き眼のアトラクション 1476 6 2016-04-25 -
121 第111話:新時代のデュエル 1425 6 2016-04-27 -
80 第112話:ドラグーン 1341 6 2016-05-01 -
104 第113話:アクセラレーション! 1419 7 2016-05-03 -
105 第114話:熱気溢れしサーキット 1231 6 2016-05-06 -
128 第115話:新たなるブラックフェザー 1288 5 2016-05-10 -
128 第116話:疾走の果てに 1494 7 2016-05-12 -
47 第117話:ノンストップ・ガールズ 1517 6 2016-05-14 -
67 第118話:夏の終わり 1441 9 2016-05-16 -
111 第119話:謎の美少女 1495 4 2016-05-19 -
80 第120話:真・究極 1362 8 2016-05-21 -
54 第121話:遊希の動揺、遊望の微笑 1323 4 2016-05-23 -
58 第122話:聖夜の悲劇 1289 6 2016-05-25 -
51 30000アクセス記念企画を少々。 1212 5 2016-05-27 -
73 第123話:姉として 1330 3 2016-05-29 -
64 第124話:対峙する竜と龍 1368 3 2016-06-01 -
54 第125話:顕現せし遊望の精霊 1403 5 2016-06-03 -
57 第126話:No.(ナンバーズ) 1425 4 2016-06-06 -
101 第127話:届かぬ言葉 1404 7 2016-06-08 -
69 30000アクセス記念企画 1609 4 2016-06-10 -
60 第128話:白紙のカード 1343 6 2016-06-14 -
116 第129話:青空の下で 1235 3 2016-06-17 -
123 第130話:白いドラゴンとの邂逅 1499 4 2016-06-20 -
65 第131話:試練のデュエル 1337 4 2016-06-23 -
60 第132話:第四の精霊 1261 5 2016-06-26 -
106 第133話:舞い降りる閃珖竜 1392 4 2016-06-29 -
61 第134話:親友に託された力 1253 3 2016-07-02 -
96 第135話:涙の誓い 1316 4 2016-07-06 -
96 第136話:次元転送装置 1273 3 2016-07-09 -
91 第137話:新たなる竜星 1428 5 2016-07-12 -
54 第138話:綾香の忘れたもの 1252 4 2016-07-15 -
131 第139話:決闘者たちの選択 1223 5 2016-07-19 -
99 第140話:2人の真意 1282 7 2016-07-24 -
63 第141話:精霊界への旅立ち 1315 4 2016-07-28 -
59 第142話:黒き魔術師と弟子 1258 3 2016-08-02 -
116 第143話:七星将軍の襲撃 1317 3 2016-08-05 -
87 精霊界 登場キャラクター(9/14更新) 1338 0 2016-08-07 -
65 第144話:英雄と炎拳・1 1231 5 2016-08-10 -
70 第145話:英雄と炎拳・2 1204 4 2016-08-14 -
62 第146話:騎士王の覚醒 1214 6 2016-08-17 -
73 第147話:竜姫神と岩の合成獣・1 1285 3 2016-08-21 -
68 第148話:竜姫神と岩の合成獣・2 1251 2 2016-08-23 -
46 第149話:過去への鎮魂歌 1301 7 2016-08-26 -
86 50000アクセス記念企画~短編集・1~ 1325 3 2016-08-28 -
82 第150話:機械の身体に宿る心 1134 0 2016-08-31 -
52 第151話:空を超えて 1104 0 2016-09-03 -
113 第152話:竜と機械の大会戦 1184 0 2016-09-08 -
55 第153話:竜領域のナンバーズ 1208 0 2016-09-13 -
78 50000アクセス記念企画~短編集・2~ 1456 7 2016-09-17 -
102 遊希たちが10月改訂を語るようです 1283 4 2016-09-19 -
78 第154話:望まぬ戦い 1166 2 2016-09-23 -
65 第155話:正しさと過ち 1150 4 2016-09-27 -
55 第156話:少女の決意 1260 2 2016-10-01 -
116 第157話:遊希に起きた異変 1342 4 2016-10-05 -
110 第158話:未知なるデッキ 玻星光 1288 3 2016-10-08 -
110 第159話:玻璃の如く純粋に 1283 2 2016-10-12 -
106 第160話:限界を超えて 1251 3 2016-10-15 -
128 第161話:決戦 1259 3 2016-10-18 -
96 第162話:精神の成長 1231 2 2016-10-21 -
46 第163話:聖なる珖放つ神の竜 1266 4 2016-10-24 -
40 第164話:絆が紡いだ道 1359 6 2016-10-27 -
66 第165話:戦いの終わり 1322 4 2016-10-30 -
58 番外編 Trick or Treat 1197 5 2016-10-31 -
107 第166話:終わりの始まり 1389 9 2016-11-04 -
106 第167話:最期のワガママ 1437 4 2016-11-07 -
117 第168話:声なき再会の誓い 1309 4 2016-11-10 -
89 番外編:11月11日 1198 5 2016-11-11 -
69 第169話:七皇激突 1145 3 2016-11-15 -
48 第170話:怒りに生まれし竜 1121 3 2016-11-17 -
129 第171話:紅き新星竜 1418 5 2016-11-19 -
76 第172話:未来を賭けた戦い・1 1313 4 2016-11-22 -
116 第173話:未来を賭けた戦い・2 1222 3 2016-11-24 -
125 第174話:未来を賭けた戦い・3 1215 4 2016-11-28 -
133 第175話:神の目覚め(修正済) 1226 5 2016-11-30 -
147 第176話:ゴッド・ナンバーズ 1568 5 2016-12-02 -
99 第177話:次元を越える想い 1452 4 2016-12-05 -
138 第178話:天地創造の龍 1445 3 2016-12-07 -
104 第179話:希望への道 1354 3 2016-12-09 -
134 第180話:別れの時 1266 4 2016-12-11 -
104 第181話:少女たちの帰還 1207 5 2016-12-13 -
57 遊希たちが1月改訂を語るようです 1159 7 2016-12-15 -
121 第182話:バースデイ 1411 3 2016-12-17 -
95 第183話:星龍皇覚醒・1 1233 3 2016-12-19 -
102 第184話:星龍皇覚醒・2 1203 4 2016-12-21 -
80 第185話:星龍皇覚醒・3 1117 4 2016-12-22 -
96 番外編:一番のプレゼント 1207 5 2016-12-25 -
117 第186話:星龍皇覚醒・4(修正済) 1315 3 2016-12-26 -
98 星龍皇 設定・カード紹介 1309 0 2016-12-29 -
61 第187話:星龍皇覚醒・5 1211 4 2016-12-30 -
99 番外編:新年 1214 4 2017-01-01 -
75 第188話:星龍皇覚醒・6 1082 2 2017-01-04 -
114 第189話:星龍皇覚醒・7 1206 3 2017-01-07 -
56 第190話:神星龍皇と課せられた運命 1393 3 2017-01-09 -
126 エピローグ:未来 1664 10 2017-01-13 -
91 番外編:2月3日 1162 4 2017-02-03 -
89 番外編:愛と友情のチョコレート 1030 4 2017-02-14 -
78 番外編:桃(色)の節句 1080 4 2017-03-04 -
126 感謝とお知らせ 1255 2 2017-05-04 -
79 番外編:Gift 1107 2 2017-12-25 -
141 ゴブリンと青眼(ブルーアイズ) 1087 2 2018-01-14 -
113 アフターストーリー:星乃 綾香編・1 1744 2 2018-05-24 -
83 アフターストーリー:星乃 綾香編・2 987 2 2018-05-28 -
95 アフターストーリー:星乃 綾香編・3 909 2 2018-05-30 -
122 アフターストーリー:星乃 綾香編・4 1031 2 2018-06-03 -
114 アフターストーリー:星乃 綾香編・5 1076 4 2018-06-06 -
53 アフターストーリー:陽川 千夏編・1 834 2 2018-08-14 -
63 アフターストーリー:陽川 千夏編・2 830 3 2018-08-20 -
103 アフターストーリー:陽川 千夏編・3 863 3 2018-08-23 -
64 アフターストーリー:陽川 千夏編・4 839 2 2018-08-25 -
37 アフターストーリー:陽川 千夏編・5 765 3 2018-08-30 -
62 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・1 904 2 2018-09-01 -
204 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・2 1016 3 2018-09-07 -
94 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・3 739 0 2018-09-09 -
59 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・4 840 3 2018-09-12 -
119 番外編:願う幸福 1419 2 2018-12-25 -

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