第65話 可憐な花と美しき氷　作：マジかっ！

前回のあらすじ

遊斗と白夜がやられた
そして雪菜と謎の美女がデュエルを開始する。


2人「デュエル！」

池島「本当は俺がデュエルするはずなのにぃ…」

池島は涙目で雪菜に訴える

でも雪菜は池島の言葉を無視してデュエルを始める


雪菜「私のターンドロー！私はフィールド魔法[氷の氷結城]発動！」


雪菜の背後から氷で出来た巨大な城が現れる。


謎美女「貴方のデッキは氷系デッキのようね」

雪菜「私は[氷の魔女 カタリナ]召喚！」

氷の魔女 カタリナ
☆4/水属性/魔法使い族
ATK 1700

雪菜「そして[氷の氷結城]の効果で攻撃を500アップする」

氷の魔女 カタリナ
ATK 1700→2200

雪菜「さらに[カタリナ]の効果発動！1ターンに1度、自分フィールド全てのモンスターに氷柱カウンターを1つ乗せる。」

氷の魔女 カタリナ
カウンター1

雪菜「そしてカードを2枚伏せてターンエンド！」

謎美女「先行にしては中々の動きね、さっきの子達とちがって」

そう言うと謎美女は遊斗達の方を見る


雪菜「…」

雪菜は怒りそうな顔になるが怒りを抑えた

謎美女「私のターンドロー！私は[FL-純潔のフリージア]を召喚！」

F(フルール)L(ラング)-純潔のフリージア
☆4/風属性/植物族
ATK 1900


FLの見た目は頭は名前にある花が咲いていて、体にはバレリーナがつけてるチュチュ(スカートみたいな奴)が花になっている

フリージアの色は白


謎美女「[フリージア]の花言葉は純潔、他にも友情・信頼よ」

雪菜「何が言いたいのよ」

謎美女「貴方みたいな子には花言葉は似合わないかしら」


謎美女はクスッと笑いながら言う


雪菜「は、早く進めなさいよ！！」


謎美女「分かったわよ、[純潔のフリージア]の効果発動！召喚した時、このカードに花びらカウンターを4つ乗せる。」

純潔のフリージア
花びらカウンター4つ

4つの花びらがフリージアを囲む

謎美女「[フリージア]の効果発動よ！[フリージア]の花びらを4つ取り除き、手札から[FL-切望のクロカッス]を特殊召喚よ！」

FL-切望のクロカッス
☆4/風属性/植物族
攻撃力1600

クロカッスの色は紫色の見た目


謎美女「このカードも[フリージア]と同じ召喚時、花びらを4枚乗せるわ」


FL-切望のクロカッス
花びらカウンター4枚

雪菜「これでレベルの4のモンスターが2体…」

謎美女「切り札は貴方に出すのは早いわ。」

雪菜「なんですって⁉︎」

怒る雪菜とそれをスルーしてデュエルを続ける謎美女

謎美女「[クロカッス]の効果発動よ。[クロカッス]の効果で2枚の花びらを2つ取り、[クロカッス]と[フリージア]のレベルを1つ下げるわ」

FL-切望のクロカッス
☆4→3

FL-純潔のフリージア
☆4→3


謎美女「私はレベル3の[FL-純潔のフリージア]と[FL-切望のクロカッス]をオーバーレイ！美しき花びらが全てを魅了する、花よ！開花しなさい！エクシーズ召喚！華麗に咲きなさい！ランク3[FL-希望のガーベラ]！」

FL-希望のガーベラ
ランク3/風属性・植物族・ORU2つ
攻撃力1500

謎美女「このカードがエクシーズ召喚に成功した時ORUの数だけ花びらカウンターを乗せる」

FL-希望のガーベラ
カウンター2つ

謎美女「そして自分フィールドの植物族モンスターは花びらカウンターの数×400ポイント攻撃力をアップする」

FL-希望のガーベラ
攻撃力1500→2300

謎美女「行きなさい！[ガーベラ]！」





雪菜「そうは行かないわ！永続罠！[氷の護符剣]発動！自分フィールドの空いているモンスターゾーンの数だけこのカードにカウンターを乗せる」

雪菜のモンスターゾーンは4つ空いているので、カウンターは4つになった
氷柱カウンター4つ


雪菜「そしてカウンターを1つ取り除き、戦闘を1回無効にするわ！」


氷柱により攻撃は止まった

氷柱カウンター4→3

謎美女「[希望のガーベラ]の効果発動！ORUを1つ取り除き、手札の植物族モンスターを1体特殊召喚！来なさい！[FL-策略のクレマチス]！」

FL-策略のクレマチス
☆7/風属性・植物族
攻撃力2700

雪菜「攻撃力2700…」

雪菜はちょっと驚いている


謎美女「[ガーベラ]の効果で更に攻撃力は上がるわ」

FL-策略のクレマチス
攻撃力3500


池島「攻撃力が更に上がった…」

開いた口が閉じない池島


謎美女「[クレマチス]で攻撃よ！」

雪菜「[氷の護符剣]の効果で攻撃は無駄よ！」

氷柱カウンター3→2



謎美女「それはどうかしら？[クレマチス]は自分フィールドの花びらカウンターを２つ取り除き、相手フィールドのカードを1枚破壊よ！[氷の護符剣]を破壊するわ！」


希望のガーベラのカウンターを２つ取り除かれて0になった

FL-希望のガーベラ
花びらカウンター2→0

クレマチスの花びらで氷の護符剣は破壊された

謎美女「攻撃は続行よ！行きなさい！」


FL-策略のクレマチス
攻撃力2700

氷の魔女 カタリナ
攻撃力2200


クレマチスの花びらを飛ばしカタリナを破壊した

雪菜「くっ…[氷の氷結城]の効果でデッキからもう一体の[カタリナ]を特殊召喚！」LP4000→3500


氷の魔女 カタリナ
攻撃力1700→2200


謎美女「まだまだ行くわよ！速攻魔法[開花]発動！自分の[FL]モンスター1体を進化させるわ！私はランク3の[FL-希望ガーベラ]をランク4に開花するわ！」

池島「つまり、ランクアップって事か…」


謎美女「私はランク3の[FL-希望ガーベラ]をオーバーレイ！1体モンスターでオーバーレイネットワークを再構築！エクシーズ召喚！三位一体の美しき花！ランク4！[FL-幸運のクローバー]！」

FL-幸運のクローバー
ランク4/風属性・植物族 ORU１つ
攻撃力2100

四つ葉のクローバーのFLモンスター


謎美女「そして[クローバー]の効果発動！ORUを1つ取り除き、墓地の[FL]モンスター1体を特殊召喚する！私はORUで取り除いた[ガーベラ]を特殊召喚！」

FL-希望のガーベラ
攻撃力1500

謎美女「特殊召喚したモンスターに花びらカウンターを2つ乗せる」

FL-希望のガーベラ
カウンター2

FL-幸運のクローバー
カウンター0

FL-策略のクレマチス
カウンター0


謎美女「[ガーベラ]はカウンターの数×400ポイント自分フィールドの[FL]モンスターの攻撃力をあげる」

希望のガーベラ
攻撃力1500→2300

幸運のクローバー
攻撃力2100→2900

策略のクレマチス
攻撃力2700→3500

池島「モンスターが大量に展開されている…」

謎美女「行きなさい！[希望のガーベラ]！」


雪菜「罠発動！[氷結のバリア-アイスフォース]！発動！相手攻撃表示モンスターを全て攻撃力0にし次の相手ターンのエンドフェイズまで表示形式を変更出来ない！」

謎美女のモンスターは全て氷り動かなくなった


謎美女「まだ防御札を伏せていたのね…ターンエンドよ…」

残念そうにエンド宣言をする


雪菜「私のターン！私は[氷の魔女 セノビア]を召喚！」

氷の魔女 セノビア
☆4/水属性・魔法使い
攻撃力800→1300

雪菜「[セノビア]は召喚時、自分フィールドの[氷の魔女]モンスターに氷柱カウンターを1つ乗せる」

氷の魔女 セノビア
氷柱カウンター1つ

氷の魔女 カタリナ
氷柱カウンター1つ

雪菜「更に[カタリナ]の効果により自分フィールドの[氷の魔女]モンスターに氷柱カウンターを1つ乗せるわ」

氷の魔女 カタリナ
カウンター1→2つ

氷の魔女セノビア
カウンター1→2まつ


雪菜「そして装備魔法[氷零剣]を[カタリナ]に装備！装備モンスターは攻撃力が300ポイントアップ！」

カタリナは氷柱で出来た剣を持つ


氷の魔女カタリナ
攻撃力2200→2500

雪菜「バトルよ！[カタリナ]で[幸運のクローバー]に攻撃！」


氷の魔女 カタリナ
攻撃力2500

FL-幸運のクローバー
攻撃力0


カタリナの攻撃で幸運のクローバーは真っ二つに切られた

謎美女「うっ…」LP4000→1500

雪菜「まだよ！[氷零剣]の効果発動！装備モンスターの氷柱カウンターを1つ取り除き、もう一度攻撃出来る！この時戦闘ダメージは半分になる！[策略のクレマチス]を攻撃！」

氷の魔女 カタリナ
氷柱カウンター2→1



FL-策略のクレマチス
攻撃力0

幸運のクローバーと同じく真っ二つに切られた


謎美女「くっ…」LP1500→250


雪菜「これで最後よ！もう一つカウンターを取り除き、もう一度攻撃よ！」

氷の魔女 カタリナ
氷柱カウンター1→0


残った謎美女のモンスターは[希望のガーベラ]のみ

希望のガーベラ
攻撃力0


池島「これが通れば雪菜の勝ちだ！」


謎美女「それはどうかしら？手札の[FL-魔力のカトレア]の効果発動！自分フィールドの[FL]モンスターの花びらカウンター2つ取り除きそのモンスターの戦闘ダメージを無効し、このバトルでバトルフェイズを終了させるわ。」

雪菜「でもモンスターは戦闘破壊されるわ…」

ガーベラは真っ二つに切られた

雪菜は悔しそうに言う

雪菜「カード1枚伏せてターンエンド…」

雪菜のフィールドはモンスター2体魔法罠は伏せ1枚


謎美女「私のターン！ふっ」

ニヤリと謎美女は笑う

雪菜「⁉︎」

謎美女「自分フィールドにモンスターがいない時、ライフを半分払い魔法カード[花冠水]発動！」LED250→125

池島「一体何が⁉︎」

謎美女「自分の墓地の[FL]エクシーズモンスターを任意の数特殊召喚し、そのランクの合計のエクシーズモンスターをこのモンスターを素材にエクシーズ召喚するわ！再び咲きなさい！[希望のガーベラ]！[幸運のクローバー]！」

池島「2体のモンスターの合計ランクは7…」

謎美女「その通り！私は[希望のガーベラ]と[幸運のクローバー]を素材でオーバーレイ！2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築！エクシーズ召喚！2輪の花が新たなる1輪の花となる、咲きなさい！ランク7！[FL-栄光のジンチョウゲ]！」

FL-栄光のジンチョウゲ
ランク7/風属性・植物族 ORU2つ
攻撃力2800


雪菜「ランク7…」

雪菜は驚きを隠せない顔になっている

謎美女「エクシーズ召喚したこのモンスターは花びらカウンターを2つ乗せる！」

FL-栄光のジンチョウゲ
花びらカウンター2つ

謎美女「そして[栄光のジンチョウゲ]の効果発動！ORUを1つ取り除き、自分フィールドの花びらカウンターの数だけ相手フィールドのカードを破壊する！私の花びらカウンターは2つ！あなたのモンスターを2体とも破壊！」

ジンチョウゲは大量の花びらを操り氷の魔女達に向け一気花びらを放つ

雪菜「私は、[氷の魔女セノビア]の効果発動！このカードの氷柱カウンターを全て取り除き、このカードを破壊を無効にする！」

氷柱がジンチョウゲの花びらから守る、だがカタリナは破壊される


謎美女「ならバトルよ！[栄光のジンチョウゲ]で[カタリナ]へ攻撃！」

FL-栄光のジンチョウゲ
攻撃力2800

氷の魔女 セノビア
攻撃力1300


さっきと同じく花びらを放ち、セノビアへ攻撃する

雪菜は伏せカードを発動せず、セノビアは戦闘破壊される

雪菜「うっ…」LP3500→2000


煙が舞いあたりは見えない


謎美女「少しは聞いたかしら？…⁉︎」


煙のなかから雪菜のフィールドには発動されてる罠カードとモンスターが1体いる

氷の女王 アイスマリアン
☆7/水属性・魔法使い族
攻撃力2600

罠カード[女王の威光]が発動されていた

雪菜「私は…[セノビア]が破壊された時、罠カード[女王の威光]を発動していたのよ…」

謎美女「うそでしょ⁉︎」

雪菜「[女王の威光]は、氷柱カウンターの乗った[氷の魔女]モンスターが戦闘破壊され、[氷の氷結城]の効果が発動した時、発動出来るの…[氷の氷結城]の効果の代わりにデッキから[氷の女王]モンスターを特殊召喚出来るのよ…」

氷の氷結城は本来[氷の魔女]を効果で特殊出来るが[女王の威光]でデッキから[氷の女王]を出せる


雪菜「そして[氷の氷結城]の効果で攻撃力は500ポイントアップする」

氷の女王 アイスマリアン
攻撃力2600→3100

謎美女「私はカード1枚伏せてターンエンド…」


雪菜「私のターン！バトルよ！[アイスマリアン]で[栄光のジンチョウゲ]に攻撃！」

氷の女王 アイスマリアン
攻撃力3100

FL-栄光のジンチョウゲ
攻撃力2800


アイスマリアンは手から氷の風を出し敵を凍らせる攻撃

謎美女「まだよ！まだ終わらないわ！速攻魔法[花びらの舞]発動！自分フィールドの[FL]モンスターは自分フィールドの花びらカウンターの数×500ポイントアップする！これで攻撃力は3800！」

池島「このままじゃ返り討ちになってしまう！」

大柄「これで次のターンに[栄光のジンチョウゲ]の効果を発動し、ダイレクトアタックすれば終わりじゃな」

池島「くっ…」


雪菜「速攻魔法！[フリーズミラー]発動！」

謎美女「嘘ぉ⁉︎」

大きな氷で出来た鏡が雪菜の頭上に現れた


雪菜「このカードは[氷の女王]モンスターがいる時、発動出来るカードで、発動したカードを自分のカードとして扱う。これであなたのカードは私が発動した事になる…私のフィールドには[花びらカウンター]が乗ってるモンスターはいないけど…」

氷の女王 アイスマリアン
攻撃力3100

FL-栄光のジンチョウゲ
攻撃力2800


謎美女「…」

謎美女は負けたことを悟り、目を瞑る

栄光のジンチョウゲは[アイスマリアン]により凍らされ破壊された

謎美女LP250→0


ソリッドビジョンは消え、雪菜は謎美女に向かい話かける

雪菜「久しぶりにこんなワクワクするデュエルをしたわ」

謎美女「こちらこそ楽しいデュエルをありがとう」

2人は握手を交わした

池島「いい話だった」

池島や周りの人たちは拍手する

大柄「っておい！拍手してる場合じゃないぞ！」

小柄「そうだそうだ！」


雪菜「あっ…そうだった。所で今更だけど貴方達が探してるのは誰？」

謎美女「えっ？言ってなかったの？」ギロリ！

謎美女は大柄と小柄を睨む

大柄「あっ…あのですね…」

小柄「言うの忘れてました…」

2人はおどおどしてる


謎美女「まぁいいわ…近くにいるようだし…いるんでしょ！出てきなさい！」

人混みの奥から1人の男が歩いて来た


⁇「来るなら事前に言ってくれよ、さくら姉さん」


歩いてきたのは大乗寺だった

そして雪菜とデュエルしてた謎美女の正体は大乗寺の姉だったのだ

謎美女→さくら

池島「嘘でしょ…」

雪菜「姉さん…ってこの人たちって大乗寺君の知り合い？」


大乗寺「そうだ」


大柄と小柄は大乗寺の前に出てきて頭を下げた

大柄「お待ちしておりました守様！」

※大乗寺守(マモル)が名前です

小柄「お久しぶりでございます！」


大乗寺「久しぶりだな[大吉]…[小吉]」

分かると思うけど
大柄→大吉
小柄→小吉


池島「[大吉]と[小吉]ってそのまんまだな…」ヒソヒソ

雪菜にひっそり話す

大吉「何か言ったか！」

池島「いえ！何も言ってません！」


大乗寺「…所で一体何故ここに？」

さくら「実は…」ヒソヒソ



大乗寺「何⁉︎今すぐ戻るぞ！」

大吉・小吉「はい！」

さくら「急ぐわよ！結構時間かかちゃったから！」


大乗寺は池島と雪菜の前にたつ

※遊斗と白夜はまだ気絶中です

大乗寺「家に用事がある…遊斗らにも伝えといてくれ…」

そう言うと大乗寺達は忍者の様に素早く消えた

雪菜「一体どうしたのかしら…」

池島「何か事件の予感が…」



大乗寺達はビルの上を忍者の如くビルからビルへと飛び移る

大乗寺(でもまたあそこに戻る事になるとは…)




第65話終わり