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HOME > 遊戯王SS一覧 > 22:渦巻くは、黒い欲望

22:渦巻くは、黒い欲望 作:ほーがん

第22話「渦巻くは、黒い欲望」



暗闇の中、カケル達4人は周辺を捜索していた。

「そういや、リンカ。あのまま温泉に入らなくて良かったのか?」

カケルの問いに、リンカは小さく笑う。

「私はマーナと約束した、一緒に風呂に入ると。だから、私はその約束を守る。」

「なるほどな。そういや、キジマ達はどうしてるんだろうな・・・」

その時。離れた場所を歩いていたレイとクリスが声を上げる。

「おーい!階段があったぞ!これで上へ登れそうだ!」

「早く来なさいよね!」

その言葉を聞き、カケルとリンカは二人の元へ駆け寄った。

「階段か。」

階段の先に目をやると、ぼんやりとした灯りが見えた。

「とりあえず登ってみるか?」

レイの問いに、頷くカケルとリンカ。こうして四人はゆっくりとその階段を登り始めた。

「しかし、あの光。やはり、この建物には電気が通ってるみたいだな。」

「ああ。地下温泉といい、つくづく奇妙な館だぜ。」

そして、カケル達は階段を登り切った。しかし、そこに待っていたのは。

「い、行き止まりだと?」

困惑するレイ。目の前の壁を叩きながらクリスは叫ぶ。

「ちょっと!どうなってるのこれ!階段を登った先が行き止まりなんてありえないでしょ!」

「振り出しに戻ったな。」

リンカは苦い表情を浮かべた。






その頃。モニターを眺める男は、手元のボタンに指を伸ばした。

「それじゃあ、野郎には退散して貰おうかな?」

男の口元から笑みが溢れる。目線の先には、画面に映るカケルの姿が。

「さてと・・・残りのお嬢さん達を捕獲しに行くか。ふへへっ・・・。」

席を立った男は、左腕にディスクを装着する。そして、モニターに囲まれた部屋を出ると、狭い通路に足を踏み入れた。






カケルは溜め息を付くと、側面の壁に寄りかかった。

「はぁ~、一体どうなってんだよ。これじゃ一向に出られないぜ?」

その瞬間、カケルの背後で異変が起きる。

「ん?なんだ?って、うおおっ!?」

カケルが体重を掛けていたその壁は、まるで回転扉のように反転すると、その奥の暗闇へカケルを押し込んだ。

「カケル!!またか!!」

リンカが叫ぶ。壁の向こうからカケルは言葉を返した。

「いてて・・・大丈夫だ。なんともない。しっかし、壁に隠し扉とは大層な仕掛けだ。」

「無事か・・・。今、そっちへ行く!」

リンカは回転した扉を押したが、全く動かず、びくともしない。すかさず体当たりも試すが、結果は同じだった。

「おい、開かないぞ、カケル!」

「なんだって・・・くっ!・・・マジだ。」

カケルも体当たりをしたが、効果は無い。

「参ったな・・・ん?ありゃ・・・。」

カケルはリンカに言う。

「おい!なんか、先の方にまた階段が見えるから、ちょっと登ってみる!」

「階段が?本当か!」

レイが訊ねると、カケルは言った。

「ああ。とりあえず様子を見たら、すぐに戻って来る。壁を回転させる方法はそれから考えよう!」

「分かった。気を付けろよ。」

リンカの言葉が終わると、階段を登る足音が壁越しに響いた。クリスは腕を組みながら言う。

「とりあえずあいつが戻って来るまで、待つしか無いわね。」



カケルは階段を登りながらぼやく。

「ったく、風呂に入るだけでとんだ苦労だぜ。」

やがて、目の前には先刻と同じように光が見え始めた。その光の中へ飛び込むようにカケルは一気に階段を駆け上がる。
最後の一段を踏み越え、カケルが辿り着いたそこには。

「カケル兄ちゃん!!」

「カケル!?無事だったか!!」

「おま、キジマ!?それにマーナも!!」

キジマとマーナ、そしてハルの姿もあった。

「キジマさん、彼は?」

ハルの言葉に、キジマが答える。

「ああ、こいつはカケル。俺の仲間だ。」

カケルはハルに目をやると疑問を呈した。

「そっちこそ誰だよ?」

「僕はハル。この建物で仲間とはぐれてしまった所で、キジマさん達に出会ったんです。」

その名前を聞いたカケルは、思い出したように言う。

「ハル?ああ、そういやレイとクリスが、ハルがどうとか言ってたな。」

「え、クリス達に会ったんですか!?彼女達は今どこに!?」

身を乗り出すハルに、カケルは登って来た階段を指差す。

「ここから下った所に居る、リンカと一緒にな。けど、回転する壁の所為で俺だけこっち側に来ちまって、直接顔を合わせる事はできなくなった。」

「そ、そうですか・・・。えと、そのリンカさんって言うのも?」

キジマは頷く。

「ああ、リンカも俺達の仲間の一人だ。それにしても、回転する壁まであるのか。つくづく訳の分かんねぇ建物だな。」

「そういやナナさんは?一緒じゃないのか?」

カケルはキジマに問うた。

「ついさっきまで一緒だったんだが、この建物のカラクリの所為ではぐれた。一体どこに居るか見当も付かねぇ。」

「ナナさん・・・クソっ!どうなってんだよ、ここは!」

声を荒げるカケル。ハルは階段に足を掛けると、言った。

「とにかく、階段を降りましょう!せめてクリスの声だけでも聞かないと!」

「カケル、その壁は動かなかったのか?」

キジマの問いにカケルは肩を竦めた。

「動いてたら、こっち側には来てねーよ。」

「そうか・・・とりあえずカケルの通った壁を見てみよう。力を合わせれば動くかもしれない。」

キジマの言葉に頷くカケル。新しくキジマ達を引き連れ、カケルは登って来た階段を下った。



そして、辿り着いた先。カケルは拳で壁を叩く。

「おーい!リンカ!キジマ達と会ったぞ!そっちはどうだ?」

「リンカ、俺だ!キジマだ!」

だがしかし。壁の向こうからは一向に返事がない。

「クリスさん!レイ!僕です、ハルです!居るなら返事を下さい!」

暗闇の中、マーナがカケルの裾を引っ張る。

「ねぇ、カケル兄ちゃん。本当にリンカお姉ちゃん達が居たの?」

「ああ、ついさっきまで一緒だったんだ。おい!リンカ!返事をしてくれ!」

焦燥に駆られるカケル。しびれを切らしたキジマはディスクを展開した。

「しかし全く動きそうにないな。やりたくはないが・・・仕方ない。カケル、マーナを頼む。」

カケルはマーナを抱きかかえると、ハルと共に後ろに下がる。それを確認したキジマはデッキからカードを引くとディスクにセットした。

「リンカ達!もし、そこに居るなら壁から離れて伏せていてくれ!《D=Mー連斬のスレイヴ》を召喚!」

壁の前に巨大な鎌を両腕に備えた、カマキリのモンスターが出現する。

「連斬のスレイヴ、この壁を切り裂いてくれ。なるべく軽く頼む。向こう側まで切らないようにな。」

その命令に従い、《D=Mー連斬のスレイヴ》は両腕を振るい斬撃を飛ばす。その斬撃は壁に大きな切れ込みを作った。その衝撃に周囲の床や天井が震える。

「馬鹿っ!強すぎる!」

キジマの言葉に、《D=Mー連斬のスレイヴ》は悲しげに肩を落とし、消えた。ディスクを仕舞ったキジマは、切れ込みの入った壁を蹴り飛ばした。

「・・・っと。って、おい!カケル!」

キジマの視界に映ったのは。

「だ、誰もいない!?んな馬鹿な!!」

まるで、もぬけの殻。先刻まで3人の少女が居た筈の空間には、人の気配すら残されていなかった。

「そんな!クリスさん!レイ!一体、一体どこに!!」

半ばパニック状態になりつつ、ハルはカケルに詰め寄る。

「カケルさん!本当に一緒だったんですか!?」

「ほ、本当だ!本当にさっきまで、ここに居た筈なんだ!」

カケルから目線を移したハルは、崩れた壁の向こうに出ると叫んだ。

「クリスさーん!!クリスさーん!!レイ!!僕ですよ!!ハルです!!返事をして下さい!!」

見かねたキジマが声を掛ける。

「おい、ハル!落ち着け!」

「落ち着けるもんですか!!僕のクリスさんに、大切な仲間に何かあったらどうするんです!?ああ、どうしよう!!クリスもレイも可愛いから、今頃誰かに襲われてるんじゃ・・・!!」


その時だった。



『汚らわしい男性諸君!あと、ガキ!お前達の女は、この俺が預かった!女達は俺が大切に管理させて貰う!』


突如、響き渡る音声。どこからかスピーカーを通して聞こえたその声に、カケルは叫ぶ。

「誰だお前は!!リンカ達をどこへやった!!」

間髪入れずその声は答える。

『預かったと言ったはずだ!お前達の持っていた女は全て、今後俺が管理し、俺に従ってもらう!』

「持っていただって!?ふざけるな、クリスとレイは僕の大切な仲間だ!!誰の所有物でもない!!」

激昂するハル。畳み掛けるようにキジマも口を開く。

「てめぇがどこの誰だか知らないが、俺の仲間達を捕らえた所で、返り討ちにされるだけだぜ!!諦めて解放しやがれ!!」

しかし、その声は笑って言った。

『ふへへっ、返り討ちだと?これを聞いても、同じ事が言えるのか?』

そして、スピーカーから聞き覚えのある声が響いた。

『はぁ・・・はぁ・・・キジマくん、この男、強すぎる・・・!』

その酷く疲弊した声を聞き、キジマは叫んだ。

「ナナさんか!?どうした、何があった!?」

スピーカーの向こうで、ナナは弱々しく言う。

『キジマくん・・・こいつは・・・ペンデュラムを・・・助けて・・・キジマくん・・・!』

「ペンデュラム・・・!!」

思わずたじろぐハル。再び声は謎の男へと戻り、その下品な笑いが谺する。

『おっと、そこまでだ!!ふははっ!!これだけの女が一度に手に入るとは、やはり俺はツイてるなぁ!!さて、男とガキに用はない!消えて貰おうか!』

その瞬間、キジマ達の立つ床が真っ二つに開き、奈落が顔を見せた。

「うわぁぁあっ!!」

落下する四人。その耳に嘲る男の声が刺さる。


『仲良く落ちろ!!ふはははっ!!!』




急速に墜ちる中、カケルが叫ぶ。

「おい、キジマ!!どうする!!」

怯えるマーナを抱き締めながら、キジマは言った。

「どうするもこうするもねぇ!!ナナさんが、俺に”助けて”って言ったんだ!!そうするしかないだろ!!」

しかし、キジマの表情は苦しかった。この速度で落下する中、無傷で助かる術を流石の彼も持ち合わせてはいない。

「けど、このままじゃ・・・」

真下の漆黒を見つめるハルの顔が、絶望に染まって行く。その時、カケルはハッとして口を開いた。

「・・・そうだ!!ユーガ、今度は俺の番だよな・・!!」

頬を切り裂くような突風に悶えながら、カケルはなんとかデュエルディスクを展開した。

「おい、カケル!いくらモンスターを使っても、この速度じゃ助からねぇ!!」

「大丈夫・・!!後は、勇気で補う!!俺は《I・Bハイドラー》を召喚!!」

カケル達の前に漆黒の勇者が現れる。カケルはキジマ達に言った。

「ハイドラーの腕に掴まれ!!そしたら、頭を低くして、両耳を抑えて口を開けるんだ!!」

「行けんのか、それで!!」

キジマの問いに、カケルは声を荒げる。

「やってみるしか無い・・・!!」

その目を見たキジマは、頷き、マーナと共に漆黒の勇者の右腕に掴まる。

「賭けますよ、カケルさん!!」

ハルも左腕に掴まった。そしてカケルも同じように掴まると、勇者に命令を下す。

「みんなをしっかり抱きかかえるんだ、ハイドラー!!俺が合図したら、一気にスラスターを噴かせて上昇しろ!!」

勇者は頷くと、腕に力を込める。ついにカケル達に目に奈落の底が見えて来た。

刹那、カケルは叫ぶ。

「今だ!!」

上を向き、勇者は翼を広げると背中のジェットパックにエネルギーを送り込んだ。同時に空間を切り裂くような爆音が谺し、勇者の身体が空中で静止する。次の瞬間、凄まじい速度で漆黒の翼が上昇を始めた。空気抵抗と強いGがカケル達を襲う。

「ううぅっ!!!」

あまりの衝撃に意識が霞む。膨大なエネルギーの放出に、カケルのディスクが唸りを上げた。

「(頼む、持ってくれ・・・!!)」

やがて、光が見え始めた。そこでカケルは気付く。

「・・・この速度じゃ止まれない!!天井に激突する!!」

その時、横でキジマが小さく言葉を発した。

「どうせあのまま落ちてたら、俺達は死んでたんだ。だったら、このまま突っ込んで、助かる可能性に賭けようじゃねぇか・・・!」

「僕は死にたくないですよ!!」

思わず叫ぶハル。カケルは上を見上げると叫んだ。

「・・・ハイドラー、行ける所まで突っ切れ!!後は、お前に任せる!!」

そう言うとカケルは目を瞑った。同じように三人も覚悟を決めると目を閉じる。

とうとう、光の元へ到達した勇者は、その勢いのまま止まる事なく天井を突き破った。金属ひしめく暗闇の中、鋼鉄のボディが火花を散らす。抜けて行った道に炎の後を残しながら、勇者は床を、壁を砕き、突き進む。




一方、そんな事も知らぬ男は、腕を縛り上げ、拘束したリンカ達を見つめ吟味を始めていた。

「さて、どの娘から頂くか・・・んふふっ。」

突き刺すような眼光でリンカは男を睨む。しかし、デュエルによって叩きのめされたその身体に、抵抗する力は残っていなかった。男はリンカに近づくと、指先で、その顎を撫でる。

「ふーん、その反抗的な目。そそるねぇ・・・。よし、一番最初はお前からだ・・・!久しぶりの女の身体、たっぷりと楽しまなきゃなぁ・・・ふへへっ!!」

「ぐっ・・・!!!」


男がその服に手を掛けようとした、その時。

「・・・・ぅぉぉぉおおお!!」

突然、背後に響いた轟音と叫び声。強い振動にふらついた男は、振り向くと、その光景に目を疑った。

「へへっ、ツイてるなぁカケル!!まさか、俺達の真上だったとは!!」

銀色の床を突き破って登場したのは、鐵の勇者と、その仲間達。ソリッドビジョンが消え、床に降り立ったカケルは男に歩み寄った。

「さぁ、返してもらおうか・・・!!俺達の仲間を!!」

予想外の出来事に男は腰を抜かすと喚いた。

「な、ば、馬鹿な!!あの高さから落ちて無傷な訳が!!」

「落ちたから落ちた分だけ、飛んで来たんだよクソ野郎!!どうやら、スケベな事で頭いっぱいで、そこまで考えが回らなかったらしいな!!」

荒々しくキジマが告げる。キジマの横に立つマーナは男を見下ろすと、冷たく言い放った。

「サイテー。この変態。」

「ぐっ・・・!!」

ハルは、クリスとレイの姿を確認すると叫んだ。

「クリスさん!!レイ!!無事でしたか!!何もされてませんか!!」

その様子にレイは苦笑いする。

「へっ、肝心な時に遅いやつだ。」

「本当よ、ハル君の役立たず。」

ボロボロの姿で悪態をつくクリス。そんな彼女達に駆け寄ろうとしたハルの前に、男は立ち塞がった。

「ふざけるな、貴様ら!!こいつらはもう俺の女だ!!絶対に返さん!!」

カケルは男を睨みつけると、言い放った。

「おい、木偶の坊。その煩悩まみれで空き瓶以下の頭でよく考えな。ブチ切れた俺達を相手にして、勝てるかどうかを。」

それを聞き、男は笑い声を上げる。

「へっ。勝てるか、だと!?笑わせる!この女どもの姿を見て分からないのか、俺の強さが!!世界最強の召喚法を操る、この俺の!!」

しかし、カケルは怯むことなくディスクを構えた。

「ペンデュラムか。けど、俺は一度決めたら戦う主義なんでね!!キジマ、行けるか?」

「ああ、いつでもオーケーだ・・・!!」

ディスクを構えるキジマの横で、ハルが一歩前に出る。

「僕も戦います。クリスを、レイを、女の子を物扱いする奴なんて許せない!!」

その時、キジマの隣でディスクを構える人物が居た。

「私も・・・私も戦う!!」

「ま、マーナ!?ダメだ、お前は俺達の後ろで待ってろ!」

動揺するキジマに、マーナは力強く言う。

「マーナも戦うの!!リンカお姉ちゃんとナナお姉ちゃんを助けたいから!!」

「・・・分かった。一緒に戦おう、マーナ。」

そう言ったカケルに、キジマは抗議する。

「おい待てよ、カケル!マーナは、まだ子どもだ!しかも相手はペンデュラムなんだぞ!!」

「いずれはマーナだって、一人で戦わなきゃいけない時が来る。それにもしもの時は、俺が絶対に守る。だから、マーナの意志を尊重してあげよう、キジマ。」

その言葉に、キジマは葛藤する。そして、カケルを見つめると静かに言った。

「絶対、無理はさせないぞ。もしマーナが傷ついた時は、すぐに離脱させる。」

カケルは頷き、マーナに言った。

「マーナ、絶対に無理はするんじゃ無いぞ。少しでも辛くなったら俺かキジマに言うんだ。」

「うん、分かった。私・・・頑張る!!」

男はヘラヘラと笑いながら言う。

「フッ、そのガキがどれほど役に立つか見物だな!!ライフはそれぞれに4000、最初は互いにドロー・バトル無しのロワイヤルルールだ!!・・・絶望を叩き付けてやるよ!!」



そして、両者は叫んだ。


『デュエル!!!(LP4000 VS LP4000×4)』



次回 第23話「極限のドロップ・ドロー」
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ター坊
縛りプレイ(物理)は確かに興奮します。くっ殺展開(を期待できる)なリンカを選ぶ辺りがまた変態度に磨きを掛けているというか。
って言うか、あの地下商人といい幹部以外のペンデュラム使いはこうも欲まみれの奴が多いのか。 (2016-06-03 07:22)
ほーがん
ター坊さんコメントありがとうございます。
気の強い女性キャラにくっころ展開は、ある意味お約束ですからね(セレナを見ながら)。
ヘラルド達は破壊の王を信奉し、ペンデュラムに対してもある程度の思想のようなものを持ち合わせています。が、なんらかの方法で外部からペンデュラムを手に入れた人間は、その力のみに着目して手を出しているので、基本的に欲深く描いています。世界を崩壊に導いた力、ある種の兵器を欲するようなおかしい人間達なので、その趣向も常軌を逸している訳です。
(2016-06-03 08:05)

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