第26話反逆の黒炎　作：風鼠

ウルフ「…ここだ…少佐!」

大和「…美海!」

小さな道を抜けると、見慣れた白い軍服の男が倒れており、黒い気みたいなものを纏う美海の姿があった。

美海『誰ダイ…君達ハ…』

遊矢「!(声が…違う!)」

大和「…!遅かったか…」

その口から放たれた少年風の口調を思わせるが低い声は、明らかに普段の美海の声ではなかった。

零児「…遊矢か…」

遊矢「零児!…なんでお前がここに?!」

遊矢は倒れている零児の体を起こす。

零児「…戦いにきたのだがな…相手が悪すぎた…」

修造「…零児くん。…この状況は一体…」

零児「…たった今…我々が戦うべき相手が決まった所です。」

零児は、美海を見つめながら少し苦しそうに話す。

ウルフ「…少佐。」

少佐「ウルフか…無様な所を見せたな…。どうやらこの体はもう、持たないらしい…」

少佐はほぼ半身を失い、苦しい口調でウルフに話しかける

少佐「…意識が遠のいてきた…そうか、これが死か。…やっと死 ねるのか…わたしは…。あぁ…たのしかっ‥た…」

悟った少佐は徐々に擦れた声ながらも、笑顔を浮かべる。

ウルフ「少佐…ご苦労様でした。」

大和「…美海。…いや、今は黒き龍か。」

美海『…フム…コノ体ノヤツノ知リ合イカ…』

大和「あぁ、そのこ通ってる塾を経営している者でね…。その子を返してもらおう。」

美海『…僕二刃向ウトイウノカ…愚カナ生物メ…』

大和「…塾生を守る事が愚かだというなら、愚かでいい。…力ずくでも返してもらうよ」

修造「大和ぉ、よぉぉく言ったぁ!黒き龍よ!俺たちとデュエルしろ!」

大和「(うるさい…)」

遊矢「塾長!俺も戦います!」

美海『１対３カ…ソレモヨカロウ…ダガ、ソノ前ニ…』

黒き竜は３人をちらっと見た後、なにかを引き寄せるかのように手を動かす

修造「な!」

権現坂「!?竜のカードが!」

ウルフ「…」

その直後、３人から三竜のカードが引き寄せられ、黒き竜のデッキに加わる。

美海『コノ3枚ハ有効利用サセテモラウヨ』

修造「大和…あの3龍を出されたら厄介だな…」

大和「あぁ、その前に倒すぞ。修造、遊矢君。」

遊矢「えぇ」

美海『デハ始メヨウ…』

4人『「デュエル!」』

デュエルディスク「変則デュエルモード、起動」

大和→修造→遊矢→黒き竜

大和「俺が一番最初か…ドロー」手札5→6

修造「大和、慎重に行けよ」

大和「お前こそ」

遊矢「(元プロデュエリストの塾長2人の本気のデュエル…俺は足を引っ張らないようにしないと…)」

大和「俺は手札から速攻魔法『緊急テレポート』を発動!俺はデッキからチューナーモンスター「クレボンス」を特殊召喚!」
クレボンス（攻）
レベル2攻撃力1200

大和「さらに、俺は手札の「アーマード・サイキッカー」はリリースなしで召喚できる!「アーマード・サイキッカー」を召喚!」手札6→5

アーマード・サイキッカー（攻）
レベル6攻撃力2200

修造「1ターン目からあれを出す気か。」

大和「俺はレベル2の「クレボンス」をレベル6の「アーマード・サイキッカー」にチューニング!黒き炎よ!今我の思いに交わり、反逆の咆哮を上げよ!レベル8『メンタルスフィア・トリ―ゼン・デーモン』!」
メンタルスフィア・トリ―ゼン・デーモン(攻)
レベル8攻撃力3000
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本筋外雑談所

part1

沢渡「やっと主人公の俺様の出番か!活躍してやるぜー!」

取り巻き02「よ!待ってました!」

取り巻き01「…でも、沢渡さん!ここ、本筋外ッスヨ!」

沢渡「なんだってー!…おい、作者!パパに言いつけてやるからな!」

美海(素)「(一応ここじゃ、パパより偉いと思うけどな～)」

沢渡「…なんだ!その憐れむような眼は!」

美海(素)「そんな目してないよ～だ♪」

part2

美海(素)「ここって更新遅いよね～」

そ、それを言うな

美海(素)「う～更新ペースしないと～怒るぞ～」（ぷく～）

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