第７８話　合体する機械人形　作：こんにゃく

サーニャ「デュエルです。まずはサーニャからいかせて貰います。」

手札5

サーニャ「サーニャのターン、サーニャは手札から『機械人形(マシンドール)　Ⅰ(ワン)ブラスト・アーム』を通常召喚します」


機械人形(マシンドール)　Ⅰ(ワン)ブラスト・アーム
レベル4/光属性/機械族
攻撃力1800/守備力100


召喚されたモンスターはまるで腕、爪のような物まで付いた頑丈な機械の腕である。

サーニャ「サーニャはカードを1枚セットします。サーニャは今回これで終わりです」

手札3

サーニャ「理解。分かっていると思いますがこのデュエル、お互いに初めのターンは攻撃できません」

ユキ「ああ、そんなことわざわざ言われなくても分かっているさ！僕のターン！僕は手札からモンスターを裏側守備表示で召喚するよ！」

手札5

ユキ「さらにカードを1枚セット！これで僕はターンエンドさ！」

手札4

一騎「ユキ、堅実だな、ここは様子見もかねているのか」

このは「よし、私のターンでござるな！ドロー！！」

手札6

このは「私は手札より『妖怪忍空・六ロック首』を召喚！」


妖怪忍空・六ロック首
レベル３/闇属性/アンデット族
攻撃力300/守備力200


一騎「このモンスターは確か…」

このは「妖怪忍空・六ロック首は『自分フィールドにこのモンスターのみの場合相手は攻撃することができない』効果を持っているのです！私はカードを1枚セットしてターンエンド」

手札4


ユキ「うまいよこのはちゃん！これであいつの攻撃を阻止できる！」

このは「ふふーん、そうでござるか？」ニヤッ

このは(…とはいえ、この程度のロック、彼女には通用しそうもなさそうでござるが…)

サーニャ「サーニャのターン。サーニャは手札から『機械人形(マシンドール)　Ⅱ(ツー)スラッシュ・スラスター
』を召喚」

手札4


機械人形(マシンドール)　Ⅱ(ツー)スラッシュ・スラスター
レベル4/光属性/機械族
攻撃力1000/守備力1600

今度は、まるでジェットパックのようなものが出現する。

一騎「なんだ…この感じ…」

一騎は感じていた、この違和感を、このモンスターには何かあると

サーニャ「サーニャはフィールドの機械人形(マシンドール)　Ⅰ(ワン)ブラスト・アームと機械人形(マシンドール)　Ⅱ(ツー)スラッシュ・スラスターを除外します、これによりサーニャは合体召喚を行うのです。」

このは「合体召喚？？？」

一騎「合体召喚だと！！？まさか…そのモンスター達はユニオンモンスターか！！？」

サーニャ「驚愕。貴方は物知りなのですね、そうこのモンスター達はユニオンモンスター、フィールドに存在する時に装備カードにもなれる私のかっこいいモンスター達です。」

一騎「まさか、この世界にもユニオン使いがいるなんてな…驚きだ」

ユキ「ユニオン…聞いたことはあったけど見るのは初めてだ」

サーニャ「それでは改めて、Ⅰ(ワン)ブラスト・アームとⅡ(ツー)スラッシュ・スラスターで合体召喚」

サーニャ「連結合体、『機械人形(マシンドール)　ⅠⅡ(ワンツー)ブラスト・スラスター』！」


機械人形(マシンドール)　ⅠⅡ(ワンツー)ブラスト・スラスター
ユニオン
レベル6/光属性/機械族
攻撃力2600/守備力1700


ガシーンという音で2体のモンスターが合体する。

その姿は、文字通りの合体した姿、スラスターに腕が装着された状態である。

このは「なっ…ただくっついただけ！！？」

このははその状況に唖然としていた、というより合体というから少し期待いていたのだがあまりにもシンプルで少し落胆しているようであった

サーニャ「憤慨。ナンセンスですね、そこのチビロリ忍者、この合体の良さが分からないとは」

このは「は？誰がチビでござるか…？」

サーニャ「貴方ですよ、貴方、今、サーニャが指を指しているそこの園児です」

サーニャは無表情のままこのはに指を指す。笑ってなどいないただ本当に無表情で指を指していた

このは「…はっ…これでも私は今年で18歳なのでござるよ…？」

サーニャ「…そのなりでサーニャより年上ですか…お笑いものですね、もう成長期も終わっていますし諦めて幼稚園に通い直すことをお勧めします」

ピキッ、このはの中で何かが弾けた

このは「言ってくれるじゃねぇですか…もう怒ったのです！！さっさと倒してやるからかかって来いです！！！」

このはの怒りが頂点に達し、サーニャに怒号を吐きかける

一騎「うぉっ…このはがキレた所初めてみた」

ユキ「あわわ…」

一騎はこのはのその状態に困惑し、ユキはアタフタしていた。

サーニャ「宣言。言われなくてもそうさせていただきます。機械人形(マシンドール)　ⅠⅡ(ワンツー)ブラスト・スラスターの効果発動です『1ターンに1度、相手フィールドのカードを1枚選択しそのカードを破壊する』よって妖怪忍空・六ロック首を破壊」

ブラスト・スラスターのスラスターから炎が噴射されそれが六ロック首を焼き尽くす。

このは「ちぃ…やはり破壊されたのですっ！！」

サーニャ「継続。これで六ロック首の邪魔はなくなりました。では機械人形(マシンドール)　ⅠⅡ(ワンツー)ブラスト・スラスターでチビ助、貴方にダイレクトアタックです」

ギャイイイン、凄まじい速度で迫るブラスト・スラスター、その拳はまっすぐこのはを捉える。

このは「くっ！！」

迫りくる拳にこのはは身構える。

ユキ「トラップ発動！『軋血のカーテン』！！このカードは『戦闘、効果のダメージが発生した時そのダメージを半分にしてその後このカードをモンスターとしてフィールドに特殊召喚する！』」


軋血のカーテン
レベル４/闇属性/悪魔族
攻撃力？/守備力？


ユキ「そしてこのカードは受けたダメージと同じ攻撃力・守備力となる！！」


軋血のカーテン
攻撃力1300/守備力1300


このはの目の前に現れた血に塗れたカーテンがこのはに対する攻撃を和らげる。

このは「くぅっうぅ…ユキ…！」

ＬＰ4000→2700

ユキ「大丈夫このはちゃん！！」

このは「ユキのおかげで助かったのです、流石はユキ！」

ユキ「えへへ///」

一騎「すごい、あの二人…息ピッタリだ」

サーニャ「舌打ち。仕方ありません。サーニャはカードを2枚セットしてターンエンドです」

手札1

ユキ「このはちゃん、後は僕に任せて」

このは「当たり前なのです、信じてるのですよ、ユキ」

ユキは静かにうなずく

ユキ「僕のターン！僕は裏側守備表示のモンスターを反転召喚！！」

手札5

鋼鉄のカーテン・スフューム
レベル４/闇属性/悪魔族
攻撃力1000/守備力300


鋼と金属でできたカーテンとは言いがたい悪魔のカーテン


ユキ「さらに僕は手札から『カーテン魔人・ブレーンシェード』を通常召喚する！」


カーテン魔人・ブレーンシェード
レベル４/闇属性/悪魔族
攻撃力1700/守備力1300


少女のような姿だが頭にはヤギのような角、そして手には特徴的なマントのようなものを持っている。


ユキ「そしてフィールドの軋血のカーテン、鋼鉄のカーテン・スフュームそしてカーテン魔人・ブレーンシェードの3体でオーバーレイ！！映し世を閉ざす、魔神の子よ、闇を穿つ古鵬となれ！！エクシーズ召喚！！ランク4！！『カーテン魔人・アーミルド・スキルヴィル』！！」


カーテン魔人・アーミルド・スキルヴィル
ランク４/闇属性/悪魔族
攻撃力2500/守備力2000


巨大な布状のハンマーを持つ巨大な鬼、頭にはターバンが巻いておりそこから巨大な一本づのが生えている。

サーニャ「感嘆。貴方も中々にかっこいいモンスターを使いますね」

ユキ「お褒めの言葉ありがとう…だけどその余裕、すぐに無くさせてもらうよ！！僕はカーテン魔人・アーミルド・スキルヴィルのモンスター効果を発動！『1ターンに1度、オーバレイユニットを1つ使うことで、相手フィールドのモンスター１体をカーテンモンスター扱いにする』！」

ユキ「行け！アーミルド・スキルヴィル…〈ミラージュ・カーテン〉！！」

その瞬間、アーミルド・スキルヴィルのハンマーが形状を変えカーテンとなる。それはブラスト・スラスターを包むとその姿を布のはブラスト・スラスターに変える。

サーニャ「疑問。どういうことです？」

ユキ「ふふっ、それはこれからのお楽しみさ！僕は永続魔法『カーテン・ブレイク・パーティ』を発動！これにより『自分フィールドのカーテンと名の付くモンスターがカーテンと名の付くモンスターを攻撃する時、そのバトルステップの間攻撃力を2倍にする』！」

このは「おおっ！」

ユキ「それだけじゃないよ！アーミルド・スキルヴィルにも『カーテンと名の付くモンスターを攻撃する時、そのバトルステップの間攻撃力を2倍にする』効果がある！」

一騎「っていうことは…2倍の2倍！？」

ユキ「その通りだ！行け！アーミルド・スキルヴィル！！機械人形(マシンドール)　ⅠⅡ(ワンツー)ブラスト・スラスターを攻撃！この瞬間カーテン・ブレイク・パーティとアーミルド・スキルヴィルの効果が発動するよ！〈カーテン・ハンマー〉！！！」


アーミルド・スキルヴィル　攻撃力2500→5000→攻撃力10000


一騎「攻撃力10000！？」

アーミルド・スキルヴィルのハンマーがブラスト・スラスターに襲い掛かる。


アーミルド・スキルヴィル　攻撃力10000　→　Ⅱ(ワンツー)ブラスト・スラスター　攻撃力2600


このは「よし、この攻撃が通れば…！！」

サーニャ「嘲笑。サーニャは軽く笑って見せます」

といいながらまったく表情を変えず、無表情である。

サーニャ「永続トラップ『機械人形(マシンドール)ユニオン・ドッキング』を発動します。このカードは『相手ターンに1度、自分フィールドに機械人形(マシンドール)モンスターが存在しユニオンモンスターを装備していない場合、手札の光属性・機械族ユニオンモンスター1体を特殊召喚し、自分フィールドのユニオンモンスターを装備できる』サーニャは手札の『機械人形(マシンドール)　Ⅲ(スリー)ソード・レッグ・ブースター』を特殊召喚」


機械人形(マシンドール)　Ⅲ(スリー)ソード・レッグ・ブースター
ユニオン
レベル4/光属性/機械族
攻撃力1600/守備力1600


剣のような形をした機械の足。青い光を放っている

一騎「モンスターを特殊召喚…？いったい何を…」

サーニャ「そしてブラスト・スラスターをソード・レッグ・ブースターに装備する」

このは「いったい何…ハッ！？まさか！！」

ソード・レッグ・ブースターの周りのブラスト・スラスターが磁気を帯びながら旋回する。装備というよりはただ周りを浮いているだけのように見える。

サーニャ「消失。これにより貴方のモンスターの攻撃対象は失った、そしてカーテンモンスター相手ではない貴方のモンスターの攻撃力は元の数値へと戻りますね」

手札1

ユキ「っく…！！」


アーミルド・スキルヴィル　攻撃力10000→攻撃力2500

一騎「なるほど、機械人形(マシンドール)ユニオン・ドッキングの効果は特殊召喚後自分フィールドのユニオンモンスターを装備できるカード…合体モンスターでありながらユニオンであるブラスト・スラスターも選択することができるのか…！！」

ユキ「っ…だけどバトルが終了したわけじゃない…対象を失っただけで君のフィールドには攻撃力1600のソード・レッグ・ブースターがいる！！僕はアーミルド・スキルヴィルでソード・レッグ・ブースターに攻撃を続行する！！」


アーミルド・スキルヴィル　攻撃力2500　→　ソード・レッグ・ブースター攻撃力1600

ユキ(せめてモンスターぐらいは…！！)

サーニャ「無駄。ブラスト・スラスターの効果を発動」

ユキ「何！？」

サーニャ「ブラスト・スラスターが装備されている時、『装備モンスターの攻撃力は1000ポイントアップします』」

ユキ「なんだって！？」

ソード・レッグ・ブースター攻撃力1600→攻撃力2600

このは「なっ攻撃力2600！？」

一騎「アーミルド・スキルヴィルの攻撃力を上回った…！！！」

サーニャ「質問。さて貴方は攻撃を続行しますか？」

ユキ「っ…！！僕は…カードを1枚セットしてターンエンド」

手札2

ユキ「このはちゃん、ごめん」

このは「いえ…十分でござるよユキ…後は私に任せるのです」

ユキ「このはちゃん…！」

このは「いくでござるよ…私のターン！私は手札から『妖怪忍空　風死ノ鎌鼬』を召喚！」

手札4

妖怪忍空　風死ノ鎌鼬
レベル４/風属性/獣族
攻撃力1800/守備力600


両腕に巨大な鎌を持ち、体に風を纏うイタチのモンスター

このは「さらに『フィールドに妖怪忍空モンスターが存在する時』手札から『妖怪忍空 糸ノ鵺』を特殊召喚！」


妖怪忍空 糸ノ鵺
レベル4/闇属性/獣族
攻撃力1700/守備力1300


様々な動物が合体し、体に長い糸をつけている妖怪

このは「まだでござる！永続トラップ『妖怪忍法　狐火妖術』を発動なのです！このカードは『1ターンに1度、自分の手札に存在する妖怪忍空モンスター1体をデッキに戻し、デッキから戻したモンスターと同じレベル・同じ種族のモンスター1体を特殊召喚する』！」

このは「私が戻すのは『妖怪忍空 仙念入道』そしてこのカードをデッキに戻し、私は『妖怪忍空 見越入道』を特殊召喚！」


妖怪忍空 見越入道
レベル4/闇属性/獣族
攻撃力1000/守備力100


首の長いキリン、僧侶のような服装を身に纏い拝んだ状態で出現した。


このは「さらに永続魔法『妖怪忍法・誘われ花風』を発動し、妖怪忍空 見越入道の効果を発動なのです！『このカードをデッキに戻し、フィールドの妖怪忍空モンスター全てのレベルを1つ上げるのです』！！そしてさらに妖怪忍法・誘われ花風の効果により『フィールドのカードをデッキに戻す効果が発動した時そのカードはデッキに戻らず手札に加えるのです』！！」

一騎「うまい！このはのいつものコンボだ！！」

妖怪忍空　風死ノ鎌鼬 レベル４→5

妖怪忍空 糸ノ鵺　レベル4→5

このは「これでレベル5のモンスターが２体となったのです。私はこの２体のモンスターでオーバーレイ！！旋風狐王の主よ、その五つの尾ですべてを貫け！エクシーズ召喚！！ランク５！！『妖怪忍空　五尾ノ狐』！」


妖怪忍空　五尾ノ狐
ランク5 /闇属性/獣族
攻撃力100/守備力100


黒き衣を纏った５本の巨大な尾を持つ狐。

サーニャ「微笑。かわいらしいモンスターですね。あまり強そうには見えませんが」

このは「それはどうでしょうねぇ…私は五尾ノ狐を効果を発動でござる！『オーバレイユニットを１つ取り除き、相手と自分のライフポイントの差の分このカードの攻撃力をアップさせる。そしてこの効果で攻撃力がアップした時、上がった数値の半分回復する。』！」

サーニャ「ほう。」

このは「これで妖怪忍空　五尾ノ狐の攻撃力は私のライフとお前のライフの差の分だけ攻撃力がアップ！」


妖怪忍空　五尾ノ狐　攻撃力100→攻撃力1400

ＬＰ2700→3850


サーニャ「プックスクスです。攻撃力が上がったと言っても所詮攻撃力1400…それで何ができるのでしょうか」

このは「そうでござるねぇ、ならこれならどうでしょう私は『RUM(ランクアップマジック) フォックス・フォース』を発動！『自分フィールドの妖怪忍空モンスター1体を選択しランクの1つ高い妖怪忍空モンスターにランクアップさせる』！！」

サーニャ「ランクアップ…？」

このは「行け！五尾ノ狐！！天明から授かりし盃に映る朧月！狐王の漁り火(いさりび)に燃え上がらせよ！！ランクアップ！！エクシーズチェンジ！！ランク6！！『妖怪忍空　六尾白狐（むびびゃっこ）』！！」


妖怪忍空　六尾白狐（むびびゃっこ）
ランク6/闇属性/獣族
攻撃力2700/守備力1800


白い体に黒い瞳、純白の衣は神々しささえ感じられる。

サーニャ「感嘆。今度は強そうなモンスターです。」

このは「ええ、とても強いのですよこの子は！！！六尾白狐の効果を発動！『このカードが妖怪忍空を素材としてランクアップしている場合発動できる！１ターンに１度相手フィールドのモンスター１体の攻撃力を半分にしその数値分ライフを回復する』！！〈ライフ・エンゲージ・オメガ〉！」

六尾白狐の衣がソード・レッグ・ブースターを捕らえる、そしてそこから力を奪っている。

ソード・レッグ・ブースター　攻撃力2600→1300

ＬＰ3850→5150

このは「さらにオーバレイユニットを1つ使い！『相手フィールドのモンスターの攻撃力が変化した時、エンドフェイズ時までその数値分このモンスターの攻撃力をアップするのです』！！」

六尾白狐攻撃力2700→4000

一騎「よし！これなら！！」

このは「バトルなのでござるです！！六尾白狐でソード・レッグ・ブースターを攻撃！！〈ライフ・セクス・ブラスター〉！！！」

六つの尾から発射されるエネルギーは大地を抉り、ソード・レッグ・ブースターにまっすぐ向かう。

このは「さらに！！RUM(ランクアップマジック) フォックス・フォース『が発動したターンのエンドフェイズまでこのカードでランクアップしたモンスター以外の表側表示のカードの効果を無効にするのです』！！よって効果の発動はできないでござるよ！！」

サーニャ「…」

このは「ゆけぇ！！六尾白狐！！！」

六尾白狐　攻撃力4000　→　ソード・レッグ・ブースター攻撃力1300

ズガァァン、ソード・レッグ・ブースターがその光のエネルギーに貫かれる。

サーニャ「くぅ…っ」
ＬＰ4000→1300

ここで初めてサーニャの顔が少しだけ歪む。サーニャは風圧で少しだけ後ろに後退するが持ちこたえる。

サーニャ「ソード・レッグ・ブースターが『戦闘で破壊され墓地に送られた時、デッキから機械人形(マシンドール)モンスター1体を特殊召喚できる』サーニャは手札から『機械人形(マシンドール)　アサルト・ユナイト・ガール』を特殊召喚します」

機械人形(マシンドール)　アサルト・ユナイト・ガール
レベル4/光属性/機械族
攻撃力1900/守備力1800

召喚されたのはかわいらしい少女、様々な機械が体に取り付いている。

このは「ふふん、まぁいいでしょう、これで私はターンエンドなのです」

手札1

サーニャ「怒り。やってくれましたね…いいでしょう、全力で貴方達を倒してあげましょう、サーニャのターン」

手札2

サーニャ「トラップ発動。『スクランブル・ユニオン』これによりサーニャは『除外されているユニオンモンスターを３体まで対象としてそのモンスターを特殊召喚します』」

サーニャ「現れよ、機械人形(マシンドール)　Ⅰ(ワン)ブラスト・アーム、機械人形(マシンドール)　Ⅱ(ツー)スラッシュ・スラスター」


機械人形(マシンドール)　Ⅰ(ワン)ブラスト・アーム
ユニオン
レベル4/光属性/機械族
攻撃力1800/守備力100


機械人形(マシンドール)　Ⅱ(ツー)スラッシュ・スラスター
ユニオン
レベル4/光属性/機械族
攻撃力1000/守備力1600

このは「性懲りもなくまた現れたのですね…！」

サーニャ「そして手札より『機械人形(マシンドール)　Ⅳ(フォー)イレイザー・ファンネル』を通常召喚」


機械人形(マシンドール)　Ⅳ(フォー)イレイザー・ファンネル
ユニオン
レベル4/光属性/機械族
攻撃力1700/守備力700


今度は6つのビットが出現し周りを飛び回る。

サーニャ「ここからですよ…サーニャは機械人形(マシンドール)　Ⅰ(ワン)ブラスト・アーム、Ⅱ(ツー)スラッシュ・スラスターを除外し合体召喚を行う！現れよ、機械人形(マシンドール)　ⅠⅡブラスト・スラスター！」

機械人形(マシンドール)　ⅠⅡ(ワンツー)ブラスト・スラスター
ユニオン
レベル6/光属性/機械族
攻撃力2600/守備力1700


サーニャ「そして機械人形(マシンドール)　ⅠⅡ(ワンツー)ブラスト・スラスターの効果により1ターンに1度、相手フィールドのカードを破壊する、サーニャはまず邪魔なセットされたカードを破壊します」

ユキ「くぅっしまった…！！」

バキーンとブラスト・スラスターの炎に焼かれユキのセットしていたカードが破壊される

ユキ(破壊されたのは『回避のバリア　カーテン・フォース』…このカードは相手の攻撃宣言時全てのモンスターをカーテンモンスター扱いにしその攻撃を無効にできるカード…)

サーニャ「追撃。まだサーニャは追い討ちをかけます。サーニャは機械人形(マシンドール)　ⅠⅡ(ワンツー)ブラスト・スラスター、機械人形(マシンドール)　アサルト・ユナイト・ガールを除外し更なる合体召喚をする」

一騎「何！？合体モンスターをさらに合体召喚！？」

サーニャ「冷徹無慈悲の機械姫よ、大地を砕く拳を掲げ、閃光武風の風となれ、合体召喚、レベル8、『機械人形(マシンドール)　Ⅷ(エイト)ブラストスラスター・アサルト』！」


機械人形(マシンドール)　Ⅷ(エイト)ブラストスラスター・アサルト
レベル8/光属性/機械族
攻撃力2900/守備力2000


ガチン、ガチンと音を立て少女に武装が合体していく。まだ上半身のみに装着されているだけだがそれでも先ほどの合体よりも見栄えがよい。

このは「なっ…」

サーニャ「驚きのあまり言葉を失いましたが…ですが手を抜くつもりはありません。バトルです機械人形(マシンドール)　Ⅷ(エイト)ブラストスラスター・アサルトでアーミルド・スキルヴィルを攻撃。〈ブラスター・フィスト〉」

ボウッという音と共に一気に加速し、アーミルド・スキルヴィルに向かう

サーニャ「さらにブラストスラスター・アサルトは『攻撃宣言時、攻撃力が1000ポイントアップします』」

ブラストスラスター・アサルト攻撃力　2900→3900　→　アーミルド・スキルヴィル攻撃力2500

ユキ「つぅ…！！ぐあぅあぁあぁ！！」

ユキは吹っ飛ばされ後方の瓦礫に衝突する。

ユキ「ぐっは…」
ＬＰ4000→2600

このは・一騎「ユキ！！」

ユキ「だ…大丈夫だよ」

ユキは何とかその場から立ち上がるしかし

サーニャ「大丈夫？大丈夫ではありませんよ…貴方もそしてチビ助…貴方もね」

このは「なに？」

サーニャ「ブラストスラスター・アサルトの更なる効果『このカードが相手モンスターを破壊した時、相手フィールドのカード1枚を選択し破壊する。』」

ユキ「なっ…」

一騎「なんだと…！！？」

サーニャ「追撃。ブラストスラスター・アサルト、〈スラスター・ブレイク〉」

今度の炎は六尾白狐を消し飛ばす。

このは「くっ…」

ユキ「だけど…君のフィールドに残っているのは攻撃力1700のイレイザー・ファンネルだけ！」

サーニャ「誤解。それは大きな間違いですね、速攻魔法『リ・ベンジ・ジョイン』このカードは『自分フィールドの合体モンスター1体を選択します、そしてそのカードをエクストラデッキに戻し、除外されている素材となったモンスターを再び特殊召喚できます』」

ユキ「なっなんだって！！？」

サーニャ「装備を外してください。ガール」

そういうと、ブラストスラスター・アサルトは再び分離し別々のモンスターとなる。

機械人形(マシンドール)　ⅠⅡ(ワンツー)ブラスト・スラスター
ユニオン
レベル6/光属性/機械族
攻撃力2600/守備力1700


機械人形(マシンドール)　アサルト・ユナイト・ガール
レベル4/光属性/機械族
攻撃力1900/守備力1800


サーニャ「では、ⅠⅡ(ワンツー)ブラスト・スラスターで貴方にダイレクトアタック」

ユキ「っ」

そしてブラスト・スラスターはユキめがけて直進し拳を打ち付ける。

ユキ「っぅう！！ぐあぁぁ！！」

ユキは再び吹き飛んだしかし、壁にぶつかることはなかった

ユキ「っ…あれ、一騎君！？」
ＬＰ2600→0

一騎「よくやった、ユキ」

ユキ「ありがとう…でも」

一騎「大丈夫、後はあいつに任せよう」

サーニャ「チビ助、後は貴方だけです」

このは「はっ、やれるものならやってみてほしいのです」

サーニャ「…まずはアサルト・ユナイト・ガールそしてイレイザー・ファンネルでチビ助、貴方にダイレクトアタック」

2体のモンスター１体は直接、もう１体はビットからレーザーを射出する。

このは「っっ！！ぐぅぅ！！」
ＬＰ5150→1550

このは2体の攻撃を耐え忍ぶ。

サーニャ「そして再び合体召喚により、機械人形(マシンドール)　Ⅷ(エイト)ブラストスラスター・アサルトにします」


機械人形(マシンドール)　Ⅷ(エイト)ブラストスラスター・アサルト
レベル8/光属性/機械族
攻撃力2900/守備力2000

ユキ「また…」

サーニャ「そしてブラストスラスター・アサルトにイレイザー・ファンネルを装備してサーニャはターンエンド。」

手札0

一騎「このは…」

このは「いっき、心配無用、私に任せてほしいのです！私のターン！！」

手札2

このは「私は手札から『妖怪忍空 見越入道』を召喚！さらにフィールドに妖怪忍空モンスターが存在する時、手札から『妖怪忍空 糸ノ鵺』を特殊召喚！」


妖怪忍空 見越入道
レベル4/闇属性/獣族
攻撃力1000/守備力100


妖怪忍空 糸ノ鵺
レベル4/闇属性/獣族
攻撃力1700/守備力1300


サーニャ「レベル4のモンスターが2体…ですか…」

このは「私はレベル４の妖怪忍空 見越入道と糸ノ鵺でオーバレイ！漆黒の闇より出し妖怪よ！！四天を貫くその尾で全てを凪ぎ払え！エクシーズ召喚！！ランク4！『妖怪忍空　四天ノ狐（してんのきつね）』！」


妖怪忍空　四天ノ狐（してんのきつね）
ランク4/闇属性/獣族
攻撃力1800/守備力1000


四本の尾を持つ、赤い毛を持つ狐は出現する。

サーニャ「かわいい。また狐ちゃんですか。」

このは「ふふ…甘いですよ、私は四天ノ狐のオーバーレイユニットを1つ使い『デッキから妖怪忍空モンスター1体を手札に加える』…私は『妖怪忍空　無雨ノ唐笠』を手札に加える！」

サーニャ「いったい何を…」

このは「そして…手札から『ＲＵＭ(ランクアップマジック)　フォクスダブルラウンド』発動！『このカードはフィールドの妖怪忍空エクシーズモンスター1体を選択し、そのモンスターをそのランクを2倍にランクアップさせる』！！」

サーニャ「むっ。」

このは「私は四天ノ狐を選択しそのランクの2倍のランクを持つモンスターにしますです！！」

一騎「ランクの2倍！？」

このは「全てを飲み込む終極の狐よ、絶望を喰らい深淵より降り立て！！ランクアップエクシーズチェンジ！！ランク8！！『妖怪忍空 天道仙狐』！！」

妖怪忍空 天道仙狐
ランク8/闇属性/獣族
攻撃力3000/守備力2800

闇を纏い体が白い天道の狐、その瞳は紅く全てを貫く

このは「つぅ…！！」

このはは少しだけ顔を歪ませる。このモンスターを使役するには強い精神力が必要で召喚する度にこのはに負担がかかるのだ。

闇の風が辺りを吹き飛ばし、周りの物体を巻き上げる。

一騎「なっ…なんだ！？」

ユキ「これは…あの時召喚したモンスター…」

一騎「あの時？」

ユキ「うん…このはちゃんが暁と戦った時に召喚したモンスター、僕もこれ以上のランクを持つモンスターを見たことないんだ」

一騎「それ程、強力なモンスターだって言うのか…」

このは「できれば…こいつをお前に対して召喚したくはなかったのですが…仕方がないのです」

サーニャ「凶悪。ずいぶんと怖い見た目のモンスターですね。サーニャは前の方が好きですよ」

このは「お前の好き嫌いなんてどうでもいいのです…あまり長引かせたくないので、もう終わらせるのです！！天道仙狐の効果発動！！『1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体の攻撃力を0にする』！！」

サーニャ「むぅ…」

一騎「よし！これでブラストスラスター・アサルトの攻撃力を０にして」

ユキ「このはちゃんの攻撃が決まれば…！！」

天道仙狐が白い光がブラストスラスター・アサルトを包み込む、しかし

パキンという音と共にその光がはじけ飛ぶ

ユキ「なっ！？」

サーニャ「残念。イレイザー・ファンネルの効果により『装備モンスターが効果の対象となった時、その効果を無効にしこのカードを破壊します』」

このは「なら…そのモンスターは破壊させてもらいます！！天道仙狐でブラストスラスター・アサルトを攻撃！！〈ブラスト・オブ・オクトーバ〉！！！」

8つの赤い光線が地面を砕きながらブラストスラスター・アサルトに襲い掛かる。

天道仙狐　攻撃力3000　→　　ブラストスラスター・アサルト　攻撃力2900

サーニャ「…」

ＬＰ1300→1200

このは「どうです！！」

一騎「よし、これで相手のフィールドはがら空きになった！！」

このは「私はこれでターンエンド」

手札0

サーニャ「訂正。貴方のことを勘違いしていました。やりますね…では、サーニャもそれに答えましょう」

このは「っ」

このはは感じた明らかにサーニャの雰囲気が変わったことを。

サーニャ「マジックカード『リサイクル・ユニオン』を発動。『自分フィールドにモンスターが存在しない時このカードは除外されている光属性・通常モンスター１体とユニオンモンスター１体を特殊召喚できるのです』」


機械人形(マシンドール)　アサルト・ユナイト・ガール
レベル4/光属性/機械族
攻撃力1900/守備力1800

機械人形(マシンドール)　ⅠⅡ(ワンツー)ブラスト・スラスター
ユニオン
レベル6/光属性/機械族
攻撃力2600/守備力1700


このは「っ」

サーニャ「そしてブラスト・スラスターの効果により天道仙狐を破壊します」

ブラスト・スラスターの炎が狐を焼き尽くす。

このは「し、しかし天道仙狐が破壊された時！『墓地から妖怪忍空エクシーズモンスター１体を特殊召喚できるのです』舞い戻れ！六尾白狐！！」


妖怪忍空　六尾白狐
ランク6/闇属性/獣族
攻撃力2700/守備力1800

一騎「よし！これで！！」

サーニャ「墓地のスクランブル・ユニオンの効果を発動し『このカードを除外し、墓地の光属性・通常モンスターまたはユニオンモンスター１体を手札に加えることができます』サーニャはソード・レッグ・ブースターを手札に加え、召喚します」

機械人形(マシンドール)　Ⅲ(スリー)ソード・レッグ・ブースター
ユニオン
レベル4/光属性/機械族
攻撃力1600/守備力1600

サーニャ「そして再び合体召喚を行い、ブラストスラスター・アサルトを召喚し)ソード・レッグ・ブースターを装備」


機械人形(マシンドール)　Ⅷ(エイト)ブラストスラスター・アサルト
レベル8/光属性/機械族
攻撃力2900/守備力2000

一騎「っ…これじゃあ…！！」

サーニャ「再び効果を使い、六尾白狐を破壊します」

このはのフィールドからモンスターが消える。

サーニャ「…ではブラストスラスター・アサルトで貴方にダイレクトアタックをします。〈ブラスター・フィスト〉」

このは「っ！！そうはいかないのです！！手札の妖怪忍空　無雨ノ唐笠の効果発動！！『手の攻撃宣言時、手札のこのカードを特殊召喚することでを相手モンスター1体の攻撃を無効にするのです』！！」

ユキ「よし！これで…」

サーニャ「ソード・レッグ・ブースターの効果を発動『このカードが装備されている時、相手のモンスター効果が発動した場合このカードを破壊しその効果を無効にし破壊します』」

このは「なっ！！？」

サーニャ「続行。ダイレクトアタックです。」

このはに向けられた攻撃は中断せず、このはを貫く

このは「ぐっ…ぐあぁぁぁ！！！」

ＬＰ1150→0

このはは吹き飛び、そのまま地面に伏せる

一騎「このは！！！」

ユキ「このはちゃん！！！」

サーニャ「最後の攻撃はサーニャなりに敬意を表しました、では貴方達はサーニャが身柄を…」

一騎「そうはいかねぇ…」

サーニャ「む、」

一騎「このはとユキが頑張ってくれたんだ…だったら、俺だって頑張らなくちゃならねぇ」

このは「っ…いっき、すみませんです…油断していたわけではないのですが」

ボロボロになりながらも一騎達のもとへ寄るこのは

一騎「大丈夫…このはとユキのおかげであいつがどういった奴なのかわかった」

サーニャ「なるほど…次の相手は貴方ですか…」

遊姫「一騎！」

するとそこに3人のエクサス兵を倒した遊姫の姿が

一騎「遊姫、このはとユキを見ていてくれ…後は俺がやる」

遊姫「一騎…」

サーニャ「微笑。いいですね、貴方もサーニャを楽しませてください」


続く

次回

一騎「ユキ、このは、この二人を倒したほどの実力者サーニャ。こいつには聞きたいことが山程ある、直接俺が聞いてやる！！」

一騎「次回『完全機械少女』一気に駆け上がれ！！」