3日目:朝　作：ドクダミ2号

翔「う……うーん？……朝か。」
遊貴「すーすー……んにゃぴ………。」
翔「疲れてるみたいだな……。こうして見ると意外と………流石に犯罪か。……あれ？」ガバッ！
ナナリア「すーすー………。………ん？」
翔「何してんだおめーは………。」


ユイ「………。何だか寝た気がしないなぁ。疲れが残ってるというか。何というか。」
強志「そりゃぁな！夜遅くまで彼女といちゃついてたらな！寝た気なんかしないだろうな！！」
ユイ「泣くなよ。そういや、翔と遊希さんとユーノさん。大丈夫だろうか？」
強志「何がだ？」
ユイ「いや、昨日………結局仲直りしてなかったし………。それに………。」
強志「大丈夫だろ。気にすんな。」


翔「ほーほー、夜這いに来たは良いが何をすれば良いか分かんなくなり結局そのままここで寝たと。ほーほー。」
ナナリア「うぅ、みなまで言うな！」
翔「そう言うのは、家に帰ってからにしようぜ？隣には健全な少女がいるんだぞ？」
遊貴(………。)
翔「とにかく！みんながいる所でそう言うのは禁止！わかったか？」
ナナリア「ん……むぅ………。」
翔「聞いてんの？」
ナナリア「あ、あぁ………。なぁ、翔……。」
翔「そっから先は聞かんぞ。それも帰ってからにしろ。」
ナナリア「………う、うん。」
遊貴(あぁ………気まずい！)

コンコン

翔「誰だ？空いてるぜ？」
ガチャ
遊希「あの、翔さん？」
ユーノ「話が……あるんですけど。」
翔「……。」




エントランスにて
翔「それで？話って？」
遊希「あの……その！」
ユーノ「昨日は……せーの」
2人「申し訳ございませんでした！！」
翔「あー、あの事か。もう別に良いよ。気にしてないし。」
遊希「でも……！」
翔「……俺も感情的になり過ぎた。すまん！！」がばっ！
ユーノ「しょ、翔さん！頭を上げてください！謝ってるのはコッチですから！」
翔「俺も悪かった！変に怒鳴ったりしてゴメンな。許してくれ。」ウィンク☆
遊希「う、……そんな事したって何も無いですよ！」
翔「あれ？ダメか……。……う！」ゾク
ナナリア「翔ー？何をしてるんだ？」
翔「あああぁぁ、いいいや、そそその！」
ナナリア「こんの！！スケコマシ！！」
翔「いやー！」
ユーノ「うわー………ナナリアさんだけは怒らせないようにしよう。」


翔「うぐ……嫌な目にあった。」
遊火「馬鹿な事してるからですよ。」
翔「馬鹿とはなんだ、ちみ！」
遊火「………、この人何でこんな性格なんでしょう………。黙ってればイケメン系なのに………。」
翔「なにか言った？」
遊火「いえ、別に。ボクはカフェに行ってきます。」
翔「？」

遊介「お、翔さんじゃないか。」
翔「お疲れー、朝だけど。」
遊介「はは、確かにお疲れだよ………。昨日は姫が済まなかった………。」
翔「もう気にしてないよ、それより……姫ってどういう事？」
遊介「………今更？」


遊乃「あ、翔さん！こっち来てください！」
翔「うん？何だ？」
遊乃「さっきお土産屋でこんなの買いました！」
翔「んー？赤べっこるせんべい？何？この福島感満載なせんべい。赤べっこるって何だよ。パクリじゃん。問題だろ。」
遊乃「えー？そうですか？でも、可愛いと思いません？」
翔(女子の可愛いほど信用できないものは無い……が、こいつの場合そんな事は無さそうだ。)「そうだな、取り敢えず1枚貰おうか。」
遊乃「はい！」


翔「ふぁ〜、ねむ………。」
遊貴「おはようございます。」
翔「ぬお！びっくりしたー………、幽霊かよ！？……遊貴ちゃん幽霊説………。」
遊貴「は？」
翔「……怒ってんの？しゃbーーー」ガンッ！
ナナリア「ネタでも許されんぞ！」
翔「いってーー！！何しやがんだ！！ねぇ？遊貴ちゃん。」
遊貴「やろーてめーぶっ○す。」
翔(味方がいねぇ！)

ユイ「おーい！翔ー！」
翔「うぃーっす、ユイ。眠れたか？」
ユイ「全然！そっちは？」
翔「ぐっすりだ。やー、今皆のとこ回ってたんだが………平和だな。」
ユイ「お、そうだな。」
翔「そうだよ。………こんな平和がいつまでも続けばなぁ………。俺もちゃんと生きてけたのかな？」
ユイ「平和でもお前は変わらなさそうだ！」
翔「……ククク、そうかもな！」

強志「お、翔君ではないですか？」
翔「わざとらしい喋り方は止めろ。………今までさ、俺………恐ろしい事ばっか考えた。でも……あいつらに会って、沢山会話して、一緒に行動して………変われるかな？俺。」
強志「変われるさ。その志があれば。」
翔「そうか。……ありがとよ。」

夏武斗「よー！翔ー！あ、ナナリアさんも！！」
翔「……！朝からうるせぇ………。」
ナナリア「声の張りがよろしいようで………。」
夏武斗「なぁ翔！後でさ！デュエルしてくれよ！俺、あんたとデュエルしたいんだ！」
翔「……んー、良いよ。後でじゃなくて、今やろうか。」
夏武斗「………！おう！」


翔「……えー。何かやる気失せたわー……。」
勇「ほい、お茶。お疲れさん。見てたぜデュエル。見事な負けだったな。」
翔「あそこまで勢いよく負けると………なんかねぇ？」
勇「ははは！そんな事言うなら、手加減すんなよ。」
翔「手加減って……何だ？……そういやさ、お前3日で10万とか言ってたけどさー、大丈夫か？」
勇「大丈夫！大丈夫！ちゃんと募集用紙に書いてあったから！」
翔(……それ見たけど、活躍次第で給料が変更しますって書いてあったのは黙っておこう。)

一騎「あ、どうも。翔さん。」
翔「おう？一騎じゃねぇか。……何してたんだ？」
一騎「元の世界の皆との写真を見てました。」
翔「ふ〜ん。どれどれ？……は、幸せそうな写真！」
一騎「翔さんはどんな写真を？」
翔「俺！？………これしか残ってない。」
一騎「……これいつの写真ですか？」
翔「あー……俺が小学生の時で、六花が入学した時だから………9年前か。」
一騎「へー、今よりも真面目そうですね。」
翔「け！どーせ不真面目ですよーだ！」


山崎「おっはーー！おっはーーー！！！今日は最後の3日目だー！！皆踊れーー！！そろそろパーティの時間だーー！！！」
翔「うるっせ……て、え？まじっすか？」
山崎「まじっす。」
翔「(朝からパーティとか)これもうわかんねぇな。」
山崎「最後ぐらい、元気出せよ！！さぁ始まるぜ！！」
パーティ編へ……！