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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第117話:ノンストップ・ガールズ

第117話:ノンストップ・ガールズ 作:光芒




 激戦を終えた遊希たちは事前に用意されていた宿泊券を利用してカイバーランド・シーに併設されたホテルに泊まることになった。最初は普通の部屋かな、と思っていた綾香たちであるが蓋を開けてみればなんとホテル最上階のスイートルームへの宿泊となった。
 生まれて初めてスイートルームに泊まるとだけあってテンションの上がる綾香たちだが、そこに本来いるべき遊希の姿はなかった。遊希はこの後海馬コーポレーション主催のパーティーに参加しなければならなかったのだ。随分と規模の大きいパーティーとだけあって、フルメイクに専用のパーティードレスまで着なければいけないのだから、その手の分野に明るくない遊希からしてみればかなりの罰ゲームである。

「しかしさあ……なーんか遊希が遠いところに行っちゃいそうよね」

 綾香たちはルームサービスとして運ばれてきた豪華なディナーに手を伸ばしていた。このディナーを遊希を含めた4人で食べたかった、というのが綾香たちの本音であった。

「ドレス姿の遊希さん、とても綺麗でしたね」
「ええ……シンデレラってああいう人のことを言うのかもね」

 綾香たちが部屋で夕食の時間までくつろいでいると、一度パーティードレスに身を包んだ遊希が戻ってきていた。しかし、最初に部屋の覗き窓から外で待つ遊希を見た瞬間、綾香はそれが遊希だと初見で気づくことができなかった。その時の遊希は普段オシャレに気を遣わない彼女とはまるで別人だったのである。
 黒くて長い癖のある髪を上で束ね、首・肩・背中を大きく露出した黒のドレスに1個数百万は下らないジュエリーを数点身に付けた遊希はまさに王室のプリンセスと言っても相違ないほど美しかった。遊希本人はどこか窮屈がっていたが、綾香たちは同性ながらその美しさに息を飲むことしかできなかった。

「でもあの子大丈夫かしら……」

 運ばれてきたステーキをナイフとフォークで切り分けながら綾香が不安そうにつぶやいた。

「大丈夫って?」
「パパから聞いたことあるんだけど、パーティーって色んな人と喋らなきゃいけないの。コミュ障のあの子にそれができると思う?」

 遊希ももう子供ではないため、面識のない相手であってもそれなりに繕うことはできる。しかし、そういうことに気を遣うばかりに精神的に摩耗していまうのではないか、と危惧が綾香の中にはあった。

「あー……ですが、遊希さんはその辺りは割り切れるのでは?」
「今ごろへーこら言ってるかもよ。もう帰りたい、って」
「あんたしれっと酷いこと言うわね……でも綾香が言うなら案外そうだったりして!」











 その頃、パーティーに参加していた遊希は会場の隅っこで壁によりかかりながら窓から外を見ていた。窓の外にはカイバーランド・シー名物の夜のパレードが行われており、会場中を電飾で煌びやかに彩られた青眼の白龍が闊歩している。

「はぁ……もう帰りたい」
「お疲れのようだね」

 小さくため息をついた彼女に話しかけてきたのは真九郎である。遊希同様今回のライディングデュエルを盛り上げた彼もまた高価なタキシードを着てパーティーに参加していた。

「どうも……やはりこの手の場所は苦手です」
「俺もだよ。アイドル時代からこの手の付き合いは多いけど未だに慣れない」
「でもタキシード似合ってますよ」
「そちらこそ、まるでシンデレラのようだ」
「……褒めても何も出ませんよ」
「ところで……プロデュエリスト復帰の件については本当にあれで良かったのかい?」

 真九郎の言う「プロデュエリスト復帰の件」というのは今から数時間前に遡る。遊希はライディングデュエルが終わった後、勝利者インタビューを受けていたのだが、その折にアナウンサーから「プロ復帰について」という質問を受けていた。
 最初の予定ではこのデュエルの出来次第でプロ復帰云々という話だったのだが、遊希はその問いかけに対して現時点においてはプロ復帰は考えていない、とすぐにプロデュエリストとして復帰する考えはないと口にしたのである。

「良かったもなにも、デュエル中に気を失うなどあってはならないことです。そんな状態でプロなんて笑わせます。もし黒田さんの申請が通っていれば私の判定負けでしたから」
「そういうものなのかい?」
「そうですよ。第一これからこの激しいライディングデュエルを専門にする黒田さんも注意してくださいね?」
「ははは、これは手厳しいね」

 そう言って苦笑いをする2人を余所にパーティー会場の中心部ではなにやら優雅な音楽が流れ始める。見るとパーティーの参加者たちがその音楽に合わせて踊り始めていた。 

「どうやら社交ダンスの時間になったようだね。昔社交ダンスを舞台にした映画がやっていたけど、本当にあんな感じで踊るんだね」
「ダンスは……苦手です」
「俺で良ければお相手するけど? 曲がりなりにも元アイドル。ダンスに関してはお茶の子さいさいだよ」
「遠慮しときます。色々と喋ってもうくたくたなので……」

 遊希は周囲をきょろきょろと見回しては飲み物が大量に置かれているテーブルを見つけてそちらの方へと駆けていく。多くの人間と話をしたため喉がカラカラだった彼女は優雅なダンスよりもどこにでもある飲み物の方に価値を感じていたのだ。
 真九郎はそんな遊希を不思議そうな眼で見つめていた。ドラグーンを駆る遊希は対戦相手の視線から見ればまさに竜の如く猛々しいデュエリストだったのだが、デュエルディスクを外してDホイールから降りた彼女はまだに歳相応、いや年齢よりも幼く見えた。
 周囲の人間を魅了する美しさを持ちながら、その中身は純粋無垢な少女。そんな彼女の醸し出すギャップに真九郎はすっかり魅入られていたのかもしれない。

(全く……面白い子だ)

 視線の先の遊希はテーブルに置かれていたグラスを飲み干した。グラスの水を飲みほした遊希はふぅっ、と小さく息を吐く。そして次の瞬間、天を見上げたかと思えばまるで電池の切れた玩具のようにその場にぱたりと倒れてしまった。

「!? 天都さん!?」













 それからしばらくして、綾香たちの部屋に備え付けられている電話が鳴った。この電話は主にこちらがルームサービスを頼むときなどに使われるものであり、電話が掛かってくるのは精々オプションのモーニングコールの時くらいのはずだった。そんな場所に電話が掛けられるということは、何か不測の事態でも起きたのだろうか。

「はい、もしもし。そうですが……えっ、そんな……!!」

 訝しみながらも電話を取った詩織。フロントからの電話のようだったが、話を進めていくうちに詩織の顔色がみるみるうちに悪くなっていった。

「ちょっと、どうしたの詩織!?」
「遊希さんが……遊希さんが……パーティー会場で倒れられたって……」
「はぁ? なんで、遊希に何があったの!?」
「それが……」











「みんな~、ただいまぁ~……遊希、かえってまいりました~! うぇっへへへぇ~」

 顔を真っ赤にした遊希がケラケラ笑いながら戻ってきたのはその電話から10分ほど経ってからだった。戻ってきた彼女の姿を見て綾香たちは一様にため息をつく。

「全く……突然倒れたって聞いて何かと思いきや」
「ぶどうジュースと赤ワイン間違えて飲んでぶっ倒れるってアホじゃないのあんた!? 詩織もそのくらいのことで騒ぎ過ぎよ!」
「す、すいません……」

 パーティーに参加した遊希は真九郎と共に登壇してパーティー開始のスピーチおよび乾杯を行うなど、中々の重責を果たしたようだった。そんな慣れないパーティーで緊張した彼女は喉を潤そうとしてテーブルに置いてあった飲み物を飲もうとしたのだが、ぶどうジュースを飲んだつもりが誤って赤ワインを飲んでしまったという。
 日本の法律では未成年の遊希が酒類を飲むことは法律違反である。そのためアルコールの類を飲んだことがなく、またどうやら下戸であった彼女は一気にアルコールを摂取してしまったことで卒倒してしまい、真九郎らに介抱されてパーティーを中座してきたのである。

「えへへー、みんなー、あいたかったよぉー」

 両手をぶらんぶらんと振って笑う遊希を見て綾香たち3人は顔を寄せ合う。目の前にいる酔っ払った少女は本当に遊希なのだろうか、ドッキリか何かじゃないだろうか、との疑念が絶えなかった。

「ねえ、あれ本当に遊希?」
「姿かたちはそうよね」
「誰かが化けているなんてこともないでしょうし……」
「こころぴょんぴょん、からだもぴょんぴょーん」

 そんなことを話しているうちに遊希はキングサイズのベッドをトランポリン代わりにしてはぴょんぴょん跳ねて子供のように喜んでいた。いつまでもあのままにしておくわけにはいかない、と詩織は冷蔵庫に入っていた備え付けのミネラルウォーターが入ったペットボトルを持ってきた。  

「遊希さん、何はともあれお疲れ様でした。あの、お水あるのでどうぞ……」

 電話を取って大騒ぎした詩織は迷惑をかけたその罪滅ぼしとばかりに遊希にミネラルウォーターを手渡した。ペットボトルの口を開けると、遊希はまるで飲兵衛がやるようなラッパ飲みで水を体内にかき込んでいく。あまりに勢いよく飲み過ぎたために口から水がぽたぽたと溢れ出るくらいだった。詩織から渡されたミネラルウォーターを飲んだ彼女はそれで体内のアルコール分を流そうとするものの、それでもまだほろ酔いといった様子だった。

「ぷはー」
「まあなんていうか……今日は色々大変だったわね」
「でもすっごくカッコよかったわ! なんてったって初めてのライディングデュエルで勝ったんだから!!」
「改めて遊希さんの凄さを感じました。ですが……本当に良かったのですか? プロのことは」

 遊希がプロ復帰の誘いを受けていたことに断りを入れたことは綾香たちも気になっていた。デュエルの前はあんなに意気を上げていたにも関わらず、ここでプロ復帰を断る理由がどうにもわからなかったのである。

「んーとねー……まだ、すこしはやいかなっておもったんだー」
「早い?」
「うん。だってデュエルのさいちゅうにわたしきをうしなっちゃったんだよ? そんなんじゃぷろのせかいじゃやってけないとおもったし。それに……ぷろになったら……みんなとあえなくなっちゃうんだもん」

 プロデュエリストになる、ということはデュエルをするために世界中を飛び回らなければならないということ。故にアカデミアの教員を引き受けた竜司とミハエルはプロを引退し、留学生としてやってきたエヴァはプロデュエリストとしての活動を休止しているのだ。
 これまで孤独な人生を過ごしてきた遊希。彼女はそんな自分の過去と決別するためにこのデュエルに臨んだのだが、このデュエルを通した上で改めて彼女の中には綾香をはじめとした多くの人間の存在が色濃く根付いていた。遊希は綾香たちと別れることに必死に耐えようと思っていたのだが、彼女の心はそれを抑え込むことができなかった。

「せっかくともだちになれたのに……またひとりにもどるのはいや! みんなとずっと、ずっといっしょにいたい! あやか、ちなつ、しおり……わたし……わたし……」

 アルコールによって呂律の回らない様子で泣きじゃくる遊希。涙で化粧がぐちゃぐちゃになるのも厭わず涙を流しながら自分の秘めた感情を吐き出し続ける遊希を綾香たちはぎゅっと抱きしめた。

「そっか……まあ遊希が決めたことだもんね」
「私たちは遊希がどんな道に進んでもずっと応援し続けるわ! だって親友だもの!」
「私たちの絆は例え卒業してからも永遠です。仮に離れ離れになっても何処までも繋がっていますから」
「みんな……ありがとう!」

 涙を拭った遊希はまるで純粋な子供のような笑顔を浮かべた。その笑顔の愛らしさに綾香たちはハートをピストルで撃ち抜かれたように感じた。

「あの、まずはシャワーを浴びて化粧を落としませんか? 汚れが残ってしまいますよ?」
「ありがとうしおり。あのね、しおり」
「はい?」
「わたしね、やさしいしおりがだーいすきっ!」

 その言葉に詩織はどこかくすぐったくなる。だが、そんな遊希の様子がおかしいことにすぐに気付いた。

「え、ええ……?」
「だからね……もっとなかよくなりたいんだ……」
「あ、あの……遊希さん……?」

 じわじわと及び腰の詩織に迫る遊希。後ずさりしながら逃げようと思っていた詩織だったが、やがてダブルベッドのところまで追い詰められてしまった。遊希は「どーん!」と言いながら詩織をベッドに押し倒すと、自身も詩織に覆いかぶさるように倒れかかったのだ。

「ちょっ……遊希さん!? な、なにしてるんですか……!!」
「えへへー……しおりだいすきー!」
「あっ、そんなところ触らないで……あ、綾香さん! 千夏さん! 助けて下さい!!」

 助けを懇願する詩織であったが、頼みの綱となり得る2人は無言で顔を見合わせると詩織に向けて深々と合掌するのであった。











 数分後、色々と満喫した遊希がベッドからぴょこん、と降りる。その脇では無残にもパジャマの上のボタンを全て外されてしまった詩織がしくしくと泣いていた。

「うう……汚されてしまいました」
「だいじょうぶだよ。そのときはわたしがせきにんとるからー……えーと、ちーなーつーちゃーん」

 名前を呼ばれた千夏はびくっ、とその身体を震わす。酔った遊希が詩織にしたことを自分もされるのか、と思えば当然のリアクションである。

「ちなつはねー、おりょうりがうまくておそうじとおせんたくがとくいでー、わたしすっごくたすかってるのー」
「そ、それはどうも」
「だからね、ちなつももっとわたしとなかよくしよー?」

 フラフラとよろけながら千夏に迫っていく遊希であったが、千夏はその手を払い除けた。普段の遊希ならいざ知らず、アルコールで酩酊した遊希は千夏からしてみても普段の遊希にない不気味さがあったのだ。

「ち、近寄らないでよ! 酔ったあんたなんかキモいんだけど!!」
「……キモい……そんなこと、そんなこといわないでよぉ……」

 しかし、酔っているとはいえ遊希は遊希である。信頼していた千夏に酷い言葉を投げかけられたことで泣き出してしまった。泣いたり笑ったり色々と忙しいやつだ、などと思いながらも何も傷つけるつもりはなかったと弁明する千夏。
 だが、その涙はさっきのような純粋なものではなかった。泣いている遊希に罪悪感を抱いた千夏が手を差し伸べたところ、遊希はその手を思い切り握ると、千夏の身体を持ちあげてお姫様抱っこの形にした。

「なーんちゃって」
「っ……だ、騙したわね!!」
「だまされるほうがわるいんだよー」
「ちょっ……離し……あ、綾香!! 助けてー!!」

 部屋の隅っこで綾香は無表情で首を壊れたおもちゃのように横に振るだけだった。

「あ、あんた覚えてなさいよー!! ちょっ……遊希、お願いだから本当にやめ―――!!」










 目をグルグル回して気を失った千夏をソファに寝かせた遊希は最後に綾香に狙いを定めた。綾香は未だしくしくと泣いている詩織の横で子犬のように震えていた。

「あーやかっ♪」
「……遊希、本当にやめて。いくら酔ってると言ってもさすがに限度が……」
「綾香。私ね、本当にあなたには感謝してるの」

 遊希の声のトーンが変わったことに気付いた綾香が遊希の方へと顔を向けると、遊希の雰囲気がいつものクールで凛々しい遊希に戻っていた。言葉遣いも元に戻っており、自分たちのよく知っている遊希であった。

「遊希、酔いが醒めたのね!」
「……あのね、綾香。お酒の力を借りて普段言えない感謝の言葉を言わせてもらったわ。こんなことしちゃったけど、私はみんなが大好き。みんなのおかげで私は立ち直ることができた」
「遊希……」
「綾香、そんなに怯えないで。ああ……怖い思いをさせちゃったかしら。お詫びをしたいからこっちに来てもらえる?」
「そんな、お詫びなんて別に私は求めてないわよ」

 そう言いながら立ち上がった綾香は遊希に「こっちこっち」と手招きされ、促されるままに遊希の前に立つ。遊希は何をするのだろうか、とばかりにきょとんとしている綾香の耳元でそっとつぶやいた。

「―――これは、そのおわびっ!」
「―――っ!!」

 何かを言いかけた綾香の唇を遊希の唇が塞いだ。突然の遊希の行動に動揺した綾香はなんとか離れようとするが、背中と腰に手を回した遊希によって動くに動けない状態になっていた。その衝撃の光景には泣いていた詩織も、先ほどまで目を回して倒れていた千夏も唖然とするばかりであった。

「や、やってしまいました……さすが遊希さん。私たちにできないことを平然とやってのけます。そこにシビれます、あこがれます!」
「あんたは何解説してるのよ……しかし……あれディープよね?」

 息苦しくなった綾香が無理やり遊希の口を離す。2人の唇と唇の間には絡み合ったことにより、唾液で糸が引いていた。

「えへへ……あやかだーいすき。けっこんしよー……」
「ファーストキスが……ファーストキスが……舌まで入ってきた……」

 すすり泣く綾香を余所に満足したのか、そのまま遊希はベッドに倒れ込んでは小さな寝息を立て始めた。嵐が去った後の部屋では遊希以外の3人がしばらく呆然としているだけだった。

「みんなだいすきー……ずっとともだちだよー……」

 












「ううーん……あれ、私は……」

 翌朝目覚めた遊希は既に起きていた綾香たち3人の眼の下に酷い隈ができているのに気付いた。その原因が自分であることなど露知らず。

「おはよう遊希。昨夜は好き放題してくれたわね」
「……話が見えないんだけど」
「詩織!」
「はい♪」

 そう言って詩織は鞄から自分のスマートフォンを取り出した。遊希に色々とされてしまった詩織であるが、そこで折れる彼女ではなく、千夏を襲った一部始終から眠りにつくまで遊希の醜態をしっかりと動画に収めていたのである。
 最初は興味津々にスマートフォンの動画を見る遊希であったが、みるみるうちに彼女の顔から血の気が引いていくのがわかった。遊希は眼をごしごしと擦ると、動画について色々と聞き始める。

「……これ、私?」
「他に誰がいるとでも?」
「……詩織、あんたパソコン上手なのね。動画編集の技術もあるなんて」
「残念ながらこの中で一番その手の機械には弱いんですよ私」
「往生際が悪いわよ、ゆーうーきー?」

 両手の指をぐねぐねと動かしながら迫りくる3人。目の据わった3人に遊希は「ひっ」と小さく悲鳴を上げて逃げようとするも、昨夜とは逆に自分が追い詰められる形となってしまった。

「さーて、ファーストキスを奪った責任を取ってもらいましょうか」
「胸、脇、首筋、ふともも、足……くすぐりの刑よ」
「遊希さん、責任を取ってくれるんですよね?」

 遊希への罰ゲームは数十分間続き、その間高級ホテルの早朝のスイートルームには遊希の悲鳴と謝罪の言葉が延々と響いていた。最も喧嘩したとしても全て吐き出せばすぐに元通りになれるのが本当の親友である。
 手段はどうであれ、普段秘めた感情を積極的に表に出そうとしない遊希が綾香たちに思っていることを聞けたことで4人の絆はより深いものとなったのは言うまでもない。

「ほら、遊希! 早く準備して! 2日目も夕方までプールで遊ぶんだから!!」
「わ、わかったわよ。だからそんな急かさないでよもう……」

 少女たちの熱く激しい夏はこうして過ぎていった。





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白金 将
(倒れている白金の鼻と口からは血が噴き出している 返事はない 親指はbの形だった) (2016-05-14 14:29)
Ales(from SP)
●REC
( ゚д゚)なんだこれは……たまげたなぁ……
ハッ!?( ゚д゚ )ゴヨウさん!?こんな展開前にも有ったようなアッー!
あれ?なんか良いシーンがあったはずなのにその記憶がないぞ?ついでに記録も…… (2016-05-14 15:36)
名無しのゴーレム
なぁに、このサイト内を探せばこの数倍はヤバいのがあるよ(白目)
まあでも、女の子同士のこういうのを書いたSSはここにはたぶんなかったはず。それがどうしたという話ではありますが……
遊希さんにかかる百合疑惑。たぶんノーマルだとは思いますが、一度沸いた疑念は消しきれないですねぇ…… (2016-05-14 17:18)
クトゥルフ大好きな人
あぁ^~ 百合園に心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~
もう俺百合豚でいいや(´・ω・`) (2016-05-14 18:55)
から揚げ
普段の遊希とのギャップがすごいですね・・・。だが、それがいい!強気な女の子がふとした拍子に、自分の弱さをさらけ出す展開はすごく大好物です!そして、また水着回キタ━(゚∀゚)━!今度は遊希だけでなく、詩織のパイタッチシーンで満足させてもらおうか! (2016-05-14 20:55)
光芒
この手の話を書くと閲覧数の伸びがいつもより早いというね。皆さん正直だね、わかる。わかるよ。

>白金 将さん
メディック!メディ――ック!!
喜んでいただけたようで何よりですハイ。

>Alesさん
残念ながら録画はNGとなっておりますので心のビデオカメラでお収めください。
まあ後半部のインパクトが強すぎて主題であるプロ復活を辞退したところとかが抜け落ちるのはしょうがないと思います。

>名無しのゴーレムさん
つまりこの話は当サイトにおける百合伝説の魁というわけですねヤッター(殴
名無しのゴーレムさんのおっしゃる通り、遊希はノーマルですね。ただ単に綾香が大好きというだけですので(え
本当は誤って飲んでしまったお酒で可愛さ爆発、というチノちゃんパターンだったのにどうしてこうなった感が凄いです。

>クトゥルフ大好きな人さん
ああ^~こころがぴょんぴょんするんじゃあ^~
百合はいいですよ。ゆるゆりとかおススメです(何の話だ

>から揚げさん
普段クールで強気な人がふとした瞬間に弱音を吐く姿というのは確かに魅力的に思えます。遊希もだいたいそんなところに可愛らしさを見出して頂ければ、と思っています。
お楽しみのところ申し訳ありませんが、水着回はありません。次回で夏休み編は終了となるので頭の中で作り上げて頂ければ幸いです。


次回で夏休み編は最終話となり、当小説最後のギャグ回となります。
次々回から第3章へと移るのですが、3章以降はシリアス99%であり、ギャグ要素がないどころか鬱展開になるのでお気を付けください。
(2016-05-15 11:18)

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69 第70話:あの日、あの時 1368 4 2016-02-08 -
122 第71話:黒幕との接触 1563 3 2016-02-10 -
136 第72話:決別の時 1638 3 2016-02-12 -
100 第73話:思いを一つに 1376 3 2016-02-15 -
97 第74話:邪なる同調 1447 2 2016-02-17 -
43 第75話:精霊の奇跡 1375 4 2016-02-19 -
108 第76話:星天の再会 1380 2 2016-02-22 -
111 第77話:ペンデュラムの脅威! 1429 4 2016-02-24 -
116 第78話:渾身のドロー 1611 2 2016-02-26 -
98 1万アクセス突破記念企画開催! 1838 0 2016-02-26 -
49 第79話:覇王黒竜の目覚め 1385 4 2016-02-28 -
42 第80話:進化する銀河龍 1470 2 2016-03-01 -
129 第81話:変わらぬ友情 1446 7 2016-03-03 -
104 第82話:集う決闘者 1680 6 2016-03-04 -
131 第83話:小さくたって決闘者 1691 7 2016-03-05 -
95 第84話:決意を秘めた決闘者 1422 9 2016-03-07 -
71 第85話:歩み始めた決闘者 1507 13 2016-03-08 -
112 第86話:真意を告げた決闘者 1560 7 2016-03-09 -
102 第87話:ポンコツ揃いな決闘者 1587 7 2016-03-10 -
58 第88話:とにかく可愛い決闘者・1 1480 10 2016-03-11 -
90 第89話:とにかく可愛い決闘者・2 1526 8 2016-03-13 -
87 第90話:五人五色な決闘者 1428 6 2016-03-14 -
122 遊希たちが4月改訂を語るようです 1455 8 2016-03-16 -
69 第91話:夕刻迎えし決闘者 1366 6 2016-03-16 -
86 第92話:解き放たれた決闘者 1606 6 2016-03-18 -
68 第93話:秘密を打ち明けた決闘者 1727 7 2016-03-20 -
62 第94話:一計案じる決闘者 1250 8 2016-03-22 -
74 第95話:絆深める決闘者 1431 10 2016-03-23 -
71 第96話:矛を交える決闘者・1 1376 9 2016-03-25 -
113 第97話:矛を交える決闘者・2 1307 6 2016-03-27 -
109 第98話:矛を交える決闘者・3 1402 7 2016-03-29 -
69 第99話:矛を交える決闘者・4 1385 7 2016-03-31 -
82 第100話:熱戦の決闘者・1 1362 6 2016-04-02 -
116 第101話:熱戦の決闘者・2 1400 10 2016-04-05 -
76 第102話:熱戦の決闘者・3 1415 11 2016-04-07 -
68 第103話:熱戦の決闘者・4 1367 6 2016-04-09 -
101 第104話:熱戦の決闘者・5 1496 6 2016-04-11 -
93 第105話:熱戦の決闘者・6 1437 6 2016-04-13 -
57 第106話:決戦に臨む決闘者・1 1368 6 2016-04-15 -
115 第107話:決戦に臨む決闘者・2 1438 11 2016-04-18 -
70 第108話:別れの時を迎える決闘者 1430 10 2016-04-20 -
65 番外編前編について遊希たちが語るようです 1464 6 2016-04-21 -
95 第109話:2通の手紙 1548 11 2016-04-23 -
92 第110話:青き眼のアトラクション 1475 6 2016-04-25 -
120 第111話:新時代のデュエル 1418 6 2016-04-27 -
79 第112話:ドラグーン 1337 6 2016-05-01 -
103 第113話:アクセラレーション! 1413 7 2016-05-03 -
105 第114話:熱気溢れしサーキット 1228 6 2016-05-06 -
126 第115話:新たなるブラックフェザー 1282 5 2016-05-10 -
128 第116話:疾走の果てに 1488 7 2016-05-12 -
47 第117話:ノンストップ・ガールズ 1511 6 2016-05-14 -
66 第118話:夏の終わり 1435 9 2016-05-16 -
111 第119話:謎の美少女 1490 4 2016-05-19 -
79 第120話:真・究極 1348 8 2016-05-21 -
54 第121話:遊希の動揺、遊望の微笑 1318 4 2016-05-23 -
56 第122話:聖夜の悲劇 1278 6 2016-05-25 -
50 30000アクセス記念企画を少々。 1206 5 2016-05-27 -
72 第123話:姉として 1325 3 2016-05-29 -
62 第124話:対峙する竜と龍 1362 3 2016-06-01 -
54 第125話:顕現せし遊望の精霊 1400 5 2016-06-03 -
54 第126話:No.(ナンバーズ) 1416 4 2016-06-06 -
101 第127話:届かぬ言葉 1403 7 2016-06-08 -
68 30000アクセス記念企画 1605 4 2016-06-10 -
59 第128話:白紙のカード 1340 6 2016-06-14 -
114 第129話:青空の下で 1227 3 2016-06-17 -
123 第130話:白いドラゴンとの邂逅 1496 4 2016-06-20 -
64 第131話:試練のデュエル 1332 4 2016-06-23 -
59 第132話:第四の精霊 1257 5 2016-06-26 -
105 第133話:舞い降りる閃珖竜 1385 4 2016-06-29 -
59 第134話:親友に託された力 1242 3 2016-07-02 -
95 第135話:涙の誓い 1310 4 2016-07-06 -
95 第136話:次元転送装置 1268 3 2016-07-09 -
90 第137話:新たなる竜星 1424 5 2016-07-12 -
53 第138話:綾香の忘れたもの 1240 4 2016-07-15 -
128 第139話:決闘者たちの選択 1215 5 2016-07-19 -
98 第140話:2人の真意 1278 7 2016-07-24 -
62 第141話:精霊界への旅立ち 1312 4 2016-07-28 -
57 第142話:黒き魔術師と弟子 1252 3 2016-08-02 -
115 第143話:七星将軍の襲撃 1312 3 2016-08-05 -
86 精霊界 登場キャラクター(9/14更新) 1333 0 2016-08-07 -
64 第144話:英雄と炎拳・1 1224 5 2016-08-10 -
67 第145話:英雄と炎拳・2 1194 4 2016-08-14 -
60 第146話:騎士王の覚醒 1206 6 2016-08-17 -
72 第147話:竜姫神と岩の合成獣・1 1272 3 2016-08-21 -
67 第148話:竜姫神と岩の合成獣・2 1247 2 2016-08-23 -
45 第149話:過去への鎮魂歌 1289 7 2016-08-26 -
85 50000アクセス記念企画~短編集・1~ 1321 3 2016-08-28 -
81 第150話:機械の身体に宿る心 1129 0 2016-08-31 -
52 第151話:空を超えて 1101 0 2016-09-03 -
112 第152話:竜と機械の大会戦 1181 0 2016-09-08 -
54 第153話:竜領域のナンバーズ 1202 0 2016-09-13 -
78 50000アクセス記念企画~短編集・2~ 1452 7 2016-09-17 -
102 遊希たちが10月改訂を語るようです 1281 4 2016-09-19 -
77 第154話:望まぬ戦い 1160 2 2016-09-23 -
63 第155話:正しさと過ち 1143 4 2016-09-27 -
54 第156話:少女の決意 1257 2 2016-10-01 -
115 第157話:遊希に起きた異変 1336 4 2016-10-05 -
109 第158話:未知なるデッキ 玻星光 1275 3 2016-10-08 -
108 第159話:玻璃の如く純粋に 1276 2 2016-10-12 -
105 第160話:限界を超えて 1247 3 2016-10-15 -
127 第161話:決戦 1256 3 2016-10-18 -
94 第162話:精神の成長 1226 2 2016-10-21 -
46 第163話:聖なる珖放つ神の竜 1254 4 2016-10-24 -
39 第164話:絆が紡いだ道 1355 6 2016-10-27 -
65 第165話:戦いの終わり 1320 4 2016-10-30 -
57 番外編 Trick or Treat 1194 5 2016-10-31 -
105 第166話:終わりの始まり 1378 9 2016-11-04 -
106 第167話:最期のワガママ 1432 4 2016-11-07 -
117 第168話:声なき再会の誓い 1308 4 2016-11-10 -
87 番外編:11月11日 1189 5 2016-11-11 -
68 第169話:七皇激突 1140 3 2016-11-15 -
47 第170話:怒りに生まれし竜 1117 3 2016-11-17 -
128 第171話:紅き新星竜 1410 5 2016-11-19 -
76 第172話:未来を賭けた戦い・1 1309 4 2016-11-22 -
115 第173話:未来を賭けた戦い・2 1216 3 2016-11-24 -
125 第174話:未来を賭けた戦い・3 1213 4 2016-11-28 -
132 第175話:神の目覚め(修正済) 1221 5 2016-11-30 -
147 第176話:ゴッド・ナンバーズ 1564 5 2016-12-02 -
97 第177話:次元を越える想い 1445 4 2016-12-05 -
137 第178話:天地創造の龍 1439 3 2016-12-07 -
102 第179話:希望への道 1346 3 2016-12-09 -
133 第180話:別れの時 1263 4 2016-12-11 -
103 第181話:少女たちの帰還 1204 5 2016-12-13 -
57 遊希たちが1月改訂を語るようです 1157 7 2016-12-15 -
121 第182話:バースデイ 1404 3 2016-12-17 -
94 第183話:星龍皇覚醒・1 1228 3 2016-12-19 -
102 第184話:星龍皇覚醒・2 1200 4 2016-12-21 -
80 第185話:星龍皇覚醒・3 1115 4 2016-12-22 -
95 番外編:一番のプレゼント 1204 5 2016-12-25 -
116 第186話:星龍皇覚醒・4(修正済) 1310 3 2016-12-26 -
97 星龍皇 設定・カード紹介 1294 0 2016-12-29 -
61 第187話:星龍皇覚醒・5 1208 4 2016-12-30 -
99 番外編:新年 1213 4 2017-01-01 -
74 第188話:星龍皇覚醒・6 1077 2 2017-01-04 -
114 第189話:星龍皇覚醒・7 1202 3 2017-01-07 -
56 第190話:神星龍皇と課せられた運命 1391 3 2017-01-09 -
125 エピローグ:未来 1656 10 2017-01-13 -
91 番外編:2月3日 1156 4 2017-02-03 -
89 番外編:愛と友情のチョコレート 1028 4 2017-02-14 -
77 番外編:桃(色)の節句 1078 4 2017-03-04 -
125 感謝とお知らせ 1248 2 2017-05-04 -
78 番外編:Gift 1105 2 2017-12-25 -
140 ゴブリンと青眼(ブルーアイズ) 1083 2 2018-01-14 -
112 アフターストーリー:星乃 綾香編・1 1740 2 2018-05-24 -
83 アフターストーリー:星乃 綾香編・2 984 2 2018-05-28 -
95 アフターストーリー:星乃 綾香編・3 908 2 2018-05-30 -
120 アフターストーリー:星乃 綾香編・4 1021 2 2018-06-03 -
112 アフターストーリー:星乃 綾香編・5 1069 4 2018-06-06 -
52 アフターストーリー:陽川 千夏編・1 829 2 2018-08-14 -
62 アフターストーリー:陽川 千夏編・2 826 3 2018-08-20 -
102 アフターストーリー:陽川 千夏編・3 859 3 2018-08-23 -
62 アフターストーリー:陽川 千夏編・4 819 2 2018-08-25 -
35 アフターストーリー:陽川 千夏編・5 759 3 2018-08-30 -
62 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・1 901 2 2018-09-01 -
203 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・2 1013 3 2018-09-07 -
92 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・3 733 0 2018-09-09 -
58 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・4 837 3 2018-09-12 -
118 番外編:願う幸福 1415 2 2018-12-25 -

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